JP3491344B2 - 1−アルキル−5−ピラゾールカルボン酸エステル類の製法 - Google Patents
1−アルキル−5−ピラゾールカルボン酸エステル類の製法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬,農薬として有用
なピラゾールカルボン酸アミド類(特開平3−2736
0号公報)などの合成中間体として重要な1−アルキル
−5−ピラゾールカルボン酸エステル類の製法に関する
ものである。 【0002】 【従来技術の説明】アルキルヒドラジンとアシルピルビ
ン酸エステル類とを反応させてピラゾールカルボン酸エ
ステル類を製造する方法としては、以下に示すような方
法が知られている。 (1) Bull.Soc.Chem.France,19
66,293 メチルヒドラジン硫酸塩とアセトピルビン酸エチルエス
テルのナトリウム塩とを水溶液中で反応させる方法。 目的物の1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸
エチルエステルの収率は18.5%であり、副生物の
2,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸エチルエ
ステルの収率は55.5%である。 【0003】(2) 特開昭52−87168号公報 メチルヒドラジンとアセトピルビン酸エチルエステルと
の混合温度を−10〜30℃に調整せずに、エタノール
中で加熱還流する方法。 目的物の1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸
エチルエステルの収率は43%であり、副生物の2,3
−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
の収率は31%である。 【0004】(3) 特開昭59−95272号公報 メチルヒドラジンと3−トリフルオロメチルベンゾイル
ピルビン酸メチルとを氷酢酸中、45℃以下で反応させ
る方法。 目的物の1−メチル−3−(3−トリフルオロメチルフ
ェニル)ピラゾール−5−カルボン酸メチルエステルの
収率は73%であり、副生物の1−メチル−5−(3−
トリフルオロメチルフェニル)ピラゾール−3−カルボ
ン酸メチルエステルの収率は、25%である。なお、溶
媒として使用している氷酢酸が高価であることから、こ
の代わりに安価な溶媒としてアルコール類を用いると、
目的化合物の収率は低下するという問題を有する。 【0005】(4) Aust.J.Chem.,36,3
5(1987) メチルヒドラジンとアセトピルビン酸エチルエステルと
の混合温度を−10〜30℃に調整せずに、エタノール
中で加熱還流する方法。 目的物の1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸
エチルエステルの収率は46%であり、副生物の2,3
−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
の収率は41%である。 【0006】(5) 特開平4−224565号公報 メチルヒドラジンとアセトピルビン酸エチルエステルと
を不活性溶媒中、10℃で反応させる方法。 この製造方法では、目的物の1,3−ジメチル−5−ピ
ラゾールカルボン酸エチルエステルの収率は、本発明者
らの分析の結果では1%以下であった。なお、この公報
には、「反応温度が40℃以上の場合には、目的物の選
択率が低下し、80%以上の収率は困難である」旨が記
載されている。以上のように、これらの方法は、いずれ
も収率が低く(1〜73%)、また副生物を多量に生ず
る(24〜55.5%)という問題がある。 【0007】 【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、医薬,農薬
として有用なピラゾールカルボン酸アミド類(特開平3
−27360号公報)などの合成中間体として重要な1
−アルキル−5−ピラゾールカルボン酸エステル類の新
規な製法を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために検討した結果、合成原料を混合する
ときの温度を適切に制御することによって副生物の発生
の原因を抑制でき、さらに、合成反応の温度を適切に制
御することによって目的物の生成速度を高めることがで
きることができる1−アルキル−5−ピラゾールカルボ
ン酸エステル類の新規な製造法を見出し、本発明を完成
するに至った。即ち、本発明は、次式(1): 【0009】 【化4】 【0010】(式中、R1 はアルキル基又はシクロアル
キル基を表す。)で示されるアルキルヒドラジンと次式
(2): 【0011】 【化5】 【0012】(式中、R2はアルキル基又はシクロアル
キル基を表し;R3は水素原子、アルキル基又はシクロ
アルキル基を表し;R4はアルキル基を表す。)で示さ
れるアシルピルビン酸エステル類とを、不活性有機溶媒
中、−10〜10℃で混合した後、40〜140℃で反
応させることを特徴とする次式(3): 【0013】 【化6】 【0014】(式中、R1 ,R2 ,R3 及びR4 は前記
と同義である。)で示される1−アルキル−5−ピラゾ
ールカルボン酸エステル類の製法に関するものである。
以下、本発明について詳細に説明する。目的化合物であ
る1−アルキル−5−ピラゾールカルボン酸エステル類
〔化合物(3)〕,その製造原料である化合物(1)及
び化合物(2)におけるR1 〜R4 は、次の通りであ
る。 【0015】R1 としては、例えば、直鎖状又は分岐状
のアルキル基,シクロアルキル基を挙げることができる
が、好ましくはアルキル基である。そしてアルキル基の
炭素原子数は、1〜10個、好ましくは1〜4個であ
り、さらに好ましくはメチル基である。R2 としては、
直鎖状又は分岐状のアルキル基,シクロアルキル基など
を挙げることができる。R2 におけるアルキル基として
は、炭素原子数が1〜10個、好ましくは1〜8個、さ
らに好ましくは1〜4個のものである。R2 におけるシ
クロアルキル基としては、炭素原子数が3〜10個、好
ましくは3〜6個のものであり、さらに好ましくはシク
ロプロピル基である。 【0016】R3 としては、水素原子,直鎖状又は分岐
状のアルキル基,シクロアルキル基などを挙げることが
できるが、好ましくは水素原子,アルキル基である。R
3 におけるアルキル基としては、炭素原子数が、1〜1
0個、好ましくは1〜4個のものであり、さらに好まし
くはメチル基である。R4 としては、直鎖状又は分岐状
のアルキル基を挙げることができる。そして、その炭素
原子数は、1〜10個、好ましくは1〜6個、さらに好
ましくは1〜4個のものである。 【0017】目的とする化合物(3)の合成は、化合物
(1)と化合物(2)とを−10〜30℃の低温で混合
(一方の原料化合物を不活性溶媒に溶解した後、他方の
原料化合物を低温で混合)した後、40〜140℃で加
熱反応させることによって行うことができる。即ち、化
合物(3)の合成は、次の製法〜で合成することが
できる。 【0018】化合物(1)を溶解した不活性有機溶媒
中に化合物(2)を低温で添加・混合した後、加熱反応
させる方法。 化合物(2)を溶解した不活性有機溶媒中に塩基を添
加し、化合物(1)を低温で添加・混合した後、酸で中
和して加熱反応させる方法。 化合物(2)のアルカリ金属塩を溶解した不活性有機
溶媒中に化合物(1)を低温で添加・混合した後、酸で
中和して加熱反応させる方法。 化合物(2)を溶解した不活性有機溶媒中に化合物
(1)を低温で添加・混合した後、加熱反応させる方
法。ただし、この場合には、目的の化合物(3),原料
化合物(1)及び化合物(2)は、R1 及びR4 がアル
キル基,R2 がt−ブチル基,R3 が水素原子からなる
組み合わせのものが好ましく;さらに好ましくは、R1
がメチル基であり、R4 はメチル基又はエチル基であ
る。 【0019】化合物(1)は、市販品を使用することが
できる。化合物(2)は、Org.Syn.Coll.
1巻,238頁に記載の方法に準じて、対応するケトン
類とシュウ酸エステルとから容易に合成できる。原料の
化合物(1)と化合物(2)とを添加・混合するときの
温度範囲は、−10〜30℃であるが、好ましくは−5
〜10℃である。 【0020】不活性有機溶媒としては、本反応に直接関
与しないものであれば特に限定されず、例えば、低級ア
ルコール類(メタノール,エタノール,プロパノール,
イソプロパノール,ブタノール,t−ブタノール,アミ
ルアルコール,ヘキサノールなど)、芳香族炭化水素類
(ベンゼン,トルエン,キシレンなど)、エステル類
(酢酸メチル,酢酸エチル,酢酸ブチルなど)、エーテ
ル類(ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,ジオキ
サン,ジメトキシエタンなど)、アミド類(ジメチルホ
ルムアミド,ジメチルイミダゾリジノンなど)などを挙
げることができる。そして、本発明では、前記の溶媒を
任意に組み合わせて使用することができる。 不活性有
機溶媒の使用量は、化合物(2)に対して1〜50倍容
量であるのが好ましい。 【0021】塩基としては、例えば、アルカリ金属アル
コラート(例えば、ナトリウムメチラート,ナトリウム
エチラート,ナトリウムブチラート,カリウムメチラー
ト,カリウムエチラート,カリウムt-ブチラートな
ど)、アルカリ金属水素化物(例えば、水酸化リチウ
ム,水素化ナトリウム,水素化カリウムなど)、アルカ
リ金属アミド(リチウムアミド,ナトリウムアミド,カ
リウムアミドなど)を挙げることができる。塩基の使用
量は、化合物(2)に対して0.9〜2倍モルであるの
が好ましい。 【0022】中和のために用いる酸としては、例えば、
塩酸,硫酸,酢酸,蟻酸,リン酸などを挙げることがで
きるが、好ましくは塩酸,酢酸などがよい。酸の使用量
は、化合物(2)に対して0.9〜2倍モルであるのが
好ましい。酸の使用方法は、「化合物(2)に塩基を添
加した液」(又は「化合物(2)のアルカリ金属塩」)
に化合物(1)を添加した後又は添加と同時に使用する
ことができる。また、酸を使用して目的化合物を得る場
合には、化合物(1)の代わりに、化合物(1)と酸と
の塩を使用することもできる。加熱反応の温度は、40
〜140℃であるが、好ましくは45〜100℃、さら
に好ましくは45〜80℃である。 【0023】原料化合物の使用量は、化合物(2)に対
して化合物(1)が0.9倍モル以上であるが、好まし
くは1〜2倍モルであるのがよい。反応時間は、前記の
各使用物質の濃度,温度によって変化するが、通常0.
5〜10時間、好ましくは0.5〜5時間である。以上
のようにして製造された目的の化合物(3)は、反応終
了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行い、必
要に応じて蒸留,再結晶,各種クロマトグラフィーなど
の公知の手段で適宜精製することができる。 【0024】 【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によって具
体的に説明する。なお、これらの実施例は、本発明の範
囲を限定するものではない。 実施例1〔製法による化合物(3)の合成〕 (1) 1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸エチ
ルエステルの合成 メチルヒドラジン(5.1g)をエタノール(60m
l)に溶解し、−5〜5℃で攪拌した。次いで、この溶
液にアセトピルビン酸エチルエステル(15.8g)を
内温が−5〜10℃に保持して滴下し、滴下終了後、6
0℃で2時間攪拌した。得られた反応液を室温に冷却
後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定量する
と、目的化合物は、15.2g生成していた(収率は9
0%)。この反応液を減圧下で濃縮し、この濃縮液を減
圧下で蒸留することによって、目的化合物を13.7g
得た。 【0025】(物 性) ・b.p.70〜71℃/1mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 1.37(3H,t,J=7.3Hz),2.27(3
H,s),4.11(3H,s),4.33(2H,
q,J=7.3Hz),6.61(1H,s) 【0026】(2) 1,3−ジメチル−5−ピラゾールカ
ルボン酸メチルエステルの合成 メチルヒドラジン(9.7g)をメタノール(60m
l)に溶解し、−5〜5℃で攪拌した。次いで、この溶
液にアセトピルビン酸メチルエステル(28.8g)を
トルエン(140ml)に溶解した溶液を内温が−5〜
10℃に保持して滴下し、滴下終了後、60℃で1時間
攪拌した。得られた反応液を室温に冷却後、高速液体ク
ロマトグラフィー内部標準法で定量すると、目的化合物
は、27.5g生成していた(収率は89%)。この反
応液を減圧下で濃縮し、この濃縮液を減圧下で蒸留する
ことによって、目的化合物を25.3g得た。 【0027】(物 性) ・b.p.66〜67℃/1.5mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 2.27(3H,s),3.87(3H,s),4.1
0(3H,s),6.58(1H,s) 【0028】(3) 1−メチル−3−t-ブチル−5−ピラ
ゾールカルボン酸メチルエステルの合成 メチルヒドラジン(1.9g)をメタノール(5ml)
に溶解し、−5〜5℃で攪拌した。次いで、この溶液に
ピバロイルピルビン酸メチルエステル(7.5g)をメ
タノール(35ml)に溶解した溶液を内温が−5〜1
0℃に保持して滴下し、滴下終了後、60℃で5時間攪
拌した。得られた反応液を室温に冷却後、高速液体クロ
マトグラフィー内部標準法で定量すると、目的化合物
は、7.2g生成していた(収率は91%)。この反応
液を減圧下で濃縮し、この濃縮液を減圧下で蒸留するこ
とによって、目的化合物を6.4g得た。 【0029】(物 性) ・b.p.54℃/0.3mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 1.30(9H,s),3.86(3H,s),4.1
3(3H,s),6.68(1H,s) 【0030】(4) 1−メチル−3−シクロプロピル−5
−ピラゾールカルボン酸メチルエステルの合成 メチルヒドラジン(1.4g)をメタノール(15m
l)に溶解し、−5〜5℃で攪拌した。次いで、この溶
液に4−シクロプロピル−2,4−ジオキソブタン酸メ
チルエステル(5.1g)をメタノール(15ml)に
溶解した溶液を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、
滴下終了後、50℃で2時間攪拌した。得られた反応液
を室温に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準
法で定量すると、目的化合物は、4.5g生成していた
(収率は83%)。この反応液を減圧下で濃縮し、この
濃縮液を減圧下で蒸留することによって、目的化合物を
3.8g得た。 【0031】(物 性) ・b.p.87℃/1mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 0.70(2H,m),0.92(2H,m),1.9
0(1H,m),3.85(3H,s),4.09(3
H,s),6.47(1H,s) 【0032】(5) 1,4−ジメチル−3−エチル−5−
ピラゾールカルボン酸メチルエステルの合成 メチルヒドラジン(1.4g)をメタノール(15m
l)に溶解し、−5〜5℃で攪拌した。次いで、この溶
液に3−メチル−2,4−ジオキソヘキサン酸メチルエ
ステル(5.2g)をメタノール(15ml)に溶解し
た溶液を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、滴下終
了後、50℃で2時間攪拌した。得られた反応液を室温
に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定
量すると、目的化合物は、4.4g生成していた(収率
は80%)。この反応液を減圧下で濃縮し、この濃縮液
を減圧下で蒸留することによって、目的化合物を3.8
g得た。 【0033】(物 性) ・b.p.73℃/0.7mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 1.21(3H,t,J=7.2Hz),2.19(3
H,s),2.59(2H,q,J=7.2Hz),
3.89(3H,s),4.08(3H,s) 【0034】(6) 1−メチル−3−イソプロピル−5−
ピラゾールカルボン酸メチルエステルの合成 メチルヒドラジン(1.4g)をメタノール(20m
l)に溶解し、−5〜5℃で攪拌した。次いで、この溶
液に5−メチル−2,4−ジオキソヘキサン酸メチルエ
ステル(5.2g)をメタノール(10ml)に溶解し
た溶液を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、滴下終
了後、50℃で2時間攪拌した。得られた反応液を室温
に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定
量すると、目的化合物は、4.6g生成していた(収率
は84%)。この反応液を減圧下で濃縮し、この濃縮液
を減圧下で蒸留することによって、目的化合物を4.1
g得た。 【0035】(物 性) ・b.p.68.5℃/1.6mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 1.25(6H,d,J=7.1Hz),2.64(1
H,q,J=7.1Hz),3.87(3H,s),
4.12(3H,s),6.65(1H,s) 【0036】実施例2〔製法による化合物(3)の合
成〕 【0037】(1) 1,3−ジメチル−5−ピラゾールカ
ルボン酸メチルエステルの合成 アセトピルビン酸メチルエステル(14.4g)をメタ
ノール(80ml)に溶解し、28%ナトリウムメチラ
ート(19.3g)を約20℃で攪拌しながら滴下し、
滴下終了後さらに攪拌して−5〜5℃に冷却した。次い
で、この溶液にメチルヒドラジン(4.6g)を内温が
−5〜10℃に保持して滴下し、次に酢酸(6.0g)
を−5〜10℃に保持して滴下した後、60℃で1時間
攪拌した。得られた反応液を室温に冷却後、高速液体ク
ロマトグラフィー内部標準法で定量すると、目的化合物
は、13.9g生成していた(収率は90%)。この反
応液を減圧下で濃縮し、酢酸エチルと水とを加えて分液
した。この酢酸エチル層を減圧下に濃縮し、その濃縮液
を減圧下で蒸留することによって、目的化合物を12.
6g得た。 【0038】(2) 1−メチル−3−シクロプロピル−5
−ピラゾールカルボン酸メチルエステルの合成 −5〜10℃冷却下、カリウム−t-ブトキサイド(3.
4g)をメタノール(30ml)に少しづつ添加した。
この溶液に4−シクロプロピル−2,4−ジオキソブタ
ン酸メチルエステル(5.1g)を約20℃で攪拌しな
がら滴下し、滴下終了後さらに攪拌して−5〜5℃に冷
却した。次いで、この溶液にメチルヒドラジン(1.4
g)を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、次に酢酸
(1.8g)を−5〜10℃に保持して滴下した後、6
0℃で1時間攪拌した。得られた反応液を室温に冷却
後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定量する
と、目的化合物は、4.4g生成していた(収率は81
%)。この反応液を減圧下で濃縮し、酢酸エチルと水と
を加えて分液した。この酢酸エチル層を減圧下に濃縮
し、その濃縮液を減圧下で蒸留することによって、目的
化合物を3.7g得た。 【0039】(3) 1,4−ジメチル−3−エチル−5−
ピラゾールカルボン酸メチルエステルの合成 3−メチル−2,4−ジオキソヘキサン酸メチルエステ
ル(5.2g)をメタノール(30ml)に溶解し、2
8%ナトリウムメチラート(5.8g)を約20℃で攪
拌しながら滴下し、滴下終了後さらに攪拌して−5〜5
℃に冷却した。次いで、この溶液にメチルヒドラジン
(1.4g)を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、
次に酢酸(1.8g)を−5〜10℃に保持して滴下し
た後、50℃で2時間攪拌した。得られた反応液を室温
に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定
量すると、目的化合物は、4.5g生成していた(収率
は82%)。この反応液を減圧下で濃縮し、酢酸エチル
と水とを加えて分液した。この酢酸エチル層を減圧下に
濃縮し、その濃縮液を減圧下で蒸留することによって、
目的化合物を3.9g得た。 【0040】(4) 1−メチル−3−イソプロピル−5−
ピラゾールカルボン酸メチルエステルの合成 5−メチル−2,4−ジオキソヘキサン酸メチルエステ
ル(5.2g)をメタノール(30ml)に溶解し、2
8%ナトリウムメチラート(5.8g)を約20℃で攪
拌しながら滴下し、滴下終了後さらに攪拌して−5〜5
℃に冷却した。次いで、この溶液にメチルヒドラジン
(1.4g)を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、
次に酢酸(1.8g)を−5〜10℃に保持して滴下し
た後、50℃で2時間攪拌した。得られた反応液を室温
に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定
量すると、目的化合物は、4.4g生成していた(収率
は81%)。この反応液を減圧下で濃縮し、酢酸エチル
と水とを加えて分液した。この酢酸エチル層を減圧下に
濃縮し、その濃縮液を減圧下で蒸留することによって、
目的化合物を3.7g得た。 【0041】実施例3〔製法による化合物(3)の合
成〕 (1) 1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸エチ
ルエステルの合成 アセトピルビン酸エチルエステルナトリウム塩(18.
0g)をエタノール(100ml)に溶解し、−5〜5
℃で攪拌した。次いで、この溶液にメチルヒドラジン
(4.6g)を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、
次に酢酸(6.0g)を−5〜10℃に保持して滴下し
た後、50℃で2時間攪拌した。得られた反応液を室温
に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定
量すると、目的化合物は、14.7g生成していた(収
率は87%)。この反応液を減圧下で濃縮し、酢酸エチ
ルと水とを加えて分液した。この酢酸エチル層を減圧下
に濃縮し、その濃縮液を減圧下で蒸留することによっ
て、目的化合物を13.2g得た。 【0042】(2) 1−メチル−3−t-ブチル−5−ピラ
ゾールカルボン酸メチルエステルの合成 ピバロイルピルビン酸メチルエステルナトリウム塩(1
0.4g)をメタノール(50ml)に溶解し、−5〜
5℃で攪拌した。次いで、この溶液にメチルヒドラジン
(2.3g)を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、
次に酢酸(3.0g)を−5〜10℃に保持して滴下し
た後、60℃で5時間攪拌した。得られた反応液を室温
に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定
量すると、目的化合物は、8.7g生成していた(収率
は89%)。この反応液を減圧下で濃縮し、酢酸エチル
と水とを加えて分液した。この酢酸エチル層を減圧下に
濃縮し、その濃縮液を減圧下で蒸留することによって、
目的化合物を7.6g得た。 【0043】実施例4〔製法による化合物(3)の合
成〕 (1) 1−メチル−3−t-ブチル−5−ピラゾールカルボ
ン酸メチルエステルの合成 ピバロイルピルビン酸メチルエステル(12.1g)を
メタノール(30ml)に溶解し、−5〜5℃で攪拌し
た。次いで、この溶液にメチルヒドラジン(3.2g)
をメタノール(3ml)に溶解した溶液を内温が−5〜
10℃に保持して滴下した後、60℃で1.5時間攪拌
した。得られた反応液を室温に冷却後、高速液体クロマ
トグラフィー内部標準法で定量すると、目的化合物は、
12.4g生成していた(収率は96.8%)。この反
応液を減圧下で濃縮し、この濃縮液を減圧下で蒸留する
ことによって、目的化合物を11.2g得た。 【0044】(2) 1−メチル−3−t-ブチル−5−ピラ
ゾールカルボン酸エチルエステルの合成 ピバロイルピルビン酸エチルエステル(20.0g)を
エタノール(50ml)に溶解し、−5〜5℃で攪拌し
た。次いで、この溶液にメチルヒドラジン(4.8g)
を内温が−5〜10℃に保持して滴下した後、60℃で
1.5時間攪拌した。得られた反応液を室温に冷却後、
高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定量すると、
目的化合物は、20.1g生成していた(収率は95.
4%)。この反応液を減圧下で濃縮し、この濃縮液を減
圧下で蒸留することによって、目的化合物を18.8g
得た。 【0045】(物 性) ・b.p.85℃/1.8mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 1.30(9H,s),1.38(3H,t,J=7.
3Hz),4.12(3H,s),4.33(2H,
q,J=7.3Hz),6.68(1H,s) 【0046】比較例1 〔1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸エチル
エステルの合成〕メチルヒドラジン(2.8g)をトル
エン(30ml)に溶解して攪拌した。次いで、この溶
液にアセトピルビン酸エチルエステル(7.9g)を内
温が−5〜10℃に保持して滴下し、滴下終了後、−5
〜10℃で0.5時間攪拌した。得られた反応液を高速
液体クロマトグラフィー内部標準法で定量すると、目的
化合物は、0.08g以下であった(収率は1%以
下)。この反応液をさらに約25℃で30時間攪拌し、
前記と同様に測定すると、目的化合物は4.2g生成し
ていた(収率は50%)。 【0047】比較例2 〔1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸メチル
エステルの合成〕メチルヒドラジン(2.5g)をメタ
ノール(15ml)に溶解して攪拌した。次いで、この
溶液にアセトピルビン酸メチルエステル(7.2g)を
メタノール(35ml)に溶解した溶液を、内温が−5
〜10℃に保持して滴下し、滴下終了後、−5〜10℃
で0.5時間攪拌した。得られた反応液を高速液体クロ
マトグラフィー内部標準法で定量すると、目的化合物
は、0.08g以下であった(収率は1%以下)。この
反応液をさらに約25℃で30時間攪拌し、前記と同様
に測定すると、目的化合物は5.5g生成していた(収
率は71%)。 【0048】 【発明の効果】本発明によれば、ピラゾールカルボン酸
アミド類などの合成中間体として重要な1−アルキル−
5−ピラゾールカルボン酸エステル類を短時間に高収率
で生産することができる。
なピラゾールカルボン酸アミド類(特開平3−2736
0号公報)などの合成中間体として重要な1−アルキル
−5−ピラゾールカルボン酸エステル類の製法に関する
ものである。 【0002】 【従来技術の説明】アルキルヒドラジンとアシルピルビ
ン酸エステル類とを反応させてピラゾールカルボン酸エ
ステル類を製造する方法としては、以下に示すような方
法が知られている。 (1) Bull.Soc.Chem.France,19
66,293 メチルヒドラジン硫酸塩とアセトピルビン酸エチルエス
テルのナトリウム塩とを水溶液中で反応させる方法。 目的物の1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸
エチルエステルの収率は18.5%であり、副生物の
2,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸エチルエ
ステルの収率は55.5%である。 【0003】(2) 特開昭52−87168号公報 メチルヒドラジンとアセトピルビン酸エチルエステルと
の混合温度を−10〜30℃に調整せずに、エタノール
中で加熱還流する方法。 目的物の1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸
エチルエステルの収率は43%であり、副生物の2,3
−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
の収率は31%である。 【0004】(3) 特開昭59−95272号公報 メチルヒドラジンと3−トリフルオロメチルベンゾイル
ピルビン酸メチルとを氷酢酸中、45℃以下で反応させ
る方法。 目的物の1−メチル−3−(3−トリフルオロメチルフ
ェニル)ピラゾール−5−カルボン酸メチルエステルの
収率は73%であり、副生物の1−メチル−5−(3−
トリフルオロメチルフェニル)ピラゾール−3−カルボ
ン酸メチルエステルの収率は、25%である。なお、溶
媒として使用している氷酢酸が高価であることから、こ
の代わりに安価な溶媒としてアルコール類を用いると、
目的化合物の収率は低下するという問題を有する。 【0005】(4) Aust.J.Chem.,36,3
5(1987) メチルヒドラジンとアセトピルビン酸エチルエステルと
の混合温度を−10〜30℃に調整せずに、エタノール
中で加熱還流する方法。 目的物の1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸
エチルエステルの収率は46%であり、副生物の2,3
−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸エチルエステル
の収率は41%である。 【0006】(5) 特開平4−224565号公報 メチルヒドラジンとアセトピルビン酸エチルエステルと
を不活性溶媒中、10℃で反応させる方法。 この製造方法では、目的物の1,3−ジメチル−5−ピ
ラゾールカルボン酸エチルエステルの収率は、本発明者
らの分析の結果では1%以下であった。なお、この公報
には、「反応温度が40℃以上の場合には、目的物の選
択率が低下し、80%以上の収率は困難である」旨が記
載されている。以上のように、これらの方法は、いずれ
も収率が低く(1〜73%)、また副生物を多量に生ず
る(24〜55.5%)という問題がある。 【0007】 【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、医薬,農薬
として有用なピラゾールカルボン酸アミド類(特開平3
−27360号公報)などの合成中間体として重要な1
−アルキル−5−ピラゾールカルボン酸エステル類の新
規な製法を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために検討した結果、合成原料を混合する
ときの温度を適切に制御することによって副生物の発生
の原因を抑制でき、さらに、合成反応の温度を適切に制
御することによって目的物の生成速度を高めることがで
きることができる1−アルキル−5−ピラゾールカルボ
ン酸エステル類の新規な製造法を見出し、本発明を完成
するに至った。即ち、本発明は、次式(1): 【0009】 【化4】 【0010】(式中、R1 はアルキル基又はシクロアル
キル基を表す。)で示されるアルキルヒドラジンと次式
(2): 【0011】 【化5】 【0012】(式中、R2はアルキル基又はシクロアル
キル基を表し;R3は水素原子、アルキル基又はシクロ
アルキル基を表し;R4はアルキル基を表す。)で示さ
れるアシルピルビン酸エステル類とを、不活性有機溶媒
中、−10〜10℃で混合した後、40〜140℃で反
応させることを特徴とする次式(3): 【0013】 【化6】 【0014】(式中、R1 ,R2 ,R3 及びR4 は前記
と同義である。)で示される1−アルキル−5−ピラゾ
ールカルボン酸エステル類の製法に関するものである。
以下、本発明について詳細に説明する。目的化合物であ
る1−アルキル−5−ピラゾールカルボン酸エステル類
〔化合物(3)〕,その製造原料である化合物(1)及
び化合物(2)におけるR1 〜R4 は、次の通りであ
る。 【0015】R1 としては、例えば、直鎖状又は分岐状
のアルキル基,シクロアルキル基を挙げることができる
が、好ましくはアルキル基である。そしてアルキル基の
炭素原子数は、1〜10個、好ましくは1〜4個であ
り、さらに好ましくはメチル基である。R2 としては、
直鎖状又は分岐状のアルキル基,シクロアルキル基など
を挙げることができる。R2 におけるアルキル基として
は、炭素原子数が1〜10個、好ましくは1〜8個、さ
らに好ましくは1〜4個のものである。R2 におけるシ
クロアルキル基としては、炭素原子数が3〜10個、好
ましくは3〜6個のものであり、さらに好ましくはシク
ロプロピル基である。 【0016】R3 としては、水素原子,直鎖状又は分岐
状のアルキル基,シクロアルキル基などを挙げることが
できるが、好ましくは水素原子,アルキル基である。R
3 におけるアルキル基としては、炭素原子数が、1〜1
0個、好ましくは1〜4個のものであり、さらに好まし
くはメチル基である。R4 としては、直鎖状又は分岐状
のアルキル基を挙げることができる。そして、その炭素
原子数は、1〜10個、好ましくは1〜6個、さらに好
ましくは1〜4個のものである。 【0017】目的とする化合物(3)の合成は、化合物
(1)と化合物(2)とを−10〜30℃の低温で混合
(一方の原料化合物を不活性溶媒に溶解した後、他方の
原料化合物を低温で混合)した後、40〜140℃で加
熱反応させることによって行うことができる。即ち、化
合物(3)の合成は、次の製法〜で合成することが
できる。 【0018】化合物(1)を溶解した不活性有機溶媒
中に化合物(2)を低温で添加・混合した後、加熱反応
させる方法。 化合物(2)を溶解した不活性有機溶媒中に塩基を添
加し、化合物(1)を低温で添加・混合した後、酸で中
和して加熱反応させる方法。 化合物(2)のアルカリ金属塩を溶解した不活性有機
溶媒中に化合物(1)を低温で添加・混合した後、酸で
中和して加熱反応させる方法。 化合物(2)を溶解した不活性有機溶媒中に化合物
(1)を低温で添加・混合した後、加熱反応させる方
法。ただし、この場合には、目的の化合物(3),原料
化合物(1)及び化合物(2)は、R1 及びR4 がアル
キル基,R2 がt−ブチル基,R3 が水素原子からなる
組み合わせのものが好ましく;さらに好ましくは、R1
がメチル基であり、R4 はメチル基又はエチル基であ
る。 【0019】化合物(1)は、市販品を使用することが
できる。化合物(2)は、Org.Syn.Coll.
1巻,238頁に記載の方法に準じて、対応するケトン
類とシュウ酸エステルとから容易に合成できる。原料の
化合物(1)と化合物(2)とを添加・混合するときの
温度範囲は、−10〜30℃であるが、好ましくは−5
〜10℃である。 【0020】不活性有機溶媒としては、本反応に直接関
与しないものであれば特に限定されず、例えば、低級ア
ルコール類(メタノール,エタノール,プロパノール,
イソプロパノール,ブタノール,t−ブタノール,アミ
ルアルコール,ヘキサノールなど)、芳香族炭化水素類
(ベンゼン,トルエン,キシレンなど)、エステル類
(酢酸メチル,酢酸エチル,酢酸ブチルなど)、エーテ
ル類(ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,ジオキ
サン,ジメトキシエタンなど)、アミド類(ジメチルホ
ルムアミド,ジメチルイミダゾリジノンなど)などを挙
げることができる。そして、本発明では、前記の溶媒を
任意に組み合わせて使用することができる。 不活性有
機溶媒の使用量は、化合物(2)に対して1〜50倍容
量であるのが好ましい。 【0021】塩基としては、例えば、アルカリ金属アル
コラート(例えば、ナトリウムメチラート,ナトリウム
エチラート,ナトリウムブチラート,カリウムメチラー
ト,カリウムエチラート,カリウムt-ブチラートな
ど)、アルカリ金属水素化物(例えば、水酸化リチウ
ム,水素化ナトリウム,水素化カリウムなど)、アルカ
リ金属アミド(リチウムアミド,ナトリウムアミド,カ
リウムアミドなど)を挙げることができる。塩基の使用
量は、化合物(2)に対して0.9〜2倍モルであるの
が好ましい。 【0022】中和のために用いる酸としては、例えば、
塩酸,硫酸,酢酸,蟻酸,リン酸などを挙げることがで
きるが、好ましくは塩酸,酢酸などがよい。酸の使用量
は、化合物(2)に対して0.9〜2倍モルであるのが
好ましい。酸の使用方法は、「化合物(2)に塩基を添
加した液」(又は「化合物(2)のアルカリ金属塩」)
に化合物(1)を添加した後又は添加と同時に使用する
ことができる。また、酸を使用して目的化合物を得る場
合には、化合物(1)の代わりに、化合物(1)と酸と
の塩を使用することもできる。加熱反応の温度は、40
〜140℃であるが、好ましくは45〜100℃、さら
に好ましくは45〜80℃である。 【0023】原料化合物の使用量は、化合物(2)に対
して化合物(1)が0.9倍モル以上であるが、好まし
くは1〜2倍モルであるのがよい。反応時間は、前記の
各使用物質の濃度,温度によって変化するが、通常0.
5〜10時間、好ましくは0.5〜5時間である。以上
のようにして製造された目的の化合物(3)は、反応終
了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行い、必
要に応じて蒸留,再結晶,各種クロマトグラフィーなど
の公知の手段で適宜精製することができる。 【0024】 【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によって具
体的に説明する。なお、これらの実施例は、本発明の範
囲を限定するものではない。 実施例1〔製法による化合物(3)の合成〕 (1) 1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸エチ
ルエステルの合成 メチルヒドラジン(5.1g)をエタノール(60m
l)に溶解し、−5〜5℃で攪拌した。次いで、この溶
液にアセトピルビン酸エチルエステル(15.8g)を
内温が−5〜10℃に保持して滴下し、滴下終了後、6
0℃で2時間攪拌した。得られた反応液を室温に冷却
後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定量する
と、目的化合物は、15.2g生成していた(収率は9
0%)。この反応液を減圧下で濃縮し、この濃縮液を減
圧下で蒸留することによって、目的化合物を13.7g
得た。 【0025】(物 性) ・b.p.70〜71℃/1mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 1.37(3H,t,J=7.3Hz),2.27(3
H,s),4.11(3H,s),4.33(2H,
q,J=7.3Hz),6.61(1H,s) 【0026】(2) 1,3−ジメチル−5−ピラゾールカ
ルボン酸メチルエステルの合成 メチルヒドラジン(9.7g)をメタノール(60m
l)に溶解し、−5〜5℃で攪拌した。次いで、この溶
液にアセトピルビン酸メチルエステル(28.8g)を
トルエン(140ml)に溶解した溶液を内温が−5〜
10℃に保持して滴下し、滴下終了後、60℃で1時間
攪拌した。得られた反応液を室温に冷却後、高速液体ク
ロマトグラフィー内部標準法で定量すると、目的化合物
は、27.5g生成していた(収率は89%)。この反
応液を減圧下で濃縮し、この濃縮液を減圧下で蒸留する
ことによって、目的化合物を25.3g得た。 【0027】(物 性) ・b.p.66〜67℃/1.5mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 2.27(3H,s),3.87(3H,s),4.1
0(3H,s),6.58(1H,s) 【0028】(3) 1−メチル−3−t-ブチル−5−ピラ
ゾールカルボン酸メチルエステルの合成 メチルヒドラジン(1.9g)をメタノール(5ml)
に溶解し、−5〜5℃で攪拌した。次いで、この溶液に
ピバロイルピルビン酸メチルエステル(7.5g)をメ
タノール(35ml)に溶解した溶液を内温が−5〜1
0℃に保持して滴下し、滴下終了後、60℃で5時間攪
拌した。得られた反応液を室温に冷却後、高速液体クロ
マトグラフィー内部標準法で定量すると、目的化合物
は、7.2g生成していた(収率は91%)。この反応
液を減圧下で濃縮し、この濃縮液を減圧下で蒸留するこ
とによって、目的化合物を6.4g得た。 【0029】(物 性) ・b.p.54℃/0.3mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 1.30(9H,s),3.86(3H,s),4.1
3(3H,s),6.68(1H,s) 【0030】(4) 1−メチル−3−シクロプロピル−5
−ピラゾールカルボン酸メチルエステルの合成 メチルヒドラジン(1.4g)をメタノール(15m
l)に溶解し、−5〜5℃で攪拌した。次いで、この溶
液に4−シクロプロピル−2,4−ジオキソブタン酸メ
チルエステル(5.1g)をメタノール(15ml)に
溶解した溶液を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、
滴下終了後、50℃で2時間攪拌した。得られた反応液
を室温に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準
法で定量すると、目的化合物は、4.5g生成していた
(収率は83%)。この反応液を減圧下で濃縮し、この
濃縮液を減圧下で蒸留することによって、目的化合物を
3.8g得た。 【0031】(物 性) ・b.p.87℃/1mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 0.70(2H,m),0.92(2H,m),1.9
0(1H,m),3.85(3H,s),4.09(3
H,s),6.47(1H,s) 【0032】(5) 1,4−ジメチル−3−エチル−5−
ピラゾールカルボン酸メチルエステルの合成 メチルヒドラジン(1.4g)をメタノール(15m
l)に溶解し、−5〜5℃で攪拌した。次いで、この溶
液に3−メチル−2,4−ジオキソヘキサン酸メチルエ
ステル(5.2g)をメタノール(15ml)に溶解し
た溶液を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、滴下終
了後、50℃で2時間攪拌した。得られた反応液を室温
に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定
量すると、目的化合物は、4.4g生成していた(収率
は80%)。この反応液を減圧下で濃縮し、この濃縮液
を減圧下で蒸留することによって、目的化合物を3.8
g得た。 【0033】(物 性) ・b.p.73℃/0.7mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 1.21(3H,t,J=7.2Hz),2.19(3
H,s),2.59(2H,q,J=7.2Hz),
3.89(3H,s),4.08(3H,s) 【0034】(6) 1−メチル−3−イソプロピル−5−
ピラゾールカルボン酸メチルエステルの合成 メチルヒドラジン(1.4g)をメタノール(20m
l)に溶解し、−5〜5℃で攪拌した。次いで、この溶
液に5−メチル−2,4−ジオキソヘキサン酸メチルエ
ステル(5.2g)をメタノール(10ml)に溶解し
た溶液を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、滴下終
了後、50℃で2時間攪拌した。得られた反応液を室温
に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定
量すると、目的化合物は、4.6g生成していた(収率
は84%)。この反応液を減圧下で濃縮し、この濃縮液
を減圧下で蒸留することによって、目的化合物を4.1
g得た。 【0035】(物 性) ・b.p.68.5℃/1.6mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 1.25(6H,d,J=7.1Hz),2.64(1
H,q,J=7.1Hz),3.87(3H,s),
4.12(3H,s),6.65(1H,s) 【0036】実施例2〔製法による化合物(3)の合
成〕 【0037】(1) 1,3−ジメチル−5−ピラゾールカ
ルボン酸メチルエステルの合成 アセトピルビン酸メチルエステル(14.4g)をメタ
ノール(80ml)に溶解し、28%ナトリウムメチラ
ート(19.3g)を約20℃で攪拌しながら滴下し、
滴下終了後さらに攪拌して−5〜5℃に冷却した。次い
で、この溶液にメチルヒドラジン(4.6g)を内温が
−5〜10℃に保持して滴下し、次に酢酸(6.0g)
を−5〜10℃に保持して滴下した後、60℃で1時間
攪拌した。得られた反応液を室温に冷却後、高速液体ク
ロマトグラフィー内部標準法で定量すると、目的化合物
は、13.9g生成していた(収率は90%)。この反
応液を減圧下で濃縮し、酢酸エチルと水とを加えて分液
した。この酢酸エチル層を減圧下に濃縮し、その濃縮液
を減圧下で蒸留することによって、目的化合物を12.
6g得た。 【0038】(2) 1−メチル−3−シクロプロピル−5
−ピラゾールカルボン酸メチルエステルの合成 −5〜10℃冷却下、カリウム−t-ブトキサイド(3.
4g)をメタノール(30ml)に少しづつ添加した。
この溶液に4−シクロプロピル−2,4−ジオキソブタ
ン酸メチルエステル(5.1g)を約20℃で攪拌しな
がら滴下し、滴下終了後さらに攪拌して−5〜5℃に冷
却した。次いで、この溶液にメチルヒドラジン(1.4
g)を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、次に酢酸
(1.8g)を−5〜10℃に保持して滴下した後、6
0℃で1時間攪拌した。得られた反応液を室温に冷却
後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定量する
と、目的化合物は、4.4g生成していた(収率は81
%)。この反応液を減圧下で濃縮し、酢酸エチルと水と
を加えて分液した。この酢酸エチル層を減圧下に濃縮
し、その濃縮液を減圧下で蒸留することによって、目的
化合物を3.7g得た。 【0039】(3) 1,4−ジメチル−3−エチル−5−
ピラゾールカルボン酸メチルエステルの合成 3−メチル−2,4−ジオキソヘキサン酸メチルエステ
ル(5.2g)をメタノール(30ml)に溶解し、2
8%ナトリウムメチラート(5.8g)を約20℃で攪
拌しながら滴下し、滴下終了後さらに攪拌して−5〜5
℃に冷却した。次いで、この溶液にメチルヒドラジン
(1.4g)を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、
次に酢酸(1.8g)を−5〜10℃に保持して滴下し
た後、50℃で2時間攪拌した。得られた反応液を室温
に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定
量すると、目的化合物は、4.5g生成していた(収率
は82%)。この反応液を減圧下で濃縮し、酢酸エチル
と水とを加えて分液した。この酢酸エチル層を減圧下に
濃縮し、その濃縮液を減圧下で蒸留することによって、
目的化合物を3.9g得た。 【0040】(4) 1−メチル−3−イソプロピル−5−
ピラゾールカルボン酸メチルエステルの合成 5−メチル−2,4−ジオキソヘキサン酸メチルエステ
ル(5.2g)をメタノール(30ml)に溶解し、2
8%ナトリウムメチラート(5.8g)を約20℃で攪
拌しながら滴下し、滴下終了後さらに攪拌して−5〜5
℃に冷却した。次いで、この溶液にメチルヒドラジン
(1.4g)を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、
次に酢酸(1.8g)を−5〜10℃に保持して滴下し
た後、50℃で2時間攪拌した。得られた反応液を室温
に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定
量すると、目的化合物は、4.4g生成していた(収率
は81%)。この反応液を減圧下で濃縮し、酢酸エチル
と水とを加えて分液した。この酢酸エチル層を減圧下に
濃縮し、その濃縮液を減圧下で蒸留することによって、
目的化合物を3.7g得た。 【0041】実施例3〔製法による化合物(3)の合
成〕 (1) 1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸エチ
ルエステルの合成 アセトピルビン酸エチルエステルナトリウム塩(18.
0g)をエタノール(100ml)に溶解し、−5〜5
℃で攪拌した。次いで、この溶液にメチルヒドラジン
(4.6g)を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、
次に酢酸(6.0g)を−5〜10℃に保持して滴下し
た後、50℃で2時間攪拌した。得られた反応液を室温
に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定
量すると、目的化合物は、14.7g生成していた(収
率は87%)。この反応液を減圧下で濃縮し、酢酸エチ
ルと水とを加えて分液した。この酢酸エチル層を減圧下
に濃縮し、その濃縮液を減圧下で蒸留することによっ
て、目的化合物を13.2g得た。 【0042】(2) 1−メチル−3−t-ブチル−5−ピラ
ゾールカルボン酸メチルエステルの合成 ピバロイルピルビン酸メチルエステルナトリウム塩(1
0.4g)をメタノール(50ml)に溶解し、−5〜
5℃で攪拌した。次いで、この溶液にメチルヒドラジン
(2.3g)を内温が−5〜10℃に保持して滴下し、
次に酢酸(3.0g)を−5〜10℃に保持して滴下し
た後、60℃で5時間攪拌した。得られた反応液を室温
に冷却後、高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定
量すると、目的化合物は、8.7g生成していた(収率
は89%)。この反応液を減圧下で濃縮し、酢酸エチル
と水とを加えて分液した。この酢酸エチル層を減圧下に
濃縮し、その濃縮液を減圧下で蒸留することによって、
目的化合物を7.6g得た。 【0043】実施例4〔製法による化合物(3)の合
成〕 (1) 1−メチル−3−t-ブチル−5−ピラゾールカルボ
ン酸メチルエステルの合成 ピバロイルピルビン酸メチルエステル(12.1g)を
メタノール(30ml)に溶解し、−5〜5℃で攪拌し
た。次いで、この溶液にメチルヒドラジン(3.2g)
をメタノール(3ml)に溶解した溶液を内温が−5〜
10℃に保持して滴下した後、60℃で1.5時間攪拌
した。得られた反応液を室温に冷却後、高速液体クロマ
トグラフィー内部標準法で定量すると、目的化合物は、
12.4g生成していた(収率は96.8%)。この反
応液を減圧下で濃縮し、この濃縮液を減圧下で蒸留する
ことによって、目的化合物を11.2g得た。 【0044】(2) 1−メチル−3−t-ブチル−5−ピラ
ゾールカルボン酸エチルエステルの合成 ピバロイルピルビン酸エチルエステル(20.0g)を
エタノール(50ml)に溶解し、−5〜5℃で攪拌し
た。次いで、この溶液にメチルヒドラジン(4.8g)
を内温が−5〜10℃に保持して滴下した後、60℃で
1.5時間攪拌した。得られた反応液を室温に冷却後、
高速液体クロマトグラフィー内部標準法で定量すると、
目的化合物は、20.1g生成していた(収率は95.
4%)。この反応液を減圧下で濃縮し、この濃縮液を減
圧下で蒸留することによって、目的化合物を18.8g
得た。 【0045】(物 性) ・b.p.85℃/1.8mmHg ・ 1H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 1.30(9H,s),1.38(3H,t,J=7.
3Hz),4.12(3H,s),4.33(2H,
q,J=7.3Hz),6.68(1H,s) 【0046】比較例1 〔1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸エチル
エステルの合成〕メチルヒドラジン(2.8g)をトル
エン(30ml)に溶解して攪拌した。次いで、この溶
液にアセトピルビン酸エチルエステル(7.9g)を内
温が−5〜10℃に保持して滴下し、滴下終了後、−5
〜10℃で0.5時間攪拌した。得られた反応液を高速
液体クロマトグラフィー内部標準法で定量すると、目的
化合物は、0.08g以下であった(収率は1%以
下)。この反応液をさらに約25℃で30時間攪拌し、
前記と同様に測定すると、目的化合物は4.2g生成し
ていた(収率は50%)。 【0047】比較例2 〔1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸メチル
エステルの合成〕メチルヒドラジン(2.5g)をメタ
ノール(15ml)に溶解して攪拌した。次いで、この
溶液にアセトピルビン酸メチルエステル(7.2g)を
メタノール(35ml)に溶解した溶液を、内温が−5
〜10℃に保持して滴下し、滴下終了後、−5〜10℃
で0.5時間攪拌した。得られた反応液を高速液体クロ
マトグラフィー内部標準法で定量すると、目的化合物
は、0.08g以下であった(収率は1%以下)。この
反応液をさらに約25℃で30時間攪拌し、前記と同様
に測定すると、目的化合物は5.5g生成していた(収
率は71%)。 【0048】 【発明の効果】本発明によれば、ピラゾールカルボン酸
アミド類などの合成中間体として重要な1−アルキル−
5−ピラゾールカルボン酸エステル類を短時間に高収率
で生産することができる。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平1−283274(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C07D 231/14
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】次式(1): 【化1】 (式中、R1はアルキル基又はシクロアルキル基を表
す。)で示されるアルキルヒドラジンと次式(2): 【化2】 (式中、R2はアルキル基又はシクロアルキル基を表
し;R3は水素原子、アルキル基又はシクロアルキル基
を表し;R4はアルキル基を表す。)で示されるアシル
ピルビン酸エステル類とを、不活性有機溶媒中、−10
〜10℃で混合した後、40〜140℃で反応させるこ
とを特徴とする次式(3): 【化3】 (式中、R1、R2、R3及びR4は前記と同義であ
る。)で示される1−アルキル−5−ピラゾールカルボ
ン酸エステル類の製法。
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---|---|---|---|
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-
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