JP3490188B2 - 真空ダイカストにおける真空制御方法およびその装置 - Google Patents

真空ダイカストにおける真空制御方法およびその装置

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JP3490188B2
JP3490188B2 JP14201995A JP14201995A JP3490188B2 JP 3490188 B2 JP3490188 B2 JP 3490188B2 JP 14201995 A JP14201995 A JP 14201995A JP 14201995 A JP14201995 A JP 14201995A JP 3490188 B2 JP3490188 B2 JP 3490188B2
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/14Machines with evacuated die cavity
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    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/22Dies; Die plates; Die supports; Cooling equipment for dies; Accessories for loosening and ejecting castings from dies
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/32Controlling equipment

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空ダイカストにおい
て、キャビティの真空度を所定の範囲に制御することで
溶湯をキャビティに射出する際のガスの巻き込みによる
巣の発生を防止して鋳造品の品質の安定化に資する真空
ダイカストにおける真空制御方法およびその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7は真空ダイカストマシンにおける真
空制御系統の構成を示す図である。金型1を構成する固
定型1aと可動型1bによって、キャビティ2が形成さ
れ、このキャビティ2は、真空バルブ3が組み込まれた
真空配管4を介して真空装置5と接続されている。真空
装置5は、真空タンクと6と真空ポンプ7とから構成さ
れ、真空ポンプ7の運転により、真空タンク6は真空度
を高めた状態が保持されており、従って、真空バルブ3
を開くことによって、瞬時にキャビティ2が減圧される
ようになっている。なお、真空配管4には、真空バルブ
3の下流にフィルタ8と真空計9が設けられており、こ
の真空計9によって真空度を目視管理することができ
る。
【0003】一方、キャビティ2に溶湯10を加圧充填
するための射出スリーブ11には、所定位置に注湯口1
2が設けられるとともに、溶湯10を加圧する射出プラ
ンジャー13が摺動自在に嵌合している。この場合、射
出ブランジャー13のロッド14は図示されない射出シ
リンダと連結され、この射出シリンダの加圧力で溶湯1
0を加圧する。また、射出プランジャー13の動作に対
して真空バルブ3の開閉を連動させるために、ロッド1
4には所定位置で一組のリミットスイッチ15a、15
bの接触子に当接するドグ部16が設けられている。リ
ミットスイッチ15a、15bは、真空バルブ3を開閉
制御するリレー18と接続されている。以上のようなダ
イカストマシンにおいては、まず、図示しないラドルに
よって溶湯が注湯口12から注湯されると、射出プラン
ジャー13は初期位置からSvoだけ前進し図に示ように
注湯口12を閉塞した第1の位置でドグ部16がリミッ
トスイッチ15aの接触子に当たるようになっている。
このとき、リミットスイッチ15aはオンになり、リレ
ー18の接点がオンに作動して真空バルブ3の図示しな
いソレノイドは付勢されて真空バルブ3が開くようにな
っている。したがって、真空バルブ3を介してキャビテ
ィ2と真空タンク6が連通するのでキャビティ2の圧力
が急激に下がり、その負圧により、射出プランジャー1
3の前進とともに溶湯10がキャビティ2に充填され始
める。
【0004】射出プランジャー13がさらに前進し、射
出ストロークSvcに達する時には、この第2の位置でド
グ部16がリミットスイッチ15bの接触子を蹴ってリ
レー18をオフにするようになっており、この結果、キ
ャビティ2への溶湯10の充填が完了する直前に真空バ
ルブ3が閉じられる。このようにして、溶湯10はキャ
ビティ2内が十分に減圧された状態で迅速に充填され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術においては、真空バルブ3の開閉タイミングは、
リミットスイッチ15a、15bと、ドグ部16との位
置関係によってのみ設定され、真空度の管理とは独立さ
せているので、溶湯10とともにガスが巻き込まれなが
らキャビティ2に吸い込まれる問題が生じる。すなわ
ち、射出プランジャ13が給湯孔12の手前の位置にあ
るような場合や、射出スリーブ11内の溶湯10の湯面
が射出スリーブ11の中心線よりもさらに下側にあるよ
うなときに真空バルブ3が開かれたような場合には、溶
湯10はガスを巻き込みながらキャビティ2に吸い込ま
れることになる。このような現象は鋳造品に巣が発生し
て品質を悪化させる原因となるものである。従来、射出
プランジャ13の高速射出ストロークの所要時間は極め
て短時間であり、この時間は真空バルブ3を作動させる
ソレノイドバルブの作動遅れ時間と大差のないものであ
るので、真空バルブ3の開閉タイミングの調整は非常に
困難であった。この真空バルブ3の作動タイミングを調
整する技術として、本出願人は、USP5,022,4
57に記載されているダイカストマシンの制御装置を提
案している。また、巣の発生を防止し、鋳造品の品質を
安定させるためには、前述した真空バルブ3の開閉のタ
イミングに加えて真空度の管理も重要な要素である。す
なわち、真空度を一定に保持して溶湯をキャビティに充
填することが、巣発生の観点からは効果的なことが知ら
れている。しかし、溶湯量が常に一定ではないこと、真
空度を検出するセンサの誤差等、種々の要因がからみあ
う上に、射出サイクル時間が数秒の非常に短い時間間隔
であるため、真空度の検出値をフィードバックして真空
度を一定にする制御が困難であった。従って、従来は、
真空度の管理については真空計9を用いて目視管理によ
り専ら行われているのが現状である。
【0006】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、真空バルブの開閉のタイミング
をプランジャの位置と連動させてキャビティ内の真空度
を制御することによって、溶湯をキャビティに射出する
ときの空気の巻き込みを防止し、巣の発生のない高品質
の鋳造品を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明による真空度制御方法は、金型内のキャビ
ティに射出プランジャにより溶湯を充填し、前記キャビ
ティに連なる真空配管系統に設けられた真空バルブ
き、キャビティ内に溶融金属を吸引しながら溶融金属の
加圧成形を行う真空ダイカストの真空制御方法におい
て、射出プランジャが第1の位置に前進してきたとき
に、前記真空バルブを開いてキャビティ内のガスのガス
抜きを開始し、射出プランジャが溶湯の充填完了直前の
第2の位置に到達した時点における真空系統の真空度を
検出するとともに、この検出した真空度と予め設定した
真空度とを比較し、前記第2の位置における真空度が高
い場合には前記第1の位置を所定距離だけ金型側に移動
して変更し、真空度が低い場合には前記第1の位置を所
定距離だけ反金型側に変更する補正をし、次回の射出工
程では、補正した第1の位置で前記真空バルブを開くこ
とを特徴とするものである。
【0008】前記の方法においては、射出プランジャの
ストロークエンドを含む前記第の位置をあらかじめ設
定し、射出工程開始から時間軸に沿って真空度データを
計測し、前記射出プランジャの前記第2の位置における
真空度と設定値とを比較し、真空度の差を前記真空度デ
ータに基づき時間換算し、この時間換算値を射出プラン
ジャの位置の補正値に換算して、次回の射出工程におけ
る射出プランジャの第1の位置を更新するようにするこ
とができる。
【0009】また、本発明による真空度制御装置は、金
型内の前記キャビティに連なる真空系統の開閉を行う真
空バルブと、キャビティ内を真空になるように前記真空
系統を介して吸引する真空装置を備えた真空ダイカスト
における真空制御装置において、前記真空系統の真空度
を検出する真空度検出手段と、前記真空バルブが開いた
ときにキャビティ内のガスのみを真空系統へ導出するエ
アベント手段と、前記射出プランジャーの位置を検出す
る位置検出手段と、射出工程開始から単位時間ごとに検
出した真空度データを記憶する手段と、キャビティへの
溶湯の充填が完了する直前の時点での真空度と、予め設
定した真空度とを比較する真空度比較手段と、前記真空
度データに基づき検出した真空度が前記設定真空度より
も高い場合に次回の射出工程で前記真空バルブを開く射
出プランジャーの第1の位置を所定距離だけ金型側に移
動する補正をし、検出した真空度が前記設定真空度より
も低い場合に前記第1の位置を所定距離だけ反金型側に
移動する補正をする真空バルブ開位置補正手段を具備し
たことを特徴とするものである。
【0010】前記の装置においては、前記エアベント手
段にはは、ガスのみを通し、溶湯が真空系統に入り込ま
ないように湯先を凝固させる波形のガス抜き通路を有す
るチルベントまたは、充填された溶湯の慣性を利用して
ガスのみを導出するシャットオフバルブを用いることが
できる。
【0011】また、前記真空度検出手段は、真空センサ
と、この真空センサに並列に接続された逆止弁から構成
することが好ましい。
【0012】さらに、前記の真空度制御装置では、検出
した真空度が予め定めた真空度限界よりも低い場合に警
報信号またはダイカストマシンの停止信号を発生する警
報信号発生手段と、警報信号を受信して警報を発する警
報器とを具備することを特徴とする。
【0013】さらに、また、前記の真空度制御装置で
は、前記記憶手段に記憶された真空度データと、前記位
置検出器の出力データに基づいて真空度の時間的変化
と、前記射出プランジャーの速度および射出サイクルの
状況を表すパラメータを演算する演算手段と、前記演算
手段の出力に応じて真空度の時間的変化を表す真空度曲
線と、前記射出プランジャーの速度の時間的変化を表す
射出速度曲線および前記パラメータを表示する表示装置
を具備することを特徴とする。
【0014】
【作用】射出プランジャが第1の位置に進んできたとき
に、ガス抜きが開始され、射出プランジャがストローク
エンド手前の溶湯充填完了直前の第2位置に到達した時
点での真空度が検出され、この検出値が設定値よりも高
いと、真空バルブが開く射出プランジャーの第1の位置
が所定の値だけさらに先に進んだ位置に補正される。従
って、次回のサイクルからは、真空バルブを開いてキャ
ビティの減圧を開始するタイミングが遅れるように調整
されるので、溶湯充填完了直前の真空度が一定になるよ
うに制御される。
【0015】逆に、真空度がフィルタの目詰まり等の原
因によって低下しているときは、真空バルブを開く射出
プランジャーの位置が手前に補正されるので、次回から
は真空バルブを開くタイミングが早やまるように調整さ
れる。従って、キャビティの減圧が早めに開始されるの
で、溶湯充填完了直前の真空度を所定の一定の範囲に自
動的に維持することができる。
【0016】また、真空度が設定値よりもかなり低くな
っているときは、これが検出されて自動的に警報が出さ
れ、さらに、射出サイクルの状況を真空度曲線、射出速
度曲線の表示からリアルタイムに射出サイクルの状況を
監視することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明による真空ダイカストにおける
真空度制御方法およびその装置の一実施例について添付
の図面を参照して説明する。なお、本発明の一実施例の
構成を示す図1において、従来技術の図7の構成要素と
同一の構成要素には、同一の参照符号を付してその詳細
な説明は省略する。この実施例では、金型1内のキャビ
ティ2と、真空タンク6とを接続する真空配管4には、
フィルタ8、電磁弁19を用いた真空バルブ19が設け
られており、ガス抜きの開始をこの真空バルブ19を開
いて行うようになっている。
【0018】また、前記真空バルブ19を開いたとき
に、キャビティ2のガス抜きをするエアベント手段とし
て、この実施例では、チルベント20が用いられてお
り、このチルベント20は、真空配管4がチルベント2
0を介してキャビティ2に連通するように金型1に取り
付けられている。
【0019】このチルベント20をさらに詳細に示した
のが図2である。チルベント20としては、この種のダ
イカスト鋳造に一般的に利用されている公知のもので、
金型1の可動型1bに嵌め込まれたボディ32の内部に
入子を介して波形のガス抜き通路33が形成されてい
る。この波形ガス抜き通路33と、キャビティ2とは、
湯道を介して連通するようになっている。
【0020】キャビティ2に、真空引きがされると、キ
ャビティ2のガスは波形ガス通路33を通って真空配管
4に導出され、また、キャビティ2を満たした溶湯がさ
らに波形ガス通路33まで至ると、冷えて凝固する溶湯
によって波形ガス通路33が塞がれることによって、結
局、ガスだけが大量に波形ガス通路33を通過してガス
抜きされるように構成されている。
【0021】なお、エアベント手段としては、チルベン
ト20に代替して図3に示すメタルシャットオフバルブ
36を用いるようにしてもよい。このメタルシャットオ
フバルブ36は、ガス抜き室38にスプール39が収装
され、溶湯の慣性力を利用してスプール39を動かして
ガスだけを通過されるようにしたバルブである。
【0022】キャビティに連なる湯道は、合流したの
ち、ガス抜き通路37a、37bに分岐し、このガス抜
き通路37a、37bの出口側は、ガス抜き室38に開
口するようになっている。スプール39は湯道を通って
きた溶湯の慣性力によって、ガス抜き通路37a、37
bの出口を塞ぐ位置まで移動するので、大量のガスだけ
をガス抜き通路37a、37bを通して抜けるように構
成されている。
【0023】真空度を検出する手段としては、真空セン
サ41が用いられており、この実施例では、キャビティ
2に通じる真空孔42を金型1に設けるとともに、この
真空孔42に真空センサ41とチェックバルブ40を並
列的に接続している。これによって、射出プランジャ1
3で溶湯を加圧したときに、一定値以上の正圧が真空セ
ンサ41に作用すると、チェックバルブ40が開くよう
になっており、これにより、真空センサ41の破損を未
然に防止することができる。一方、射出プランジャー1
3の位置を検出する手段としては、射出プランジャ13
のロッド14に取り付けられた磁気スケール22aと、
この磁気スケール22aの変位を検出する変位センサ2
2bとから構成されており、変位センサ22bは射出プ
ランジャ13の変位に比例したパルス信号を出力する。
これら真空センサ20、変位センサ22bの出力は、制
御装置23に導入されるように構成されている。
【0024】制御装置23は、マイクロプロッセッサを
搭載した中央処理装置25と、プログラムが格納された
ROMおよび入力されたデータや処理データを記憶する
RAMからなる主記憶装置26と、入力ポート24なら
びに出力ポート27とを備えている。中央処理装置25
は、入力ポート24を介して真空センサ41、変位セン
サ22bならびに真空制御に必要な所要の設定データを
入力するためのキーボード28などの入力装置と接続さ
れている。一方、出力ポート27には後述する各種状態
曲線等を表示するCRT29と、警報装置30、警報ラ
ンプ31などの出力装置と、真空バルブ19が接続され
ている。次に、射出工程との関連において、本実施例の
作用について説明する。ここで、図4は、ダイカストマ
シン自動運転の鋳造サイクルにおいて、射出プランジャ
ー13の位置に、真空度、溶湯の射出速度等を対応させ
て表したタイムチャートである。
【0025】この図4においては、曲線Aによって、射
出プランジャー13の速度である射出速度を表し、曲線
Bで実際の真空度の変化を表す。この場合、真空度は、
大気圧を真空度0として、下方にしたがって真空度が大
きくなるように反転させた図として表してある。また、
Svoは真空バルブ19を開ける信号を出力するときの射
出プランジャー13の第1の位置を示し、また、Svc
は、キャビティ2への溶湯の充填完了直前の射出プラン
ジャー13の第2の位置を示している。
【0026】そこで、まずダイカストマシンでの鋳造サ
イクルの初期設定をするため、キーボード28から前述
したSvo、Svc、また設定真空度H0 などの設定データ
を入力しておく。
【0027】以下、図6の流れ図に沿って、制御装置2
3の動作について説明する。サイクルが開始されると、
射出プランジャー13の位置Sは、変位センサ22bを
介して中央処理装置25に与えられ、射出プランジャー
13がSvoだけ進んだところで、このプランジャーの第
1の位置が検出される(ステップS1)。
【0028】次いで、中央処理装置25は、真空バルブ
19を開くため、そのソレノイドを励磁する信号を図示
しない駆動回路に出力するので(ステップS2)、キャ
ビティ2と真空タンク6とが連通し、チルベント20を
介してガス抜きが行なわれる。以後、キャビティ1は減
圧され、その真空度は曲線Bで示すように、高まってい
き、溶湯が急速に充填される。また、また、ガス抜きと
同時に、真空センサ41の出力に基づき、以後真空度の
計測を開始する(ステップS3)。真空度データは単位
時間ごとに計測されて制御装置23の主記憶装置26に
格納される。
【0029】射出プランジャー13がさらに進み、第2
の位置Svcに達したところで(ステップS4)、次のス
テップS5では、この充填完了直前の時点での真空度を
計測し(ステップS5)、その真空度Hとあらかじめ設
定されている真空度の設定値H0 とを比較し、その比較
の結果に応じて、次回から真空バルブ19を開ける位置
に対応する射出プランジャー13の第1の位置Svoを補
正する処理を実行する。
【0030】すなわち、まず、真空度の設定値H0 と検
出値Hとが比較の結果、許容範囲αを含めて等しい場合
には(ステップS6のYes)、補正は行わずに次のサ
イクルに移行する(ステップS16)。
【0031】これに対して、検出した真空度Hが設定値
H0 よりも所定の許容範囲αを考慮にいれても高い場合
は(ステップS7のYES)、次回の射出サイクルで
は、真空バルブ19を開けるタイミングを遅らせるため
に、真空バルブ19が開かれる射出プランジャー13の
第1位置Svoに所定の補正量ΔSを加えて金型側にΔS
だけずらした Sv0+ΔSを次回のサイクルで真空バル
ブ19が開く位置とする(ステップS8)。
【0032】この射出プランジャ13の第1の位置Sv0
の補正は、図4において、真空度曲線Bで表されるよう
に時間軸に沿って記憶した真空度データに基づき行われ
るものである。この図4の場合では、充填完了直前の時
点での真空度Hが設定値H0より高い場合、その真空度
の差を時間のずれΔtに換算することができる。この時
間換算したΔtを射出プランジャ13の位置の補正量Δ
Sに対応するものとして考えれば、第1の位置Sv0をΔ
Sだけ金型側へずらすようにすることで、次回の射出サ
イクルでは、真空度曲線B1 で示すような真空度の変化
をたどると予測されるので、充填完了直前の時点での真
空度を設定値H0 に制御することができる。一方、検出
した真空度Hの値が設定値H0 よりも低い場合は(ステ
ップS7のNo)、逆に次回のサイクルでは真空バルブ
19を開くタイミングを遅らせるための補正を行う。図
5は、真空度Hが低い場合の真空度曲線Bを示す図であ
る。
【0033】すなわち、ステップS9では、真空度が低
下しすぎた異常値としてあらかじめダイカストマシンの
仕様や鋳造条件に基づいて設定してある真空度の限界値
Zと、射出プランジャー13が第2の位置Svcに到達し
た時点での真空度の検出値Hとを比較する。検出値Hが
限界値Zよりも低くなっていれば、例えば、フィルタ8
の目づまりによるものと判別し、警報器30およびCR
T29に警報を表示する信号を出力する(ステップS1
0)、また、ダイカストマシンの運転停止信号を出力す
る(ステップS11)。
【0034】他方、真空度Hが管理値Zまでは低下して
いないが、設定値H0 よりも許容範囲αを考慮しても低
下している場合には(ステップS12のYes)、逆に
真空バルブ19を開くタイミングを早めるために、Svo
の値を前工程における値からΔSだけ減じた値に補正す
る(ステップS13)。
【0035】この射出プランジャ13の第1の位置Sv0
の補正は、図2の場合と同様に、真空度曲線Bで表せる
ような真空度データから、射出プランジャ13が第2の
位置Svcに到達した時点での真空度Hと設定値H0 との
差に応じた時間のずれΔtを射出プランジャ13の位置
の補正量ΔSに換算する。そして、射出プランジャ13
の第1の位置Sv0をΔSだけ反金型側へずらした位置に
変更して、次回の射出サイクルを行う。これにより、次
の射出サイクルでは、真空度曲線B2 で示すように真空
度が変化すると予測されるので、充填完了直前での真空
度を設定値H0に制御することが可能となる。
【0036】このストロークSvoは給湯孔12の位置と
の関係からある一定値Eより大きくなければならないの
で、続くステップS14では、補正後のストロークSvo
の値と前記の限界値Eとを比較し、もし補正ストローク
Svoが限界値E以下になっているときは、警報器30に
警報信号を出力する(ステップS15)。
【0037】このようにしてなんらかの原因によって、
真空センサ41によって検出した真空度が高くなってい
る場合には、真空バルブ19を開くタイミングを初期設
定のままで鋳造サイクルを継続すると、キャビティ2の
減圧の進行が早いため、溶湯にガスが巻き込まれる虞が
あるが、そのような場合、次回のサイクルからは真空バ
ルブ19が開く射出プランジャー13の位置を所定の値
だけさらに金型側に進んだ位置に補正してずらすように
なっており、従って、真空バルブ19が開いてキャビテ
ィ2のガス抜きを開始するタイミングを遅らせることに
よって、かかる鋳造品に巣が発生する要因を未然に排除
することができる。
【0038】また、逆に、真空配管4の真空度がフィル
タ8の目詰まり等の原因によって低下しているときは、
真空バルブ19を開く射出プランジャー13の位置を手
前の後退方向に補正してずらすことによって、真空バル
ブ19を開くタイミングを早めることができる。したが
って、キャビティ2のガス抜きが早めに開始されるの
で、キャビティ2の真空度の変化を予め設定したとおり
に維持することができる。
【0039】さらに、ガス抜きには、チルベント20を
用いることにより、溶湯充填完了時に真空バルブ19を
強制的に閉じる操作が不要になるため、真空バルブ19
の作動のタイミングのばらつきなどにより誤差がなくな
り、より制御の精度を高めることができる。
【0040】次に、図5のような真空度曲線は、その他
の次のようなデータとともに、射出サイクルの間、CR
T29に表示される。図中、曲線Aは、射出プランジャ
ー13の速度の時間的変化を表す射出速度曲線を表して
いる。真空度曲線BZ は、真空度の管理範囲の限界を示
す曲線である。充填完了直前の時点における真空度Hが
限界値Zより低くなったときは、前述したようにダイカ
ストマシンが停止するようになっている。従って、実測
値の真空度曲線Bと、補正の結果、次回の射出サイクル
で予想される真空度曲線B1 、B2 を同時に表示するこ
とにより、リアルタイムで真空度の状況が視覚的に把握
できるようになっている。他方、射出速度曲線Aについ
ては、中央処理装置25は、位置センサ22の出力する
パルス信号を演算処理して、射出速度が低速から高速に
立ち上がる変化点Pを求め、この変化点Pにおける真空
度Xを算出する。この真空度Xが高すぎると、溶湯が勢
いあまりキャビティ2に射出されて真空バルブ19を溶
湯で閉塞するおそれがあるため、真空度Xが、真空バル
ブ19が閉じた時点Cでの真空度Hよりも高い場合に
は、警報を出すようになっている。図5に例示するよう
に、CRT29には、以上の真空度曲線B、B2 、射出
速度曲線Aとともに、射出速度が立ち上がる時点の真空
度X、真空バルブが閉じた時点での真空度Hなどの射出
サイクルの状況を監視するのに必要な各種パラメータを
表示する。なお、真空度Hが限界値Zよりも低い場合に
は、不良品発生のNGコメントが表示される。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、溶湯充填完了直前の真空度の検出値と、真空
度の設定値との差に応じて、次の射出工程での真空バル
ブを開きガス抜きを開始する射出プランジャの位置を変
更して、溶湯充填完了直前の真空度が一定になるように
制御されるので、溶湯がガスを巻き込むことによる巣の
発生を防止し、鋳造品の品質の安定化を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による真空制御装置の一実施例の構成を
示すを構成図。
【図2】ガス抜き手段として、チルベントを用いた実施
例真空制御装置の構成説明図。
【図3】ガス抜き手段として用いるメタルシャットオフ
バルブの構成を示す断面図。
【図4】射出サイクル中に真空度が設定値より高い場合
の真空度曲線、射出速度曲線を表示するモニタ画面の例
を示す説明図。
【図5】射出サイクル中に真空度が設定値より低い場合
の真空度曲線、射出速度曲線を表示するモニタ画面の例
を示す説明図。
【図6】本発明による制御装置の動作を表したフローチ
ャート。
【図7】真空ダイカストにおける従来の制御装置を表し
た構成図。
【符号の説明】
1 金型 2 キャビティ 3 真空バルブ 4 真空配管 5 真空装置 6 真空タンク 10 溶湯 11 射出スリーブ 12 射出プランジャー 19 真空バルブ 20 チルベント 22 位置センサ 23 制御装置 30 警報装置 36 メタルシャットオフバルブ 40 逆止弁 41 真空センサ SVO 真空バルブを開く第1の位置 SVC 充填完了直前の第2の位置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 17/14,17/32

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型内のキャビティに射出プランジャによ
    り溶湯を充填し、前記キャビティに連なる真空配管系統
    に設けられた真空バルブ開き、キャビティ内に溶融金
    属を吸引しながら溶融金属の加圧成形を行う真空ダイカ
    ストの真空制御方法において、 射出プランジャが第1の位置に前進してきたときに、前
    記真空バルブを開いてキャビティ内のガスのガス抜きを
    開始し、射出プランジャが溶湯の充填完了直前の第2の
    位置に到達した時点における真空系統の真空度を検出す
    るとともに、この検出した真空度と予め設定した真空度
    とを比較し、前記第2の位置における真空度が高い場合
    には前記第1の位置を所定距離だけ金型側に移動して変
    更し、真空度が低い場合には前記第1の位置を所定距離
    だけ反金型側に変更する補正をし、次回の射出工程で
    は、補正した第1の位置で前記真空バルブを開くことを
    特徴とする真空ダイカストにおける真空制御方法。
  2. 【請求項2】射出プランジャのストロークエンドを含む
    前記第の位置をあらかじめ設定し、射出工程開始から
    時間軸に沿って真空度データを計測し、前記射出プラン
    ジャの前記第2の位置における真空度と設定値とを比較
    し、真空度の差を前記真空度データに基づき時間換算
    し、この時間換算値を射出プランジャの位置の補正値に
    換算して、次回の射出工程における射出プランジャの第
    1の位置を更新することを特徴とする請求項1に記載の
    真空ダイカストにおける真空制御方法。
  3. 【請求項3】金型内の前記キャビティに連なる真空系統
    の開閉を行う真空バルブと、キャビティ内を真空になる
    ように前記真空系統を介して吸引する真空装置とを備え
    た真空ダイカストにおける真空制御装置において、 前記真空系統の真空度を検出する真空度検出手段と、 前記真空バルブが開いたときにキャビティ内のガスのみ
    を真空系統へ導出するエアベント手段と、 射出プランジャーの位置を検出する位置検出手段と、 射出工程開始から単位時間ごとに検出した真空度データ
    を記憶する手段と、 キャビティへの溶湯の充填が完了する直前の時点での真
    空度と、予め設定した真空度とを比較する真空度比較手
    段と、 前記真空度データに基づき検出した真空度が前記設定真
    空度よりも高い場合に次回の射出工程で前記真空バルブ
    を開く射出プランジャーの第1の位置を所定距離だけ金
    型側に移動する補正をし、検出した真空度が前記設定真
    空度よりも低い場合に前記第1の位置を所定距離だけ反
    金型側に移動する補正をする真空バルブ開位置補正手段
    を具備したことを特徴とする真空ダイカストにおける真
    空制御装置。
  4. 【請求項4】前記エアベント手段は、ガスのみを通し、
    溶湯が真空系統に入り込まないように湯先を凝固させる
    波形のガス抜き通路を有するチルベントまたは、充填さ
    れた溶湯の慣性を利用してガスのみを導出するシャット
    オフバルブからなることを特徴とする請求項3に記載の
    真空ダイカストにおける真空制御装置。
  5. 【請求項5】前記真空度検出手段は、真空センサと、こ
    の真空センサに並列に接続されたセンサを保護するため
    の逆止弁を備えることを特徴とする請求項4に記載の真
    空ダイカストにおける真空制御装置。
  6. 【請求項6】請求項3乃至5のいずれか一の請求項に記
    載の真空ダイカスト装置において、検出した真空度が予
    め定めた真空度限界よりも低い場合に警報信号またはダ
    イカストマシンの停止信号を発生する警報信号発生手段
    と、警報信号を受信して警報を発する警報器とを具備す
    ることを特徴とする真空ダイカスト装置。
  7. 【請求項7】請求項3乃至5のいずれか一の請求項に記
    載の真空ダイカスト装置において、前記記憶手段に記憶
    された真空度データと、前記位置検出器の出力データに
    基づいて真空度の時間的変化と、前記射出プランジャー
    の速度および射出サイクルの状況を表すパラメータを演
    算する演算手段と、前記演算手段の出力に応じて真空度
    の時間的変化を表す真空度曲線と、前記射出プランジャ
    ーの速度の時間的変化を表す射出速度曲線および前記パ
    ラメータを表示する表示装置を具備することを特徴とす
    る真空ダイカスト装置。
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