JP3482354B2 - 歌詞文字単位のステップ演奏機能を備えたカラオケ装置 - Google Patents

歌詞文字単位のステップ演奏機能を備えたカラオケ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラオケ伴奏音
楽と色変わりする歌詞文字列を同期して音響映像出力す
るカラオケ装置に関し、特に、音楽療法や歌唱指導など
を行うときに役立つ歌詞文字単位のステップ演奏機能を
備えたカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば特許第2700847号公報や
特開平10−198360号公報には音楽療法に関して
つぎのような開示がある。ある装置では、操作パネル面
に歌曲の歌詞が表示されていて、歌詞文字を手指で触る
と、その歌詞文字に対応した歌曲の楽音が発生する。ま
た、別の例の伴奏音楽を自動演奏する装置では、パッド
部分を手や棒あるいは足などで軽く打撃するタイミング
に合わせて、伴奏音楽の各楽音が1音ずつ発生する。痴
呆症や失語症、その他の機能障害を伴った人がこれらの
装置を操作しながら歌う練習をすることで、機能回復に
効果があるという。 一方、特開平3−280098号
公報、特開平4−170598号公報、特開平4−19
0397号公報、特開平6−124094号公報、特開
平10−254467号公報には、リピート演奏機能を
備えたカラオケ装置が開示されている。これらのカラオ
ケ装置は、利用者から所定の指示があると、予め決めら
れた位置に戻って演奏を再開するようになっている。同
じフレーズを繰り返し演奏させることができるから、歌
唱指導に適している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カラオケ装置で音楽療
法や歌唱指導を実施するにあたっては、利用者が伴奏音
楽を演奏途中で一時的に停止させたり、またこれを再開
したりできるステップ演奏機能が必要である。つまり、
音楽療法では患者全員で1文字ずつ一緒に歌うといった
治療法や、歌唱指導では自分が歌い慣れていない部分を
1文字ずつ進めて習得してゆくといった練習法を実施で
きる。
【0004】ところが、現在のカラオケ装置では、伴奏
音楽と歌詞文字の色変えとがそれぞれ進行している最中
にこれらを同時に一時停止させると、その一時停止の画
面では未だ聞かせていない伴奏音楽に対応する次の歌詞
文字にまで色変えが進んでしまうという事態が生じた。
これは、流れてくる伴奏音楽に対して利用者が自然な形
で追従できるように、歌詞文字列の色変えが伴奏音楽に
比べて若干先行するようにデータが制作されているため
である。このように一時停止をさせたときの画面の状態
が、伴奏音楽よりも色変えが先に進んでいると、音楽進
行上きわめて不自然であり、また画面の見栄えも悪い。
このため、再スタートさせるときにも非常に不自然な状
態になってしまう。
【0005】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、歌詞文字列の色変えが伴奏音楽よりも
若干先行するように設定されているカラオケ装置におい
て、歌詞文字列の色変えと伴奏音楽の処理を違和感なく
一時停止させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るカラオケ
装置は、基本的に、つぎの事項(1)〜(9)により特
定されるものである。 (1)主制御手段と、演奏手段と、映像制御手段とを備
え、適宜な記憶部に蓄積された楽曲別の音楽生成データ
と歌詞描出データと歌詞文字/旋律対応データを処理す
るカラオケ装置である。 (2)音楽生成データは、各楽音規定データを音楽時間
軸上に配列したデータであり、歌唱旋律パートの楽音規
定データを含む。 (3)歌詞描出データは、歌詞文字列を表示し色変えし
消去する時系列データであり、歌詞文字コードを含む。 (4)歌詞文字/旋律対応データは、歌詞描出データ中
の1つ1つの文字コードと音楽生成データ中の歌唱旋律
パートの各楽音規定データとを対応付ける。 (5)主制御手段は、再生処理と、一時停止処理を可能
とする。 (6)再生処理は、音楽生成データを演奏手段に演奏処
理させて音響出力させるとともに、歌詞描出データを映
像制御手段に表示処理させて歌詞画像を映像出力させ
る。 (7)一時停止処理は、利用者の操作入力あるいは内部
処理に起因して、第1処理と第2処理を行う。 (8)第1処理は、所定のアルゴリズムに従って歌詞文
字/旋律対応データ上において文字コードを停止文字と
して特定する。 (9)第2処理は、停止文字の色変えが終了した時点で
表示処理の進行を一時停止し、歌詞文字/旋律対応デー
タにおいて停止文字に対応する楽音規定データの発音処
理を完了した時点で演奏処理の進行を一時停止する。
【0007】 この発明においては、上記の基本構成に
加えて、つぎの事項(a)〜(e)を適宜に選択して採
用することができる。 (a)再生処理は、表示処理を演奏処理よりも先行させ
る。 (b)主制御手段は、演奏処理中に所定の操作入力があ
ったとき、色変えされていない文字列の先頭文字を停止
文字として特定するアルゴリズムにて一時停止処理を行
う。 (c)主制御手段は、一時停止中に所定の操作入力があ
ったとき、一時停止箇所より再生処理を再開し、色変え
されていない文字列の先頭文字を停止文字として特定す
るアルゴリズムにて一時停止処理を行う。 (d)主制御手段は、演奏処理中に所定の操作入力がn
回あったとき、色変えされていない文字列の先頭からn
個目の文字を停止文字として特定するアルゴリズムにて
一時停止処理を行う。 (e)主制御手段は、一時停止中に所定の操作入力がn
回あったとき、一時停止箇所より再生処理を再開し、
色変えされていない文字列の先頭からn個目の文字を停
止文字として特定するアルゴリズムにて一時停止処理を
行う。
【0008】
【発明の実施の形態】===装置全体の構成=== 本発明にかかるカラオケ装置の一実施形態の概略構成を
図1に示す。このカラオケ装置2は、CPUやRAM、
ROMなどからなるメインコンピュータ6と、大規模な
データを蓄積できるデータ記憶装置4と、カラオケ伴奏
音楽を生成するためのシンセサイザ16と、歌詞画像を
ディスプレイ28に描画出力するためのVRAMなどか
らなるビデオ制御部24と、利用者からの操作入力を受
け付けるためのユーザインターフェース14とを備えて
いる。ユーザインターフェース14は、リモコン送信器
8のリモコン受信部10や操作パネル12と接続されて
いる。また、データ記憶装置4は、例えばハードディス
ク装置やCD−ROMドライブ装置、DVD−ROMド
ライブ装置などの1ないし複数の装置から構成される。
このデータ記憶装置4には、楽曲データベースが構築さ
れていて、カラオケ伴奏音楽の生成起源となる音楽生成
データと、歌詞画像の生成起源となる歌詞描出データと
が楽曲単位に多数蓄積されている。
【0009】===音楽生成データ=== 音楽生成データは、例えばMIDIデータなどのデジタ
ル楽音情報が記録された電子楽譜データであり、カラオ
ケ伴奏音楽を奏でる伴奏音楽の各演奏パートの楽音規定
データが音楽時間軸に沿って配列されている。各楽音規
定データは、伴奏音楽の各演奏パートがそれぞれどのタ
イミングでどの音をどの音色でどのくらいの強さで発音
するのかなどシンセサイザ16で楽音信号を合成出力す
るための情報が記述されている。
【0010】メインコンピュータ6は、データ記憶装置
4からこの音楽生成データを取得して、この音楽生成デ
ータに基づきシンセサイザ16を駆動する。シンセサイ
ザ16は、メインコンピュータ6からの命令に従って指
示されたタイミングで所定の音を所定の音色かつ所定の
強さで発音してカラオケ伴奏音楽を生成する。シンセサ
イザ16が生成したカラオケ伴奏音楽はミキシングアン
プ18に出力され、マイクロホン20からの歌唱入力と
ともにスピーカ22から音響出力される。
【0011】===歌詞描出データ=== 歌詞描出データは、歌詞文字列の表示、色変えおよび消
去に関する表示制御情報がCG時間軸上に記述されたグ
ラフィックデータである。歌詞描出データは、適当に区
分された歌詞文字列をディスプレイ28の画面上の所定
の位置に画面表示させるための書式情報が付加された歌
詞文字列の文字コードの集合が主体であり、これら歌詞
文字列を表示するタイミングや各文字を色変え処理する
タイミング、消去するタイミングを規定したデータが含
まれ、これらのタイミングデータがCG時間軸上に記述
されている。ここで規定されている表示タイミングや色
変えタイミングや消去タイミングは、前記音楽生成デー
タに基づく伴奏音楽よりも若干先行するように設定され
ている。すなわち、歌詞文字列は、伴奏音楽の進行と同
期して進行するのではなく、若干先行して表示された
り、色変えされたり、消去されたりするのである。これ
によって、流れてくる伴奏音楽に対して利用者が自然な
形で追従できるようになっている。
【0012】メインコンピュータ6は、この歌詞描出デ
ータを前記音楽生成データとともにデータ記憶装置4か
ら取得し、音楽生成データの音楽生成処理とともにこの
歌詞描出データをCG時間軸に沿って処理する。ディス
プレイ28の表示画面には、歌詞文字列が1行ずつに表
示され、伴奏音楽の進行よりも若干先行する形で色変え
処理が進められる。全ての文字が色変えされた歌詞文字
列は、しばらくしてからディスプレイ28の表示画面上
から消去される。
【0013】===歌詞文字/旋律対応データ=== 音楽生成データおよび歌詞描出データには、楽曲別の歌
詞文字/旋律対応データが付属している。この歌詞文字
/旋律対応データは、歌詞描出データに含まれる歌詞文
字列の各歌詞文字と音楽生成データに含まれる歌唱旋律
パートの各楽音との楽典的な対応関係を適宜な論理形式
で楽曲別に規定したデータである。つまり、この歌詞文
字/旋律対応データは、歌詞描出データ中の歌詞文字コ
ード1つひとつと音楽生成データ中の歌詞旋律パートの
各楽音規定データ1つひとつとを個々に対応付けている
のである。例えば、図2に示すように、歌曲『ふじの
山』において、歌詞描出データ中に歌詞文字列として
『あたまをくもの』が含まれているときに、歌詞文字列
中の歌詞文字『あ』・『た』・『ま』・『を』・『く』
・『も』・『の』に対応する歌唱旋律パートの楽音、即
ち音階『ラ』・『ラ』・『シ』・『ラ』・『ファ』・
『レ』・『ミ』・『ファ』を規定する楽音規定データが
それぞれ対応付けられる。すなわち、図3のような対応
関係を規定したデータとなる。歌詞描出データ中の歌詞
文字コードと音楽生成データ中の楽音規定データとの対
応付けのしかたとしては、例えば、各歌詞文字コードと
各楽音規定データにそれぞれ番号などの識別符号を付加
して、これらの識別符号の対応関係を表形式で表わすな
どしてデータとして持たせることができる。この他、音
楽生成データ中における楽音規定データのアドレスと歌
詞描出データ中における歌詞文字コードのアドレスとを
相互に対応付けて記憶しておいたり、また楽音の発音タ
イミングと歌詞文字の色変えタイミングとの関係を演奏
開始からの経過時間をもとに対応させてもよい。
【0014】なお、歌詞文字1文字に対し複数の楽音が
対応していたり、1つの楽音に対して複数の歌詞文字が
対応している場合には、きちんと対応関係を個別に設定
する。また、歌詞文字列中に漢字文字が含まれている場
合には、この漢字1文字に対して複数の楽音を対応させ
てもよいが、漢字文字に振り仮名文字がルビとして振ら
れているときには、その振り仮名文字に対し楽音を対応
付けてもよい。
【0015】===利用者インターフェース=== 本カラオケ装置2に付属のリモコン送信器8の一実施形
態を図4に示す。このリモコン送信器8は、プラスチッ
クケース29の外表面に、利用者からの操作入力を受け
付けるためのいくつかの操作キー30,32,34,3
6,38,40が設けられている。これら操作キーに
は、利用者がリクエスト楽曲の番号を入力するためのテ
ンキー30や、入力したリクエスト楽曲の番号をリモコ
ン受信部10に転送指示するためのメモリ/セットキー
32、演奏キーを適宜変更するためのキーコントロール
キー34、それに演奏テンポをコントロールするための
テンポコントロールキー36が設けられている。この
他、このリモコン送信器8には、リクエスト楽曲の演奏
中に一時停止を指示するとともに一時停止された演奏処
理を再開する指示を送るための『一時停止/再スター
ト』キー38と、演奏処理を歌詞文字1文字分ずつ進め
る指示を送るための『1文字ステップ』キー40とが設
けられている。利用者がこのリモコン送信器8に対し行
った操作入力はリモコン受信部10からユーザインター
フェース14を経由してメインコンピュータ6に伝達さ
れる。
【0016】===実際の演奏動作=== メインコンピュータ6は、利用者からリクエストされた
楽曲を演奏する機会が到来すると、リクエスト楽曲に対
応する音楽生成データおよび歌詞描出データをデータ記
憶装置4から取得しそれぞれ演奏処理して、スピーカ2
2からはマイクロホン20からの歌唱入力とともに伴奏
音楽を音響出力するとともに、ディスプレイ28には歌
詞画像を映像出力する。
【0017】===一時停止命令があったときの処理=
== ここで、リモコン送信器8の『一時停止/再スタート』
キー38が利用者により操作され、演奏中に一時停止命
令が発行されると、メインコンピュータ6は、所定のア
ルゴリズムに従って、演奏を停止すべき箇所の歌詞文字
を歌詞文字/旋律対応データ上で停止文字として特定す
る。すなわち、メインコンピュータ6は、利用者から一
時停止命令を受領すると、音楽生成処理や歌詞文字色変
え処理の進行状況を調べて、その進行状況に基づき停止
文字を特定するのである。メインコンピュータ6は、所
定のアルゴリズムに従って、今まさに色変えの対象とな
っている歌詞文字を停止文字として特定したり、未だ色
変えされていない歌詞文字列の中から適当な文字、例え
ば先頭文字などを停止文字として特定したりする。例え
ば、現在、『あたまをくもの』という歌詞文字列が画面
表示され、『を』という文字について色変えが行われて
いた場合には、『を』という歌詞文字が停止文字として
特定したり、また、その次の文字である『く』という歌
詞文字が停止文字として特定したりするのである。
【0018】停止文字を特定したメインコンピュータ6
は、その停止文字に対応する楽音規定データを歌詞文字
/旋律対応データに基づき割り出し、その楽音規定デー
タの演奏処理が終了した時点で音楽生成処理の進行を一
時停止させる。また、メインコンピュータ6は、その停
止文字の色変え処理が完全に終了した時点で歌詞文字の
色変え処理の進行を一時停止する。このとき、メインコ
ンピュータ6は、特定した停止文字に対応する楽音規定
データの演奏処理終了時点と色変え処理終了時点との時
間差Δtを計測しこれを記憶しておく。メインコンピュ
ータ6の一時停止の状況を概略的に図5に示す。ディス
プレイ28には、色変え途中の歌詞文字列がそのまま静
止状態で画面表示されたままにしておく。
【0019】===演奏再開命令があったときの処理=
== ここで、リモコン送信器8の『一時停止/再スタート』
キー38が利用者により操作され、一時停止中に演奏再
開命令が発行されると、メインコンピュータ6は、一時
停止にかかる停止文字の歌詞描出データ上のつぎの歌詞
文字から色変え処理を開始する。つまり、『あたまをく
もの』という歌詞文字列中で『を』という文字が停止文
字として特定されていた場合には、『く』という文字か
ら色変え表示処理を再開するのである。このとき、伴奏
音楽の生成処理再開にあっては、『く』という文字の色
変え処理を開始してから前記時間差Δtが経過した後か
ら、歌詞文字『く』に対応する楽音規定データの演奏処
理から開始する。これによって、『く』に対応する楽音
規定データの音楽時間軸上の発音開始タイミングが、歌
詞文字『く』の色変えを開始するタイミングよりも若干
遅れる形のまま再スタートすることができる。メインコ
ンピュータ6の再スタートの状況を概略的に図6に示
す。
【0020】これら一時停止命令と演奏再開命令とを適
宜なタイミングで利用者が繰り返し発行することで、音
楽療法や歌唱指導に適した歌詞文字単位のステップ演奏
を実現することができる。
【0021】==歌詞文字1文字分づつステップ演奏す
る場合の処理=== さらに、本カラオケ装置2では、音楽療法や歌唱指導に
適したステップ演奏を実現すべく、利用者からの指示に
よって1文字単位でステップ演奏を実施することができ
る。一時停止中にリモコン送信器8の『1文字ステッ
プ』キー40が操作されると1文字ステップ命令が発行
され、メインコンピュータ6は、音楽生成処理と歌詞文
字色変え処理とを再開し、未だ色変えされていない文字
列の先頭文字を停止文字として、一文字分の歌詞文字色
変え処理と音楽生成処理とを終了させた時点でこれらの
処理の進行を一時停止する。
【0022】===歌詞文字n文字分づつステップ演奏
する場合の処理=== また、メインコンピュータ6は、一時停止中にリモコン
送信器8の『1文字ステップ』キー40が、所定の条
件、例えば最初にこのキー40が操作されてから所定時
間以内に再びこのキー40が連続的にn回操作されたと
きに、未だ色変えされていない文字列の先頭文字からn
個目の文字を停止文字として、音楽生成データの生成処
理と歌詞画像の描出処理とを再開しつつ、n個目の文字
の音楽生成処理と歌詞文字色変え処理とを終了した時点
でこれらの処理の進行を一時停止する。
【0023】===他の実施の形態=== (1)前記歌詞文字/旋律対応データでは、歌詞文字コ
ードと楽音規定データとが歌詞文字1文字単位で対応付
けられているが、この他、歌詞文字コードと楽音規定デ
ータとをフレーズ単位やコーラス単位などの適宜な演奏
区分で対応付けるデータが含まれていてもよい。この場
合、メインコンピュータ6は、フレーズ単位やコーラス
単位などといった適宜な演奏区分に従って演奏を停止す
べき箇所の歌詞文字を特定したり、ステップ演奏したり
する。
【0024】(2)『一時停止』および『再スタート』
を指示するにあたっては、必ずしも楽曲リクエスト用の
リモコン送信器8に設けられた専用の操作キー38,4
0などで行う必要はなく、これより別途独立した他のリ
モコン送信器などの操作入力手段を使って入力指示でき
るようにしてもよく、また、操作パネルなどに専用の操
作キーを設けてこのキーにより指示できるようにしても
よい。
【0025】(3)一時停止命令や再スタート命令は、
利用者からだけではなく、メインコンピュータ6の内部
処理に起因して発行される場合があってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明にかかるカラオケ装置によれば、
カラオケ伴奏音楽と歌詞画像とを生成処理している途中
で一時停止させる場合、歌詞文字/旋律対応データに基
づき、歌詞文字列の色変え処理と伴奏音楽の演奏処理と
を楽典的に対応させて処理を終了させるから、歌詞文字
列の色変え処理がカラオケ伴奏音楽の演奏処理よりも先
行するように設定されていたとしても、次の歌詞文字に
まで色変えが進むことなく一時停止することができる。
このため、処理を再開させる場合でも、伴奏音楽と歌詞
文字の色変えとを対応させて開始することができ、自然
な状態で再スタートすることができる。従って、歌詞文
字の色変え処理を伴奏音楽の進行よりも若干先行させる
という既存の演奏方法を採用したまま、音楽療法や歌唱
指導に適した歌詞文字単位のステップ演奏を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカラオケ装置の一実施形態の概
略的な構成を示したシステムブロック図である。
【図2】本発明にかかる歌詞文字/旋律対応データに規
定される歌詞文字コードと楽音規定データとの楽典的な
対応関係を説明するための図である。
【図3】本発明にかかる歌詞文字/旋律対応データのデ
ータ構造の一実施形態を概念的に示した図である。
【図4】本発明にかかるカラオケ装置に付属のリモコン
送信器の操作パネルを示した正面図である。
【図5】本発明にかかるカラオケ装置において一時停止
させたときの処理状況を説明するための図である。
【図6】本発明にかかるカラオケ装置において再スター
トさせたときの処理状況を説明するための図である。
【符号の説明】
2 カラオケ装置 4 データ記憶装置 6 メインコンピュータ 8 リモコン送信器 10 リモコン受信部 12 操作パネル 14 ユーザインターフェース 16 シンセサイザ 18 ミキシングアンプ 20 マイクロホン 22 スピーカ 24 ビデオ制御部 28 ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−254467(JP,A) 特開 平10−198360(JP,A) 特開 平10−31495(JP,A) 特開 平9−185388(JP,A) 特開 平8−286682(JP,A) 特開 平7−121673(JP,A) 特開 平6−124094(JP,A) 特開 平6−195069(JP,A) 特開 平4−190397(JP,A) 特開 平4−170598(JP,A) 特開 平4−67493(JP,A) 特開 平3−280098(JP,A) 特開 平1−265286(JP,A) 特許2700874(JP,B2) 実用新案登録3024593(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 15/04 302 G10H 1/00 102

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主制御手段と、演奏手段と、映像制御手
    段とを備え、適宜な記憶部に蓄積された楽曲別の音楽生
    成データと歌詞描出データと歌詞文字/旋律対応データ
    を処理するカラオケ装置であって、 音楽生成データは、各楽音規定データを音楽時間軸上に
    配列したデータであり、歌唱旋律パートの楽音規定デー
    タを含み、 歌詞描出データは、歌詞文字列を表示し色変えし消去す
    る時系列データであり、歌詞文字コードを含み、 歌詞文字/旋律対応データは、歌詞描出データ中の1つ
    1つの文字コードと音楽生成データ中の歌唱旋律パート
    の各楽音規定データとを対応付け、 主制御手段は、再生処理と、一時停止処理を可能とし、 再生処理は、音楽生成データを演奏手段に演奏処理させ
    て音響出力させるとともに、歌詞描出データを映像制御
    手段に表示処理させて歌詞画像を映像出力させ、 一時停止処理は、利用者の操作入力あるいは内部処理に
    起因して、第1処理と第2処理を行い、 第1処理は、所定のアルゴリズムに従って歌詞文字/旋
    律対応データ上において文字コードを停止文字として特
    定し、 第2処理は、停止文字の色変えが終了した時点で表示処
    理の進行を一時停止し、歌詞文字/旋律対応データにお
    いて停止文字に対応する楽音規定データの発音処理を完
    了した時点で演奏処理の進行を一時停止するカラオケ装
    置。
  2. 【請求項2】 再生処理は、表示処理を演奏処理よりも
    先行させる請求項1に記載のカラオケ装置。
  3. 【請求項3】 主制御手段は、演奏処理中に所定の操作
    入力があったとき、色変えされていない文字列の先頭文
    字を停止文字として特定するアルゴリズムにて一時停止
    処理を行う請求項1または2に記載のカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 主制御手段は、一時停止中に所定の操作
    入力があったとき、一時停止箇所より再生処理を再開
    し、 色変えされていない文字列の先頭文字を停止文字として
    特定するアルゴリズムにて一時停止処理を行う請求項1
    〜3のいずれかに記載のカラオケ装置。
  5. 【請求項5】 主制御手段は、演奏処理中に所定の操作
    入力がn回あったとき、色変えされていない文字列の先
    頭からn個目の文字を停止文字として特定するアルゴリ
    ズムにて一時停止処理を行う請求項1〜4のいずれかに
    記載のカラオケ装置。
  6. 【請求項6】 主制御手段は、一時停止中に所定の操作
    入力がn回あったとき、一時停止箇所より再生処理を再
    開し、 色変えされていない文字列の先頭からn個目の文字を停
    止文字として特定するアルゴリズムにて一時停止処理を
    行う請求項1〜5のいずれかに記載のカラオケ装置。
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JP5516911B2 (ja) * 2012-04-27 2014-06-11 ブラザー工業株式会社 カラオケ装置及びカラオケプログラム

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JP3024593U (ja) 1995-09-21 1996-05-21 株式会社タイトー 家庭用通信カラオケ装置
JP2700874B2 (ja) 1995-08-09 1998-01-21 憲治 永瀬 音楽療法具

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