JP3487429B2 - モータ用コイル及びその製造方法 - Google Patents

モータ用コイル及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータ用コイル及びその
製造方法に関するもので、特にコイルの内部に湿気や腐
食性ガスの侵入を防止できる構造のコイルとその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から実施されているモータ用コイル
で、コイルの内部に湿気や腐食性ガスの侵入を防止でき
る構造のコイルとその製造方法については合成樹脂の開
発が急速に進んだ結果、多くの実施例が開発されたが、
構造が簡単で効果が大きくかつ大量生産に適するものが
意外に少ない。最近の先行技術の例では特開平7―30
2726号公報、特開平9―63835号公報等に開示
されている。図7は特開平7−302726号の例で、
円環状中空コイル22の内外周を樹脂で覆い成形するも
ので、カップ状の成形用容器21を備え、該成型用容器
21はその内側に底面の内径が上面開放端の内径より小
径のテーパー状に、コイル22の長さより深く窪みが形
成され、かつ前記窪みの中心にその底部の外径がコイル
の内径より大径で上部の外径がより小径のテーパー状ボ
ス部23を有し、該成形用容器21のボス部23に低部
の外径より小径の内径を有する中空コイル22を挿入し
て該中空コイル22を前記窪みの中の保持し、コイル2
2と成型用容器21と間の空間に樹脂24を注入し硬化
させてコイルを成形用容器から外して完成する。この構
成は、成形用容器21と、空芯コイル22と、樹脂24
の他には不用であるので極めて簡潔のようではあるが、
成形用容器21のボス部23と空芯コイル22の最下部
とが接触しているので、この接触部の樹脂の厚さが薄く
なりこの部分からの湿気や腐食性ガスの侵入を防止する
ことが難しいという欠陥がある。
【0003】図8は特開平9−63835号公報に開示
されている例で、熱可塑性樹脂からなる筒状のコイルビ
ビン30の両端近くに設けた枠円板31、31間にコイ
ル20を巻回し、枠円板31の外側面および外周面に連
続し先端肉薄部31a、31b、31c、31dを有す
る突条を形成し、同一の樹脂からなるモールド材33の
溶融した高温樹脂上記コイルボビン30の外周部に射出
成形することにより、枠円板の肉薄部がモールド材33
により加熱溶融して両者が一体に熱溶着されるように構
成されている。この構成においては、コイルボビン30
と枠円板31とモールド材33が加熱溶着されるので、
隙間の発生が少なく湿気や腐食性ガスの侵入を防止でき
るが、射出成形によるモールドで成形するので大きな設
備を必要とし、かつ巻線を巻装したボビンをワンシヨッ
ト毎に金型に挿入して成形するインサート成形ような工
程となるので生産性を高めることが困難となるという問
題がある。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】図7、図8に示す従来
技術になるモータ用コイルは、どちらの技術においても
樹脂をモールドする場合に成型用容器、あるいは金型が
必要で、この周辺の機材の準備に多くの費用を要し、ま
たワンショツト毎の時間が長くなり大量生産を阻害する
という問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ほぼ
方形断面の巻線用中空芯ボビンと、該中空芯ボビンの両
端面にほぼ方形で前記中空芯ボビンの内径と同じ中空孔
を有する鍔部を当接し熱可塑性樹脂により一体成形され
た巻線ボビンを有し、該巻線ボビンに巻線を巻装した巻
線部組を形成し、該巻線部組の2個の方形鍔部の3辺の
外周を覆うための熱可塑性樹脂により成形された巻線ケ
ースを当接し、該当接面を気密を保持して固着し、前記
巻線部組と前記巻線ケースとの隙間に熱硬化性樹脂を充
填した構造により解決する。
【0006】即ち、巻線ボビンに巻線を巻装した巻線部
組の2個の方形鍔部の3辺の外周を覆うための熱可塑性
樹脂により形成された巻線ケースを当接し、当該接合面
を気密を保持して固着することにより、方形鍔部と巻線
ケースとにより開放端を除き気密が保持された容器が構
成され、この容器に流動性のある熱硬化性樹脂を充填す
るときに、前記方形鍔部と巻線ケースとの接合面から前
記充填された熱硬化性樹脂が洩れることがないので、充
填時の注入量の管理により所定量の樹脂を充填すること
ができる。
【0007】
【実施例】図1は第1実施例の巻線用ボビンの詳細図で
図1(a)は一方の鍔部2―1の側から見た側面図、図
1(b)は図1(a)の矢視方向から見た底面図、図1
(c)は図1(b)のB−B線に沿った断面図である。
図1に示すようにほぼ方形の中空芯ボビン1の両端面
に、前記中空芯ボビンと相似なほぼ方形で前記中空芯ボ
ビン1の中空孔1―2と同じ中空孔を有する鍔部2―1
と2―2を当接して熱可塑性樹脂で一体成形してあり、
一方の鍔部2―1には巻線のリード線を取り出すための
引き止め部2―4とリード線を貫通するための貫通孔2
―5が設けられている。又図1(c)に示すように中空
芯ボビン1の内周には、鉄芯を挿入するときの摩擦抵抗
を減少させ、かつ鉄芯を挿入した後のボビン1と鉄芯
(図示していない)とのゆるみを無くすための複数の突
起1―4と1―5が中心線と並行に設けられている。
【0008】又図2の(a)、(b)、(c)に第2実
施例の巻線用ボビンの詳細図を示し、前記図1(a),
(b),(c)に示された第1実施例の巻線ボビンに設
けられた2個の鍔部2−1、2−2の内側側面に、前記
中空芯ボビン1の外周面から前記鍔部の外周に向け複数
の小突起1−6が設けられている。この小突起1−6を
設けた理由とその効果については後の段落0018、0
019、0020で詳細に説明する。
【0009】巻線ボビンは図1(a)に示すように2個
の鍔部2―1と2―2の長辺と一方の短辺と交わる角部
はR形に形成され、図1(b)に示すように鍔部2―1
と2―2の外周面には対向する側の外周面が窪む段差部
2―3が設けられている。
【0010】図4は巻線ケース3の詳細図で、図4
(a)は巻線ケース3の側面図で、図4(b)は図4
(a)の矢視方向から見た底面図、図4(c)は巻線ボ
ビン1の鍔部2と嵌合するる端面の拡大詳細である。巻
線ケース3は熱可塑性樹脂で、幅Wが巻線ボビンの2個
の鍔部2―1と2―2の対向長さと同じで、図4(a)
に示すように巻線ボビン1の鍔部2―1、2―2の外形
に沿ったコの字形状に成形され、幅Wに沿った両端面
は、図4(c)に示すように内側に対向する部分に段差
部3―1、(3―2と3―3)が形成され、この段差部
3―1の形状は巻線ボビン1に設けられた2個の鍔部2
―1、2―2の外周面に設けられた段差部2―3の形状
に嵌合するように形成されている。また、巻線ケース3
の内周面は所定の粗さとなるように粗面加工されてい
る。このように構成することにより巻線ケース3と充填
した樹脂との密着性を向上させてコイルの気密性を高め
ることができる。
【0011】本発明になるモータ用コイルの製造方法
は、巻線ボビン1に、所定の巻線を巻装し、前記巻線の
端末に接続したリード線を図5(a)に示すように鍔部
2―1に設けられたリード線引き出し部2―4より鍔部
の外側に引き出し、引き出し部2―4とリード線の隙間
に接着剤を塗布し、接着剤を加熱硬化させて巻線部組1
0を完成する。
【0012】次に巻線ケース3を図5(b)に示すよう
に巻線部組10の鍔部2にR形を付けた側から巻線ケー
ス3の両端部に設けられた段差部3―1を巻線部組の鍔
部の段差部2―3に嵌合せせて滑らせて矢視方向に押し
込み、巻線ケース3を巻線部組10の鍔部2―1、2―
2を覆い鍔部の段差部2―3と巻線ケース3の段差部3
―1、3―2を隙間無く嵌合する。
【0013】次に図5(C)に示すように巻線部組10
の巻線ケース3に覆われていない開放側の鍔部2―1、
2―2と巻線ケース3との嵌合部端面3―4の4個所に
液状の接着剤を滴下浸透せしめ、所定の温度で所定時間
保持して前記接着剤を硬化させる。このように鍔部2―
1、2―2と巻線ケース3との嵌合部端面に液状の接着
剤を滴下すると、前記嵌合部の間に存在する小さな隙間
に生ずる毛管現象により前記液状の接着剤が隙間の末端
まで浸透し前記嵌合部全体を気密を保持して固着するこ
とができる。図4(e)は接合部端面3―4の拡大図で
ある。液状の接着剤はその粘度が(200ポイズから1
500ポイズ)の範囲が望ましい。この工程で、巻線部
組10の鍔部2―1と2―2及び巻線ケース3とで構成
され、上記鍔部と巻線ケースとの嵌合部が気密を保持し
て接合された樹脂充填用の容器が完成する。
【0014】次に図5(d)図に示すように巻線部組1
0の巻線ケース3に覆われていない開放端側を上にし
て、前記開放端から熱硬化性樹脂を巻線ケース3と巻線
部組10と間に形成された隙間に充填し、減圧容器の中
で減圧脱泡した後、所定の温度で所定時間保持して充填
した熱硬化性樹脂を硬化せしめて完成する。
【0015】本発明になるモータ用コイルの構造とその
製造方法は、上述のように巻線部組10の2個の鍔部2
―1、2―2と巻線ケース3との嵌合部3―4に液状の
接着剤を滴下し、嵌合部に存在する隙間に生ずる毛管現
象により液状の接着剤が隙間の末端まで浸透することに
より、前記鍔部2―1、2―2と巻線ケース3とが気密
を保持して接合され、熱硬化性樹脂を充填するための漏
れの無い容器4を構成することに特徴がある。
【0016】このように熱硬化性樹脂を充填するための
容器4がコイルの構成部品である巻線ボビン1と鍔部2
―1、2―2と巻線ケース3とにより構成されているの
で、完成部品の一部として組み込まれているので、従来
技術のように充填用の容器を別に準備したり、射出成形
装置とその金型を備える必要がなく、かつ生産工程は簡
単であるから生産コストを大幅に減少させることができ
る。
【0017】又容器4の接合部の隙間に隈なく接着剤が
浸透し気密を保持しているから充填した樹脂と共に外部
から水分や腐食性ガスに侵入を防止できる効果がある。
【0018】次に本発明の第2実施例について説明す
る。図2の(a),(b),(c)に本発明の第2実施
例に使用する巻線ボビンの構造をし示し、前記図1
(a),(b),(c)に示された第1実施例の巻線ボ
ビンに設けられた2個の鍔部2−1、2−2の内側側面
に、前記中空芯コイルボビンの外周面から前記鍔部の2
−1、2−2外周に向け複数の小突起1−6が設けられ
ている。小突起1−6は図2(c)図拡大図に示すよう
に適宜の幅で円弧状の断面を有し、中空芯コイルボビン
の4個の外周面からそれぞれ鍔部2−1、2−2の外周
方向に延びて設けられている。
【0019】第2実施例の詳細について説明するにあた
り、先ず第1実施例において発生した問題について説明
する。第1実施例において前記段落番号0011におい
て説明したように、巻線ボビン1に、所定の巻線を巻装
したときに、コイル線の最初の層がボビンに充分密着せ
ずに巻かれることがあり、コイル線とボビンとの間に空
間が発生した状態で次次と巻線の層が重ねられる結果、
巻線層の側面と鍔部とは密着して巻線されるのでコイル
線とボビンとの間の空間にできた空洞に空気が閉じ込め
られ、段落番号0014で説明したように巻線部組10
の巻線ケース3に覆われていない開放端側を上にして、
前記開放端から熱硬化性樹脂を巻線ケース3と巻線部組
10と間に形成された隙間に充填し、減圧容器の中で減
圧脱泡した後、所定の温度で所定時間保持して充填した
熱硬化性樹脂を硬化せしめるような処理をしたにもかか
わらず、樹脂が前記空洞まで浸透せずに空洞が残る物が
発生することがあるということが分った。図3(a)は
第1の実施例で上記のような空洞が発生したコイルの断
面図で、ボビンとコイルとの間に空洞bができているこ
とが示されている。このような内部に空洞が残ったコイ
ルは動作中の熱冷サクルで空洞中の空気が外気と連通す
るようになり、その連通路を介して湿気がコイル内に侵
入してコイルを断線させるような事故につながることが
知られている。
【0020】そこで第2実施例においては、前記図1
(a),(b),(c)に示された第1実施例の中空芯
コイルボビンに設けられた2個の鍔部2−1、2−2の
内側側面に、図2(a)、(b)、(c)に示すように
前記中空芯コイルボビン1の4個の外周面から前記鍔部
の2−1、2−2外周に向け複数の小突起1−6が設け
られている。そして、該小突起1−6の長さはコイルを
所定巻数巻装したときにコイルの外周より外側に達する
長さに設ける。このような構造のコイルボビンにコイル
線を巻いたときのボビンの鍔部と小突起とコイル線と関
係を巻線状況説明図の図3(b)に示すと、鍔部2−
1、2−2に設けられた小突起1−6の上をコイル線5
が越えるときに鍔部と間に隙間5−1が発生し、この隙
間5−1はボビンの位置からコイルの表面まで連続して
存在しているから、ボビンとコイルの第1層との間に発
生する空洞と連通し、段落番号0014に説明したよう
に注入された樹脂が前記空洞にまで完全に浸透して空洞
を残さないコイルを構成できる効果がある。なお、図2
(a)に見るように、上述鍔内側側面の小突起1−6に
加え、巻線用中空芯ボビンの外周面に、両鍔間に亘る小
突条部1−6’を形成することで、樹脂注入の際の樹脂
の流れが、より改善され空洞残存を抑制できる。
【0021】
【発明の効果】本発明になるモータ用コイルの構造とそ
の製造方法は、上記のように鍔部の内側側面に小突起を
設けることにより内部の空洞と外気との連通路を設ける
構成と、巻線部組の鍔部と巻線ケースとの嵌合部に接着
剤を毛管現象を利用して末端まで浸透せしめ気密を保持
して固着して構成した容器に熱硬化性樹脂を注入充填し
て加熱硬化せしめた構造と製造方法であるので、外部か
ら水分や腐食性ガスの侵入を防止できると共に生産コス
トを大幅に低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)、(c)、本発明になる巻線ボ
ビンの構造を示す実施例1の図である。
【図2】(a)、(b)、(c)本発明になる巻線ボビ
ンの構造を示す実施例2の図である。
【図3】(a)、(b)本発明になるモータ用コイルの
断面図である。
【図4】(a)、(b)、(c)、(d)本発明になる
巻線ケースの構造を示す図である。
【図5】(a)、(b)、(c)、本発明になる組立工
程を説明する説明図である。
【図6】本発明になる樹脂注型されたモータ用コイルの
断面図である。
【図7】従来技術になるモータ用コイルの第1の例の構
造図である。
【図8】従来技術になるモータ用コイルの第2の例の構
造図である。
【符号の説明】
1 本発明になる中空芯巻線ボビン1−6 鍔部内側側面に形成される断面円
弧状の小突起 1−6’ 巻線用中空芯ボビンの外周面に、
両鍔間に亘るように形成される小突条部 2―1、2―2 巻線ボビンの鍔部 2―3 鍔部の外周の段差部 2―4 リード線引き止め部 2―5 リード線貫通部 3 巻線ケース 3―1 巻線ケースの段差部 3―4 鍔部と巻線ケースとの段差部の嵌
合部 4 本発明になる樹脂充填用容器 5 コイル 5−1 隙間 10 巻線部組 21 従来技術の樹脂充填用容器 22 空芯コイル 23 中心部のテーパーボス 24 充填樹脂 30 従来技術のコイルボビン 31 枠円板 31a〜31d 枠円板に設けられた肉薄部 32 コイル 33 成形樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 3/44 H01F 5/02 H01F 5/06 H02K 3/46 H02K 15/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ方形断面を成し、その内周面に複数
    の突起が形成されている巻線用中空芯ボビンと、ほぼ方
    形で前記巻線用中空芯ボビンの内径と同じ中空孔を有
    し、前記巻線用中空芯ボビンの両端面に当接されるよう
    にして熱可塑性樹脂により一体成形されている鍔部と、
    より成る巻線ボビンと、該巻線ボビンに巻装された巻線
    とを有する巻線部組と、該巻線部組の外周を覆うための
    熱可塑性樹脂により成形された巻線ケースとを備えるモ
    ータ用コイルにおいて、前記巻線部組を形成する2個の
    方形鍔部の、外周縁3辺の前記巻線ケースとの当接面が
    互いに嵌着する段差部を備えると共に、気密を保持する
    ように固着されて樹脂充填用容器を成し、前記巻線部組
    と前記巻線ケースとの隙間に熱硬化性樹脂が充填される
    ことで外気が遮断されるように構成されていること、を
    特徴とするモータ用コイル。
  2. 【請求項2】 前記巻線ボビンは、両端2個の鍔部内側
    側面に、前記巻線用中空芯ボビンの外周面から鍔部外周
    縁に向け伸張し、断面円弧状を成す複数の小突起と共
    に、巻線用中空芯ボビンの外周面に両鍔間に亘る小突条
    部が形成されていること、を特徴とする請求項1に記載
    のモータ用コイル。
  3. 【請求項3】 ほぼ方形断面の巻線用中空芯ボビンと、
    該中空芯ボビンの両端面にほぼ方形で前記中空芯ボビン
    の内径と同じ中空孔を有する鍔部と、を有し熱可塑性樹
    脂により一体成形された巻線ボビンに巻線を巻装して巻
    線部組を形成する工程と、前記巻線部組の外周を覆うた
    め、前記巻線ボビン鍔部の外周面に設けられた段差部
    に、該ボビン側段差部に嵌合する段差部を設けて熱可塑
    性樹脂により成形された巻線ケースの段差部を嵌合せし
    める工程と、該嵌合部に液状の熱硬化性接着剤を滴下浸
    透せしめ加熱硬化する工程と、該接着剤の硬化後、前記
    巻線部組と巻線ケースとの隙間に熱硬化性樹脂を充填し
    て加熱硬化せしめる工程とを有すること、を特徴とする
    請求項1又は2に記載のモータ用コイルに係る製造方
    法。
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