JP3487405B2 - スライドフォーク式物品移載装置 - Google Patents

スライドフォーク式物品移載装置

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JP3487405B2
JP3487405B2 JP00285398A JP285398A JP3487405B2 JP 3487405 B2 JP3487405 B2 JP 3487405B2 JP 00285398 A JP00285398 A JP 00285398A JP 285398 A JP285398 A JP 285398A JP 3487405 B2 JP3487405 B2 JP 3487405B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基体に出退自在に
備えさせた物品載置台と、その物品載置台を出退駆動す
る出退駆動手段と、その出退駆動手段を制御する出退制
御手段とが設けられたスライドフォーク式物品移載装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるスライドフォーク式物品移載装置
は、出退駆動手段によって、物品を支持する物品載置台
を移載対象箇所に対して出退駆動して、自己と移載対象
箇所との間で物品の移載を行うものである。このような
移載動作を的確に行うためには、出退駆動手段を制御す
る出退制御手段にて物品載置台の出退位置を的確に制御
する必要がある。従来、特開昭63−51204号公報
に記載のように、物品載置台が突出作動したのを検出す
るセンサ(いわゆる出中センサ)と物品載置台が移載対
象箇所側の端部まで移動したのを検出するセンサ(いわ
ゆる出限センサ)とを備えて、物品載置台の停止位置を
特定すると共に、出退途中における物品載置台の加減速
をタイマの検出情報によって行うことが考えられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、センサを数多く必要とすると共に、出退途
中における物品載置台の位置をタイマの検出情報で特定
する関係上、出退駆動手段の動作が何らかの原因により
不安定となったような場合にタイマとの相対関係にずれ
が生じ、現実の物品載置台の位置を正確に特定するのが
困難となる。本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、物品載置台の位置を正確に特定
しながら、可及的に構成の簡素化を図る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、被検出部材とそれを検出する被検
出部材検出手段とを、物品載置台を出退自在に支持する
基台側と物品載置台側とに振り分け配置し、これによっ
て、物品載置台がその出退方向における引退側の特定範
囲に位置するか否かを検出する。そして、物品載置台を
突出作動させるときには、被検出部材検出手段が特定範
囲内に物品載置台が位置することを検出する特定範囲内
検出状態から物品載置台が特定範囲から外れていること
を検出する特定範囲外検出状態に切り換わる突出作動タ
イミングを基準として、それから物品載置台を設定突出
位置に突出作動させるための突出作動量を設定して、出
退駆動手段の作動量を検出する作動量検出手段の情報に
基づいて、物品載置台を設定突出位置に突出作動させる
ように出退駆動手段を作動させる。又、物品載置台を引
退作動させるときには、被検出部材検出手段が特定範囲
外検出状態から特定範囲内検出状態に切り換わる引退作
動タイミングを基準として、それから物品載置台を設定
引退位置に引退作動させるための引退作動量を設定し
て、作動量検出手段の情報に基づいて、物品載置台を設
定引退位置に引退作動させる。
【0005】すなわち、物品載置台の存在位置を特定
を、出退駆動手段の作動量の情報に基づいて行うこと
で、物品載置台の存在位置を的確に検出することが可能
となる。但し、物品載置台の移動中は、出退駆動手段の
作動量と物品載置台の位置変化とが正確に対応するもの
の、物品載置台の移動開始時においては、出退駆動手段
から物品載置台へ駆動力を伝達する機械的連係機構のが
たつき等によって、出退駆動手段の作動量と現実の物品
載置台の位置との間にわずかなずれが発生する場合があ
り、単に、出退駆動手段の作動量を積算するのみでは、
そのずれによる誤差も積算されて物品載置台の位置検出
を正確に行えない場合が生ずる虞れがある。そこで、上
記のように、被検出部材を被検出部材検出手段にて検出
することにより正確な位置基準として得られる突出作動
タイミングや引退作動タイミングを基準にして、機械的
連係機構のがたつき等によるずれを除外して、作動量検
出手段の検出情報から正確に物品載置台の出退位置を特
定できるものであり、これによって、突出作動タイミン
グや引退作動タイミングを基準にして設定突出位置に突
出させるための突出作動量や設定引退位置に引退作動さ
せるための引退作動量を設定して、精度良く出退駆動す
ることができ、必ずしも設定突出位置及び設定引退位置
を特定するためのセンサを別途設ける必要はない。もっ
て、物品載置台の位置を正確に特定しながら、可及的に
構成の簡素化を図れるものとなった。尚、被検出部材と
被検出部材検出手段は、基体側と物品載置台側とに振り
分け配置されるが、基体自身あるいは物品載置台自身に
備える必要は必ずしもなく、基体と連動する部材あるい
は物品載置台と連動する部材に備えても良い。
【0006】又、上記請求項1記載の構成を備えること
によって、物品載置台の位置を管理するカウンタを備え
て、そのカウンタにて求められる物品載置台の位置に基
づいて出退制御が実行されるのであるが、そのカウンタ
は、突出作動タイミングが検出されると、その突出作動
タイミングに対応させて予め定めた突出作動タイミング
対応値をセットし、引退作動タイミングが検出される
と、その引退作動タイミングに対応させて予め定めた引
退作動タイミング対応値をセットし、且つ、そのセット
された値に対して作動量検出手段にて検出される作動量
に対応する作動値を加減算して、物品載置台の位置を求
める。従って、物品載置台の位置を正確に特定できる突
出作動タイミング及び引退作動タイミングを利用して、
予め設定した突出作動タイミング対応値及び引退作動タ
イミング対応値を夫々カウンタにセットするので、物品
載置台の存在位置を、突出作動タイミング対応値及び引
退作動タイミング対応値によって規定される座標として
正確に特定することができるものとなり、物品載置の出
退制御を円滑に行うことができる。
【0007】又、上記請求項2記載の構成を備えること
により、出退制御を実行する荷移載モードと、突出作動
タイミング対応値及び引退作動タイミング対応値を求め
るために、出退駆動手段を作動させる学習モードとに切
換え自在であり、突出作動タイミング対応値及び引退作
動タイミング対応値を適宜学習によって求めることがで
きる。従って、経時変化によって突出作動タイミング対
応値及び引退作動タイミング対応値として設定するべき
値が変化したような場合でも、柔軟に対応することがで
きる。又、上記請求項3記載の構成を備えることによ
り、物品載置台は、電動モータの駆動力により出退駆動
され、その電動モータの作動量すなわち回転量はロータ
リエンコーダによって検出される。すなわち、出退駆動
手段の作動量をロータリエンコーダを備えるだけの簡素
な構成で検出できるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のスライドフォーク式物品
移載装置を物品保管設備に適用した実施の形態を図面に
基づいて説明する。この物品保管設備は、図1および図
3に示すように、物品Cを搬送するスタッカークレーン
1が、上下一対のレール2,3に沿って移動可能に構成
され、このスタッカークレーン1による搬送径路4を挟
んでその両側には、物品保管棚5が設置されている。こ
れら物品保管棚5は、上下方向に立設の複数本の柱部材
6や水平方向に配設の複数本の棚部材7などから構成さ
れ、物品収納部8を縦方向と横方向とに複数個ずつ並べ
た構造となっている。
【0009】各物品収納部8は、図4に示すように、柱
部材6に取り付けられた腕部材9や、この腕部材9に取
り付けられた棚部材7などからなり、一対の棚部材7上
に、パレットPに荷を搭載した物品Cを載置可能に構成
されている。各物品収納部8は、その奥行き方向に2個
の物品Cを収納することができる。尚、以下において、
この奥行き方向の2個の物品載置位置のうち、便宜上、
手前側の位置を「手前棚」、奥側の位置を「奥棚」とい
う場合がある。
【0010】スタッカークレーン1は、物品保管棚5に
対する物品Cの搬入部11や搬出部12と各物品保管棚
5の物品収納部8との間で物品Cを搬送するもので、そ
のため、上下方向に昇降可能な昇降台13を備え、か
つ、この昇降台13にはスライドフォーク式物品移載装
置SFを備えている。このスライドフォーク式物品移載
装置SFは、各物品収納部8の奥行き方向に収納される
2個の物品Cの何れをも移載できる出退ストロークを有
する。スライドフォーク式物品移載装置には、図2に概
略的に示すように、昇降台13の基枠13aに取り付け
られた基体としての固定フォーク14と、固定フォーク
14に対して物品移載方向にスライド移動自在に取り付
けられたセカンダリフォーク15と、セカンダリフォー
ク15に対して物品移載方向にスライド移動自在に取り
付けられたプライマリフォーク16とが備えられ、プラ
イマリフォーク16の上面が物品Cを載置支持する物品
載置台LSとなっている。
【0011】上記のセカンダリフォーク15及びプライ
マリフォーク16は、チェーン等を使用した連係機構に
より物品移載方向に連係移動するように構成され、図2
では図示を省略する出退駆動手段RDである電動モータ
17にて出退駆動される。電動モータ17は、それの回
転軸の回転量すなわち作動量が二つのロータリエンコー
ダ18a,18bによって検出され、二つのロータリエ
ンコーダ18a,18bのうち、一方は上記手前棚に対
して物品Cを移載する場合に使用する手前棚用ロータリ
エンコーダ18aであり、他方は上記奥棚に対して物品
Cを移載する場合に使用する奥棚用ロータリエンコーダ
18bである。従って、ロータリエンコーダ18a,1
8bは、出退駆動手段RDの作動量を検出する作動量検
出手段MSとして機能する。又、セカンダリフォーク1
5及びプライマリフォーク16の移動は、図2に示すよ
うに、固定フォーク14における物品移載方向の両端部
に備えられてセカンダリフォーク15の端部の存否を検
出する一対のフォーク検出センサ19a,19bにて検
出される。つまり、一対のフォーク検出センサ19a,
19bは、被検出部材であるセカンダリフォーク15を
検出する被検出部材検出手段として機能する。尚、フォ
ーク検出センサ19a,19bは、基枠13aに備えて
も良い。
【0012】一対のフォーク検出センサ19a,19b
は、何れも受光素子と発光素子とがセカンダリフォーク
15の両側に配置され、図2(イ)に示すように固定フ
ォーク14,セカンダリフォーク15及びプライマリフ
ォーク16が略面一となる設定引退位置に位置するとき
には、両方のフォーク検出センサ19a,19bがセカ
ンダリフォーク15の存在を検出して「ON」となり、
図2(ロ)に示すようにセカンダリフォーク15及びプ
ライマリフォーク16がわずかに移動すると、移動方向
と反対側のフォーク検出センサ19aがセカンダリフォ
ーク15の存在を検出しない状態となって「OFF」と
なる。つまり、図2と左右方向が対応する図6における
上側2段のフォーク検出センサ19a,19bの検出信
号に示すように、フォーク検出センサ19a,19bの
何れもが「ON」となるフォーク中央エリアを引退側の
特定範囲として、上記何れかのフォーク検出センサ19
a,19bが「ON」から「OFF」に変化するに伴っ
て、物品載置台LSの位置が上記特定範囲内に位置する
特定範囲内検出状態から物品載置台LSが上記特定範囲
から外れていることを検出する特定範囲外検出状態に切
り換わる突出作動タイミングとして特定でき、逆に、上
記何れかのフォーク検出センサ19a,19bが「OF
F」となっている状態から、両方のフォーク検出センサ
19a,19bが「ON」となるに伴って、上記特定範
囲外検出状態から上記特定範囲内検出状態に切り換わる
引退作動タイミングとして特定できる。尚、一対のフォ
ーク検出センサ19a,19bは、プライマリフォーク
16等が突出側に移動している状態であることを検出す
るための、いわゆる「出中検出センサ」として機能する
ものである。以下において、プライマリーフォーク16
等の出退方向を特に左右方向として表現する場合は、図
2における左右方向を意味する。
【0013】図5に示すように、上記のロータリエンコ
ーダ18a,18b及びフォーク検出センサ19a,1
9bの検出信号は、電動モータ17を制御して出退制御
を行う出退制御手段RCとしての移載コントローラ20
に入力される。移載コントローラ20には、電動モータ
17の作動を制御する出退制御部20aと、ロータリエ
ンコーダ18a,18bの出力パルスをカウントすると
共にカウント値を任意の値にセット可能なカウンタ20
bとが備えられ、移載コントローラ20は、ロータリエ
ンコーダ18a,18b及びフォーク検出センサ19
a,19bの検出情報に基づいて得られるカウンタ20
bのカウント値によって出退制御を行う。尚、このカウ
ンタ20bは、カウンタ回路として備えても良いし、移
載コントローラ20のメモリに変数として設定しても良
い。
【0014】カウンタ20bは、出退制御部20aから
指示されるプライマリフォーク16等の移動方向によっ
てロータリエンコーダ18a,18bの出力パルスを加
算するか減算するかを切換え、スライドフォーク式物品
移載装置SFの両側の物品保持部8の対するプライマリ
フォーク16の全移動範囲、すなわち、一方の側の物品
保持部8の上記奥棚に対して移載を行う位置から、反対
側の物品保持部8の上記奥棚に対して移載を行う位置ま
での範囲を、ロータリエンコーダ18a,18bの出力
パルスによる座標として設定し、プライマリフォーク1
6の位置の特定すなわち物品載置台LSの位置の特定を
行う。
【0015】以下、移載コントローラ20の出退制御部
20aが実行する図7及び図8のフローチャートに基づ
いて、移載のための物品載置体LSの出退動作を説明す
る。図7及び図8のフローチャートは、スタッカークレ
ーン1の本体制御部から出退指令を受けるに伴って実行
される。先ず、本体制御部からの出退指令が、通常の稼
働状態における物品移載作業を指示する荷移載モードの
指示か、あるいは、後述する学習モードの指示であるか
を判断し(ステップ#1)、荷移載モードであれば、カ
ウンタ20bに対して、プライマリフォーク16等の出
退方向すなわち物品載置台LSの移動方向の情報及び物
品Cの移載対象が上記手前棚か上記奥棚かの情報と共
に、設定引退位置に対応したカウント値のセットとカウ
ント作動の開始を指示し(ステップ#2)、電動モータ
17(厳密には電動モータ17の制御回路)に指令して
プライマリフォーク16等の突出作動を開始させる(ス
テップ#3)。カウンタ20bは、上述の指示を受け
て、上記手前棚に対する移載であれば手前棚用ロータリ
エンコーダ18aの出力パルスを、上記奥棚に対する移
載であれば奥棚用ロータリエンコーダ18bの出力パル
スを、物品載置台LSの移動方向に応じて加算又は減算
する。
【0016】プライマリフォーク16等が突出移動し
て、図2(ロ)に示すように、何れかのフォーク検出セ
ンサ19a,19bが「OFF」となると(ステップ#
4)、カウンタ20bに突出作動タイミング対応値をセ
ットする(ステップ#5)。この突出作動タイミング対
応値は、後述する学習モードにおいて求められ、物品載
置台LSの存在位置を座標として管理する関係上、物品
載置台LSが図2における右方向へ突出するときの突出
作動タイミング対応値と左方向へ突出するときの突出作
動タイミング対応値は異なるものとなっており、更に、
上記手前棚に対する移載であるか、又は、上記奥棚に対
する移載であるかによっても異なっており、夫々の状況
に応じた突出作動タイミング対応値が選択されてセット
される。尚、図2においては、右側に出退作動させる場
合のみを例示しているが、左側へ出退作動させるときも
同様の動作である。カウンタ20bは、新たにセットさ
れたカウント値からカウントを継続する。カウンタ20
bのカウント値が、物品載置台LSの減速位置に相当す
るカウント値に達したときに(ステップ#6)、電動モ
ータ17を所定の減速度で徐行速度まで減速させる(ス
テップ#7)。この減速位置に相当するカウント値は、
物品載置台LSに物品Cを載置している状態と、空荷の
状態の両方で、予め学習してある。
【0017】カウンタ20bのカウント値が、図2
(ハ)に示す物品載置台LSの位置が上記手前棚である
か上記奥棚であるかに応じて設定されている設定突出位
置に相当するカウント値に達すると(ステップ#8)、
電動モータ17を制動作動させて物品載置台LSを停止
させ(ステップ#9)、カウンタ20bのカウント値を
保持させたままカウント作動を一時停止させる(ステッ
プ#10)。尚、電動モータ17を制動作動させてから
現実に物品載置台LSが停止するまでに移動する距離も
予め学習により求めてあり、その距離も考慮して、上記
設定突出位置に相当するカウント値を設定してあるが、
徐行速度から制動させるので、制動作動させてから現実
に停止するまでの距離は極めて短いものである。
【0018】この状態で、物品載置台LSは、上記手前
棚又は上記奥棚の何れかに対応する位置に位置している
ので、上記本体制御部の制御により、物品Cの入庫の場
合は昇降台13が降下して物品Cを棚部材7上に載置
し、物品Cの出庫の場合は昇降台13が上昇して物品C
を棚部材7上からすくい上げる。この動作が終了して、
本体制御部から引退指令を受け取ると(ステップ#1
1)、カウンタ20bに対して、移動方向を変更する情
報と共にカウントの開始を指令し(ステップ#12)、
電動モータ17に引退作動を指令する(ステップ#1
3)。そして、カウンタ20bのカウント値が、上述の
場合と同様に学習によって設定されている減速位置に相
当するカウント値に達したときに(ステップ#14)、
電動モータ17を所定の減速度で徐行速度まで減速させ
る(ステップ#15)。
【0019】物品載置台LSが更に引退して、図2
(ニ)に示すように、プライマリフォーク16等の突出
作動を検出して「OFF」となっていた側のフォーク検
出センサ19aが「ON」となると(ステップ#1
6)、カウンタ20bに引退作動タイミング対応値をセ
ットする(ステップ#17)。この引退作動タイミング
対応値は、上述の突出作動タイミング対応値と同様に後
述する学習モードにおいて求められ、物品載置台LSが
図2における右方向から引退するときの引退作動タイミ
ング対応値と左方向から引退するときの引退作動タイミ
ング対応値とは異なり、更に、上記手前棚に対する移載
であるか、又は、上記奥棚に対する移載であるかによっ
ても異なっている。カウンタ20bは、新たにセットさ
れたカウント値からカウントを継続する。そして、カウ
ンタ20bのカウント値が、設定引退位置に相当するカ
ウント値に達すると(ステップ#18)、電動モータ1
7を制動作動させ停止させ(ステップ#20)、カウン
タ20bの作動を停止させて(ステップ#20)、出退
制御が終了する。
【0020】一方、上述のステップ#1において本体制
御部から指令が学習モードの指令である場合には、以下
の学習処理を実行する(ステップ#21〜#32)。こ
の学習処理を、フォーク検出センサ19a,19bの検
出信号の状態と学習値との関係を示す図6をも参考にし
つつ説明する。先ず、カウンタ20bに対して、プライ
マリフォーク16等を図2における左側へ突出させる情
報と、上記手前棚用ロータリエンコーダ18aの出力パ
ルスをカウントすべき旨の情報とを送ると共に、設定引
退位置に対応したカウント値(図6におけるカウント値
a)のセットとカウント作動の開始を指示し(ステップ
#21)、電動モータ17に指令してプライマリフォー
ク16等の左側へ突出作動を開始させる(ステップ#2
2)。カウンタ20bは、上述の指示を受けて、手前棚
用ロータリエンコーダ18aの出力パルスを物品載置台
LSの移動方向に応じて加算又は減算する。
【0021】プライマリフォーク16等が突出移動し
て、左側への突出作動中であることを検出するフォーク
検出センサ19bが「OFF」となると(ステップ#2
3)、そのときのカウンタ20bのカウント値(図6に
おけるカウント値b)を記憶する(ステップ#24)。
その後、プライマリフォーク16等の作動を停止させ
(ステップ#25)、カウンタ20bに移動方向の変更
を指示すると共に、物品載置台LSを右方向へ移動させ
るように電動モータ17へ指令する(ステップ#2
6)。この状態で、フォーク検出センサ19bの検出信
号が「ON」となると(ステップ#27)、カウンタ2
0bのカウント値(図6におけるカウント値c)を記憶
する(ステップ#28)。
【0022】更に、右側への突出作動中であることを検
出するフォーク検出センサ19aが「OFF」となると
(ステップ#29)、カウンタ20bのカウント値(図
6におけるカウント値d)を記憶する(ステップ#3
0)。その後、プライマリフォーク16等の作動を停止
させ(ステップ#31)、カウンタ20bに移動方向の
変更を指示すると共に、物品載置台LSを引退移動させ
るように電動モータ17へ指令する(ステップ#3
2)。この状態で、フォーク検出センサ19aの検出信
号が「ON」となると(ステップ#33)、カウンタ2
0bのカウント値(図6におけるカウント値e)を記憶
し(ステップ#34)、学習を開始した位置で停止させ
て(ステップ#36)、カウンタ20bのカウント作動
を停止させる(ステップ#36)。
【0023】このようにして記憶した上記各カウント値
から補正演算を行う(ステップ#37)。すなわち、修
正データαを、α=a−{(c+e)/2}として求
め、左側へ突出作動するときにセットする突出作動タイ
ミング対応値Bを、B=b−αとして記憶し、左側から
引退作動するときの引退作動タイミング対応値Cを、C
=c−αとして記憶し、右側へ突出作動するときにセッ
トする突出作動タイミング対応値Dを、D=d−αとし
て記憶し、右側から引退作動するときの引退作動タイミ
ング対応値Eを、E=e−αとして記憶する。尚、この
ように補正演算においてカウント値c及びカウント値e
を利用すると、何れも移動方向を変化させた後の引退移
動中のデータであり、誤差分が相殺されて精度良く補正
することができる。又、学習終了位置のカウント値A
は、A=a−αで修正され、次に実行される奥棚用ロー
タリエンコーダ18bについての学習において開始位置
のデータとして利用される。このようにして手前棚用ロ
ータリエンコーダ18aについての学習を終了すると
(ステップ#38)、カウンタ20bに対して、プライ
マリフォーク16等を図2における左側へ突出させる情
報と、奥棚用ロータリエンコーダ18bの出力パルスを
カウントすべき旨の情報とを送ると共に、上記カウント
値Aのセットとカウント作動の開始を指示し(ステップ
#21)、以下、上述と同様の処理を実行して、上記奥
棚への移載のための突出作動タイミング対応値及び引退
作動タイミング対応値の学習を行う。
【0024】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。 上記実施の形態では、スライドフォーク式物品移載
装置SFのプライマリーフォーク16等を出退させると
きに、フォーク検出センサ19a,19bの検出情報が
変化したときに、常に、突出作動タイミング対応値又は
引退作動タイミング対応値をカウンタ20bにセットし
ているが、必ずしも常に行う必要はなく、適宜省略して
も良い。例えば、図9及び図10に示すように、物品載
置台LSに物品Cを載置したとき、物品Cの一部がフォ
ーク検出センサ19a,19bの光路を遮ってしまう場
合には、物品載置台LSに物品Cを載置しているとき
は、フォーク検出センサ19a,19bの検出信号が
「ON」,「OFF」間で変化しても、突出作動タイミ
ング対応値又は引退作動タイミング対応値をカウンタ2
0bにセットせず、そのときのカウンタ20bの保持値
をそのまま維持させても良い。
【0025】右側の物品保持部8に対して移載する場合
を例示する図9及び図10の動作を簡単に説明すると、
先ず物品保持部8から物品Cを取り出す場合は、図9
(イ)に示すように物品載置台LSが設定引退位置にあ
るときにその位置に応じたカウント値をカウンタ20b
にセットし、プライマリフォーク16等を突出作動させ
る。フォーク検出センサ19aが「ON」から「OF
F」に変化すると突出作動タイミング対応値をカウンタ
20bにセットするが(図9(ロ)の状態)、設定突出
位置で物品Cを物品保持部8からすくいとった後(図9
(ハ)の状態)、引退作動させるときは物品Cの存在に
より、フォーク検出センサ19aがセカンダリフォーク
15を適正に検出できないため、フォーク検出センサ1
9aが「OFF」から「ON」に変化しても引退作動タ
イミング対応値のセットは行わず、そのままのカウント
値でカウントを継続させ、設定引退位置で停止させる。
【0026】一方、物品保持部8へ物品Cを収納する場
合は、図10(イ)に示すように物品載置台LSが設定
引退位置にあるときにその位置に応じたカウント値をカ
ウンタ20bにセットし、プライマリフォーク16等を
突出作動させる。ここで、フォーク検出センサ19aが
「ON」から「OFF」に変化しても突出作動タイミン
グ対応値をセットせず、そのまま設定突出位置まで突出
させる(図10(ロ)に示す状態)。物品Cを物品保持
部8に載置した後、引退作動させるときはフォーク検出
センサ19aが「OFF」から「ON」に変化すると引
退作動タイミング対応値をカウンタ20bにセットし、
設定引退位置で停止させる。
【0027】説明を省略するが、左側へ物品載置台LS
を突出作動させて、左側の物品保持部8に対して移載を
行うときも上記と同様の動作となる。又、上記図9及び
図10では、スライドフォーク式物品移載装置SFの片
側の物品保持部8には一つの物品Cを収納する場合を想
定し、それに対応して設定突出位置を一つだけ設定する
場合を例示しており、このようないわゆるシングルリー
チ式のものにも本発明を適用できる。
【0028】 上記実施の形態では、スライドフォー
ク式物品移載装置SFの両側の物品保持部8に対して物
品Cを移載するように構成されているが、物品保管棚5
を一つのみ備え、片側の物品保持部8にのみ移載作動す
るように構成しても良い。 上記実施の形態では、セカンダリフォーク15を被
検出部材として、その被検出部材を一対の受光素子及び
発光素子からなるフォーク検出センサ19a,19bに
て検出しているが、例えばセカンダリフォーク15に磁
石片を取り付け、固定フォーク14にその磁石片を検出
する磁気センサと備えて構成しても良い。又、逆に、セ
カンダリフォーク15に磁気センサを備え、固定フォー
ク14に磁石片を備えても良く、被検出部材及びその被
検出部材を検出する被検出部材検出手段の具体構成は種
々変更可能であり、これらを振り分け配置するについ
て、何れを固定フォーク14側に備えるかも種々変更可
能である。
【0029】 上記実施の形態では、出退駆動手段と
して電動モータ17を備えて構成されているが、例えば
油圧シリンダにて出退駆動するようにしても良い。この
場合、作動油の流量で油圧シリンダの作動量を検出でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる物品保管設備の平
面図
【図2】本発明の実施の形態にかかる動作説明図
【図3】本発明の実施の形態にかかる物品保管設備の正
面図
【図4】本発明の実施の形態にかかる物品収納部の平面
【図5】本発明の実施の形態にかかるブロック構成図
【図6】本発明の実施の形態にかかる学習動作の説明図
【図7】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図8】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図9】本発明の別実施形態にかかる動作説明図
【図10】本発明の別実施形態にかかる動作説明図
【符号の説明】 14 基体 15 被検出部材 17 電動モータ 18a,18b ロータリエンコーダ 19a,19b 被検出部材検出手段 20 出退制御手段 20b カウンタ LS 物品載置台 MS 作動量検出手段 RC 出退制御手段 RD 出退駆動手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体に出退自在に備えさせた物品載置台
    と、その物品載置台を出退駆動する出退駆動手段と、そ
    の出退駆動手段を制御する出退制御手段とが設けられた
    スライドフォーク式物品移載装置であって、 被検出部材とそれを検出する被検出部材検出手段とが、
    前記物品載置台がその出退方向における引退側の特定範
    囲に位置することを検出するように、前記基体側と前記
    物品載置台側とに振り分け配置され、 前記出退駆動手段の作動量を検出する作動量検出手段が
    設けられ、 前記出退駆動手段は、 前記物品載置台を突出作動させるときには、 前記被検出部材検出手段が前記特定範囲内に前記物品載
    置台が位置することを検出する特定範囲内検出状態から
    前記物品載置台が前記特定範囲から外れていることを検
    出する特定範囲外検出状態に切り換わる突出作動タイミ
    ングを基準として、それから前記物品載置台を設定突出
    位置に突出作動させるための突出作動量を設定して、 前記作動量検出手段の情報に基づいて、前記物品載置台
    を設定突出位置に突出作動させるように前記出退駆動手
    段を作動させ、 前記物品載置台を引退作動させるときには、 前記被検出部材検出手段が前記特定範囲外検出状態から
    前記特定範囲内検出状態に切り換わる引退作動タイミン
    グを基準として、それから前記物品載置台を設定引退位
    置に引退作動させるための引退作動量を設定して、 前記作動量検出手段の情報に基づいて、前記物品載置台
    を設定引退位置に引退作動させるように前記出退駆動手
    段を作動させる出退制御を実行するように構成され、 前記出退制御手段が、前記物品載置台の位置を管理する
    カウンタを備えて、そのカウンタにて求められる前記物
    品載置台の位置に基づいて前記出退制御を実行するよう
    に構成され、 そのカウンタが、前記突出作動タイミングが検出される
    と、その突出作動タイミングに対応させて予め定めた突
    出作動タイミング対応値をセットし、前記引退 作動タイ
    ミングが検出されると、その引退作動タイミングに対応
    させて予め定めた引退作動タイミング対応値をセット
    し、且つ、そのセットされた値に対して前記作動量検出
    手段にて検出される作動量に対応する作動値を加減算し
    て、前記物品載置台の位置を求めるように構成されてい
    スライドフォーク式物品移載装置。
  2. 【請求項2】 前記出退制御手段が、前記出退制御を実
    行する荷移載モードと、前記突出作動タイミング対応値
    及び前記引退作動タイミング対応値を求めるために、前
    記出退駆動手段を作動させる学習モードとに切換え自在
    に構成されている請求項1記載のスライドフォーク式物
    品移載装置。
  3. 【請求項3】 前記出退駆動手段に動力源として電動モ
    ータが備えられ、 前記作動量検出手段が、前記電動モータの回転を検出す
    るロータリエンコーダを備えて構成されている請求項1
    又は2記載の スライドフォーク式物品移載装置。
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