JP3482069B2 - 有機膜のエッチング方法 - Google Patents

有機膜のエッチング方法

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JP3482069B2 JP10908396A JP10908396A JP3482069B2 JP 3482069 B2 JP3482069 B2 JP 3482069B2 JP 10908396 A JP10908396 A JP 10908396A JP 10908396 A JP10908396 A JP 10908396A JP 3482069 B2 JP3482069 B2 JP 3482069B2
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acrylic resin
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photoresist
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智幸 佐々木
秀夫 二河
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有機膜のエッチ
ング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化、高密度が
ますます進んできている。CCD等の撮像素子のカラー
フィルタにはアクリル樹脂等の有機膜が用いられてきて
いる。このアクリル樹脂のボンディングパッドのパター
ン形成は、リソグラフィーおよびドライエッチングが用
いられるようになってきた。
【0003】有機膜のエッチングには酸素ガスやフッ素
系ガスを用いたドライエッチングが行われている。以下
に従来の有機膜のエッチング方法について説明する。図
7および図8は従来の有機膜のエッチング方法の断面を
示す。図7に示すように、シリコン基板51の表面上に
パッシベーション膜として形成されたCVDシリコン窒
化膜52上にカラーフィルタとして有機膜であるアクリ
ル樹脂53を形成している。このアクリル樹脂53上に
ホトレジスト54をパターンニングしている。そして、
図8に示すように、O2 およびフッ素系のガスを用いド
ライエッチングしてパターンを形成している。55はア
ルミニウム合金である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た有機膜のエッチング方法では、アクリル樹脂53とホ
トレジスト54とのエッチング速度の選択比(アクリル
樹脂/ホトレジスト)が充分確保できないため、アクリ
ル樹脂53のエッチング時にホトレジスト54を同時に
エッチングし、エッチング精度が悪くなるという問題を
有していた。
【0005】したがって、この発明の目的は、ホトレジ
ストに対する有機膜のエッチング速度の選択比を高くし
てエッチング精度を向上することができる有機膜のエッ
チング方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の有機膜の
エッチング方法は、半導体基板の表面上に形成された
クリル樹脂膜にホトレジストをパターン形成し、硫黄を
含むガスでドライエッチングすることを特徴とするもの
である。このように、硫黄を含むガスでアクリル樹脂膜
をドライエッチングすることにより、アクリル樹脂膜
硫黄を含むガスが反応して加水分解し、一方、ホトレジ
ストは加水分解反応が起こり難いため、ホトレジストに
比べアクリル樹脂膜を選択的にエッチングすることがで
きる。
【0007】 請求項2記載の有機膜のエッチング方法
は、請求項1において、前記アクリル樹脂のエステル結
合に前記硫黄を含むガスが反応し加水分解するものであ
る。このように、アクリル樹脂は直鎖構造であり、内部
にエステル結合を有している。このエステル結合に硫黄
を含むガスが反応し、スルホン基を形成し加水分解する
ことにより、アクリル樹脂をエッチングすることができ
る。
【0008】 請求項3記載の有機膜のエッチング方法
は、請求項1または2において、硫黄を含むガスとし
て、二酸化硫黄を用いるものである。このように、硫黄
を含むガスとして、二酸化硫黄を用いることにより、
クリル樹脂膜に二酸化硫黄ガスが反応し、スルホン基を
形成して加水分解することにより、請求項1または2と
同様の効果がある。
【0009】 他の有機膜のエッチング方法は、半導体
基板の表面上に形成された有機膜にホトレジストをパタ
ーン形成し、水素を含むガスで有機膜を加水分解するこ
とによりドライエッチングすることを特徴とするもので
ある。このように、水素を含むガスで有機膜をドライエ
ッチングすることにより、有機膜に水素を含むガスが反
応して加水分解し、一方、ホトレジストは加水分解反応
が起こり難いため、ホトレジストに比べ有機膜を選択的
にエッチングすることができる。
【0010】 さらに他の有機膜のエッチング方法は
機膜をアクリル樹脂とし、このアクリル樹脂のエステ
ル結合に水素を含むガスが反応し加水分解するものであ
る。このように、有機膜をアクリル樹脂としたので、ア
クリル樹脂は直鎖構造であり、内部にエステル結合を有
している。このエステル結合に水素を含むガスが反応
し、加水分解することにより、アクリル樹脂をエッチン
グすることができる。
【0011】 さらに他の有機膜のエッチング方法は
素を含むガスとして、水素と酸素の混合ガスを用いる
ものである。このように、水素を含むガスとして、水素
と酸素の混合ガスを用いることにより、有機膜に水素ガ
スが反応し加水分解することにより同様の効果がある。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態の有
機膜のエッチング方法を図1ないし図3に基づいて説明
する。図1に示すように、シリコン基板11の表面上に
CVDシリコン窒化膜12およびアルミニウム合金15
が形成され、その上に有機膜であるアクリル樹脂13が
形成されている。このアクリル樹脂13のボンディング
パッドのパターン形成を下記のようにドライエッチング
により行う。
【0013】すなわち、シリコン基板11の表面上に形
成されたCVDシリコン窒化膜12およびアルミニウム
合金15上にアクリル樹脂13を7μmスピン塗布し、
このアクリル樹脂13上にホトレジスト14を約1.7
μmの膜厚でパターン形成する。そして、図2に示すよ
うに、アクリル樹脂13をO2 ガスおよびSO2 ガスで
ドライエッチングしパターン形成する。このときのエッ
チング条件は、ガス流量O2 ガス20sccm、SO2
ガス20sccm、ガス圧力150mTorr、高周波
出力(13.56MHz)400Wとする。
【0014】このとき、図3に示すように、SO2 ガス
の添加を増やすにしたがって、ホトレジスト14に対す
るアクリル樹脂13のエッチング速度の選択比(アクリ
ル樹脂/ホトレジスト)は向上し、SO2 ガス20sc
cmで選択比は8にまで達している。これは、アクリル
樹脂13は直鎖構造であり内部にエステル結合を有して
おり、このエステル結合にSO2 ガスが反応し、スルホ
ン基を形成し加水分解することにより、選択的にアクリ
ル樹脂13がエッチングされる。一方、ホトレジスト1
4の成分であるノボラック樹脂は環化構造を有してお
り、加水分解反応は起こり難い。このため、ホトレジス
ト14に対して選択比の高いアクリル樹脂13のエッチ
ングを行うことができる。
【0015】この実施の形態によれば、硫黄を含むガス
でアクリル樹脂13をドライエッチングすることによ
り、アクリル樹脂13のエステル結合に硫黄を含むガス
が反応して加水分解し、一方、ホトレジスト14は加水
分解反応が起こり難いため、ホトレジスト14に比べア
クリル樹脂13を選択的にエッチングすることができ
る。
【0016】 参考例の有機膜のエッチング方法を図4
ないし図6に基づいて説明する。 図4に示すように、シリコン基板31の表面上にCVD
シリコン窒化膜32およびアルミニウム合金35が形成
され、その上に有機膜であるアクリル樹脂33が形成さ
れている。このアクリル樹脂33のボンディングパッド
のパターン形成を下記のようにドライエッチングにより
行う。
【0017】すなわち、シリコン基板31の表面上に形
成されたCVDシリコン窒化膜32およびアルミニウム
合金35上にアクリル樹脂33を7μmスピン塗布し、
このアクリル樹脂33上にホトレジスト膜34を約1.
7μmの膜厚でパターン形成する。そして、図5に示す
ように、アクリル樹脂33をO2 ガスおよびH2 ガスで
ドライエッチングしパターン形成する。このときのエッ
チング条件は、ガス流量O2 ガス20sccm、H2
ス20sccm、ガス圧力150mTorr、高周波出
力(13.56MHz)400Wとする。
【0018】このとき、図6に示すように、H2 ガスの
添加を増やすにしたがって、ホトレジスト34に対する
アクリル樹脂33のエッチング速度の選択比(アクリル
樹脂/ホトレジスト)は向上し、H2 ガス20sccm
で選択比は8にまで達している。これは、アクリル樹脂
33は直鎖構造であり内部にエステル結合を有してお
り、このエステル結合にH2 ガスが反応し、スルホン基
を形成し加水分解することにより、選択的にアクリル樹
脂33がエッチングされる。一方、ホトレジスト34の
成分であるノボラック樹脂は環化構造を有しており、加
水分解反応は起こり難い。このため、ホトレジスト34
に対して選択比の高いアクリル樹脂33のエッチングを
行うことができる。
【0019】 この参考例によれば、水素を含むガスで
アクリル樹脂33をドライエッチングすることにより、
アクリル樹脂33のエステル結合に水素を含むガスが反
応して加水分解し、一方、ホトレジスト34は加水分解
反応が起こり難いため、ホトレジスト34に比べアクリ
ル樹脂33を選択的にエッチングすることができる。
【0020】 なお、参考例の有機膜はアクリル樹脂を
用いたが、例えば、ビニル樹脂、ポリアミド、酸を有す
る樹脂でもよい。なお、水素ガスと酸素ガスの混合ガス
の代わりに水(HO)を用いてもよい。
【0021】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の有機膜のエッ
チング方法によれば、硫黄を含むガスでアクリル樹脂膜
をドライエッチングすることにより、アクリル樹脂膜
硫黄を含むガスが反応して加水分解し、一方、ホトレジ
ストは加水分解反応が起こり難いため、ホトレジストに
比べアクリル樹脂膜を選択的にエッチングすることがで
きる。
【0022】 請求項2では、アクリル樹脂は直鎖構造
であり、内部にエステル結合を有している。このエステ
ル結合に硫黄を含むガスが反応し、スルホン基を形成し
加水分解することにより、アクリル樹脂をエッチングす
ることができる。請求項3では、硫黄を含むガスとし
て、二酸化硫黄を用いることにより、アクリル樹脂膜
二酸化硫黄ガスが反応し、加水分解することにより、請
求項1または2と同様の効果がある。
【0023】
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の有機膜のエッチ
ング方法を示す断面図である。
【図2】図1の次の工程の断面図である。
【図3】第1の実施の形態において選択比とSO流量
の関係を示すグラフである。
【図4】参考例の有機膜のエッチング方法を示す断面図
である。
【図5】図4の次の工程の断面図である。
【図6】参考例において選択比とH流量の関係を示す
グラフである。
【図7】従来の有機膜のエッチング方法を示す断面図で
ある。
【図8】図7の次の工程の断面図である。
【符号の説明】
11,31 シリコン基板 12,32 CVDシリコン窒化膜 13,33 アクリル樹脂(有機膜) 14,34 ホトレジスト 15,35 アルミニウム合金
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 H01L 27/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面上に形成されたアクリ
    ル樹脂膜にホトレジストをパターン形成し、硫黄を含む
    ガスでドライエッチングすることを特徴とする有機膜の
    エッチング方法。
  2. 【請求項2】 前記アクリル樹脂のエステル結合に前記
    硫黄を含むガスが反応し加水分解する請求項1記載の有
    機膜のエッチング方法。
  3. 【請求項3】 硫黄を含むガスとして、二酸化硫黄を用
    いる請求項1または2記載の有機膜のエッチング方法。
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