JP3482284B2 - 低温流動性評価方法 - Google Patents

低温流動性評価方法

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JP3482284B2 JP26904595A JP26904595A JP3482284B2 JP 3482284 B2 JP3482284 B2 JP 3482284B2 JP 26904595 A JP26904595 A JP 26904595A JP 26904595 A JP26904595 A JP 26904595A JP 3482284 B2 JP3482284 B2 JP 3482284B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、燃料油の実用限界
温度との相関を向上させた低温流動性評価方法に関す
る。 【0002】 【従来の技術】一般に、ハウス栽培用加温機、ビル等の
暖房、漁船等には、アスファルテン分を含んだ常圧残
油、減圧残油等を添加した燃料油が使用されるが、この
他にアスファルテン分を殆ど含まないエキストラクト、
スラリー油及び脱硫残油を使用し、色相やスラッジの析
出を改善した燃料油も用いられる。これらの燃料油にお
いて、冬季における低温下、あるいは寒冷地でのワック
ス分の析出による流動性の悪化が問題となっている。こ
うした燃料油の流動性管理は、JISでは流動点で規定
されているが、こうした管理を行っても燃料油中のワッ
クス分が低温下で析出し、燃料フィルターを閉塞させる
ことが原因となるトラブルは発生する。これは、燃料油
が実際にフィルターを閉塞させる温度である実用限界温
度と流動点の相関が悪いためである。そこで、軽油のワ
ックス分の析出によるディーゼル車の燃料プレフィルタ
ー閉塞を管理するための試験法である「目詰まり点試
験」(JIS−K2288で規定、吸引圧力−2kP
a、ろ過器網目45μm)を用いて、こうした燃料油を
管理しているところが多い。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、この目詰まり
点試験を用いて、燃料油の管理を行っても、フィルター
閉塞によるトラブルは時々発生し、問題となっていた。
また、30〜40℃/hで冷却される目詰まり点試験
は、以前より実性能と相関が良くないことが問題として
挙げられていた。そこで、燃料油の目詰まり点と実用限
界温度の相関について調査を行った。実用限界温度の測
定には、こうした燃料油を使用しているものの中で、フ
ィルター閉塞のトラブルが比較的多く見られる、約15
0〜250μmの目開きのフィルターを使用している
ウス栽培用加温設備をシミュレートした装置(シミュレ
ータ)を用い、燃料油を1℃/h程度の緩やかな冷却速
度で冷却して測定した。この結果、これらの燃料油の実
用限界温度と目詰まり点は殆ど相関しないことが分かっ
た。この原因として、析出したワックスの結晶の大きさ
の違いが挙げられる。つまり、これらの燃料油が実際に
冬季に使用される場合、燃料油は1℃/h程度の緩やか
な冷却速度で冷却されるため、30〜40℃/hで冷却
される目詰まり点試験と比較すると析出するワックスは
大きな結晶となることが分かっている。このワックス結
晶の大きさの差が実用限界温度とCFPPの相関が悪い
原因である。軽油においては、ディーゼル車で500μ
m程度の目開きのフィルターを使用しているのに対し、
目詰まり点試験では45μmと細かい目開きのフィルタ
ーを使用し、ワックス結晶の大きさの差を解消し、実機
との相関をよくしている。本願発明に用いる燃料油を使
用する機器は、一般に150〜250μmとディーゼル
車に比べ開きが細かいフィルターを使用しているた
め、こうした燃料油の目詰まり点を測定するときには、
さらに目開きの細かいフィルターにしなければならない
といえる。 【0004】また、軽油は沸点範囲130〜440℃の
直留軽油留分や脱硫軽油留分、あるいは灯油留分等の軽
油基材からなり、これに流動性向上剤(以下、FIと記
載することがある)を加えたりするだけなのに対し、本
願発明に用いる燃料油は、軽油基材の他に重質軽油留
分、あるいは分解軽油留分等を使用し、さらに常圧残
油、減圧残油、脱硫残油、スラリーオイルあるいはエキ
ストラクト等を1種あるいは2種加え、さらにFIを加
える場合もある。このような残油の中には、特公平3−
5438号、特開昭58−149991号、燃料協会誌
第57巻第614号(1978年刊行)419〜424
頁に示されているようにFIと同じような低温流動性改
善の働きがある。このため、析出するワックスの結晶
は、大きさ、量、挙動等軽油に比べ非常に複雑である。
また、石油学会石油製品討論会(平成4年10月)での
発表によると、燃料油の実用限界温度測定法として、測
定を行う際の冷却速度を遅くし、実際使用される場合の
条件に近づけた方法が開発されている。しかし、この方
法は、冷却速度が5℃/hと遅いため、試験に長時間を
要するという問題がある。特に、生産品を管理する上
で、製造後2〜3時間で製品を出荷するケースもあり、
製品を管理する管理試験はより短時間であることが必要
である。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するためにシミュレータで得られる燃料油の実用
限界温度と相関の良い評価法について鋭意検討を行った
結果、アスファルテン分が1重量%未満のエキストラク
トやスラリー油及び脱硫残油を使用した場合は流動性改
善の働きを殆ど示さないため、ワックスの析出挙動はア
スファルテン分を1重量%以上含んだ残油や軽油と異な
ることが分かった。そして、このアスファルテン分が1
重量%未満のエキストラクトやスラリー油及び脱硫残油
を含む特定の燃料油について、さらに鋭意検討を行い、
吸引圧力、冷却速度、ろ過器網目を特定の範囲にして目
詰まり試験装置で目詰まり点を測定すると、目詰まり点
と実用限界温度との相関が飛躍的に向上することを見い
出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。 【0006】 すなわち、本発明は、アスファルテン分
が1重量%未満のエキストラクト、スラリー油及び脱硫
残油のうち少なくとも1つを0.1〜1.5重量
み、ガスクロ蒸留の終点が380〜550℃、流動性向
上剤添加量(ppm)/ワックス量(重量%)の比が2
0〜500である燃料油に対し、吸引圧力−2.5〜−
3.5kPa、冷却速度23〜27℃/h、ろ過器網目
48〜58μmの条件下で、149〜250μmの目開
きのフィルターを使用し、10℃以下の低温下で使用さ
れる機器用燃料油のろ過性を評価することを特徴とする
低温流動性評価方法を提供するものである。以下、本発
明を詳細に説明する。 【0007】 本発明に使用される燃料油は、アスファ
ルテン分が1重量%未満のエキストラクト、スラリー油
及び脱硫残油のうち少なくとも1つを0.1〜1.5
含み、ガスクロ蒸留の終点が380〜550℃、流
動性向上剤添加量(ppm)/ワックス量(重量%)の
比が20〜500である。ここで、エキストラクトと
は、潤滑油原料用減圧蒸留装置からの留分を、溶剤抽出
法により抽出分離したもののうち潤滑油に適さない芳香
族成分のことである。スラリー油とは、流動接触分解装
置から得られる残油であり、沸点が350℃以上のもの
である。脱硫残油とは、直接脱硫装置で常圧残油又は減
圧残油を処理して得られる残油である。これらの残油
は、原料及び装置の条件により性状が変化するが、アス
ファルテン分が1重量%未満であれば特に制限は受けな
い。これらの炭化水素油は、1種単独で添加してもよい
が、2種以上を組合せて添加してもよい。エキストラク
ト、スラリー油及び脱硫残油の合計量の含有量は0.
1〜1.5重量%であり、さらに好ましくは0.1〜1
重量%であり、特に好ましくは0.5〜0.8重量%で
ある。 【0008】ガスクロ蒸留とは、「石油留分のガスクロ
法蒸留試験方法」(ASTM D2887準拠)のこと
であり、本発明で使用する燃料油は、このガスクロ蒸留
の終点が380〜550℃であり、好ましくは400〜
530℃となるものである。ガスクロ蒸留による終点が
この温度範囲より低い場合、−15℃でもワックスが殆
ど析出せず、低温流動性に優れているため管理する必要
がない。また、終点がこの温度範囲より高い場合、低温
下における粘度が高くなり、本願発明における吸引圧力
での吸引が困難になり、好ましくない。流動性向上剤添
加量(容量ppm)/ワックス量(重量%)の比とは、
流動性向上剤添加量の容量ppm単位の値を−10℃に
おける燃料油のワックス含有量の重量%単位の値で割っ
た値であり、本発明で使用する燃料油は、この比が20
〜500であり、好ましくは100〜300である。こ
の比がこの範囲より大きい場合、実用限界温度との相関
が悪くなり好ましくない。また、ここで流動性向上剤
は、市販のものを始め各種流動性向上剤のうちどのよう
なものを使用してもよいが、エチレン−エチレン性不飽
和エステル共重合体に代表されるポリマータイプ、例え
ばエチレン−酢酸ビニル共重合体、あるいは長鎖ジカル
ボン酸アミドに代表される油溶性分散剤タイプが好まし
い。 【0009】−10℃におけるワックス含有量は、以下
に示す方法により測定した。つまり、試料20mlを曇
り点より3℃高い温度に冷却し、低温恒温槽内のろ過器
の中で、さらに−10℃に冷却する。次いで、析出した
ワックスを吸引ろ過器によりミリポアフィルター(細孔
径5.0μm、直径47mm)に捕集する。次に、この
フィルターを2−ブタノンで洗浄し、乾燥した後、増量
をはかりワックス分を定量する。この測定方法には、実
際のワックス量を精度よく測定できるという利点があ
る。 【0010】 本発明の燃料油のろ過性の評価は、吸引
圧力、冷却速度及びろ過器網目等の条件を最適化し、こ
の条件下で一定時間に一定量の燃料油がろ過器を通過す
るか否かにより行うことができる。吸引圧力は、吸引圧
力−2.5〜−3.5kPa、好ましくは−2.8〜−
3.2kPaである。吸引圧力がこれより弱いと、十分
な吸引ができず、実用限界温度と相関が悪くなる。ま
た、吸引圧力がこれより強い場合も実用限界温度との相
関が悪くなり好ましくない。冷却速度は23〜27℃/
hである。冷却速度がこれより速いとワックス結晶の大
きさが小さくなるため実用限界温度との相関が悪くな
る。また、冷却速度がこれより遅いと測定に要する時間
が長くなり過ぎるため、簡易測定法としての利用価値が
なくなる。また、ろ過器網目は、48〜58μmであ
り、好ましくは50〜55μmである。ろ過網目がこれ
より大きくなっても、小さくなっても実用限界温度との
相関が悪くなる。 【0011】本発明の燃料油のろ過性の評価は、燃料油
の目詰まり点を測定することにより行うことができる。
燃料油の目詰まり点を測定する装置は、燃料油の目詰ま
り点を測定することができる装置であればどのようなも
のでもよく、その例としては市販の目詰まり点試験装置
が挙げられる。市販の目詰まり点試験装置により燃料油
のろ過性の評価を行う場合、使用するサンプル量は40
〜50mlが適当であり、このうち15〜25mlがそ
れぞれの温度で50〜70秒以内にろ過器を通過するか
否かで評価を行えばよい。ただし、装置の改造が必要な
いこと、実用限界温度との相関等を考慮すると、JIS
−K2288の規定と同じようにサンプル量45mlで
このうちの20mlがそれぞれの温度で60秒以内にろ
過器を通過するか否かにより評価することが好ましい。
なお、燃料油のろ過性の評価は、測定を1回行うごと
に、燃料油を新しくすることが好ましい。燃料油を新し
くする方法の適当な具体例としては、測定を行う前に試
料を大量に調製しておき、測定しようとする試料吸引温
度での測定終了後、試験管内の燃料油を捨て、新たに燃
料油を新しい試験管内に取る方法が挙げられる。この
後、先ほどより1℃低い試料吸引温度で測定を行う。た
だし、最初に行った測定において、燃料油がろ過器を通
過せず、閉塞だった場合には、1℃高い試料吸引温度で
測定を行う。これを目詰まり点が分かるまで繰り返す。 【0012】 【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例によりさら
に具体的に説明する。なお、本発明は、これらの例によ
って何ら制限されるものではない。実施例及び比較例で
使用した流動性向上剤は、全てエチレン−酢酸ビニル共
重合体である。なお、実施例及び比較例における評価試
験方法は、次の方法により行った。 (1)燃料油の実用限界温度の測定 燃料油の実用限界温度の評価は、図1に示すビニルハウ
ス栽培の加温用に使用されている暖房機のバーナー部分
と、それに付帯する燃料フィルター(149μm)から
制作したシミュレーターを用いて行った。測定条件とし
て、冷却温度は、冬季の平野部における気象条件を元に
1℃/h、冷却開始温度は+10℃とした。こうして試
験温度まで冷却した後、3時間ソーキングを行った。こ
の後、測定を行い、燃料フィルター前後で圧力を測定
し、30分後にその値が−27kPa以上であれば合格
とし、試験温度を1℃下げて再度試験を行った。このと
き燃料油は20℃以上に加熱してから使用した。こうし
て測定開始後30分以内に圧力が−27kPa未満にな
ったときの試験温度よりも1℃高い温度をその燃料油の
実用限界温度とした。30分後の圧力が−27kPa以
上であれば、30分以上測定を続けてもフィルターは閉
塞する可能性は低い。 【0013】(2)JISに規定された目詰まり点の測
定 JIS K2288に規定されている目詰まり点試験方
法に従って、燃料油の目詰まり点を測定した。具体的に
は、45mlの燃料油を試験管に取り、規定の方法で冷
却する。試料の燃料油の温度が1℃下がるごとに2kP
a(水中200mm)の減圧下で、目開き45μmの金
網付ろ過器を通して試料の燃料油を吸い上げ、試料の燃
料油20mlが金網付ろ過器を通過するのに要する時間
を測定する。このようにして、試料の燃料油のろ過器通
過時間が60秒を超えたときの温度又は試料がろ過器を
通らなくなったときの温度を読み取り、目詰まり点とし
た。 (3)本発明の目詰まり点の測定 JIS K2288に規定されている目詰まり点試験方
法を実施するための市販の目詰まり点試験機を使用し
て、吸引圧力3.0kPa、冷却速度25℃/h、ろ過
器網目53μmの条件下で、その他の条件はJIS K
2288に規定されている条件と同様にして目詰まり点
を測定した。具体的には、冷却浴を10±0.5℃、冷
却速度を25℃/hにセットする。次に目標の試料吸引
温度をセットする。45mlの燃料油を試験管に取り、
測定装置にセットし、冷却を開始する。試料の燃料油の
温度が1℃下がるごとに3.0kPaの減圧下で、目開
き53μmの金網付きろ過器を通して試料の燃料油を吸
い上げ、20mlが金網付きろ過器を通過するのに要す
る時間を測定する。このようにして、ろ過器通過時間が
60秒を超えたときの温度又はろ過器を通らなくなった
ときの温度を読み取り、本発明の目詰まり点とした。こ
のとき、試料の燃料油のろ過器通過時間が60秒以内で
あれば、大気圧に戻したときに燃料油が試験管内に戻ら
なくても閉塞としない。ここに示した測定を行う際、必
要に応じて1回測定が終了するごとに燃料油を新しいも
のに取り替えてもよい。 【0014】実施例1 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
06重量%)を1.0重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が484℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が188である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−13℃であり、実用限界温度は−9℃で
あり、本発明による目詰まり点は−9℃であった。 【0015】実施例2 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
05重量%)を0.9重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が482℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が188である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−15℃であり、実用限界温度は−9℃で
あり、本発明による目詰まり点は−8℃であった。 【0016】実施例3 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
06重量%)を1.0重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が481℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が188である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−15℃であり、実用限界温度は−8℃で
あり、本発明による目詰まり点は−9℃であった。 【0017】実施例4 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
08重量%)を1.0重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が482℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が188である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−14℃であり、実用限界温度は−9℃で
あり、本発明による目詰まり点は−9℃であった。 【0018】実施例5 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
06重量%)を0.8重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が478℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が176である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−16℃であり、実用限界温度は−9℃で
あり、本発明による目詰まり点は−9℃であった。 【0019】実施例6 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
04重量%)を0.9重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が482℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が176である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−16℃であり、実用限界温度は−7℃で
あり、本発明による目詰まり点は−9℃であった。 【0020】実施例7 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
05重量%)を1.0重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が455℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が333である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−16℃であり、実用限界温度は−5℃で
あり、本発明による目詰まり点は−3℃であった。 【0021】実施例8 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
06重量%)を1.0重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が473℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が52である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−6℃であり、実用限界温度は−2℃であ
り、本発明による目詰まり点は−3℃であった。 【0022】実施例9 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
07重量%)を0.9重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が470℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が56である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−9℃であり、実用限界温度は−2℃であ
り、本発明による目詰まり点は−1℃であった。 【0023】実施例10 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
05重量%)を0.9重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が473℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が52である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−8℃であり、実用限界温度は−2℃であ
り、本発明による目詰まり点は−3℃であった。 【0024】実施例11 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
05重量%)を0.8重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が481℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が91である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−8℃であり、実用限界温度は+1℃であ
り、本発明による目詰まり点は+1℃であった。 【0025】実施例12 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
05重量%)を1.0重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が443℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が267である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−15℃であり、実用限界温度は−5℃で
あり、本発明による目詰まり点は−5℃であった。 【0026】実施例13 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
08重量%)を0.9重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が476℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が286である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−8℃であり、実用限界温度は−1℃であ
り、本発明による目詰まり点は−1℃であった。 【0027】実施例14 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
07重量%)を0.9重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が478℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が364である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は0℃であり、実用限界温度は−3℃であ
り、本発明による目詰まり点は−3℃であった。 【0028】実施例15 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
06重量%)を0.9重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が505℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が58である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−9℃であり、実用限界温度は−4℃であ
り、本発明による目詰まり点は−3℃であった。 【0029】実施例16 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
06重量%)を0.9重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が492℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が58である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−11℃であり、実用限界温度は−4℃で
あり、本発明による目詰まり点は−4℃であった。 【0030】実施例17 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
07重量%)を1.0重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が505℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が130である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は0℃であり、実用限界温度は−13℃であ
り、本発明による目詰まり点は−15℃であった。 【0031】実施例18 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
07重量%)を1.0重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が503℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が59である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は+5℃であり、実用限界温度は−9℃であ
り、本発明による目詰まり点は−9℃であった。 【0032】実施例19 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
06重量%)を0.8重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が503℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が115である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は+1℃であり、実用限界温度は−15℃で
あり、本発明による目詰まり点は−15℃であった。 【0033】実施例20 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
07重量%)を1.0重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が461℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が20である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−5℃であり、実用限界温度は−3℃であ
り、本発明による目詰まり点は−3℃であった。 【0034】実施例21 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
04重量%)を0.9重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が461℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が39である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−7℃であり、実用限界温度は−4℃であ
り、本発明による目詰まり点は−4℃であった。 【0035】実施例22 燃料油として、エキストラクト(アスファルテン分0.
05重量%)を0.9重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が461℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が79である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−13℃であり、実用限界温度は−5℃で
あり、本発明による目詰まり点は−5℃であった。 【0036】実施例23 燃料油として、脱硫残油(アスファルテン分0.95重
量%)を0.5重量%含み、ガスクロ蒸留の終点が46
1℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワックス
量(重量%)の比が115である燃料油を使用して、上
記評価を行った。その結果、JISに規定された目詰ま
り点は−14℃であり、実用限界温度は−9℃であり、
本発明による目詰まり点は−9℃であった。 【0037】実施例24 燃料油として、スラリーオイル(アスファルテン分0.
20重量%)を1.0重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が467℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が167である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−14℃であり、実用限界温度は−8℃で
あり、本発明による目詰まり点は−8℃であった。 【0038】実施例25 燃料油として、スラリーオイル(アスファルテン分0.
32重量%)を1.0重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が467℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が176である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−14℃であり、実用限界温度は−9℃で
あり、本発明による目詰まり点は−9℃であった。 【0039】実施例26 燃料油として、スラリーオイル(アスファルテン分0.
07重量%)を1.0重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が477℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が313である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−18℃であり、実用限界温度は−13℃
であり、本発明による目詰まり点は−13℃であった。 【0040】実施例27 燃料油として、スラリーオイル(アスファルテン分0.
85重量%)を0.7重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が471℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が333である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−18℃であり、実用限界温度は−15℃
であり、本発明による目詰まり点は−15℃であった。 【0041】実施例28 燃料油として、スラリーオイル(アスファルテン分0.
33重量%)を0.7重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が503℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が115である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は+6℃であり、実用限界温度は+3℃であ
り、本発明による目詰まり点は+3℃であった。 【0042】実施例29 燃料油として、スラリーオイル(アスファルテン分0.
64重量%)を0.7重量%含み、ガスクロ蒸留の終点
が461℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワ
ックス量(重量%)の比が77である燃料油を使用し
て、上記評価を行った。その結果、JISに規定された
目詰まり点は−11℃であり、実用限界温度は−4℃で
あり、本発明による目詰まり点は−4℃であった。 【0043】比較例1 燃料油として、常圧残油(アスファルテン分3.25重
量%)を0.3重量%含み、ガスクロ蒸留の終点が45
2℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワックス
量(重量%)の比が105である燃料油を使用して、上
記評価を行った。その結果、JISに規定された目詰ま
り点は−14℃であり、実用限界温度は−1℃であり、
本発明による目詰まり点は−13℃であった。 【0044】比較例2 燃料油として、減圧残油(アスファルテン分3.96重
量%)を0.2重量%含み、ガスクロ蒸留の終点が44
5℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワックス
量(重量%)の比が167である燃料油を使用して、上
記評価を行った。その結果、JISに規定された目詰ま
り点は−10℃であり、実用限界温度は−2℃であり、
本発明による目詰まり点は−13℃であった。 【0045】比較例3 燃料油として、減圧残油(アスファルテン分4.21重
量%)を0.2重量%含み、ガスクロ蒸留の終点が46
6℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワックス
量(重量%)の比が100である燃料油を使用して、上
記評価を行った。その結果、JISに規定された目詰ま
り点は−16℃であり、実用限界温度は−1℃であり、
本発明による目詰まり点は−10℃であった。 【0046】比較例4 燃料油として、常圧残油(アスファルテン分2.39重
量%)を0.3重量%含み、ガスクロ蒸留の終点が55
2℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワックス
量(重量%)の比が210である燃料油を使用して、上
記評価を行った。その結果、JISに規定された目詰ま
り点は+8℃であり、実用限界温度は−3℃であり、本
発明による目詰まり点は+6℃であった。 【0047】比較例5 燃料油として、減圧残油(アスファルテン分3.05重
量%)を0.2重量%含み、ガスクロ蒸留の終点が56
1℃で、流動性向上剤添加量(容量ppm)/ワックス
量(重量%)の比が250である燃料油を使用して、上
記評価を行った。その結果、JISに規定された目詰ま
り点は+12℃であり、実用限界温度は−1℃であり、
本発明による目詰まり点は+8℃であった。 【0048】 【発明の効果】本発明によると、燃料油の実用限界温度
との相関を向上させることができる。従って、本発明に
よって燃料油を管理すれば、流動性のトラブルを防ぐこ
とができ、燃料油の製造において効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】燃料油の実用流動性を評価するためのシミュレ
ータの概略図である。 【図2】実施例及び比較例に示した燃料油の本願発明に
よる目詰まり点の測定結果と実用限界温度の相関関係を
示したグラフであり、相関係数は0.9656(実施例
分のみ)であった。 【図3】実施例及び比較例に示した燃料油のJISに定
められた目詰まり測定法と実用限界温度の相関関係を示
したグラフであり、相関係数は0.0905であった。 【符号の説明】 1 燃料油 2 フィルター 3 バーナー 4 温度計 5 圧力計
フロントページの続き (72)発明者 滝澤 治夫 埼玉県幸手市権現堂1134−2 株式会社 コスモ総合研究所 研究開発センター内 (56)参考文献 特開 昭61−210928(JP,A) 特開 昭63−167257(JP,A) 特開 平5−302882(JP,A) JIS,1993年,K 2288 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/22 G01N 11/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 アスファルテン分が1重量%未満のエキ
    ストラクト、スラリー油及び脱硫残油のうち少なくとも
    1つを0.1〜1.5重量含み、ガスクロ蒸留の終点
    が380〜550℃、流動性向上剤添加量(ppm)/
    ワックス量(重量%)の比が20〜500である燃料油
    に対し、吸引圧力−2.5〜−3.5kPa、冷却速度
    23〜27℃/h、ろ過器網目48〜58μmの条件下
    で、149〜250μmの目開きのフィルターを使用
    し、10℃以下の低温下で使用される機器用燃料油のろ
    過性を評価することを特徴とする低温流動性評価方法。
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JIS,1993年,K 2288

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