JP3483241B2 - キースイッチユニット用スイッチシートおよびその製造方法ならびにキースイッチユニット - Google Patents

キースイッチユニット用スイッチシートおよびその製造方法ならびにキースイッチユニット

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JP3483241B2
JP3483241B2 JP20688298A JP20688298A JP3483241B2 JP 3483241 B2 JP3483241 B2 JP 3483241B2 JP 20688298 A JP20688298 A JP 20688298A JP 20688298 A JP20688298 A JP 20688298A JP 3483241 B2 JP3483241 B2 JP 3483241B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やキーボ
ードあるいは携帯端末機などに使用されるキースイッチ
ユニットの構成部品であるキースイッチユニット用スイ
ッチシートおよびその製造方法ならびにキースイッチユ
ニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話が小型化や低価格化など
と相俟って急速に普及しており、この携帯電話のテンキ
ーや各種機能キーの接点を導通させるために使用される
スイッチについては、厚さが薄くできることと、機械的
に安定した感触が得られること、機械的反転時のタイミ
ングと電気的接触のタイミングが等しく、使いやすいこ
となどから、図11に示すキースイッチユニット1が採
用されている。このキースイッチユニット1は、キース
イッチユニット用スイッチシート2にコンタクトレンズ
形状の金属ドームDを貼着して構成され、詳細には図示
しないが、携帯電話本体に配置された基板上に直接キー
スイッチユニット1を配置し、金属ドームDによって電
気的に導通させる接点を形成するものである。
【0003】そして、キースイッチユニット用スイッチ
シート2は、図9に示すように、フィルムセパレータ3
と、該フィルムセパレータ3の離型面に粘着面が密着す
るように貼着された加工用テープ4とからなり、パンチ
などによってフィルムセパレータ3に位置決め穴3a、
金属ドームDを挿通可能な挿通穴3b、隣接する挿通穴
3b間を連絡する連絡溝3cおよびLEDなどの照光穴
3dを形成する一方、パンチなどによって加工用テープ
4を設定形状に打ち抜くと同時に、加工用テープ4にフ
ィルムセパレータ3の連絡溝3cに対応して空気抜き穴
4aを形成したものである(例えば、特開平8−112
868号公報参照)。
【0004】キースイッチユニット用スイッチシート2
は加工メーカに納入され、加工メーカにおいて、加工用
テープ4の裏面側粘着面にフィルムセパレータ3に形成
された挿通穴3bを通して金属ドームDを貼着すること
によりキースイッチユニット1が製造されるものである
(図10参照)。
【0005】このようなキースイッチユニット1は、組
立メーカーにおいて、フィルムセパレータ3が剥離され
た後、携帯電話本体などの基板に適宜位置決めされて実
装されるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キースイッ
チユニット1は、組立メーカにおいてフィルムセパレー
タ3が剥離されて基板に実装されることから、加工用テ
ープ4の、金属ドームDが貼着された以外の粘着面が露
出しており、基板に対してキースイッチユニット1の位
置決めを失敗した場合、キースイッチユニット1を構成
する加工用テープ4の粘着面が基板に密着し、その粘着
剤によって基板が汚損されることになる。このような粘
着剤によって汚損された基板を再利用するためには、基
板の洗浄作業、例えば、アルコールなどによる粘着剤の
拭き取り作業が必要となり、また、再利用できない場合
は廃棄しなければならない。この結果、作業が煩雑にな
る他、製品の歩留りが低下するという問題があった。一
方、失敗したキースイッチユニットは廃棄しなけれなら
ず、製品の歩留りの低下につながる。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、加工用テープの粘着面を、金属ドームを貼
着する粘着面を除いてマスキングし、キースイッチユニ
ットを基板に実装する際、粘着剤で基板を汚損すること
のないキースイッチユニット用スイッチシートを提供す
るものである。
【0008】また、本発明は、加工用テープの粘着面
を、金属ドームを貼着する粘着面を除いてマスキング
し、キースイッチユニットを基板に実装する際、粘着剤
で基板を汚損することのないキースイッチユニット用ス
イッチシートを自動的に製造することのできるキースイ
ッチユニット用スイッチシートの製造方法を提供するも
のである。
【0009】さらに、本発明は、加工用テープの粘着面
を、金属ドームを貼着する粘着面を除いてマスキング
し、キースイッチユニットを基板に実装する際、粘着剤
で基板を汚損することのないキースイッチユニットを提
供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載のキースイッチユニット用スイッチシートは、一面に
粘着面を有するライナと、両面に離型面を有するスペー
サと、一面に粘着面を有する設定形状の加工用テープ
と、から構成され、スペーサの一の離型面にライナの粘
着面が貼着されるとともに、スペーサの他の離型面に加
工用テープの粘着面が貼着されてなり、スペーサおよび
ライナに金属ドームを挿通可能な複数個の挿通穴が少な
くとも形成され、また、スペーサは加工用テープと同一
形状に打ち抜かれてその周囲の抜き跡とともにライナに
よって分離することなく貼着されていることを特徴とす
るものである。
【0011】請求項1記載の発明によれば、キースイッ
チユニット用スイッチシートを構成する加工用テープの
粘着面は、スペーサの挿通穴に対応する粘着面を除い
て、スペーサが貼着されてマスキングされている。この
結果、キースイッチユニット用スイッチシートに金属ド
ームを貼着することによって製造されるキースイッチユ
ニットを基板に実装する場合、加工用テープの粘着剤に
よる基板の汚損を確実に防止することができる。
【0012】請求項1記載の発明において、ライナおよ
びスペーサが一定長さの連続体であって、設定形状の加
工用テープが設定間隔をおいてスペーサに貼着され、各
設定形状の加工用テープに対応して複数個の位置決め穴
がライナおよびスペーサに形成されてロール状に巻き取
られていると、キースイッチユニット用スイッチシート
が連続体に形成されて取り扱いが容易となるとともに、
キースイッチユニット用スイッチシートに金属ドームを
連続的に実装することが可能となる。
【0013】また、請求項1もしくは請求項2記載の発
明において、加工用テープ、スペーサおよびライナに挿
通穴から離隔した位置に照光穴が形成されていると、L
EDなどのバックライトを外部に透過させることができ
る。
【0014】さらに、請求項1、請求項2もしくは請求
項3記載の発明において、スペーサおよびライナの挿通
穴が、金属ドームの直径に略一致する大径穴および大径
穴の周縁から一部突出する小径穴から形成され、各小径
穴に連通する空気抜き穴が加工用テープに形成されてい
ると、金属ドームを押圧した際、その内部空気を外部に
流出させることが可能となり、その感触を損なうおそれ
がない。
【0015】一方、本発明の請求項5記載のキースイッ
チユニット用スイッチシートの製造方法は、アプリケー
ションテープの粘着面にライナの離型面を貼着させると
ともに、ライナの粘着面にスペーサの一方の離型面を貼
着させた後、スペーサおよびライナに金属ドームが挿通
可能な複数個の挿通穴を形成し、次いで、スペーサの他
方の離型面に加工用テープの粘着面を貼着させた後、加
工用テープおよびスペーサを設定形状に打ち抜く一方、
加工用テープ、スペーサおよびライナに複数個の位置決
め穴および複数個の照光穴を形成するとともに、加工用
テープに空気抜き穴を形成し、これらの積層された加工
用テープ、スペーサ、ライナおよびアプリケーションテ
ープを一体に引き出して巻き取る際、設定形状が打ち抜
かれた抜き跡の加工用テープを巻き取ってスペーサから
剥離させることを特徴とするものである。
【0016】また、本発明の請求項6記載のキースイッ
チユニット用スイッチシートの製造方法は、アプリケー
ションテープの粘着面にライナの離型面を貼着させると
ともに、ライナの粘着面にスペーサの一方の離型面を貼
着させた後、スペーサおよびライナに金属ドームが挿通
可能な複数個の挿通穴を形成し、次いで、スペーサの他
方の離型面に加工用テープの粘着面を貼着させた後、加
工用テープおよびスペーサを設定形状に打ち抜く一方、
加工用テープ、スペーサおよびライナに複数個の位置決
め穴および複数個の照光穴を形成するとともに、加工用
テープに空気抜き穴を形成し、これらの積層された加工
用テープ、スペーサ、ライナおよびアプリケーションテ
ープを一体に引き出し、設定形状が打ち抜かれた抜き跡
の加工用テープを巻き取ってスペーサから剥離させると
ともに、アプリケーションテープを巻き取ってライナか
ら剥離させ、加工用テープ、スペーサおよびライナに形
成された位置決め穴に対応する抜きカス、スペーサおよ
びライナに形成された挿通穴に対応する抜きカスおよび
加工用テープに形成された空気抜き穴に対応する抜きカ
スを除去し、その後、ライナの離型面に層間紙を介在さ
せて巻き取ることを特徴とするものである。
【0017】これらの請求項5もしくは請求項6記載の
発明によれば、加工用テープの粘着面が、金属ドームを
貼着する挿通穴に対応する粘着面を除いてスペーサが貼
着されてマスキングされているキースイッチユニット用
スイッチシートを連続的に、かつ、自動的に製造するこ
とができる。
【0018】一方、本発明の請求項7記載のキースイッ
チユニットは、一面に粘着面を有するライナと、両面に
離型面を有するスペーサと、一面に粘着面を有する設定
形状の加工用テープと、複数個の金属ドームと、から構
成され、スペーサの一方の離型面にライナの粘着面が貼
着されるとともに、スペーサの他方の離型面に加工用テ
ープの粘着面が貼着されてなり、スペーサおよびライナ
に金属ドームを挿通可能な複数個の挿通穴が少なくとも
形成され、スペーサおよびライナの挿通穴を通して加工
用テープの粘着面に金属ドームが貼着され、また、スペ
ーサは加工用テープと同一形状に打ち抜かれてその周囲
の抜き跡とともにライナによって分離することなく貼着
されていることを特徴とするものである。
【0019】請求項7記載の発明によれば、キースイッ
チユニットを構成する加工用テープの粘着面のうち、ス
ペーサの挿通穴に対応する粘着面には金属ドームが貼着
され、また、それ以外の粘着面にはスペーサが貼着され
てマスキングされていることから、キースイッチユニッ
トを基板に実装する際、加工用テープの粘着剤によって
基板を汚損することが確実に防止される。
【0020】請求項7もしくは請求項8記載の発明にお
いて、ライナおよびスペーサが一定長さの連続体であっ
て、設定形状の加工用テープが設定間隔をおいてスペー
サに貼着され、各設定形状の加工用テープに対応して複
数個の位置決め穴がライナおよびスペーサに形成されて
ロール状に巻き取られていると、キースイッチユニット
が連続体に形成されて取り扱いが容易となるとともに、
キースイッチユニットを基板に連続的に実装することが
可能となる。
【0021】また、請求項7もしくは請求項8記載の発
明において、加工用テープ、スペーサおよびライナに挿
通穴から離隔した位置に照光穴が形成されていると、L
EDなどのバックライトを外部に透過させることができ
る。
【0022】さらに、請求項7、請求項8もしくは請求
項9記載の発明において、スペーサおよびライナの挿通
穴が、金属ドームの直径に略一致する大径穴および大径
穴の周縁から一部突出する小径穴から形成され、該小径
穴に連通する空気抜き穴が加工用テープに形成されてい
ると、金属ドームを押圧した際、その内部空気を外部に
流出させることが可能となり、その感触を損なうおそれ
がない。
【0023】また、請求項7もしくは請求項8記載の発
明において、ライナの離型面に保護フィルムが貼着され
ていると、加工用テープの粘着面に貼着された金属ドー
ムを遮蔽することができ、金属ドームの内面にダストな
どが付着することを確実に防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面に基づいて説明する。
【0025】図1には、本発明のキースイッチユニット
用スイッチシート(以下、スイッチシートという。)1
1が示されている。
【0026】このスイッチシート11は、一面に粘着面
を有するライナ12と、両面に離型面を有するスペーサ
13と、一面に粘着面を有する加工用テープ14と、か
らなり、ライナ12の粘着面にスペーサ13の一方の離
型面が貼着され、該スペーサ13の他方の離型面に加工
用テープ14の粘着面が貼着されて構成されている。こ
こで、加工用テープ14は、基板に実装する際の形状に
合わせて設定形状に打ち抜かれている他、スペーサ13
は、加工用テープ14と同一の設定形状に打ち抜かれて
その周囲の抜き跡とともに分離することなくライナ12
の粘着面に貼着されている。
【0027】そして、スペーサ13およびライナ12に
は、金属ドームDを挿通可能な複数個の挿通穴13a,
12aが形成されるとともに、複数個の位置決め穴13
b,12bが形成されている。このスペーサ13および
ライナ12に形成された位置決め穴13b,12bは、
加工メーカにおいて、スペーサ13およびライナ12の
挿通穴13a,12aを通して加工用テープ14の粘着
面に金属ドームDを実装する際、キースイッチユニット
用スイッチシート11を連続して供給するための位置決
めに使用される。
【0028】また、加工用テープ14、スペーサ13お
よびライナ12には、前述した挿通穴13a,12aか
ら離隔した位置にLEDなどの複数個の照光穴14c,
13c,12cが形成されている。
【0029】さらに、加工用テープ14には、前述した
挿通穴13a,12aに対応して空気抜き穴14aが形
成されている。すなわち、スペーサ13およびライナ1
2に形成された挿通穴13a,12aは、金属ドームD
の直径に略一致する大径穴および該大径穴の周縁から一
部突出する小径穴から形成されており、加工用テープ1
4に形成された空気抜き穴14aは、挿通穴13a,1
2aを形成する小径穴に連通されている。このため、ス
ペーサ13およびライナ12に、加工用テープ14の空
気抜き穴14aに対応する穴が形成されることはない。
【0030】この結果、スイッチシート11を構成する
加工用テープ14の粘着面は、スペーサ13の挿通穴1
3aに対応する粘着面を除いてスペーサ13が貼着され
てマスキングされている。したがって、加工用テープ1
4の粘着面において、スペーサ13およびライナ12に
形成された挿通穴13a,12aに対応する粘着面に後
述する金属ドームDが貼着されると、加工用テープ14
の粘着面は全て覆われることになり、他に貼着すること
はない。
【0031】このようなスイッチシート11は、後述す
るように、ライナ12の離型面に層間紙16の離型面が
密着された状態でロール状に巻き取られて加工メーカに
納入されている。このため、スイッチシート11の一方
の最外層となるライナ12の離型面は、層間紙16によ
って密閉され、加工用テープ14の粘着面にダストなど
が付着しないようにしている。
【0032】なお、前述したスイッチシート11におい
ては、加工用テープ14、スペーサ13およびライナ1
2にLEDなどの照光穴14c,13c,12cを形成
して例示したが、照光穴が形成されない場合もある。
【0033】次に、スイッチシート11の製造装置20
について、図2に基づいて説明する。
【0034】この製造装置20は、ロール状のライナ1
2の繰り出しリール21と、ロール状のスペーサ13の
繰り出しリール22と、ロール状の加工用テープ14の
繰り出しリール23と、ロール状のアプリケーションテ
ープ15の繰り出しリール24と、上から順に積層され
たスペーサ13、ライナ12およびアプリケーションテ
ープ15において、スペーサ13およびライナ12に前
述した挿通穴13a,12aを形成する第1パンチ装置
25と、上から順に積層された加工用テープ14、スペ
ーサ13、ライナ12およびアプリケーションテープ1
5において、加工用テープ14およびスペーサ13を設
定形状に打ち抜くと同時に、加工用テープ14、スペー
サ13およびライナ12に位置決め穴14b(図4参
照),13b,12bおよび照光穴14c,13c,1
2cを形成する第2パンチ装置26と、設定形状が打ち
抜かれた抜き跡の加工用テープ141を巻き取る巻き取
り装置27と、積層された設定形状の加工用テープ1
4、スペーサ13、ライナ12およびアプリケーション
テープ15を挾み込んで引き出す送り装置28と、アプ
リケーションテープ15を巻き取る巻き取り装置29
と、積層された設定形状の加工用テープ14、スペーサ
13およびライナ12、すなわち、スイッチシート11
を巻き取る巻き取り装置30と、このスイッチシート1
1の裏面を保護するように密着された層間紙(離型紙)
16の繰り出しリール31から構成されている。
【0035】そして、アプリケーションテープ15は、
その粘着面にライナ12の下面が貼着されるように、粘
着面を上面に向けて繰り出しリール24に装着され、ラ
イナ12は、その粘着面にスペーサ13の下面側離型面
が貼着されるように、粘着面を上面に向けて繰り出しリ
ール21に装着され、また、加工用テープ14は、その
粘着面にスペーサ13の上面側離型面が貼着されるよう
に、粘着面を下面に向けて繰り出しリール23に装着さ
れている。
【0036】一方、第1パンチ装置25および第2パン
チ装置26は、それぞれ加工金型251,261と、こ
れらの加工金型251,261をそれぞれ昇降させるク
ランク装置252,262から構成され、加工金型25
1,261に形成された刃の高さと、クランク装置25
2,262の昇降ストロークによって、第1パンチ装置
25においては、スペーサ13およびライナ12にそれ
ぞれ複数個の挿通穴13a,12aを形成し、また、第
2パンチ装置26においては、加工用テープ14および
スペーサ13を設定形状に打ち抜く一方、加工用テープ
14、スペーサ13およびライナ12に複数個の位置決
め穴14b,13b,12bおよび複数個の照光穴14
c,13c,12cを形成するとともに、加工用テープ
14に複数個の空気抜き穴14aを形成するものであ
る。
【0037】また、巻き取り装置27,29,30およ
び送り装置28は、いずれも図示しないモータを備えて
おり、それぞれ同期して作動するようになっている。す
なわち、パンチ装置25,26が作動して加工金型25
1,261が下降する際、巻き取り装置27,29,3
0および送り装置28は停止している。一方、加工金型
251,261が上昇する際、送り装置28が作動して
積層された加工用テープ14、スペーサ13、ライナ1
2およびアプリケーションテープ15を設定長さ引き出
し、さらに、巻き取り装置27,29,30もそれぞれ
作動し、設定形状が打ち抜かれた抜き跡の加工用テープ
141を同一長さだけ巻き取って剥離させるとともに、
アプリケーションテープ15およびスイッチシート11
をそれぞれ同一長さだけ巻き取るものである。
【0038】次に、このように構成された製造装置20
を用いてスイッチシート11を製造する工程を説明す
る。
【0039】まず、ライナ12、スペーサ13、加工用
テープ14およびアプリケーションテープ15の各ロー
ル体を、それぞれ繰り出しリール21,22,23,2
4にそれぞれ設定された向きに装着した後、それぞれの
先端を引き出して中心線上に位置決めし、その繰り出し
方向に対して左右方向へのズレを図示しない規制ローラ
で規制する。そして、アプリケーションテープ15の粘
着面にライナ12の離型面を載せて両者を貼着するとと
もに、さらに、ライナ12の粘着面にスペーサ13の離
型面を載せて貼着した後、第1パンチ装置25を通過さ
せる。
【0040】次いで、積層されたスペーサ13、ライナ
12およびアプリケーションテープ15において、スペ
ーサ13の離型面に加工用テープ14の粘着面を載せて
貼着した後、第2パンチ装置26を通過させて送り装置
28に導き、挾み込む。このように、上から加工用テー
プ14、スペーサ13、ライナ12、アプリケーション
テープ15の順に貼着して一体化した後、送り装置28
を作動させることにより、それぞれ加工用テープ14、
スペーサ13、ライナ12およびアプリケーションテー
プ15を同一長さずつ引き出す。そして、一体に貼着さ
れた加工用テープ14、スペーサ13、ライナ12およ
びアプリケーションテープ15を送り装置28によって
引き出す際、設定形状が打ち抜かれた抜き跡の加工用テ
ープ141をスペーサ13から引き離し、その先端を巻
き取り装置27に止着して巻き取る。次いで、アプリケ
ーションテープ15をライナ12から引き離し、その先
端を巻き取り装置29に止着して巻き取る。一方、アプ
リケーションテープ15が引き離された加工用テープ1
4、スペーサ13およびライナ12は、スイッチシート
11として、そのライナ12の裏面に繰り出しリール3
1から繰り出した層間紙16の離型面を密着させ、一体
化して巻き取り装置30に巻き取るものである。
【0041】ここで、第1パンチ装置25を作動させる
と、クランク装置252を介して加工金型251がその
ストローク分昇降し、一体に貼着されたスペーサ13、
ライナ12およびアプリケーションテープ15におい
て、スペーサ13およびライナ12に挿通穴13a,1
2aをそれぞれ形成するものである(図3参照)。
【0042】また、第2パンチ装置26を作動させる
と、クランク装置262を介して加工金型261がその
ストローク分昇降し、一体に貼着された加工用テープ1
4、スペーサ13、ライナ12およびアプリケーション
テープ15において、加工用テープ14およびスペーサ
13を設定形状に打ち抜く一方、加工用テープ14、ス
ペーサ13およびライナ12に位置決め穴14b,13
b,12bおよび照光穴14c,13c,12cをそれ
ぞれ形成するとともに、加工用テープ14に空気抜き穴
14aを形成するものである(図4参照)。
【0043】第2パンチ装置26による穴開け作業が終
了すれば、送り装置28を介して積層された加工用テー
プ14、スペーサ13、ライナ12およびアプリケーシ
ョンテープ15を引き出し、その後、加工用テープ14
を巻き取り装置27を介して巻き取ることにより、加工
金型261によって設定形状が打ち抜かれた抜き跡の加
工用テープ141がスペーサ13から剥離されて巻き取
られる。このため、打ち抜かれた設定形状の加工用テー
プ14は、その粘着面を介してスペーサ13に貼着され
ている(図5参照)。
【0044】なお、スペーサ13は、第2パンチ装置2
6によって設定形状に打ち抜かれているものの、その下
面側に積層されたライナー12の粘着面を介してその抜
き跡とともに分離することなく貼着されている。
【0045】また、送り装置28を介して積層された加
工用テープ14、スペーサ13、ライナ12およびアプ
リケーションテープ15を引き出した後、アプリケーシ
ョンテープ15を巻き取り装置29を介して巻き取るこ
とにより、アプリケーションテープ15がライナ12か
ら剥離されて巻き取られることになる。
【0046】この際、第1パンチ装置25によって打ち
抜かれたスペーサ13およびライナ12の挿通穴13
a,12aに対応する抜きカスと、第2パンチ装置26
によって打ち抜かれた加工用テープ14、スペーサ13
およびライナ12の位置決め穴14b,13b,12b
および照光穴14c,13c,12cにそれぞれ対応す
る抜きカスと、加工用テープ14の空気抜き穴14aに
対応する抜きカスは、加工用テープ14およびライナ1
2の各粘着面に順次貼着されて最終的にアプリケーショ
ンテープ15の粘着面に貼着されていることから、アプ
リケーションテープ15をライナ12から剥離させた時
点で、第1パンチ装置25によって形成された挿通穴1
3a,12aが開口するとともに、第2パンチ装置26
によって形成された位置決め穴13b,12b、照光穴
14c,13c,12cおよび空気抜き穴14aが開口
することになる。
【0047】次いで、空気抜き穴14aおよび照光穴1
4cが形成された設定形状の加工用テープ14と、挿通
穴13a、位置決め穴13bおよび照光穴13cが形成
されたスペーサ13と、挿通穴12a、位置決め穴12
bおよび照光穴12cが形成されたライナ12と、から
なるスイッチシート11を巻き取り装置30を介して巻
き取ることにより、ロール状のスイッチシート11の連
続体が製造される。
【0048】この際、スペーサ13およびライナ12に
それぞれ形成された挿通穴13a,12aによって露出
した加工用テープ14の粘着面にゴミなどが付着しない
ように、ライナ12の離型面に層間紙16を密着させて
一体に巻き取るようにしている。
【0049】この結果、加工用テープ14の、スペーサ
13およびライナ12の挿通穴13a,12aに対応す
る粘着面を除く粘着面がスペーサ13によってマスキン
グされたスイッチシート11を連続的に、かつ、自動的
に製造することができる。
【0050】なお、ユーザーの要望によっては、層間紙
16を貼着することなく、パンチ装置25,26による
穴開け作業が終了した加工用テープ14、スペーサ1
3、ライナ12およびアプリケーションテープ15を一
体に積層したまま巻き取ってロール状に形成し、加工メ
ーカに出荷する場合もある。この場合は、加工メーカに
おいて、アプリケーションテープ15を剥離することに
より、キースイッチユニット用スイッチシート11が得
られるものである。
【0051】また、前述した実施形態においては、照光
穴を有するスイッチシート11を製造する場合を説明し
たが、照光穴を形成しない場合は、対応する金型261
に交換して穴開け作業を行えばよい。この場合の第2パ
ンチ装置26による穴開け作業は、加工用テープ14お
よびスペーサ13を設定形状に打ち抜く一方、加工用テ
ープ14、スペーサ13およびライナ12に位置決め穴
14b,13b,12bを形成するとともに、加工用テ
ープ14に空気抜き穴14aを形成するものとなる。
【0052】さらに、前述の製造工程においては、第1
パンチ装置25によって打ち抜かれたスペーサ13およ
びライナ12の挿通穴13a,12aに対応する抜きカ
スと、第2パンチ装置26によって打ち抜かれた加工用
テープ14、スペーサ13およびライナ12の位置決め
穴14b,13b,12b、照光穴14c,13c,1
2cにそれぞれ対応する抜きカスおよび加工用テープ1
4の空気抜き穴14aに対応する抜きカスは、順に積層
されて最終的にアプリケーションテープ15に粘着さ
れ、アプリケーションテープ15をライナ12から剥離
させる際に除去する場合を例示したが、常にアプリケー
ションテープ15に粘着されるとは限らない。例えば、
加工用テープ14、ライナ12およびアプリケーション
テープ15の粘着力の強弱や各パンチ装置25,26の
構造などにより、第1パンチ装置25によって形成され
たスペーサ13の挿通穴13aに対応する抜きカスが加
工金型251に吸着されてライナ12から剥離された
り、第2パンチ装置26によって形成された加工用テー
プ14の照光穴14cに対応する抜きカスが単独で、あ
るいは、スペーサ13の照光穴13cに対応する抜きカ
スとともに加工金型261に吸着されてスペーサ13か
ら剥離されたりすることもある。
【0053】また、第2パンチ装置26によって加工用
テープ14、スペーサ13およびライナ12に位置決め
穴14b,13b,12bを形成する製造工程を説明し
たが、第1パンチ装置25によって加工用テープ14、
スペーサ13およびライナ12に位置決め穴を形成する
ようにしてもよい。この場合、第2パンチ装置26もし
くは第1パンチ25による位置決め穴をライナ12まで
に留めることなくアプリケーションテープ15にも形成
するように、アプリケーションテープ15を貫通して打
ち抜くように加工することもできる。
【0054】このようにして連続的に製造されたロール
状のスイッチシート11は、加工メーカに供給されて層
間紙16もしくはアプリケーションテープ15が除去さ
れた後、図6に示すように、ライナ12およびスペーサ
13に形成された挿通穴12a,13aを通して露出し
ている加工用テープ14の粘着面に金属ドームDを貼着
してキースイッチユニット10が製造される。
【0055】この際、ロール状に巻き取られたスイッチ
シート11を図示しない繰り出しリールに装着し、ライ
ナ12およびスペーサ13の位置決め穴12b,13b
を利用して供給することにより、詳細には図示しない
が、金属ドームDを自動的に実装することが可能とな
る。この後、図示しない巻き取りロールに巻き取ること
によってロール状のキースイッチユニット10を連続的
に製造することができる。この結果、キースイッチユニ
ット10を構成する加工用テープ14の粘着面のうち、
スペーサ13およびライナ12の挿通穴13a,12a
に対応する粘着面に金属ドームDが貼着され、それ以外
の粘着面がスペーサ13が貼着されてマスキングされて
いる。したがって、キースイッチユニットを基板に実装
する場合、加工用テープの粘着剤による基板の汚損を確
実に防止することができる。
【0056】このようなキースイッチユニット10を加
工メーカにおいて図示しない基板に実装する場合は、設
定形状の加工用テープ14および設定形状のスペーサ1
3をライナー12から剥離すればよい。この場合、スペ
ーサ13の設定形状が打ち抜かれた抜き跡は、ライナ1
2の粘着面に貼着されたまま保持されている。すなわ
ち、実装される際のキースイッチユニット10は、設定
形状に打ち抜かれた加工用テープ14と、設定形状に打
ち抜かれるとともに、挿通穴13aが形成されて加工用
テープ14の粘着面に貼着されたスペーサ13と、スペ
ーサ13の挿通穴13aに対応する加工用テープ14の
粘着面に貼着された金属ドームDと、から構成されてい
る(図7参照)。
【0057】このような設定形状の加工用テープ14
と、設定形状のスペーサ13と、スペーサ13の挿通穴
13aを通して加工用テープ14の粘着面に貼着された
金属ドームDからなる基板に実装の際のキースイッチユ
ニット10においては、その加工用テープ14の粘着面
が金属ドームDおよび両面離型面のスペーサ13によっ
て覆われているため、基板に加工用テープ14の粘着剤
が付着することはない。したがって、キースイッチユニ
ット10の、基板に対する位置決めが失敗したとして
も、基板そのものは、粘着剤によって汚損されることが
なく、再び位置決めして配設すればよく、製品の歩留り
を低下させることがない。
【0058】このようなキースイッチユニット10にお
いて、任意の金属ドームDを押圧した場合、該金属ドー
ムDの内部空間の空気が加工用テープ14に形成された
空気抜き穴14aを通して外部に流通することから、金
属ドームDの押圧時の感触が損なわれることはない。
【0059】なお、スイッチシート11が納入された加
工メーカにおいてそのままキースイッチユニット10を
製造し、使用する場合は問題ないが、製造したキースイ
ッチユニット10を組立メーカに供給する場合は、金属
ドームDの接点部にダストなどが付着しないように、図
8に示すように、ライナ12の離型面から保護フィルム
17を貼着して遮蔽することが好ましい。
【0060】このようなキースイッチユニット10が組
立メーカに供給されると、保護フィルム17が除去され
た後、基板の実装ラインに装着され、設定形状の加工用
テープ14および設定形状のスペーサ13がライナー1
2から剥離されて前述したように基板に実装される。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明のキースイッチユニ
ット用スイッチシートによれば、加工用テープの粘着面
は、スペーサの挿通穴に対応する粘着面を除いて、スペ
ーサが貼着されてマスキングされていることから、キー
スイッチユニットを基板に実装する際、粘着剤による基
板の汚損を確実に防止することができる。
【0062】また、本発明のキースイッチユニット用ス
イッチシートの製造方法によれば、加工用テープの粘着
面を、金属ドームを貼着する粘着面を除いてマスキング
し、キースイッチユニットを基板に実装する際、粘着剤
で基板を汚損することのないキースイッチユニット用ス
イッチシートを自動的に製造することができる。
【0063】さらに、本発明のキースイッチユニットに
よれば、加工用テープの粘着面のうち、スペーサの挿通
穴に対応する粘着面には金属ドームが貼着され、また、
それ以外の粘着面にはスペーサが貼着されてマスキング
されていることから、キースイッチユニットを基板に実
装する際、粘着剤で基板を汚損することがない。基板が
汚損されることがないため、仮に位置決めが誤っていて
も、基板、キースイッチユニットを剥がして再度取り付
ければよく、この時、基板の洗浄を行う必要がないの
で、自動組立において取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキースイッチユニット用スイッチシー
トの一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1のキースイッチユニット用スイッチシート
の製造装置の概略を示す説明図である。
【図3】図2の製造装置の第1パンチ装置による加工結
果を示す分解斜視図である。
【図4】図2の製造装置の第1パンチ装置および第2パ
ンチ装置による加工結果を示す分解斜視図である。
【図5】図2の製造装置の送り装置によって引き出され
たキースイッチユニット用スイッチシートを示す斜視図
である。
【図6】本発明のキースイッチユニットの一実施形態を
示す分解斜視図である。
【図7】基板に実装する際のキースイッチユニットを示
す分解斜視図およびその断面図である。
【図8】本発明のキースイッチユニットの他の実施形態
を示す分解斜視図である。
【図9】従来のキースイッチユニット用スイッチシート
を示す分解斜視図である。
【図10】従来のキースイッチユニットを示す分解斜視
図である。
【図11】キースイッチユニットを一部省略して示す断
面図である。
【符号の説明】
10 キースイッチユニット 11 キースイッチユニット用スイッチシート 12 ライナ 13 スペーサ 14 加工用テープ 14a 空気抜き穴 12a,13a 挿通穴 12b,13b 位置決め穴 12c,13c,14c 照光穴 15 アプリケーションテープ 16 層間紙 17 保護フィルム 20 製造装置 21,22,23,24,31 繰り出しリール 25,26 パンチ装置 27,29,30 巻き取り装置 28 送り装置 D 金属ドーム
フロントページの続き (72)発明者 加藤 皓以 大阪府摂津市南別府町8番40号 株式会 社カトー精工内 (56)参考文献 特開 平8−112868(JP,A) 特開 平9−282974(JP,A) 特開 平10−255592(JP,A) 実開 平4−54123(JP,U) 実公 平5−35536(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/00 - 13/76 H01H 11/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に粘着面を有するライナと、両面に
    離型面を有するスペーサと、一面に粘着面を有する設定
    形状の加工用テープと、から構成され、スペーサの一の
    離型面にライナの粘着面が貼着されるとともに、スペー
    サの他の離型面に加工用テープの粘着面が貼着されてな
    り、スペーサおよびライナに金属ドームを挿通可能な複
    数個の挿通穴が少なくとも形成され、また、スペーサは
    加工用テープと同一形状に打ち抜かれてその周囲の抜き
    跡とともにライナによって分離することなく貼着されて
    いることを特徴とするキースイッチユニット用スイッチ
    シート。
  2. 【請求項2】 前記ライナおよびスペーサは一定長さの
    連続体であって、設定形状の加工用テープが設定間隔を
    おいてスペーサに貼着され、各設定形状の加工用テープ
    に対応して複数個の位置決め穴がライナおよびスペーサ
    に形成されてロール状に巻き取られていることを特徴と
    する請求項1記載のキースイッチユニット用スイッチシ
    ート。
  3. 【請求項3】 前記加工用テープ、スペーサおよびライ
    ナには、挿通穴から離隔した位置に複数個の照光穴が形
    成されていることを特徴とする請求項1もしくは請求項
    2記載のキースイッチユニット用スイッチシート。
  4. 【請求項4】 前記スペーサおよびライナの挿通穴は、
    金属ドームの直径に略一致する大径穴および大径穴の周
    縁から一部突出する小径穴から形成され、各小径穴に連
    通する空気抜き穴が加工用テープに形成されていること
    を特徴とする請求項1、請求項2もしくは請求項3記載
    のキースイッチユニット用スイッチシート。
  5. 【請求項5】 アプリケーションテープの粘着面にライ
    ナの離型面を貼着させるとともに、ライナの粘着面にス
    ペーサの一方の離型面を貼着させた後、スペーサおよび
    ライナに金属ドームが挿通可能な複数個の挿通穴を形成
    し、次いで、スペーサの他方の離型面に加工用テープの
    粘着面を貼着させた後、加工用テープおよびスペーサを
    設定形状に打ち抜く一方、加工用テープ、スペーサおよ
    びライナに複数個の位置決め穴および複数個の照光穴を
    形成するとともに、加工用テープに空気抜き穴を形成
    し、これらの積層された加工用テープ、スペーサ、ライ
    ナおよびアプリケーションテープを一体に引き出して巻
    き取る際、設定形状が打ち抜かれた抜き跡の加工用テー
    プを巻き取ってスペーサから剥離させることを特徴とす
    るキースイッチユニット用スイッチシートの製造方法。
  6. 【請求項6】 アプリケーションテープの粘着面にライ
    ナの離型面を貼着させるとともに、ライナの粘着面にス
    ペーサの一方の離型面を貼着させた後、スペーサおよび
    ライナに金属ドームが挿通可能な複数個の挿通穴を形成
    し、次いで、スペーサの他方の離型面に加工用テープの
    粘着面を貼着させた後、加工用テープおよびスペーサを
    設定形状に打ち抜く一方、加工用テープ、スペーサおよ
    びライナに複数個の位置決め穴および複数個の照光穴を
    形成するとともに、加工用テープに空気抜き穴を形成
    し、これらの積層された加工用テープ、スペーサ、ライ
    ナおよびアプリケーションテープを一体に引き出し、設
    定形状が打ち抜かれた抜き跡の加工用テープを巻き取っ
    てスペーサから剥離させるとともに、アプリケーション
    テープを巻き取ってライナから剥離させ、加工用テー
    プ、スペーサおよびライナに形成された位置決め穴に対
    応する抜きカス、スペーサおよびライナに形成された挿
    通穴に対応する抜きカスおよび加工用テープに形成され
    た空気抜き穴に対応する抜きカスを除去し、その後、ラ
    イナの離型面に層間紙を介在させて巻き取ることを特徴
    とするキースイッチユニット用スイッチシートの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 一面に粘着面を有するライナと、両面に
    離型面を有するスペーサと、一面に粘着面を有する設定
    形状の加工用テープと、複数個の金属ドームと、から構
    成され、スペーサの一方の離型面にライナの粘着面が貼
    着されるとともに、スペーサの他方の離型面に加工用テ
    ープの粘着面が貼着されてなり、スペーサおよびライナ
    に金属ドームを挿通可能な複数個の挿通穴が少なくとも
    形成され、スペーサおよびライナの挿通穴を通して加工
    用テープの粘着面に金属ドームが貼着され、また、スペ
    ーサは加工用テープと同一形状に打ち抜かれてその周囲
    の抜き跡とともにライナによって分離することなく貼着
    されていることを特徴とするキースイッチユニット。
  8. 【請求項8】 前記ライナおよびスペーサは一定長さの
    連続体であって、設定形状の加工用テープが設定間隔を
    おいてスペーサに貼着され、各設定形状の加工用テープ
    に対応して複数個の位置決め穴がライナおよびスペーサ
    に形成されてロール状に巻き取られていることを特徴と
    する請求項7記載のキースイッチユニット。
  9. 【請求項9】 前記加工用テープ、スペーサおよびライ
    ナには、挿通穴から離隔した位置に複数個の照光穴が形
    成されていることを特徴とする請求項7もしくは請求項
    8記載のキースイッチユニット。
  10. 【請求項10】 前記スペーサおよびライナの挿通穴
    は、金属ドームの直径に略一致する大径穴および大径穴
    の周縁から一部突出する小径穴から形成され、該小径穴
    に連通する空気抜き穴が加工用テープに形成されている
    ことを特徴とする請求項7、請求項8もしくは請求項9
    記載のキースイッチユニット。
  11. 【請求項11】 前記ライナの離型面に保護フィルムが
    貼着されていることを特徴とする請求項7もしくは請求
    項8記載のキースイッチユニット。
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