JP3484553B2 - フィルムシートの貼り合わせ方法及び貼合フィルムシート - Google Patents

フィルムシートの貼り合わせ方法及び貼合フィルムシート

Info

Publication number
JP3484553B2
JP3484553B2 JP05521795A JP5521795A JP3484553B2 JP 3484553 B2 JP3484553 B2 JP 3484553B2 JP 05521795 A JP05521795 A JP 05521795A JP 5521795 A JP5521795 A JP 5521795A JP 3484553 B2 JP3484553 B2 JP 3484553B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
film
lens
film sheet
laminating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05521795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08224785A (ja
Inventor
聡 中前
一十六 渡辺
弘 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP05521795A priority Critical patent/JP3484553B2/ja
Publication of JPH08224785A publication Critical patent/JPH08224785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3484553B2 publication Critical patent/JP3484553B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の自立性に乏しい
フィルムシートを貼り合わせる方法、特に、貼り合わさ
れる面に微細な凹凸形状が形成されている、例えば、プ
ロジェクションスクリーンに用いられるフレネルレンズ
やレンチキュラーレンズ等のフィルムレンズシートの貼
り合わせ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から2枚またはそれ以上の透明なシ
ートを貼り合わせる際には、接着剤を一方のシートの周
辺部に塗布し、別のシートを重ね合わせた後、その上か
らスポンジロ−ル等で圧着することが行われている。し
かしながら,上記のような貼り合わせ方法において、通
常、接着剤が塗布される側のシートは、貼り合わせ台等
に固定されるが、もう一方のシートは、接着剤が塗布さ
れたシート上に単に積層された状態であるため、2枚の
シートに位置ずれを生じていた。ロ−ルで圧着する力を
小さくすることにより、位置ずれの量も小さくすること
ができるが、ロ−ルの圧着力を小さくすることは、シー
ト間の接着不足や密着不足の原因となり、十分に接着さ
れなかった箇所からシワや浮きが発生してしまうという
問題があった。これらの欠点は、プロジェクションスク
リーンとして用いられるフレネルレンズやレンチキュラ
ーレンズ等のレンズシートどうしの貼り合わせ等、レン
ズピッチなどの正確な位置合わせが必要なシートの貼り
合わせにおいて特に問題となっていた。
【0003】また、プロジェクションスクリーンにおい
ては、近年、レンズ厚みに基づく迷光等の影響をさける
ためレンズの厚みを薄くする要請が強く、このためフィ
ルム状のレンズシート(以下、フィルムレンズシートま
たはフィルムシートという)が製造されるようになって
いる。これらフィルムレンズシートのようなフィルムシ
ートは、厚みが薄く、取扱いが困難なため、これらのフ
ィルムシートを貼り合わせようとしても、上述の欠点が
ことさら顕著に現れ、シワや浮きが発生し、うまく貼り
合わせることができないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、複数の薄くて
自立性に乏しいフィルムシートを貼り合わせる際に、位
置ずれを生じることなく、フィルムシートにシワや浮き
を発生させずに、しかも作業性がよい貼り合わせ方法を
提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
手段は、2枚またはそれ以上のフィルムシートを貼り合
わせる方法において、一方のフィルムシート5を多数の
吸引孔を有する貼り合わせ台101上に吸引固定し、該
フィルムシート5の少なくとも対向する2辺に接着剤を
塗布し、前記接着剤を塗布したフィルムシート5上に、
貼り合わせるもう片方のフィルムシート4を積層した
後、両方のフィルムシート4及び5を静電気で帯電させ
て固定し、前記固定したフィルムシート4の上方からロ
−ル103で圧着することを特徴とするフィルムシート
の貼り合わせ方法である。本発明の請求項2記載の手段
は、前記フィルムシート4及び5が背面投射型プロジェ
クションテレビ用のレンズシートであることを特徴とす
る請求項1記載のフィルムシートの貼り合わせ方法であ
る。本発明の請求項3記載の手段は、請求項2におい
て、前記貼り合わせ台101上に吸引固定されるレンズ
シート5のレンズ部510の外側の対向する2辺には非
有効部511、511が設けられ、該非有効部511、
511は、前記レンズ部510を構成するレンズ単位の
うち最もレンズ高さの大きいレンズ単位と同一高さの凸
状部511aを複数有しており、該非有効部511、5
11に接着剤18を塗布して接着部としたことを特徴と
するフィルムシートの貼り合わせ方法である。本発明の
請求項4記載の手段は、請求項3において、前記非有効
部511、511に接着剤18を塗布したレンズシート
5上に積層するもう片方のレンズシート4の貼り合わせ
面には、前記非有効部511、511の凸状部511a
と互いに凹凸嵌合する型部411aが形成されており、
貼り合わせる際に、前記凸状部511aと型部411a
とを互いに嵌合させ接着することを特徴とするフィルム
シートの貼り合わせ方法である。本発明の請求項5記載
の手段は、上記請求項1〜4記載のフィルムシートの貼
り合わせ方法により貼り合わされた貼合フィルムシート
である。
【0006】本発明に用いる接着剤としては、特に限定
されるものはなく、一般的には、アクリル共重合系、エ
ポキシ系、シアノアクリレート系等の接着剤を用いるこ
とができ、接着時間をできるだけ短縮しようとする場合
には、シアノアクリレート系の例えば、スリーボンド3
080(3M)、セメダイン3000DXL、DXHゼ
リー状(セメダイン(株))やアロンアルファーシリー
ズ(東亜合成化学(株))などを用いることができる。
ただし、フィルムシートがプロジェクションスクリーン
用のフィルムレンズシートである場合には、硬化後あま
り固くならずエラストマー(常温でゴム状弾性を有す
る)のように若干の粘りを有する接着剤を用いることが
好ましい。これは、プロジェクションスクリーンを使用
する環境内の温度や湿度の変化が大きく、これらの変化
に伴って、フィルムレンズシートが収縮、膨張など様々
に変形するため、これらの変化に追従することができる
ようにするためである。フィルムシートへの帯電は、フ
ィルムシートの厚さにより変化するが、帯電させるフィ
ルムシートと電極との間を20〜30mmに設定した場
合、最低5KV、最大で50KVの範囲で、通常は10
〜30KVの電荷量をフィルムシートに与えることによ
り帯電させる。
【0007】
【作用】本発明は、2枚またはそれ以上のフィルムシー
トを貼り合わせる方法において、一方のフィルムシート
を多数の吸引孔を有する貼り合わせ台上に吸引固定し、
該フィルムシートの少なくとも対向する2辺に接着剤を
塗布し、前記接着剤を塗布したフィルムシート上に、貼
り合わせるもう片方のフィルムシートを積層した後、両
方のフィルムシートを静電気で帯電させて固定し、前記
固定したフィルムシートの上方からロ−ルで圧着するこ
とにより、位置ずれを生ずることなく、フィルムシート
にシワや浮きを発生させずに、しかも作業性がよい貼り
合わせ方法を提供することができる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明を実施例によりさらに詳細に
説明する。本実施例は、本発明の貼り合わせ方法を、表
面にリニアフレネルレンズが形成された2枚のフィルム
シート(以下リニアフレネルレンズシートをいう)4、
5の貼り合わせに適用したものである。リニアフレネル
レンズは、多数にレンズ部の稜線方向を一方向に平行に
連ねた形状からなり、「押し出し法」やUV樹脂を回転
するロ−ル成形型上に塗布し、ベースフイルム上に転
写、硬化させる方法などにより連続生産することが可能
であり、生産効率も大幅に改善することができる。この
ため、フレネルレンズが同心円状に形成されているため
枚葉生産せざるを得ないサーキュラーフレネルレンズの
代替レンズとして使用することが提案されている。しか
しながら,リニアフレネルレンズは直線状に連続可変し
ているレンズを配置させるため、レンズを通過する光
は、サーキュラーフレネルレンズが点に集光するのに対
しリニアフレネルレンズは、直線状に集光する。そのた
め、リニアフレネルレンズをサーキュラーフレネルレン
ズの代替レンズとして使用するためには、リニアフレネ
ルレンズを2枚用意し、そのリニアフレネルレンズを水
平方向(垂直集光型リニアフレネルレンズシート)と垂
直方向(水平集光型リニアフレネルレンズシート)に直
交させ重ねて用いる必要がある。以下、フィルムシート
4を水平集光型リニアフレネルレンズシート4、フィル
ムシート5を垂直集光型リニアフレネルレンズシート5
として説明する。
【0009】(実施例1)図1は、本発明の実施例によ
る2枚のリニアフレネルレンズシートの貼り合わせ方法
の概念を、一部を展開して説明する斜視図である。図2
は、図1の貼り合わせ方法の終了した状態を説明する図
であり、図2(a)はその平面図、図2(b)は図2
(a)のA−A矢視図、図2(c)は、貼り合わせ台
と、台上の貼合フィルムシートとの配置を示す側面図で
ある。本実施例では、40インチサイズのプロジェクシ
ョンスクリーンに用いる水平集光型リニアフレネルレン
ズシート4と垂直集光型リニアフレネルレンズシート5
との2枚のフィルムレンズシートを用いた。
【0010】〔2枚のフィルムシートスクリーンの準
備〕 (垂直集光型リニアフレネルレンズシート5の準備)図
4に示す母型7は、レンズ部510の長さは、610m
m、レンズ部510におけるレンズ高差dは92μmと
なっており、レンズ部510の外側両端に、それぞれ最
も深い溝のレンズ型と同一高さ112μmで、かつ、2
7mmの幅に、レンズピッチ112μmで、最もレンズ
高さの大きいレンズ単位と同一高さの凸状部を複数形成
するための切削型部を有する。(以下、完成されたフィ
ルムシートスクリーンにおいては、最もレンズ高さの大
きいレンズ単位と同一高さの凸状部511aを複数形成
された接着部分の型を、非有効部511という)。
【0011】図5に、本実施例の製造方法における、フ
ィルムシート上にレンズを成形する成形機の概略の説明
図を示す。図5(a)は、フィルムシート原反12か
ら、厚み50μmのポリエステルからなるベースフィル
ムシート9をロ−ル17aを介して巻き戻し、ロ−ル状
の母型7へ送る。母型7に対しては、紫外線硬化性樹脂
8がニップ16により供給され、ベースフィルムシート
9と母型7との間にはさまれた紫外線硬化性樹脂8は、
遮光板14を有するUVランプ15により硬化され、次
のロ−ル17bを介して巻き取りロ−ル13として巻き
取られる。レンズ成形物のレンズ部の外側両端に左右の
高さが揃い、均等な厚みで強度を有する取扱い性のよい
部分をもっているので、成形後の巻き取り時に左右の巻
き取り高さを揃えることができた。
【0012】図6(a)及び図6(b)は、それぞれ、
実施例1をやや変形させた態様の垂直集光型リニアフレ
ネルレンズシート5の概念的な斜視図と側面図であり、
図6(c)は、非有効部511の凸状部511aの形を
断面矩形状と変化させた態様での側面図を示し、同様な
結果を得るものである。
【0013】(水平集光型リニアフレネルレンズシート
4の準備)図1に示す水平集光型リニアフレネルレンズ
シート4の裏面に、垂直集光型リニアフレネルレンズシ
ート5の非有効部511の凸状部511aと互いに凹凸
嵌合する型部411aを形成したものを準備する。製造
工程としては、図5(b)に示すように,母型7を2つ
用い、先ず、前記図5(a)に示すような垂直集光型リ
ニアフレネルレンズシート5を製造するのと同じ工程
で、水平集光型リニアフレネルレンズシートのレンズ部
410及び非有効部411に相当する輪切り状の切削部
を有する母型7aのロ−ルにより、ベースフィルムシー
ト9の一方の面に、レンズ部410、非有効部411を
設け、引き続き、母型7bには、図5(c)に部分的な
正面図,図5(d)には側面図で概要を示すように、レ
ンズ部410と直交し、型部411aに相当する切削部
711bを母型7bのロ−ル軸線と平行に設けたものを
用いて、ベースフィルムシート9の反対面に対し、紫外
線硬化性樹脂8をノズル19より供給し、ドクター11
を介して、ベースフィルムシート9と母型7bとの間に
はさまれた紫外線硬化性樹脂8により、型部411aを
設けて水平集光型リニアフレネルレンズシート4を準備
する。
【0014】〔フィルムシートの貼り合わせ〕図1に示
されるように、貼り合わせ方法としては、台上にフィル
ムシートを吸引するための多数の吸入口及び吸引ポンプ
102を備えた貼り合わせ台101の上に、先ず、レン
ズ部510を上面にして、垂直集光型リニアフレネルレ
ンズシート5を置き、吸引ポンプ102で垂直集光型リ
ニアフレネルレンズシート5を吸引固定する。次に、垂
直集光型リニアフレネルレンズシート5の非有効部51
1に接着剤18aを塗布し、貼り合わせる水平集光型リ
ニアフレネルレンズシート4のトンボ(見当合わせマー
ク)4aを、下面の垂直集光型リニアフレネルレンズシ
ート5のトンボ5aに合わせて位置合わせを行い、水平
集光型リニアフレネルレンズシート4の貼り合わせ面に
設けた型部411aと垂直集光型リニアフレネルレンズ
シート5の凸状部511aとを互いに嵌合させて積層し
た後、静電気発生装置にて20KVの電荷をレンズシー
ト4、5に与えることにより帯電させて2枚のレンズシ
ート4、5を密着固定し、固定したレンズシートの上方
から表面の柔らかいスポンジロ−ル103で圧着し、そ
の後除電を行って目的の貼合フィルムシート20を得る
ことができた。
【0015】上記の実施例において、垂直集光型リニア
フレネルレンズシート5と貼り合わせ台101との固定
に帯電による固定を用いた場合、静電気によってその後
水平集光型リニアフレネルレンズシート4を上から積層
する際の位置合わせが困難になるため、貼り合わせ台1
01と垂直集光型リニアフレネルレンズシート5の固定
には吸引ポンプによる吸引固定を行い、水平集光型リニ
アフレネルレンズシート4を積層した後、2枚のレンズ
シートを同時に帯電させた。また、垂直集光型リニアフ
レネルレンズシート5の非有効部511、511にレン
ズ部510を構成するレンズ単位のうち最もレンズ高さ
の大きいレンズ単位と同一高さの凸状部511aを設け
て接着部としたことにより、2枚のフィルムシートの間
隔を一定に貼り合わすことができた。
【0016】また、帯電による密着力に加えて、水平集
光型リニアフレネルレンズシート4に型部411aを設
けて、垂直集光型リニアフレネルレンズシート5の非有
効部511、511の凸状部511aと互いに嵌合させ
て接着させたので、フィルムレンズシートの上からスポ
ンジロ−ル103で圧着しても、2枚のフレネルレンズ
シート4、5が位置ずれを起こすことなく貼り合わせる
ことができた。
【0017】次に、除去のフィルムシート4、5の貼り
合わせに用いられる機器の概要を図7に示す模式的な平
面図(図7(a))と側面図(図7(b))により説明
する。まず、垂直集光型リニアフレネルレンズシート5
が搬送ベルトAによって運ばれてくる。その過程で、交
流式の棒状の除電電極を有する静電除去装置201、2
01により、それまでに帯電していた静電気を除去す
る。続いて、フィルムシート積層位置101aに移動さ
れた、吸引ポンプを内蔵する貼り合わせ台101に、垂
直集光型リニアフレネルレンズシート5をのせ、吸引ポ
ンプで吸引固定し、接着剤を所定箇所に塗布する。次
に、搬送ベルトBにより、水平集光型リニアフレネルレ
ンズシート4を搬送し、その過程で、交流式の静電除去
装置201、201により、それまでに帯電していた静
電気を除去し、除電後垂直集光型リニアフレネルレンズ
シート5に重ね、位置合わせを行う。この際,静電気が
除去されているので、シートが引っ張られてシワが入る
ことはない。次いで、貼り合わせ台101を密着位置1
01bに移動させる。この時、貼り合わせ台101は、
アースが取られ、棒状の帯電電極を有する直流型の帯電
装置202を通過させる。貼り合わせ台101を移動し
た後、スポンジロ−ル103で軽く押さえながら圧着さ
せる。圧着完了後、貼合フィルムシートは、除電装置2
01bの移動により除電される。次に貼り合わせ台10
1のフィルムシートを吸引していた吸引孔よりエアーを
送り、貼合フィルムシートを貼り合わせ台101から取
り除き、搬送ベルトCに移動させる。
【0018】本実施例においては、垂直集光型リニアフ
レネルレンズシート5上に水平集光型リニアフレネルレ
ンズシート4を貼り合わせた場合を示したが、この例と
は逆に水平集光型リニアフレネルレンズシート4上に垂
直集光型リニアフレネルレンズシート5を貼り合わせる
際にも、同様の方法により貼り合わせを行うことができ
る。また、リニアフレネルレンズシート以外にも、薄板
化されたレンチキュラーレンズシートや保護板として使
用される透明なフィルムシート等の貼り合わせにおいて
も本発明の貼り合わせ方法を使用することができる。
【0019】(実施例2)上記実施例1において、垂直
集光型リニアフレネルレンズシート5は、全く同様に、
水平集光型リニアフレネルレンズシート4は、そのベー
スフィルムシート9の反対面の型部411aを設ける後
工程を省いた他は同様の工程で準備した。そして、図3
にその側面図を示すように、接着剤18bを用いて垂直
集光型リニアフレネルレンズシート5の非有効部511
に接着剤を塗布して、実施例1と同様に貼り合わせて目
的の貼合フィルムシート20を得ることができた。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、複数の薄くて自立性に
乏しいフィルムシートを貼り合わせる際に、位置ずれを
生ずることなく、フィルムシートにシワや浮きを発生さ
せずに、しかも作業性がよい貼り合わせを行うことがで
きる。更に、従来の貼り合わせ方法と対比して、比較的
に構造が単純であり、材料の部品点数も接着剤のみと、
容易に複数枚のフィルムシート類を貼り合わることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による2枚のリニアフレネルレ
ンズシートの貼り合わせ方法の概念を、一部を展開して
説明する斜視図である。
【図2】図1の貼り合わせ方法の終了した状態を説明す
る図であり、図2(a)はその平面図、図2(b)は図
2(a)のA−A矢視図、図2(c)は、貼り合わせ台
と台上の貼合フィルムシートとの配置を示す側面図であ
る。
【図3】本発明の別の実施例を示す貼合フィルムシート
の側面図である。
【図4】本発明の実施例によるレンズ部が非対称なフィ
ルムレンズシートの母型と成形されたリニアフレネルレ
ンズシートの概念を示す側面図である。
【図5】実施例の製造方法における、ベースフィルム上
にレンズを成形する成形機の概略の説明図である。
【図6】本発明の実施例の別の態様による垂直集光型リ
ニアフレネルレンズの概念を示説明図である。
【図7】本発明の実施例の貼り合わせ方法に用いられる
機器の概要を模式的に示す平面図と側面図である。
【符号の説明】
4 フィルムシート 4a トンボ 410 レンズ部 411 非有効部 411a 型部 5 フィルムシート 5a トンボ 510 レンズ部 511 非有効部 511a 凸状部 6 レンチキュラーレンズ 7 母型 7a,7b 母型 711b 型部用切削部 8 紫外線硬化性樹脂 9 ベースフィルムシート 11 ドクター 12 フィルムシート原反 13 巻き取りロ−ル 14 遮光板 15 UVランプ 16 ニップ 17 ロ−ル 18 18a 18b 接着剤 19 ノズル 20 貼合フィルムシート 101 貼り合わせ台 101a 貼り合わせ台積層位置 101b 貼り合わせ台密着位置 102 吸引ポンプ 102a フィルムシート固定用吸引孔 103 スポンジロ−ル 201 201b 静電除去装置 202 帯電装置 A B C 搬送ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−6054(JP,A) 特開 平5−237979(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 65/00 - 65/82 B29D 11/00 G03B 21/56 - 21/64

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚またはそれ以上のフィルムシートを
    貼り合わせる方法において、一方のフィルムシートを多
    数の吸引孔を有する貼り合わせ台上に吸引固定し、該フ
    ィルムシートの少なくとも対向する2辺に接着剤を塗布
    し、前記接着剤を塗布したフィルムシート上に、貼り合
    わせるもう片方のフィルムシートを積層した後、両方の
    フィルムシートを静電気で帯電させて固定し、前記固定
    したフィルムシートの上方からロ−ルで圧着することを
    特徴とするフィルムシートの貼り合わせ方法。
  2. 【請求項2】 前記フィルムシートが背面投射型プロジ
    ェクションテレビ用のレンズシートであることを特徴と
    する請求項1記載のフィルムシートの貼り合わせ方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記貼り合わせ台上
    に吸引固定されるレンズシートのレンズ部の外側の対向
    する2辺には非有効部が設けられ、該非有効部は、前記
    レンズ部を構成するレンズ単位のうち最もレンズ高さの
    大きいレンズ単位と同一高さの凸状部を複数有してお
    り、該非有効部に接着剤を塗布して接着部としたことを
    特徴とするフィルムシートの貼り合わせ方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記非有効部に接着
    剤を塗布したレンズシート上に積層するもう片方のレン
    ズシートの貼り合わせ面には、前記非有効部の凸状部と
    互いに凹凸嵌合する型部が形成されており、貼り合わせ
    る際に、前記凸状部と型部とを互いに嵌合させ接着する
    ことを特徴とするフィルムシートの貼り合わせ方法。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜4記載のフィルムシート
    の貼り合わせ方法により貼り合わされた貼合フィルムシ
    ート。
JP05521795A 1995-02-21 1995-02-21 フィルムシートの貼り合わせ方法及び貼合フィルムシート Expired - Fee Related JP3484553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05521795A JP3484553B2 (ja) 1995-02-21 1995-02-21 フィルムシートの貼り合わせ方法及び貼合フィルムシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05521795A JP3484553B2 (ja) 1995-02-21 1995-02-21 フィルムシートの貼り合わせ方法及び貼合フィルムシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08224785A JPH08224785A (ja) 1996-09-03
JP3484553B2 true JP3484553B2 (ja) 2004-01-06

Family

ID=12992458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05521795A Expired - Fee Related JP3484553B2 (ja) 1995-02-21 1995-02-21 フィルムシートの貼り合わせ方法及び貼合フィルムシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3484553B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101797215B1 (ko) 2010-11-17 2017-11-13 한화테크윈 주식회사 그래핀 시트 및 그래핀 재생 방법

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008015969A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Dainippon Printing Co Ltd 非接触型データキャリア用導電部材の製造方法及び装置
WO2009089104A1 (en) * 2008-01-04 2009-07-16 Technology Graphics, Inc. Markable label and method of manufacture
JP5910177B2 (ja) * 2012-03-05 2016-04-27 大日本印刷株式会社 透過型スクリーンの製造方法
US20140009838A1 (en) * 2012-07-03 2014-01-09 3M Innovative Properties Company Decorative film articles utilizing fresnel lens films
CN103600312A (zh) * 2013-10-14 2014-02-26 万向硅峰电子股份有限公司 一种贴硅抛光片模板的方法
JP5816388B1 (ja) * 2015-05-07 2015-11-18 信越エンジニアリング株式会社 貼合デバイスの製造方法及び貼合デバイスの製造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101797215B1 (ko) 2010-11-17 2017-11-13 한화테크윈 주식회사 그래핀 시트 및 그래핀 재생 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08224785A (ja) 1996-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101800573B1 (ko) 2차원 및 3차원 영화를 디스플레이하기 위한 영사 스크린 및 이를 이용하는 방법
JP3484553B2 (ja) フィルムシートの貼り合わせ方法及び貼合フィルムシート
US20090130342A1 (en) Optical sheet for display and method for producing and packaging the same
CN208334896U (zh) 一种圆柱形光学结构的菲涅尔正投影光学屏幕和投影显示系统
US20090073566A1 (en) Optical sheet for display unit and manufacturing method thereof
CN109166461B (zh) 显示面板及其制造方法、以及显示装置
US20060145374A1 (en) Method for producing optical sheet, optical sheet, and method for producing lenticular lens sheet
CN115256978A (zh) 一种防止气泡产生的模切方法
US7850813B2 (en) Method for producing a functional member having no base material
JP3308140B2 (ja) 透過型スクリーン用レンチキュラーシート
KR100383295B1 (ko) 배면투사형 스크린용 플라스틱 시트
KR20090069184A (ko) 렌즈 시트 제조 방법 및 장치
JP3020652B2 (ja) マルチプロジェクタ用フレネルレンズおよびその製造法
JP6395301B2 (ja) テスト用フレキソ印刷版とその製造方法、および液晶表示素子の製造方法
JP2640081B2 (ja) 偏光板付反射体並びに反射体
JP6802973B2 (ja) 印刷用樹脂原版の製造方法、フレキソ印刷版の製造方法、および液晶表示素子の製造方法
JP3665836B2 (ja) フィルムスクリーンの製造装置及び製造方法
TWI790158B (zh) 前光模組之製造組裝方法及其設備
JPH08201603A (ja) フィルム状レンズシート及びその製造方法
JP3815510B2 (ja) 微小体の配列装置
CN101528443A (zh) 镜片制造方法及装置
JP5153494B2 (ja) 基材レス機能性部材の製造方法
JP2002107835A (ja) レンチキュラーレンズシート、背面投射型スクリーン及びその製造方法
JPH1152106A (ja) 平面型レンズ及びその製造方法並びに背面投射型プロジェクタ用スクリーン
JP2003248273A (ja) 背面投写型マルチスクリ−ン及び背面投写型マルチ表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030924

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees