JPH03124359A - マグネシウム合金砂型加圧鋳造方法 - Google Patents

マグネシウム合金砂型加圧鋳造方法

Info

Publication number
JPH03124359A
JPH03124359A JP26473289A JP26473289A JPH03124359A JP H03124359 A JPH03124359 A JP H03124359A JP 26473289 A JP26473289 A JP 26473289A JP 26473289 A JP26473289 A JP 26473289A JP H03124359 A JPH03124359 A JP H03124359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inert gas
molten metal
feeder
magnesium alloy
sand mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26473289A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Miyamoto
宮本 孝夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP26473289A priority Critical patent/JPH03124359A/ja
Publication of JPH03124359A publication Critical patent/JPH03124359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマグネシウム合金製の鋳物を砂型を使用して加
圧鋳造するマグネシウム合金砂型加圧鋳造方法に関する
〔従来技術〕
マグネシウム合金の鋳物を砂型を用いて鋳造するには、
アルミニウム合金の場合と同じように、一般的には重力
鋳造により行われている。
第2図に重力鋳造に用いる一般的な砂型を示す。
図に示すように、砂型50は、一般的には、上型51、
下型52の2分割構成であり、この上型51および下型
52の間にキャビティ53が形成されている。符号54
は、このキャビティ53に溶湯を注ぎ込む湯口、符号5
5はキャビティ53内に注湯された溶湯が凝固する際に
収縮した分の溶湯を補う押湯である。
この砂型50により鋳造する際は、湯口54よリマグネ
シウム合金の溶湯を注ぎ込み、押湯55がある程度充填
されるまで注ぐ。注湯を完了してキャビティ53に注が
れた溶湯が凝固し収縮し始めると、押湯55から収縮し
た分の溶湯が補充される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、マグネシウム合金の溶湯は非常に酸化しやすく
、また、水分と反応を起こしやすいため、内部欠陥が発
生しやすい。さらに、このマグネシウム合金は、凝固時
に凝固範囲の非常に大きい合金が多く、合金の比重の小
さいこととあいまって、押湯の効果が不十分となりがち
なため、内部欠陥が発生しやすい。
これらの内部欠陥を防止するため、 ”86マグネシウ
ム便覧(第44頁〜第46頁)あるいはマグネシウム便
覧(第96頁〜第101頁)に記載されているように、
湯口から直接押湯に溶湯が流入するようにするか、押湯
に直接高温の溶湯を注ぐいわゆるさし湯を行って、押湯
部の溶湯の温度低下を防ぐ方法がとられたり、あるいは
、押湯の大きさを押湯効果を期待する鋳物の、、Aさよ
り大きくするか、セラミックスファイバー等の断熱材を
用いて押湯の保温を行う等して、押湯効果の確保を図っ
ている。
しかしながら、上記のような内部欠陥対策が行われてい
ても、マグネシウム合金は比重が小さく、かつ、溶湯補
給限界までの時間が短いため、従来の重力式の押湯方式
では溶湯補給が充分でなく、内部欠陥を防止するには不
十分であった。
したがって、本発明は、マグネシウム合金鋳物を砂型を
用いて重力鋳造する鋳造方法において、マグネシウム合
金の注湯完了から溶湯が押湯効果の効く限界固相率に至
までの間、押湯効果を積極的に確保することにより、内
部欠陥の発生を防止することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明のマグネシウム合金砂
型加圧鋳造方法は、マグネシウム合金鋳物を上型と下型
で構成される砂型を用いて重力鋳造する鋳造方法におい
て、前記上型と下型に挟まれて形成されたキャビティに
連通ずる押湯部を、上型あるいは下型の湯口と離れた位
置に形成し、この押湯部にセラミックス製の筒状のスリ
ーブを内設し、このスリーブに不活゛性ガス供給装置を
接続して、この砂型の湯口からマグネシウム合金の溶湯
を注湯し、前記押湯部近傍に設置された押湯温度検出器
によって検出したキャビティ内に注湯された溶湯の温度
に基づき注湯完了を判別したら前記注湯を終了させると
ともに前記不活性ガス供給装置から前記スリーブを介し
て所定の圧力の不活性ガスを供給して押湯部の溶湯を加
圧し、この不活性ガスによる押湯の加圧を前記温度検出
器によって検出された溶湯の温度が押湯効果の効く限界
固相率の状態に至るまで行うことを特徴としている。
〔作用〕
上記本発明の方法によれば、注湯完了から限界固相率の
状態に至るまで、所定圧力の不活性ガスを押湯部に供給
して前記キャビティ内の溶湯に圧力をかけるようにして
いるので、押湯効果が、溶湯が凝固するまでの間、充分
確保できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例に係わるマグネシウム合金砂型加
圧鋳造方法を図面によって詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例に係わるマグネシウム合金砂
型加圧鋳造方法に用いられる鋳造装置の模式断面図であ
る。
本実施例に用いられる鋳造装置は、大きく分けて、砂型
1と不活性ガス供給装置2とから構成されている。
砂型1は、上枠10によって周囲を囲まれるようにして
造型された上型11と、下枠12によって周囲を囲まれ
るようにして造型された下型13とから構成され、この
上型11と下型13との間に製品形状と同一形状のキャ
ビティ14が形成されている。このキャビティ14の一
例には水平方向に延びる湯道15が形成され、この湯道
15は、上型11の頂部に開口するようにして形成され
た湯口16と連通している。他方、キ中ビティエ4の他
側は、上型11の頂部に開口するようにして形成された
筒状の押湯17に連通している。上型11内に形成され
た押湯17の内側には筒状の酸化アルミナ系セラミック
スのスリーブ18が埋設され、このスリーブ18の上端
には、円錐状の加圧ブース19が耐熱性接着剤を用いて
接続されている。
前記砂型1の上型11の湯口16の底には、注湯された
ことを検出する湯口温度検出器20が設けられ、この砂
型1の上型11の押湯17の付は根には、キャビティ1
4内へ注湯された溶湯の温度を検出する押湯温度検出器
21が設けられている。
不活性ガス供給装置2は、前記押湯温度検出器21から
の温度信号に基づきキャビティ14への注湯完了および
凝固完了を判別して、注湯開始から注湯完了までの間、
キャビティ14の吸引排気を行う減圧指令信号を出力す
るとともに、注湯完了から凝固完了までの間、溶湯温度
により予め決定されている不活性ガスの圧力・流量を示
す加圧指令信号を出力する演算器22と、この演算器2
2からの減圧指令信号または加圧指令信号を受けて、減
圧用または加圧用の空圧信号を出力する外部コントロー
ラ23と、この外部コントローラ23に配管接続された
不活性ガスボンベ24と、前記外部コントローラ23の
減圧用の空圧信号に基づき吸引・排気を行う減圧装置2
5と、前記外部コントローラ23の減圧用または加圧用
の空圧信号に基づき、前記加圧ブース19と前記減圧装
置25との連通または加圧ブース19と前記外部コント
ローラ23を介しての不活性ガスボンベ24との連通お
よびその際の不活性ガスの圧力・流量を制御するバルブ
装置26とからなっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
注湯を行う前に、砂型1内での燃焼を防止するために、
第1図に示すように構成された制御装置2のバルブ装置
26を切り換えて不活性ガスボンベ24から不活性ガス
を、加圧ブース19を介して砂型1のキャビティ14内
へ充填しておく。
不活性ガスの充填が完了した後、湯口16からマグネシ
ウム合金の溶湯を注湯する。湯口16の底に設けた湯口
温度検出器20で注湯の開始が検出されると、演算器2
2から減圧指令信号が外部コントローラ23へ出力され
、この減圧指令信号に基づき外部コントローラ23がバ
ルブ装置26へ減圧用の空圧信号を送り、このバルブ装
置26により減圧装置25側に切り換えられるとともに
、この減圧装置25が作動して砂型1内のガスを押湯1
7から吸引・排出する。このようにして、湯口16から
のマグネシウム合金の溶湯の充填とともに砂型1内のガ
スが排出される。前記減圧装置25では、10〜100
n+mHg程度に減圧するが、そのまま大気に解放して
も良い。この減圧装置25による砂型1内のガスの吸引
・排出により、湯廻り不良やガス欠陥を防止する。
マグネシウム合金の溶湯の充填が進み、押湯温度検出器
21より溶湯の温度信号が演算器22に入力されると、
注湯の完了と判断され外部コントローラ23へ加圧指令
信号を出力する。外部コントローラ23は、この加圧指
令信号に基づき、減圧装置25の作動を停止させるとと
もに、バルブ装置26を切り換えて、加圧ブース19を
減圧装置25から外部コントローラ23を介して不活性
ガスボンベ24へ接続させる。
押湯温度検出器21からの溶湯温度信号に基づき演算器
22で溶湯温度に応じた不活性ガスの圧力および流量が
求められ、この演算器22からの信号に基づき外部コン
トローラ23がバルブ装置26を制御して、不活性ガス
ボンベ24から加圧ブース19へ供給される不活性ガス
の圧力および流量を制御する。そして、砂型1のキャビ
ティ14内の溶湯の凝固が進み、溶湯補給限界(限界固
相率)に到ったことが演算器22で判別されると、バル
ブ装置26を切り換えて不活性ガスの供給を停止する。
その結果、本実施例においては、キャビティ14内の溶
湯が凝固するまでの間、不活性ガスによる溶湯への加圧
で押湯効果が確保され、内部欠陥の少ないマグネシウム
合金の鋳造品が得られる。
また、溶湯の加圧により押湯効果を確保している0 ので、押湯17を小さくすることができる。さらに、本
実施例においては、スリーブ18を酸化アルミニウム系
のセラミックスで構成しているので、マグネシウム合金
の溶湯との反応することがなく、鋳造後の製品の取り出
しが容易である。
また、本実施例においては、注湯を行う前に、不活性ガ
スを充填させているので、砂型1内の燃焼を防止できる
ため燃焼による不良品の発生およびマグネシウムフラッ
シュが防止できるため品質の向上および安全性の向上が
図れる。さらに、充填中は、キャビティ14内のガスを
積極的に吸引排出しているので、ガスによる不良を防止
できる。
注湯前のこの不活性ガスの充填も、注湯完了後の押湯の
加圧に使用する不活性ガス供給装置2をそのまま用いて
いるので、特別な装置が不要であり、装置のコストの上
昇を招くことなく注湯中のガスによる欠陥の発生を防止
できる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、不活性ガスによる
加圧により押湯効果を確保しているので、押湯を小さく
することができ、その結果、鋳込重量が小さくなるため
製品歩留りを向上できるという優れた効果を奏する。ま
た、砂型の過熱が起こらないためマグネシウム合金溶湯
と砂型の反応による災害を防止でき、鋳造作業の安全性
が向上するという優れた効果を奏するとともに、指向性
凝固をつけやすく、品質を確保しやすいという優れた効
果を奏する。さらに、鋳込重量が小さくできるのに伴っ
て、2大注湯を1人注湯で行なえる等、省人化、省力化
が図れるという優れた効果を奏する。さらに、凝固時間
が短くなるため鋳造サイクルの短縮化が図れ生産性が向
上するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わるマグネシウム合金砂
型加圧鋳造方法に用いる鋳造装置を示す断面図、第2図
は一般的な砂型鋳造装置を示す断面図である。 1・・・砂型 11・・・上型 1 2 3・・・下型 4・・・キャビティ 6・・・湯口 ア・・・押湯 8・・・スリーブ ・・・不活性ガス供給装置 1・・・押湯温度検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マグネシウム合金鋳物を上型と下型で構成される
    砂型を用いて重力鋳造する鋳造方法において、前記上型
    と下型に挟まれて形成されたキャビティに連通する押湯
    部を、上型あるいは下型の湯口と離れた位置に形成し、
    この押湯部にセラミックス製の筒状のスリーブを内設し
    、このスリーブに不活性ガス供給装置を接続して、この
    砂型の湯口からマグネシウム合金の溶湯を注湯し、前記
    押湯部近傍に設置された温度検出器によって検出したキ
    ャビティ内に注湯された溶湯の温度に基づき注湯完了を
    判別したら前記注湯を終了させるとともに前記不活性ガ
    ス供給装置から前記スリーブを介して所定の圧力の不活
    性ガスを供給して押湯部の溶湯を加圧し、この不活性ガ
    スによる押湯の加圧を前記温度検出器によって検出され
    た溶湯の温度が押湯効果の効く限界固相率の状態に至る
    まで行うことを特徴とするマグネシウム合金砂型加圧鋳
    造方法。
JP26473289A 1989-10-10 1989-10-10 マグネシウム合金砂型加圧鋳造方法 Pending JPH03124359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26473289A JPH03124359A (ja) 1989-10-10 1989-10-10 マグネシウム合金砂型加圧鋳造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26473289A JPH03124359A (ja) 1989-10-10 1989-10-10 マグネシウム合金砂型加圧鋳造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03124359A true JPH03124359A (ja) 1991-05-27

Family

ID=17407405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26473289A Pending JPH03124359A (ja) 1989-10-10 1989-10-10 マグネシウム合金砂型加圧鋳造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03124359A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5836373A (en) * 1994-01-03 1998-11-17 Georg Fischer Disa A/S String mould plant including arrangement for preventing shrinkage voids in metal castings
JP2006130537A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The 傾動式重力鋳造方法及びその傾動式重力鋳造装置
KR102642837B1 (ko) * 2023-08-08 2024-03-04 터보파워텍(주) 스테인리스강 용탕 가압주조방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5836373A (en) * 1994-01-03 1998-11-17 Georg Fischer Disa A/S String mould plant including arrangement for preventing shrinkage voids in metal castings
JP2006130537A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The 傾動式重力鋳造方法及びその傾動式重力鋳造装置
KR102642837B1 (ko) * 2023-08-08 2024-03-04 터보파워텍(주) 스테인리스강 용탕 가압주조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1944105A1 (en) Casting method
JP3275052B2 (ja) 竪型ダイカスト法および装置
US3705615A (en) Metal casting processes with vacuum and pressure
JPH03124359A (ja) マグネシウム合金砂型加圧鋳造方法
JP4883403B2 (ja) 鋳物製品の鋳造方法
EP0318655A3 (en) Process for casting molten metal, in particular aluminium alloys and magnesium alloys, and device for its execution
JP2560356B2 (ja) 減圧吸上精密鋳造法
JP2799454B2 (ja) 低圧鋳造機の加圧制御方法及び加圧制御装置
JPH05228604A (ja) 吸引加圧鋳造装置
JP2003200251A (ja) 低圧鋳造方法及び低圧鋳造装置
JPH0394964A (ja) マグネシウム合金砂型加圧鋳造方法
JPH0323051A (ja) 低圧鋳造装置
JPS60152358A (ja) 半溶融高圧鋳造法
JP4129352B2 (ja) 低圧鋳造装置の鋳造方法
JPH03165961A (ja) 加圧付加鋳造方法および装置
JPS61135470A (ja) 低圧鋳造装置
JP2005313231A (ja) 鋳造方法および鋳造装置
JPS5855166A (ja) 鋳造方法およびその装置
Gouwens et al. Controlled pouring for aluminum casting production
JPH08206815A (ja) 減圧吸引鋳造方法及びその装置
JP2002079363A (ja) 低速高圧鋳造法
JPH0713902Y2 (ja) 高圧鋳造用中子リング
JPH0957423A (ja) 加圧成形方法
JP2585842Y2 (ja) 鋳造用金型装置
JPH11300464A (ja) 低圧鋳造方法及び低圧鋳造用保持炉装置