JP3486442B2 - 開口部上部の補強構造 - Google Patents

開口部上部の補強構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開口部上部の補強構造
に関し、とくに背の低い出入口開口部上部に適用して好
適な補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、階上の床の下方に天井高の低い
車庫や収納庫等を形成することが行なわれており、この
ような車庫や収納庫に出入りするために出入口用の開口
部を形成する場合、階上の床を支持するために開口部の
上部に補助梁を取付けて、階上の床を支持するようにし
ている。
【0003】例えば、建築用パネルを用いて建物を構築
する場合、図8及び図9に示すように、間隔をあけて立
設した壁パネル10上に階上の床パネル12を敷設し、
階上の床パネル12の下方に天井高の低い収納庫を形成
し、その出入口開口部14の上部で壁パネル10の天端
と天端を合わせるようにして補助梁16を取付け、床パ
ネル12の芯材18及びその側面に取付けられた胴差し
20の下面を支持するようにしている。また、開口部1
4の両側には、方立22を取付け、補助梁16を支持す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、天井高
の低い収納庫に形成される開口部14は、その天井高に
よって高さが制限され、開口高もそれに伴って低くなる
こととなり、しかも開口部14の上部に壁パネル10の
天端と天端を合わせて補助梁16を取付けると、補助梁
16の断面分だけ開口部14の開口高が低くなり、天井
高によって制限されていた開口高がさらに補助梁16に
よって低くなるため、人が出入りしにくい状態となり、
しかも収納庫に対する荷物の出し入れも困難となるとい
う問題があった。
【0005】また、階上の床パネル12は、開口部14
位置では支持するものがないため、補助梁16による補
強が不可欠なものであった。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、天井高の低い空間へ
の出入口開口部の開口高を低くすることなく、開口部上
部に補助梁による補強を行なうことができる開口部上部
の補強構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の発明は、階上の床パネル下方に形成した天井
高の低い空間への出入口開口部上部に梁を取付けて階上
の床パネルを支持する開口部上部の補強構造であって、
前記開口部に面する階上の床パネルの芯材側面に、補助
梁を接着して取付け、その補助梁の両端下部を方立にて
支持することを特徴としている。
【0008】第2の発明にあっては、前記床パネルの芯
材及び補助梁の下面に板状の受材を取付け、前記芯材及
び補助梁を支持することを特徴としている。
【0009】第3の発明にあっては、前記補助梁は、2
枚の半厚部材で形成されていることを特徴としている。
【0010】第4の発明にあっては、前記補助梁又は受
材は、単板積層材、集成材等の強度の大きな材料で形成
されていることを特徴としている。
【0011】第5の発明にあっては、前記補助梁は、前
記受材が一体に形成された断面略L字状に形成されてい
ることを特徴としている。
【0012】
【作用】前記構成の第1の発明にあっては、開口部に面
する階上の床パネルの芯材側面に補助梁を一体にとりつ
けることにより、開口部の開口高を犠牲にすることな
く、床パネルの支持補強を行なうことができ、天井高の
低い空間への出入口開口部であっても、人の出入りや収
納物等の出し入れを容易に行なえる状態を確保すること
が可能となる。
【0013】第2の発明にあっては、床パネルの芯材及
び補助梁の下面に板状の受材を取付けることにより、天
井高をそれほど犠牲にすることなく、より一層の補強を
行なうことが可能となる。
【0014】第3の発明にあっては、補助梁を2枚の半
厚部材で構成することにより、床パネルに対する補助梁
の取付けを容易にすることが可能となる。
【0015】第4の発明にあっては、補助梁又は受材を
単板積層材、集成材等の強度の大きな材料で形成するこ
とにより、補助梁又は受材の断面を小さくして、補助梁
の出っ張りや、受材による開口高の犠牲を最小限に抑え
ることが可能となる。
【0016】第5の発明にあっては、補助梁を受材が一
体に形成された断面略L字状に形成することにより、受
材付きの補助梁の取付けを容易に行なうことが可能とな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図面
を参照して説明する。
【0018】図1及び図2は、本発明の一実施例に係る
開口部上部の補強構造を示す図である。
【0019】開口部30形成位置で間隔をあけて立設し
た壁パネル32上に床パネル34を敷設して、この床パ
ネル34の下方に天井高の低い収納庫36を形成するよ
うにしている。
【0020】また、開口部30上に位置する床パネル3
4の芯材42の側面に補助梁38を接着して取付け、そ
の補助梁38の両端下部を方立て40にて支持すること
により、開口部30の開口高をそのままに、床パネル3
4の支持補強を行なうようにしている。
【0021】したがって、天井高の低い収納庫36に形
成される開口部30の開口高を最大限に活用でき、人の
出入りや収納物の出し入れが容易となり、しかも床パネ
ル34の確実な補強も行なうことが可能である。
【0022】図3には本発明の他の実施例を示す。
【0023】この実施例では、開口部30上に位置する
床パネル34の芯材42側面に補助梁38を取付け、か
つ床パネル34の芯材42及び補助梁38の下面に板上
の受材44を取付け、この受材44により芯材42及び
補助梁38を支持するようにしている。
【0024】従って、開口部30の開口高は、受材44
の厚さだけ低くなるが、受材44分だけ鋼性が増し、補
強の度合いが高くなることとなる。
【0025】他の構成及び作用は前記実施例と同様につ
き説明を省略する。
【0026】図4には本発明のさらに他の実施例を示
す。
【0027】この実施例では、床パネル34の芯材42
側面に接着して取付ける補助梁46を2枚の半厚部材4
8にて形成することにより、芯材42に対する釘打ち固
定を容易にする。
【0028】他の構成及び作用は前記実施例と同様につ
き説明を省略する。
【0029】図5には本発明のさらに他の実施例を示
す。
【0030】この実施例では、開口部上に位置する床パ
ネル34の芯材42側面に取付ける補助梁50を単板積
層材、集成材等の強度の大きな材料で形成することによ
り、補助梁50の厚さを薄くし、補助梁50の壁面から
の出っ張りをなくすようにしている。
【0031】他の構成及び作用は前記実施例と同様につ
き説明を省略する。
【0032】図6には本発明のさらに他の実施例を示
す。
【0033】この実施例では、図5に示した実施例にお
ける床パネル34の芯材及び補助梁50の下面に単板積
層材及び集成材等の強度の大きな材料で形成された受材
52を取付けて床パネル34及び補助梁50を支持し、
その鋼性を高めるようにしている。
【0034】他の構成及び作用は前記実施例と同様につ
き説明を省略する。
【0035】図7は本発明のさらに他の実施例を示す図
である。
【0036】この実施例では受材が一体に形成された断
面略L字状の補助梁54を形成することにより、図6の
実施例に比し、その取付け工数を減少させるようにして
いる。
【0037】他の構成及び作用は前記実施例と同様につ
き説明を省略する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明にあっ
ては、開口部に位置する床パネルの芯材側面に補助梁を
一体にとりつけることにより、開口部の開口高を犠牲に
することなく、床パネルの支持補強を行なうことがで
き、天井高の低い空間への出入口開口部であっても、人
の出入りや収納物等の出し入れを容易に行なえる状態を
確保することができるという効果がある。
【0039】第2の発明にあっては、床パネルの芯材及
び補助梁の下面に板状の受材を取付けることにより、天
井高をそれほど犠牲にすることなく、より一層の補強を
行なうことができるという効果がある。
【0040】第3の発明にあっては、補助梁を2枚の半
厚部材で構成することにより、床パネルにたいする補助
梁の取付けを容易にすることができるという効果があ
る。
【0041】第4の発明にあっては、補助梁又は受材を
単板積層材、集成材等の強度の大きな材料で形成するこ
とにより、補助梁又は受材の断面を小さくして、補助梁
の出っ張りや、受材による開口高の犠牲を最小限に抑え
ることができるという効果がある。
【0042】第5の発明にあっては、補助梁を受材が一
体に形成された断面略L字状に形成することにより、受
材付きの補助梁の取付けを容易に行なうことができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る開口部上部の補強構造
を示す斜視図である。
【図2】図1の開口部における縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図4】本発明の更に他の実施例を示す縦断面図であ
る。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す縦断面である。
【図6】本発明の更に他の実施例を示す縦断面図であ
る。
【図7】本発明の更に他の実施例に係る補助梁を示す断
面図である。
【図8】従来の開口部上部の補強構造を示す斜視図であ
る。
【図9】図8の開口部における縦断面図である。
【符号の説明】
30 開口部 34 床パネル 36 収納庫 38、46、50、54 補助梁 44、52 受材 48 半厚部材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階上の床パネル下方に形成した天井高の
    低い空間への出入口開口部上部に梁を取付けて階上の床
    パネルを支持する開口部上部の補強構造であって、 前記開口部に面する階上の床パネルの芯材側面に、補助
    梁を接着して取付け、その補助梁の両端下部を方立にて
    支持することを特徴とする開口部上部の補強構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記床パネルの芯材及び補助梁の下面に板状の受材を取
    付け、前記芯材及び補助梁を支持することを特徴とする
    開口部上部の補強構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記補助梁は、2枚の半厚部材で形成されていることを
    特徴とする開口部上部の補強構造。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、 前記補助梁又は受材は、単板積層材、集成材等の強度の
    大きな材料で形成されていることを特徴とする開口部上
    部の補強構造。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記補助梁は、前記受材が一体に形成された断面略L字
    状に形成されていることを特徴とする開口部上部の補強
    構造。
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