JP3484027B2 - 平板材のアンローディング装置 - Google Patents

平板材のアンローディング装置

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JP3484027B2
JP3484027B2 JP34401796A JP34401796A JP3484027B2 JP 3484027 B2 JP3484027 B2 JP 3484027B2 JP 34401796 A JP34401796 A JP 34401796A JP 34401796 A JP34401796 A JP 34401796A JP 3484027 B2 JP3484027 B2 JP 3484027B2
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peeling
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達也 山田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、プラズマ
ディスプレイに使用されるガラス基板を、定盤上に載置
して焼成炉にて焼成した後に、そのガラス基板を、定盤
から剥離してアンローディングするため等のように、定
盤上に載置された平板材を定盤から剥離してアンローデ
ィングするための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイ装置に使用される
ガラス基板は、定盤に載置した状態で焼成炉にて焼成さ
れた後に、定盤からアンローディングされて、所定の加
工工程を経ることにより、プラズマディスプレイ装置と
される。
【0003】焼成炉にて焼成されたガラス基板は、平面
性に優れた定盤の上面に密着した状態になっている。こ
のために、ガラス基板を定盤からアンローディングする
ために、ガラス基板を定盤から剥離させる必要がある。
定盤からのガラス基板の剥離は、通常、ヘラ等を使用し
て、手作業によって行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、ヘラ等を使用して定盤に密着したガラス基板を手
作業にて剥離する場合には、一人の作業員では、ガラス
基板の側縁部を周方向に順番に定盤から剥離させなけれ
ばならず、作業効率が悪いという問題がある。また、手
作業によるガラス基板の剥離作業の効率を向上させるた
めには、複数の作業員が必要になる。しかも、ヘラ等を
使用してガラス基板を定盤から剥離させる場合には、ガ
ラス基板を破損させるおそれもある。
【0005】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、ガラス基板等の平板材を、破損さ
せることなく効率よく定盤から剥離させることができ、
従って、定盤からの平板材のアンローディング作業の効
率を著しく向上させることができる平板材のアンローデ
ィング装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の平板材のアンロ
ーディング装置は、定盤上に載置された平板材を、定盤
からアンローディングするための装置であって、定盤に
対して上下方向および水平方向に移動可能であって水平
状に配置された矩形状の支持体と、この支持体の各側縁
部の下方にて、その支持体の内側に向かって先端が延出
した状態で、その先端が上下方向に回動し得るようにそ
れぞれ支持された平板状の剥離爪をそれぞれ有してお
り、各剥離爪は、その先端部が定盤上面にそれぞれ接し
た状態で支持体の内外方向にそれぞれ同期してスライド
されるようになっている複数の剥離機構と、前記支持体
における相互に対向する各側縁部の下方にて、その支持
体の内側に向かって先端が延出した状態で、その支持体
の内外方向にそれぞれスライド可能に支持された平板状
の把持部をそれぞれ有しており、各把持部が定盤上を摺
接するようになった複数の把持機構と、を具備すること
を特徴とする。
【0007】前記各剥離機構には、それぞれの剥離爪を
支持体の内側に向かってスライドさせる際に、各剥離爪
に過負荷が加わっていることをそれぞれ検知する過負荷
センサーがそれぞれ設けられている。
【0008】前記支持体には、支持体の下降によって各
剥離爪の先端部が定盤に接触したことを検知するレベル
補正用センサーが設けられている
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の平板材のアンローディン
グ装置の実施の形態の一例を示す正面図、図2はその平
面図である。このアンローディング装置は、プラズマデ
ィスプレイを構成するガラス基板を製造するに際して、
定盤上に載置された状態で焼成炉にて焼成されたガラス
基板を、定盤からアンローディングするために使用され
るものであり、水平方向(X−Y方向)および上下方向
(Z方向)に移動可能になったロボットアーム61の先
端部に取り付けられている。
【0011】基板材のアンローディング装置は、長方形
の平板状をしてロボットアーム61の先端部に水平状態
で取り付けられた支持体10を有している。従って、支
持体10は、水平方向および上下方向に移動可能になっ
ている。この支持体10には、ガラス基板を定盤62か
ら剥離するための4つの剥離機構20と、定盤62から
剥離されたガラス基板63を支持する4つの基板把持機
構30と、ガラス基板63とともに定盤62を支持する
4つの定盤把持機構40とが、それぞれ取り付けられて
いる。
【0012】各剥離機構20は、支持体10における長
手方向に沿って延びる各側縁部の中央部、および、幅方
向に沿って延びる各側縁部の中央部にそれぞれ配置され
ている。各定盤把持機構40は、支持体10の長手方向
に沿って延びる各側縁部における各コーナー部に近接し
た位置にそれぞれ配置されている。各基板把持機構30
は、支持体10における相互に対向した長手方向に沿っ
て延びる各側縁部における各剥離機構20と各定盤把持
機構40との間にそれぞれ配置されている。
【0013】図3は、剥離機構20の一部破断平面図、
図4は、その正面図である。剥離機構20は、支持体1
0の側部上面に、支持体10の内外方向に沿った直線状
に取り付けられたガイドレール21と、そのガイドレー
ル21にスライド可能に係合された駆動ブロック22
と、駆動ブロック22の外側にてガイドレール21にス
ライド可能に係合された従動ブロック23とを有してい
る。
【0014】駆動ブロック22の側方には、駆動ブロッ
ク22のスライド方向と同方向に沿うように駆動ベルト
51が配置されており、この駆動ベルト51に駆動ブロ
ック22が連結されている。駆動ブロック22は、駆動
ベルト51によって、支持体10の内外方向に沿ってス
ライドされるようになっている。駆動ブロック22の外
側に配置された従動ブロック23は、3本の引っ張りバ
ネ25によって駆動ブロック22に接するように付勢さ
れている。駆動ベルト51は、従動ブロック23の側方
に配置された従動プーリ52に巻き掛けられている。
【0015】駆動ブロック22における駆動ベルト51
の遠方側の側面には、近接スイッチを使用した過負荷セ
ンサー27が取り付けられている。従動ブロック23の
側面には、この過負荷センサー27に対向するように被
検知体28が取り付けられており、従動ブロック23が
各引っ張りバネ25の付勢力に抗して駆動ブロック22
から所定の距離だけ離れた状態になると、過負荷センサ
ー27が動作するようになっている。過負荷センサー2
7は、駆動ブロック22が従動ブロック23を牽引して
いる際に、従動ブロック23に過負荷が加わって、駆動
ブロック22と従動ブロック23との間隔が大きくなる
ことによって動作すると、駆動ブロック22のスライド
が停止されるように構成されている。
【0016】従動ブロック23は、支持体10の側縁よ
りも外側に延出した状態になっており、その先端部に
は、ブラケット26が垂下した状態で取り付けられてい
る。ブラケット26の下端部には、支持体10の内側に
向かって水平に延出する一対の支持部26aが水平方向
に適当な間隔をあけた状態で設けられており、各支持部
26a間に剥離部29が取り付けられている。剥離部2
9は、支持部26a間に回動可能に支持された連結部2
9aと、連結部29aの下面にほぼ水平な状態で取り付
けられた平板状の剥離爪29bとを有している。剥離爪
29bは、支持部26a間に位置する連結部29aから
支持体10の内側に延出した状態になっており、その上
面には、一対のボルト29dによって連結部29aに取
り付けられた重り29cが配置されている。剥離爪29
bは、重り29cによって、水平に対して若干傾斜した
状態になるように、支持体10の内側に延出した先端部
が下方に付勢されている。
【0017】図2に示すように、各剥離機構20におけ
る駆動ブロック22に取り付けられた駆動ベルト51
は、従動ブロック22の側方に配置された従動プーリ5
2と、支持体10の中央部に設けられた各伝動プーリ5
3とに、それぞれ巻き掛けられている。支持体10の中
央部に配置された4つの伝動プーリ53は、正方形の各
角部に対応して配置されており、各伝動プーリ53の上
方には、各伝動プーリ53と一体となって回転する中間
プーリ(図示せず)が設けられている。4つの中間プー
リには1本の伝動ベルト55が巻き掛けられており、こ
の伝動ベルト55によって、全ての中間プーリが同期し
て回転し、各伝動プーリ53も、それぞれが同期して回
転するようになっている。
【0018】一つの伝動プーリ53と一体となって回転
する中間プーリの上方には、駆動プーリ56が、その中
間プーリおよび伝動プーリ53と一体的に回転するよう
に設けられている。この駆動プーリ56に近接した支持
体10上の位置には、正転および逆転し得るようになっ
た駆動モーター57が設けられており、この駆動モータ
ー57の側方には、駆動モーター57の回転を減速する
減速機58が配置されている。そして、減速機58の出
力が、伝動ベルト59を介して駆動プーリ56に伝達さ
れている。
【0019】駆動モーター57が駆動されると、駆動モ
ーター57の回転が減速機58によって減速された状態
で、伝動ベルト59によって駆動プーリ56に伝達さ
れ、4つの中間プーリが伝動ベルト55によって同期し
て回転される。これにより、各伝動プーリ53が同期し
て、所定方向に回転されて、各駆動ベルト51が、同期
して同方向に移動される。そして、各駆動ベルト51に
取り付けられた駆動ブロック22が同期して、同方向に
スライドされる。この場合、駆動モーター57の正転に
よって、各駆動ブロック22は、同期して、支持体10
の外側にスライドし、駆動モーター57の逆転によっ
て、各駆動ブロック22は、同期して、支持体10の内
側にスライドされる。
【0020】図2に示すように、支持体10の幅方向に
沿って延びる一方の側縁部には、レベル補正用センサー
24が設けられている。このレベル補正用センサー24
は、ガラス基板が載置された定盤62の上面に当接する
ことによって動作するリミットスイッチによって構成さ
れている。このレベル補正用センサー24は、剥離爪2
9bの先端部が定盤62の上面に接触した際に動作する
ようになっており、レベル補正用センサー24が動作す
ることによって支持体10の下降が停止されるように構
成されている。
【0021】支持体10における長手方向に沿った各側
縁部には、その中央部に配置された各剥離機構20をそ
れぞれ挟んで、一対の基板把持機構30がそれぞれ配置
されている。図5は、その基板把持機構30の一部破断
側面図である。基板把持機構30は、支持体10の長手
方向に沿って延びる各側縁部上に、その側縁部とは直交
状態で配置されたエアーシリンダ31を有している。こ
のエアーシリンダ31は、ピストンロッド31aの進出
方向が支持体10の外側になるように配置されている。
ピストンロッド31aの先端部には、垂直状態になった
ガイド体32の中程が取り付けられている。ガイド体3
2における支持体10の遠方側の側縁部には、上下方向
に延びるスライダー33が、ガイド体32に沿って上下
方向にスライド可能に係合している。
【0022】スライダー33は、ガイド体32よりも、
それぞれ上下方向に長くなっており、その下端部には、
支持体10の下方に向かって水平に延出する把持部材取
付け台34が取り付けられている。この把持部材取付け
台34は、エアーシリンダ31のピストンロッド31a
が最も退入した状態で、その先端部が支持体10の下方
に位置するようになっている。把持部材取付け台34の
中程は、ガイド体32の下端面に対向した状態になって
おり、把持部材取付け台34とガイド体32の下端面と
の間に、圧縮バネ37が設けられている。支持台32の
先端部の底面には、左右各一対のローラー35が、支持
体10の内外方向に適当な間隔をあけた状態で2組配置
されている。各ローラー35は、圧縮バネ37によっ
て、ガラス基板63が載置される定盤62上に圧接され
て、その定盤62上を転動するようになっている。
【0023】把持部材取付け台34の先端部には、凹部
34aが設けられている。この凹部34aは、把持部材
取付け台34の先端面に開放された状態になっており、
凹部34a内に、把持部材36が取り付けられている。
この把持部材36は、把持部材取付け台34の凹部34
a内に基端部がボルト止めされて、把持部材取付け台3
4の先端面に沿って垂下した状態になった中間部が基端
部に連続して設けられており、その中間部の下端から前
方に薄い平板状の基板把持部36aが水平状態で延出し
ている。基板把持部36aの上面は、ローラー35の下
面よりも若干上方に位置している。
【0024】本発明のアンローディング装置には、ガラ
ス基板63が載置された定盤を把持するための定盤把持
機構40も設けられている。図6は、支持体10におけ
る相互に対向した長手方向に沿って延びる各側縁部の各
端部近傍に配置された定盤把持機構40の平面図、図7
は、その側面図である。定盤把持機構40は、支持体1
0の長手方向に沿って延びる各側縁部上に、その側縁部
とは直交状態で配置されたエアーシリンダ41を有して
いる。このエアーシリンダ41は、ピストンロッド41
aの進出方向が支持体10の外側になるように配置され
ている。ピストンロッド41aの先端部には、断面L字
状になった連結部材42が取り付けられている。連結部
材42は垂直部分42aがピストンロッド41aの先端
部に取り付けられており、垂直部分42aの下端部に取
り付けられた水平部分42bが、支持体10の外側に延
出した状態になっている。そして、連結部材42の水平
部分42bに、垂直状態になった一対の支持部材43の
上端部が支持されている。各支持部材43の下端部に
は、支持体10の内側に向かって水平に延出した定盤把
持部44が取り付けられている。
【0025】このような構成の基板アンローディング装
置は、次のように動作する。例えば、定盤62にガラス
基板63が載置されて、ガラス基板63が定盤62とと
もに焼成炉内にて搬入される。そして、焼成炉内にてガ
ラス基板63が焼成されると、ガラス基板63が載置さ
れた定盤62が、定盤把持機構40によって把持され
る。この場合、各定盤把持機構40は、それぞれのエア
ーシリンダ41のピストンロッド41aが外側に進出さ
れて、定盤把持部44が、支持体10の外側にそれぞれ
スライドした状態で、焼成炉内の定盤62の周囲に位置
される。その後に、各エアーシリンダ41のピストンロ
ッド41aが退入されて、各定盤把持部44が、支持体
10の内方にスライドされる。これにより、定盤62の
各側縁部におけるコーナー部近傍部分の下方に、各定盤
把持部44がそれぞれ位置された状態になる。このよう
な状態で支持体10が上昇されると、ガラス基板63が
載置された定盤62が、各定盤把持部44にて把持され
た状態になり、このような状態で、支持体10が、所定
の支持台上にまで搬送される。
【0026】支持台上に定盤62が載置されると、各定
盤把持機構40のエアーシリンダ41が駆動されて、ピ
ストンロッド41aが進出される。これにより、各定盤
把持部44が、支持体10の外側に移動し、定盤63の
下方域から外れた状態になり、各定盤把持部44による
定盤62の把持状態が解除される。そして、各定盤把持
部44は、定盤62とは干渉しない位置にまで退避され
る。
【0027】このようにして、支持台上に定盤62が支
持された状態になると、支持体10上に設けられた駆動
モーター57が正転駆動される。これにより、各剥離機
構20の駆動ブロック22が、支持体10の外側にそれ
ぞれスライドされ、駆動ブロック22のスライドに伴っ
て従動ブロック23も同方向にスライドされる。これに
より、従動ブロック23にブラケット26を介して取り
付けられた剥離部29が、支持体10の外側にスライド
されて、ガラス基板63の周辺の定盤62上に位置され
る。
【0028】同時に、各基板把持機構30のエアーシリ
ンダ31が、それぞれのピストンロッド31aが進出す
るようにそれぞれ駆動されて、各ピストンロッド31a
に連結された基板把持部36aが、ガラス基板63の周
辺の定盤62上に位置するようにスライドされる。
【0029】このような状態になると、支持体10全体
が下降されるように、ロボットアーム61が下降され
る。支持体10の下降は、支持体10に設けられたレベ
ル補正用センサー24が定盤62の上面に当接するまで
実施され、レベル補正用センサー24が定盤62の上面
に当接して動作すると、支持体10の下降が停止され
る。これにより、支持体10に支持された各剥離機構2
0における剥離爪29bの先端が、ガラス基板63の周
辺の定盤62の上面に当接した状態になる。
【0030】その後、駆動モーター57が逆転駆動さ
れ、各駆動ブロック22が支持体10の内方にスライド
される。各駆動ブロック22が内側にスライドすること
により、各駆動ブロック22とは3本の引っ張りバネ2
5によって連結された従動ブロック23が同方向に牽引
される。従動ブロック23は、駆動ブロック22と同方
向にスライドされ、従動ブロック23に取り付けられた
剥離爪29bも同方向にスライドされる。この場合、各
剥離爪29bの先端は、定盤62の上面に当接している
ために、各剥離爪29bは、その先端を定盤62上面に
摺接させつつ、定盤62上のガラス基板63に接近する
ようにそれぞれスライドされる。そして、ガラス基板6
3における各側縁部と定盤62の上面との間に、各剥離
爪29bの先端が進入される。これにより、ガラス基板
63の各側縁部が、その下方に進入した各剥離爪29b
によって、定盤62の上面から剥離される。
【0031】このとき、剥離部29の剥離爪29bが、
ガラス基板63と定盤62との間に確実に進入すること
ができず、ガラス基板63の側縁部が定盤62から剥離
させることができない状態になると、駆動ブロック22
のスライドにかかわらず、駆動ブロック22にて牽引さ
れている従動ブロック23はスライドされない状態にな
る。このような状態になると、各引っ張りバネ25が伸
長した状態になり、駆動ブロック22に取り付けられた
過負荷センサー27が、従動ブロック23に取り付けら
れた被検知体28を検出しない状態になって動作する。
これにより、駆動モーター57の逆転駆動が停止され、
駆動ブロック22が停止される。その結果、駆動ブロッ
ク22による従動ブロック23の牽引状態が解除され、
剥離爪29bのスライドが停止される。従って、剥離爪
29bによってガラス基板63が定盤62から無理に剥
離されることが防止され、ガラス基板63の破損、およ
び各剥離爪29bの破損が防止される。
【0032】このように、過負荷センサー27が動作し
て、駆動モーター57の駆動が停止されると、駆動モー
ター57が一旦、正転駆動されて、各剥離爪29bがガ
ラス基板63の各側縁部から離れた状態とされる。そし
て、その後に、再度、駆動モーター57が逆転駆動され
て、各剥離爪29bによるガラス基板63の剥離が実施
される。
【0033】各剥離爪29bによってガラス基板63の
各側縁部が定盤62から剥離された状態になると、各基
板把持機構30のエアーシリンダ31が、それぞれのピ
ストンロッド31aが退入するように駆動される。これ
により、ピストンロッド31aに連結された把持部材取
付け台34の各ローラー35が、圧縮バネ37によって
定盤62に圧接された状態で定盤62上を転動して、各
把持部材取付け台34に取り付けられた基板把持部材3
6の基板把持部36aが、剥離爪29bによって定盤6
2から剥離されたガラス基板63の対向する各側縁部と
定盤62との間に挿入される。その後、ロボットアーム
61が上昇されることにより、支持体10が上昇される
と、ガラス基板63が、各基板把持部36aにて把持さ
れた状態で持ち上げられる。そして、ロボットアーム6
1が水平方向に移動されることにより、各基板把持部3
6aにて把持されたガラス基板63が、所定位置にまで
搬送される。
【0034】
【発明の効果】本発明の基板材のアンローディング装置
は、このように、各剥離機構の剥離爪を定盤に接した状
態で、それぞれを同期して支持体の内側に摺接させるこ
とによって、平板材を定盤から確実に剥離させることが
できる。従って、その後に、剥離された平板材を、把持
機構によって確実に把持でき、定盤からの平板材のアン
ローディング作業を効率よく実施することができる。ま
た、各剥離機構には、剥離爪に過負荷が加わったことを
検知する過負荷センサーが設けられていることにより、
剥離爪が平板材を剥離する際に、平板材が破損するおそ
れがない。さらに、支持体には、剥離爪が定盤の上面に
接したことを検知するレベル補正用センサーが設けられ
ていることによって、剥離爪が破損することも防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平板材のアンローディング装置の実施
の形態の一例を示す正面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】本発明の平板材のアンローディング装置に設け
られた剥離機構の一部破断平面図である。
【図4】その剥離機構の正面図である。
【図5】本発明の平板材のアンローディング装置に設け
られた基板把持機構の一部破断側面図である。
【図6】本発明の平板材のアンローディング装置に設け
られた定盤把持機構の平面図である。
【図7】その定盤把持機構の一部破断側面図である。
【符号の説明】
10 支持体 20 剥離機構 21 ガイドレール 22 駆動ブロック 23 従動ブロック 24 レベル補正用センサー 25 引っ張りバネ 26 ブラケット 27 過負荷センサー 29 剥離部 29b 剥離爪 30 基板把持機構 31 エアーシリンダ 32 ガイド体 33 スライダー 34 把持部材取付け台 35 ローラー 36 基板把持部材 40 定盤把持機構 41 エアーシリンダ 44 定盤把持部 51 駆動ベルト 52 従動プーリ 53 伝動プーリ 55 伝動ベルト 56 駆動プーリ 57 駆動モーター 58 減速機 59 伝動ベルト 61 ロボットアーム 62 定盤 63 ガラス基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 49/06 - 49/07 H01L 21/68 C03B 35/14 - 35/24 H01L 21/304 G02F 1/13 H05K 3/10 - 3/26 H05K 3/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤上に載置された平板材を、定盤から
    アンローディングするための装置であって、 定盤に対して上下方向および水平方向に移動可能であっ
    て水平状に配置された矩形状の支持体と、 この支持体の各側縁部の下方にて、その支持体の内側に
    向かって先端が延出した状態で、その先端が上下方向に
    回動し得るようにそれぞれ支持された平板状の剥離爪を
    それぞれ有しており、各剥離爪は、その先端部が定盤上
    面にそれぞれ接した状態で支持体の内外方向にそれぞれ
    同期してスライドされるようになっている複数の剥離機
    構と、 前記支持体における相互に対向する各側縁部の下方に
    て、その支持体の内側に向かって先端が延出した状態
    で、その支持体の内外方向にそれぞれスライド可能に支
    持された平板状の把持部をそれぞれ有しており、各把持
    部が定盤上を摺接するようになった複数の把持機構と、 を具備することを特徴とする平板材のアンローディング
    機構。
  2. 【請求項2】 前記各剥離機構には、それぞれの剥離爪
    を支持体の内側に向かってスライドさせる際に、各剥離
    爪に過負荷が加わっていることをそれぞれ検知する過負
    荷センサーがそれぞれ設けられている請求項1に記載の
    平板材のアンローディング機構。
  3. 【請求項3】 前記支持体には、支持体の下降によって
    各剥離爪の先端部が定盤に接触したことを検知するレベ
    ル補正用センサーが設けられている請求項1に記載の平
    板材のアンローディング機構。
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