JP3489657B2 - アンテナ装置 - Google Patents
アンテナ装置Info
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Description
ンテナエレメントを覆うエレメントカバーをベース部材
に確実に固定し得るようにしたアンテナ装置に関するも
のである。
および図7を参照して説明する。図6は、従来のアンテ
ナ装置の一部切り欠き図である。図7は、図6のA−A
端面図である。
ント10の基端部に設けられた導電金具12に基端側に
向けて雄ネジ12aが突設される。そして、導電金具1
2を含むアンテナエレメント10にエレメントカバー1
4が被せられてこれが覆われる。ここで、導電金具12
に軸回りに設けられた径大部12bの外周には、軸方向
の縦溝12c、12c…が設けられる。そして、エレメ
ントカバー14の基端部内周には、導電金具12の縦溝
12c、12c…に対応してこれらに嵌合する凸部14
a、14a…が設けられるとともに、基端の内径が狭め
られて導電金具12の径大部12bを包囲するように形
成される。また、車体ボディ16にナット18、18に
より固定されるベース部材20の上端部には、給電金具
22がインサート成形により配設され、この給電金具2
2に軸方向に向けて導電金具12の雄ネジ12aが螺合
し得る雌ネジ22aが刻設される。
12c、12c…とエレメントカバー14の凸部14
a、14a…が嵌合して相対的な軸回りの回転が規制さ
れ、エレメントカバー14を軸回りに回転させることで
導電金具12の雄ネジ12aを給電金具22の雌ネジ2
2aに螺合して、ベース部材20にアンテナエレメント
10が固定される。しかも、エレメントカバー14の基
端の内径が狭められた部分が、導電金具12の径大部1
2bと給電金具22に挟持され、エレメントカバー14
の軸方向への抜けが確実に阻止される。
アンテナ装置の構造にあっては、アンテナエレメント1
0の導電金具12とエレメントカバー14の軸回りの相
対回転を阻止するために、導電金具12には縦溝12
c、12c…を設けエレメントカバー14にはこれに嵌
合する凸部14a、14a…を設ける必要がある。そこ
で、導電金具12とエレメントカバー14の構造が複雑
であるとともに、この縦溝12c、12c…を加工する
ために導電金具12の部品コストは高いものであり、ま
た凸部14a、14a…を形成するためにエレメントカ
バー14を成形する金型のコストも高いものである。そ
こで、アンテナ装置全体としても高価なものになるとい
う不具合があった。さらに、ベース部材20から容易に
取り外すことのできるアンテナエレメント10から、こ
れを覆うエレメントカバー14を簡単に分離することが
でき、アンテナエレメント10が傷つけられる虞がある
などの不具合もあった。
テナ装置の不具合を改善すべくなされたもので、簡単な
構造によりエレメントカバーを被せたアンテナエレメン
トをベース部材に確実に固定できるアンテナ装置を提供
することを目的とする。また、アンテナエレメントから
エレメントカバーを容易に取り外しできないアンテナ装
置を提供することを目的とする。
めに、本発明のアンテナ装置は 、アンテナエレメント
の基端部に設けられた導電金具の外周に軸回りの鍔部を
設け、エレメントカバーの基端部内周に前記鍔部が嵌合
する軸回りの凹部を設け、前記エレメントカバーの基端
部外周に容易には変形しないリング状部材を嵌挿すると
ともに基端側に抜け出ないように配設し、前記エレメン
トカバー内に前記アンテナエレメントおよび前記導電金
具を圧入して、前記鍔部と前記凹部を嵌合させるととも
に前記リング状部材と前記導電金具により前記エレメン
トカバーの基端部を挟持させ、前記エレメントカバーで
覆った前記アンテナエレメントの前記導電金具をベース
部材に連結し、前記エレメントカバーにナット部材を嵌
挿して前記ベース部材に螺合し、この螺合により前記ナ
ット部材が前記リング状部材を前記ベース部材側に押圧
して、前記エレメントカバーを前記ベース部材に固定す
るように構成されている。
ランジ部を設け、前記フランジ部により前記リング状部
材が基端側に抜け出ないように構成しても良い。
に軸回りの溝を設け、前記溝に前記リング状部材を嵌合
させて、前記リング状部材が基端側に抜け出ないように
構成しても良い。
が小さくなるテーパ状に構成しても良い。
いし図5を参照して説明する。図1は、本発明のアンテ
ナ装置の一実施例の構造を示す要部断面図である。図2
は、エレメントカバーの基端部の形状を示す断面部分図
である。図3は、アンテナエレメントの基端部に設けら
れる導電金具の形状を示す正面部分図である。図4は、
エレメントカバーの基端部外周に嵌挿されるリング状部
材の外観斜視図である。図5は、本発明のアンテナ装置
の分解図である。
アンテナエレメント30の基端部に導電金具32が設け
られ、その基端に雄ネジ32aが突設され、また導電金
具32の外周には軸回りに2つの鍔部32b、32bが
設けられる。これらの鍔部32b、32bの先端側は、
先端方向の径が小さくなるテーパ状に形成される。そし
て、導電金具32を含むアンテナエレメント30に、可
撓性を有するエレメントカバー34が被せられてこれら
が覆われる。このエレメントカバー34の基端にフラン
ジ部34aが形成され、また基端部外周に軸回りに溝3
4bが形成され、さらに基端部内周に導電金具32の鍔
部32b、32bが嵌合し得る軸回りの凹部34c、3
4cが設けられる。そして、エレメントカバー34の基
端部外周の溝34bに嵌合するとともにフランジ部34
aにより基端側への抜けが阻止されてリング状部材36
が嵌挿される。このリング状部材36は、筒状部とフラ
ンジ状部からなる断面L字状であり、容易には変形しな
いことが望ましい。
固定されるベース部材42の上端部に、給電金具44が
インサート成形により配設される。この給電金具44に
は、軸方向に向けて導電金具32の雄ネジ32aが螺合
し得る雌ネジ44aが刻設される。また、ベース部材4
2の上端部には、雌ネジ44aと同軸上に、雄ネジ42
aが刻設される。そして、エレメントカバー34に嵌挿
されるナット部材46に、ベース部材42の雄ネジ42
aに螺合し得る雌ネジ46aが刻設されるとともに、リ
ング状部材36を基端側に押圧する段差部46bが設け
られる。なお、ナット部材46の外周には、特別な工具
の爪部が係合してこれを回動させるための係合凹部46
cが設けられる。
ー34の溝34bにリング状部材36を嵌合状態に嵌挿
し、次に導電金具32の鍔部32b、32bに接着剤を
塗布して、アンテナエレメント30および導電金具32
をエレメントカバー34内に圧入し、導電金具32の鍔
部32b、32bがエレメントカバー34の凹部34
c、34cに嵌合した状態とする。この圧入の際には、
鍔部32b、32bの先端側に設けたテーパ状により比
較的に容易に挿入される。しかし、一度鍔部32b、3
2bが凹部34c、34cに嵌合すると、容易には抜け
出ることがない。しかも、エレメントカバー34の基端
部外周にはリング状部材36が嵌挿されており、このリ
ング状部材36と導電金具32によりエレメントカバー
34の基端部が強い力で挟持され、相対的に軸回りの回
転が規制される。
雄ネジ32aを給電金具44の雌ネジ44aに螺合して
エレメントカバー34で覆ったアンテナエレメント30
をベース部材42に固定する。次に、ナット部材46を
エレメントカバー34に嵌挿し、さらにベース部材42
の雄ネジ42aに雌ネジ46aを螺合させる。このナッ
ト部材46のベース部材42への螺合により、段差部4
6bはリング状部材36を基端側に押圧し、エレメント
カバー34のフランジ部34aがリング状部材36とベ
ース部材42で挟持固定される。ここで、エレメントカ
バー34は、その素材として弾性を有する合成樹脂など
で形成されているが、基端部は溝34bと凹部34c、
34cによりその厚さが薄いものとされ、さらに導電金
具32とリング状部材36で挟持されているので、リン
グ状部材36で押圧されてもフランジ部34aの肉の逃
げ場が無く、フランジ部34aがリング状部材36とベ
ース部材42により確実に挟持される。そこで、エレメ
ントカバー34がベース部材42に確実に固定される。
c、46c…に係合し得る特別な爪部を有する工具がな
ければ、軸回りの回転方向に大きな力を作用させること
ができず、製造時にナット部材46を締め付け固定して
出荷することで、市販された後で特別な工具を持たない
使用者などには簡単に緩めることができず、それだけベ
ース部材42からアンテナエレメント30が取り外され
て損傷を受けるような虞がない。
のごとく軸方向の縦溝などを加工する必要がなく、素材
を軸回りに回転させながら全ての加工ができ、部品とし
て安価に製造することができる。そして、エレメントカ
バー34にあっても、軸回りに対称な形状であり、これ
を成型する金型も比較的安価に製造できる。そこで、ア
ンテナ装置全体として、従来のものに比較して安価に製
造することができる。
42に設けた雄ネジ42aにナット部材46を螺合させ
ているが、これに限られず、給電金具44に雄ネジを刻
設してこれにナット部材46を螺合させるように構成し
ても良い。また、リング状部材36は筒状部とフランジ
状部の断面L字状に形成されているが、これに限られ
ず、筒状部が省かれた平座金状のものであっても良い。
装置は構成されているので、以下のごとき格別な効果を
奏する。
ナット部材の螺合によりリング状部材を基端側に押圧し
て、エレメントカバーの基端部をリング状部材とベース
部材で挟持するので、エレメントカバーをベース部材に
確実に固定することができる。また、アンテナエレメン
トの基端部に設けた導電金具の外周に軸回りに設けた鍔
部をエレメントカバーの基端部内周に設けた凹部に嵌合
させるので、エレメントカバー内に挿入されたアンテナ
エレメントを容易には軸方向に抜き出すことができな
い。しかも、エレメントカバーの基端部の外周に嵌挿さ
れたリング状部材と導電金具により、エレメントカバー
の基端部が挟持され、エレメントカバーとアンテナエレ
メントの軸回りの相対的回転も確実に阻止される。
アンテナ装置にあっても、エレメントカバーの基端部に
リング状部材を基端側に抜け出ないように簡単に配設す
ることができる。
ては、鍔部の先端側をテーパ状としたので、エレメント
カバー内にアンテナエレメントの挿入は比較的に容易で
あるが、抜き出すことは困難である。
置にあっては、アンテナエレメントおよびエレメントカ
バーがともに可撓性を備えているので、全体として弾性
変形することで衝撃力を吸収できて破損されにくい。そ
して、衝撃力などにより、エレメントカバーの基端部
が、ベース部材から外れたりその取り付け位置がずれる
ようなことがない。
要部断面図である。
分図である。
金具の形状を示す正面部分図である。
ング状部材の外観斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 アンテナエレメントの基端部に設けられ
た導電金具の外周に軸回りの鍔部を設け、エレメントカ
バーの基端部内周に前記鍔部が嵌合する軸回りの凹部を
設け、前記エレメントカバーの基端部外周に容易には変
形しないリング状部材を嵌挿するとともに基端側に抜け
出ないように配設し、前記エレメントカバー内に前記ア
ンテナエレメントおよび前記導電金具を圧入して、前記
鍔部と前記凹部を嵌合させるとともに前記リング状部材
と前記導電金具により前記エレメントカバーの基端部を
挟持させ、前記エレメントカバーで覆った前記アンテナ
エレメントの前記導電金具をベース部材に連結し、前記
エレメントカバーにナット部材を嵌挿して前記ベース部
材に螺合し、この螺合により前記ナット部材が前記リン
グ状部材を前記ベース部材側に押圧して、前記エレメン
トカバーを前記ベース部材に固定するように構成したこ
とを特徴とするアンテナ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のアンテナ装置において、
前記エレメントカバーの基端にフランジ部を設け、前記
フランジ部により前記リング状部材が基端側に抜け出な
いように構成したことを特徴とするアンテナ装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のアンテナ装置において、
前記エレメントカバーの基端部外周に軸回りの溝を設
け、前記溝に前記リング状部材を嵌合させて、前記リン
グ状部材が基端側に抜け出ないように構成したことを特
徴とするアンテナ装置。 - 【請求項4】 請求項1記載のアンテナ装置において、
前記鍔部の先端側を先端方向の径が小さくなるテーパ状
に構成したことを特徴とするアンテナ装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4記載のいずれかのアン
テナ装置において、前記アンテナエレメントと前記エレ
メントカバーをともに可撓性を備えて構成したことを特
徴とするアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08921398A JP3489657B2 (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08921398A JP3489657B2 (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | アンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11274824A JPH11274824A (ja) | 1999-10-08 |
JP3489657B2 true JP3489657B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=13964450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP08921398A Expired - Fee Related JP3489657B2 (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3489657B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6320783B2 (ja) | 2014-02-10 | 2018-05-09 | 株式会社ヨコオ | アンテナ装置 |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP08921398A patent/JP3489657B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11274824A (ja) | 1999-10-08 |
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