JP3482064B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3482064B2
JP3482064B2 JP03182696A JP3182696A JP3482064B2 JP 3482064 B2 JP3482064 B2 JP 3482064B2 JP 03182696 A JP03182696 A JP 03182696A JP 3182696 A JP3182696 A JP 3182696A JP 3482064 B2 JP3482064 B2 JP 3482064B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、転写ローラに付着
したトナーを除去し、転写ローラに付着したトナーによ
る転写材の裏汚れを防止するようにした画像形成装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来、像担持体の表面にトナー像を静電
的に形成し、この像担持体に転写材を介して転写ローラ
を圧接し、転写ローラにトナーと逆極性のバイアスを印
加させることによりトナー像を転写材に転写するように
した画像形成装置が知られている。 【0003】このような画像形成装置においては、転写
材のサイズよりも大きいトナー像が像担持体に形成され
ると、トナー像における転写材より大きい部分が転写ロ
ーラに付着する。このようにしてトナーが付着した転写
ローラを用いて引き続き画像形成作業を行うと、転写ロ
ーラに付着したトナーが転写材の裏面に付着し、転写材
の裏汚れが発生する。 【0004】転写ローラに付着したトナーによる転写材
の裏汚れを防止するための手段としては、転写材が転写
部位(像担持体と転写ローラとの圧接部分)を通過した
後、転写ローラに印加するバイアスをトナーと同極性の
清掃用バイアスに切り換え、転写ローラに付着したトナ
ーを像担持体に戻すようにしたものが提案されている。 【0005】しかし、このような手段をとる場合には、
転写ローラが少なくとも1回転する間は清掃用バイアス
を印加しなければならず、その間は画像形成を行うこと
ができず、ユーザにとって待ち時間となる。 【0006】特開平2−244081号公報には、転写
ローラに清掃用バイアスを印加する清掃時において、転
写ローラの周回速度を像担持体の周回速度より速くし、
清掃を短時間で行うようにした画像形成装置が開示され
ている。 【0007】なお、清掃用バイアスを印加して転写ロー
ラを清掃する必要がある場合としては、上述のように、
転写材よりも大きいトナー像が像担持体に形成された場
合のほか、転写材が斜めに供給されたために転写部位に
おいてトナー像が転写材よりはみ出す状態となった場
合、ジャムなどによる転写材の供給失敗時、電源投入直
後、転写ローラに地汚れトナー(逆帯電トナー)が付着
した場合等がある。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】画像形成装置における
転写ローラは、像担持体に圧接されて連れ回りされてい
るか、又は、像担持体と一体に回転するギヤを介して駆
動力を伝達されて回転するものが一般的である。しか
し、特開平2−244081号公報に開示された画像形
成装置では、像担持体を駆動させるモータとは別個に転
写ローラを駆動させるモータを設けなければならず、画
像形成装置が大型になり、画像形成装置が大型になるこ
とに伴ってコスト増になる。 【0009】また、清掃用バイアスを印加する転写ロー
ラの清掃時において、像担持体と転写ローラとの周回速
度を等速にすることにより、トナーが付着した転写ロー
ラが像担持体のクリーンな面に接触することにより、像
担持体へのトナーの戻しが良好に行われる。しかし、特
開平2−244081号公報に開示された画像形成装置
では、転写ローラの周回速度だけを速くするので、像担
持体におけるトナーを戻した面に対して転写ローラの表
面をこすりつけることになるので、清掃効率が悪い。 【0010】 【課題を解決するための手段】請求項記載の発明は、
像担持体と、この像担持体に圧接された状態でこの像担
持体の周回速度に連動した周回速度で回転する転写ロー
ラと、前記像担持体の周回速度に連動した周回速度で回
転する定着ローラと、前記転写ローラに印加するバイア
スを切り換える印加バイアス切換手段とを有し、前記像
担持体と前記転写ローラとの間に転写材が存在しない場
合に前記転写ローラにこの転写ローラに付着しているト
ナーと同極性の清掃用バイアスを印加して付着している
トナーを前記像担持体に戻すようにした画像形成装置に
おいて、前記像担持体の周回速度を切り換える周回速度
切換手段と、転写材が前記定着ローラによる定着部位を
通過したことを検知する定着部位通過検知手段とを設
け、転写材が定着部位を通過した後に、前記像担持体の
周回速度を所定時間にわたって高速に切り換え、かつ、
前記転写ローラに清掃用バイアスを印加するようにし
た。従って、転写ローラの清掃時には転写材が定着ロー
ラによる定着部位を通過しているため、この清掃時に像
担持体に連動して回転する定着ローラの周回速度がアッ
プしても、定着の熱量が不足するなどの定着に対する悪
影響がない。しかも、転写ローラの清掃時には、転写ロ
ーラが像担持体と共に高速で回転することにより清掃が
短時間で終了し、かつ、この清掃時には転写ローラが像
担持体のクリーンな面に接触することにより清掃効率が
アップする。また、1つの駆動源により像担持体と転写
ローラとが駆動されるため、画像形成装置が大型になら
ず、画像形成装置が大型になることに伴うコスト増が起
こらない。 【0011】 【発明の実施の形態】発明の第1の参考例を図1及び
図2に基づいて説明する。図1は画像形成装置である複
写機の概略構造を示す説明図である。この複写機の略中
央部には像担持体である感光体ドラム1が設けられてお
り、この感光体ドラム1の周囲には、帯電チャージャ
2、現像装置3、転写ローラ4、除電針5、クリーナ
6、イレーサ7等が配置されている。前記転写ローラ4
は前記感光体ドラム1の外周面に圧接される位置に配置
され、感光体ドラム1と転写ローラ4とは等しい周回速
度で回転するように連結されている。 【0012】前記複写機には、供給する転写材8を収納
する転写材カセット9が着脱自在に挿着され、この転写
材カセット9の挿着箇所には、転写材カセット9内に収
納されている転写材8のサイズを検知するサイズ検知セ
ンサ10が設けられている。また、この複写機には、供
給する転写材8の横幅を検知する機構のない横幅非検知
供給部である手差し供給部11が設けられている。転写
材カセット9又は手差し供給部11から供給された転写
材8は、前記感光体ドラム1と前記転写ローラ4とが圧
接された転写部位に向けて搬送され、その搬送経路の途
中に、レジストローラ12とレジストセンサ13とが配
置されている。 【0013】転写材8が前記転写部位を通過する際に、
この転写材8には感光体ドラム1の表面に形成されたト
ナー像が転写され、トナー像を転写された転写材8は搬
送ガイド14に沿って定着ローラ15へ搬送される。一
対の定着ローラ15が圧接された定着部位を転写材8が
通過する際に、この転写材8に熱と圧力とが加えられる
ことによりトナー像が定着され、トナー像を定着された
転写材8はトレイ16上に排出される。ここで、前記定
着ローラ15と前記感光体ドラム1とは略等しい周回速
度で回転するように駆動系が形成されている。また、転
写材8の搬送方向に沿った前記定着ローラ15の下流側
には、定着出口センサ17が配置されている。 【0014】前記転写ローラ4には切換スイッチ18を
介して正極性バイアス電源19と負極性バイアス電源2
0とが接続され、切換スイッチ18を切り換えることに
より、転写ローラ4には正極性バイアス又は負極性バイ
アスが印加される構造とされている。切換スイッチ18
には、この切換スイッチ18を切り換えるためのスイッ
チ駆動部21が連結され、スイッチ駆動部21は複写機
全体の動作を制御する制御部22に接続されている。こ
の制御部22には、前記サイズ検知センサ10、前記レ
ジストセンサ13、前記定着出口センサ17、前記手差
し供給部11を選択したことを検知する手差し検知セン
サ23、モータ駆動部24、操作パネル(図示せず)上
に配置された各種キー等が接続されている。なお、前記
切換スイッチ18と前記スイッチ駆動部21と前記制御
部22とにより、前記転写ローラ4に印加するバイアス
を切り換える印加バイアス切換手段が形成されている。 【0015】前記モータ駆動部24は、パルスジェネレ
ータ25、パルスシーケンサ26、駆動回路27からな
り、このモータ駆動部24により制御されるステッピン
グモータ28により、前記感光体ドラム1と前記定着ロ
ーラ15とが回転駆動される。前記制御部22からの指
示によりパルスジェネレータ25が所定のパルス列(通
常のプロセスモード用,高速回転用)を出力する。パル
スシーケンサ26はこれを受け、ステッピングモータ2
8の制御パルスを駆動回路27へ出力し、これにより、
ステッピングモータ28が所定の回転速度で回転する。 【0016】前記モータ駆動部24と前記制御部22と
により、前記感光体ドラム1の周回速度を切り換える周
回速度切換手段が形成されている。また、前記レジスト
センサ13と前記制御部22とにより、供給された転写
材8が転写部位を通過したことを検知する転写部位通過
検知手段が形成されている。 【0017】このような構成において、この複写機にお
ける画像形成プロセスを簡単に説明する。感光体ドラム
1の表面が帯電チャージャ2により一様に負極に帯電さ
れ、この帯電域を光学系で露光することにより静電潜像
が形成され、この静電潜像が現像装置3で現像されるこ
とによりトナー像が形成される。感光体ドラム1におけ
るトナー像が形成された部分が転写部位に至るタイミン
グで感光体ドラム1と転写ローラ4との間に転写材8が
供給され、このとき、転写ローラ4に正極性バイアス電
源19から正極性の転写バイアスが印加され、トナー像
が転写材8に転写される。 【0018】トナー像を転写された転写材8は、除電針
5の作用によって感光体ドラム1から剥離され、定着ロ
ーラ15へ向けて搬送される。転写材8が定着部位を通
過する際に定着が行われ、定着が行われた転写材8はト
レイ16上へ排出される。感光体ドラム1上の残留トナ
ーは、クリーナ6で清掃され、残留電荷はイレーサ7で
消去される。 【0019】つぎに、転写ローラ4に付着したトナーの
清掃動作を図2のフローチャートに基づいて説明する。
制御部22が画像形成プロセスを開始する指示を受ける
と、トナー画像の形成処理(ステップS1)と、転写材
8の搬送処理(ステップS2)とが開始される。転写材
8の搬送処理が開始された後にレジストセンサ13によ
る転写材8の先端検知が行われ(ステップS3)、先端
検知後に転写処理が行われる(ステップS4)。転写処
理が開始された後は、レジストセンサ13により転写材
8の後端検知が行われ(ステップS5)、後端を検知し
た場合には、所定時間経過後に転写処理を終了する(ス
テップS6)。転写処理が終了した後に、転写ローラ4
の清掃処理が行われる(ステップS7)。この清掃処理
では、ステッピングモータ28が高速に切り換えられる
ことにより感光体ドラム1と転写ローラ4との周回速度
が高速になり、切換スイッチ18の切換により転写ロー
ラ4には負極性の清掃用バイアスが印加される。 【0020】この転写ローラ4の清掃処理により、転写
ローラ4に付着している負極に帯電したトナーが転写部
位から感光体ドラム1に戻され、転写ローラ4がきれい
になる。 【0021】ここで、転写ローラ4の清掃時には、転写
ローラ4が感光体ドラム1と共に高速で回転するため、
清掃が短時間で終了する。かつ、この清掃時には転写ロ
ーラ4と感光体ドラム1とが略同じ周回速度で回転する
ため、転写部位において、転写ローラ4は感光体ドラム
1のクリーンな面に接触することになり、清掃効率がア
ップする。また、感光体ドラム1と転写ローラ4とを1
つのステッピングモータ28で駆動させる構造であるた
め、感光体ドラム1と転写ローラ4とを別個のモータで
駆動させる場合に比べて、複写機が大型にならず、複写
機が大型になることに伴うコスト増が起こらない。 【0022】つぎに、発明の第2の参考例を図3に基
づいて説明する。なお、複写機の機構については図1に
示したものと同じであり、各部の名称などは図1を援用
して説明する(以下、同様)。本参考例は、清掃用バイ
アスを印加して行う転写ローラ4の清掃を、転写材8を
手差し供給部11から供給する場合にのみ行うようにし
たものである。 【0023】制御部22が画像形成プロセスを開始する
指示を受けると、手差し供給が選択されたか否かが手差
し検知センサ23からの検知結果に基づいて判断され
(ステップS11)、手差し供給が選択されている場合
にはフラグ1が“1”にセットされ(ステップS1
2)、手差し供給が選択されていない場合にはフラグ1
が“0”にセットされる(ステップS13)。これらの
セットが行われた後に、トナー画像の形成処理(ステッ
プS14)と、転写材8の搬送処理(ステップS15)
とが開始される。転写材8の搬送処理が開始された後に
レジストセンサ13による転写材8の先端検知が行われ
(ステップS16)、先端検知後に転写処理が行われる
(ステップS17)。転写処理が開始された後は、レジ
ストセンサ13により転写材8の後端検知が行われ(ス
テップS18)、後端を検知した場合には、所定時間経
過後に転写処理を終了する(ステップS19)。転写処
理が終了した後にフラグ1が“1”にセットされている
か否かが判断され(ステップS20)、セットされてい
ない場合、即ち、手差し供給を選択していない場合には
そのまま終了する。一方、フラグ1が“1”にセットさ
れている場合、即ち、手差し供給を選択している場合に
は、転写ローラ4の清掃処理が所定時間行われる(ステ
ップS21)。この清掃処理では、ステッピングモータ
28が高速に切り換えられることにより感光体ドラム1
と転写ローラ4との周回速度が高速になり、切換スイッ
チ18の切換により転写ローラ4には負極性の清掃用バ
イアスが印加される。 【0024】複写機による画像形成プロセスにおいて、
供給する転写材8のサイズが検知されていれば、感光体
ドラム1に形成されるトナー像は転写材8のサイズに応
じた大きさに形成され、転写ローラ4へのトナーの付着
が発生しにくい。これに対し、手差し供給部11から転
写材8を供給する場合には、感光体ドラム1に形成され
たトナー像が転写材8よりも大きくなることが起こりや
すく、転写ローラ4へのトナーの付着が発生しやすい。 【0025】従って、本参考例のように、手差し供給部
11から転写材8を供給する場合にのみ転写ローラ4の
清掃を行うことにより、転写ローラ4の清掃を効率良く
行える。 【0026】ここで、転写ローラ4の清掃時には、転写
ローラ4が感光体ドラム1と共に高速で回転するため、
清掃が短時間で終了する。かつ、この清掃時には転写ロ
ーラ4と感光体ドラム1とが略同じ周回速度で回転する
ため、転写部位において、転写ローラ4は感光体ドラム
1のクリーンな面に接触することになり、清掃効率がア
ップする。また、感光体ドラム1と転写ローラ4とを1
つのステッピングモータ28で駆動させる構造であるた
め、感光体ドラム1と転写ローラ4とを別個のモータで
駆動させる場合に比べて、複写機が大型にならず、複写
機が大型になることに伴うコスト増が起こらない。 【0027】つぎに、発明の一実施の形態を図4に基
づいて説明する。本実施の形態は、清掃用バイアスを印
加して行う転写ローラ4の清掃を、転写材8が定着部位
を通過した後に行うようにしたものである。 【0028】制御部22が画像形成プロセスを開始する
指示を受けると、トナー画像の形成処理(ステップS3
1)と、転写材8の搬送処理(ステップS32)とが開
始される。転写材8の搬送処理が開始された後にレジス
トセンサ13による転写材8の先端検知が行われ(ステ
ップS33)、先端検知後に転写処理が行われる(ステ
ップS34)。転写処理が開始された後は、レジストセ
ンサ13により転写材8の後端検知が行われ(ステップ
S35)、後端を検知した場合には、所定時間経過後に
転写処理を終了する(ステップS36)。転写処理が終
了した後に、定着出口センサ17からの検知結果に基づ
いて転写材8の後端を検知したか否かが、この定着出口
センサ17と制御部22とから形成される転写部位通過
検知手段により判断される(ステップS37)。そし
て、転写材8の後端が定着出口センサ17で検知された
後に転写ローラ4の清掃処理が所定時間行われる(ステ
ップS38)。この清掃処理では、ステッピングモータ
28が高速に切り換えられることにより感光体ドラム1
と転写ローラ4との周回速度が高速になり、切換スイッ
チ18の切換により転写ローラ4には負極性の清掃用バ
イアスが印加される。 【0029】本実施の形態の複写機、及び、他の一般的
な複写機においては、感光体ドラム1と定着ローラ15
とが同じステッピングモータ28で駆動されている。従
って、転写ローラ4の清掃を行うために感光体ドラム1
の周回速度を速くすると、定着ローラ15の周回速度も
速くなる。そして、転写材8に対する定着中に転写ロー
ラ4の清掃を開始すると、定着中の転写材8の搬送速度
が途中から速くなり、転写材8に対して付与する定着用
の熱量が不足し、定着不良を起こす場合がある。 【0030】そこで、本実施の形態のように、転写材8
が定着ローラ15による定着部位を通過した後に転写ロ
ーラ4の清掃を行うことにより、この清掃時に定着ロー
ラ15の周回速度が速くなっても、定着の熱量が不足す
るなどの定着に対する悪影響が生じない。 【0031】また、本実施の形態では上述した各実施の
形態と同様に、転写ローラ4の清掃時には、転写ローラ
4が感光体ドラム1と共に高速で回転するため、清掃が
短時間で終了する。かつ、この清掃時には転写ローラ4
と感光体ドラム1とが略同じ周回速度で回転するため、
転写部位において、転写ローラ4は感光体ドラム1のク
リーンな面に接触することになり、清掃効率がアップす
る。また、感光体ドラム1と転写ローラ4とを1つのス
テッピングモータ28で駆動させる構造であるため、感
光体ドラム1と転写ローラ4とを別個のモータで駆動さ
せる場合に比べて、複写機が大型にならず、複写機が大
型になることに伴うコスト増が起こらない。 【0032】つぎに、発明の第3の参考例を図5に基
づいて説明する。本参考例は、清掃用バイアスを印加し
て行う転写ローラ4の清掃を行う場合に、直前に転写を
行った転写材8の長さに応じて、感光体ドラム1及び転
写ローラ4の周回速度を変えるようにしたものである。 【0033】制御部22が画像形成プロセスを開始する
指示を受けると、トナー画像の形成処理(ステップS4
1)と、転写材8の搬送処理(ステップS42)とが開
始される。転写材8の搬送処理が開始された後にレジス
トセンサ13による転写材8の先端検知が行われ(ステ
ップS43)、この先端検知と同時に転写材8の長さ寸
法を検知するためにタイマーが起動され(ステップS4
4)、先端検知後に転写処理が行われる(ステップS4
5)。転写処理が開始された後は、レジストセンサ13
により転写材8の後端検知が行われ(ステップS4
6)、後端が検知されると同時にタイマーが停止され
(S47)、後端を検知してから所定時間経過後に転写
処理が終了する(ステップS48)。転写処理が終了し
た後に転写ローラ4の清掃処理が所定時間行われる(ス
テップS49)。 【0034】本参考例では、タイマーと制御部22とに
より、供給した転写材8の長さを検知する長さ検知手
段、及び、その検知した長さに応じて清掃時における感
光体ドラム1の周回速度を設定する周回速度設定手段が
形成されている。このため、ステップS49の清掃処理
においては、ステッピングモータ28が転写材8の長さ
に応じて高速に切り換えられることにより感光体ドラム
1と転写ローラ4との周回速度が高速になり、切換スイ
ッチ18の切換により転写ローラ4には負極性の清掃用
バイアスが印加される。 【0035】転写時に転写ローラ4に付着するトナーの
量は、転写材8の長さが長くなるにつれて多くなる。そ
して、転写ローラ4に付着したトナーの量が多くなった
場合に、転写ローラ4の清掃を確実に行うためには、清
掃バイアスを印加する清掃時において感光体ドラム1に
対する転写ローラ4の接触回数を増やす必要がある。 【0036】そこで、本参考例では、転写材8の長さを
検知し、その長さに応じて清掃時の感光体ドラム1と転
写ローラ4の周回速度を速くしている。従って、転写材
8の長さが長くなったことにより転写ローラ4に付着し
たトナーの量が増加しても、転写材8の長さが短い場合
に比べて清掃時における転写ローラ4の周回速度が速く
なり、同一清掃時間内における感光体ドラム1との接触
回数が多くなり、清掃時間を延ばすことなく転写ローラ
4の清掃を良好に行える。 【0037】また、本参考例では上述した各参考例及び
実施の形態と同様に、転写ローラ4の清掃時には、転写
ローラ4が感光体ドラム1と共に高速で回転するため、
清掃が短時間で終了する。かつ、この清掃時には転写ロ
ーラ4と感光体ドラム1とが略同じ周回速度で回転する
ため、転写部位において、転写ローラ4は感光体ドラム
1のクリーンな面に接触することになり、清掃効率がア
ップする。また、感光体ドラム1と転写ローラ4とを1
つのステッピングモータ28で駆動させる構造であるた
め、感光体ドラム1と転写ローラ4とを別個のモータで
駆動させる場合に比べて、複写機が大型にならず、複写
機が大型になることに伴うコスト増が起こらない。 【0038】つぎに、発明の第4の参考例を図6に基
づいて説明する。本参考例は、感光体ドラム1上の非画
像形成領域に付着している地汚れトナー(逆帯電トナ
ー)が転写ローラ4に付着した場合に、その地汚れトナ
ーを感光体ドラム1に戻すという清掃を行うものであ
る。 【0039】制御部22が画像形成プロセスを開始する
指示を受けると、まず、転写ローラ4の清掃処理が所定
時間行われる(ステップ51)。この清掃処理では、ス
テッピングモータ28が高速に切り換えられることによ
り感光体ドラム1と転写ローラ4との周回速度が高速に
なり、切換スイッチ18の切換により転写ローラ4には
転写時と同じ正極性の清掃用バイアスが印加される。こ
の清掃処理により、転写ローラ4に付着していた地汚れ
トナーが感光体ドラム1に戻され、転写ローラ4がきれ
いになる。 【0040】この転写ローラ4の清掃時には、転写ロー
ラ4が感光体ドラム1と共に高速で回転するため、清掃
が短時間で終了する。かつ、この清掃時には転写ローラ
4と感光体ドラム1とが略同じ周回速度で回転するた
め、転写部位において、転写ローラ4は感光体ドラム1
のクリーンな面に接触することになり、清掃効率がアッ
プする。また、感光体ドラム1と転写ローラ4とを1つ
のステッピングモータ28で駆動させる構造であるた
め、感光体ドラム1と転写ローラ4とを別個のモータで
駆動させる場合に比べて、複写機が大型にならず、複写
機が大型になることに伴うコスト増が起こらない。 【0041】ステップS51の清掃処理が終了した後
は、ステッピングモータ28の速度が通常の画像形成プ
ロセスモード時に戻され、転写ローラ4へのバイアスの
印加も一旦オフにされる。その後、トナー画像の形成処
理(ステップS52)、転写材8の搬送処理(ステップ
S53)、レジストセンサ13による転写材8の先端検
知(ステップS54)、転写処理(ステップS55)、
レジストセンサ13により転写材8の後端検知(ステッ
プS56)が行われ、転写材8の後端を検知した場合に
は所定時間経過後に転写処理を終了する(ステップS5
7)。このステップS57の後に、図2のステップS7
で示したような転写ローラ4の清掃処理を行うようにし
てもよい。 【0042】つぎに、発明の第5の参考例を図7に基
づいて説明する。本参考例は、複写機に対する電電投入
の直後に、清掃用バイアスを印加して転写ローラ4を清
掃するものである。 【0043】制御部22は複写機の電源スイッチがオン
になった直後であるか否かを判断し(ステップS6
1)、電源スイッチがオンになった直後である場合に
は、転写ローラ4の清掃処理が所定時間行われる(ステ
ップS62)。この清掃処理では、ステッピングモータ
28が高速に切り換えられることにより感光体ドラム1
と転写ローラ4とが高速の周回速度で回転し、切換スイ
ッチ18の切換により転写ローラ4には負極性の清掃用
バイアスが印加される。 【0044】このような清掃処理を行うことにより、転
写ローラ4にトナーが付着した状態のままで電源がオフ
にされた場合であっても、電源を投入して画像形成を開
始する場合には、転写ローラ4に付着していたトナーの
清掃を確実に行える。そして、この転写ローラ4の清掃
時には、転写ローラ4が感光体ドラム1と共に高速で回
転するため、清掃が短時間で終了する。かつ、この清掃
時には転写ローラ4と感光体ドラム1とが略同じ周回速
度で回転するため、転写部位において、転写ローラ4は
感光体ドラム1のクリーンな面に接触することになり、
清掃効率がアップする。また、感光体ドラム1と転写ロ
ーラ4とを1つのステッピングモータ28で駆動させる
構造であるため、感光体ドラム1と転写ローラ4とを別
個のモータで駆動させる場合に比べて、複写機が大型に
ならず、複写機が大型になることに伴うコスト増が起こ
らない。 【0045】清掃処理を行う所定時間が経過した後に
は、ステッピングモータ28の回転が停止され、清掃用
バイアスの印加もオフになる。 【0046】なお、本参考例では、負極性の清掃用バイ
アスを印加して清掃する場合を例に挙げて説明したが、
負極性の清掃用バイアスと正極性の清掃用バイアスとを
タイミングをずらして印加するようにしてもよい。これ
により、転写ローラ4に地汚れトナーが付着していた場
合にその地汚れトナーの清掃をも行うことができる。 【0047】つぎに、発明の第6の参考例を図8に基
づいて説明する。本参考例は、ジャムなどの転写材8の
供給失敗に対する回復処理が終了した後に、清掃用バイ
アスを印加して転写ローラ4を清掃するものである。 【0048】カバーの開閉状態を検知するセンサや搬送
経路上に転写材8が存在することを検知する各種センサ
や制御部22により、転写材8の供給失敗の回復処理が
終了したことを検知する回復処理検知手段が形成されて
いる。この回復処理検知手段によって回復処理が終了し
たか否かが判断され(ステップS71)、回復処理が終
了した場合には、転写ローラ4の清掃処理が所定時間行
われる(ステップS72)。この清掃処理では、ステッ
ピングモータ28が高速に切り換えられることにより感
光体ドラム1と転写ローラ4とが高速の周回速度で回転
し、切換スイッチ18の切換により転写ローラ4には負
極性の清掃用バイアスが印加される。 【0049】このような清掃処理を行うことにより、ジ
ャムなどにより転写材8が転写部位まで搬送されず、感
光体ドラム1に形成されたトナー像がそのまま転写ロー
ラ4に付着したような場合に、転写ローラ4に付着した
トナーを清掃することができる。 【0050】ここで、この転写ローラ4の清掃時には、
転写ローラ4が感光体ドラム1と共に高速で回転するた
め、清掃が短時間で終了する。かつ、この清掃時には転
写ローラ4と感光体ドラム1とが略同じ周回速度で回転
するため、転写部位において、転写ローラ4は感光体ド
ラム1のクリーンな面に接触することになり、清掃効率
がアップする。また、感光体ドラム1と転写ローラ4と
を1つのステッピングモータ28で駆動させる構造であ
るため、感光体ドラム1と転写ローラ4とを別個のモー
タで駆動させる場合に比べて、複写機が大型にならず、
複写機が大型になることに伴うコスト増が起こらない。 【0051】 【発明の効果】請求項記載の発明によれば、像担持体
と転写ローラとの周回速度を速くして行う転写ローラの
清掃を、転写材が定着ローラによる定着部位を通過した
後に行うようにしたので、定着ローラが像担持体と連動
して回転する構造であっても、転写ローラの清掃時に定
着ローラが高速回転して転写材に対して供給すべき定着
用熱量が不足して定着不良になるということを防止する
ことができ、しかも、転写ローラの清掃時には転写ロー
ラが像担持体と共に高速で回転するために清掃を短時間
で行うことができ、かつ、この清掃時には転写ローラが
像担持体のクリーンな面に接触するために清掃効率をア
ップさせることができ、さらに、1つの駆動源により像
担持体と転写ローラとを駆動するために画像形成装置が
大型にならず、画像形成装置が大型になることに伴うコ
スト増を防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】発明の第1の参考例の複写機の構造を示す説
明図である。 【図2】転写ローラの清掃動作を説明するフローチャー
トである。 【図3】発明の第2の参考例における転写ローラの清
掃動作を説明するフローチャートである。 【図4】発明の一実施の形態における転写ローラの清
掃動作を説明するフローチャートである。 【図5】発明の第3の参考例の形態における転写ロー
ラの清掃動作を説明するフローチャートである。 【図6】発明の第4の参考例における転写ローラの清
掃動作を説明するフローチャートである。 【図7】発明の第5の参考例における転写ローラの清
掃動作を説明するフローチャートである。 【図8】発明の第6の参考例における転写ローラの清
掃動作を説明するフローチャートである。 【符号の説明】 1 像担持体 4 転写ローラ 8 転写材 11 横幅非検知供給部 15 定着ローラ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 像担持体と、この像担持体に圧接された
    状態でこの像担持体の周回速度に連動した周回速度で回
    転する転写ローラと、前記像担持体の周回速度に連動し
    た周回速度で回転する定着ローラと、前記転写ローラに
    印加するバイアスを切り換える印加バイアス切換手段と
    を有し、前記像担持体と前記転写ローラとの間に転写材
    が存在しない場合に前記転写ローラにこの転写ローラに
    付着しているトナーと同極性の清掃用バイアスを印加し
    て付着しているトナーを前記像担持体に戻すようにした
    画像形成装置において、前記像担持体の周回速度を切り
    換える周回速度切換手段と、転写材が前記定着ローラに
    よる定着部位を通過したことを検知する定着部位通過検
    知手段とを設け、転写材が定着部位を通過した後に、前
    記像担持体の周回速度を所定時間にわたって高速に切り
    換え、かつ、前記転写ローラに清掃用バイアスを印加す
    るようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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