JPH0727871U - Icカードの構造 - Google Patents
Icカードの構造Info
- Publication number
- JPH0727871U JPH0727871U JP5905893U JP5905893U JPH0727871U JP H0727871 U JPH0727871 U JP H0727871U JP 5905893 U JP5905893 U JP 5905893U JP 5905893 U JP5905893 U JP 5905893U JP H0727871 U JPH0727871 U JP H0727871U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 メモリ容量を増加させる。
【構成】 このICカード1はリード/ライト装置との
間でデータの授受をコイル間の電磁結合により行う非接
触型とされる。第1の考案では、ICカード1の前記コ
イル1Xはケース21の内面に形成され、コイル以外の
電子、電気部品は配線基板10に実装される。ケース2
1に配線基板10が収容され、合成樹脂材20が注入さ
れて一体に形成される。第2の考案ではコイル1Xがプ
リントパターンとしてコイル用基板22に形成される。
コイル用基板22を配線基板10に重ねて、合成樹脂材
20で包むように一体に形成される。
間でデータの授受をコイル間の電磁結合により行う非接
触型とされる。第1の考案では、ICカード1の前記コ
イル1Xはケース21の内面に形成され、コイル以外の
電子、電気部品は配線基板10に実装される。ケース2
1に配線基板10が収容され、合成樹脂材20が注入さ
れて一体に形成される。第2の考案ではコイル1Xがプ
リントパターンとしてコイル用基板22に形成される。
コイル用基板22を配線基板10に重ねて、合成樹脂材
20で包むように一体に形成される。
Description
【0001】
この発明は、リード/ライト装置とのデータの授受をコイル間の電磁結合によ り行うICカードの構造に関し、特にメモリ容量の拡張に係わる。
【0002】
従来のこの種のICカードを用いたICカードシステムを図5を参照して説明 する。ICメモリカード(以下ICカードと言う)1には、データメモリ(以下 メモリと言う)3と、メモリ3用の電池4と、メモリ3の読み出し/書き込み制 御やアドレス指定、その他の回路の動作を制御する制御回路5と、メモリ3に記 憶されているデータを1ビットずつ直列に読み出し、その読み出した信号で搬送 波を変調する変調回路6と、変調回路6の出力で励磁され、リード/ライト装置 2のリード用コイル2Rと電磁結合するリード用コイル1Rと、リード/ライト 装置2のライト用コイル2Wと電磁結合するライト用コイル1Wと、リード/ラ イト装置2の制御用コイル2C及び電源用コイル2Pとそれぞれ電磁結合する制 御用コイル1C及び電源用コイル1Pと、ライト用コイル1W及び制御用コイル 1Cにそれぞれ誘導された受信変調波を復調して、その復調データをメモリ3及 び制御回路5に供給する復調回路7と、電源用コイル1Pに誘導された受信信号 を整流、平滑して直流電圧に変換して各回路に動作電源を供給する受電回路8と が実装される。
【0003】 ICカード1へ書き込むデータWDは、n(n=4,8,16等)ビットの並 列データとしてパソコン等の外部装置からリード/ライト装置2のインタフェー ス回路11を介して並列/直列変換回路12に入力され、直列データに変換され る。この直列データは変調回路13に入力され、このデータにより搬送波が変調 され、その変調波がライト用コイル2Wに供給される。
【0004】 一方、ICカード1のリード用コイル1Rと電磁結合されるリード用コイル2 Rに誘導された直列データ形式の変調波は、復調回路14で復調され、直列/並 列変換回路15に入力されて、並列データに変換され、インタフェース回路11 を介して、読み出しデータRDとして外部装置に供給される。 インタフェース回路11には外部装置とリード/ライト装置2との間で制御信 号CSを送受するためのインタフェースが設けられ、制御回路16に接続されて いる。リード/ライト装置2がICカード1を制御する制御信号が制御回路16 から変調回路13に入力され、その信号で搬送波が変調され、その変調信号で制 御用コイル2Cが励磁される。
【0005】 また、送電回路17から交流信号が出力され、その信号で電源用コイル2Pが 励磁される。 前記ICカードシステムでは振幅変調(AM),周波数変調(FM),位相変 調(PM)などの変調方式が用いられる。 従来のICカードシステムでは、メモリ3より読み出しまたは書き込むデータ は直列データとされ、1ビットずつ行われる。また電磁結合するライト用コイル 1W,2W及びリード用コイル1R,2Rはそれぞれ一組しか持たず、これらの コイルを通じて送受信されるデータも直列データとされ、1ビットずつ転送され る。
【0006】 ICカード1は図4に示すように、前記コイル1C,1W,1R,1P(まと めて1Xで表す),メモリ3,電池4,その他の電子、電気回路部9が配線基板 10に実装される。なお、コイル1Xは基板上にプリントパターンとして形成さ れている。これらの部品を実装した配線基板10は合成樹脂材20で包まれて一 体に成形される。
【0007】
ICカード1は銀行カードや病院外来カードなどとして急速に普及されている が、最近そのメモリ容量を増加させたいと言う強い要求がだされるようになった 。この考案はこの要求に応えるためになされたものである。
【0008】
この考案では、ICカードのコイル1Xは配線基板10ではなく、配線基板1 0を収容するケースまたは配線基板10に重ねて合成樹脂材で一体に成形される コイル用基板に形成される。そのため配線基板10には従来より多くのメモリチ ップを実装できるようになり、ICカード1のメモリ容量を大幅に増加させるこ とができる。
【0009】
この考案の実施例を図1に、図4と対応する部分に同じ符号を付して示す。請 求項1の考案では、従来配線基板10上に形成していたコイル1Xは箱形ケース 22の内面にエッチングまたは印刷により形成される。そして実装スペースに余 裕のできた基板10にメモリチップ3が従来より多く実装される。
【0010】 コイル1Xは配線基板10上にリード線(図示せず)で接続される。ケース2 1内に配線基板10が収容され、合成樹脂材20で一体に形成される(図1B) 。 請求項2の考案では、コイル用基板22にコイル1Xがエッチングまたは印刷 により形成され、そのコイル用基板22が、メモリチップ3を従来より多く実装 した配線基板10上に重ねられて、合成樹脂材20で一体に形成される(図1C )。
【0011】 このように、この考案によるとICカード1の外形寸法を変えずに、従来より メモリチップ3の個数を多く収容することができる。しかも、なおコイル1Xの 実装スペースに余裕があるので必要であれば、その個数を大幅に増やすこともで きる。 そこで考えられたのが、ライト用コイル1W及びリード用コイル1Rそれぞれ の個数で増やして、従来の直列データに代わって並列データをリード/ライト装 置2との間で送受信できるようにして、データ転送速度を向上させることである 。
【0012】 このような考えから、図2に示したICカードシステムではコイル間で転送す る書き込みデータ及び読み出しデータはmビット(図の例ではm=4)の並列デ ータとされる。このため図1D,Eではケース21またはコイル用基板22には コイル1Xがマトリックス状に多数形成されている。コイル間の転送データが並 列データとされたのに対応して、変調回路7,13及び復調回路6,14も並列 データを扱うように拡張される。メモリ3としてはmビットの並列データのまゝ 書き込み/読み出しできるタイプのものを選定するのが望ましい。そうでない場 合にはデータ変換回路を実装する必要がある。
【0013】 リード/ライト装置2では、変調回路13,復調回路14が並列データで扱う よう拡張されているので、従来の並列/直列変換回路12や直列/並列変換回路 15は削除されている。図2の例では、リード/ライト装置2が外部装置との間 で送受する書き込みデータWD及び読み出しデータRD(いずれも並列データ) の並列ビット数n(一般にn=4,8,16等)は、ICメモリ1とリード/ラ イト装置2との間の転送データの並列ビット数m=4に等しくされている。もし n≠mの場合には、例えばインタフェース回路11内にデータ変換回路を設ける 必要がある。
【0014】 図3の例では、リード用コイルとライト用コイルを共通のコイルで兼用させ、 スイッチ手段SW1,SW2で切り換えて使用するようにしている。しかし、変 調波の伝送方向によって搬送波の周波数帯域を変えればスイッチ手段SW1,S W2を省略できる。 なお、ケース21は対向する上ケースと下ケースとで構成してもよい。また、 コイル1Xはコイル用基板22の配線基板10と対向する面に形成してもよい。
【0015】
以上述べたように、この考案ではICカード1のコイル1Xは配線基板10で はなく、配線基板10を収容するケース21または配線基板10に重ねて一体に 成形されるコイル用基板22に形成される。そのため配線基板10には従来より 多くのメモリチップ3を実装できるようになり、ICカード1のメモリ容量を大 幅に増加させることができる。
【0016】 この考案によれば、ICカードの外形寸法を変えずにコイル1Xを従来の数倍 の個数を実装できるので、リード/ライト装置2との間の読み出し/書き込みデ ータを従来の直列データから並列データに変え、これに伴いリード用コイル1R ,ライト用コイル1Wを増やし、変調回路6,復調回路7を並列データを扱うよ うに拡張して、ICカード1とリード/ライト装置2との間のデータ転送速度を 高速化することができる。これはまたICカードを使用するデータシステム全体 の高速化につながる。
【図1】この考案の実施例を示す図で、AはICカード
に収容される配線基板の斜視図、B乃至EはICカード
の縦断面図。
に収容される配線基板の斜視図、B乃至EはICカード
の縦断面図。
【図2】図1のICカードを用いた並列データ伝送方式
のICカードシステムの一例を示すブロック図。
のICカードシステムの一例を示すブロック図。
【図3】図1のICカードを用いた並列データ伝送方式
のICカードシステムの他の例を示すブロック図。
のICカードシステムの他の例を示すブロック図。
【図4】従来のICカードの構造を示す図で、AはIC
カードに収容される配線基板の斜視図、BはICカード
の縦断面図。
カードに収容される配線基板の斜視図、BはICカード
の縦断面図。
【図5】図4または図1のICカードを用いた直列デー
タ伝送方式のICカードシステムの一例を示すブロック
図。
タ伝送方式のICカードシステムの一例を示すブロック
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 リード/ライト装置との間でデータの授
受をコイル間の電磁結合により行う非接触型のICカー
ドの構造において、 前記コイルが、箱形ケースの内面に形成され、 前記コイルを除く電子、電気部品が配線基板に実装さ
れ、 前記箱形ケースに前記配線基板が収容されると共に合成
樹脂材が注入されて一体に形成されていることを特徴と
する、ICカードの構造。 - 【請求項2】 リード/ライト装置との間でデータの授
受をコイル間の電磁結合により行う非接触型のICカー
ドの構造において、 前記コイルが、コイル用基板に形成され、 前記コイルを除く電子、電気部品が配線基板に実装さ
れ、 その配線基板と前記コイル用基板とを重ねて、合成樹脂
材で包むように一体に形成されて成る、ICカードの構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5905893U JPH0727871U (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | Icカードの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5905893U JPH0727871U (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | Icカードの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727871U true JPH0727871U (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=13102369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5905893U Pending JPH0727871U (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | Icカードの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727871U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340989A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 測定方法、検査方法及び検査装置 |
JP2011085597A (ja) * | 2010-12-23 | 2011-04-28 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 検査方法及び検査装置 |
US8269595B2 (en) | 2007-07-11 | 2012-09-18 | Seiko Epson Corporation | Coil unit and electronic instrument |
JP2015017991A (ja) * | 2014-09-09 | 2015-01-29 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 検査方法 |
-
1993
- 1993-11-02 JP JP5905893U patent/JPH0727871U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340989A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 測定方法、検査方法及び検査装置 |
US8269595B2 (en) | 2007-07-11 | 2012-09-18 | Seiko Epson Corporation | Coil unit and electronic instrument |
JP2011085597A (ja) * | 2010-12-23 | 2011-04-28 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 検査方法及び検査装置 |
JP2015017991A (ja) * | 2014-09-09 | 2015-01-29 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 検査方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000912 |