JPH05228604A - 吸引加圧鋳造装置 - Google Patents
吸引加圧鋳造装置Info
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- JPH05228604A JPH05228604A JP6911092A JP6911092A JPH05228604A JP H05228604 A JPH05228604 A JP H05228604A JP 6911092 A JP6911092 A JP 6911092A JP 6911092 A JP6911092 A JP 6911092A JP H05228604 A JPH05228604 A JP H05228604A
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- molten metal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋳型に対する押し湯のタイミングを良好に行
うことができ、1個の制御手段で制御可能とする。 【構成】 減圧チャンバー36の減圧回路に減圧用流量
制御弁51を配設し、溶湯保持炉24の加圧回路に加圧
用流量制御弁32を配設し、減圧チャンバー内圧力と溶
湯保持炉内圧力の差圧を制御手段56にフィードバック
し、同制御手段内で記憶されている差圧−時間パターン
と比較演算し、減圧用流量制御弁51と加圧用流量制御
弁32との両方を制御可能に設け、鋳型41に配設した
溶湯検知センサー57により溶湯が鋳型内に充填したこ
とを検知した電気信号を入力して、溶湯保持炉24の加
圧回路を作動し、かつ制御手段56内で記憶されている
差圧−時間パターンを変更可能とする。
うことができ、1個の制御手段で制御可能とする。 【構成】 減圧チャンバー36の減圧回路に減圧用流量
制御弁51を配設し、溶湯保持炉24の加圧回路に加圧
用流量制御弁32を配設し、減圧チャンバー内圧力と溶
湯保持炉内圧力の差圧を制御手段56にフィードバック
し、同制御手段内で記憶されている差圧−時間パターン
と比較演算し、減圧用流量制御弁51と加圧用流量制御
弁32との両方を制御可能に設け、鋳型41に配設した
溶湯検知センサー57により溶湯が鋳型内に充填したこ
とを検知した電気信号を入力して、溶湯保持炉24の加
圧回路を作動し、かつ制御手段56内で記憶されている
差圧−時間パターンを変更可能とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鋳造における吸引加
圧鋳造装置に関する。
圧鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吸引加圧鋳造装置として
は例えば特開昭62−114761号のものがある。こ
の鋳造装置は図3に示すように、減圧チャンバー1は低
圧鋳造用加圧室2上に配設され、減圧チャンバー1内に
は、吸引鋳造用鋳型3がその底部から垂下する湯口4が
上記加圧室2内のルツボ5内に挿入されるように配設さ
れている。
は例えば特開昭62−114761号のものがある。こ
の鋳造装置は図3に示すように、減圧チャンバー1は低
圧鋳造用加圧室2上に配設され、減圧チャンバー1内に
は、吸引鋳造用鋳型3がその底部から垂下する湯口4が
上記加圧室2内のルツボ5内に挿入されるように配設さ
れている。
【0003】また、減圧チャンバー1には吸引制御手段
6が設けられている。この吸引制御手段6は、調整弁
7,レシーバタンク8を介して真空ポンプ9に至る吸引
パイプ10が連結されるとともに、圧力検出器11を介
して検出される減圧チャンバー1内の圧力に基づいて、
調整弁7を制御するプログラムコントローラ12とを備
えている。
6が設けられている。この吸引制御手段6は、調整弁
7,レシーバタンク8を介して真空ポンプ9に至る吸引
パイプ10が連結されるとともに、圧力検出器11を介
して検出される減圧チャンバー1内の圧力に基づいて、
調整弁7を制御するプログラムコントローラ12とを備
えている。
【0004】また、低圧鋳造用加圧室2には、加圧室2
内の圧力を圧力検出器18を介して検出し、プログラム
コントローラ19により、加圧パイプ16の加圧用調整
弁17の加圧力を調整するようにした加圧制御手段15
を備えている。
内の圧力を圧力検出器18を介して検出し、プログラム
コントローラ19により、加圧パイプ16の加圧用調整
弁17の加圧力を調整するようにした加圧制御手段15
を備えている。
【0005】上記のように構成された装置においては、
予め真空ポンプ9でレシーバタンク8内を減圧してお
き、調整弁7を開いて減圧チャンバー1内を減圧する
と、同時に溶湯が湯口を介して鋳型3内に充填されだ
す。減圧速度は、圧力検出器11をもって減圧チャンバ
ー1内の圧力を検出しつつプログラムコントローラ12
にて制御する。
予め真空ポンプ9でレシーバタンク8内を減圧してお
き、調整弁7を開いて減圧チャンバー1内を減圧する
と、同時に溶湯が湯口を介して鋳型3内に充填されだ
す。減圧速度は、圧力検出器11をもって減圧チャンバ
ー1内の圧力を検出しつつプログラムコントローラ12
にて制御する。
【0006】次いで、減圧中の所定の時点よりプログラ
ムコントローラ19を作動させ、加圧用調整弁17を開
放させて加圧室2の加圧を開始させ、ヒケ巣防止に必要
な効果を発揮する圧力を溶湯に付与する。所定の加圧時
間が終了すると減圧側および加圧側のチャンバーを大気
開放して、鋳造を終了するように構成されている。
ムコントローラ19を作動させ、加圧用調整弁17を開
放させて加圧室2の加圧を開始させ、ヒケ巣防止に必要
な効果を発揮する圧力を溶湯に付与する。所定の加圧時
間が終了すると減圧側および加圧側のチャンバーを大気
開放して、鋳造を終了するように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の構成のものでは減圧チャンバー1の減圧中の所定の
時点でプログラムコントローラ19を作動し、加圧用調
整弁17を開放して加圧室2を加圧する構成であるか
ら、鋳型3に対する押し湯のタイミングが確実ではな
く、押し湯のタイミングが早すぎると鋳バリが発生し、
タイミングが遅すぎると巣が発生する問題点があり、ま
た、2個の制御手段6,15により制御するのでコスト
が高くなる等の問題点があった。
来の構成のものでは減圧チャンバー1の減圧中の所定の
時点でプログラムコントローラ19を作動し、加圧用調
整弁17を開放して加圧室2を加圧する構成であるか
ら、鋳型3に対する押し湯のタイミングが確実ではな
く、押し湯のタイミングが早すぎると鋳バリが発生し、
タイミングが遅すぎると巣が発生する問題点があり、ま
た、2個の制御手段6,15により制御するのでコスト
が高くなる等の問題点があった。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決すべく
なされたもので、鋳型に対する押し湯のタイミングを良
好に行うことかでき、1個の制御手段で制御することの
できる吸引加圧鋳造装置を提供することを目的とするも
のである。
なされたもので、鋳型に対する押し湯のタイミングを良
好に行うことかでき、1個の制御手段で制御することの
できる吸引加圧鋳造装置を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、減圧チャンバー内に鋳型を配設し、同
減圧チャンバー内を減圧することにより溶湯保持炉内の
溶湯をストークを介して鋳型内に充填した後、前記溶湯
保持炉内を加圧し溶湯に圧力を加えて鋳造する吸引加圧
鋳造装置において、前記減圧チャンバーの減圧回路に真
空ポンプの排気流量を変化させることが可能な減圧用流
量制御弁を配設するとともに、溶湯保持炉の加圧回路に
も同一の制御手段により加圧エアの流量を変化させるこ
とが可能な加圧用流量制御弁を配設し、前記減圧チャン
バー内圧力と前記溶湯保持炉内圧力の差圧を前記制御手
段にフィードバックし、同制御手段内で記憶されている
差圧−時間パターンと比較演算し、前記減圧用流量制御
弁と加圧用流量制御弁との両方を制御可能に設け、前記
鋳型に配設した溶湯検知センサーにより溶湯が鋳型内に
充填したことを検知した電気信号を入力して、前記溶湯
保持炉の加圧回路を作動し、かつ前記制御手段内で記憶
されている差圧−時間パターンを変更可能に構成した吸
引加圧鋳造装置に存する。
を解決するため、減圧チャンバー内に鋳型を配設し、同
減圧チャンバー内を減圧することにより溶湯保持炉内の
溶湯をストークを介して鋳型内に充填した後、前記溶湯
保持炉内を加圧し溶湯に圧力を加えて鋳造する吸引加圧
鋳造装置において、前記減圧チャンバーの減圧回路に真
空ポンプの排気流量を変化させることが可能な減圧用流
量制御弁を配設するとともに、溶湯保持炉の加圧回路に
も同一の制御手段により加圧エアの流量を変化させるこ
とが可能な加圧用流量制御弁を配設し、前記減圧チャン
バー内圧力と前記溶湯保持炉内圧力の差圧を前記制御手
段にフィードバックし、同制御手段内で記憶されている
差圧−時間パターンと比較演算し、前記減圧用流量制御
弁と加圧用流量制御弁との両方を制御可能に設け、前記
鋳型に配設した溶湯検知センサーにより溶湯が鋳型内に
充填したことを検知した電気信号を入力して、前記溶湯
保持炉の加圧回路を作動し、かつ前記制御手段内で記憶
されている差圧−時間パターンを変更可能に構成した吸
引加圧鋳造装置に存する。
【0010】
【作用】上記構成としたことにより、鋳型に配設した溶
湯検知センサーにより溶湯が鋳型内に充填したことを検
知した電気信号を入力して、溶湯保持炉の加圧回路を作
動してキャビティに対する押し湯のタイミングを正確に
実施可能とする。
湯検知センサーにより溶湯が鋳型内に充填したことを検
知した電気信号を入力して、溶湯保持炉の加圧回路を作
動してキャビティに対する押し湯のタイミングを正確に
実施可能とする。
【0011】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図1は吸引加圧鋳造装置21の概略構成を
示すもので、同吸引加圧鋳造装置21は、下ダイベース
35の下部には溶湯保持炉24が配設され、上部には減
圧チャンバー36が配設されている。
説明すると、図1は吸引加圧鋳造装置21の概略構成を
示すもので、同吸引加圧鋳造装置21は、下ダイベース
35の下部には溶湯保持炉24が配設され、上部には減
圧チャンバー36が配設されている。
【0012】この鋳造装置21の機枠22を構成する基
台23上には所定の容積を有する溶湯保持炉24が形成
され、同溶湯保持炉24のほぼ中央には例えばアルミニ
ウム合金等の金属溶湯26を封入可能にルツボ25が載
置されている。また、溶湯保持炉24の対応する炉壁に
は給気口27と圧力取出し口28が形成され、圧力取出
し口28は差圧センサー29に接続されている。また、
給気口27は配管30を介して外部のコンプレッサー等
の圧力源に接続され、同配管30には上流側より順次減
圧弁31、加圧用流量制御弁32、バルブ33,34が
それぞれ配設されている。
台23上には所定の容積を有する溶湯保持炉24が形成
され、同溶湯保持炉24のほぼ中央には例えばアルミニ
ウム合金等の金属溶湯26を封入可能にルツボ25が載
置されている。また、溶湯保持炉24の対応する炉壁に
は給気口27と圧力取出し口28が形成され、圧力取出
し口28は差圧センサー29に接続されている。また、
給気口27は配管30を介して外部のコンプレッサー等
の圧力源に接続され、同配管30には上流側より順次減
圧弁31、加圧用流量制御弁32、バルブ33,34が
それぞれ配設されている。
【0013】また、この溶湯保持炉24の上部は機枠2
2に沿って上下動可能に設けられた下ダイベース35に
より密封状に閉蓋され、この下ダイベース35の上部に
は減圧チャンバー36が形成されている。
2に沿って上下動可能に設けられた下ダイベース35に
より密封状に閉蓋され、この下ダイベース35の上部に
は減圧チャンバー36が形成されている。
【0014】この減圧チャンバー36は下部壁枠37と
上部壁枠38の組合わせにより形成され、下部壁枠37
は下ダイベース35に取付けられ、又、上部壁枠38
は、機枠22の上部に下向きにして取付けられた昇降シ
リンダ39により昇降動される可動板40の下面に取付
けられている。又、この減圧チャンバー36内には下型
42と上型43とからなる鋳型41が配設され、この上
下型42,43の合せ面にはキャビティ44が形成さ
れ、上型43は可動板40の下面に取付けられて上下動
可能に設けられ、下型42は下ダイベース35に対向配
設されるとともに、同下型42の所定の位置には湯口4
5が形成され、同湯口45には下ダイベース35を貫通
し、かつ下方に垂設されて溶湯保持炉24に配設したル
ツボ25の金属溶湯26内に侵漬可能な長さを有するス
トーク46が垂設されて、同ストーク46を介して金属
溶湯26をキャビティ44内に導入可能に設けられてい
る。
上部壁枠38の組合わせにより形成され、下部壁枠37
は下ダイベース35に取付けられ、又、上部壁枠38
は、機枠22の上部に下向きにして取付けられた昇降シ
リンダ39により昇降動される可動板40の下面に取付
けられている。又、この減圧チャンバー36内には下型
42と上型43とからなる鋳型41が配設され、この上
下型42,43の合せ面にはキャビティ44が形成さ
れ、上型43は可動板40の下面に取付けられて上下動
可能に設けられ、下型42は下ダイベース35に対向配
設されるとともに、同下型42の所定の位置には湯口4
5が形成され、同湯口45には下ダイベース35を貫通
し、かつ下方に垂設されて溶湯保持炉24に配設したル
ツボ25の金属溶湯26内に侵漬可能な長さを有するス
トーク46が垂設されて、同ストーク46を介して金属
溶湯26をキャビティ44内に導入可能に設けられてい
る。
【0015】また、減圧チャンバー36の下部壁枠37
の対応する壁部には排気口47および圧力取出し口48
が形成され、圧力取出し口48は差圧センサー29に接
続され、また、排気口47は配管49を介して真空ポン
プ50に接続され、同配管49には上流側より順次減圧
用流量制御弁51、バルブ52、流量調整弁53および
バルブ54,55がそれぞれ配設されている。
の対応する壁部には排気口47および圧力取出し口48
が形成され、圧力取出し口48は差圧センサー29に接
続され、また、排気口47は配管49を介して真空ポン
プ50に接続され、同配管49には上流側より順次減圧
用流量制御弁51、バルブ52、流量調整弁53および
バルブ54,55がそれぞれ配設されている。
【0016】このように配設された差圧センサー29お
よび流量制御弁32,51はマイクロコンピュータで構
成される制御手段56に接続されている。また、上記し
た鋳型41の上型43のほぼ中央部には溶湯検知センサ
ー57が埋設状に取付けられてキャビティ44内に金属
溶湯26が充填したときに制御手段56へ電気信号を出
力するように設けられている。
よび流量制御弁32,51はマイクロコンピュータで構
成される制御手段56に接続されている。また、上記し
た鋳型41の上型43のほぼ中央部には溶湯検知センサ
ー57が埋設状に取付けられてキャビティ44内に金属
溶湯26が充填したときに制御手段56へ電気信号を出
力するように設けられている。
【0017】また、この制御手段56内には図2に示す
(チャンバー内圧力と炉内圧力の差圧)−時間パターン
S−P1−P2−P3−P4−P5−P6がメモリーさ
れており、この差圧−時間パターンに従って制御が行わ
れる
(チャンバー内圧力と炉内圧力の差圧)−時間パターン
S−P1−P2−P3−P4−P5−P6がメモリーさ
れており、この差圧−時間パターンに従って制御が行わ
れる
【0018】この装置21において、制御手段56内に
メモリーされた差圧−時間パターンにしたがって制御が
行われるもので、すなわち、図2において鋳込みスター
トボタンが押された時(S)に、バルブ52が開き真空
ポンプ50により減圧チャンバー36内が排気され、金
属溶湯26が吸引されて、ストーク46を介しキャビテ
ィ44内に金属溶湯26が注入される。その注入開始ポ
イントが図中P1で示すポイントであり、図中P2で示
す時点においてキャビティ44内への充填終了を溶湯検
知センサー57により検知し、この検知信号を制御手段
56に電気信号として入力し、予めメモリーされた差圧
−時間、S−P1−P2−P3−P4−P5−P6が、
差圧−時間、S−P1−P2−P3′−P4′−P5′
−P6′に自動変更される。ここでP2とP3′は同一
時間である。
メモリーされた差圧−時間パターンにしたがって制御が
行われるもので、すなわち、図2において鋳込みスター
トボタンが押された時(S)に、バルブ52が開き真空
ポンプ50により減圧チャンバー36内が排気され、金
属溶湯26が吸引されて、ストーク46を介しキャビテ
ィ44内に金属溶湯26が注入される。その注入開始ポ
イントが図中P1で示すポイントであり、図中P2で示
す時点においてキャビティ44内への充填終了を溶湯検
知センサー57により検知し、この検知信号を制御手段
56に電気信号として入力し、予めメモリーされた差圧
−時間、S−P1−P2−P3−P4−P5−P6が、
差圧−時間、S−P1−P2−P3′−P4′−P5′
−P6′に自動変更される。ここでP2とP3′は同一
時間である。
【0019】一方、溶湯検知センサー57からの検知信
号を受けて、バルブ52が閉じ、減圧チャンバー36内
の減圧が終了すると同時にバルブ33が開かれ、溶湯保
持炉24内の加圧がスタートする。すなわち、図2にお
いてP3′からP4′点に亘り保持炉24内が加圧され
てキャビティ44内の金属溶湯26に圧力が加わり押し
湯工程となる。その後、P4′からP5′の間は押し湯
圧が保持さた時間であり、この時間はAで示す押し湯圧
保持時間となっている。この押し湯圧保持時間Aが経過
した後に、P5′からP6′においてバルブ33が閉
じ、バルブ55,34が開かれることにより、減圧チャ
ンバー36内が給気、溶湯保持炉24内が排気される。
この排気時間Bの時間内に自然冷却され、その後に昇降
シリンダ39により可動板40が上動されて上型43も
一体に上動されてキャビティ44より製品が取出されて
ワンショットが終了する。そして、下ダイベース35が
上動されて溶湯保持炉24の上部が開放され、ルツボ2
5に金属溶湯26が注入され、再び下ダイベース35お
よび可動板40が下動されて図1の状態に復して鋳造が
なされる。
号を受けて、バルブ52が閉じ、減圧チャンバー36内
の減圧が終了すると同時にバルブ33が開かれ、溶湯保
持炉24内の加圧がスタートする。すなわち、図2にお
いてP3′からP4′点に亘り保持炉24内が加圧され
てキャビティ44内の金属溶湯26に圧力が加わり押し
湯工程となる。その後、P4′からP5′の間は押し湯
圧が保持さた時間であり、この時間はAで示す押し湯圧
保持時間となっている。この押し湯圧保持時間Aが経過
した後に、P5′からP6′においてバルブ33が閉
じ、バルブ55,34が開かれることにより、減圧チャ
ンバー36内が給気、溶湯保持炉24内が排気される。
この排気時間Bの時間内に自然冷却され、その後に昇降
シリンダ39により可動板40が上動されて上型43も
一体に上動されてキャビティ44より製品が取出されて
ワンショットが終了する。そして、下ダイベース35が
上動されて溶湯保持炉24の上部が開放され、ルツボ2
5に金属溶湯26が注入され、再び下ダイベース35お
よび可動板40が下動されて図1の状態に復して鋳造が
なされる。
【0020】このように図2に示す差圧−時間パターン
に沿った制御が制御手段56により行われる時には、差
圧センサー29からの信号が制御手段56に入力されて
おり、この信号に基づいて制御手段56内にて比較演算
され、その結果を流量制御弁51,32に電気信号とし
て送り、流量制御弁51,32の弁開度が調整されて制
御がなされるので、1個の制御手段56により制御をす
ることができてコストを低減することができ、とくに、
鋳型41の上型43のほぼ中央部には溶湯検知センサー
57が埋設状に取付けられてキャビティ44内に金属溶
湯26が充填したときに制御手段56へ電気信号を出力
するように設け、この電気信号に基いて溶湯保持炉24
を加圧するように構成したものであるから、キャビティ
44に対する押し湯のタイミングを正確に行うことがで
き、製品品質を向上することができる。
に沿った制御が制御手段56により行われる時には、差
圧センサー29からの信号が制御手段56に入力されて
おり、この信号に基づいて制御手段56内にて比較演算
され、その結果を流量制御弁51,32に電気信号とし
て送り、流量制御弁51,32の弁開度が調整されて制
御がなされるので、1個の制御手段56により制御をす
ることができてコストを低減することができ、とくに、
鋳型41の上型43のほぼ中央部には溶湯検知センサー
57が埋設状に取付けられてキャビティ44内に金属溶
湯26が充填したときに制御手段56へ電気信号を出力
するように設け、この電気信号に基いて溶湯保持炉24
を加圧するように構成したものであるから、キャビティ
44に対する押し湯のタイミングを正確に行うことがで
き、製品品質を向上することができる。
【0021】
【発明の効果】上記のように構成したものであるから、
差圧−時間パターンに沿った制御が制御手段により行わ
れる時には差圧センサーからの信号が制御手段に入力さ
れており、この信号に基づいて制御手段内にて比較演算
され、その結果を減圧用流量制御弁と加圧用流量制御弁
に電気信号として送り、両流量制御弁の弁開度が調整さ
れて制御がなされるので、1個の制御手段により制御を
することができてコストを低減することができ、とく
に、鋳型の上型のほぼ中央部には溶湯検知センサーが埋
設状に取付けられてキャビティ内に金属溶湯が充填した
ときに制御手段へ電気信号を出力するように設け、この
電気信号に基いて溶湯保持炉を加圧するように構成した
ものであるから、キャビティに対する押し湯のタイミン
グを正確に行うことができ、製品品質を向上することが
できる。
差圧−時間パターンに沿った制御が制御手段により行わ
れる時には差圧センサーからの信号が制御手段に入力さ
れており、この信号に基づいて制御手段内にて比較演算
され、その結果を減圧用流量制御弁と加圧用流量制御弁
に電気信号として送り、両流量制御弁の弁開度が調整さ
れて制御がなされるので、1個の制御手段により制御を
することができてコストを低減することができ、とく
に、鋳型の上型のほぼ中央部には溶湯検知センサーが埋
設状に取付けられてキャビティ内に金属溶湯が充填した
ときに制御手段へ電気信号を出力するように設け、この
電気信号に基いて溶湯保持炉を加圧するように構成した
ものであるから、キャビティに対する押し湯のタイミン
グを正確に行うことができ、製品品質を向上することが
できる。
【図1】吸引加圧鋳造装置の概略図である。
【図2】制御手段に入力される差圧−時間パターン図で
ある。
ある。
【図3】従来の吸引加圧鋳造装置の概略図である。
21 吸引加圧鋳造装置 24 溶湯保持炉 25 ルツボ 26 溶湯 30 配管(加圧回路) 32 加圧用流量制御弁 36 減圧チャンバー 41 鋳型 43 上型 44 キャビティ 46 ストーク 49 配管(減圧回路) 51 減圧用流量制御弁 56 制御手段 57 溶湯検知センサー
Claims (1)
- 【請求項1】 減圧チャンバー内に鋳型を配設し、同減
圧チャンバー内を減圧することにより溶湯保持炉内の溶
湯をストークを介して鋳型内に充填した後、前記溶湯保
持炉内を加圧し、溶湯に圧力を加えて鋳造する吸引加圧
鋳造装置において、 前記減圧チャンバー内の減圧回路に真空ポンプの排気流
量を変化させることが可能な減圧用流量制御弁を配設す
るとともに、溶湯保持炉内の加圧回路にも同一の制御手
段により加圧エアの流量を変化させることが可能な加圧
用流量制御弁を配設し、 前記減圧チャンバー内圧力と前記溶湯保持炉内圧力の差
圧を前記制御手段にフィードバックし、同制御手段内で
記憶されている差圧−時間パターンと比較演算し、前記
減圧用流量制御弁と加圧用流量制御弁との両方を制御可
能に設け、 前記鋳型に配設した溶湯検知センサーにより溶湯が鋳型
内に充填したことを検知した電気信号を入力して、前記
溶湯保持炉の加圧回路を作動し、かつ前記制御手段内で
記憶されている差圧−時間パターンを変更可能に構成し
た吸引加圧鋳造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04069110A JP3128705B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 吸引加圧鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04069110A JP3128705B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 吸引加圧鋳造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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