JP3487234B2 - 継目無鋼管用高炭素鋼片の製造方法 - Google Patents

継目無鋼管用高炭素鋼片の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、C:0.65〜1.50重
量%を含有する高炭素鋼の継目無鋼管(シームレス鋼
管)の製造に供する鋼片およびその製造方法に関し、さ
らに詳しくは、継目無鋼管を製造する際に、内面疵が発
生しないように、予め製管前に、素材となる鋼片の組織
を調整しておく高炭素鋼片の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】耐摩耗性が求められるメカニカル鋼管等
には、Cを1.00重量%程度に含有する、いわゆる高炭素
鋼の継目無鋼管が広く使用されている。通常、継目無鋼
管は、丸鋼片からマンネスマン穿孔、プレス穿孔などに
より中空素管を製造し、この素管をマンドレルミルやプ
ラグミルなどの伸延圧延機で拡管して肉厚を減じた後、
ストレッチレデューサなどの絞り圧延機で外径を絞り、
鋼管に仕上げることによって製造される。
【0003】上記の高炭素鋼の継目無鋼管を製造する場
合には、連続鋳造またはインゴット造塊法によって製造
された鋳片を圧延して得られる丸鋼片が製管用素材とし
て用いられる。このとき、素材として用いられる鋼片
は、一般に、連続鋳造またはインゴット造塊法によって
製造された、断面形状が矩形の鋳片(ブルーム)を鋳造
し、均一温度に加熱した後、分塊圧延、ブルーミングミ
ル等で丸形に熱間圧延するか、若しくは連続鋳造で丸鋳
片に直接鋳造する方法によって製造される。
【0004】継目無鋼管の熱間製管に際して、高炭素鋼
は溶融温度が低いため、加工発熱、またはオーバーヒー
ト等によって、その鋼片の中心部や近傍部が溶融して、
製管後の鋼管に内面欠陥を発生することがある。例え
ば、鋼管に中被れ疵等の内面欠陥(以下、内面疵とい
う)が発生すると、製品の歩留りが低下するだけでな
く、穿孔圧延機をはじめとして、伸延圧延機および絞り
圧延機からなる製管ミル全体を休止させねばならないこ
ともあり、このような場合には生産効率が著しく阻害さ
れることになる。
【0005】従来から、継目無鋼管の熱間製管での内面
疵の発生を防止する対策として、製管時の加工度を低減
したり、加工発熱等による溶融を避けるため、素材の加
熱温度を低くする等の手段が採られている。しかし、こ
れらの対策は、いずれも熱間製管の生産性を低下させる
ことを前提とするものであり、適正な防止対策とは言い
難い。
【0006】さらに、特開平3−99708号公報では、高
合金鋼のような難加工性の素材を用いて継目無鋼管を製
造する場合に、変形抵抗が大きいため内面に割れ疵が発
生するのを回避する継目無鋼管の製造方法が提案されて
いる。具体的には、素材を穿孔中に、その内面を冷却水
にて冷却し、適正な圧延温度に制御しようとするもので
ある。しかし、提案の製造方法では、設備的には穿孔プ
ラグに冷却手段を施すことから、過大な設備投資を必要
としたり、実際の操業においては、常時、製管条件が変
動することから、意図する適正な温度制御が図れないと
いう問題がある。このため、提案の継目無鋼管の製造方
法も、高炭素鋼片を熱間製管する際の有効な製造方法と
することができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の通り、従来にお
ける高炭素鋼等の難加工材の継目無鋼管の製造に際して
採用される内面疵の防止策は、加工度の低減や加熱温度
を低くする手段であるため、本質的に効率生産の阻害要
因となっている。また、穿孔中に素材内面を冷却し、適
正な圧延温度に制御する方法であっても、設備上、操業
上において大きな問題があり、有効な防止策にはなり得
ない。
【0008】 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、高炭素鋼片を素材として継目無鋼管を製
造する際に、生産性の低下を伴うことなく、内面疵の発
生を防止することができる、継目無鋼管用高炭素鋼片の
製造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決するため、高炭素鋼片の熱間製管時での溶融防止
について種々検討した結果、特定された成分の含有量を
規定するとともに、継目無鋼管の製管加工前に、素材と
なる鋼片の金属学的組織を予め調整しておくことが有効
であることを明らかにした。
【0010】熱間製管時での鋼片内部の溶融を防止する
のに有効な添加成分を検討すると、Cが最も影響を及ぼ
す元素である。しかし、C含有量は製品が要求される性
能に対して、一義的に決定される場合が多く、本発明に
おいて適宜含有量を変化させることが困難になる場合が
多い。これに対して、P元素は、製品性能へ及ぼす影響
が小さいものであるが、P含有量が鋼の溶融温度に及ぼ
す影響は大きいものである。
【0011】そこで、検討を進めた結果、C、Pの元素
に特定して含有量を規定するとともに、継目無鋼管の製
管前における鋳片または鋼片段階での均熱時間を所定の
条件で確保することによって、高炭素鋼の熱間製管であ
っても内面疵の発生しにくい鋼片を得ることができるこ
とを見出した。
【0012】 本発明は、上記の知見に基づいて完成さ
れたものであり、下記の継目無鋼管用高炭素鋼片の製造
方法を要旨としている。
【0013】 連続鋳造法または造塊法によって得られ
た、重量%でC:0.65〜1.50%およびP:0.050%以下
に加えて、Si:0.010〜1.00%、Mn:0.20〜2.0%、S:
0.050%以下、Cr:1.80%以下、Mo:1.00%以下、Cu:
1.00%以下、Ni:1.00%以下、Ti:0.050%以下、Al:
0.050%以下、N:0.015%以下、B:0.0050%以下、N
b:0.050%以下、V:0.20%以下およびCa:0.0050%以
下を含有する高炭素の鋳片を圧延して継目無鋼管用の鋼
片を製造するに際し、下記(a)式で示す条件を満足する
ことを特徴とする継目無鋼管用高炭素鋼片の製造方法で
ある。 [C]+([P]×100 ) − FT/10 ≦ 1.6 ・・・ (a) 但し、[C]:C含有量(%)、 [P]:P含有量
(%)FT:継目無鋼管の製管前に、鋳片、または鋼片
を1100℃以上で均熱する時間(Hr)
【0014】 上記製造方法において、本発明の高炭素
鋼片は、さらに、重量%で、Co:0.20%以下、Mg:0.02
%以下、Zr:0.02%以下、Sb:0.02%以下、Sn:0.02%
以下およびPb:0.02%以下の成分のうちから、1種また
は2種以上を含有させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の継目無鋼管用高炭素鋼片
およびその製造方法について、化学組成および製造条件
に区分して、上記のように規定した内容を説明する。
【0016】1.化学組成 C:0.65〜1.50% Cについては、焼入性を高め、強度を向上させるととも
に、耐磨耗性を確保するために添加する。しかし、その
含有量が0.65%未満では、高炭素鋼を用いて確保しよう
とする所定の強度を確保することができない。一方、C
の過剰な添加は、勒性を悪化させるので、その上限は、
1.50%とする。
【0017】P:0.050%以下 Pは、不純物元素として鋼中に不可避的に存在するもの
であり、その含有量は低いほど望ましい。そして、その
含有量が0.050%を超えると、高強度材の靱性を劣化さ
せるので、上限を0.050%とした。特に、Pは鋼の溶融
点を下げる性質があり、内面疵の発生に結び付きやすい
ので、含有量を0.012%以下にするのが望ましい。
【0018】一般的に、Pは鋼中において偏析を発生し
やすく、高炭素鋼であればその傾向は顕著となる。その
ため、鋼の溶融点を低下させる作用も偏析の影響を受け
やすく、微量のP添加であっても、Pの偏在に起因し
て、加工発熱等を生じて内部溶融を発生する場合があ
る。このため、Pは不可避不純物として、極力添加が抑
制するのが品質上有効である。しかし、過剰な低P化
は、溶製工程において困難な処理を要求することにな
り、溶製コストの高騰を招くことから、P含有量の低減
にも一定の制限がある。
【0019】本発明の高炭素鋼片は、CおよびP成分
記の通り規定するものであるが、その他の成分につい
ては、通常、炭素鋼が許容する成分範囲であり、下記の
化学組成が含有される
【0020】すなわち、Si:0.010〜1.00%、Mn:0.20
〜2.0%、S:0.050%以下、Cr:1.80%以下、Mo:1.00
%以下、Cu:1.00%以下、Ni:1.00%以下、Ti:0.050
%以下、Al:0.050%以下、N:0.015%以下、B:0.00
50%以下、Nb:0.050%以下、V:0.20%以下およびC
a:0.0050%以下である。
【0021】さらに、Co:0.20%以下、Mg:0.02%以
下、Zr:0.02%以下、Sb:0.02%以下、Sn:0.02%以下
およびPb:0.02%以下の成分のうちから、1種または2
種以上を含有させることができる。
【0022】2.製造条件 本発明の高炭素鋼片は、均熱処理によるP偏析の影響を
低減するため、上記で規定したC含有量、P含有量を前
提として、継目無鋼管の製管前に、鋳片、または鋼片を
1100℃以上での均熱時間を、下記(a)式で示す条件を満
足させる必要がある。
【0023】 [C]+([P]×100 ) − FT/10 ≦ 1.6 ・・・ (a) 但し、[C]:C含有量(%)、 [P]:P含有量
(%) FT :継目無鋼管の製管前に、鋳片、または鋼片を110
0℃以上で均熱する時間(Hr) 前述の通り、鋼片の溶融点を低下させる添加成分として
は、C、Pが有効であるが、C含有量は、製品性能によ
って一義的に決定される場合が多い。一方、Pは不可避
不純物であり、鋼中で偏析を生じやすいことから、極力
その添加を低減すればよいが、その低減にも溶製コスト
の面から一定の制限がある。
【0024】そのため、本発明においては、技術的に可
能な限り、P含有量を低下させると同時に、鋼中のP偏
析を小さくし、局部的な高濃度のPの偏在をなくすよう
にしている。本発明においては、これらのP含有量の低
減とP偏析の拡散とを組み合わせることによって、鋼中
に含有されるPを均一に低減することができ、溶融点の
低下を防止することが可能になる。
【0025】このような本発明の技術思想を定量化した
のが上記(a)式であり、P偏析の拡散効果を判断するた
め、鋳片、または鋼片段階での均熱時間(FTHr)を導
入している。この(a)式で示す条件を満足しつつ、継目
無鋼管の製管に供する鋼片を製造することによって、確
実に内部溶融によって発生する内面疵を抑制することが
できる。
【0026】後述する図1は、実施例の結果に基づい
て、上記(a)式と鋼管の内面疵発生率との関係を整理し
た図であるが、(a)式は内面疵の発生に大きく影響し、
(a)式の関係を満足する限りにおいて、内面疵の発生防
止に有効であることが分かる。
【0027】上記(a)式において、加熱温度を1100℃以
上としているのは、偏析したP成分の拡散に充分な温度
を確保するためである。一般的に、高温に保持すると、
拡散効果が大きくなることが期待されるが、1280℃を超
えて加熱すると、鋳片の溶融が生じ、後続の分塊圧延、
継目無鋼管の製管時に悪影響が発生するおそれがあるの
で、1100〜1280℃の範囲で加熱するのが望ましい。
【0028】均熱時間、すなわちFT(Hr)が対象とす
る加熱は、鋳片の分塊加熱のみでなく、継目無鋼管の製
管前の鋼片の加熱も含まれる。いずれも偏析したP成分
の拡散に作用するからである。したがって、マンドレル
ミル等の延伸圧延後の再加熱時間まで含むものではな
い。この均熱時間の間では、必ずしも一定温度に保つ必
要はなく、1100℃以上であれば、その中で温度の変動が
あっても良い。
【0029】上記(a)式で示す条件を満足しつつ製造さ
れた高炭素鋼片は、製管工程に送られて継目無鋼管の素
材とされる。製管は、通常の方法で行っても、内部溶融
を抑制して、内面疵の発生が極めて少ない製品を得るこ
とができる。以下、実施例によって、本発明の効果を具
体的に説明する。
【0030】
【実施例】実施例では、表1に示す13鋼種の試料を溶製
し、これらを継目無鋼管用素材として鋼片を製造し、こ
れらから製造された継目無鋼管の内面疵の発生状況を調
査した。このときの鋳片〜鋼片〜鋼管の製造プロセスを
下記のA〜Eと変化させて、1100℃以上の均熱時間(F
THr)を測定するとともに、各製造条件毎の発生率を比
較した。
【0031】
【表1】
【0032】(プロセスA)連続鋳造法で作られた410m
m厚さ×530mm幅の鋳片を、1220℃×6Hrで分塊加熱した
後、191mmφの丸鋼片に仕上げ圧延した。分塊加熱にお
ける1100℃以上の均熱時間は5Hrであった。
【0033】得られた丸鋼片を継目無鋼管の製管工程に
送り、マンネスマン法によって外径60mmφ×肉厚8mmの
鋼管を製造した。このとき、穿孔前に鋼片の1200℃×3
Hrの加熱保持して、1100℃以上の均熱時間を1Hrとした
のち、穿孔した。
【0034】上記の穿孔工程以降は、サイジングミルで
縮径して、マンドレルミルで延伸圧延を行い、再加熱後
にストレッチレヂューサで絞り圧延し、所定の外径、肉
厚に仕上げた。
【0035】(プロセスB)連続鋳造法で作られた410m
m厚さ×530mm幅の鋳片を、1220℃×11Hrで分塊加熱した
後、191mmφの丸鋼片に仕上げ圧延した。分塊加熱にお
ける1100℃以上の均熱時間は10Hrであった。
【0036】得られた丸鋼片を継目無鋼管の製管工程に
送り、プロセスAと同様のマンネスマン工程で外径60mm
φ×肉厚8mmの鋼管を製造した。
【0037】(プロセスC)連続鋳造法で作られた410m
m厚さ×530mm幅の鋳片を、1220℃×18Hrで分塊加熱した
後、225mmφの丸鋼片に仕上げ圧延した。分塊加熱にお
ける1100℃以上の均熱時間は17Hrであった。
【0038】得られた丸鋼片を継目無鋼管の製管工程に
送り、マンネスマン法によって外径外径160mmφ×肉厚1
0mmの鋼管を製造した。このときの穿孔工程、延伸圧延
工程および再加熱後の絞り圧延工程は、プロセスAと同
様とした。
【0039】(プロセスD)分塊法で作られた650mm厚
さ×750mm幅の鋳片を、1220℃×12Hrで分塊加熱した
後、191mmφの丸鋼片に仕上げ圧延した。分塊加熱にお
ける1100℃以上の均熱時間は11Hrであった。
【0040】得られた丸鋼片を継目無鋼管の製管工程に
送り、マンネスマン法によって外径60mmφ×肉厚8mmの
鋼管を製造した。このときの穿孔工程、延伸圧延工程お
よび再加熱後の絞り圧延工程は、プロセスAと同様とし
た。
【0041】(プロセスE)連続鋳造法で191mmφの丸
鋳片を直接鋳造した。鋳造された丸鋳片を均熱処理する
ことなく、継目無鋼管の製管工程に送り、マンネスマン
法によって外径60mmφ×肉厚8mmの鋼管を製造した。こ
のときの穿孔工程、延伸圧延工程および再加熱後の絞り
圧延工程は、プロセスAと同様とした。
【0042】前記表1に示す13鋼種の試料を供試材に
し、上記プロセスA〜Eと組み合わせて所定寸法の鋼管
を仕上げた後、それぞれの製造条件を整理するととも
に、内面疵の発生率を全検査本数に対する疵発生本数の
比率で調査した。その結果を、表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】図1は、実施例における前記(a)式と鋼管
の内面疵発生率との関係を示した図である。図1および
表2から明らかなように、(a)式は内面疵の発生に大き
く影響し、(a)式の関係を満足する限りにおいて、継目
無鋼管に発生する内面疵を有効に防止することができ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明の継目無鋼管用高炭素鋼片の製造
方法によれば、C、Pの元素に特定して含有量を規定す
るとともに、継目無鋼管の製管前における鋳片または鋼
片段階での均熱時間を所定の条件で確保することによっ
て、高炭素鋼の熱間製管であっても内面疵の発生を抑制
することができる鋼片を得ることができる。これによ
り、難加工性を素材として継目無鋼管を製造する場合で
も、生産性の低下を伴うことなく、製品歩留りの向上を
図ることできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における前記(a)式と鋼管の内面疵発生
率との関係を示した図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続鋳造法または造塊法によって得られ
    た、重量%でC:0.65〜1.50%およびP:0.050%以下
    に加えて、Si:0.010〜1.00%、Mn:0.20〜2.0%、S:
    0.050%以下、Cr:1.80%以下、Mo:1.00%以下、Cu:
    1.00%以下、Ni:1.00%以下、Ti:0.050%以下、Al:
    0.050%以下、N:0.015%以下、B:0.0050%以下、N
    b:0.050%以下、V:0.20%以下およびCa:0.0050%以
    下を含有する高炭素の鋳片を圧延して継目無鋼管用の鋼
    片を製造するに際し、下記(a)式で示す条件を満足する
    ことを特徴とする継目無鋼管用高炭素鋼片の製造方法。 [C]+([P]×100 ) − FT/10 ≦ 1.6 ・・・ (a) 但し、[C]:C含有量(%)、 [P]:P含有量
    (%) FT:継目無鋼管の製管前に、鋳片、または鋼片を1100
    ℃以上で均熱する時間(Hr)
  2. 【請求項2】前記高炭素鋳片が、さらに、重量%でCo:
    0.20%以下、Mg:0.02%以下、Zr:0.02%以下、Sb:0.
    02%以下、Sn:0.02%以下およびPb:0.02%以下の成分
    のうちから、1種または2種以上を含有することを特徴
    とする請求項1に記載の継目無鋼管用高炭素鋼片の製造
    方法。
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