JP3491545B2 - レーザ加工装置および加工方法 - Google Patents

レーザ加工装置および加工方法

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JP3491545B2 JP36889998A JP36889998A JP3491545B2 JP 3491545 B2 JP3491545 B2 JP 3491545B2 JP 36889998 A JP36889998 A JP 36889998A JP 36889998 A JP36889998 A JP 36889998A JP 3491545 B2 JP3491545 B2 JP 3491545B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として穴または
溝加工に用いるレーザ加工装置および加工方法と被加工
物に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の技術について説明する。図
8は従来のレーザ加工装置の光学系を示すものである。
図8において、11Aはレーザ発振器、12Aは終端
鏡、13Aはレーザ媒質、14Aは出力鏡であり、終端
鏡12A、レーザ媒質13A、出力鏡14Aの3点の部
品でレーザ発振器11Aを構成している。さらに、15
Aはレーザ発振器用電源、24Aは高調波発生器、31
Aはビームダンパー、20Aはベンドミラー、21Aは
集光レンズ、22AはX−Y2軸加工テーブル、23A
は被加工物である。
【0003】以上のように構成されたレーザ加工装置に
ついて、以下動作について説明する。レーザ用電源15
Aからレーザ媒質13Aに電力が供給され、終端鏡12
Aと出力鏡14Aの間で共振させてレーザ光を発生さ
せ、出力鏡14Aから出力を取り出す。次に、LBO、
CLBOまたはBBOなどの非線型結晶に代表される高
調波発生器24Aにレーザ光を入射させ、基本波と高調
波と分離した後、基本波はビームダンパー31Aに吸収
させ熱として消耗させるとともに、高調波はベンドミラ
ー20Aを介して加工点まで誘導される。加工点までの
途中に集光レンズ21Aが配置され、X−Y2軸加工テ
ーブル22A上にセットされた被加工物23Aに焦点を
結びレーザによる加工を行う。加工条件は加工装置のコ
ントローラで指定され、前記コントローラから指令がレ
ーザ用電源15Aに送られ、レーザ発振する。X−Y2
軸加工テーブル22Aは加工したい位置に正確に被加工
物23Aを送り込み、所定の位置に正確にレーザが照射
される。
【0004】プリント基板のブラインドビアホール(B
VH)加工をレーザで実施すると、底部銅箔上にスミア
が残留する。このスミアは一般的に化学処理をして除去
され、メッキ回路形成後積層され、ビルドアップ基板に
なるが、このスミアの除去がプリント基板製造工程プロ
セス歩留まりを支配している。これまで検討では、長波
長のレーザは高出力を出す事が可能であるがスミア残留
量が多く、一方短波長のレーザ出力は低いがスミア残留
が少なく加工品質のよいビアホールが得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、高調波発生器を用いた短波長レーザを使
用するとスミア除去でき加工品質の良いビアホールを得
る事はできるが、高出力化が困難であり、生産性は決し
て高くない。特に、LBO、CLBO、BBOなどの非
線型結晶に代表される高調波発生器24Aは効率が低
く、3次高調波(THG)では20%程度、4次高調波
(FHG)では5%程度まで出力が低下する。従って、
加工速度が遅く生産性が低いという問題点を有してい
た。
【0006】本発明は前記従来の問題点を解決するもの
で、生産能力の高く加工品質のよいビアホールが得られ
るレーザ加工装置および加工方法と被加工物を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の第1の手段は、レーザ手段と、前記レーザ手
段からのレーザ光を入力し、少なくとも異なる2つの波
長のレーザ光を出力するレーザ波長選択手段として高調
波発生器を備え、前記高調波発生器から被加工物へ至る
高調波のレーザ光の光路と基本波のレーザ光の光路を分
離し、独立した光路で異なる加工ステージへ前記高調波
のレーザ光と基本波のレーザ光をそれぞれ伝達するもの
である
【0008】この目的を達成するために本発明の第
手段は、被加工物の加工状態を検出する検出手段と、前
記検出手段からの信号に基づき選択手段を制御する選択
制御手段を有している。
【0009】この目的を達成するために本発明の第
手段は、検出手段として、被加工物からの反射光を検出
するセンサを有している。
【0010】この目的を達成するために本発明の第
手段は、検出手段として、CCDカメラと画像データの
解析装置を有している。
【0011】この目的を達成するために本発明の第
手段は、検出手段として、高調波レーザを照射した時の
蛍光をCCDカメラにより検出する機構を有している。
【0012】この目的を達成するために本発明の第
手段は、レーザ出力手段として、YAGレーザ発振器、
YLFレーザ発振器またはYVO4レーザ発振器を有し
ている。
【0013】この目的を達成するために本発明の第
手段は、レーザ出力手段として、半導体レーザ発振器を
有している。
【0014】この目的を達成するために本発明の第
手段は、高調波波長は、基本波長の1/3から1/5倍
とした特徴を有している。
【0015】この目的を達成するために本発明の第
手段は、高調波波長を紫外領域とした特徴を有してい
る。
【0016】この目的を達成するために本発明の第10
の手段は、レーザ波長選択手段として、高調波のレーザ
光の光路と、基本波のレーザ光の光路の少なくとも一方
にビームコリメータを配し、独立した光路で加工ステー
ジに誘導する機構を有している。
【0017】この目的を達成するために本発明の第11
の手段は、レーザ波長選択手段として、高調波のレーザ
光の光路と、基本波のレーザ光の光路の少なくとも一方
にアッテネータを配し、独立した光路で加工ステージに
誘導する機構を有している。
【0018】この目的を達成するために本発明の第12
の手段は、レーザ発振器から高調波発生器を介した後で
波長を分離し、少なくとも異なる2つの波長のレーザ光
独立した光路で被加工物へ導き、長波長のレーザ光で
行う主加工短波長のレーザ光で行う従加工を異なる加
工ステージで行う工程を有している。
【0019】この目的を達成するために本発明の第13
の手段は、少なくとも主加工を行った後で、従加工を実
施する工程を有している。
【0020】この目的を達成するために本発明の第14
の手段は、主加工として穴または溝加工を行い、従加工
として前記穴または溝の整形加工を実施する工程を有し
ている。
【0021】この目的を達成するために本発明の第15
の手段は、主加工を行った個所で引き続き従加工を実施
する工程を有している。
【0022】この目的を達成するために本発明の第16
の手段は、短波長として紫外領域を用いる工程を有して
いる。
【0023】
【発明の実施の形態】基板に使用される樹脂は、一般に
近赤外光の吸収係数が低くレーザ加工されにくい特性を
示し、逆に紫外光に対する吸収係数は高くレーザ加工が
容易である。一方、近赤外領域の長波長のレーザは高出
力が得られるが、LBO、CLBO、BBOなど非線型
結晶に代表される高調波発生器の効率が低く、紫外領域
に短波長化すると3次高調波(THG)では20%程
度、4次高調波(FHG)では5%程度まで出力が低下
する。従って、実際に紫外レーザ光を基板加工に使用す
る場合、1パルス当たりの樹脂のアブレーション量が少
なく、レーザドリル生産性が低い。
【0024】この構成においてその作用を説明する。本
発明では、YAGレーザ、YLFレーザ、YVO4レー
ザまたは半導体レーザなど比較的高出力が得られる近赤
外領域の波長を有するレーザ光を非線型結晶とダイクロ
イックミラーなどから構成される高調波発生器に入射さ
せ、基本波長の1/3から1/5の紫外領域の高調波を
発生させ基本波長と高調波の2波長を分離して取り出
し、個々の波長のレーザ光を独立した光学系によりステ
ージAおよびステージBの個々の加工テーブルに誘導す
る。さらに、近赤外光を吸収する材料を含有させた被加
工物を近赤外領域の波長を有する高出力が得られるレー
ザ光を利用して穴加工や溝加工等の主加工をステージA
のテーブルにおいて実施し、その後ステージBの加工テ
ーブル上に被加工物を移動した後、高調波発生器を通し
て得られた紫外領域の波長を有するレーザ光を用いてス
ミア除去や加工穴の整形など従加工を実施する。これに
より、主加工のレーザドリリングの加工速度を向上させ
るとともに、紫外レーザ光を利用した従加工によりスミ
アの少ない高品質のビアホール加工を実現する。さら
に、2波長の分離後から各テーブルまでの各波長ごとの
光学系には、ビーム径を制御するコリメータ、被加工物
に照射されるレーザ強度を制御するアッテネータ、およ
び加工に必要な照射回数を制御する高速シャッターまた
は偏向器が必要に応じて設置され、個々に独立したプロ
セス加工条件の設定が可能にするとともに、反射光を検
出する機構やCCDによる画像データや蛍光発光を検出
する機構を設けることにより加工状態をモニターし加工
手段を選択する機構と本機能の制御装置を設ける事で省
力化ができる。
【0025】(参考例1) 以下本発明の参考例1について、図1を参照しながら説
明する。
【0026】図1において、1は半導体レーザまたは自
由電子レーザなど駆動条件により波長が可変になるレー
ザ発振器、2はレーザ用電源、3はベンドミラー、4は
集光レンズ、5は加工テーブル、6は被加工物、7はレ
ーザ発振器内に取り付けられた出力鏡、8はレーザ媒
質、9は終端鏡である。
【0027】次に、図1を用いてその動作について説明
する。
【0028】図1において、レーザ発振器1はレーザ媒
質8にレーザ用電源2が電力供給を受け、出力鏡7と終
端鏡9の間で光共振させ、その一部が出力鏡7から取り
出される。
【0029】この時、出力されるレーザ波長は、レーザ
用電源2によるレーザ媒質8への駆動条件により決定さ
れる。出力されたレーザ光はベンドミラー3により加工
テーブル5にレーザ光が誘導され、集光レンズ4で集光
されて、被加工物6に照射され加工される。
【0030】本参考例では、高調波発生器を外部光学系
に設けることなく、半導体レーザや自由電子レーザなど
駆動条件により波長を変更できるレーザ発振器を用いて
主加工に使用する近赤外領域の長波長レーザ光と従加工
に用いる紫外領域の短波長のレーザ光を1台のレーザ発
振器で得て、近赤外光を吸収する材料を含有させた被加
工物を近赤外領域の波長を有する高出力レーザ光を使用
して穴加工や溝加工等の主加工を行い、その後前記長波
長の1/3から1/5の紫外領域の波長を有するレーザ
光を用いてスミア除去や加工穴の整形など従加工を実現
する。
【0031】これにより、主加工のレーザドリリングの
加工速度を向上させるとともに、従加工によりスミアの
少ない高品質のビアホール加工を実現する。
【0032】(参考例2) 以下本発明の参考例2について、図2を参照しながら説
明する。
【0033】図2において、11は、YAGレーザ、Y
LFレーザ、YVO4レーザなどのレーザ発振器、12
は終端鏡、13はレーザ媒質、14は出力鏡であり、終
端鏡12、レーザ媒質13および出力鏡14まで合わせ
てレーザ光共振器11を構成する。15はレーザ用電
源、16はビーム切り替え器、17はビーム切り替え器
のドライバー、18は高調波発生器、19はダイクロイ
ックミラー、20はベンドミラー、21は集光レンズ、
22はX−Y2軸テーブル、23は被加工物である。
【0034】次に、図2を用いてその動作について説明
する。
【0035】図2において、レーザ発振器11はレーザ
媒質13にレーザ用電源15が電力供給を受け、出力鏡
14と終端鏡12の間で光共振させ、その一部が出力鏡
14から取り出される。
【0036】YAGレーザ、YLFレーザ、YVO4
ーザまたは半導体レーザなど比較的高出力が得られる近
赤外領域の波長を有するレーザ光は、レーザ発振器11
の出力部に配されたビーム切り替え器16に設けられた
穴部分が光路上に移動制御された場合、ビーム切り替え
器16を通過しベンドミラー20で反射した後ダイクロ
イックミラー19を透過して加工テーブル22に誘導さ
れる。
【0037】一方、前記ビーム切り替え器16の穴部分
が光路から外れた位置に移動制御された場合は基本波長
のレーザ光は一方の光路の途中に配された高調波発生器
18に入射し紫外領域の短波長を有するレーザ光を発生
させ、ベンドミラー20で反射後、ダイクロイックミラ
ー19で反射されて、加工テーブル22に誘導される。
【0038】近赤外光を吸収する材料を含有させた被加
工物23を、高調波発生器18を通過させない光路にレ
ーザ光を誘導し加工点まで伝送することで、近赤外領域
の基本波長を有する高出力のレーザ光を使用して穴加工
や溝加工等を行い、その後ビーム切り替え器16を用い
て近赤外領域の基本波長を有する高出力レーザ光を高調
波発生器18に誘導し、基本波長の1/3から1/5に
相当する紫外領域の波長を有するレーザ光を発生させ、
前記紫外レーザ光を用いてスミア除去や加工穴の整形な
ど従加工を実現する。
【0039】これにより、主加工のレーザドリリングの
加工速度を向上させるとともに、紫外レーザを利用した
従加工によりスミアの少ない高品質のビアホール加工を
実現する。
【0040】さらに、図2では、本機能を実現するため
に、ビーム切り替え器16をレーザ発振器11の出口に
設け、前記ビーム切り替え器16にドライバー17を介
して制御装置に接続し、制御機能を設ける事で省力化が
可能である。
【0041】(参考例3) 以下本発明の参考例3について、図3を参照しながら説
明する。
【0042】図3において、11は、YAGレーザ、Y
LFレーザ、YVO4レーザなどのレーザ発振器、12
は終端鏡、13はレーザ媒質、14は出力鏡であり、終
端鏡12、レーザ媒質13および出力鏡14まで合わせ
てレーザ光共振器11を構成する。15はレーザ用電
源、20はベンドミラー、21は集光レンズ、22はX
−Y2軸テーブル、23は被加工物、24は高調波発生
器、25はビームシャッター、26はビームシャッター
のドライバー、27はビーム切り替え器、28はビーム
切り替え器のドライバー、29は光軸アライメント軸の
付いたミラー、30は光軸アライメント装置のドライバ
ー、31はビームダンパーである。
【0043】次に、図3を用いてその動作について説明
する。
【0044】図3において、レーザ発振器11はレーザ
媒質13にレーザ用電源15が電力供給を受け、出力鏡
14と終端鏡12の間で光共振させ、その一部が出力鏡
14から取り出される。
【0045】本参考例では、YAGレーザ、YLFレー
ザ、YVO4レーザまたは半導体レーザなど比較的高出
力が得られる近赤外領域の波長を有するレーザ光をレー
ザ発振器11の出口に配した非線型結晶などの光学素子
とダイクロイックミラーなど2波長を分離する光学素子
から構成される高調波発生器24に入射させ基本波長の
1/3から1/5の紫外領域の高調波を発生させるとと
もに、近赤外領域の基本波長と紫外領域の高調波の2波
長を分離して取り出す。
【0046】さらに、高調波発生器24を透過し近赤外
領域の波長を有するレーザ光は、ビームシャッター25
をコントローラからの指令によりドライバー26を介し
て開位置に制御された場合、ベンドミラー20で反射さ
れて、ビームシャッター25と連動して回避位置に移動
制御されるビーム切り替え器27を通過して加工テーブ
ル22まで導びかれ、近赤外光を吸収する材料を含有さ
せた被加工物に照射され穴加工や溝加工等の主加工が行
われる。
【0047】一方、高調波発生器24で発生した紫外領
域の高調波レーザ光はベンドミラー20を介して回避位
置にあるビーム切り替え器27で反射して、ビームダン
パー31で吸収される。
【0048】主加工が完了した後ビーム切り替え器27
をコントローラからの指令に基づきドライバー28を介
して移動し、加工テーブル22に高調波発生器24を通
して得られた紫外領域の短波長レーザを誘導するように
光路が切り替えられ、主加工後のスミア除去や加工穴の
整形など従加工を紫外レーザ光を利用して実施する。
【0049】この時、主加工と従加工のビーム位置を一
致させるためアライメント機構付きベンドミラー29を
ドライバー30で制御される。
【0050】そして、基本波長のレーザ光は、ビーム切
り替え器27と連動して閉じられるビームシャッター2
5で反射され、ビームダンパー31で吸収される。
【0051】このように比較的出力の大きい基本波長の
レーザ光を主加工のレーザドリリングに用いることで加
工速度を向上させるとともに、従加工によりスミアの少
ない高品質のビアホール加工を実現する。
【0052】(参考例4) 以下本発明の参考例4について、図4を参照しながら説
明する。
【0053】図4において、11は、YAGレーザ、Y
LFレーザ、YVO4レーザなどのレーザ発振器、12
は終端鏡、13はレーザ媒質、14は出力鏡であり、終
端鏡12、レーザ媒質13および出力鏡14まで合わせ
てレーザ光共振器11を構成する。
【0054】15はレーザ用電源、20はベンドミラ
ー、21は集光レンズ、22はX−Y2軸テーブル、2
3は被加工物、24は高調波発生器、27はビーム切り
替え器、28はビーム切り替え器のドライバー、29は
光軸アライメント軸の付いたミラー、30は光軸アライ
メント装置のドライバー、31はビームダンパー、32
はガルバノミラーなど高速回転位置決め可能なミラー、
33はガルバノミラーなど高速回転位置決め可能なミラ
ーのドライバーである。
【0055】次に、図4を用いてその動作について説明
する。
【0056】図4において、レーザ発振器11はレーザ
媒質13にレーザ用電源15が電力供給を受け、出力鏡
14と終端鏡12の間で光共振させ、その一部が出力鏡
14から取り出される。
【0057】本参考例では、YAGレーザ、YLFレー
ザ、YVO4レーザまたは半導体レーザなど比較的高出
力が得られる近赤外領域の波長を有するレーザ光をレー
ザ発振器11の出口に配した非線型結晶などの光学素子
とダイクロイックミラーなど2波長を分離する光学素子
から構成される高調波発生器24に入射させ基本波長の
1/3から1/5の紫外領域の高調波を発生させ、近赤
外領域の基本波長と紫外領域の高調波の2波長を分離し
て取り出す。
【0058】高調波発生器24を透過し近赤外領域の基
本波長を有するレーザ光は、主加工時高速回転位置決め
可能なミラー32の角度をコントローラからの指令に基
づきドライバー33を介して加工テーブル側にレーザ光
を誘導する角度に制御することで加工テーブル側にレー
ザ光を反射し、高速回転位置決め可能なミラー32連動
して回避位置に移動されるビーム切り替え器27を通過
して加工テーブル22に伝送される。
【0059】この近赤外領域の波長を有するレーザ光を
用いて、近赤外光を吸収する材料を含有させた被加工物
に穴加工や溝加工等の主加工が行われる。
【0060】一方、紫外領域の高調波レーザ光はベンド
ミラー20を介して回避位置にあるビーム切り替え器2
7で反射して、ビームダンパー31で吸収される。
【0061】主加工が完了した後、ビーム切り替え器2
7をコントローラからの指令に基づきドライバー28を
介して移動し、高調波発生器24を通して得られた紫外
領域にある高調波レーザ光を加工テーブル22に誘導
し、主加工後のスミア除去や加工穴の整形など従加工を
紫外領域のレーザ光を用いて実施する。
【0062】この時、主加工と従加工のビーム位置を一
致させるためアライメント機構付きベントミラーはドラ
イバー30を用いてコントローラ指令に基づいて制御さ
れる。基本波長のレーザ光は、ビーム切り替え器27と
連動して、ビームダンパー31側に高速回転位置決め可
能なミラー32で反射させ、ビームダンパー31に吸収
される。
【0063】このように比較的出力の大きい基本波長の
レーザ光を主加工のレーザドリリングに用いる事で、加
工速度を向上させるとともに、従加工によりスミアの少
ない高品質のビアホール加工を実現する。
【0064】(参考例5) 以下本発明の参考例5について、図5を参照しながら説
明する。
【0065】図5において、11は、YAGレーザ、Y
LFレーザ、YVO4レーザなどのレーザ発振器、12
は終端鏡、13はレーザ媒質、14は出力鏡であり、終
端鏡12、レーザ媒質13および出力鏡14まで合わせ
てレーザ光共振器11を構成する。
【0066】15はレーザ用電源、20はベンドミラ
ー、21は集光レンズ、22はX−Y2軸テーブル、2
3は被加工物、24は高調波発生器、27はビーム切り
替え器、28はビーム切り替え器のドライバー、29は
光軸アライメント軸の付いたミラー、30は光軸アライ
メント装置のドライバー、31はビームダンパー、34
は高調波発生器24の移動装置のドライバー、35はビ
ームダンパー移動装置のドライバーである。
【0067】次に、図5を用いてその動作について説明
する。
【0068】図5において、レーザ発振器11はレーザ
媒質13にレーザ用電源15が電力供給を受け、出力鏡
14と終端鏡12の間で光共振させ、その一部が出力鏡
14から取り出される。
【0069】本参考例では、YAGレーザ、YLFレー
ザ、YVO4レーザまたは半導体レーザなど比較的高出
力が得られる近赤外領域の比較的長波長のレーザ光をレ
ーザ発振器11の出口に配した高調波発生器24に入射
させ基本波長の1/3から1/5の紫外領域の高調波を
発生させる機構を有している。
【0070】高調波発生器24はビームダンパー31と
ともに連動して移動するように移動機構が具備され、そ
れぞれ高調波発生器24移動装置のドライバー34とビ
ームダンパー31移動装置のドライバー35により光軸
上の位置と回避位置の間を移動させる制御コントローラ
からの指令により行う構成になっている。
【0071】主加工時、近赤外領域に属する基本波長を
有するレーザ光は、回避位置にある高調波発生器24に
入射せず通過し、さらに同様に回避位置にあるビームダ
ンパー31を通過して、ベンドミラー20で反射され、
回避位置にあるビーム切り替え器27を通過して加工テ
ーブルに誘導され、近赤外光を吸収する材料を含有させ
た被加工物に照射され穴加工や溝加工等の加工が行われ
る。
【0072】主加工が完了した後ビーム切り替え器27
をコントローラからの指令に基づき移動するとともに、
高調波発生器24を光軸上に移動して選られた紫外領域
の波長を有する高調波レーザ光を加工テーブル22に誘
導し、主加工後のスミア除去や加工穴の整形など従加工
を実施する。
【0073】この時、主加工と従加工のビーム位置を一
致させるためアライメント機構付きベントミラーはドラ
イバー30を用いてコントローラにより制御される。
【0074】基本波長のレーザ光は、高調波発生器24
およびビーム切り替え器27と連動して、ドライバー3
5により光軸上に移動されたビームダンパー31側に吸
収される。
【0075】このように比較的出力の大きい基本波長の
レーザ光をレーザドリリングに用いる事で加工速度を向
上させるとともに、従加工によりスミアの少ない高品質
のビアホール加工を実現する。
【0076】(実施の形態) 以下本発明実施の形態例について、図6を参照しな
がら説明する。
【0077】図6において、11は、YAGレーザ、Y
LFレーザ、YVO4レーザなどのレーザ発振器、12
は終端鏡、13はレーザ媒質、14は出力鏡であり、終
端鏡12、レーザ媒質13および出力鏡14まで合わせ
てレーザ光共振器11を構成する。
【0078】15はレーザ用電源、20はベンドミラ
ー、22はX−Y2軸テーブル、23は被加工物、24
は高調波発生器、31はビームダンパー、32はガルバ
ノミラーなど高速回転位置決め可能なミラー、33は高
速回転位置決め可能なミラーのドライバー、36は高調
波用アッテネータ、37は前記高調波用アッテネータの
ドライバー、38は基本波用アッテネータ、39は前記
基本波用アッテネータ用ドライバー、40は高調波用コ
リメータ、41は基本波用コリメータ、42はガルバノ
2次元スキャナー、43はガルバノスキャナーのドライ
バー、44は高調波用スキャンレンズ、45は基本波用
スキャンレンズ、46は高調波用1/4波長板、47は
高調波用ポラライザ、48は高調波用集光レンズ、49
は高調波用高速光センサ、50は光センサ用プリアンプ
である。
【0079】次に、図6を用いてその動作について説明
する。
【0080】図6において、レーザ発振器11はレーザ
媒質13にレーザ用電源15が電力供給を受け、出力鏡
14と終端鏡12の間で光共振させ、その一部が出力鏡
14から取り出される。本発明では、YAGレーザ、Y
LFレーザ、YVO4レーザまたは半導体レーザなど比
較的高出力が得られる近赤外領域の波長を有するレーザ
光をレーザ発振器11の出口に配した非線型結晶などの
光学素子とダイクロイックミラーなど2波長を分離する
光学素子から構成される高調波発生器24に入射させ基
本波長の1/3から1/5の紫外領域の高調波を発生さ
せ、近赤外領域の基本波長と紫外領域の高調波の2波長
を分離して取り出す。高調波発生器24を透過し近赤外
領域の基本波長を有するレーザ光は、高速回転位置決め
可能なミラー32の角度をコントローラからの指令に基
づきドライバー33を介して加工テーブル側にレーザ光
を誘導する角度に制御することで加工テーブル側にレー
ザ光を反射し、ドライバー39により制御される基本波
用アッテネータ38、さらに基本波用コリメータ41を
通過し、ドライバー43によりガルバノスキャナー42
を制御行い高速に位置決めされて、基本波用スキャンレ
ンズ45で集光されてステージAの加工テーブル22に
伝送される。
【0081】ステージAでは、この近赤外領域の波長を
有するレーザ光を用いて、近赤外光を吸収する材料を含
有させた被加工物に穴加工や溝加工等の主加工が行われ
る。主加工を行うための加工条件は、基本波用アッテネ
ータ38によりレーザの強度を調整された後、最適なビ
ーム径に基本波用コリメータ41で調整される。
【0082】また、不要なパルスは高速回転位置決め可
能なミラー32をドライバー33により制御して、ビー
ムダンパー31に吸収させる。
【0083】そして、主加工が完了後、被加工物23を
ステージBの加工テーブル22に移載する。
【0084】一方、高調波発生器24を通して得られた
紫外領域にある高調波レーザ光は、高速回転位置決め可
能なミラー32の角度をコントローラからの指令に基づ
きドライバー33を介して加工テーブル側にレーザ光を
誘導する角度に制御することで加工テーブル側にレーザ
光を反射し、ドライバー37により制御される高調波用
アッテネータ36、さらに高調波用コリメータ40を通
過し、ドライバー43によりガルバノスキャナー42を
制御行い高速に位置決めされて、高調波用スキャンレン
ズ45で集光されてステージBの加工テーブル22に伝
送される。
【0085】ステージBでは、穴加工や溝加工等の主加
工を終えた被加工物23に、紫外領域の波長を有するレ
ーザ光を利用して主加工後のスミア除去や加工穴の整形
など従加工を実施する。従加工を行うための加工条件
は、高調波用アッテネータ36によりレーザの強度を調
整された後、最適なビーム径に高調波用コリメータ40
で調整される。
【0086】また、不要なパルスは高速回転位置決め可
能なミラー32をドライバー33により制御して、ビー
ムダンパー31に吸収させる。
【0087】このように比較的出力の大きい基本波長の
レーザ光を主加工のレーザドリリングに用いる事で加工
速度を向上させるとともに、従加工によりスミアの少な
い高品質のビアホール加工を実現するとともに、同時に
2つのステージで加工を行う事で生産性を改善する。
【0088】また、本図では従加工ステージ側には反射
光を検出する光学系が設置されている。
【0089】この場合、直線偏光を有するレーザ光は従
加工を行うステージBに誘導され、ポラライザ47で反
射した後、1/4波長板46で円偏光に変換し、被加工
物23に照射される。
【0090】加工が進行し、底部銅箔が露出すると反射
光が戻り、1/4波長板46で入射光と偏光方向が垂直
に交わる方向の直線偏光に変換され、ポラライザ47で
入射光と反射光を分離し、反射光は集光レンズ48で集
光され、高速パルスセンサ49に入射される。
【0091】高速パルスセンサ49で発生した信号強度
は、加工の進行状況つまり底部銅箔の露出状況を反映し
ており、加工状態をモニターした結果は、プリアンプ5
0を介して、加工手段を選択する機構と本機能の制御装
置により指令を発生した後レーザ制御電源にフィードバ
ックされ、加工が安定化され省力化ができる。
【0092】(実施の形態) 以下本発明実施の形態例について、図7を参照しな
がら説明する。
【0093】図7において、11は、YAGレーザ、Y
LFレーザ、YVO4レーザなどのレーザ発振器、12
は終端鏡、13はレーザ媒質、14は出力鏡であり、終
端鏡12、レーザ媒質13および出力鏡14まで合わせ
てレーザ光共振器11を構成する。
【0094】15はレーザ用電源、20はベンドミラ
ー、22はX−Y2軸テーブル、23は被加工物、24
は高調波発生器、31はビームダンパー、32はガルバ
ノミラーなど高速回転位置決め可能なミラー、33は高
速回転位置決め可能なミラーのドライバー、36は高調
波用アッテネータ、37は前記高調波用アッテネータの
ドライバー、38は基本波用アッテネータ、39は前記
基本波用アッテネータ用ドライバー、40は高調波用コ
リメータ、41は基本波用コリメータ、42はガルバノ
2次元スキャナー、43はガルバノスキャナーのドライ
バー、44は高調波用スキャンレンズ、45は基本波用
スキャンレンズ、51はCCDカメラ、52は画像処理
装置、53はダイクロイックミラーである。
【0095】次に、図7を用いてその動作について説明
する。
【0096】図7において、レーザ発振器11はレーザ
媒質13にレーザ用電源15が電力供給を受け、出力鏡
14と終端鏡12の間で光共振させ、その一部が出力鏡
14から取り出される。
【0097】本発明では、YAGレーザ、YLFレー
ザ、YVO4レーザまたは半導体レーザなど比較的高出
力が得られる近赤外領域の波長を有するレーザ光をレー
ザ発振器11の出口に配した非線型結晶などの光学素子
とダイクロイックミラーなど2波長を分離する光学素子
から構成される高調波発生器24に入射させ基本波長の
1/3から1/5の紫外領域の高調波を発生させ、近赤
外領域の基本波長と紫外領域の高調波の2波長を分離し
て取り出す。
【0098】高調波発生器24を透過し近赤外領域の基
本波長を有するレーザ光は、高速回転位置決め可能なミ
ラー32の角度をコントローラからの指令に基づきドラ
イバー33を介して加工テーブル側にレーザ光を誘導す
る角度に制御することで加工テーブル側にレーザ光を反
射し、ドライバー39により制御される基本波用アッテ
ネータ38、さらに基本波用コリメータ41を通過し、
ドライバー43によりガルバノスキャナー42を制御行
い高速に位置決めされて、基本波用スキャンレンズ45
で集光されてステージAの加工テーブル22に伝送され
る。
【0099】ステージAでは、この近赤外領域の波長を
有するレーザ光を用いて、近赤外光を吸収する材料を含
有させた被加工物に穴加工や溝加工等の主加工が行われ
る。
【0100】主加工を行うための加工条件は、基本波用
アッテネータ38によりレーザの強度を調整された後、
最適なビーム径に基本波用コリメータ41で調整され
る。
【0101】また、不要なパルスは高速回転位置決め可
能なミラー32をドライバー33により制御して、ビー
ムダンパー31に吸収させる。
【0102】そして、主加工が完了後、被加工物23を
ステージBの加工テーブル22に移載する。
【0103】一方、高調波発生器24を通して得られた
紫外領域にある高調波レーザ光は、高速回転位置決め可
能なミラー32の角度をコントローラからの指令に基づ
きドライバー33を介して加工テーブル側にレーザ光を
誘導する角度に制御することで加工テーブル側にレーザ
光を反射し、ドライバー37により制御される高調波用
アッテネータ36、さらに高調波用コリメータ40を通
過し、ドライバー43によりガルバノスキャナー42を
制御行い高速に位置決めされて、高調波用スキャンレン
ズ45で集光されてステージBの加工テーブル22に伝
送される。
【0104】ステージBでは、穴加工や溝加工等の主加
工を終えた被加工物23に、紫外領域の波長を有するレ
ーザ光を利用して主加工後のスミア除去や加工穴の整形
など従加工を実施する。
【0105】従加工を行うための加工条件は、高調波用
アッテネータ36によりレーザの強度を調整された後、
最適なビーム径に高調波用コリメータ40で調整され
る。
【0106】また、不要なパルスは高速回転位置決め可
能なミラー32をドライバー33により制御して、ビー
ムダンパー31に吸収させる。
【0107】このように比較的出力の大きい基本波長の
レーザ光を主加工のレーザドリリングに用いる事で加工
速度を向上させるとともに、従加工によりスミアの少な
い高品質のビアホール加工を実現するとともに、同時に
2つのステージで加工を行う事で生産性を改善する。
【0108】また、本図には、同軸上にCCDカメラ5
1を取り付けてあり、加工と同時に加工状態はダイクロ
イックミラー53を介して監視されている。
【0109】CCDカメラ51では、底部の残留樹脂を
一般画像データまたは弱い紫外線レーザを照射したとき
に発生する蛍光の分布データを捕え、画像処理装置52
により良否判定した上でレーザ電源15にフィードバッ
クされる。
【0110】本検査方法では、直接画像で加工の進行を
監視しており、加工状態をモニターした結果は加工手段
を選択する機構と本機能の制御装置により指令を発生し
た後レーザ制御電源にフィードバックされ、加工が安定
化され省力化ができる。
【0111】
【発明の効果】以上のように本発明によれば近赤外領域
の波長を有するレーザをレーザドリリングなど主加工
に、紫外領域の波長を有するレーザを整形やデスミアな
ど従加工にさせることにより紫外領域の固体レーザによ
るビアホール加工の生産性の向上ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例1の概要図
【図2】本発明の参考例2の概要図
【図3】本発明の参考例3の概要図
【図4】本発明の参考例4の概要図
【図5】本発明の参考例5の概要図
【図6】本発明の実施の形態例の概要図
【図7】本発明の実施の形態例の概要図
【図8】従来の技術の概要図
【符号の説明】
1、11 レーザ発振器 3 ベンドミラー 4 集光レンズ 6 被加工物 16 ビーム切り替え器 17 ビーム切り替え器のドライバー 18 高調波発生器 19 ダイクロイックミラー 20 ベンドミラー 21 集光レンズ 22 X−Y2軸テーブル 23 被加工物 24 高調波発生器 25 ビームシャッター 26 ビームシャッターのドライバー 27 ビーム切り替え器 28 ビーム切り替え器のドライバー 29 光軸アライメント軸の付いたミラー 30 光軸アライメント装置のドライバー 31 ビームダンパー 32 ガルバノミラーなど高速回転位置決め可能なミラ
ー 33 高速回転位置決め可能なミラーのドライバー 34 高調波発生器移動装置のドライバー 35 ビームダンパー移動装置のドライバー 36 高調波用アッテネータ 37 高調波用アッテネータのドライバー 38 基本波用アッテネータ 39 基本波用アッテネータ用ドライバー 40 高調波用コリメータ 41 基本波用コリメータ 42 ガルバノ2次元スキャナー 43 ガルバノスキャナーのドライバー 44 高調波用スキャンレンズ 45 基本波用スキャンレンズ 46 高調波用1/4波長板 47 高調波用ポラライザ 48 高調波用集光レンズ 49 高調波用高速光センサ 50 光センサ用プリアンプ 51 CCDカメラ 52 画像処理装置 53 ダイクロイックミラー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B23K 101:42 B23K 101:42 (56)参考文献 特開 平10−98239(JP,A) 特開 平6−328278(JP,A) 特開 平10−296468(JP,A) 特開 昭63−235089(JP,A) 特開 平8−340165(JP,A) 特開 昭64−10224(JP,A) 特開 平7−128247(JP,A) 特開 平9−141472(JP,A) レーザー学会編,レーザーハンドブッ ク,日本,株式会社オーム社,1989年12 月30日,第1版第3刷,P.922 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/00 - 26/42

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ手段と、前記レーザ手段からのレ
    ーザ光を入力し、少なくとも異なる2つの波長のレーザ
    光を出力するレーザ波長選択手段として高調波発生器を
    備え、前記高調波発生器から被加工物へ至る高調波のレ
    ーザ光の光路と基本波のレーザ光の光路を分離し、独立
    した光路で異なる加工ステージへ前記高調波のレーザ光
    と基本波のレーザ光をそれぞれ伝達するレーザ加工装
    置。
  2. 【請求項2】 被加工物の加工状態を検出する検出手段
    と、前記検出手段からの信号に基づきレーザ波長選択手
    段を制御する選択制御手段を設けた請求項1に記載のレ
    ーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 検出手段として、被加工物からの反射光
    を検出するセンサを設けた請求項2記載のレーザ加工装
    置。
  4. 【請求項4】 検出手段として、CCDカメラと画像デ
    ータの解析装置を設けた請求項2記載のレーザ加工装
    置。
  5. 【請求項5】 検出手段として、高調波レーザを照射し
    た時の蛍光をCCDカメラにより検出する機構を設けた
    請求項2または4記載のレーザ加工装置。
  6. 【請求項6】 レーザ出力手段として、YAGレーザ発
    振器、YLFレーザ発振器、またはYVO 4 レーザ発振
    器を有する請求項1から5の何れかに記載のレーザ加工
    装置。
  7. 【請求項7】 レーザ出力手段として、半導体レーザ発
    振器を有する請求項1から5の何れかに記載のレーザ加
    工装置。
  8. 【請求項8】 高調波波長は、基本波長の1/3から1
    /5倍とした請求項1から7の何れかに記載のレーザ加
    工装置。
  9. 【請求項9】 高調波波長を紫外領域とした請求項1か
    ら8の何れかに記載のレーザ加工装置。
  10. 【請求項10】 レーザ波長選択手段として、高調波の
    レーザ光の光路と、基本波のレーザ光の光路の少なくと
    も一方にビームコリメータを配し、独立した光路でそれ
    ぞれ加工ステージに誘導する機構を設けた請求項1から
    9の何れかに記載のレーザ加工装置。
  11. 【請求項11】 レーザ波長選択手段として、高調波の
    レーザ光の光路と、基本波のレーザ光の光路の少なくと
    も一方にアッテネータを配し、独立した光路でそれぞれ
    加工ステージに誘導する機構を設けた請求項1から10
    の何れかに記載のレーザ加工装置。
  12. 【請求項12】 レーザ発振器から高調波発生器を介し
    た後で波長を分離し、少なくとも異なる2つの波長のレ
    ーザ光を独立した光路で被加工物へ導き、長波長のレー
    ザ光で行う主加工と短波長のレーザ光で行う従加工を異
    なる加工ステージで行うレーザ加工方法
  13. 【請求項13】 少なくとも主加工を行った後で、従加
    工を行う請求項12記載のレーザ加工方法
  14. 【請求項14】 主加工として穴または溝加工を行い、
    従加工として前記穴または溝の整形加工を行う請求項1
    2または13記載のレーザ加工方法。
  15. 【請求項15】 主加工を行った個所で引き続き従加工
    を行う請求項12から14の何れかに記載のレーザ加工
    方法。
  16. 【請求項16】 短波長として紫外領域を用いる請求項
    12から15の何れかに記載のレーザ加工方法。
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