JP3489628B2 - 血小板凝集阻害剤 - Google Patents

血小板凝集阻害剤

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、哺乳動物における血小板凝集を阻害する医
薬および化合物に関するものである。
発明の背景 フィブリノーゲンは、血漿の正常成分として存在する
糖蛋白質である。それは、血液凝固機構において、血小
板凝集およびフィブリン形成に寄与している。
血小板は、全血中に見い出される細胞性要素であり、
これも血液凝固に寄与する。血小板に結合するフィブリ
ノーゲンは、血液凝固機構における正常な血小板機能に
対して重要である。血管が傷ついた場合に、フィブリノ
ーゲンに結合する血小板が凝集を開始し、血栓を形成す
る。フィブリノーゲンと血小板との相互作用は、gp II
b/III aとして知られている膜糖蛋白質を介して起こ
り、これは血小板機能の重要な特徴である。この相互作
用の阻害剤は、血小板血栓形成の調節において有用であ
る。
また、フィブロネクチンと称される他の高分子量の糖
蛋白質も知られており、これは主要な細胞外担体蛋白質
であって、フィブリノーゲンやフィブリン、ならびにア
クチン、コラーゲンおよびプロテオグリカン等の他の構
造分子と相互作用する。フィブロネクチンの細胞結合領
域内の種々の比較的大きいポリペプチド断片は、細胞結
合活性を有することが見い出されている。米国特許第4,
517,686;4,589,881および4,661,111号参照。同じ分子の
ある種の比較的短いペプチド断片が、基質上に固定化さ
れた場合に細胞の基質への結合を促進し、また可溶化も
しくは懸濁された形態では結合を阻害することが見い出
された。米国特許第4,578,079および4,614,517号参照。
米国特許第4,683,291号には、血小板に結合するフィ
ブリノーゲンの高親和性拮抗剤として設計される合成ペ
プチドに関して、血小板機能の阻害が開示されている。
米国特許第4,857,5,8号は、血小板凝集の阻害剤として
の有用性をもったテトラペプチドを開示している。
ヨーロッパ特許出願第445,796号は、ペプチド結合を
含む血小板凝集阻害剤、すなわちN−〔N−〔4−(p
−アミジノベンヅアミド)ブチリル〕−L−α−アスパ
ルチル〕バリン化合物を開示している。該化合物は、細
胞−細胞接着および接着蛋白質の血小板への結合を阻害
する。
ヨーロッパ特許出願第372,486号は、細胞接着阻害剤
として有用であり、また特に血小板凝集の阻害に有用な
N−アシルベータアミノ酸誘導体を開示している。
ヨーロッパ特許出願第381,033号は、レセプタ結合に
対する蛋白質を阻害し、また血栓症および心筋梗塞の治
療に有用なアミジノまたはグアニジノアリール置換アル
カン酸誘導体を開示している。
発明の要約 本発明は、式: 式中、 Zは、H、ハロゲン、ヒドロキシ、1〜6個の炭素原子
のアルコキシおよび1〜6個の炭素原子のアルキルから
なる群から選択され; Aは、1〜6個の炭素原子のアルキル、2〜6個の炭素
原子のアルケニルおよび2〜6個の炭素原子のアルキニ
ルからなる群から選択され; R1は、H、1〜6個の炭素原子のアルキル、アラルキル
およびアルカノイルオキシアルキルからなる群から選択
され; R2は、H、1〜6個の炭素原子のアルキル、およびアリ
ールが場合によりヒドロキシまたはメトキシにより置換
されるアラルキルからなる群から選択され; R3は、場合により、ハロゲン、1〜6個の炭素原子のア
ルキル、1〜6個の炭素原子のアルコキシ、カルボキシ
ル誘導体、ニトロ、シアノ、アジド、ウレイド、ウリレ
ン、アルコキシカルボニルオキシ、ヒドロキシ、アルキ
ルアミノ、アルコキシカルボニル、トリアルキルシリ
ル、アルコキシイミノ、アルキルスルホニル、フェニル
スルホニル、およびアミノからなる群から選択される基
によって置換される、アルキル、インドリル、ピリジ
ル、ベンゾチオフェニル、フェニル、ベンゾフラニルお
よびフラニルからなる群から選択され; R4は、H、−COOR5および−(CH2mCOOR5からなる群か
ら選択され; ここにおいてmは、1〜6の整数であり;ならびに R5は、H、1〜6個の炭素原子のアルキルおよびアラル
キルからなる群から選択される、 により表される化合物、またはその医薬的に許容される
塩に関するものである。
本発明の他の目的は、式Iの化合物を含む医薬組成物
を提供することである。このような化合物および組成物
は、血小板凝集の調節剤および/または阻害剤としての
有用性を有する。本発明は、治療を有する哺乳動物にお
いて血小板凝集を治療的に阻害または調節する方法にも
関するものである。
発明の詳細な記述 本発明は、上述の式Iにより表される化合物群に関す
るものである。
本発明の好ましい実施態様は、 Zが、水素であり; Aが、1〜6個の炭素原子のアルキルであり; R1が、Hおよび1〜6個の炭素原子のアルキルからなる
群から選択され; R2が、水素、1〜6個の炭素原子のアルキル、およびア
リールが場合によりヒドロキシまたはメトキシにより置
換されるアラルキルからなる群から選択され; R3が、場合により、ハロゲン、1〜6個の炭素原子のア
ルキル、1〜6個の炭素原子のアルコキシ、カルボキシ
ル誘導体、ニトロ、シアノ、アジド、ウレイド、ウリレ
ン、アルコキシカルボニルオキシ、ヒドロキシ、アルキ
ルアミノ、アルコキシカルボニル、トリアルキルシリ
ル、アルコキシイミノ、アルキルスルホニル、フェニル
スルホニル、およびアミノからなる群から選択される基
によって置換されるインドリルであり; R4が、H、−COOR5および−(CH2mCOOR5からなる群か
ら選択され; ここにおいてmは、1〜6の整数であり;ならびに R5が、H、1〜6個の炭素原子のアルキルおよびアラル
キルからなる群から選択される、 を有する式Iの化合物である。
本発明の別の好ましい実施態様は、 Zが、水素であり; Aが、1〜6個の炭素原子のアルキルであり; R1が、水素および1〜6個の炭素原子のアルキルからな
る群から選択され; R2が、水素、1〜6個の炭素原子のアルキル、およびア
リールが場合によりヒドロキシまたはメトキシにより置
換されるアラルキルからなる群から選択され; R3が、場合により、ハロゲン、1〜6個の炭素原子のア
ルキル、1〜6個の炭素原子のアルコキシ、カルボキシ
ル誘導体、ニトロ、シアノ、アジド、ウレイド、ウリレ
ン、アルコキシカルボニルオキシ、ヒドロキシ、アルキ
ルアミノ、アルコキシカルボニル、トリアルキルシリ
ル、アルコキシイミノ、アルキルスルホニル、フェニル
スルホニル、およびアミノからなる群から選択される基
によって置換されるピリジルであり; R4が、H、−COOR5および−(CH2mCOOR5からなる群か
ら選択され; ここにおいてmは、1〜6の整数であり;ならびに R5が、H、1〜6個の炭素原子のアルキルおよびアラル
キルからなる群から選択される、 を有する式Iの化合物である。
本発明の更に別の好ましい実施態様は、 Zが、水素であり; Aが、1〜6個の炭素原子のアルキルであり; R1が、水素および1〜6個の炭素原子のアルキルからな
る群から選択され; R2が、水素、1〜6個の炭素原子のアルキル、およびア
リールが場合によりヒドロキシまたはメトキシにより置
換されるアラルキルからなる群から選択され; R3が、場合により、ハロゲン、1〜6個の炭素原子のア
ルキル、1〜6個の炭素原子のアルコキシ、カルボキシ
ル誘導体、ニトロ、シアノ、アジド、ウレイド、ウリレ
ン、アルコキシカルボニルオキシ、ヒドロキシ、アルキ
ルアミノ、アルコキシカルボニル、トリアルキルシリ
ル、アルコキシイミノ、アルキルスルホニル、フェニル
スルホニル、およびアミノからなる群から選択される基
によって置換されるフェニルであり; R4が、H、−COOR5および−(CH2mCOOR5からなる群か
ら選択され; ここにおいてmは、1〜6の整数であり;ならびに R5が、H、1〜6個の炭素原子のアルキルおよびアラル
キルからなる群から選択される、 を有する式Iの化合物である。
これらの実施態様を例示するものは、次の化合物であ
る。
N−〔N−〔〔〔4−〔4−(アミノイミノメチル)フ
ェニル〕ブチル〕アミノ〕カルボニル〕−L−α−アス
パルチル〕−L−フェニルアラニン,ジエチルエステル
N−〔N−〔〔〔4−〔4−(アミノイミノメチル)フ
ェニル〕ブチル〕アミノ〕カルボニル〕−L−α−アス
パルチル〕−L−フェニルアラニンN−〔N−〔〔〔4
−〔4−(アミノイミノメチル)フェニル〕ブチル〕ア
ミノ〕カルボニル〕−L−α−アスパルチル〕−L−ト
リプトファン ここにおいて使用される“アルキル”なる用語は、1
〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖の炭化水素
基を指す。このような基の例は、メチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、se
c−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘ
キシル、イソヘキシル等である。
ここにおいて使用される“アルコキシ”なる用語は、
アルキルが上記の意味を有する直鎖または分枝鎖の低級
アルキルエーテル基を包含する。このような基の例は、
メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキシ、
イソブトキシ、t−ブトキシ、sec−ブトキシ、イソプ
ロポキシ等である。
ここにおいて使用される“ハロゲン”なる用語は、ク
ロロ(Cl)、フルオロ(F)、ブロモ(Br)またはアイ
オド(I)をさす。
ここにおいて使用される“アルケニル”なる用語は、
少なくとも1個の二重結合および2〜6個の炭素原子を
含む不飽和の非環状炭化水素を指す。このような基の例
は、エテニル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、
ペンテニル、ヘキセニル等である。
ここにおいて使用される“アルキニル”なる用語は、
1個以上の三重結合および2〜6個の炭素原子を含む非
環状炭化水素を指す。このような基の例は、エチニル、
プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル等であ
る。
ここにおいて使用される“ヘテロ原子がNであるヘテ
ロアリール”なる用語は、1個の炭素原子が窒素により
置換された少なくとも1個の不飽和環式基からなる基を
指す。このような基の例は、ピリジル、キノリニル等で
ある。
ここにおいて使用される“アラルキル”なる用語は、
フェニル、ナフチルまたはピリジル等のアリール基が、
上記に定義されるアルキル基に結合してなる基を指す。
このような基の例は、フェニルプロピル、ピリジルメチ
ル等を含む。
ここにおいて使用される“アリール”なる用語は、フ
ェニルがベンゼンから1原子が除去されて形成されるよ
うに、芳香族性炭化水素から1原子が除去されることに
よって誘導される有機基を指す。
ここにおいて使用される“カルボキシル誘導体”なる
用語は、Rが水素または上記に定義されるアルキル基で
ある一般式 を有する基を指す。
ここにおいて使用される“アルコキシカルボニル”な
る用語は、Rが上記に定義されるアルキル基である一般
を有する基を指す。
ここにおいて使用される“アルキルアミノ”は、Rが
上記に定義されるアルキル基である式−NHRまたは−NRR
を有する基を指す。
ここに式Iによって示される化合物は、種々の異性体
形態で存在することができ、そのような全ての異性体形
態は、医薬的に許容される塩類および異性体と共に包含
されることを意図するものである。
ここにおける構造および式では、環の結合に交差して
引かれる結合は、環上のいずれの利用可能な原子に対し
て結合するものであってもよい。
“医薬的に許容される塩”なる用語は、常法に従って
調製される塩を指す。医薬的に許容される塩の例は、塩
酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸
塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、
リンゴ酸塩、コハク酸塩、および酒石酸塩を含む(医薬
的に許容される塩類の更なる例については、Bergeらの
J.Pharm.Sci.66(1),1−19(1977)を参照)。
この発明は、血小板凝集の阻害方法、特にはこのよう
な阻害を達成するための式Iの化合物の投与を含む治療
方法にも関するものである。
本発明の血小板凝集阻害剤は、例えばフィブリン溶解
治療後、血栓崩壊治療、血管形成、および冠状動脈バイ
パス手術等の管再形成の後の、動脈の再閉塞の防止にお
いて有用である。他の期待される用途は、再発性心筋梗
塞、不安定狭心症、末梢動脈疾患、大脳虚血症およびバ
イパス方法等の防止である。
血小板凝集阻害のために、本発明の化合物は、慣用の
医薬的に許容される担体、アジュバントおよびベヒクル
を含む投与単位剤型において、経口的、非経口的、また
は吸引スプレー、直腸内的または局所的に投与されても
よい。ここにおいて使用される非経口的なる用語は、例
えば皮下的、脈管内的、筋肉内的、胸骨内的、輸液技術
または腹膜内的であるものを含む。
本発明の化合物は、適当な経路により、好ましくはそ
のような経路に適用される医薬組成物の形態で、かつ所
望の治療のために有効な投与量をもって投与され得る。
医学的症状の進行を防止または停止させるために要求さ
れる本発明の化合物の治療的に有効な投与量は、当業者
には容易に確認することができる。
従って、本発明は、本発明の化合物の1種以上を、1
種以上の非毒性の医薬的に許容される担体および/また
は希釈剤および/またはアジュバント(集合的に担体物
質と称する)ならびに所望により他の活性成分と共に含
む新規な医薬組成物を提供するものである。
本発明の化合物および/または組成物を用いた症状の
治療のための投与療法は、患者の病型、年齢、体重、性
および病状、疾患の重篤度、投与経路、使用される特定
の化合物を含む種々の因子によって選択され、従って広
範囲に変化しうる。1日あたり、体重1キログラムあた
り約0.01mg〜150mgの程度の投与量が、上記の症状の治
療のために有用である。この発明の薬理学的に活性な化
合物は、ヒトを含む哺乳動物等の患者に投与するための
薬剤を調製するために、製剤技術の慣用の方法に従って
処理され得る。
経口投与のためには、医薬組成物は例えば錠剤、カプ
セル、懸濁液または液剤等の形態であってよい。該医薬
組成物は、好ましくは特定量の活性成分を含有する投与
単位形態で調製される。これらは、例えば約1〜250m
g、好ましくは約25〜150mgの活性成分を含んでよい。哺
乳動物に対する好適な1日投与量は患者の症状および他
の因子に依存して広範囲に変化しうる。
活性成分は、例えば食塩水、デキストロースまたは水
が好適な担体として使用される組成物として注射によっ
ても投与され得る。好適な1日投与量は、典型的には、
治療されるべき症状に依存して複数回投与される、1日
あたり体重1キログラムあたり約0.01〜50mgである。
投与のために、この発明の化合物は、通常指示される
投与経路に適切な1種以上のアジュバントと組み合わさ
れる。該化合物は、ラクトース、しょ糖、デンプン、ア
ルカン酸のセルロースエステル、セルロースアルキルエ
ステル、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシ
ウム、酸化マグネシウム、リン酸および硫酸のナトリウ
ムおよびカルシウム塩、ゼラチン、アカシアガム、アル
ギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、および/ま
たはポリビニルアルコールと予め混合され、次いで慣用
の投与のために錠剤化、またはカプセル化されてよい。
別法として、該化合物は、水、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、エタノール、コーン油、綿
実油、落花生油、ゴマ油、ベンジルアルコール、塩化ナ
トリウム、および/または種々の緩衝剤に溶解されてよ
い。他のアジュバントおよび投与態様は、医薬技術にお
いて広く周知である。
医薬組成物は、顆粒、粉末もしくは坐剤等の固体形
態、または液体、懸濁液もしくは乳液等の液体形態で調
製されてもよい。該医薬組成物は、滅菌等の慣用の医薬
的操作に付されてもよく、および/または保存剤、安定
化剤、湿潤剤、乳化剤、緩衝剤等の慣用の医薬的アジュ
バントを含んでもよい。
本発明の新規な血小板凝集阻害剤は、標準的な合成方
法と組み合わせて、液相ペプチド合成に類似の方法によ
って調製され得る〔The Peptides:Analysis,Synthesis,
Biology(E.GrossおよびJ.Meienhofer編集)Vol.1−5,A
cademic Press,New York)参照〕。一般的合成順序は、
スキームAに概略を示してある。シアノ基は、ベンゾニ
トリルをエタノール中の無水塩酸で処理して形成される
イミデートを介して、アミジンに変換される。イミデー
トの塩化アンモニウムによる処理は、塩(HCl)として
のアミジンを生じる。アミジンの存在下でのエステルの
選択的加水分解は、水性メタノール中にて水酸化リチウ
ムを使用して行われ得る。生物学的試験のための最終化
合物は、逆相高速液体クロマトグラフィーを用いた精製
によって得られた〔High Performance Liquid Chromato
graphy,Protein and Peptide Chemistry,K.P.Hupe編)W
alter DeGruyter,New York〕。
スキームAのベンゾニトリルウレア誘導体は、スキー
ムBに概略が示されるCurtius反転を使用して対応する
酸誘導体から調製され得る。中間体イソシアネートは、
トリメチルシリルアジドを使用する3工程〔H.R.Krichl
dorf,Chem.Ber.,Vol.105,3958−3965(1972)〕、およ
び引き続くアミンへの加水分解により調製され得る。該
アミンは、トリホスゲンを用いた処理によりイソシアネ
ートに変換され〔H.EckertおよびB.Forsten,Angew.Che
m.Int.Ed.Engl.894−895(1987)〕、次いで模倣するジ
ペプチドとの反応によりスキームAのベンゾニトリルウ
レアが得られる。
別法として、ベンゾニトリルウレアは、ジフェニルホ
スホリルアジドによる処理〔S.Yamada,K.Ninomiyaおよ
びT.Shioiri,Tetrahedoron Lett.2343(1973);P.A.S.S
mith,Org.React.Vol.3,337(1946);J.H.Saunders,R.J.
Slocombe,Chem.Rev.V.43,203(1948)〕および引き続く
ジペプチド模倣物による中間体イソシアネートの捕捉に
よって、対応する酸から直接に得られる。
A=2〜4個の炭素原子を有するアルケニル、アルキ
ニルまたはアルキルであるスキームBのベンゾニトリル
酸は、以下の方法(スキームC)により調製され得る:
ハロベンゾニトリル(Z=H)を、オメガアルキン酸
(スキームC−方法1)またはアルケン酸(スキームC
−方法2)に、パラジウム(O)に基づくカップリング
反応を使用してカップリングさせる〔“Heck Reaction"
−Palladium Reagents in Organic Syntheses(Richard
F.Heck),Academic Press,New York,1985〕。
パラジウムカップリング反応に対する好ましい条件
は、アルキン酸およびアルケン酸カップリング成分につ
いて異なる。A=2〜4個の炭素原子を有するアルキニ
ルの場合、パラジウムカップリング反応についての好ま
しい条件は、触媒としてテトラキス(トリフェニルホス
フィン)−パラジウム(O)、および溶媒としてピペリ
ジンを使用した〔スキームC−方法1、関連する条件に
ついては:H.A.DieckおよびF.R.Heck,J.Organometallic
Chem.259−263(1975)参照〕。A=2〜4個の炭素原
子を有するアルケニルの場合、アルケン酸カップリング
成分についての好ましい条件は、JefferyおよびLarock
の相移動条件を使用した〔スキームC−方法2、T.Jeff
ery,J.Chem.Soc.Chem.Commun.1287−89(1984);R.C.La
rock,Tetrahedron Lett.2603−2606(1989)〕。これら
の条件〔相移動試薬−テトラブチルアンモニウム塩、触
媒−パラジウム(II)酢酸塩、塩基−酢酸カリウム、溶
媒−ホルムアミド〕は、カップリングしたオレフィンの
良好な収率を与える極めて緩和な条件である。A=アル
キルである場合の化合物は、炭酸カルシウム上のパラジ
ウムでの触媒的還元による二重結合の選択的還元にて得
られた。
所望のオメガアルケン酸は、商業的に入手可能である
か、あるいはオメガアルケノールの酸化により合成され
うる〔E.J.CoreyおよびG.Schmidt,Tetrahedron Lett.39
9(1979)〕。所望のオメガアルキン酸は、商業的に入
手可能であるか、あるいはオメガハロアルカン酸および
リチウムアセチリドから合成されうる〔W.J.DeJarlais,
E.A.Emken,Synthetic Commun.653(1980);J.Cossy,J.
P.Pete,Tetrahedron Lett.573(1986)〕。
(シアノフェニル)アルケン酸単位(A=アルケニ
ル)の調製のための別法は、シアノベンズアルデヒドお
よびオメガ置換(カルボキシアルキル)トリフェニルホ
スホニウムブロマイドを2つの反応成分とし、標準的Wi
ttig反応〔B.E.Reitz,Chem.Rev.863−927(1989)〕を
使用して採用されうる〔関連する条件については:J.Am.
Chem.Soc.397(1970);前出文献6831および7185(197
3)参照〕。
置換基、Z=ハロゲン、アルキル、ヒドロキシ、また
はアルコキシは、ベンゾニトリルの段階のA=アルキル
の場合に(例えばスキームFの化合物4)、環をハロゲ
ン化するための臭素、ヨウ素、または塩素を使用して
(スキームD)導入されうる。アルキル基は、低温度リ
チウムハロゲン交換および引き続く適当なアルデヒドを
用いるクェンチングにより導入されうる〔W.E.Parham,
C.K.Bradsher,Acct.Chem.Res.300(1982)〕。得られる
アルコールは、スキームDに示されるように水素添加分
解によりZ=アルキルに変換されうる〔Reductions in
Organic Chemistry(M.Hudlicky編集)、John Wiley &
Sons,New York,1984〕。
置換基、Z=ヒドロキシまたはアルコキシは、低温度
リチウムハロゲン交換および引き続く親電子性のビス
(トリメチルシリル)パーオキシドを用いるクェンチン
グにより導入され〔(TMSO)−スキームD、M.Taddei
およびA.Ricci,Synthesis 633−635(1986)〕、これは
シリルエーテルを与える。該シリルエーテルは、塩酸を
用いた処理によってZ=OHに変換される〔M.Taddeiおよ
びA.Ricciの前出文献〕。Z=ORは、Z=OHである誘導
体を弱塩基(K2CO3)および適当なハロゲン化アルキル
により処理して形成され得〔R8−Hal、2当量:C.F.H.Al
lenおよびJ.W.Gates,Jr.Organic Syntheses Coll.Vol.
3,140(1955)参照〕、これはエステルも形成するであ
ろう。該エステルは、該エーテルと1当量の水酸化ナト
リウムの存在下で選択的に分解されうる(スキーム
D)。R2=アルキル、フェニルまたはフェニルアルキル
である化合物は、適当な第2アミンと購入可能であるか
またはMichael反応により容易に合成されうるアスパラ
ギン酸〔Advanced Organic Chemistry(J.March編)、J
ohn Wiley & Sons,New York,1985〕との縮合、第1ア
ミンとtert−ブチルアクリレートとの縮合または適当な
第1アミンとアルデヒドを用いる還元的アミノ化〔Redu
ctions in Organic Chemistry(M.Hudlicky編)John Wi
ley & Sons,New York,1984〕により調製され得る。
R2、R3およびR4を含むアミノ酸は、商業的に入手可能
であるか、あるいはスキームEに例示されるように入手
可能なアルデヒドから容易に合成される。Wittig反応を
使用するアルデヒドのホモロゲーション〔B.E.Marynoff
およびA.B.Reitz,Chem.Rev.863−927(1989)〕および
引き続くStreckerのアミノ酸合成〔Principles of Orga
nic Synthesis(R.O.C.Norman編)John Wiley & Sons,
New York,1978〕は、スキームEに例示されるようにア
ミノ酸を与える。
R4=アルキルカルボキシルである化合物は、Arndt−E
istert反応を使用して、商業的に入手可能なアミノ酸の
ホモロゲーションにより〔MeirおよびZeller,Angw.Che
m.Int.Ed.Eng.32−43(1975);M.Rodriguezら、Tetrahe
dron Lett.5153(1990);W.J.Greenlee,J.Med.Chem.434
(1985)およびそれらの内の参考文献〕、またはホモロ
ゲートアミノ酸の既知の合成の使用により〔例えば、フ
ェニルアラニンは、マロン酸陰イオンのフェニルアラニ
ンから得られる活性化アジリジンへの付加によりホモロ
ゲートされる−Tseng,C.C.,Terashima,S.およびYamada,
S.I.Chem.Pharm.Bull.29−40(1977)〕、調製され得
る。
抗血小板剤10N−〔N−〔〔4−〔4−(アミノイミ
ノメチル)フェニル〕ブチル〕アミノ〕カルボニル〕−
L−α−アスパルチル〕−L−フェニルアラニンの特定
の合成は、スキームFに示される。スキームFに示され
る化合物番号は、例1および2の化合物番号に対応す
る。例3は、示される特定の変更をもって例1および2
の方法を使用し、スキームAに記述される一般的方法に
て調製された。
上述される式の血小板凝集阻害剤、誘導体および中間
体の考えられる均等物は、種々のR基の1種以上が、こ
こに定義される置換基の単純な変更、例えばRが示され
るものよりも高級アルキル基である場合等、同様な一般
的性質を有する化合物を包含するものである。更に、置
換基が水素であり得る場合に、全体としての活性および
/または合成方法が影響されない限り、その位置には水
素以外の置換基、例えば炭化水素基またはハロゲン、ヒ
ドロキシル、アミノ等が導入されうる。
上述した化学反応は、本発明の化合物の調製につい
て、それらの最も広い応用に関して一般的に開示されて
いる。場合によっては、反応が開示される範囲内の各化
合物について記述されるようには適用されない場合もあ
り得る。このようなことが起こる化合物は、当業者には
容易に認識されるであろう。そのような場合の全てにお
いて、いずれの反応も、例えば干渉する基の適切な保護
により、または別の慣用の試薬への変更により、または
反応条件等の通常の修飾により、あるいばここに記述さ
れる別の反応もしくは他の慣用の反応により、当業者に
周知の慣用の修飾によって成功裏に達成されうる。
以下の例は、本発明の例示を提供するものであって、
その範囲を限定することを意図するものではない。当業
者は、本発明の化合物の調製のために、下記の調製方法
の条件および工程の既知の変更が使用可能であることを
容易に理解するであろう。
例1 N−〔N−〔〔〔4−〔4−(アミノイミノメチル)フ
ェニル〕ブチル〕アミノ〕カルボニル〕−L−α−アス
パルチル〕−L−フェニルアラニン,ジエチルエステル
の調製 セクションA. 5−(p−ジアノフェニル)−4−ペンテン酸(3) テトラブチルアンモニウムクロライド(水和物、17.8
g)を、ベンゼンと共沸させることにより乾燥させた(D
ean−Stark装置を備えた250mLの丸底フラスコ)。ベン
ゼンを減圧下で除去して無水テトラブチルアンモニウム
クロライド(17.0g、61.2mmol)を得た。このフラスコ
にアルゴン下でトリフェニルホスフィン(820mg、3.13m
mol)、酢酸パラジウム(703mg、3.13mmol)、4−ブロ
モベンゾニトリル(16.9g、92.8mmol)および100mLの脱
気した無水ジメチルホルムアミド(アルゴンを10分間バ
ブリングして脱気し、モレキュラーシーブにて乾燥させ
た)を加えた。次いで4−ペンテン酸(6.27g、62.6mmo
l)および脱気した無水DMF(35mL)を、急速に撹拌され
る反応混合物に23℃にて添加した。23℃にて21時間後、
反応混合物を炭酸ナトリウム溶液(3%、400mL)にゆ
っくり注入し、酢酸エチル(500mL)にて抽出した。水
性層を脱色用炭素にて処理し、濾過した。次いで水性層
を10%HClにてpH2に酸性化し、これにより白色固体を得
た(6.82g、54%):m.p.150−167℃。
上記の工程は、(3)をなんらの困難も伴わずに次の
工程に乗せるために充分な純度をもって与えた。分析用
試料は、試料をフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エ
チル:メチレンクロライド:酢酸、1:4:0.05)および酢
酸エチルからの再結晶(2回)による更なる精製にかけ
ることにより得た:mp154−156℃ 元素分析、C12H11NO2について理論値:C、71.63;H、5.5
1;N、6.96、実験値:C、71.50;H、5.54;N、6.80。
セクションB 5−(p−シアノフェニル)ペンタン酸(4) 90mLのメタノール中の1.47g(7.32mmol)の(3)の
溶液を200mgの5%Pd/CaCO3にて、5psiの水素下で1.2時
間水素添加した。触媒を濾過により除去し、溶媒を減圧
下で留去した後、残渣をエーテル、および引き続いてヘ
キサンにてトリチュレートし、白色固体を得た:mp101−
102℃。
元素分析、C12H13NO2について理論値:C、70.92;H、6.4
5;N、6.89、実験値:C、70.71、H、6.56;N、6.87。
セクションC N−〔N−〔〔〔4−〔4−(シアノフェニル)ブチ
ル〕アミノ〕カルボニル〕−L−α−アスパルチル(O
−メチル)〕−L−フェニルアラニン 5−(4−シアノフェニル)ペンタン酸(1.01g、5mm
ol)をDMF(30ml)に溶解した。ジフェニルホスホリル
アジド(1.4ml;6mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチ
ルアミン(1.7ml;10mmol)を撹拌しつつゆっくり添加
し、該溶液を90℃まで加熱した。1時間後、追加のジフ
ェニルホスホリルアジド(0.25ml)およびN,N−ジイソ
プロピルエチルアミン(0.5ml)を添加し、反応をHPLC
上で5−(4−シアノフェニル)ペンタン酸が消失する
まで継続した。該溶液を冷却し、DMF(10ml)に溶解し
た。Asp−Phe−OMe(1.76g;6mmol)を添加した。該混合
物を室温にて更に3時間撹拌し、ロータリーエバポレー
タにて乾燥させて粗製の7を得た。該油状残渣を更に精
製することなく使用した。(FAB+MS:MH+=495)。
セクションD N−〔N−〔〔〔4−〔4−(アミノイミノメチル)フ
ェニル〕ブチル〕アミノ〕カルボニル〕−L−α−アス
パルチル〕−L−フェニルアラニン,ジエチルエステル N−〔N−〔〔〔4−〔4−シアノフェニル)ブチ
ル〕アミノ〕カルボニル〕−L−α−アスパルチル(O
−メチル)〕−L−フェニルアラニンを、氷浴中にてHC
lガス/エタノール(100ml)で1時間処理した。次い
で、該反応混合物を室温にて一夜撹拌した。溶媒をエバ
ポレータで除去し、残渣をエタノール(50ml)に溶解し
た。塩化アンモニウム(0.5g)および水酸化アンモニウ
ム(10mlのH2O中に3ml)を激しく撹拌しつつ添加した。
該反応混合物を緩和な条件で一夜還流させ、エバポレー
タで乾燥させた。残渣を上述したのと同様にHPLCカラム
にて精製した。10−40%のアセトニトリル/水/0.5%TF
Aの線形勾配を30分間、および40−60%のアセトニトリ
ル/水/0.5%TFAの線形勾配を5分間使用した。所望の
ピークを回収し、凍結乾燥して100mgの9を白色固体と
して得た(FAB−MS;MH+=554)。
例2 N−〔N−〔〔〔4−〔4−(アミノイミノメチル)フ
ェニル〕ブチル〕アミノ〕カルボニル〕−L−α−アス
パルチル〕−L−フェニルアラニン N−〔N−〔〔〔4−〔4−(アミノイミノメチル)
フェニル〕ブチル〕アミノ〕カルボニル〕−L−α−ア
スパルチル〕−L−フェニルアラニン,ジエチルエステ
ル9(100mg;1.8mmol)、メタノール(25ml)および1N
LiOH(25ml)を2時間撹拌した。次いでメタノールを
ロータリーエバポレータにて除去した。残渣を20%酢酸
に溶解し、HPLCにて精製した。10−40%アセトニトリル
/水/0.05%TFAの勾配を30分間で使用した。所望のピー
クを回収し、凍結乾燥して10を白色固体として得た(60
mg)。
高速原子分解質量分光測定(MH+)498 元素分析C25H31O6+CF3CO2HおよびH2Oについての理論
値:C、51.51;H、5.40;N、11.12。実験値:C、51.40;H、
4.84;N、10.98。
例3 N−〔N−〔〔〔4−〔4−(アミノイミノメチル)フ
ェニル〕ブチル〕アミノ〕カルボニル〕−L−α−アス
パルチル〕−L−トリプトファン 標記の化合物を下記の置換をもって例1の方法にて調
製した:セクションCにおいてL−α−アスパルチル−
L−フェニルアラニンをL−α−アスパルチル−L−ト
リプトファンに置き換えた。高速原子分解質量分光測定
(MH+)=537 例4 4−(p−シアノフェニル)ブチルアミンの調製 オキサリルクロライド(43.0mL、0.492mol)を、100m
Lの1,2−ジクロロエタン中の5−(p−シアノフェニ
ル)ペンタン酸の懸濁物に、窒素雰囲気下で23℃にて滴
々添加した。5分後に、50mLのDMFを添加した。30分後
に、該反応物を減圧下で濃縮した。残渣を窒素雰囲気下
で無水THF(150mL)に溶解した。アジドトリメチルシラ
ン(14.6mL、0.110mL)を23℃にて滴々添加した。5分
後に、該反応物を、1時間、還流を達成するまで加温し
た。該反応物を10℃まで冷却し、濃HCl(20mL)を1分
間で添加した。冷却浴を取り除き、撹拌を15分間継続し
た。反応物を減圧下で濃縮し、残渣を酢酸エチル(200m
L)および水(200mL)の間で分配した。水性層を1N Na
OH(250mL)にて塩基性とし、酢酸エチル(2x200mL)に
て抽出した。有機層を水(100mL)、続いて食塩水(100
mL)にて洗浄し、乾燥させた(Na2SO4)。減圧下で濃縮
後、残渣を酢酸エチル:メタノール(150mL:5mL)にて
希釈し、ジオキサン中の無水HCl(6.9N)により0℃に
て処理した。得られた沈殿を濾過し、酢酸エチル、次い
でエーテルにて洗浄した。固体を乾燥させ(大気圧;55
℃)、14.3gを得た:mp155−160℃。
元素分析C11H15N2Clについての理論値:C、62.70;H、7.1
8;N、13.30。実験値:C、62.76;H、7.35;N、13.34。
例5 4−〔4−シアノフェニル〕ブチルイソシアネートの調
アミン塩酸塩5(1.00g、4.74mmol)、トリホスゲン
(0.469g、1.58mmol)、トリエチルアミン(1.27g、12.
6mmol)およびジオキサン(20mL)の溶液を、アルゴン
雰囲気下で70℃に2時間加温した。23℃に冷却後、反応
混合物を酢酸エチル(80mL)にて希釈し、濾過し、フー
ド内にて窒素気流で濃縮し、中間体イソシアネートを得
た。
例6 5−(p−シアノフェニル)−4−ペンチン酸 テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(O)(240mg、0.2mmol)の添加に先行して、4−ペン
チン酸(2.15g、22mmol)、4−ブロモベンゾニトリル
(3.64g、20mmol)およびピペリジン(40mL)の溶液
を、窒素を5分間バブリングすることにより脱気した。
反応バイアルを封止し、80℃にて1.5時間加熱した。23
℃に冷却後、反応混合物を酢酸エチル(200mL)にて希
釈し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチル
(300mL)にて希釈し、5%HCl(2x100mL)にて洗浄
し、水(1x100mL)にて洗浄し、次いで3%炭酸ナトリ
ウム(2x200mL)にて抽出した。該塩基性水性層を脱色
用炭素にて処理し、濾過し、pH=2に酸性化した。得ら
れた固体を濾過し、水にて洗浄し、乾燥させ、フラッシ
ュクロマトグラフィー(勾配、酢酸エチル:メチレンク
ロライド:酢酸、1:9:0.005)および分画再結晶(メチ
レンクロライド−エーテル)により精製し、5−(p−
シアノフェニル)−4−ペンチン酸を白色固体として得
た:mp149−152℃。
元素分析C12H9NO2についての理論値:C、72.35;H、4.55;
N、7.03。実験値:C、72.05;H、4.57、N、6.94。
例7 N−〔N−〔〔〔4−〔4−(アミノイミノメチル)フ
ェニル〕−4−ブチニル〕アミノ〕カルボニル〕−L−
α−アスパルチル〕−L−フェニルアラニンの調製 標記の化合物を下記の置換をもって例1の方法にて調
製した:例1のセクションCにおいて5−(p−シアノ
フェニル)ペンタン酸を5−(p−シアノフェニル)−
4−ペンチン酸に置き換えた。生成物を例1の条件を使
用する逆相HPLCにより精製して標記の化合物を得た。生
成物は、C NMRおよび化学種イオン化質量分光測定に
よって証明された。
例8 N−〔N−〔〔〔4−〔4−(アミノイミノメチル)フ
ェニル〕−4−ブテニル〕アミノ〕カルボニル〕−L−
α−アスパルチル〕−L−フェニルアラニンの調製 標記の化合物を例1の方法に従い、但し還元工程(セ
クションB)を省略して調製した。生成物を例1の条件
を使用する逆相HPLCにより精製して標記の化合物を得
た。生成物は、C NMRおよび化学種イオン化質量分光
測定によって証明された。
例9 3S β−〔〔〔〔4−〔4−(アミノイミノメチル)フ
ェニル〕ブチル〕アミノ〕カルボニル〕アミノ〕−4−
〔(2−カルボキシエチル)(2−メチルプロピル)ア
ミノ〕−4−オキソ酪酸の調製 標記の化合物は、例1のセクションCにおいてアスパ
ルテームを3S−A味の−4−〔(2−カルボキシエチ
ル)(p−メチルプロピル)アミノ〕−4−オキソ酪酸
に置き換えて例1の方法にて調製され得る。生成物を例
1の条件を使用する逆相HPLCにより精製して標記の化合
物を得た。生成物は、C NMRおよび化学種イオン化質
量分光測定によって証明された。
例10 N−〔N−〔〔〔4−〔4−(アミノイミノメチル)フ
ェニル〕ブチル〕アミノ〕カルボニル〕−L−α−アス
パルチル〕−N−メチル−L−フェニルアラニンの調製 標記の化合物は、例1のセクションCにおいてアスパ
ルテームをL−α−アスパルチルN−メチル−L−フェ
ニルアラニンに置き換えて調製され得る。生成物を例1
の条件を使用する逆相HPLCにより精製して標記の化合物
を得た。生成物は、C NMRおよび化学種イオン化質量
分光測定によって証明された。
例11 の調製 標記の化合物は、例1のセクションCにおいてアスパ
ルテームをR−3〔(カルボキシル−1−オキソプロピ
ル〕アミノ〕−5−フェニルペンタン酸に置き換えて調
製され得る。生成物を例1の条件を使用する逆相HPLCに
より精製して標記の化合物を得た。生成物は、C NMR
および化学種イオン化質量分光測定によって証明され
た。
本発明の化合物の血小板−結合阻害活性は、下記のア
ッセイによって示されうる。
PRPでのインビトロ血小板凝集 健常な雄または雌のイヌを採血の8時間前から絶食さ
せ、次いで30mlの全血を蝶針および3mLの0.129M緩衝ク
エン酸ナトリウム(3.8%)を入れた30ccのプラスチッ
クシリンジを用いて集めた。シリンジを注意深く回転さ
せて血液がクエン酸塩と混合するように引いた。血小板
−富有血漿(PRP)は、975xgにて3.17分間、室温で遠心
分離し、遠心機が制動することなしに停止するまで、惰
力で回転させておくことにより調製された。PRPをプラ
スチックピペットにより血液から採りだし、室温に保た
れたプラスチック栓付きの50mlコーニング円錐状滅菌遠
心管に入れた。血小板−欠乏血漿(PPP)は、残った血
液を2000xgにて15分間、室温で遠心分離し、遠心機が制
動することなしに停止するまで、惰力で回転させておく
ことにより調製された。PRPを、mlあたり2−3x108の血
小板計数となるようにPPPを用いて調整した。400μlの
PRP調製物および50μlの試験化合物または食塩水を、B
ioData凝集測定装置(BioData、Horsham、PA)にて37℃
で1分間プレインキュベートした。50μlのアデノシン
5'−二リン酸(ADP)(50μmの最終濃度)をキュベッ
トに加え、凝集を1分間監視した。いずれの化合物も2
個1組で試験した。結果は以下のように計算される: 対照の百分率=〔(化合物の場合の最大OD−初期OD)/
(食塩対照の場合の最大OD−初期OD)〕x100%阻害=10
0−(対照の百分率) 例2および3の化合物のアッセイ結果およびそれらの
阻害濃度中央値(IC50)を、表Iに記録してある。IC50
は(化合物が50%阻害を示す場合には)、投与応答曲線
の線形回帰により計算された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 275/18 A61K 37/02 (72)発明者 ツヨング,フォエ シオング アメリカ合衆国 63021 イリノイ州マ ンチェスター,シュガー ヒル ドライ ブ 875 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07K 5/06 A61K 38/00 - 38/12 C07C 275/18 - 275/24 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: 式中、 Zは、H、ハロゲン、ヒドロキシ、1〜6個の炭素原子
    のアルコキシおよび1〜6個の炭素原子のアルキルから
    なる群から選択され; Aは、1〜6個の炭素原子のアルキル、2〜6個の炭素
    原子のアルケニルおよび2〜6個の炭素原子のアルキニ
    ルからなる群から選択され; R1は、H、1〜6個の炭素原子のアルキル、アラルキル
    およびアルカノイルオキシアルキルからなる群から選択
    され; R2は、H、1〜6個の炭素原子のアルキル、および場合
    によりヒドロキシまたはメトキシにより置換されるアラ
    ルキルからなる群から選択され; R3は、場合により、ハロゲン、1〜6個の炭素原子のア
    ルキル、1〜6個の炭素原子のアルコキシ、カルボキシ
    ル誘導体、ニトロ、シアノ、アジド、ウレイド、ウレイ
    レン、アルコキシカルボニルオキシ、ヒドロキシ、アル
    キルアミノ、アルコキシカルボニル、トリアルキルシリ
    ル、アルコキシイミノ、アルキルスルホニル、フェニル
    スルホニル、およびアミノからなる群から選択される基
    によって置換される、アルキル、インドリル、ピリジ
    ル、ベンゾチオフェニル、フェニル、ベンゾフラニルお
    よびフラニルからなる群から選択され; R4は、H、−COOR5および−(CH2mCOOR5からなる群か
    ら選択され; ここにおいてmは、1〜6の整数であり;ならびに R5は、H、1〜6個の炭素原子のアルキルおよびアラル
    キルからなる群から選択される、 により表される化合物、またはその医薬的に許容される
    塩。
  2. 【請求項2】Zが、水素であり; Aが、1〜6個の炭素原子のアルキルであり; R1が、水素および1〜6個の炭素原子のアルキルからな
    る群から選択され; R2が、水素、1〜6個の炭素原子のアルキル、および場
    合によりヒドロキシまたはメトキシにより置換されるア
    ラルキルからなる群から選択され; R3が、場合により、ハロゲン、1〜6個の炭素原子のア
    ルキル、1〜6個の炭素原子のアルコキシ、カルボキシ
    ル誘導体、ニトロ、シアノ、アジド、ウレイド、ウレイ
    レン、アルコキシカルボニルオキシ、ヒドロキシ、アル
    キルアミノ、アルコキシカルボニル、トリアルキルシリ
    ル、アルコキシイミノ、アルキルスルホニル、フェニル
    スルホニル、およびアミノからなる群から選択される基
    によって置換されるインドリルであり; R4が、H、−COOR5および−(CH2mCOOR5からなる群か
    ら選択され; ここにおいてmは、1〜6の整数であり;ならびに R5が、H、1〜6個の炭素原子のアルキルおよびアラル
    キルからなる群から選択される、 を有する請求の範囲第1項に記載の化合物。
  3. 【請求項3】N−〔N−〔〔〔4−〔4−(アミノイミ
    ノメチル)フェニル〕ブチル〕アミノ〕カルボニル〕−
    L−α−アスパルチル〕−L−トリプトファンである請
    求の範囲第2項に記載の化合物。
  4. 【請求項4】Zが、水素であり; Aが、1〜6個の炭素原子のアルキルであり; R1が、水素および1〜6個の炭素原子のアルキルからな
    る群から選択され; R2が、水素、1〜6個の炭素原子のアルキル、および場
    合によりヒドロキシまたはメトキシにより置換されるア
    ラルキルからなる群から選択され; R3が、場合により、ハロゲン、1〜6個の炭素原子のア
    ルキル、1〜6個の炭素原子のアルコキシ、カルボキシ
    ル誘導体、ニトロ、シアノ、アジド、ウレイド、ウレイ
    レン、アルコキシカルボニルオキシ、ヒドロキシ、アル
    キルアミノ、アルコキシカルボニル、トリアルキルシリ
    ル、アルコキシイミノ、アルキルスルホニル、フェニル
    スルホニル、およびアミノからなる群から選択される基
    によって置換されるフェニルであり; R4が、H、−COOR5および−(CH2mCOOR5からなる群か
    ら選択され; ここにおいてmは、1〜6の整数であり;ならびに R5が、H、1〜6個の炭素原子のアルキルおよびアラル
    キルからなる群から選択される、 を有する請求の範囲第1項に記載の化合物。
  5. 【請求項5】N−〔N−〔〔〔4−〔4−(アミノイミ
    ノメチル)フェニル〕ブチル〕アミノ〕カルボニル〕−
    L−α−アスパルチル〕−L−フェニルアラニン,ジエ
    チルエステルである請求の範囲第4項に記載の化合物。
  6. 【請求項6】N−〔N−〔〔〔4−〔4−(アミノイミ
    ノメチル)フェニル〕ブチル〕アミノ〕カルボニル〕−
    L−α−アスパルチル〕−L−フェニルアラニンである
    請求の範囲第4項に記載の化合物。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の化合物および医薬的に許
    容される担体を含んでなる、哺乳動物における血小板凝
    集阻害のための医薬組成物。
  8. 【請求項8】Zが、水素であり; Aが、1〜6個の炭素原子のアルキルであり; R1が、水素および1〜6個の炭素原子のアルキルからな
    る群から選択され; R2が、水素、1〜6個の炭素原子のアルキル、および場
    合によりヒドロキシまたはメトキシにより置換されるア
    ラルキルからなる群から選択され; R3が、場合により、ハロゲン、1〜6個の炭素原子のア
    ルキル、1〜6個の炭素原子のアルコキシ、カルボキシ
    ル誘導体、ニトロ、シアノ、アジド、ウレイド、ウレイ
    レン、アルコキシカルボニルオキシ、ヒドロキシ、アル
    キルアミノ、アルコキシカルボニル、トリアルキルシリ
    ル、アルコキシイミノ、アルキルスルホニル、フェニル
    スルホニル、およびアミノからなる群から選択される基
    によって置換されるインドリルであり; R4が、H、−COOR5および−(CH2mCOOR5からなる群か
    ら選択され; ここにおいてmは、1〜6の整数であり;ならびに R5が、H、1〜6個の炭素原子のアルキルおよびアラル
    キルからなる群から選択される、 を有する請求の範囲第7項に記載の医薬組成物。
  9. 【請求項9】該化合物が、N−〔N−〔〔〔4−〔4−
    (アミノイミノメチル)フェニル〕ブチル〕アミノ〕カ
    ルボニル〕−L−α−アスパルチル〕−L−トリプトフ
    ァンである請求の範囲第8項に記載の医薬組成物。
  10. 【請求項10】Zが、水素であり; Aが、1〜6個の炭素原子のアルキルであり; R1が、水素および1〜6個の炭素原子のアルキルからな
    る群から選択され; R2が、水素、1〜6個の炭素原子のアルキル、および場
    合によりヒドロキシまたはメトキシにより置換されるア
    ラルキルからなる群から選択され; R3が、場合により、ハロゲン、1〜6個の炭素原子のア
    ルキル、1〜6個の炭素原子のアルコキシ、カルボキシ
    ル誘導体、ニトロ、シアノ、アジド、ウレイド、ウレイ
    レン、アルコキシカルボニルオキシ、ヒドロキシ、アル
    キルアミノ、アルコキシカルボニル、トリアルキルシリ
    ル、アルコキシイミノ、アルキルスルホニル、フェニル
    スルホニル、およびアミノからなる群から選択される基
    によって置換されるフェニルであり; R4が、H、−COOR5および−(CH2mCOOR5からなる群か
    ら選択され; ここにおいてmは、1〜6の整数であり;ならびに R5が、H、1〜6個の炭素原子のアルキルおよびアラル
    キルからなる群から選択される、 を有する請求の範囲第7項に記載の医薬組成物。
  11. 【請求項11】該化合物が、N−〔N−〔〔〔4−〔4
    −(アミノイミノメチル)フェニル〕ブチル〕アミノ〕
    カルボニル〕−L−α−アスパルチル〕−L−フェニル
    アラニン,ジエチルエステルである請求の範囲第10項に
    記載の医薬組成物。
  12. 【請求項12】該化合物が、N−〔N−〔〔〔4−〔4
    −(アミノイミノメチル)フェニル〕ブチル〕アミノ〕
    カルボニル〕−L−α−アスパルチル〕−L−フェニル
    アラニンである請求の範囲第10項に記載の医薬組成物。
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