JP3462485B2 - 微細レジストパターンの形成方法 - Google Patents
微細レジストパターンの形成方法Info
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- JP3462485B2 JP3462485B2 JP2001220154A JP2001220154A JP3462485B2 JP 3462485 B2 JP3462485 B2 JP 3462485B2 JP 2001220154 A JP2001220154 A JP 2001220154A JP 2001220154 A JP2001220154 A JP 2001220154A JP 3462485 B2 JP3462485 B2 JP 3462485B2
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に係り、特に微細レジストパターンの形成方法に関
する。
方法に係り、特に微細レジストパターンの形成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】微細なレジストパターンの形成を目的と
して、2層レジスト法や3層レジスト法のような多層レ
ジスト技術について多く提案されている。
して、2層レジスト法や3層レジスト法のような多層レ
ジスト技術について多く提案されている。
【0003】以下、従来の微細レジストパターンの形成
方法について説明する。図8〜図14は、従来の微細レ
ジストパターンの形成方法を説明するための断面図であ
る。先ず、図8に示すように、下地基板1上に下層レジ
スト膜2を形成する。次に、図9に示すように、下層レ
ジスト膜2上に上層レジスト膜3を形成する。
方法について説明する。図8〜図14は、従来の微細レ
ジストパターンの形成方法を説明するための断面図であ
る。先ず、図8に示すように、下地基板1上に下層レジ
スト膜2を形成する。次に、図9に示すように、下層レ
ジスト膜2上に上層レジスト膜3を形成する。
【0004】そして、図10に示すように、所定のマス
ク(図示省略)を介して活性光線4を照射することによ
り、上層レジスト膜3にパターンを露光する。その後、
図示しないが、湿式現像を行う。これにより、図11に
示すような上層レジストパターン3Aが形成される。続
いて、図12に示すように、シリル化処理を行って、上
層レジストパターン3Aの表面及び側壁にシリル化層3
Bを形成する。なお、図12中では、シリル化剤(雰囲
気ガス)を簡便のためSiと示した。
ク(図示省略)を介して活性光線4を照射することによ
り、上層レジスト膜3にパターンを露光する。その後、
図示しないが、湿式現像を行う。これにより、図11に
示すような上層レジストパターン3Aが形成される。続
いて、図12に示すように、シリル化処理を行って、上
層レジストパターン3Aの表面及び側壁にシリル化層3
Bを形成する。なお、図12中では、シリル化剤(雰囲
気ガス)を簡便のためSiと示した。
【0005】次に、図13に示すように、上層レジスト
パターン3Aの上面が露出するまでシリル化層3Bを異
方性ドライエッチングする。これにより、上層レジスト
パターン3Aの両脇に上層シリル化パターン6が形成さ
れる。
パターン3Aの上面が露出するまでシリル化層3Bを異
方性ドライエッチングする。これにより、上層レジスト
パターン3Aの両脇に上層シリル化パターン6が形成さ
れる。
【0006】最後に、図14に示すように、上層シリル
化パターン6をエッチングマスクとして、上層レジスト
パターン3Aおよび下層レジスト膜2をドライ現像す
る。ここで、ドライ現像とは、酸素プラズマ等によるド
ライエッチングをいう。これにより、下層レジストパタ
ーン2Aおよび上層シリル化パターン6からなる所望の
レジストパターン7が形成される。
化パターン6をエッチングマスクとして、上層レジスト
パターン3Aおよび下層レジスト膜2をドライ現像す
る。ここで、ドライ現像とは、酸素プラズマ等によるド
ライエッチングをいう。これにより、下層レジストパタ
ーン2Aおよび上層シリル化パターン6からなる所望の
レジストパターン7が形成される。
【0007】なお、上記従来例の関連特許としては、特
開平02−005522号公報、及び特開平02−13
4639号公報が挙げられる。
開平02−005522号公報、及び特開平02−13
4639号公報が挙げられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レジス
ト膜中でのシリル化反応は等方的に進行するため、上層
レジストパターン3Aは、側壁からだけでなく上面から
もシリル化される。このため、最終的に上層レジストパ
ターン3Aの上方および側方に、同じ厚さのシリル化層
3Bが形成される。したがって、上層シリル化パターン
6の膜厚は、上層レジストパターン3Aの膜厚よりもシ
リル化層3Bの厚さだけ薄くなる。
ト膜中でのシリル化反応は等方的に進行するため、上層
レジストパターン3Aは、側壁からだけでなく上面から
もシリル化される。このため、最終的に上層レジストパ
ターン3Aの上方および側方に、同じ厚さのシリル化層
3Bが形成される。したがって、上層シリル化パターン
6の膜厚は、上層レジストパターン3Aの膜厚よりもシ
リル化層3Bの厚さだけ薄くなる。
【0009】今後、より微細なレジストパターンを形成
するために、上層レジスト膜3のさらなる薄膜化が必要
となる。この場合、上層レジストパターン3Aの膜厚が
さらに薄くなり、上層シリル化パターン6の膜厚もさら
に薄くなってしまう。また、上層シリル化パターン6の
線幅を太くする場合、すなわちシリル化の処理時間を長
くしてシリル化層3Bの厚さが厚くなった場合も、同様
に上層シリル化パターン6の膜厚が薄くなってしまう。
このように上層シリル化パターン6の膜厚が薄くなって
しまうと、下層レジスト膜2へのパターン転写時に上層
シリル化パターン6がエッチングマスクとして機能しな
くなってしまうという問題がある。
するために、上層レジスト膜3のさらなる薄膜化が必要
となる。この場合、上層レジストパターン3Aの膜厚が
さらに薄くなり、上層シリル化パターン6の膜厚もさら
に薄くなってしまう。また、上層シリル化パターン6の
線幅を太くする場合、すなわちシリル化の処理時間を長
くしてシリル化層3Bの厚さが厚くなった場合も、同様
に上層シリル化パターン6の膜厚が薄くなってしまう。
このように上層シリル化パターン6の膜厚が薄くなって
しまうと、下層レジスト膜2へのパターン転写時に上層
シリル化パターン6がエッチングマスクとして機能しな
くなってしまうという問題がある。
【0010】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、上層レジスト膜の膜厚、又は上層シ
リル化パターンの線幅に依存することなく、上層シリル
化パターンを一定の膜厚で形成することを目的とする。
になされたもので、上層レジスト膜の膜厚、又は上層シ
リル化パターンの線幅に依存することなく、上層シリル
化パターンを一定の膜厚で形成することを目的とする。
【0011】
【課題を解決する為の手段】請求項1の発明に係る微細
レジストパターンの形成方法は、基板上に下層レジスト
膜を形成する工程と、前記下層レジスト膜上に上層レジ
ストパターンを形成する工程と、前記上層レジストパタ
ーンの側壁のみをシリル化して、上層シリル化パターン
を形成する上層シリル化パターン形成工程と、前記上層
シリル化パターンをマスクとしたドライエッチング処理
により、下層レジスト膜をパターニングするパターニン
グ工程と、を含むことを特徴とするものである。
レジストパターンの形成方法は、基板上に下層レジスト
膜を形成する工程と、前記下層レジスト膜上に上層レジ
ストパターンを形成する工程と、前記上層レジストパタ
ーンの側壁のみをシリル化して、上層シリル化パターン
を形成する上層シリル化パターン形成工程と、前記上層
シリル化パターンをマスクとしたドライエッチング処理
により、下層レジスト膜をパターニングするパターニン
グ工程と、を含むことを特徴とするものである。
【0012】請求項2の発明に係る微細レジストパター
ンの形成方法は、請求項1に記載の形成方法において、
前記上層シリル化パターン形成工程は、前記上層レジス
トパターンの上面に保護膜を形成する工程と、前記保護
膜を形成した後、前記上層レジストパターンをシリコン
雰囲気中にさらす工程と、を含むことを特徴とするもの
である。
ンの形成方法は、請求項1に記載の形成方法において、
前記上層シリル化パターン形成工程は、前記上層レジス
トパターンの上面に保護膜を形成する工程と、前記保護
膜を形成した後、前記上層レジストパターンをシリコン
雰囲気中にさらす工程と、を含むことを特徴とするもの
である。
【0013】請求項3の発明に係る微細レジストパター
ンの形成方法は、請求項1又は2に記載の形成方法にお
いて、フルオロカーボンを含む混合ガス又はフルオロカ
ーボンを用いたプラズマ処理によって、前記保護膜を形
成することを特徴とするものである。
ンの形成方法は、請求項1又は2に記載の形成方法にお
いて、フルオロカーボンを含む混合ガス又はフルオロカ
ーボンを用いたプラズマ処理によって、前記保護膜を形
成することを特徴とするものである。
【0014】請求項4の発明に係る微細レジストパター
ンの形成方法は、請求項1から3の何れかに記載の形成
方法において、前記上層レジストパターンが、OH基、
COOH基、NH基およびSH基の少なくとも一種含む
ことを特徴とするものである。
ンの形成方法は、請求項1から3の何れかに記載の形成
方法において、前記上層レジストパターンが、OH基、
COOH基、NH基およびSH基の少なくとも一種含む
ことを特徴とするものである。
【0015】請求項5の発明に係る微細レジストパター
ンの形成方法は、請求項1から4の何れかに記載の形成
方法において、前記パターニング工程では、シリル化さ
れていない前記上層レジストパターンおよび前記保護膜
がエッチングされるとともに、前記下層レジスト膜がエ
ッチングされることを特徴とするものである。
ンの形成方法は、請求項1から4の何れかに記載の形成
方法において、前記パターニング工程では、シリル化さ
れていない前記上層レジストパターンおよび前記保護膜
がエッチングされるとともに、前記下層レジスト膜がエ
ッチングされることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図中、同一または相当する
部分には同一の符号を付してその説明を簡略化ないし省
略することがある。 実施の形態1.本発明の実施の形態1による微細レジス
トパターンの形成方法について説明する。図1〜図7
は、本発明の実施の形態1による微細レジストパターン
の形成方法を説明するための断面図である。先ず、図1
において、基板1上に下層レジスト膜2を形成する。こ
こで、下層レジスト膜2は、市販のノボラック樹脂系の
レジストを300nm程度の厚さに回転塗布し、その後
250℃程度の温度で60秒間熱処理して熱架橋させて
形成した。
施の形態について説明する。図中、同一または相当する
部分には同一の符号を付してその説明を簡略化ないし省
略することがある。 実施の形態1.本発明の実施の形態1による微細レジス
トパターンの形成方法について説明する。図1〜図7
は、本発明の実施の形態1による微細レジストパターン
の形成方法を説明するための断面図である。先ず、図1
において、基板1上に下層レジスト膜2を形成する。こ
こで、下層レジスト膜2は、市販のノボラック樹脂系の
レジストを300nm程度の厚さに回転塗布し、その後
250℃程度の温度で60秒間熱処理して熱架橋させて
形成した。
【0017】次に、図2に示すように、下層レジスト膜
2上に上層レジスト膜3を形成する。ここで、上層レジ
スト膜3は、市販のKrFエキシマ露光用ポジ型レジス
トを70nm程度の厚さに回転塗布し、100℃程度の
温度で60秒間熱処理して形成した。
2上に上層レジスト膜3を形成する。ここで、上層レジ
スト膜3は、市販のKrFエキシマ露光用ポジ型レジス
トを70nm程度の厚さに回転塗布し、100℃程度の
温度で60秒間熱処理して形成した。
【0018】そして、図3に示すように、所定のマスク
(図示省略)を介して活性光線4を照射することによ
り、上層レジスト膜3に対してパターンを露光する。こ
のパターン露光は、F2エキシマレーザ露光装置(波長
157nm、NA=0.6、σ=0.7)を用いて行っ
た。
(図示省略)を介して活性光線4を照射することによ
り、上層レジスト膜3に対してパターンを露光する。こ
のパターン露光は、F2エキシマレーザ露光装置(波長
157nm、NA=0.6、σ=0.7)を用いて行っ
た。
【0019】次に、図示しないが、湿式現像を行う。こ
れにより、図4に示すような上層レジストパターン3A
が形成される。湿式現像は、通常のアルカリ現像液
(2.38%テトラメチルアンモニウムハイドロオキシ
ド水溶液)で60秒間行った。
れにより、図4に示すような上層レジストパターン3A
が形成される。湿式現像は、通常のアルカリ現像液
(2.38%テトラメチルアンモニウムハイドロオキシ
ド水溶液)で60秒間行った。
【0020】続いて、図5に示すように、上層レジスト
パターン3A及び下層レジスト膜2の上面に、C2F6
(フルオロカーボン)を含む混合ガス又はC2F6を用
いたプラズマ処理によって保護膜5を形成する。ここ
で、プラズマ処理は、TCP(Transformer Coupled Pl
asma)エッチング装置を用いて、上部パワー:50W、
下部パワー:5W、C2F6流量:50sccm、圧
力:5mtorr、基板温度:−10℃なる条件で5秒
間行った。また、保護膜5は、有機ポリマーを含んでい
る。
パターン3A及び下層レジスト膜2の上面に、C2F6
(フルオロカーボン)を含む混合ガス又はC2F6を用
いたプラズマ処理によって保護膜5を形成する。ここ
で、プラズマ処理は、TCP(Transformer Coupled Pl
asma)エッチング装置を用いて、上部パワー:50W、
下部パワー:5W、C2F6流量:50sccm、圧
力:5mtorr、基板温度:−10℃なる条件で5秒
間行った。また、保護膜5は、有機ポリマーを含んでい
る。
【0021】その後、図6に示すように、気相でシリル
化処理して、すなわち上層レジストパターン3Aをシリ
コン雰囲気中にさらすことよって、上層シリル化パター
ン6を形成する。ここで、上層レジストパターン3Aの
上面は保護膜5で覆われているため、上層レジストパタ
ーン3Aの上層部分にはシリコンは導入されず、側壁部
分にのみシリコンが導入される。上記気相シリル化処理
は、シリル化剤としてジメチルシリルジメチルアミンを
用い、圧力:55torr、温度:80℃なる条件で6
0秒間行った。この条件で形成された上層シリル化パタ
ーン6の幅は0.13μmであったが、シリル化条件を
調整することによって上層シリル化パターン6の線幅を
任意に決めることができる。なお、図6中では、シリル
化剤(雰囲気ガス)を簡便のためSiと示した。
化処理して、すなわち上層レジストパターン3Aをシリ
コン雰囲気中にさらすことよって、上層シリル化パター
ン6を形成する。ここで、上層レジストパターン3Aの
上面は保護膜5で覆われているため、上層レジストパタ
ーン3Aの上層部分にはシリコンは導入されず、側壁部
分にのみシリコンが導入される。上記気相シリル化処理
は、シリル化剤としてジメチルシリルジメチルアミンを
用い、圧力:55torr、温度:80℃なる条件で6
0秒間行った。この条件で形成された上層シリル化パタ
ーン6の幅は0.13μmであったが、シリル化条件を
調整することによって上層シリル化パターン6の線幅を
任意に決めることができる。なお、図6中では、シリル
化剤(雰囲気ガス)を簡便のためSiと示した。
【0022】最後に、図7に示すように、上層シリル化
パターン6をマスクとして、ドライ現像処理によって下
層レジスト膜2をパターニングする。ここで、ドライ現
像処理とは、酸素プラズマ等を用いたドライエッチング
をいう。ドライ現像処理は、上記TCPエッチング装置
を用いて、上部パワー:500W、下部パワー:60W、
O2流量:130sccm、SO2流量:10scc
m、圧力:5mtorr、基板温度:−10℃からなる
条件で32秒間行った。これにより、下層レジストパタ
ーン2Aおよび上層シリル化パターン6からなる所望の
レジストパターン7が形成された。なお、保護膜5及び
上層レジストパターン3Aはともにシリコンを含んでい
ないので、ドライ現像処理により下層レジスト膜2とと
もに容易にエッチングされる。
パターン6をマスクとして、ドライ現像処理によって下
層レジスト膜2をパターニングする。ここで、ドライ現
像処理とは、酸素プラズマ等を用いたドライエッチング
をいう。ドライ現像処理は、上記TCPエッチング装置
を用いて、上部パワー:500W、下部パワー:60W、
O2流量:130sccm、SO2流量:10scc
m、圧力:5mtorr、基板温度:−10℃からなる
条件で32秒間行った。これにより、下層レジストパタ
ーン2Aおよび上層シリル化パターン6からなる所望の
レジストパターン7が形成された。なお、保護膜5及び
上層レジストパターン3Aはともにシリコンを含んでい
ないので、ドライ現像処理により下層レジスト膜2とと
もに容易にエッチングされる。
【0023】以上説明したように、本実施の形態1によ
る微細レジストパターンの形成方法では、シリル化処理
前に上層レジストパターン3Aの上面に保護膜5を形成
することにより、上層レジストパターン3Aの上面から
のシリル化反応を抑制するとともに上層レジストパター
ン3Aの側壁からのみシリル化反応を進行させることと
した。このため、上層シリル化パターン6を、シリル化
パターン6の線幅に依存することなく、一定の膜厚に形
成することができる。したがって、上層シリル化パター
ン6の線幅が太い場合、すなわちシリル化処理時間が長
い場合でも、上層シリル化パターン6の膜厚は従来のよ
うに薄くならない。よって、上層シリル化パターン6を
ドライ現像時のエッチングマスクとして機能させること
ができる。また、上層レジストパターン3Aの上面部は
シリル化されないため、上層レジストパターン3Aの膜
厚と上層シリル化パターン6の膜厚は同じである。すな
わち、シリル化処理前後で膜厚が全く変化しない。従っ
て、上層レジスト膜3をさらに薄膜化することができ、
より微細なレジストパターンの形成を容易に実現するこ
とができる。さらに、微細なレジストパターンをマスク
として微細な配線パターン等の形成が可能となり、半導
体装置の小型化を実現することができる。
る微細レジストパターンの形成方法では、シリル化処理
前に上層レジストパターン3Aの上面に保護膜5を形成
することにより、上層レジストパターン3Aの上面から
のシリル化反応を抑制するとともに上層レジストパター
ン3Aの側壁からのみシリル化反応を進行させることと
した。このため、上層シリル化パターン6を、シリル化
パターン6の線幅に依存することなく、一定の膜厚に形
成することができる。したがって、上層シリル化パター
ン6の線幅が太い場合、すなわちシリル化処理時間が長
い場合でも、上層シリル化パターン6の膜厚は従来のよ
うに薄くならない。よって、上層シリル化パターン6を
ドライ現像時のエッチングマスクとして機能させること
ができる。また、上層レジストパターン3Aの上面部は
シリル化されないため、上層レジストパターン3Aの膜
厚と上層シリル化パターン6の膜厚は同じである。すな
わち、シリル化処理前後で膜厚が全く変化しない。従っ
て、上層レジスト膜3をさらに薄膜化することができ、
より微細なレジストパターンの形成を容易に実現するこ
とができる。さらに、微細なレジストパターンをマスク
として微細な配線パターン等の形成が可能となり、半導
体装置の小型化を実現することができる。
【0024】なお、本実施の形態1では、上層レジスト
膜3としてKrFエキシマ露光用ポジ型レジストを用い
たが、OH基、COOH基、NH基およびSH基のうち
少なくとも一種を含むレジストであれば用いることがで
きる。
膜3としてKrFエキシマ露光用ポジ型レジストを用い
たが、OH基、COOH基、NH基およびSH基のうち
少なくとも一種を含むレジストであれば用いることがで
きる。
【0025】また、本実施の形態1では、露光装置とし
てF2エキシマレーザ露光装置を用いているが、ArF
エキシマレーザ露光装置やKrFエキシマレーザ露光装
置を用いてもよい。また、TCPエッチング装置以外に
も、ECR(Electron Cyclotron Resonance)エッチン
グ装置やICP(Inductively coupled plasma)エッチ
ング装置等のプラズマエッチング装置を適用可能であ
る。
てF2エキシマレーザ露光装置を用いているが、ArF
エキシマレーザ露光装置やKrFエキシマレーザ露光装
置を用いてもよい。また、TCPエッチング装置以外に
も、ECR(Electron Cyclotron Resonance)エッチン
グ装置やICP(Inductively coupled plasma)エッチ
ング装置等のプラズマエッチング装置を適用可能であ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、上層レジスト膜の膜
厚、又は上層シリル化パターンの線幅に依存することな
く、上層シリル化パターンを一定の膜厚で形成すること
ができる。
厚、又は上層シリル化パターンの線幅に依存することな
く、上層シリル化パターンを一定の膜厚で形成すること
ができる。
【図1】 本発明の実施の形態1による微細レジストパ
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
1)。
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
1)。
【図2】 本発明の実施の形態1による微細レジストパ
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
2)。
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
2)。
【図3】 本発明の実施の形態1による微細レジストパ
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
3)。
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
3)。
【図4】 本発明の実施の形態1による微細レジストパ
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
4)。
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
4)。
【図5】 本発明の実施の形態1による微細レジストパ
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
5)。
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
5)。
【図6】 本発明の実施の形態1による微細レジストパ
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
6)。
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
6)。
【図7】 本発明の実施の形態1による微細レジストパ
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
7)。
ターンの形成方法を説明するための断面図である(その
7)。
【図8】 従来の微細レジストパターンの形成方法を説
明するための断面図である(その1)。
明するための断面図である(その1)。
【図9】 従来の微細レジストパターンの形成方法を説
明するための断面図である(その2)。
明するための断面図である(その2)。
【図10】 従来の微細レジストパターンの形成方法を
説明するための断面図である(その3)。
説明するための断面図である(その3)。
【図11】 従来の微細レジストパターンの形成方法を
説明するための断面図である(その4)。
説明するための断面図である(その4)。
【図12】 従来の微細レジストパターンの形成方法を
説明するための断面図である(その5)。
説明するための断面図である(その5)。
【図13】 従来の微細レジストパターンの形成方法を
説明するための断面図である(その6)。
説明するための断面図である(その6)。
【図14】 従来の微細レジストパターンの形成方法を
説明するための断面図である(その7)。
説明するための断面図である(その7)。
1 基板、 2 下層レジスト膜、 2A 下層レジス
トパターン、 3 上層レジスト膜、 3A 上層レジ
ストパターン、 4 活性光線、 5 保護膜、 6
上層シリル化パターン、 7 レジストパターン。
トパターン、 3 上層レジスト膜、 3A 上層レジ
ストパターン、 4 活性光線、 5 保護膜、 6
上層シリル化パターン、 7 レジストパターン。
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フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平7−321091(JP,A)
特開 平6−214397(JP,A)
特開 平5−88375(JP,A)
特開 平5−182904(JP,A)
特開 平7−326562(JP,A)
特開 平7−134422(JP,A)
特開 平5−13384(JP,A)
特開 平7−130631(JP,A)
特開 平2−134639(JP,A)
特開 平2−5522(JP,A)
特開 平1−154053(JP,A)
特開 昭63−232127(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01L 21/027
G03F 7/26 511
G03F 7/40 521
Claims (5)
- 【請求項1】 基板上に下層レジスト膜を形成する工程
と、 前記下層レジスト膜上に上層レジストパターンを形成す
る工程と、 前記上層レジストパターンの側壁のみをシリル化して、
上層シリル化パターンを形成する上層シリル化パターン
形成工程と、 前記上層シリル化パターンをマスクとしたドライエッチ
ング処理により、下層レジスト膜をパターニングするパ
ターニング工程と、 を含むことを特徴とする微細レジストパターンの形成方
法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の形成方法において、 前記上層シリル化パターン形成工程は、 前記上層レジストパターンの上面に保護膜を形成する工
程と、 前記保護膜を形成した後、前記上層レジストパターンを
シリコン雰囲気中にさらす工程と、 を含むことを特徴とする微細レジストパターンの形成方
法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の形成方法におい
て、 フルオロカーボンを含む混合ガス又はフルオロカーボン
を用いたプラズマ処理によって、前記保護膜を形成する
ことを特徴とする微細レジストパターンの形成方法。 - 【請求項4】 請求項1から3の何れかに記載の形成方
法において、 前記上層レジストパターンが、OH基、COOH基、N
H基およびSH基の少なくとも一種含むことを特徴とす
る微細レジストパターンの形成方法。 - 【請求項5】 請求項1から4の何れかに記載の形成方
法において、 前記パターニング工程では、シリル化されていない前記
上層レジストパターンおよび前記保護膜がエッチングさ
れるとともに、前記下層レジスト膜がエッチングされる
ことを特徴とする微細レジストパターンの形成方法。
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