JP3487180B2 - 永久磁石形同期回転電機のロータ - Google Patents
永久磁石形同期回転電機のロータInfo
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- JP3487180B2 JP3487180B2 JP16659298A JP16659298A JP3487180B2 JP 3487180 B2 JP3487180 B2 JP 3487180B2 JP 16659298 A JP16659298 A JP 16659298A JP 16659298 A JP16659298 A JP 16659298A JP 3487180 B2 JP3487180 B2 JP 3487180B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- permanent magnet
- center
- type synchronous
- magnet type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K2201/00—Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
- H02K2201/06—Magnetic cores, or permanent magnets characterised by their skew
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は永久磁石形同期回転
電機のロータ製造方法に関し、特に、永久磁石からなる
磁極に軸方向中心からスキュー角を形成する技術に関す
る。
電機のロータ製造方法に関し、特に、永久磁石からなる
磁極に軸方向中心からスキュー角を形成する技術に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術は、特開平9−182387 号公報
に記載のように、係合溝を永久磁石の磁極中心に対し
て、スキュー角の１／２ずらして形成したロータを、互
いに表裏逆向きでロータシャフトの係合手段であるキー
に嵌合することでスキュー角を形成している。
に記載のように、係合溝を永久磁石の磁極中心に対し
て、スキュー角の１／２ずらして形成したロータを、互
いに表裏逆向きでロータシャフトの係合手段であるキー
に嵌合することでスキュー角を形成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ロー
タシャフトのキーを介して嵌合することにより、スキュ
ー角を形成しているが、ロータシャフトへのキー溝加工
及びキーを高精度で加工しなければならず、またキーと
いうスキュー角を形成するための部品が必要となる。ま
た、キーで位置決めするため、決められた位置でしか積
層できず、初期アンバランス量を低減するのに不利な構
造である。
タシャフトのキーを介して嵌合することにより、スキュ
ー角を形成しているが、ロータシャフトへのキー溝加工
及びキーを高精度で加工しなければならず、またキーと
いうスキュー角を形成するための部品が必要となる。ま
た、キーで位置決めするため、決められた位置でしか積
層できず、初期アンバランス量を低減するのに不利な構
造である。
【０００４】更に、ロータ内径とロータシャフト外径と
を締め代で嵌合（締まりばめ）する場合、圧入あるいは
焼きばめ等で行わなければならないが、キーとの位置を
出しながらとなるため作業性の面で不利な構造となって
いた。
を締め代で嵌合（締まりばめ）する場合、圧入あるいは
焼きばめ等で行わなければならないが、キーとの位置を
出しながらとなるため作業性の面で不利な構造となって
いた。
【０００５】そこで、本発明の目的は、スキュー角を形
成するための部品削減，加工の簡素化，初期アンバラン
ス量の低減を図り、さらにロータコアとロータシャフト
を締め代で嵌合（締まりばめ）する場合の作業性の向上
を目的とする。
成するための部品削減，加工の簡素化，初期アンバラン
ス量の低減を図り、さらにロータコアとロータシャフト
を締め代で嵌合（締まりばめ）する場合の作業性の向上
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、ロータシャフトに複数のロータコアが締まりばめで
積層されており、スキュー角αを有する永久磁石形同期
回転電機のロータにおいて、複数の前記ロータコアはそ
れぞれ同一の形状であり、それぞれの前記ロータコアは
複数の位置決め穴と複数の永久磁石挿入部を有し、前記
位置決め穴の中心は、前記ロータシャフトと嵌合する穴
の中心である第１の中心を中心とする円上に等間隔に配
置されており、前記位置決め穴の中心は、前記永久磁石
挿入孔の磁極中心に対し、前記第１の中心を中心とする
円上で二分のα回転した位置にある。
め、ロータシャフトに複数のロータコアが締まりばめで
積層されており、スキュー角αを有する永久磁石形同期
回転電機のロータにおいて、複数の前記ロータコアはそ
れぞれ同一の形状であり、それぞれの前記ロータコアは
複数の位置決め穴と複数の永久磁石挿入部を有し、前記
位置決め穴の中心は、前記ロータシャフトと嵌合する穴
の中心である第１の中心を中心とする円上に等間隔に配
置されており、前記位置決め穴の中心は、前記永久磁石
挿入孔の磁極中心に対し、前記第１の中心を中心とする
円上で二分のα回転した位置にある。
【０００７】もしくは、ロータコアにスキュー角を形成
するための位置決め穴を、任意の永久磁石挿入孔の磁極
中心に対し、スキュー角の１／２だけずらした位置に形
成した。さらに、その位置決め穴は、９０度ずつ回転積
層出来る位置に設けた。そして、その位置決め穴をスト
レートピンに挿入して積層し、軸方向中心においてロー
タコアを互いに表裏逆向きにすることによりシャフトを
介さずに所定のスキュー角を形成できる。従って、ロー
タシャフトへの嵌合は回転方向任意の位置に行え、さら
にスキュー角を形成するための部品を付与することのな
いスキュー付きロータとすることができる。
するための位置決め穴を、任意の永久磁石挿入孔の磁極
中心に対し、スキュー角の１／２だけずらした位置に形
成した。さらに、その位置決め穴は、９０度ずつ回転積
層出来る位置に設けた。そして、その位置決め穴をスト
レートピンに挿入して積層し、軸方向中心においてロー
タコアを互いに表裏逆向きにすることによりシャフトを
介さずに所定のスキュー角を形成できる。従って、ロー
タシャフトへの嵌合は回転方向任意の位置に行え、さら
にスキュー角を形成するための部品を付与することのな
いスキュー付きロータとすることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的実施例を図
１（ａ），（ｂ），図２（ａ），（ｂ）により説明す
る。鋼板からなるロータコア１には、図１に示すように
永久磁石挿入孔２の中心に対し、１／２θだけずれた位
置に円形状の位置決め穴３を、４ヶ所等分に設けてあ
る。なお、θは図２に示すように、第１ロータコアブク
ミ１ａ部と第２ロータコアブクミ１ｂ部間において、磁
極中心である永久磁石挿入孔２に対してスキューする角
度である。ロータコア１は、位置決め穴３を治具である
ストレートピン（２本以上要）にロータ全長Ｌの半分Ｌ
／２まで挿入積層し（第１ロータコアブクミ１ａ）、こ
こでコアの向きを表裏反転させて、同じストレートピン
に残りＬ／２を積層する（第２ロータコアブクミ１
ｂ）。
１（ａ），（ｂ），図２（ａ），（ｂ）により説明す
る。鋼板からなるロータコア１には、図１に示すように
永久磁石挿入孔２の中心に対し、１／２θだけずれた位
置に円形状の位置決め穴３を、４ヶ所等分に設けてあ
る。なお、θは図２に示すように、第１ロータコアブク
ミ１ａ部と第２ロータコアブクミ１ｂ部間において、磁
極中心である永久磁石挿入孔２に対してスキューする角
度である。ロータコア１は、位置決め穴３を治具である
ストレートピン（２本以上要）にロータ全長Ｌの半分Ｌ
／２まで挿入積層し（第１ロータコアブクミ１ａ）、こ
こでコアの向きを表裏反転させて、同じストレートピン
に残りＬ／２を積層する（第２ロータコアブクミ１
ｂ）。
【０００９】これにより、軸方向中央部においてロータ
コアブクミ１ａとロータコアブクミ１ｂの間で、スキュ
ー角θを形成する。なお、本実施例では、ロータコア１
を１枚１枚積層するものであるが、ロータコアブクミ１
ａとロータコアブクミ１ｂを、それぞれ加締め締結や溶
接等によりブクミにした状態で、同様に位置決め穴によ
りスキュー角を形成する事も可能なことはいうまでもな
い。なお、後工程におけるロータのアンバランス修正を
容易にするため、初期アンバランス量を低減する目的
で、軸方向中央部でコアを表裏逆にする際に、１８０度
回転させた位置に積層した。
コアブクミ１ａとロータコアブクミ１ｂの間で、スキュ
ー角θを形成する。なお、本実施例では、ロータコア１
を１枚１枚積層するものであるが、ロータコアブクミ１
ａとロータコアブクミ１ｂを、それぞれ加締め締結や溶
接等によりブクミにした状態で、同様に位置決め穴によ
りスキュー角を形成する事も可能なことはいうまでもな
い。なお、後工程におけるロータのアンバランス修正を
容易にするため、初期アンバランス量を低減する目的
で、軸方向中央部でコアを表裏逆にする際に、１８０度
回転させた位置に積層した。
【００１０】すなわち、ロータコア１ａとロータコア１
ｂは、軸方向中心において、お互いに表裏逆かつ１８０
度回転した位置となっている。なお、本実施例では軸方
向中央部において１８０度回転させたが、９０度の倍数
ならば軸方向任意の位置で回転積層しても良い。さら
に、ロータシャフト４との嵌合は締まりばめとし、スキ
ュー積層の状態を保持しながらロータシャフト４と嵌合
する。図３にロータシャフト４と嵌合した状態を示す
が、ロータコア１のスキュー角を形成するための部品は
一切無いロータとすることができる。
ｂは、軸方向中心において、お互いに表裏逆かつ１８０
度回転した位置となっている。なお、本実施例では軸方
向中央部において１８０度回転させたが、９０度の倍数
ならば軸方向任意の位置で回転積層しても良い。さら
に、ロータシャフト４との嵌合は締まりばめとし、スキ
ュー積層の状態を保持しながらロータシャフト４と嵌合
する。図３にロータシャフト４と嵌合した状態を示す
が、ロータコア１のスキュー角を形成するための部品は
一切無いロータとすることができる。
【００１１】以上述べたように、本実施例によれば次の
ような効果がある。 スキュー角を形成するための部
品を持たないため、部品点数を削減できる。 ロータ
コアを９０度の倍数で回転積層できるため、初期アンバ
ランス量の低減化が図れる。 スキュー角を形成する
ための加工、例えばキーによるスキュー形成構造の場合
のシャフトへのキー溝加工、等が不要のため加工工数の
削減が図れる。 シャフトとロータコアを締まりばめ
で嵌合する場合でも、シャフトとロータコアとの回転方
向位置決めが任意の位置で行えるため、嵌合作業が容易
となる。
ような効果がある。 スキュー角を形成するための部
品を持たないため、部品点数を削減できる。 ロータ
コアを９０度の倍数で回転積層できるため、初期アンバ
ランス量の低減化が図れる。 スキュー角を形成する
ための加工、例えばキーによるスキュー形成構造の場合
のシャフトへのキー溝加工、等が不要のため加工工数の
削減が図れる。 シャフトとロータコアを締まりばめ
で嵌合する場合でも、シャフトとロータコアとの回転方
向位置決めが任意の位置で行えるため、嵌合作業が容易
となる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、スキュー角を形成する
ための部品削減，加工の簡素化，初期アンバランス量の
低減を図り、さらにロータコアとロータシャフトを締め
代で嵌合（締まりばめ）する場合の作業性を向上するこ
とができる。
ための部品削減，加工の簡素化，初期アンバランス量の
低減を図り、さらにロータコアとロータシャフトを締め
代で嵌合（締まりばめ）する場合の作業性を向上するこ
とができる。
【図１】本発明の一実施例を示すロータコアの正面図。
【図２】（ａ）及び（ｂ）は本発明の一実施例を示すロ
ータコア積層状態の正面図及び側面図。
ータコア積層状態の正面図及び側面図。
【図３】（ａ）及び（ｂ）は本発明の一実施例を示すロ
ータシャフト嵌合後の正面図及び側断面図。
ータシャフト嵌合後の正面図及び側断面図。
１…ロータコア、１ａ…第１ロータコアブクミ、１ｂ…
第２ロータコアブクミ、２…永久磁石挿入孔、３…位置
決め穴、４…ロータシャフト。
第２ロータコアブクミ、２…永久磁石挿入孔、３…位置
決め穴、４…ロータシャフト。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 平野 嘉良
茨城県ひたちなか市大字高場2520番地
株式会社 日立製作所 自動車機器事業
部内
(56)参考文献 特開 平９−182387（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−311679（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H02K 1/27
H02K 1/22
Claims (2)
- 【請求項１】ロータシャフトに複数のロータコアが締ま
りばめで積層されており、スキュー角αを有する永久磁
石形同期回転電機のロータにおいて、 複数の前記ロータコアはそれぞれ同一の形状であり、 それぞれの前記ロータコアは複数の位置決め穴と複数の
永久磁石挿入部を有し、 前記位置決め穴の中心は、前記ロータシャフトと嵌合す
る穴の中心である第１の中心を中心とする円上に等間隔
に配置されており、 前記位置決め穴の中心は、前記永久磁石挿入孔の磁極中
心に対し、前記第１の中心を中心とする円上で二分のα
回転した位置にあることを特徴とする永久磁石形同期回
転電機のロータ。 - 【請求項２】請求項１において、前記ロータコアは前記
ロータシャフトの軸中心方向の中央を境として、表裏が
逆となって前記ロータシャフトに積層されていることを
特徴とする永久磁石形同期回転電機のロータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16659298A JP3487180B2 (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 永久磁石形同期回転電機のロータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16659298A JP3487180B2 (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 永久磁石形同期回転電機のロータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000004550A JP2000004550A (ja) | 2000-01-07 |
| JP3487180B2 true JP3487180B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=15834149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16659298A Expired - Lifetime JP3487180B2 (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 永久磁石形同期回転電機のロータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3487180B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4311182B2 (ja) * | 2003-12-08 | 2009-08-12 | 日産自動車株式会社 | 回転電機の回転子 |
| DE102005060118A1 (de) | 2004-12-20 | 2006-07-06 | Danfoss Compressors Gmbh | Rotor für einen elektrischen Motor |
| DE102005060117A1 (de) | 2004-12-20 | 2006-07-06 | Danfoss Compressors Gmbh | Rotor mit Deckplatte zur Sicherung eines Magneten im Rotor |
| DE102005060116A1 (de) | 2004-12-20 | 2006-07-06 | Danfoss Compressors Gmbh | Rotor für einen elektrischen Motor |
| JP2007252076A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Denso Trim Kk | ３相磁石式発電機 |
| JP5309630B2 (ja) * | 2008-03-14 | 2013-10-09 | パナソニック株式会社 | 永久磁石埋込形電動機 |
| JP5873420B2 (ja) * | 2012-11-30 | 2016-03-01 | 三菱電機株式会社 | ロータコアの製造方法 |
| JP2016082695A (ja) * | 2014-10-16 | 2016-05-16 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電動パワーステアリングモータのロータ、これを備えた電動パワーステアリングモータ、及びこれらの製造方法 |
| KR20170085308A (ko) | 2016-01-14 | 2017-07-24 | 엘지이노텍 주식회사 | 로터 플레이트. 로터코어 조립체, 모터 및 이를 포함하는 차량 |
| KR102621316B1 (ko) * | 2016-03-23 | 2024-01-05 | 엘지이노텍 주식회사 | 로터 플레이트. 로터코어 조립체, 모터 및 이를 포함하는 차량 |
| CN108880027B (zh) * | 2017-05-08 | 2020-04-24 | 上海博泽电机有限公司 | 电机及电机转子 |
| JP7228182B2 (ja) * | 2018-12-17 | 2023-02-24 | Ｋｙｂ株式会社 | ロータ及びロータの製造方法 |
| KR20210021786A (ko) * | 2019-08-19 | 2021-03-02 | 엘지이노텍 주식회사 | 모터 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06311679A (ja) * | 1993-04-22 | 1994-11-04 | Fanuc Ltd | 同期電動機のロータ |
| JP3493865B2 (ja) * | 1995-12-27 | 2004-02-03 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | モータ |
-
1998
- 1998-06-15 JP JP16659298A patent/JP3487180B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000004550A (ja) | 2000-01-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| RVTR | Cancellation due to determination of trial for invalidation |