JP3487329B2 - 内燃機関用ウォータポンプ - Google Patents

内燃機関用ウォータポンプ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用ウォ−
タポンプの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に示す自動車に搭載されるエンジン
1において、ウォ−タポンプ2はシリンダブロックに設
けられていて、図に示すように大きなスペースを取り、
かつ、突出した状態になっている。また、図11に示す形
式のエンジン1においても同様に、ウォ−タポンプ2は
シリンダブロックに一体に設けられており、ウォ−タポ
ンプ2の外側にはゼネレ−タ3が突出した状態で設けら
れている。なお4はパワ−ステアリング用コンプレッ
サ、5はエアコン用コンプレッサである。そして、エン
ジン全体をコンパクトにまとめる一つの手段としては、
ウォ−タポンプ2を小型化し、突出しているウォ−タポ
ンプ2およびゼネレータ3の突出を少なくすることであ
る。
【0003】従来のウォ−タポンプを図12に示して説明
する。ポンプケ−ス6はシリンダブロック7に一体に設
けられている。このポンプケース6の内面には、ポンプ
のインペラ8が摺接して回転できるようにテーパ面9が
形成されており、その出口側に渦室10が形成されてい
る。一方において、ポンプ本体側ケース15にも渦室16が
設けられていて、ポンプ本体側ケース15をボルト17でポ
ンプケース6に締結することにより、渦室10と16により
ポンプの渦室が形成される。この渦室はポンプの軸心の
方向に設けられた吐出口11に連通している。図14は図12
のAの矢印から見た図であり、吐出口11はテーパ面9か
ら離れた位置に設けられている。また、渦室16の深さH
1は、渦室16の入口から出口にかけて同じ深さになって
おり、渦室の出口開口W1は渦室16の底面からテーパ面
9の頂部までである。
【0004】図12において、吐出口11の端部はシリンダ
ボア14の回りに同心円状に設けられたウォ−タジャケッ
ト12に連通している。その連通の仕方としては吐出口11
の端部を曲げており、その曲げによって折曲部13が形成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のウォ−タポ
ンプにおいて、吐出口がテーパ面から離れた位置に設け
られているので、次のような改良すべき問題がある。す
なわち、エンジン全体をコンパクトにするためにはウォ
−タポンプを小型化しなければならない。そしてポンプ
を小型化する一つの手段として、ポンプ吐出口の流動抵
抗を少なくすることが考えられる。そこで、従来におい
ては渦室の出口開口がテーパ面によって制約されてこれ
以上大きくすることができないという理由で、開口W1
をこれ以上大きくしてポンプ吐出口の流動抵抗を小さく
することができず、したがってポンプをこれ以上小型化
することができないという改良すべき問題がある。
【0006】また、吐出口をテーパ面から離れた位置に
設けるので、図14に示すようにシリンダボアの中心Cと
渦室10の外側面との間の距離L1 が長くなり、この分エ
ンジン本体から突出するようになり、エンジン全体をコ
ンパクトにすることができないという、改良すべき問題
がある。
【0007】また、渦室16の深さH1 は、渦室16の入口
から出口にかけて同じ深さになっているので、図13に模
式図で示すように冷却水の流れは、矢印Xのように渦室
10と16内を旋回して吐出口11に流出する時に、矢印Yか
ら矢印Zへとほぼ直角にその流れ方向が変えられること
になり、この部分での流動抵抗が大きくなる。したがっ
て、この流動抵抗が大きくなる分だけウォ−タポンプが
大きくなり、この点で改良すべき問題がある。
【0008】次に、吐出口11とウォ−タジャケット12と
の間の連通部に、曲がり部13ができているので、この曲
がり部13がアンダカット部となって、中子を用いた低圧
鋳造でしかシリンダブロックを製造することができな
い。そのために、鋳造完了後に砂落とし作業が必要にな
って手間がかかり、生産性の点で改良すべき問題があ
る。
【0009】本発明は、ウォ−タポンプを小型化し、か
つ、シリンダボアからウォ−タポンプまでの距離を短く
して、エンジン全体をコンパクトにすると共に、金型を
用いたダイカスト鋳造によって、エンジンブロックの製
造を可能にし、生産性を向上するようにした内燃機関用
ウォ−タポンプを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る請求項1の記載から把握される手段は、
正面視でシリンダブロックの外側に突出させてウォータ
ポンプを設け、該ウォータポンプのポン プケースを前記
シリンダブロックと一体的に形成し、前記ポンプケース
の内面に、ポンプ軸により回転するインペラがクリアラ
ンスを介して摺設するテーパ面と、このテーパ面の外側
に位置する渦室とを設け、前記インペラによって前記ポ
ンプケースの吸入口から吸引した冷却水を前記渦室に導
き、この渦室の出口に一端を連通させるとともに他端を
前記シリンダブロックのウォータジャケットに連通させ
る吐出口を設けた内燃機関のウォ−タポンプにおいて、
前記ポンプ軸と前記シリンダブロックとの間に前記吐出
口を配設し、前記吐出口の他端と連通する前記ウォータ
ジャケットを前記シリンダブロックのシリンダボアの回
りに同心円状に設け、前記吐出口内の一端側に前記テー
パ面に設けた干渉部を配設し、該干渉部により前記イン
ペラの回転軌跡が前記ポンプ軸の軸心方向に平行に延び
る前記吐出口内の一端に入り込むように前記吐出口の一
端を前記ポンプ軸側に拡大して前記渦室の出口面積を大
きく形成することを特徴とする。
【0011】次に、請求項2の記載から把握される手段
は、正面視でシリンダブロックの外側に突出させてウォ
ータポンプを設け、該ウォータポンプのポンプケースを
前記シリンダブロックと一体的に形成し、前記ポンプケ
ースの内面に、ポンプ軸により回転するインペラがクリ
アランスを介して摺設するテーパ面と、このテーパ面の
外側に位置する渦室とを設け、前記インペラによって前
記ポンプケースの吸入口から吸引した冷却水を前記渦室
に導き、この渦室の出口に一端を連通させるとともに他
端を前記シリンダブロックのウォータジャケットに連通
させる吐出口を設けた内燃機関のウォ−タポンプにおい
て、前記ポンプ軸と前記シリンダブロックとの間に前記
吐出口を配設し、前記吐出口の他端と連通する前記ウォ
ータジャケットを前記シリンダブロックのシリンダボア
の回りに同心円状に設け、前記ポンプ軸の軸心方向に平
行に延びる前記吐出口の他端側に干渉するように前記ウ
ォ−タジャケットを膨出させて、出口側に曲がり部を有
しない筒状の前記吐出口を形成することを特徴とする。
【0012】次に、請求項3の記載から把握される手段
は、正面視でシリンダブロックの外側に突出させてウォ
ータポンプを設け、該ウォータポンプのポンプケースを
前記シリンダブロックと一体的に形成し、前記ポンプケ
ースの内面に、ポンプ軸により回転するインペラがクリ
アランスを介して摺設するテーパ面と、このテーパ面の
外側に位置する渦室とを設け、前記インペラによって前
記ポンプケースの吸入口から吸引した冷却水を前記渦室
に導き、この渦室の出口に一端を連通させるとともに他
端を前記シリンダブロックのウォータジャケットに連通
させる吐出口を設けた内燃機関のウォ−タポンプにおい
て、前記渦室の入口側の深さを深くし出口側の深さが浅
くなるように、前記渦室の内面を前記吐出口の流れ方向
に傾斜させることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】上記各請求項の記載から把握され
る本発明について、実施の形態を説明する。まず、請求
項1の記載から把握される本発明の実施の形態は、図1
に示すように、シリンダブロック7の外側に突出させて
ウォータポンプ2を設け、このウォータポンプ2のポン
プケース6をシリンダブロック7と一体的に形成し、
ンプケース6の内面に設けたテーパ面9にクリアランス
を介して摺接するように、ポンプのインペラ8が回転
し、このインペラ8によってポンプケース6の吸入口60
1から吸引した冷却水を、テーパ面9の外側に位置する
渦室10、16に導いて、この渦室の出口に一端が連通し、
他端がウォータジャケット 12 に連通する、ポンプの軸心
方向に設けた吐出口11に、冷却水を吐出するようにした
内燃機関のウォ−タポンプであって、図1、図2および
図9に示すように、ポンプ軸とシリンダブロック7との
間に吐出口 11 を配設し、テーパ面9の一部を吐出口11の
一端側に干渉させ、インペラ8の回転軌跡が吐出口 11
一端側に入りこむように吐出口 11 の一端をポンプ軸側に
拡大し、図1に示すように渦室10、16の開口W2 を大き
くして、渦室の出口面積を大きくする。
【0014】次に、請求項2の記載から把握される本発
明の実施の形態は、図1及び図2に示すように、ポンプ
軸とシリンダブロック7との間に吐出口 11 を配設し、
出口11を真っ直ぐな筒状にして図12に示すような曲がり
部13をなくし、この吐出口11の他端と連通するウォータ
ジャケット 12 をシリンダブロック7のシリンダボア 14
回りに同心円状に設け、吐出口11の他端側が干渉する
ようにウォ−タジャケット12に膨出部19を設けて、吐出
口11とウォ−タジャケット12とを連通する。
【0015】次に、請求項3の記載から把握される本発
明の実施の形態は、図3に示すように、渦室16の入口側
の深さH1 を深くし出口側の深さH2 が浅くなるよう
に、渦室16の内面を吐出口11側に向けて傾斜させ、冷却
水の流れ方向を矢印で示すようにする。
【0016】以下発明の実施の形態を更に詳しく説明す
る。図1および図2に示すようにポンプケース6はシリ
ンダブロック7に一体に設けられている。そして、ポン
プケース6の内面には、インペラ8が摺接(実際には僅
かなクリアランスが設けられている)して回転できるよ
うに、テーパ面9が形成されており、このテーパ面9の
出口側に渦室10が形成されている。また、図1に示すよ
うに、ポンプ軸とシリンダブロック7との間には、ウォ
−タポンプ2の軸心に平行に吐出口11が設けられてい
る。この吐出口11は図2および図9に示すように、テー
パ面9の一部が吐出口11に寸法D干渉して干渉部18が形
成され、図1に示すように渦室10、16の出口開口W2 を
広くしている。このように、テーパ面9の一部が吐出口
11にウォータポンプ2の軸心方向から見てオーバラップ
(干渉)させることにより、インペラ8回転軌跡が吐
出口11まで入り込んでいる。
【0017】また、図2において、吐出口11とウォ−タ
ジャケット12との間の連通は、ウォ−タジャケット12に
膨出部19を形成して、この膨出部19と吐出口11の先端部
とを干渉させることにより、連通させている。そして、
この膨出部19は吐出口11の上流側に向かってその張り出
しを大きくしている。また、このように膨出させること
により、外壁20も膨出して補強の役目をし、シリンダブ
ロック7の振動を軽減する。図1に示した実施例の場合
には、ポンプ本体側ケース15に設けた渦室16の深さH1
は、渦室16の出入り口とも同じにしている。これに代え
て、図3に示す実施例は、ポンプ本体側ケース15に設け
た渦室16の深さを、入口側をH1と深くし、出口側をH2
と浅くして、渦室16の底面を吐出口11側に傾斜させてい
る。
【0018】図4は図3のD−D線側からポンプ本体側
ケース15の外側を見た図であり、図6は図3のE線側か
らポンプ本体側ケース15の内側を見た図である。そし
て、図5は図4のB−B線での縦断面図であり、図7は
図6のC−C線側から渦室16の底面を見た図である。図
5および図7において、渦室16の出口部151との接続部
分を大きな曲率半径Rにし、渦室16を流れる冷却水の流
れ方向を緩やかに、吐出口11の流れの方向に変えるよう
にしている。このような構造にすることにより、渦室1
0、16の出口付近の高圧な冷却水の圧力を下げ、ポンプ
を小型化すると共に、シール面や吐出口11の強度を有利
にすることができる。図3において、その他の部分につ
いては図1と同じであるので、同一部分には同一符号を
付してその説明は省略する。
【0019】次に作用について説明する。図1および図
3において、テーパ面9の一部に干渉するように吐出口
11を設けたので、渦室10および16で形成される渦室の出
口開口W2 を大きくし、渦室内を旋回して吐出口11に流
出する冷却水の流動抵抗を小さくすることができる。ま
た、吐出口11をテーパ面9に干渉するまでに、吐出口11
をウォ−タポンプ2に近づけたので、シリンダボア14の
中心とウォ−タポンプ2の中心間の距離L3 を短くする
ことができ、図9に示すシリンダボアの中心Cと渦室10
の外側面間の距離L2 を短くすることができると共に、
ウォ−タポンプ2と吐出口11との間の駄肉を少なくし、
軽量化することができる。
【0020】次に、図1および図3に示すように、吐出
口11とウォ−タジャケット12との間の連通において、ウ
ォ−タジャケット12に膨出部19を設け、吐出口11の端部
をこの膨出部19に干渉させて連通するようにしたので、
吐出口11を曲げることなくウォ−タジャケット12に連通
し、吐出口11を真っ直ぐな筒状にすることができる。ま
た、このようにウォ−タジャケット12に膨出部19を設け
て、吐出口11を連通することにより、ウォ−タジャケッ
ト12への冷却水の流入は図3の矢印で示すように、ほと
んど直進の状態で流入し冷却水の流動抵抗を少なくする
ことができる。また、膨出部19を吐出口11の上流側に向
かって張り出すことにより、ウォ−タジャケット12への
冷却水の流入抵抗を少なくすることができる。
【0021】また、図3に示すように渦室16の底面を吐
出口11側に傾斜させて、渦室と吐出口11とを連通するこ
とにより、図8に示すように矢印Xのように渦室内で旋
回流となって、吐出口11に流出する冷却水は、矢印Y′
のように吐出口11の流れ方向(矢印Z′)方向に、その
流れの方向が変えられて、この部分の冷却水の流動抵抗
を少なくすることができると共に、渦室16の壁面から冷
却水が剥離しやすくなる。また、この冷却水の流れ方向
の変化と図1に示した渦室の開口W2 を広くすることと
の相乗効果により、更に冷却水の流動抵抗を小さくし、
また更にウォ−タジャケット12に膨出部19を設けて、吐
出口11を連通し、ウォ−タジャケット12への冷却水の流
入抵抗を小さくすることが加えられて、ウォ−タポンプ
2の吐出側の圧力損失を少なくし、ウォ−タポンプ2を
より小型化することができる。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した通り請求項1の記載に基づ
いて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれ
ば、ポンプケースの内面に形成したテーパ面の一部が、
吐出口に干渉するようにして、吐出口の一端をポンプ軸
側に拡大して渦室の出口面積を大きくし、ウォ−タポン
プ出口の流動抵抗を小さくしたので、ウォ−タポンプを
小型化し、かつ、吐出口をウォ−タポンプに近づけて、
シリンダボアからウォ−タポンプの外形までの距離を短
くし、ウォータポンプと吐出口との間の駄肉を少なくし
軽量化でき、エンジン全体をコンパクトにすることがで
きる。
【0023】次に、請求項2の記載に基づいて、発明の
詳細な説明から把握される本発明によれば、吐出口を筒
状にし、この吐出口に干渉するようにウォ−タジャケッ
トを膨出させて、吐出口とウォ−タジャケットとを連通
し、吐出口に曲がり部をなくしてアンダカット部が生じ
ないようにしたため、金型によるダイカスト鋳造が可能
になって、生産性向上すると共に、膨出させた外壁に
よりシリンダブロックの剛性を向上させることも可能と
なり、さらには、冷却水は吐出口からほとんど直進の状
態でウォータジャケットに流入し、ウォータジャケット
への流入抵抗を小さくでき、ウォ−タポンプを小型化
し、エンジン全体をコンパクトにすることができる。
【0024】次に、請求項3の記載に基づいて、発明の
詳細な説明から把握される本発明によれば、渦室の入口
側の深さを深くし出口側の深さが浅くなるように、渦室
の内面を吐出口の流れ方向に傾斜させ、渦室から吐出口
に流出する冷却水の流動抵抗を少なくしたので、ウォ−
タポンプを小型化することができ、エンジン全体をコン
パクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を一部横断面して示した図で
ある。
【図2】図1におけるポンプケース部分の横断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例を一部横断面して示した図
である。
【図4】図3のD−D線から見たポンプ本体側ケースの
平面図である。
【図5】図4のB−B線における縦断面図である。
【図6】図3のE線から見たポンプ本体側ケースの底面
図である。
【図7】図6のC−C線において渦室を縦断面して示し
た図である。
【図8】図3の実施例に対応して示した冷却水の流れを
示す模式図である。
【図9】図1および図3において、ポンプ本体側ケース
を外した状態のシリンダヘッドの正面図である。
【図10】エンジン全体の正面を示した説明用図であ
る。
【図11】エンジン全体の正面を示した説明用図であ
る。
【図12】従来例を一部横断面して示した図である。
【図13】従来の冷却水の流れを示す模式図である。
【図14】図12におけるポンプ本体側ケースを外した状
態のシリンダヘッドの正面図である。
【符号の説明】
2 ウォ−タポンプ 6 ポンプケ−ス 601 吸入口 7 シリンダブロック 8 インペラ 9 テーパ面 10 渦室 11 吐出口 12 ウォ−タジャケット 13 曲がり部 14 シリンダボア 15 ポンプ本体側ケース 16 渦室 18 干渉部 19 膨出部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面視でシリンダブロックの外側に突出
    させてウォータポンプを設け、該ウォータポンプのポン
    プケースを前記シリンダブロックと一体的に形成し、前
    記ポンプケースの内面に、ポンプ軸により回転するイン
    ペラがクリアランスを介して摺設するテーパ面と、この
    テーパ面の外側に位置する渦室とを設け、前記インペラ
    によって前記ポンプケースの吸入口から吸引した冷却水
    を前記渦室に導き、この渦室の出口に一端を連通させる
    とともに他端を前記シリンダブロックのウォータジャケ
    ットに連通させる吐出口を設けた内燃機関のウォ−タポ
    ンプにおいて、前記ポンプ軸と前記シリンダブロックと
    の間に前記吐出口を配設し、前記吐出口の他端と連通す
    る前記ウォータジャケットを前記シリンダブロックのシ
    リンダボアの回りに同心円状に設け、前記吐出口内の一
    端側に前記テーパ面に設けた干渉部を配設し、該干渉部
    により前記インペラの回転軌跡が前記ポンプ軸の軸心方
    向に平行に延びる前記吐出口内の一端に入り込むように
    前記吐出口の一端を前記ポンプ軸側に拡大して前記渦室
    の出口面積を大きく形成することを特徴とする内燃機関
    用ウォ−タポンプ。
  2. 【請求項2】 正面視でシリンダブロックの外側に突出
    させてウォータポンプを設け、該ウォータポンプのポン
    プケースを前記シリンダブロックと一体的に形成し、前
    記ポンプケースの内面に、ポンプ軸により回転するイン
    ペラがクリアランスを介して摺設するテーパ面と、この
    テーパ面の外側に位置する渦室とを設け、前記インペラ
    によって前記ポンプケースの吸入口から吸引した冷却水
    を前記渦室に導き、この渦室の出口に一端を連通させる
    とともに他端を前記シリンダブロックのウォータジャケ
    ットに連通させる吐出口を設けた内燃機関のウォ−タポ
    ンプにおいて、前記ポンプ軸と前記シリンダブロックと
    の間に前記吐出口を配設し、前記吐出口の他端と連通す
    る前記ウォータジャケットを前記シリンダブロックのシ
    リンダボアの回りに同心円状に設け、前記ポンプ軸の軸
    心方向に平行に延びる前記吐出口の他端側に干渉するよ
    うに前記ウォ−タジャケットを膨出させて、出口側に曲
    がり部を有しない筒状の前記吐出口を形成すること特徴
    とする内燃機関用ウォ−タポンプ。
  3. 【請求項3】 正面視でシリンダブロックの外側に突出
    させてウォータポンプを設け、該ウォータポンプのポン
    プケースを前記シリンダブロックと一体的に形成し、前
    記ポンプケースの内面に、ポンプ軸により回転するイン
    ペラがクリアランスを介して摺設するテーパ面と、この
    テーパ面の外側に位置する渦室とを設け、前記インペラ
    によって前記ポンプケースの吸入口から吸引した冷却水
    を前記渦室に導き、この渦室の出口に一端を連通させる
    とともに他端を前記シリンダブロックのウォータジャケ
    ットに連通させる吐出口を設けた内燃機関のウォ−タポ
    ンプにおいて、前記渦室の入口側の深さを深くし出口側
    の深さが浅くなるように、前記渦室の内面を前記吐出口
    の流れ方向に傾斜させることを特徴とする内燃機関用ウ
    ォ−タポンプ
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