JPH07179151A - 車両用コンソールボックス - Google Patents

車両用コンソールボックス

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Publication number
JPH07179151A
JPH07179151A JP5325672A JP32567293A JPH07179151A JP H07179151 A JPH07179151 A JP H07179151A JP 5325672 A JP5325672 A JP 5325672A JP 32567293 A JP32567293 A JP 32567293A JP H07179151 A JPH07179151 A JP H07179151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
center console
box
vehicle
opening
Prior art date
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Application number
JP5325672A
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English (en)
Inventor
Kenji Ogawa
健次 小川
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転式のドアを有する車両用コンソールボッ
クスにおいて、カード等薄い物がセンタコンソール本体
とドア周縁の隙間からアウタボックスの底部に脱落する
のを防止する。 【構成】 センタコンソール本体18の内部に位置し、
該センタコンソール本体18の開口に対応して開口部が
形成されたアウタボックス2と、該アウタボックス2の
収納部2d内に位置し、前記センタコンソール本体18
の開口と対応して開口部が形成されたインナボックス3
と、前記センタコンソール本体18の開口部に取り付け
られるドア1とから構成される車両用コンソールボック
スであって、前記センタコンソール本体18の横板18
aと前記インナボックス3の横板3aの隙間に物落防止
部材6が設けられており、カード等薄い物が入っても前
記物落防止部材6で受け止められ、前記アウタボックス
2の底部には落ち込まない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用センタコンソール
に関する。特に自動車の運転席と助手席との間に位置す
るに好適なセンタコンソールに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用センタコンソールは、例えば自動
車室内の運転席と助手席との間に配設される。従来のセ
ンタコンソールに関する技術は特開平4─154451
に開示されている。以下にその内容を説明する。図1は
車両用センタコンソールの外観を示す斜視図である。図
8、図9は本発明の従来技術である。図8は図1のP−
P線で車両幅方向に切断した断面図、図9はセンタコン
ソール本体77の横板77aを省略した分解斜視図を示
している。この従来技術のセンタコンソールは図9に示
されるように、上面に開口が形成された箱状のアウタボ
ックス22を有する。このアウタボックス22は、車両
前後方向且つ上下方向に延びる横板22aと、車両幅方
向且つ前後方向に延びる底板22bと、車両幅方向且つ
上下方向に延びる縦壁22cからなっている。図8に示
されるように、該アウタボックス22の横板22aの開
口端部は、センタコンソール本体77の横板77aの内
側に当接している。該センタコンソール本体77の横板
77aは車両前後方向に延びている。また、図9に示さ
れるように、前記アウタボックス22の収納部22d内
に所定の間隔をおいて配設され、上方に開口部が形成さ
れている箱状のインナボックス33が配設されている。
前記インナボックス33は、車両前後方向且つ上下方向
に延びる横板33aと、車両幅方向且つ前後方向に延び
る底板33bと、車両幅方向且つ上下方向に延びる縦板
33cから構成されている。該インナボックス33は前
記センタコンソール本体77の横板77aの内側に配設
され、且つ前記アウタボックス22の収納部22d内に
設けられている。また一対のドア11、11は、前記セ
ンタコンソール本体77の開口を閉塞するように配設さ
れている。このドア11、11は、前記アウタボックス
の縦板22cに回動可能に取り付けられており、回動す
ることによって開閉するようになっている。これを詳細
に説明すると、前記ドア11の車両前後方向の両端部に
は、ブラケット55が取付けられている。このブラケッ
ト55は、前記アウタボックス22の縦板22cの内側
で且つ縦板22cに平行に配設されている。前記ドア1
1は車両幅方向の左右にそれぞれ1枚ずつ設けられてお
り、前記ブラケット55がそれぞれの前記ドア11の車
両前部と後部に各一枚ずつ設けられる。前記ブラケット
55は、回動軸88を介して前記アウタボックス22の
縦板22cに軸支されており、前記アウタボックス22
の縦板22cに軸支されている回動軸88を中心に回動
可能となる。回動軸88はアウタボックス22の縦壁2
2cに嵌合しており、且つインナボックス33側に突出
した円柱状の突出部を備えている。そして前記ドア11
は前記ブラケット55の回動に伴い揺動して前記センタ
コンソール本体77の開口を開閉し、前記ドア11開時
には図8に示す前記センタコンソール本体77の横板7
7aと前記インナボックス33の横板33aとの隙間A
Aに格納される。前記ドア11には、前記インナボック
ス33に収納された収納物の前記隙間AAへの落下を防
ぐために、車両前後方向の長さが前記ドア11とほぼ同
じである遮蔽部材44が設けられている。該遮蔽部材4
4の一端44aは前記ドア11に取りつけらている。ま
た、前記遮蔽部材44の他端44bは前記ドア11の開
閉状態に関わらず常に前記インナボックス33の横板3
3aに接するように構成されている。図9に示されるよ
うに、前記アウタボックス22の縦板22cにはガイド
孔66が設けられており、前記遮蔽部材44の他端44
bの動きをガイドする。以上の構成により、前記ドア1
1の開放操作時には、前記ドア11に取りつけられた前
記遮蔽部材44の一端44aは前記ドア11とともに下
方へ向かって回動し、前記遮蔽部材44の他端44bが
前記ガイド孔66に沿って下方へと動く。従って、前記
ドア11の開閉状態に関わらず、前記遮蔽部材44の一
端44aと他端44bは、その間の距離を変えずに移動
する。また開放操作中、前記遮蔽部材44の一端44a
が前記インナボックス33の横板33bの上端を通過し
た後、前記インナボックス33に形成された横板33a
と前記センタコンソール本体77の横板77aとの間に
前記ドア11が入り込み、全開状態となる。以上の構成
により、前記インナボックス33の横板33aの上端と
前記ドア11の間に生じる隙間は、前記遮蔽部材44及
びドア11により常に遮蔽されていることになる。従っ
て、前記インナボックス33に収納されている収納物
が、隙間AAより前記アウタボックス22の底部に落ち
込むことを防ぐ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような構造では、ドアの開閉状態に関わらずカード等の
薄い物が、ドア周縁とセンタコンソール本体の開口部と
の隙間を通ってセンタコンソール本体内に進入し、セン
タコンソール本体の底部の見えない位置に脱落してしま
い、紛失してしまうという問題があった。本発明では上
述した問題点を解決するためになされたものであって、
本発明が解決しようとする課題は、ドア周縁とセンタコ
ンソール本体の開口部との間の隙間からカード等の薄い
物が進入した場合でも、外部から見える位置でカード等
の薄い物の移動を規制することにより、カード等の薄い
物の紛失の防止を図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は次の手段を取る。先ず、請求項1にか
かる発明は、上方に開口部が形成された箱状の収納部を
有するセンタコンソール本体と、前記センタコンソール
本体の収納部の内部に所定の間隔をおいて配設され、上
方に開口部が形成されている箱状のインナボックスと、
前記センタコンソール本体の開口部を遮蔽するために回
動可能に配設され、開時において前記センタコンソール
本体と前記インナボックスとの間隙内に格納されるドア
と、からなる車両用コンソールボックスにおいて、前記
センタコンソール本体と前記インナボックスとの間の間
隙内に、該間隙に進入したカード等の薄い物の下方への
落下を防止する物落防止部材が設けられていることを特
徴とする。次に、請求項2にかかる発明は、請求項1に
記載の車両用コンソールボックスにおいて、前記物落防
止部材は、前記ドアの回転軌跡と干渉しない部位に設け
られていることを特徴とする。更に、請求項3にかかる
発明は、請求項1に記載の車両用コンソールボックスに
おいて、前記物落防止部材は遮断部材と付勢手段とから
構成されていることを特徴とする。更に、請求項4にか
かる発明は、請求項3に記載の車両用コンソールボック
スにおいて、前記遮断部材はフェルト等の低摩擦部材で
構成されることを特徴とする。
【0005】
【作用】上述の手段をとることにより、請求項1の発明
においては、ドアの開閉にかかわらず、センタコンソー
ル本体の開口部とドア周縁には隙間が形成されており、
この隙間からカード等の薄い物が進入することがある
が、進入しても物落防止部材に受け止められ、結果とし
てセンタコンソール本体の底部には落ち込まず、容易に
カード等の薄い物を視認することができる。請求項2の
発明においては、カード等の薄い物が進入した場合、カ
ード等の薄い物の端部が物落防止部材に接し受け止めら
れ、結果としてセンタコンソール本体の底部に落ち込ま
ない。更に、この物落防止部材はドアと干渉しないた
め、ドアの開閉に伴い異音が発生せず、且つドアの意匠
面への傷つきが防止されるとともに、物落防止部材の経
時変化を防止する。請求項3の発明においては、遮断部
材はドアの展開角度に関係なく常にドアに当接し、セン
タコンソール本体とドアの間の隙間を遮断している。従
ってカード等の薄い物がセンタコンソール本体の開口部
とドア周縁の隙間から進入しても、カード等の薄い物は
遮断部材と付勢手段とで構成された物落防止部材により
確実に受けとめられ、それより下方の移動が完全に規制
される。よって、センタコンソール本体の底部に落ち込
む事を確実に防止できる。また請求項4において、請求
項3における物落防止部材がフェルト等の低摩擦部材で
構成されているので、ドアの展開動作に伴うドアと物落
防止部材のこすれによる異音発生が防止される。
【0006】
【実施例】本発明の第1実施例を図1、図2、図3、図
4、図5に基づいて説明する。車両には自動車室内の運
転席と助手席との間に、図1に示されるように、センタ
コンソール本体18が配設されている。詳細に説明する
と、図1のP−P断面図である図4に示されるようにセ
ンタコンソール本体18は、上面に開口するような開口
部18bを備えている。このセンタコンソール本体18
の開口部18bに対応した位置に開口を形成し、内部に
アウタボックス2とインナボックス3が配設されてい
る。このアウタボックス2は、図2に示されるように箱
状であり、車両前後方向且つ上下方向に延びる横板2a
と、車両幅方向且つ前後方向に延びる底板2bと、車両
幅方向且つ上下方向に延びる縦板2cから構成され、収
納部2dを有する。図4に示されるようにアウタボック
ス2の横板2aの開口端部は、センタコンソール本体1
8の横板18aに当接している。また、センタコンソー
ル本体18の横板18aは車両前後方向に延びている。
図2に示されるようにアウタボックス2の開口に対応し
た部位に開口が形成されている箱状のインナボックス3
は、アウタボックス2の収納部2d内に設けられてお
り、車両前後方向且つ上下方向に延びる横板3aと、車
両幅方向且つ前後方向に延びる底板3bと、車両幅方向
且つ上下方向に延びる縦板3cから構成されており、イ
ンナボックス3の内部に電話器19等を収納する収納部
3dが形成されている。センタコンソール本体18とイ
ンナボックス3の開口を遮蔽するためにドア1、1が左
右にそれぞれ1枚ずつ設けられている。このドア1、1
の各々の車両前後方向の両端部にはブラケット9、9が
取りつけられている。このブラケット9、9はアウタボ
ックス2の縦板2cの内側にアウタボックス2の縦板2
cと平行に取りつけられている。さらに、ブラケット
9、9はセンタコンソール本体2の縦板2cに回動軸4
により回動自在に支持されている。この回動軸4はドア
1枚につき前後にそれぞれ1か所ずつ設けられている。
この回動軸4、4を結ぶ部分が図4に示される回転中心
4’となり、この回転中心4’を中心としてドア1は開
閉される。図3に示されるように、この回動軸4はアウ
タボックス2の縦板2cにもうけられた軸受15と嵌合
する。ブラケット9にはインナボックス3の縦板3c側
に水平に突出する円柱よりなる突出部10が第1係合部
として形成されている。この突出部10は、インナボッ
クス3の縦板3cに第2係合部として設けられた水平方
向にのびる長孔である貫通孔17内に、摺動自在に嵌入
されている。この突出部10と回動軸4とは同軸上にな
いように構成されている。図5に示されるようにリンク
部材14は一端14a及び他端14bが一対のドア1、
1の左右のブラケット9、9にそれぞれ連結され、ブラ
ケット9、9のいずれか一方の回動にいずれか他方を連
動させて、回動させている。またドア1の一般面にはド
ア1の開閉動作をスムーズに行うためつまみ部13が形
成されている。インナボックス3は、ドア1の開閉に伴
うブラケット9の回動動作により、上方向あるいは下方
向に連動移動するように構成されている。詳細に説明す
ると、ブラケット9に設けられた突出部10が、ブラケ
ット9の回動により円弧状の運動をする。この時、ブラ
ケット9の突出部10がインナボックス3に形成された
貫通孔17に摺動可能に嵌入しているので、突出部の円
弧状の運動が上下方向の運動に変換され、その結果イン
ナボックス3が上下に動かされることになる。なお、図
2に示されるように、アウタボックス2とブラケット9
の位置関係を保持するために、トーションばね16が連
結されている。このトーションばね16は一端16aが
アウタボックス2の縦板2cに、他端16bがブラケッ
ト9に固定されている。そして16aと16bの間は伸
縮可能に形成されている。このトーションばね16はタ
ーンオーバー機構を備えている。具体的には、ドア1が
閉まっている状態から開くように力が加えられた場合、
ドア1の開度がある基準位置までは、ドア1はトーショ
ンばね16によりドア1が開くように付勢され、ドア1
の開度がある基準位置を越えると閉まるように付勢され
る。また図4に示されるように、ドア1の回転軌跡と干
渉しない部位で且つドア1の開時にドア1が格納される
センタコンソール本体18の横板18aとインナボック
ス3の横板3aの隙間の下方に、物落防止部材であるリ
ブ6を設ける。リブ6はセンタコンソール本体18の横
板18aとアウタボックス2の横板2aの上端に接触し
て設けられ、且つ車両前後方向の長さがドア1とほぼ同
じとなっている。更にリブ6はセンタコンソール本体1
8の横板18aからアウタボックス2の底板2bに向か
って下降する階段状に設定されており、ドア1の回転軌
跡に沿って設けられている。従って、センタコンソール
本体18の開口部18b側から見たリブ6の面積が大き
くなり、カード等の薄い物5を受ける範囲が広げられ
る。この階段状のリブ6は30から40mmピッチで設
定するとよい。
【0007】次に、図5をもとにドア1の開閉作動につ
いて説明する。図5の(a)はドア1が閉状態で、セン
タコンソール本体18の開口を閉塞した状態である。図
5(b)で示されるように、ドア1をつまみ部13を介
して回転させると、ドア1に加わった作用力は、一方の
ブラケット9を矢印X1方向に回動させる。するとこの
回動力はリンク部材14によって他方のブラケット9に
伝達され、他方のブラケット9は矢印X2方向に回動す
る。この両方のブラケット9の回動によって突出部10
が、貫通孔17を介してインナボックス3を図5の
(c)で示されるように上方へ動かす。また、図4では
ドア1が開いた場合には、ドア1は二点鎖線で示される
1’の位置に、インナボックス3は二点鎖線で示される
3’の位置に移動される。ここで本実施例においては、
ドア1とセンタコンソール本体18の横板18aの隙間
からカード等の薄い物5が進入しても、リブ6の上面の
いずれかにカード等の薄い物5の端部が当接し、アウタ
ボックス2の底板2bの部位までは脱落しない。従っ
て、カード等の薄い物5がアウタボックス2の底板2b
まで落ち込み紛失するということが防止される。またリ
ブ6自体はカード等の薄い物5を受け止めるが、その作
用に伴う劣化が少なく、耐久性のよい物落防止部材を提
供することができる。またリブ6はドア1に接触してい
ないので、ドア1の展開時にこすれ音等の異音が発生し
ない。
【0008】以上説明したリブ6については、アウタボ
ックス2と一体成形してもよいし、別体でもよい。また
本実施例ではリブ6を階段状としたが、階段状でなくて
も構わない。なお、本実施例では車両前後方向に連続し
てリブ6が設けられているが、部分的に欠落した部分が
あってもよい。。またセンタコンソール本体18の開口
部18bは本実施例では長方形状となっているが、長方
形に限らずこれに類似する形であればよい。
【0009】次に第2実施例について図6のドア閉時に
おける車両用センタコンソールの断面図と図7のドア開
時における車両用センタコンソールの断面図に基づいて
説明する。図6に示されるように第2実施例は、第1実
施例のリブ6の代わりに遮断部材であるフェルト7aと
付勢手段である7bとで構成された物落防止部材7が設
けられた技術である。センタコンソール本体18の横板
18aの内側に、車両前後方向に延びているフェルト7
aが取りつけられる。フェルト7aは車両前後方向の長
さがドア1とほぼ同じであり、フェルト7aの下端はセ
ンタコンソール本体18の横板18aの内側7a’の部
位で両面粘着テープ、かしめ等の固定手段により固定さ
れ、上端は自由端とされている。この内側7a’の固定
部位より上方に付勢手段としてウレタン7bを配設す
る。ウレタン7bは車両前後方向の長さがドア1とほぼ
同じで、車両前後方向に伸びるようにセンタコンソール
本体18の横板18aに両面粘着テープ、或いは接着剤
等の固着手段により貼りつけられている。ゆえに、少な
くともフェルト7aの上端部は、ウレタン7bの付勢力
によりドア1側に常に付勢されているため、ドア1の回
転角度に関係なく常にドア1に当接している。尚、ドア
1の開いていく過程は第1実施例と同様である。次に第
2実施例の作用を説明する。ドア1閉時にはドア1とセ
ンタコンソール本体18の横板18aの間に隙間Aが形
成されるが、センタコンソール本体18の横板18aに
貼り付けられているウレタン7bが、ドア1に接するフ
ェルト7aとセンタコンソール本体18の横板18aと
で圧縮された状態であり、隙間Aがウレタン7b及びフ
ェルト7aにより遮蔽されている。従ってこの時カード
等の薄い物5が進入してもウレタン7b及びフェルト7
aによって受けとめられ、それより下方への落下が防止
される。
【0010】また、図7で示されるように、ドア1が最
大限開いた状態ではセンタコンソール本体18の横板1
8aとドア1の隙間Bが形成され、隙間Bは隙間Aより
大きくなる。しかし、ドア閉時に圧縮されていたウレタ
ン7bが、フェルト7aをドア1側に付勢しているた
め、フェルト7aの上端部がドア1に接触し、隙間Bを
遮蔽する。従ってドア1とセンタコンソール本体18の
横板18aとの隙間に進入したカード等の薄い物5はフ
ェルト7aとウレタン7bとで受けとめられ、それより
下方への落下が防止できる。また、ドア1で接触してい
るフェルト7aは低摩擦部材であるので、ドア1とフェ
ルト7aがこすれて異音がでるということはない。フェ
ルト7aがウレタン7bによりドア1側へ付勢されてい
るので、ドア1とセンタコンソール本体18の横板18
aの隙間が、ドア1の展開角度に関係なく常に物落防止
部材7により遮断されている。よってドア1とセンタコ
ンソール本体18の横板18aの隙間が進入したカード
等の薄い物5は、物落防止部材7により受け止められる
ためアウタボックス2の底部に落ちる事はない。
【0011】また、遮断部材としてフェルト7aが用い
られているが、塩化ビニール表面にシリコン構成材料と
ウレタン構成材料からなる異音防止コーティング材を塗
布したものを用いても良い。このように遮断部材がドア
1と接触する部位を低摩擦部材で構成するので、ドア1
と遮断部材とのこすれによる異音の発生が防止される。
【0012】
【発明の効果】本発明における車両用センタコンソール
の構造では、物落防止部材を設ける事により、ドア周縁
とセンタコンソール本体の開口部との隙間からカード等
の薄い物が進入しても物落防止部材で受けとめられるた
め、センタコンソール本体の底部への落下が防止され
る。従って、カード等の薄い物がドア周縁とセンタコン
ソール本体の開口部との隙間から進入しても、容易に発
見できる位置で受けとめられるので、紛失を防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用センタコンソールの斜視図
【図2】本実施例におけるセンタコンソールの全体を斜
視して示す斜視図
【図3】センタコンソールを図2におけるZ−Z断面で
切断した図(第1実施例)
【図4】センタコンソールを図2におけるY−Y断面で
切断した図(第1実施例)
【図5】センタコンソールを車両前方から見たドアの開
閉動作を示す図(第1実施例)
【図6】センタコンソールを図2におけるY−Y断面で
切断した図(第2実施例)
【図7】図5のドア開時における図
【図8】従来のセンタコンソールを図1のP−P線に沿
う平面において切断した図
【図9】従来のセンタコンソールの分解斜視図(センタ
コンソール本体の横板を省略)
【符号の説明】
1 ・・・ドア 2 ・・・アウタボックス 2a・・・横板 2b・・・底板 2c・・・縦板 3 ・・・インナボックス 3a・・・横板 3b・・・底板 3c・・・縦板 4 ・・・回動軸 5 ・・・カード等の薄い物 6 ・・・リブ(物落防止部材) 7a、7b・・・物落防止部材 7a・・・フェルト(遮断部材) 7b・・・ウレタン(付勢手段) 9 ・・・ブラケット 18・・・センタコンソール本体 18a・・・横板 18b・・・開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に開口部が形成された箱状の収納部を
    有するセンタコンソール本体と、 前記センタコンソール本体の収納部の内部に所定の間隔
    をおいて配設され、上方に開口部が形成されている箱状
    のインナボックスと、 前記センタコンソール本体の開口部を遮蔽するために回
    動可能に配設され、開時において前記センタコンソール
    本体と前記インナボックスとの間隙内に格納されるドア
    と、からなる車両用コンソールボックスにおいて、 前記センタコンソール本体と前記インナボックスとの間
    の間隙内に、該間隙に進入したカード等の薄い物の下方
    への落下を防止する物落防止部材が設けられていること
    を特徴とする車両用コンソールボックス。
  2. 【請求項2】前記物落防止部材は、前記ドアの回転軌跡
    と干渉しない部位に設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の車両用コンソールボックス。
  3. 【請求項3】前記物落防止部材は遮断部材と付勢手段と
    から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    車両用コンソールボックス。
  4. 【請求項4】前記遮断部材はフェルト等の低摩擦部材で
    構成されることを特徴とする請求項3に記載の車両用コ
    ンソールボックス。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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