JPH041352Y2 - - Google Patents

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JPH041352Y2
JPH041352Y2 JP16287386U JP16287386U JPH041352Y2 JP H041352 Y2 JPH041352 Y2 JP H041352Y2 JP 16287386 U JP16287386 U JP 16287386U JP 16287386 U JP16287386 U JP 16287386U JP H041352 Y2 JPH041352 Y2 JP H041352Y2
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JP
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gear
oil
housing
outer gear
bridge
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案、オイルポンプ、より詳しくは内接ギ
ヤポンプのオイル吸込路の構造に関するものであ
る。
[従来の技術] 第3図及び第5図に示したように、内歯を有す
るアタウギヤ23と、このアウタギヤ23の内歯
と噛合する外歯を有するインナギヤ24を、ハウ
ジング21とカバー22の間に配設し、上記イン
ナギヤ24をアウタギヤ23の中心軸に対して偏
心させて回転駆動し、これに伴つて回転運動する
アウタギヤ23の内歯と、インナギヤ24ートの
外歯の間に画成される吸込ポート34にオイルを
吸込ませ、吸込ポート34にオイルが充満した
後、吐出側に送り出すギヤポンプ、いわゆる内接
ギヤポンプは、従来より良く知られていた(特公
昭47−3052号公報参照)。
また上記内接ギヤポンプにおいて、アウタギヤ
23は、ハウジング21の円形凹部21bに収納
されるとともに、回転運動に際して、その外周面
23aが上記円形凹部21bの内周面によつて案
内され、両ギヤ23,24の内歯と外歯の間に画
成される吸込ポート34とハウジング22内に設
けられたオイル吸込流路27とを連通させるオイ
ル導入口28に、第4図及び第5図に示したよう
に上記案内面の連続性を維持させるために、円形
凹部21bの内周面に連続するとともにアウタギ
ヤ23の厚さとほぼ等しい厚さを有する矩形断面
のブリツジ30を設けたものもある。このブリツ
ジ30は、アウタギヤ23の回転運動に対する案
内面に連続性をもたせて円滑な案内をさせるとと
もに、反吐出側における案内面の支持強度を向上
させるためのものである。
いずれにしても、従来のオイルポンプの構造に
おいては、オイル導入口28にブリツジのないも
のはもちろん、ブリツジが設けられたものでも、
第3図及び第4図において矢印で示したように、
オイル導入口28において、吸込流路27を通つ
て流入してきたオイルは、まず最初に、矩形断面
を有するアウタギヤ23またはブリツジ30の外
周面23aまたは30aに衝突して流れ方向が上
方及び下方に90°変換され、次に、上方において
はカバー22に、下方においてはハウジング21
の壁面に衝突するとともに、上記アウタギヤ23
またはブリツジ30の外周角部23bまたは30
bによつて90°曲折され、その後、ハウジング2
1の底面に設けられた吸込溝29、およびアウタ
ギヤ23の内歯とインナギヤ24の外歯の間に画
成された吸込ポート34に吸込まれるようになつ
ている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のオイルポンプの構造で
は、ブリツジの有無にかかわらず、前記したよう
に、オイル導入口28においてオイル流の急激な
方向変換、すなわちオイル流の乱れが生じ、特
に、第3図及び第4図に示したように、アウタギ
ヤ23またはブリツジ30の外周角部23b及び
30b近辺においては渦流が発生して局部的に圧
力が低下し、そのため、ポンプ吸込側のシステム
圧力がキヤビテーシヨンに対して安全域に維持さ
れているにもかかわらず、上記オイル導入口28
においてキヤビテーシヨンが発生する場合があ
り、ポンプの耐久性を低下させるという問題があ
つた。
[考案の目的] この考案は上記従来の問題を解消するためにな
されたもので、ブリツジの形状を工夫することに
より、ポンプの耐久性を向上させることを目的と
するものである。
[問題点を解決するための手段] このためこの考案は、オイルポンプのアウタギ
ヤの外周面を案内するハウジングの円形凹部の周
縁に設けられたオイル導入口に、アウタギヤの外
周面を案内するとともに、アウタギヤと略等しい
厚さを有するブリツジを設け、該ブリツジの外周
面の断面形状を、オイル吸込流路の上流側に向け
て先尖りとなる形状に形成したことを特徴とす
る。
[考案の効果] この考案によれば、オイルポンプの吸込流路に
おけるブリツジの外周面を先尖り形状に形成する
ことにより、オイル導入口における吸込流の乱れ
及び渦流の発生が防止されるので、局部的な圧力
降下現象によるキヤビテーシヨンの発生を防止す
ることができ、ポンプの耐久性を向上させること
ができる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を、添付図面に基づ
いて詳細に説明する。
第1図及び第2図に示したように、オイルポン
プのハウジング1は、その外縁取付部1aにオイ
ル吸込口6及び吐出口11を有するとともに、中
央部には円形凹部1bが設けられており、該円形
凹部1bには、内歯を有するアウタギヤ3が収納
され、さらに該アウタギヤ3の内側には、アウタ
ギヤ3の内歯と噛合する外歯を有するとともに、
ポンプ軸5によつて回転駆動されるインナギヤ4
が配置されている。上記アウタギヤ3及びインナ
ギヤ4が配設されたハウジング1の円形凹部1b
は、カバー2によつて、その上部を覆われてい
る。
上記オイル吸込口6と円形凹部1bの間は、ハ
ウジング1内部に設けられた吸込流路7と、上記
円形凹部1bの周縁部において、上記吸込流路7
に対応する部位に設けられ、ハウジング1上方に
開口したオイル導入口8によつて連通されてい
る。さらに上記オイル導入口8は、アウタギヤ3
の内歯とインナギヤ4の外歯によつて吸込側に画
成される一連の吸込ポート14に対応する部位に
おいて、円形凹部1b内のハウジング1底面に設
けられ、アウタギヤ3の内歯の歯底を連ねた線を
外径とし、インナギヤ4の外歯の歯底を連ねた線
を内径とする円弧状の吸込溝9に連通している。
一方、吸込側と同様に吐出側においても、一連の
吐出ポート15が画成され、該吐出ポート15に
対応するハウジング1底面には、吸込溝9と同様
の内径及び外径を有する円弧状の吐出溝13が設
けられ、該吐出溝13は、吐出流路12によつて
吐出口11と連通している。
上記オイルポンプにおいて、吸込口6から吸込
まれたオイルは、吸込流路7を通り、オイル導入
口8より吸込溝9及び吸込ポート14に流入し、
アウタギヤ3とインナギヤ4の偏心回転運動に伴
つて吐出側に移行し、吐出ポート15にて順次昇
圧された後、吐出溝13及び吐出流路12を通つ
て吐出口11より、昇圧されたオイル流として吐
出され、使用機器側に送給される。
上記一連の吸込・吐出通過において、ポンプの
耐久性に大きな影響を与えるキヤビテーシヨンの
発生につながるオイル流の乱れは、ポンプ吸込側
において特に問題とされるが、この実施例では、
オイル導入口8において、ハウジング1の円形凹
部1bの内周面と連続的にアウタギヤ3の外周面
3aを案内する内周面を有するブリツジ10を、
ハウジング1に一体形成して設け、第2図に示し
たよう、該ブリツジ10の外周面の断面形状を、
オイル吸込流路7の上流側に向けて先尖りとなる
形状、より好ましくは、滑らかな流線を有する弾
丸の断面形状に形成することにより、ポンプ吸込
側でのオイル流の著しい乱れ及び渦流の発生を防
止している。
以上のように、オイルポンプの吸込路を上記構
造とすることにより、ポンプ吸込側におけるオイ
ル流の急激な方向変換による乱れ及び渦流の発生
が防止されるので、局部的な圧力降下現象による
キヤビテーシヨンの発生を防止することができ、
ポンプの耐久性を向上させることができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るオイルポンプのカバ
ーをはずした状態における平面図、第2図は、第
1図においてカバーを取付けた状態での“X”−
“X”線に沿つた断面図、第3図及び第4図は、
従来のオイルポンプを示す第5図においてカバー
を取付けた状態での“Y”−“Y”線に沿つた断面
図であり、第3図はブリツジが無い場合、また第
4図はブリツジが設けられている場合を示す。第
5図は、従来のオイルポンプのカバーをはずした
状態における平面図である。 1……ハウジング、1b……円形凹部、2……
カバー、3……アウタギヤ、3a……アウタギヤ
外周面、4……インナギヤ、7……オイル吸込流
路、8……オイル導入口、10……ブリツジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内歯を有するアウタギヤと、該アウタギヤの内
    側に配設され、アウタギヤの内歯に噛合する外歯
    を有し回転駆動されるインナギヤと、上記アウタ
    ギヤ及びインナギヤを収納する円形凹部を有する
    ハウジングと、該ハウジングの円形凹部を覆うカ
    バーとを備えて成るオイルポンプにおいて、上記
    アウタギヤの外周面を案内する円形凹部の周縁に
    設けられたオイル導入口に、上記アウタギヤと略
    等しい厚さを有し、その内周面がアウタギヤの外
    周面を案内するブリツジを設け、該ブリツジの外
    周面の断面形状を、オイル吸込流路の上流側に向
    けて先尖りとなる形状に形成したことを特徴とす
    るオイルポンプ。
JP16287386U 1986-10-22 1986-10-22 Expired JPH041352Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16287386U JPH041352Y2 (ja) 1986-10-22 1986-10-22

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JP16287386U JPH041352Y2 (ja) 1986-10-22 1986-10-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6367684U JPS6367684U (ja) 1988-05-07
JPH041352Y2 true JPH041352Y2 (ja) 1992-01-17

Family

ID=31090551

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JP16287386U Expired JPH041352Y2 (ja) 1986-10-22 1986-10-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0738709Y2 (ja) * 1989-03-07 1995-09-06 株式会社ユニシアジェックス ギアポンプ
JP6361573B2 (ja) * 2015-05-14 2018-07-25 株式会社デンソー 燃料ポンプ

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JPS6367684U (ja) 1988-05-07

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