JP3486088B2 - 車両用物入れ構造 - Google Patents

車両用物入れ構造

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JP3486088B2 JP00141398A JP141398A JP3486088B2 JP 3486088 B2 JP3486088 B2 JP 3486088B2 JP 00141398 A JP00141398 A JP 00141398A JP 141398 A JP141398 A JP 141398A JP 3486088 B2 JP3486088 B2 JP 3486088B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に設備され
ているインストルメントパネルに取付けられる蓋付きの
車両用物入れ構造であって、特にその車両用物入れと、
インストルメントパネルとの間に形成されている隙間を
経てインストルメントパネルと内部へコイン等の小物が
落ち込まれることを防止することができる車両用物入れ
構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】自動車に設備されているインストルメン
トパネルに設けられているコンソールボックス等の小物
入れ構造として各種のものがあるが、その中でもリッド
(蓋体)を回動操作することにより、ボックスの入口を
開閉させることができるリッド跳上げ式の小物入れが知
られている。 【0003】ところが、このような跳上げ式リッドを備
えたコンソールボックス構造にあっては、図4で示すよ
うに、インストルメントパネル1に形成されているボッ
クス取付穴2にボックス本体3を取付けておりさらにそ
のボックス本体3に形成されている正面開口部には、回
動跳上げ式の蓋体4が回動可能に軸支されており、その
蓋体4を、軸支点Pを中心として図4において反時計方
向へ回動することにより、ボックス本体3の口が開放さ
れ、またその蓋体4を時計方向へ回動することによりボ
ックス本体3の口が閉塞される構造となっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる構造
の物入れ構造にあっては、その蓋体4が、軸支点Pを中
心として跳上げ方向へ回動可能としなければならないこ
とから、その蓋体4によるボックス本体3の開口時に
は、その蓋体4の表面と、インストルメントパネルに設
けているボックス取付穴2穴縁との間に隙間Sが生じ、
さらに蓋体4の前縁部は庇状となって、前方へ張り出さ
れている。 【0005】このような隙間Sが生じていることで、例
えば、インストルメントパネル1上に、コイン、カード
等の小物5を不用意に載置すると、該小物5が、車体の
振動又は加速を受けて、蓋体4上へ滑り落ち、そしてそ
の蓋体4上に落ちた小物5は、上記隙間Sを経てインス
トルメントパネル内へ落ち込んでしまい、その小物5を
インストルメントパネル1内から拾い出すことが困難と
なる。 【0006】本発明は、かかる従来の欠点に着目してな
されたもので、跳上げ式の蓋体を備えた物入れ構造にお
いて、その物入れの開口時の蓋体上に小物が落下し、さ
らにこの小物が、蓋体とインストルメントパネルとの間
で生じる隙間Sを経てインストルメントパネル内に入り
込んだとしても、その小物を物入れボックス本体内へ案
内することができる構成となして、インストルメントパ
ネル上からインストルメントパネル内へ滑り落ちた小物
を、ボックス本体内で受け止めることができる車両用物
入れ構造の提供を目的とする。 【0007】【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
に、本発明は、インストルメントパネル(11)に形成
されている物入れ取付穴(13)内に、化粧枠(1
8)一体成形され該インストルメントパネルの手前側
から嵌着されるボックス本体(12)と、該ボックス本
体(12)の前面に形成されている出入れ口(14)を
開閉し、蓋体(16)を跳ね上げたとき手前方向に庇状
に延びる突出部(16B)が形成される跳上げ式の蓋体
(16)とを備えた車両用物入れ構造において、上記跳
上げられる蓋体(16)を逃げるように切欠かれ、かつ
該蓋体(16)の後縁(16A)よりも後方に位置する
後方開口縁(17A)を有する開口(17)を上記ボッ
クス本体(12)の上面に形成し、さらに該開口(1
7)に、上記物入れ取付穴(13)の上縁と、上記後方
開口縁(17A)との間に、配設されるカバー(19)
であって、上記跳ね上げられた蓋体(16)の庇状に延
びた突出部(16B)に滑り落ちて、該蓋体(16)の
後縁(16A)に移動した小物を上記ボックス本体(1
2)内へ有効に導くことができように、該カバー(1
9)と該後縁(16A)との間および該後縁(16A)
とボックス本体(12)の後方開口縁(17A)との間
に所定の隙間が確保されるカバー(19)を設けた車両
用物入れ構造であることを特徴としている。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施形
態に基いて詳細に説明する。 【0009】11は車体に取付けられるインストルメン
トパネルであって、このインストルメントパネル11に
は、コンソールボックス等の物入れ容器、つまりボック
ス本体12を嵌着せしめるための取付穴13が開口され
ている。上記ボックス本体12は、その正面が収納物の
出入れ口14が形成されており、この出入れ口14に
は、左右両側に設けられている水平支軸15を支点とし
て跳上げ式に回動し得る蓋体16が軸支され、この蓋体
16によって、ボックス本体12の出入れ口14を開閉
することができる。 【0010】上記ボックス本体12の上面には、開口1
7が形成されているが、この開口17の後方開口縁17
Aは、跳上げ位置されている蓋体16の後縁16A位置
よりも後方に位置されていて、そのボックス本体の後方
開口縁17Aと、蓋体16の後縁16Aとの間から後述
する小物が、ボックス本体12内へ落し込まれるように
なっている。 【0011】18は、上記インストルメントパネル11
に設けられている取付穴13と、ボックス本体12の上
縁との間に形成される隙間を塞ぐ化粧枠であって、この
化粧枠18の裏面と、上記ボックス本体12に設けられ
ている後方開口縁17Aとの間に跨ってカバー19が被
せられている。なお20は蓋体16の閉塞動作時に、そ
の蓋体16とボックス本体との衝撃力を緩和せしめるた
めに設けられている緩衝材である。22は、蓋体16の
左右両側の軸受け部23に設けられているガイドピンで
あって、このガイドピン22は、上記ボックス本体12
の左右両側壁26に形成されている円弧形状のガイド溝
24内に遊嵌されて蓋体16の回動位置、つまり蓋体1
6の開放位置及び閉塞位置が規制されるようになってい
る。 【0012】また前記の水平支軸15は、蓋体16の左
右両側の軸受け部23に穿設されている軸孔25と、ボ
ックス本体12の左右両側の側壁26に形成されている
軸孔27に挿通され、該水平支軸15の先端部に形成さ
れているクリップ部28により抜け止めがなされるもの
である。 【0013】以上が本実施形態であるが、次にその作用
について述べると、ボックス本体12に対して軸支され
ている蓋体16は、水平支軸15を介して跳上げ式に動
作してそのボックス本体12の出入れ口14を開閉させ
ることができる。そしてその蓋体16の跳上げ時におい
ては、蓋体16の辺縁が手前方向へ庇状に延びている。 【0014】 このような蓋体16によるボックス本体
12、出入れ口14の開放時において、例えばインスト
ルメントパネル11上に載置したコイン等の小物21
が、車体の振動等によりインストルメントパネル11上
を滑り落ちると、その小物21は、蓋体16の庇状に延
びた突出部16Bで受け止められる。ところが、この蓋
体16の表面は、インストルメントパネル11の内部に
向って下勾配となっているために、蓋体16の庇状に延
びた突出部16Bで受け止められた小物は、その蓋体1
6の表面に沿ってインストルメントパネル11の内方へ
移動する。そしてその蓋体16の後縁16Aに到達した
小物21は、その蓋体16の後縁16Aとカバー19と
の間およびその後縁16Aとボックス本体12の後方開
口縁17Aとの隙間を経てボックス本体12の内部へ落
ちる。 【0015】また開口17の上方にカバー19が設けら
れているために、上記蓋体16の表面に沿って滑り落ち
る過程で、車体に振動があったとしても、そのカバー1
9の作用で、小物21をボックス本体12内へ有効に導
くことができる。また上記のカバー19は、ボックス本
体12の上面に形成されている開口17の上部で、その
開口17を塞ぐようにして設けられていることから、イ
ンストルメントパネル11内の塵埃等が上記開口を経て
ボックス本体12内へ侵入されることが回避される。 【0016】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、インス
トルメントパネル(11)の上面から跳上げ式の蓋体
(16)の庇状に延びた突出部(16B)に滑り落ちた
小物を、該蓋体(16)の後縁(16A)を経てボック
ス本体(12)内へ有効に導くことができ、従ってイン
ストルメントパネル(11)の内部へ小物を落し入れて
しまうという不具合を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明よりなる車両用物入れ構造の実施形態を
示した分解斜視図。 【図2】本発明よりなる車両用物入れ構造の実施形態を
示した断面図。 【図3】本発明よりなる車両用物入れ構造の実施形態を
示した平面構造説明図。 【図4】従来の車両用物入れ構造を示した断面説明図。 【符号の説明】 11…インストルメントパネル 12…ボックス本体 13…取付穴 14…出入れ口 15…水平支軸 16…蓋体 16A…後縁 16B…突出部 17…開口 17A…後方開口縁 18…化粧枠 19…カバー 20…緩衝材 21…小物 22…ガイドピン 23…軸受け部 24…ガイド溝 25…軸孔 26…側壁 27…軸孔 28…クリップ部29…ワッシャー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古沢 智 埼玉県大宮市日進町2丁目1910番地 株 式会社カンセイ内 (56)参考文献 実開 昭56−138739(JP,U) 実開 昭56−83547(JP,U) 実開 昭50−60732(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 7/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】【請求項1】 インストルメントパネル(11)に形成
    されている物入れ取付穴(13)内に、化粧枠(1
    8)一体成形され該インストルメントパネルの手前側
    から嵌着されるボックス本体(12)と、該ボックス本
    体(12)の前面に形成されている出入れ口(14)を
    開閉し、蓋体(16)を跳ね上げたとき手前方向に庇状
    に延びる突出部(16B)が形成される跳上げ式の蓋体
    (16)とを備えた車両用物入れ構造において、 上記跳上げられる蓋体(16)を逃げるように切欠か
    れ、かつ該蓋体(16)の後縁(16A)よりも後方に
    位置する後方開口縁(17A)を有する開口(17)を
    上記ボックス本体(12)の上面に形成し、さらに該開
    口(17)に、上記物入れ取付穴(13)の上縁と、上
    記後方開口縁(17A)との間に、配設されるカバー
    (19)であって、上記跳ね上げられた蓋体(16)の
    庇状に延びた突出部(16B)に滑り落ちて、該蓋体
    (16)の後縁(16A)に移動した小物を上記ボック
    ス本体(12)内へ有効に導くことができように、該カ
    バー(19)と該後縁(16A)との間および該後縁
    (16A)とボックス本体(12)の後方開口縁(17
    A)との間に所定の隙間が確保されるカバー(19)を
    設けたことを特徴とする車両用物入れ構造。
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