JP3482227B2 - 光学系駆動装置 - Google Patents

光学系駆動装置

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JP3482227B2 JP26250693A JP26250693A JP3482227B2 JP 3482227 B2 JP3482227 B2 JP 3482227B2 JP 26250693 A JP26250693 A JP 26250693A JP 26250693 A JP26250693 A JP 26250693A JP 3482227 B2 JP3482227 B2 JP 3482227B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は記録ディスクに対して光
学的にデータの記録・再生を行う光学式記録再生装置に
設けられる光学系駆動装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、光学系駆動装置としては、対物レ
ンズアクチュエータを載置したキャリッジ(以下、「可
動部」と称する)を、2組の磁気回路及びアクセスコイ
ルを用いて記録ディスクの半径方向に移動させている。
この種の装置としては、例えば特開昭63−12422
5号公報に開示されているものが知られている。この装
置では、図17に示すように、2組の磁気回路100,
102及びアクセスコイル104,106をキャリッジ
の両側に配置して可動部108に駆動力を与え、この駆
動力の作用点と、可動部の重心点Gとを一致させてい
る。この結果、可動部の移動時に、ディスク面110と
水平な面内での回転モーメントが生じることなく、共振
のない特性的に優れたものとなっている。 【0003】しかし、この種の装置では、磁気回路10
0,102及びアクセスコイル104,106が2つず
つ必要なため、アクセスコイルを取り付けた分だけキャ
リッジが大きくなって装置が大型化し、コストも高くな
る。 【0004】特開平3−16035号公報には、図18
に示すように、磁気回路112とアクセスコイル114
とを1個ずつのみ設けた装置が開示されている。この装
置では、アクセスコイル114は可動部116の一側端
部に設けられている。この装置の場合、磁気回路112
及びアクセスコイル114が1つずつであるため価格的
には有利である。しかし、アクセスコイル114が可動
部116の一側端ににあるため駆動力の作用点と可動部
の重心点とが一致せず、可動部116の移動の際に回転
モーメントが発生する。これにより、可動部を支持して
いるすべり軸受118と軸120との間の遊びの分だけ
可動部116が回転し、共振が生じてしまう。回転モー
メントの発生を防ぐために駆動力の作用点と可動部の重
心点とを一致させようとすると、可動部116において
アクセスコイル114と反対側の端部にバランサを設置
しなければならない。このバランサにより装置は大型化
し、重量を増してしまう。 【0005】この様な欠点を解消するものとして、特開
平3−185632号公報に開示された装置が知られて
いる。この装置では、図19及び図20に示すように、
1つの磁気回路122と1つのアクセスコイル124と
を可動部126の中心付近に配している。この結果、ア
クセスコイル124の4辺のうち、磁気ギャップ123
内に存在しアクセスコイル124の駆動力を受ける辺1
28を可動部126の重心と一致させることが極めて容
易となり、回転モーメントは発生しない。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、この特開平3
−185632号公報に開示された装置では、磁気回路
122及びアクセスコイル124が可動部126の中心
にあるため、対物レンズ130用のアクチュエータ13
2をどこに配置するかが問題となる。この装置では記録
ディスクの半径方向(矢印A方向)に沿ってアクセスコ
イル124と対物レンズアクチュエータ132とが部分
的に並列して配置されており、この分装置が大型化して
しまう。 【0007】また、この装置では、磁気回路122の磁
気ギャップ123内に対物レンズアクチュエータ132
のコイル134,136を配置することにより、アクセ
スコイル124の磁気回路122を対物レンズアクチュ
エータ126の磁気回路として一部兼用しているが、一
般的な独立した磁気回路を持つ対物レンズアクチュエー
タの場合は記録ディスクの垂直方向に重ねる等しなくて
は配置できず、さらに装置は大型化してしまう。 【0008】本発明は上記従来技術の欠点を鑑みてなさ
れたもので、任意のトラックにアクセスするために可動
部に加える駆動力をただ1つの磁気回路で与え、可動部
を大型化することなしに駆動力の作用点と可動部の重心
点とを一致させ或いは近づけることにより軽量で特性的
・価格的に優れた光学系駆動装置を提供することを目的
とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】従って本発明は:記録デ
ィスクのトラックに光スポットを照射する光学素子と;
前記光学素子を支持し記録ディスクの記録面に対し略垂
直方向及び/又は略半径方向に前記光学素子を移動する
アクチュエータと;このアクチュエータを保持するキャ
リッジと;このキャリッジを記録ディスクの半径方向に
移動可能に支持する支持手段と;磁石と、ヨークと、こ
れら磁石及びヨークの間に形成された磁気ギャップとを
有するただ一つの磁気回路と;前記磁気ギャップ内に配
置された主辺と、この主辺に流れる電流とは異なる方向
に電流が流れる他辺とを有し、前記磁気回路と共同して
前記キャリッジを記録ディスクの半径方向に移動させる
アクセスコイルと;を具備する光学系駆動装置におい
て、アクチュエータとアクセスコイルとを記録ディスク
のトラックの接線方向に沿って並列して配置し、前記磁
石による磁束を前記アクセスコイルの他辺に及ぼすこと
により、前記主辺に作用する主たる駆動力である第1の
駆動力の方向とは反対方向の第2の駆動力を発生させ、
前記キャリッジに加えられる全体的な駆動力の作用点
を、前記第1及び第2の駆動力の合力によって前記第1
の駆動力の作用点から前記アクチュエータ側にずらし、
前記アクチュエータ及びアクセスコイルを搭載した状態
におけるキャリッジの重心点に近接或いは一致させ、前
記磁気回路は、アクセスコイルに挿入された磁石及び内
ヨークと、アクセスコイルの外部に存在する外ヨークと
を有し、アクチュエータ側からアクセスコイル側に向か
って、外ヨーク、磁石、内ヨークの順に配置された、こ
とを特徴としている。 【0010】 【作用】アクセスコイルに電流を流すと、アクセスコイ
ルの主辺に流れる電流と磁気ギャップの磁束とが電磁的
に作用して第1の駆動力が生じる。アクセスコイルの他
辺には主辺とは異なる方向に電流が流れており、磁石か
らの磁束が及んでいる。この電流と磁束との電磁作用に
よって、第1の駆動力とは反対方向の第2の駆動力が生
じる。キャリッジに加えられる全体的な駆動力は、通
常、第1の駆動力の作用点近傍に位置しているが、第1
及び第2の駆動力を合成すると、この全体的駆動力の作
用点は、アクチュエータ及びアクセスコイルを搭載した
状態でのキャリッジの重心に近付くか或いはこの重心に
一致する。前記磁気回路は、アクセスコイルに挿入され
た磁石及び内ヨークと、アクセスコイルの外部に存在す
る外ヨークとを有し、アクチュエータ側からアクセスコ
イル側に向かって、外ヨーク、磁石、内ヨークの順に配
置される。 【0011】 【実施例】以下に、添付図面を参照して本発明の一実施
例を説明する。図1乃至図4は本発明による光学系駆動
装置の第1実施例を示している。図1において符号2は
光学系である対物レンズを示す。この対物レンズ2はホ
ルダ4に保持されている。このホルダ4は、防振材をそ
れぞれ有する4本の板ばね6によってばね受け8に固定
されている。このばね受け8は、ベース10上に固定さ
れている。 【0012】4本の板ばね6はフォーカス方向(Z軸方
向)及びトラッキング方向(X軸方向)に撓むことが可
能となっており、これによって対物レンズ2を保持した
ホルダ4はベース10に対してフォーカス方向及びトラ
ッキング方向に移動可能となっている。 【0013】ホルダ4にはフォーカスコイル12及びト
ラッキングコイル14が取り付けられている。ベース1
0には、フォーカスコイル12及びトラッキングコイル
14に対向するようにしてアクチュエータ磁石16が固
着されている。かくして、フォーカスコイル12及びト
ラッキングコイル14に電流を流すことによって、対物
レンズ2はフォーカス方向(Z軸方向)及びトラッキン
グ方向(X軸方向)に移動される。また、ベース10に
は、下方即ちZ2 側からの光を対物レンズ2に通すため
の図示しない透光穴が形成されている。 【0014】以上説明した部材、換言すれば、対物レン
ズ2と、この対物レンズ2を支持しかつフォーカス方向
及びトラッキング方向に移動させるための種々の部材と
を、「アクチュエータ」と総称し符号18で示す。 【0015】アクチュエータ18のベース10の下面、
即ちZ2 側の面には、図示しない球面部がZ2 側に隆起
するように形成されている。この図示しない球面部に合
致するように、キャリッジ20のY1 側部の中央には、
図2に示す凹状の球面部22が形成されている。この球
面部22と、ベース10の図示しない球面部とを合致さ
せた状態で、ベース10はキャリッジ20上に図示しな
いねじなどによって固定されている。 【0016】キャリッジ20には、X軸方向に沿って延
在した溝24が形成されている。この溝24のX1 側の
端部は球面部22と連通している。この溝24のX1
の端部の底面には、X2 側からの光を対物レンズ2側に
反射するプリズム26が固着されている。 【0017】キャリッジ20のY2 側部には、X軸に沿
って貫通した開口部28が形成されている。この開口部
28に通じるようにして、キャリッジ20のY2 側部に
はZ軸方向に貫通した穴30が設けられている。 【0018】開口部28には、X軸と平行な軸を中心と
して四角柱状に巻回されたアクセスコイル32が配置さ
れている。このアクセスコイル32は穴30を介して開
口部28に挿入される。アクセスコイル32はキャリッ
ジ20に接着されている。 【0019】以上説明した部材、即ち、アクチュエータ
18と、キャリッジ20と、アクセスコイル32とを、
「可動部」と総称して符号34で示す。この可動部34
の重心は、図3において符号36で示す場所に位置して
いる。 【0020】図1及び図3に示すように、アクセスコイ
ル32内には、内ヨーク38が遊挿されている。この内
ヨーク38は、X軸方向に延出した中間部40と、Y1
方向に延出した両端部46とを備えており、かくしてX
Y平面と平行な平面における断面がコの字形状となって
いる。この内ヨーク38の中間部40のY1 側面にはア
クセス磁石48が固着されている。このアクセス磁石4
8も、内ヨーク38と同様にアクセスコイル32に遊挿
されている。このアクセス磁石48は、内ヨーク38よ
りもY1 側に位置しており、可動部34の重心36に近
い側、換言すればアクチュエータ18側に配置されてい
る。 【0021】図1に示すように、内ヨーク38の両端部
46には、X軸方向に延出した外ヨーク50の両端部が
接着されている。この外ヨーク50は、図3に示すよう
に、アクセス磁石48よりもさらに重心36に近い側に
配置されている。この外ヨーク50は、アクセスコイル
32の外側であって開口部28のY1 側に挿入されてい
る。 【0022】これら内ヨーク38と、アクセス磁石48
と、外ヨーク50とによって可動部34駆動用の磁気回
路が形成されている。キャリッジ20のY1 側の端部と
2 側の端部とには、円形断面の主軸受52と、一部平
行部を有する従動軸受54が夫々形成されている。これ
ら主軸受52および従動軸受54は、すべり軸受によっ
て構成されている。 【0023】これら主軸受52及び従動軸受54はキャ
リッジ20に別部材の軸受を固定するのではなく、キャ
リッジ20を所定の形状に形成することによってキャリ
ッジ20と一体的に設けられる。軸受52,54を摺動
軸受で形成しているため、キャリッジ20はすべり性の
良好な合成樹脂で形成されており、摺動性を良好なもの
にしている。 【0024】これら軸受52,54には磁性体を四フッ
化エチレン樹脂によってコーティングする等してすべり
性を良くしたガイドレール56,58が挿入されてい
る。各々のガイドレール56,58の径は、キャリッジ
20がX軸方向に自由に動くように、主軸受52の径及
び従動軸受54の断面の平行部の間隔よりわずかに小さ
い寸法に設定されている。従動軸受54に形成された平
行部によって、2本のガイドレール56,58の間隔の
誤差等を調節することができる。 【0025】前述した内ヨーク38と、アクセス磁石4
8と、外ヨーク50と、2本のガイドレール56,58
とは、図示しないデッキベースに固定されている。以上
のように構成された本実施例の装置について、その動作
を説明する。図示していない固定光学ブロックよりX1
方向に発せられたレーザ光は、図2に示すプリズム26
によりZ1 方向に反射され、対物レンズ2を通って図示
していない記録ディスク、例えば光ディスク上にスポッ
トを形成する。 【0026】光ディスクからの反射光は再び対物レンズ
2及びプリズム26を経て固定光学ブロックに戻り、フ
ォーカスエラーとトラッキングエラーと記録信号との検
出が行われる。 【0027】フォーカスエラーやトラッキングエラーが
検出された場合は、アクチュエータ18によって対物レ
ンズ2を移動させ、フォーカス制御及びトラッキング制
御を行う。 【0028】また、異なるトラックを読み取る際には、
アクセスコイル32に電流を流すことにより、キャリッ
ジ20と共に対物レンズ2を所定のトラックに移動させ
トラックアクセス制御を行う。 【0029】次に図3及び図4を参照してアクセスコイ
ル32による駆動力が作用する作用点について説明す
る。図4では、アクセスコイル32に及ぶ磁束の大きさ
と向きとを矢印の長さと向きとで夫々示している。 【0030】先に述べたように外ヨーク50と、内ヨー
ク38と、アクセス磁石48とによって可動部34駆動
用の磁気回路が形成されている。この磁気回路におい
て、外ヨーク50とアクセス磁石48との間には、磁気
ギャップ60が形成されている。この磁気ギャップ60
内には、アクセスコイル32のY1 側の一辺である第1
の辺62が配置されている。この第1の辺62は、アク
セスコイル32の主辺を構成している。 【0031】内ヨーク38のY2 側には、第1の辺62
に対向する第2の辺64が位置している。アクセスコイ
ル32には第1及び第2の辺62,64以外にもその他
の辺が存在するが、簡略化のために第1及び第2の辺6
2,64に働く駆動力についてのみ以下に説明する。 【0032】磁気ギャップ60内に存在する第1の辺6
2には、図4に示すように、ほぼ矢印Y2 向きの強い磁
束66が及び、第1の辺62は力Fa を受ける(Fa
駆動力の大きさとする)。また、第2の辺64にもY2
向きの漏れ磁束68が及ぶ。この磁束68の向きは第1
の辺62に及ぶ磁束66と向きは同じである。しかし、
第2の辺64に流れる電流の向きは、第1の辺62に流
れるものと逆のため、第2の辺64に働く力Fb の向き
は力Fa とは逆となる(Fb は大きさとする。すなわち
b >0)。 【0033】さらに、磁気ギャップ60内の磁束66よ
り漏れ磁束68の方が弱いため、Fa >Fb となる。こ
の2つの力Fa ,Fb を合成すると、この合成した力
F、即ちFa −Fb の力Fは、a:b=Fb :Fa (Y
方向でFa とFの距離をa、Fb とFとの距離をbとす
る)となる点70に働く。この力Fの作用点70は、可
動部34(図3に図示)の重心36に一致する。 【0034】本実施例の構成において、第2の辺64に
磁束68を及ぼさなかった場合を想定してみると、アク
セスコイル32の駆動力は力Fa のみとなり、その作用
点はほぼ磁気ギャップ60周辺となる。しかし、本実施
例のように第2の辺64にアクセス磁石48からの漏れ
磁束68を及ぼせば、アクセスコイル32によって可動
部34(図3に図示)に与えられる駆動力は作用点70
に働く力Fとなり、駆動力の作用点をアクチュエータ1
8(図3に図示)側に近付けて、可動部34(図3に図
示)の重心36と一致させることができる。 【0035】今回、簡略化のため、アクセスコイル32
の第1及び第2の辺62,64に働く力のみについて説
明したが、アクセスコイル32のその他の辺72,74
にもアクセス磁石48からの漏れ磁束は及んでいる。こ
の結果、実際の駆動力の作用点は、これらの残りの辺7
2,74に働く力を含めて合成した点に移動する。 【0036】従って、可動部34を構成する部品の中で
質量の大きいアクチュエータ18に駆動力の作用点が近
づき、作用点に可動部34の重心点36を合わせること
が容易となる。作用点に重心点36を合わせることで、
可動部34が移動する際に回転モーメントが働くことが
なく、トラックアクセスの際の主軸受52及び従動軸受
54とガイドレール56,58との間の遊びの分だけキ
ャリッジ20が回転することにより発生する共振を防ぐ
ことができる。 【0037】次に図5及び図6を用いて第2実施例を説
明する。なお、第1実施例における部材に相当する部材
には同一の参照符号を付し、異なる所のみを説明する。
第3乃至第5実施例においても同様に説明する。 【0038】本実施例では、アクセスコイル32に磁束
を及ぼす磁気回路の構成が一部異なっている。第1実施
例では内ヨーク38の中間部40のZ方向の寸法はアク
セス磁石48と同じであったが、本実施例では、図5及
び図6に示すように中間部40のZ方向の寸法がアクセ
ス磁石48のZ方向の寸法より小さくされている。この
他の構成については第1の実施例とほぼ同じである。 【0039】本実施例によれば、内ヨーク38の中間部
40のZ方向の寸法がアクセス磁石48より小さく形成
されているので、内ヨーク38側に位置するアクセスコ
イル32の第2の辺64に及ぶ漏れ磁束の大きさを第1
の実施例のものにくらべ大きくすることができる。これ
により、駆動力の作用点をより大きくアクチュエータ1
8側にずらすことができ、容易に駆動力の作用点と可動
部の重心点を一致させることができる。 【0040】従って、駆動力の作用点と可動部の重心点
とを一致させるためのバランサが必要ないので、可動部
の小型、軽量化が図れる。なお、駆動力の作用点につい
ての詳細の説明を省略したが、第2の辺64等に働く漏
れ磁束は大きくなるものの、全体的な大きさや向きの傾
向は第1の実施例と同じであり、その位置がアクチュエ
ータ18側となる原理は第1の実施例と同じである。ま
た、この他の動作について第1の実施例と同様である。 【0041】次に図7及び図8を用いて第3実施例を説
明する。本実施例ではアクセスコイル32に磁束を及ぼ
す磁気回路の構成が第1実施例と異なっている。第1実
施例では、内ヨーク38のZ方向の寸法はアクセス磁石
48のものと同じであり、アクセス磁石48の全面に固
着されていたが、本実施例では、内ヨーク38の中間部
40に切り欠き80をX軸方向に延在するように形成し
たものである。この切り欠き80は、Z軸において内ヨ
ーク38のほぼ中央に設けられている。この他の構成に
ついては第1の実施例とほぼ同じである。 【0042】本実施例によれば、内ヨーク20の中間部
40に切り欠き80が設けられているので、この部分を
通してアクセスコイル32の第2の辺64に及ぶ漏れ磁
束の大きさを第1実施例のものにくらべ大きくできる。
これにより駆動力の作用点をより大きくアクチュエータ
18側にずらすことができ、容易に駆動力の作用点と重
心点を一致させることができる。この他の構成及び効果
は、第1及び第2実施例と同様である。 【0043】次に図9及び図10を用いて第4実施例を
説明する。本実施例では、第1実施例の磁気回路に加え
て、内ヨーク38のY2 側面に補助磁石82を固着した
ものである。この補助磁石82は、図10に示すよう
に、アクセスコイル32内に挿入され得るようになって
おり、アクセスコイル32の内側からアクセスコイル3
2に磁束を与えるようになっている。この補助磁石82
はY軸に沿った寸法即ち幅はアクセス磁石48よりも狭
くなっている。この補助磁石82の磁極の向きは、アク
セス磁石48と同じになるように設置されている。即
ち、補助磁石82もアクセス磁石48も、S極がY1
向に向けられている。 【0044】本実施例によれば、アクセスコイル32の
内ヨーク38側に位置する第2の辺64にアクセス磁石
48の漏れ磁束でなく補助磁石82によって磁束を及ぼ
すので、アクセスコイル32の第2の辺64に及ぶ磁束
の大きさを第1乃至第3実施例における磁束の大きさに
くらべ、またさらに大きくできる。この他の構成及び効
果は第1乃至第3実施例と同様である。 【0045】次に図11乃至図13を用いて本発明に関
連する参考例を説明する。本参考例では、アクセスコイ
ル32に磁束を及ぼす磁気回路の構成が第1乃至第4実
施例と大きく異なっている。第1実施例では、内ヨーク
38にアクセス磁石48を取り付けてこれらをアクセス
コイル32に挿入していたが、本実施例では、アクセス
磁石48を外ヨーク50のY2 側面に取り付け、アクセ
スコイル32内に挿入するものを内ヨーク38のみとし
たものである。 【0046】この結果、図12に示すように、アクセス
磁石48はアクチュエータ18に近い側、即ち可動部3
4の重心に近い側に設置される。また、磁気ギャップ6
0は、アクセス磁石48と内ヨーク38との間に形成さ
れ、この磁気ギャップ60内に第1の辺62が位置して
いる。 【0047】アクセスコイル32に及ぶ磁束については
図13に示す通りとなる。磁束の大きさと向きは矢印の
長さと向きとで夫々示されている。説明の簡略化の為
に、磁気ギャップ60内に位置する第1の辺62と、こ
の第1の辺62に対して反対側に位置する第2の辺64
とについてのみ説明する。 【0048】磁気ギャップ60内の第1の辺62には、
ほぼ矢印Y1 向きの強い磁束66が及んでおり、第1の
辺62は力Fa を受ける(Fa が駆動力の大きさとす
る)。また、第2の辺64にもほぼY1 向きの弱い漏れ
磁束68が及んでいる。磁束66と漏れ磁束68との向
きは同じである。しかし、第2の辺64に流れる電流の
向きは第1の辺62に流れるものと逆のため、第2の辺
64に働く力Fb の向きは力Fa とは逆になる(Fb
大きさとする。すなわちFb >0)。 【0049】さらに磁気ギャップ60内の磁束66より
漏れ磁束68の方が弱いため、Fa>Fb となる。この
2つの力Fa ,Fb を合成すると、この合成した力F、
即ちFa −Fb の力Fは、a:b=Fb :Fa (Y方向
でFa とFの距離をa、FbとFとの距離をbとする)
となる点70に働く。 【0050】従って、第1実施例と同様、第2の辺64
に磁束68を及ぼさなかった場合に比べて、駆動力の作
用点をアクチュエータ18側に近づけることができる。
今回、簡略化のため第1及び第2の辺62,64に働く
力のみについてで説明したが、アクセスコイル32のそ
の他の辺72,74にもアクセス磁石48からの漏れ磁
束は及んでいる。この結果、実際の駆動力の作用点は、
これらの残りの辺72,74に働く力を含めて合成した
点に移動する。 【0051】従って、第1の実施例と同じく、駆動力の
作用点をこれらの辺72,74に働く力を含めて合成し
た点に移動させることができる。この他の動作について
は第1の実施例とほぼ同じである。 【0052】本参考例によれば、アクセスコイル32内
にあるのは内ヨーク38のみであるので、アクセスコイ
ル32の内寸を小さくすることができ、アクセスコイル
32の小型、軽量化、それに伴う可動部34の小型、軽
量化が図れる。 【0053】第2乃至第4実施例はほぼ第1実施例の変
形例という形を取っているが、本参考例においても同様
な変形を施すことが可能である。内ヨーク38のZ軸方
向の寸法をアクセス磁石48より小さくしたり、或い
は、内ヨーク38に切り欠きを設けることで、アクセス
コイル32の第2の辺64に及ぶ磁束が増え、駆動力の
作用点のずらし量を大きくすることができる。特に内ヨ
ーク38のZ軸方向の寸法をアクセス磁石48のZ軸方
向の寸法より小さくすることで、より一層、アクセスコ
イル32の小型化が図れる。 【0054】 次に図14乃至図16を用いて本発明に
関するもう1つの参考例を説明する。図14及び図15
に示すように、キャリッジ20のY側部には、第1乃
至第4実施例及び前述の参考例における開口部28の代
りに、X軸に沿って延在した溝状の凹部83が形成され
ている。この凹部83の底面には、図15に示すよう
に、アクセスコイル32が固着されている。 【0055】この凹部83の上方に位置するようにし
て、外ヨーク50が図示しないデッキベースに固定され
ている。この外ヨーク50は、X軸方向に細長く延出し
たメインヨーク84と、このメインヨーク84のY2
の側縁からZ2 側に垂れ下がるように延出した補助ヨー
ク86とを有している。この結果、外ヨーク50のYZ
平面と平行な平面内における断面はL字状となってい
る。 【0056】この外ヨーク50のメインヨーク84のX
軸における両端部には、内ヨーク38の両端部46が固
着されている。この内ヨーク38の両端部46は、中間
部40からZ1 側に延出している。この中間部40は、
X軸方向に細長く延出している。かくして、内ヨーク3
8のXZ平面と平行な平面における断面はコの字形状と
なっている。 【0057】アクセスコイル32には、内ヨーク38の
中間部40が遊挿されている。この中間部40と共にア
クセスコイル32の第1の辺62を挟むようにして、外
ヨーク50のメインヨーク84のZ2 側の面には、アク
セス磁石48が固着されている。このアクセス磁石48
と内ヨーク38の中間部40との間の隙間は磁気ギャッ
プ60として機能している。 【0058】なお補助ヨーク86は磁気ギャップ60よ
りもY2 側に配置されており、可動部34(図15に図
示)の重心位置よりも遠い側に位置している。また、こ
の補助ヨーク86は内ヨーク38と共にアクセスコイル
32の一辺88を挾んでいる。 【0059】アクセスコイル32に及ぶ磁束を図16に
示す。磁束の大きさと向きは矢印の長さと向きとで夫々
示されている。但し、矢印90,91はアクセスコイル
32に流れる電流の向きを示している。 【0060】アクセスコイル32の4つの辺のうち、及
ぼされる磁束が大きい辺は、アクセス磁石48と内ヨー
ク38の中間部40とにはさまれた第1の辺62と、補
助ヨーク86と内ヨーク38の中間部40と挟まれた辺
88とである。便宜上、この辺88を「第2の辺」と称
し、以下、第1及び第2の辺62,88に注目して駆動
力の作用点の位置について述べる。 【0061】第1の辺62にはZ1 向きの磁束92が、
第2の辺88にはY1 向きの磁束94が及んでいる。ア
クセスコイル32に矢印90,91の方向の電流を流し
たとすると、第1の辺62において、流れる電流90の
向きに対して時計回りに90°の向きに磁束92が横切
っている。また、第2の辺88において、流れる電流9
1の向きに対して反時計回りに90°の向きに磁束94
が横切っている。これら第1の辺62と第2の辺88で
その電流の向きと磁束の向きの関係は逆になっているこ
とになる。従って、第1の辺62に生じる駆動力をF
a 、第2の辺88に生じる駆動力をFb とすると、これ
ら駆動力Fa ,Fb の向きは互いに反対方向となる。 【0062】夫々の辺62,88に与えられる磁束9
2,94の大きさを比べると第1の辺62に与えられる
方が大きく、辺自体の長さも第1の辺62の方が長いの
で、両駆動力Fa ,Fb の大きさの関係はFa >Fb
なる。この2つの力Fa ,Fbを合成すると、この合成
した力F、即ち大きさFa −Fb の力Fは、a:b=F
b :Fa (Y方向でFa とFの距離をa、Fb とFとの
距離をbとする)となる点96に働く。 【0063】これにより第1の実施例と同様通常は磁気
ギャップ内の第1の辺62中心付近にある駆動力の作用
点をアクチュエータ18(図15に図示)側に近づける
ことができる。今回簡単のため第1及び第2の辺62,
88に働く力のみで説明したが、アクセスコイル32の
その他の辺72,74にも磁束は及んでいる。従って第
1の実施例と同じく駆動力の作用点をこれらの辺72,
74に働く力を含めて合成した点に移動させることがで
きる。この他の動作については第1の実施例とほぼ同じ
である。 【0064】 以上、このもう1つの参考例によれば、
補助ヨーク86を用いることで磁気回路の主たる磁束9
4の向きにとらわれず駆動力の作用点を移動させられる
ので、磁気回路部分の設計に制約条件が少なくなり、可
動部34及び装置全体の小型化が容易となる。 【0065】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、例えば磁気回路の構成はさらに様々に変
形することができる。また、可動部の支持を摺動軸受に
限ることなく、ころがり軸受等でも良い。 【0066】 【発明の効果】本発明によれば、アクチュエータとアク
セスコイルとを記録ディスクのトラックの接線方向に沿
って並列して配置し、磁石による磁束をアクセスコイル
の他辺に及ぼすことにより、主辺に作用する主たる駆動
力である第1の駆動力の方向とは反対方向の第2の駆動
力を発生させ、キャリッジに加えられる全体的な駆動力
の作用点を、第1及び第2の駆動力の合力によって第1
の駆動力の作用点からアクチュエータ側にずらし、アク
チュエータ及びアクセスコイルを搭載した状態における
キャリッジの重心点に近接或いは一致させることによっ
て、アクチュエータ及びアクセスコイルを搭載したキャ
リッジが移動する際に発生する共振を最小限に抑えると
いう優れた特性を有する小型かつ軽量の光学系駆動装置
を提供することができる。又、磁気回路が1つであるの
で価格的にも優れたものとなる。前記磁気回路は、アク
セスコイルに挿入された磁石及び内ヨークと、アクセス
コイルの外部に存在する外ヨークとを有し、アクチュエ
ータ側からアクセスコイル側に向かって、外ヨーク、磁
石、内ヨークの順に配置される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による光学系駆動装置の第1実施例を示
す斜視図。 【図2】図1に示す装置の分解斜視図。 【図3】図1に示す装置の断面図。 【図4】図1に示す装置の磁気回路の磁界分布状態を示
す図。 【図5】第2実施例の装置を示す斜視図。 【図6】図5に示す装置の断面図。 【図7】第3実施例の装置を示す斜視図。 【図8】図7に示す装置の断面図。 【図9】第4実施例の装置を示す斜視図。 【図10】図9に示す装置の断面図。 【図11】本発明による光学系駆動装置の参考例を示す
斜視図。 【図12】図11に示す装置の断面図。 【図13】図11に示す装置の磁気回路の磁界分布状態
を示す図。 【図14】本発明による光学系駆動装置のもう1つの参
考例を示す斜視図。 【図15】図14に示す装置の断面図。 【図16】図14に示す装置の磁気回路の磁界分布状態
を示す図。 【図17】第1の従来の光学系駆動装置を示す断面図。 【図18】第2の従来の装置を示す部分的に破断した正
面図。 【図19】第3の従来の装置を示す上面図。 【図20】図19に示す装置を示す部分的に破断した断
面図 【符号の説明】 18…アクチュエータ、20…キャリッジ、32…アク
セスコイル、34…可動部、36…可動部の重心、38
…内ヨーク、48…アクセス磁石、50…外ヨーク、6
0…磁気ギャップ、62…第1の辺、64…第2の辺、
70…駆動力の作用点。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録ディスクのトラックに光スポットを
    照射する光学素子と、 前記光学素子を支持し記録ディスクの記録面に対し略垂
    直方向及び/又は略半径方向に前記光学素子を移動する
    アクチュエータと、 このアクチュエータを保持するキャリッジと、 このキャリッジを記録ディスクの半径方向に移動可能に
    支持する支持手段と、 磁石と、ヨークと、これら磁石及びヨークの間に形成さ
    れた磁気ギャップとを有するただ一つの磁気回路と、 前記磁気ギャップ内に配置された主辺と、この主辺に流
    れる電流とは異なる方向に電流が流れる他辺とを有し、
    前記磁気回路と共同して前記キャリッジを記録ディスク
    の半径方向に移動させるアクセスコイルと、 を具備する光学系駆動装置において、 アクチュエータとアクセスコイルとを記録ディスクのト
    ラックの接線方向に沿って並列して配置し、 前記磁石による磁束を前記アクセスコイルの他辺に及ぼ
    すことにより、前記主辺に作用する主たる駆動力である
    第1の駆動力の方向とは反対方向の第2の駆動力を発生
    させ、前記キャリッジに加えられる全体的な駆動力の作
    用点を、前記第1及び第2の駆動力の合力によって前記
    第1の駆動力の作用点から前記アクチュエータ側にずら
    し、前記アクチュエータ及びアクセスコイルを搭載した
    状態におけるキャリッジの重心点に近接或いは一致さ
    せ、 前記磁気回路は、アクセスコイルに挿入された磁石及び
    内ヨークと、アクセスコイルの外部に存在する外ヨーク
    とを有し、アクチュエータ側からアクセスコイル側に向
    かって、外ヨーク、磁石、内ヨークの順に配置された、
    ことを特徴とする光学系駆動装置。
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