JP3488644B2 - マグネットセパレータの切粉と切削液との分離装置 - Google Patents

マグネットセパレータの切粉と切削液との分離装置

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JP3488644B2
JP3488644B2 JP29484798A JP29484798A JP3488644B2 JP 3488644 B2 JP3488644 B2 JP 3488644B2 JP 29484798 A JP29484798 A JP 29484798A JP 29484798 A JP29484798 A JP 29484798A JP 3488644 B2 JP3488644 B2 JP 3488644B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、切削或は研削加工
等において、切削液(クーラント)中に含まれる切粉の
除去に用いられるマグネットセパレータにおいて、切粉
と切削液とを分離する装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、鉄材等の研削加工において、切
削液(クーラント)中に含まれる切粉(研削鉄片)の除
去には、従来よりマグネットセパレータが用いられる。 【0003】従来より一般に用いられているマグネット
セパレータは、例えば特開昭58−174211号公報
に開示されているように、切削液(クーラント)を含ん
だ切粉を吸着するマグネットドラムと、該マグネットド
ラムに吸着された切粉を押圧して切削液(クーラント)
を絞り除去するゴム製の絞りローラとからなり、該絞り
ローラで切削液を絞り除去した後の切粉をスクレーパで
マグネットドラムから掻き取るようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のマグネット
セパレータは、切削液中に含まれる比較的細かい研削切
粉等の除去にはかなり効果的であるが、例えば歯車シェ
ービング加工等の切削切粉は、研削切粉とは異なり、切
粉の形状が比較的細長い針形状となって排出されるの
で、このような細長い針形状の切粉を吸着したマグネッ
トドラムにゴム製の絞りローラを押し当てて絞ると、切
粉がゴム製の絞りローラに突き刺さり、絞り機能が低下
してローラメンテナンスの費用が増加するばかりか、又
絞り機能の低下により切粉と共に切削液(クーラント)
の持ち出しが発生し、切削液の補給量が増加する、とい
う課題を有している。 【0005】絞りローラを保護し上記のような課題が生
じないようにするためには、特殊なマグネットローラが
必要となり、装置全体のコストが高くなる、といった課
題が生じる。 【0006】本発明は上記のようなマグネットセパレー
タの課題を解決することを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、駆動手段により回転して切
削液中の切粉を吸着するマグネットドラムを備えたマグ
ネットセパレータであって、分離ブレードを、その先端
縁をマグネットドラム中心のほぼ真上位置にて該マグネ
ットドラムに接触させた状態で取付け、マグネットドラ
ムに吸着された切粉を該分離ブレード上に掻き取ると共
に、該分離ブレードの先端縁とマグネットドラムとの接
触部にて切削液をせき止めることにより、切粉と切削液
とを分離するマグネットセパレータの切粉と切削液との
分離装置において、上記分離ブレードは、先端縁から他
端部にかけて上向きに所定の傾斜角度をもって傾斜した
状態で取付けられ、上記分離ブレードの傾斜角度は、切
粉が細かいものの場合は小さく、切粉の大きさが大きい
ほど大きい傾斜角度に設定されることを特徴とする。 【0008】これにより、切粉の大きさや形状によって
切削液の分離能力が変化するようなことはなく、又切削
液中に異物や切粉のかたまりが混入していても一向にさ
しつかえなく、効果的な切削液の分離作用を持続するこ
とができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に付
き、図面を参照して説明する。 【0010】図1は、本発明に係るマグネットセパレー
タの一例を示す概略斜視図であり、1はタンク本体であ
り、例えば歯車シェービング機等の加工機械本体から切
削切粉を含んだ切削液(クーラント)が切削液流入口2
より該タンク本体1内に流入するようになっている。8
は切削液流出口であり、該切削液流出口8より流出した
切削液は図示しないクーラントタンクへと還流される。 【0011】3は上記タンク本体1内に回転可能に取付
けられたマグネットドラム、4は駆動モータ等の駆動手
段4であり、該駆動手段4によってマグネットドラム3
が回転駆動されるようになっている。 【0012】5は例えば鉄板等の金属板よりなる分離ブ
レードであり、図2に示すように、該分離ブレード5の
先端縁5aをマグネットドラム3の中心Oのほぼ真上位
置にてマグネットドラム3に接触させると共に、側面視
でこの接触点(接点P)を通る接線(ほぼ水平方向)P
−Qに対して分離ブレード5が上向きに所定角度θをも
つよう傾斜させて取付けた構造となっている。分離ブレ
ード5の他端部5bは下向きに傾斜した分離排出板6へ
と連なっている。7は切粉受けである。 【0013】上記において、加工機械本体から切粉を含
んだ切削液(クーラント)が切削液流入口2よりタンク
本体1内に供給され、その中でマグネットドラム3が回
転すると、マグネットドラム3には切削液中にて切粉9
が吸着し、吸着された切粉9は切削液を含んだ状態でマ
グネットドラム3の回転に伴って上方へと移動し、マグ
ネットドラム3の中心Oのほぼ真上まで来たところで切
粉9は分離ブレード5の先端縁5aに当って分離ブレー
ド5上に掻き取られ、切粉9は分離ブレード5上に盛り
上がり、次々と掻き取られる切粉にて傾斜した分離ブレ
ード5上を他端部5b方向へと少しづつ押し出され、分
離排出板6より落下して切粉受け7内に排出回収され
る。 【0014】上記のように分離ブレード5の上に掻き取
られ盛り上がった切粉9の重量により、分離ブレード5
の先端縁5aとマグネットドラム3との接触圧及び接触
面積が増加することによって、切粉9に含まれていた切
削液は、分離ブレード5の先端縁5a部にて効果的にせ
き止められ、図2の矢印10にて示されるように、マグ
ネットドラム3上を下方へと流れてタンク本体1内へ戻
される。又、切粉9が分離ブレード5上に盛り上がり他
端部5b方向へと少しづつ押し出される間に、分離ブレ
ード5の傾斜角度θにより切粉9に残留していた僅かな
切削液は分離されてマグネットドラム3上へと流下し、
矢印10のようにタンク本体1内へと戻される。 【0015】このようにして、タンク本体1内の切削液
は切粉を除去されて浄化された後、切削液流出口8より
図示しないクーラントタンクへと還流され、切削加工用
として繰り返し使用される。 【0016】上記において、分離ブレード5の長さLと
傾斜角度θは、例えば比較的細かい切粉の場合は長さL
及び傾斜角度θを小さくし、切粉が大いほど長さ及び傾
斜角度θを大きく設定するというように、切粉の大きさ
によって決定するのが効果的であるが、実際上は、長さ
Lはほぼ3〜10cmの範囲で選択設定され、傾斜角度θ
はほぼ2°〜10°の範囲で選択設定される。 【0017】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、マグネッ
トドラムに吸着された切粉から切削液(クーラント)を
分離する手段として、従来のゴム製の絞りローラを使用
せず、先端縁がマグネットドラムに接触する分離ブレー
ドを用い、該分離ブレードの先端縁とマグネットドラム
との接触部で切削液をせき止めると共に切粉を分離ブレ
ード上に掻き取る構成としたことにより、切粉の大きさ
や形状によって分離能力が変化(低下)するようなこと
はなく、又切削液中に異物や切粉のかたまりが混入して
いても一向にさしつかえなく、効果的な分離作用を持続
することができると共に、構造が簡単で故障が少ないか
ら価格の面で非常に有利であり、更に現在使用中のマグ
ネットセパレータにも容易に且つ安価に適用することが
できるもので、実用上多大の効果をもたらし得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るマグネットセパレータの一例を示
す概略斜視図である。 【図2】図1のマグネットドラムと分離ブレードとの関
係構造の詳細を示す縦断面図である。 【符号の説明】 1 タンク本体 2 切削液流入口 3 マグネットドラム 4 駆動手段 5 分離ブレード 6 分離排出板 7 切粉受け 8 切削液流出口 9 切粉

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 駆動手段により回転して切削液中の切粉
    を吸着するマグネットドラムを備えたマグネットセパレ
    ータであって、分離ブレードを、その先端縁をマグネッ
    トドラム中心のほぼ真上位置にて該マグネットドラムに
    接触させた状態で取付け、マグネットドラムに吸着され
    た切粉を該分離ブレード上に掻き取ると共に、該分離ブ
    レードの先端縁とマグネットドラムとの接触部にて切削
    液をせき止めることにより、切粉と切削液とを分離する
    マグネットセパレータの切粉と切削液との分離装置にお
    いて、上記分離ブレードは、先端縁から他端部にかけて
    上向きに所定の傾斜角度をもって傾斜した状態で取付け
    られ、上記分離ブレードの傾斜角度は、切粉が細かいも
    のの場合は小さく、切粉の大きさが大きいほど大きい傾
    斜角度に設定されることを特徴とするマグネットセパレ
    ータの切粉と切削液との分離装置。
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