JP3484862B2 - 二輪車のカウリング装置 - Google Patents

二輪車のカウリング装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、二輪車の前方部を
覆うカウリングに関し、特にその上縁部に透光性部材な
どからなるスクリーンを固定した二輪車のカウリング装
置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、二輪車のカウリング装置として
は、例えば図8に示すようにしたものがある。このカウ
リング装置Cは二輪車の前方部を覆うものとなってお
り、カウリング本体C1の上縁部に、ネジB1にてスク
リーンC2が固定されている。また、このカウリングC
の取り付けは、カウリング本体C1の内面側に一体成形
してなるリブRを車体側に締着することにより行う。従
って、カウリングCの車体への取り付け強度はリブRの
強度に大きく影響されることとなり、リブRの強度を確
保するためには、リブRの肉厚を厚く設定する必要があ
る。 【0003】ところが、リブRの肉厚を厚く設定する
と、成形されたカウリング本体C1の表面部分におい
て、図9に示すようにリブRに対応する位置にひけC1
aが発生し、外観が著しく損なわれるという不都合が生
じる。このため、これまでは、ひけC1aが発生しても
目立たないような位置にリブRを形成したり、リブRの
基端部R1を薄肉に形成したりするといった対策を講じ
ていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにひけC1aが目立たないようにするためには、リ
ブRの形成位置がかなり制約され、設計上多大な困難を
伴うという問題があり、また、リブRの基端部R1を薄
肉に形成した場合、強度が低下すると共に、これを成形
するための金型構造が複雑になるという問題がある。 【0005】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたものであって、カウリング表面に発生するひ
けが外観上目立たなくして、外観品質を向上できる二輪
車のカウリングを提供することを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、二輪車の車体
前方部を覆う、金型で一体成形されたカウリング本体の
上縁部の上方へと突出する重合部にスクリーンの下縁部
重合・固定してなる二輪車のカウリング装置におい
て、前記カウリング装置は、カウリング本体の下部と上
部に車体側への取付け部を備え、前記下部取付け部はカ
ウリング本体下部の下向き面に設けられ、上部取付け部
カウリング本体上縁部のスクリーンとの重合部内側面
車体側のブラケットに締着するための突起を該カウリ
ング本体と一体形成する一方、前記重合部にスクリーン
の下縁部分を外側から重合・固定すると共に、少なくと
も前記重合部に重なるスクリーンの部分を低透明度の色
調に形成した二輪車のカウリング装置である。低透明度
には、半透明度或いは不透明度がある。 色調には、白黒
などのモノトーンも含むものである。これによれば、必
要とする強度に応じた厚さに突起を形成し、カウリング
の表面にひけが発生したとしても、そのひけはスクリー
ンの低透明度の色調をなす部分に覆われるため外観が損
なわれることがない。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は実施形態に係るカウリング
装置1を装備してなる自動二輪車20を示す側面図であ
る。ここに示す自動二輪車20の車体は、フレーム21
によってその骨格を形成され、フレーム21のヘッドパ
イプ21aには、前輪22を支承するフロントフォーク
23がアッパーブラケット24及びアンダーブラケット
25を介して支持されており、また、ヘッドパイプ21
aから斜め後方に延出するアッパーパイプ21bとヘッ
ドパイプ21aから下方へと延出するダウンチューブ2
1c等とによって挟まれる空間にエンジン26が搭載さ
れている。 【0008】一方、この自動二輪車20には、その車体
前方部、すなわちヘッドパイプ21aの前方部を覆うカ
ウリング装置1が取り付けられている。図2ないし図7
はこのカウリング装置1の詳細を示す。ここに示すカウ
リング装置1は、図3及び図4に示すように、左右対称
の湾曲形状をなすカウリング本体2と、このカウリング
本体2に固定されるスクリーン4とからなる。このう
ち、カウリング本体2の左右両側面部2a,2bの各上
縁部には、それぞれ上方へと突出するように形成した重
合部3a,3bが形成されている。 【0009】この重合部3a,3bには透明部材によっ
て形成されたスクリーン4における両側の下縁部4a,
4bの内面が外方より重合するようになっており、この
重合部3a,3bと下縁部4a,4bとがネジ4c等に
よって固定される。また、重合部3a,3bに重なるス
クリーン4の下縁部4a,4bは、不透明ないしは半透
明の色調を有しており、外部から内方に位置する重合部
3a,3bを透視し得ないものとなっている。また、前
記重合部3a,3bの内面には、内方へ向けて突出する
突起3c,3dが一体成形されている。この突起3c,
3dは、図6及び図7に示すようにコ字状の縦断面形状
をなす周壁部31と、この周壁部31の一端に固定され
た締着面32とよりなる。 【0010】そして、この実施の形態において上記カウ
リング装置1は、前記フロントフォーク23に左右一対
の取付部材(ここでは左方のみを示す)を介して固定さ
れ、ハンドル28と共に移動する、所謂ハンドルマウン
トタイプとなっている。すなわち、左右一対のフロント
フォーク23に固定されたヘッドランプブラケット7の
一端部7aには取付金具8の一端部がネジ8aによって
固定され、さらにこのブラケット7の他端部は前記突起
3a,3bの周壁部31に囲繞される空間内に挿入さ
れ、ネジ10によって固定される。また、フロントフォ
ーク23に固定されるアンダーブラケット9には、取付
金具11が固定され、さらに取付金具11がネジ12に
よってカウリング本体2に固定されるようになってお
り、このようにして固定されたカウリング装置1は、ヘ
ッドパイプ23及びメータ類27などの前方部を覆って
いる。 【0011】ところで、上記カウリング装置1では、そ
の取付強度を確保するために、突起部3c,3dを十分
な肉厚に設定し、必要十分な剛性をもたせたものとなっ
ているため、重合部3bの表面には、突起部3c,3d
との対向位置において引きが発生する可能性がある。し
かしながら、突起部3c,3cは、不透明あるいは半透
明な色調によって形成されたスクリーン4の下縁部4a
によって覆われているため、外方からひきが透視される
ことはなく、優れた外観品質を得ることができる。 【0012】なお、上記実施の形態においては、カウリ
ング本体2をフロントフォーク23に固定してなるカウ
リング装置に本発明を適用した場合を説明したが、カウ
リング本体2を装置側に取り付け、ハンドル28操作に
拘りなく定位置に保持されるいわゆるフレームマウント
タイプのカウリング装置にも本発明は適用可能である。 【0013】また、上記実施の形態においては、カウリ
ング本体2の重合部2aに重なるスクリーン4の下縁部
4aを不透明な色調によって形成した場合を例にとり説
明したが、スクリーン全体を前方の視認性が損われない
程度の低透明度を有する色調、例えば、スモークなどに
よって形成しても、重合部表面に発生したひけを目立た
なくするという本発明の所期の目的は十分に達成可能で
ある。 【0014】 【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るカウ
リング装置は、カウリング本体のスクリーンとの重合部
内面に二輪車の車体側へとカウリング本体を締着するた
めの突起を設けると共に、少なくとも前記重合部に重な
るスクリーンの部分を低透明度の色調に形成したたた
め、突起の肉厚を十分な厚さに設定したとしても、それ
に伴ってカウリング表面に発生するひけをスクリーンの
低透明度部分で覆うことにより目立たなくすることがで
き、すぐれた外観品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係るカウリング装置を装
備してなる自動二輪車を示す側面図である。 【図2】本発明のカウリング装置の実施の形態を示す分
解斜視図である。 【図3】図2に示したカウリング装置におけるカウリン
グ本体を示す側面図である。 【図4】図3に示したものの平面図である。 【図5】図2に示したカウリング本体にスクリーンを装
着した状態を示す側面図である。 【図6】図5におけるA−A線断面図である。 【図7】図5におけるB−B線断面図である。 【図8】従来のカウリング装置を示す側面図である。 【図9】図8に示したもののC−C線断面図である。 【符号の説明】 1 カウリング装置 2 カウリング本体 3a,3b 重合部 3c,3d 突起 4 スクリーン 4a スクリーンの下縁部 20 自動二輪車 21 フレーム

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 二輪車の車体前方部を覆う、金型で一体
    成形されたカウリング本体の上縁部の上方へと突出する
    重合部にスクリーンの下縁部を重合・固定してなる二輪
    車のカウリング装置において、前記カウリング装置は、カウリング本体の下部と上部に
    車体側への取付け部を備え、前記下部取付け部はカウリ
    ング本体下部の下向き面に設けられ、上部取付け部は
    ウリング本体上縁部のスクリーンとの重合部内側面に車
    体側のブラケットに締着するための突起を該カウリング
    本体と一体形成する一方、前記重合部にスクリーンの下縁部分を外側から重合・固
    定すると共に、 少なくとも前記重合部に重なるスクリー
    ンの部分を低透明度の色調に形成したことを特徴とする
    二輪車のカウリング装置。
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BRPI0901006B1 (pt) * 2008-03-07 2018-09-18 Yamaha Motor Co Ltd veículo do tipo de montar

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