JP3481507B2 - ロール紙のカール修正装置 - Google Patents
ロール紙のカール修正装置Info
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- JP3481507B2 JP3481507B2 JP16508099A JP16508099A JP3481507B2 JP 3481507 B2 JP3481507 B2 JP 3481507B2 JP 16508099 A JP16508099 A JP 16508099A JP 16508099 A JP16508099 A JP 16508099A JP 3481507 B2 JP3481507 B2 JP 3481507B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、サーマ
ルプリンタやファクシミリ等のロール紙を用いる機器に
適用されて、前記ロール紙のカールを除去するようにし
たロール紙のカール修正装置に関するものである。
ルプリンタやファクシミリ等のロール紙を用いる機器に
適用されて、前記ロール紙のカールを除去するようにし
たロール紙のカール修正装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のロール紙のカール修正機構の一例
として、特開平７−２４０３号公報や特開平８−１８８
３１０号公報において提案されている。この従来技術に
よるカール修正機構では、ロール紙に対して、ロール紙
の搬送路長の変更や無理な圧力を加えることによりカー
ル修正を行っている。また、通常ロール紙は、ロール径
が小さくなるに連れてカール量は大きくなる。それ故、
ロール紙のカール量に応じて、カール修正の割合を変化
させる場合がある。この場合、ロール紙のカール量が大
きくなるのに従って、ロール紙の変形量を増大させ、よ
り一層ストレスを加える構成になっている。
として、特開平７−２４０３号公報や特開平８−１８８
３１０号公報において提案されている。この従来技術に
よるカール修正機構では、ロール紙に対して、ロール紙
の搬送路長の変更や無理な圧力を加えることによりカー
ル修正を行っている。また、通常ロール紙は、ロール径
が小さくなるに連れてカール量は大きくなる。それ故、
ロール紙のカール量に応じて、カール修正の割合を変化
させる場合がある。この場合、ロール紙のカール量が大
きくなるのに従って、ロール紙の変形量を増大させ、よ
り一層ストレスを加える構成になっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな技術においては、ロール紙に与えるストレスが大き
く、したがって、ロール紙のカール修正時に、ロール紙
に折れやキズあるいは破れ等が発生する問題があった。
うな技術においては、ロール紙に与えるストレスが大き
く、したがって、ロール紙のカール修正時に、ロール紙
に折れやキズあるいは破れ等が発生する問題があった。
【０００４】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、ロール紙に損傷を与えることなく、
そのカールを修正することのできるロール紙のカール修
正装置を提供することを目的とする。
てなされたもので、ロール紙に損傷を与えることなく、
そのカールを修正することのできるロール紙のカール修
正装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
のロール紙のカール修正装置は、前述した目的を達成す
るために、ロール紙の搬送経路の途中に設けられて、前
記ロール紙のカールを除去するようにしたカール修正装
置であって、前記搬送経路の、前記ロール紙のカール方
向と逆の位置に設けられ、前記ロール紙のカールを修正
するようにしごくカール修正ガイドと、このカール修正
ガイドに対向配置されて、カール修正時に、前記ロール
紙を前記カール修正ガイドに押し付けるサポートシャフ
トと、前記カール修正ガイドよりも前記搬送経路の上流
側に設けられて、通常時は、前記ロール紙を前記カール
修正ガイドから離間させるような搬送経路を形成し、カ
ール修正時には、前記サポートシャフトの動きに連動し
て揺動させられて、前記ロール紙を前記カール修正ガイ
ドに接触させるような搬送経路を形成するゲートとを備
え、前記ゲートは、通常時は、前記搬送経路内に突出す
る位置へ揺動させられ、カール修正時は、前記搬送経路
から待避された位置に揺動させられるとともに、装着さ
れたロール紙を搬送して前記搬送経路にセットする時、
前記サポートシャフトが前記搬送経路に突出しないよう
移動させられる動きに連動して前記ゲートが前記搬送経
路内に突出する位置へ揺動させられ前記ロール紙を前記
カール修正ガイドから離間させるような搬送経路を形成
することを特徴とする。本発明の請求項２に記載のロー
ル紙のカール修正装置は、請求項１に記載の前記ゲート
によって形成される２種類の搬送経路の長さがほぼ等し
く設定されていることを特徴とする。本発明の請求項３
に記載のロール紙のカール修正装置は、請求項１または
請求項２に記載の前記サポートシャフトには、カール修
正時において、前記サポートシャフトを前記カール修正
ガイドへ向けて弾性的に押圧する緩衝部材が設けられて
いることを特徴とする。本発明の請求項４に記載のロー
ル紙のカール修正装置は、請求項１ないし請求項３の何
れかに記載の前記搬送経路に、前記ロール紙の、前記カ
ール修正ガイドおよびゲートに対向させられる部位にお
ける張力を調整する張力調整機構が設けられていること
を特徴とする。また、本発明の請求項５に記載のロール
紙のカール修正装置は、請求項４に記載の張力調整機構
が、前記カール修正ガイドおよびゲートの上流側と下流
側のそれぞれに設けられて、前記ロール紙を搬送する一
対の搬送機構と、これらの搬送機構の搬送量を調整する
ことにより、前記ロール紙の張力を調整する制御機構と
によって構成されていることを特徴とする。さらに、本
発明の請求項６に記載のロール紙のカール修正装置は、
請求項４または請求項５に記載の前記ロール紙の巻き径
を検出するロール紙径検出センサが設けられ、このロー
ル径検出センサからの検出結果に基づき、前記張力調整
機構が制御されるようになされていることを特徴とす
る。
のロール紙のカール修正装置は、前述した目的を達成す
るために、ロール紙の搬送経路の途中に設けられて、前
記ロール紙のカールを除去するようにしたカール修正装
置であって、前記搬送経路の、前記ロール紙のカール方
向と逆の位置に設けられ、前記ロール紙のカールを修正
するようにしごくカール修正ガイドと、このカール修正
ガイドに対向配置されて、カール修正時に、前記ロール
紙を前記カール修正ガイドに押し付けるサポートシャフ
トと、前記カール修正ガイドよりも前記搬送経路の上流
側に設けられて、通常時は、前記ロール紙を前記カール
修正ガイドから離間させるような搬送経路を形成し、カ
ール修正時には、前記サポートシャフトの動きに連動し
て揺動させられて、前記ロール紙を前記カール修正ガイ
ドに接触させるような搬送経路を形成するゲートとを備
え、前記ゲートは、通常時は、前記搬送経路内に突出す
る位置へ揺動させられ、カール修正時は、前記搬送経路
から待避された位置に揺動させられるとともに、装着さ
れたロール紙を搬送して前記搬送経路にセットする時、
前記サポートシャフトが前記搬送経路に突出しないよう
移動させられる動きに連動して前記ゲートが前記搬送経
路内に突出する位置へ揺動させられ前記ロール紙を前記
カール修正ガイドから離間させるような搬送経路を形成
することを特徴とする。本発明の請求項２に記載のロー
ル紙のカール修正装置は、請求項１に記載の前記ゲート
によって形成される２種類の搬送経路の長さがほぼ等し
く設定されていることを特徴とする。本発明の請求項３
に記載のロール紙のカール修正装置は、請求項１または
請求項２に記載の前記サポートシャフトには、カール修
正時において、前記サポートシャフトを前記カール修正
ガイドへ向けて弾性的に押圧する緩衝部材が設けられて
いることを特徴とする。本発明の請求項４に記載のロー
ル紙のカール修正装置は、請求項１ないし請求項３の何
れかに記載の前記搬送経路に、前記ロール紙の、前記カ
ール修正ガイドおよびゲートに対向させられる部位にお
ける張力を調整する張力調整機構が設けられていること
を特徴とする。また、本発明の請求項５に記載のロール
紙のカール修正装置は、請求項４に記載の張力調整機構
が、前記カール修正ガイドおよびゲートの上流側と下流
側のそれぞれに設けられて、前記ロール紙を搬送する一
対の搬送機構と、これらの搬送機構の搬送量を調整する
ことにより、前記ロール紙の張力を調整する制御機構と
によって構成されていることを特徴とする。さらに、本
発明の請求項６に記載のロール紙のカール修正装置は、
請求項４または請求項５に記載の前記ロール紙の巻き径
を検出するロール紙径検出センサが設けられ、このロー
ル径検出センサからの検出結果に基づき、前記張力調整
機構が制御されるようになされていることを特徴とす
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図１は、本実施形態が適用
された機器としてのサーマルプリンタを示し、このサー
マルプリンタは、ロール紙１が装着されるロール紙ホル
ダ２と、搬送ガイド２５、２６、７、８にて構成された
搬送路を有し、ロール紙ホルダ２にセットしたロール紙
１を搬送するフィードシャフト３、４、５、６およびプ
ラテン９を備える。また、前記ロール紙１に印字を行う
サーマルヘッド１０と、印字後の前記ロール紙１の切断
を行うカッタ１１とを備え、また、前記ロール紙１を搬
送するための駆動源としてのモータ１２、２１を備え、
これらのモータ１２、２１は、搬送ベルト２３、２４を
介して前記フィードシャフトに動力を伝達し、前記ロー
ル紙１を繰り出し搬送するようになっている。
に基づいて詳細に説明する。図１は、本実施形態が適用
された機器としてのサーマルプリンタを示し、このサー
マルプリンタは、ロール紙１が装着されるロール紙ホル
ダ２と、搬送ガイド２５、２６、７、８にて構成された
搬送路を有し、ロール紙ホルダ２にセットしたロール紙
１を搬送するフィードシャフト３、４、５、６およびプ
ラテン９を備える。また、前記ロール紙１に印字を行う
サーマルヘッド１０と、印字後の前記ロール紙１の切断
を行うカッタ１１とを備え、また、前記ロール紙１を搬
送するための駆動源としてのモータ１２、２１を備え、
これらのモータ１２、２１は、搬送ベルト２３、２４を
介して前記フィードシャフトに動力を伝達し、前記ロー
ル紙１を繰り出し搬送するようになっている。
【０００７】また、本発明の特徴部分であるカール修正
装置は、つぎのように構成されている。
装置は、つぎのように構成されている。
【０００８】すなわち、カール癖の付いたロール紙１の
カール方向と反対側をしごくカール修正ガイド１３、搬
送路を変化させるゲート１４、ロール紙１をカール修正
ガイド１３へと導くサポートシャフト１５、このサポー
トシャフト１５を駆動させるソレノイド１７、このソレ
ノイド１７からの駆動を前記サポートシャフト１５へ伝
えるリンク１８、１９、２０、および、リンク１９とリ
ンク２０との間に介装されて、前記リンク２０に設けら
れているサポートシャフト１５をカール修正ガイド１３
へ向けて弾性的に押圧するスプリング１６、および、前
記ゲート１４をカール修正を行わない時の位置に復帰さ
せるゲート復帰スプリング２２とを備えている。
カール方向と反対側をしごくカール修正ガイド１３、搬
送路を変化させるゲート１４、ロール紙１をカール修正
ガイド１３へと導くサポートシャフト１５、このサポー
トシャフト１５を駆動させるソレノイド１７、このソレ
ノイド１７からの駆動を前記サポートシャフト１５へ伝
えるリンク１８、１９、２０、および、リンク１９とリ
ンク２０との間に介装されて、前記リンク２０に設けら
れているサポートシャフト１５をカール修正ガイド１３
へ向けて弾性的に押圧するスプリング１６、および、前
記ゲート１４をカール修正を行わない時の位置に復帰さ
せるゲート復帰スプリング２２とを備えている。
【０００９】また、図４に示すようにカール修正ガイド
１３、ゲート１４、および、サポートシャフト１５は、
搬送するロール紙１の幅よりも大きい寸法となされてお
り、前記リンク２０がソレノイド１７によって回動させ
られた際に、図３に示すように、前記サポートシャフト
１５が前記カール修正ガイド１３へ向けて移動させられ
るとともに、前記ゲート１４が、前記搬送経路から待避
された位置に揺動させられるようになっている。ここ
で、図３に示す状態が、カール修正時を示し、繰り出さ
れるロール紙１がカール修正ガイド１３にしごかれてカ
ールを修正するようになっている。さらに、カール修正
を行わない通常にあっては、前記ソレノイド１７によっ
てリンク２０が回動させられることにより、図２に示す
ように、前記サポートシャフト１５がカール修正ガイド
１３から離れるように移動させられるとともに、前記ゲ
ート１４が、搬送経路内に突出する位置へ揺動させられ
るようになっている。ここで、図２に示す状態がカール
修正を行わない通常時を示し、前記ゲート１４は、この
通常時と前述したカール修正時とにおいて異なる搬送経
路を形成するようになっている。そして、特に、図２か
ら図３の状態に搬送路が変化する場合において、搬送路
長がほぼ同等になるように設定されている。
１３、ゲート１４、および、サポートシャフト１５は、
搬送するロール紙１の幅よりも大きい寸法となされてお
り、前記リンク２０がソレノイド１７によって回動させ
られた際に、図３に示すように、前記サポートシャフト
１５が前記カール修正ガイド１３へ向けて移動させられ
るとともに、前記ゲート１４が、前記搬送経路から待避
された位置に揺動させられるようになっている。ここ
で、図３に示す状態が、カール修正時を示し、繰り出さ
れるロール紙１がカール修正ガイド１３にしごかれてカ
ールを修正するようになっている。さらに、カール修正
を行わない通常にあっては、前記ソレノイド１７によっ
てリンク２０が回動させられることにより、図２に示す
ように、前記サポートシャフト１５がカール修正ガイド
１３から離れるように移動させられるとともに、前記ゲ
ート１４が、搬送経路内に突出する位置へ揺動させられ
るようになっている。ここで、図２に示す状態がカール
修正を行わない通常時を示し、前記ゲート１４は、この
通常時と前述したカール修正時とにおいて異なる搬送経
路を形成するようになっている。そして、特に、図２か
ら図３の状態に搬送路が変化する場合において、搬送路
長がほぼ同等になるように設定されている。
【００１０】ついで、本実施形態の動作について説明す
る。図１に示すように、ロール紙１をロール紙ホルダ２
にセットし、モータ１２およびモータ２１によりベルト
２３およびベルト２４を介してフィードシャフト３、
４、５、６を回転駆動させることにより、ロール紙１を
サーマルヘッド１０へ搬送する。印字後、カッタ１１に
て切断し、図示しない搬送路へと搬送する。本発明のカ
ール修正機構は、図２に示すようにロール紙１が搬送路
にセットされた後、図３に示すように、ソレノイド１７
を駆動し、リンク１８、１９、２０を介してサポートシ
ャフト１５をカール修正ガイド１３の位置まで移動させ
る。このとき、ゲート１４はリンク２０により可動す
る。この動作において、搬送路にセットされたロール紙
１は、サポートシャフト１５により、カール修正ガイド
１３へと導かれる。
る。図１に示すように、ロール紙１をロール紙ホルダ２
にセットし、モータ１２およびモータ２１によりベルト
２３およびベルト２４を介してフィードシャフト３、
４、５、６を回転駆動させることにより、ロール紙１を
サーマルヘッド１０へ搬送する。印字後、カッタ１１に
て切断し、図示しない搬送路へと搬送する。本発明のカ
ール修正機構は、図２に示すようにロール紙１が搬送路
にセットされた後、図３に示すように、ソレノイド１７
を駆動し、リンク１８、１９、２０を介してサポートシ
ャフト１５をカール修正ガイド１３の位置まで移動させ
る。このとき、ゲート１４はリンク２０により可動す
る。この動作において、搬送路にセットされたロール紙
１は、サポートシャフト１５により、カール修正ガイド
１３へと導かれる。
【００１１】その後、ロール紙１が搬送されることによ
り、ロール紙１がカール修正ガイド１３にてしごかれ
る。このしごく作用によりロール紙１のカールが修正さ
れる。
り、ロール紙１がカール修正ガイド１３にてしごかれ
る。このしごく作用によりロール紙１のカールが修正さ
れる。
【００１２】また、前記動作にて、サポートシャフト１
５がカール修正ガイド１３の位置に移動し、ロール紙１
の搬送経路が変更されるが、サポートシャフト１５の移
動の前後において搬送路長がほぼ同等であるので、ロー
ル紙１に無理な負荷が加わらず、この結果、ロール紙１
にキズや破れ等を発生させることがない。
５がカール修正ガイド１３の位置に移動し、ロール紙１
の搬送経路が変更されるが、サポートシャフト１５の移
動の前後において搬送路長がほぼ同等であるので、ロー
ル紙１に無理な負荷が加わらず、この結果、ロール紙１
にキズや破れ等を発生させることがない。
【００１３】また、本実施形態では、図５に示すよう
に、サポートシャフト１５を可動するリンク２０とリン
ク１９の間にスプリング１６が介在されており、サポー
トシャフト１５にロール紙を破損するような高負荷が加
わった場合、サポートシャフト１５が負荷を軽減する方
向に移動させられることから、ロール紙１が破損するこ
とを防ぐことができる。しかし、この場合においても、
スプリング１６により、ある一定の圧力がロール紙１に
加わっているため、ロール紙１をカール修正ガイド１３
にてしごくことができ、カールを修正することができ
る。
に、サポートシャフト１５を可動するリンク２０とリン
ク１９の間にスプリング１６が介在されており、サポー
トシャフト１５にロール紙を破損するような高負荷が加
わった場合、サポートシャフト１５が負荷を軽減する方
向に移動させられることから、ロール紙１が破損するこ
とを防ぐことができる。しかし、この場合においても、
スプリング１６により、ある一定の圧力がロール紙１に
加わっているため、ロール紙１をカール修正ガイド１３
にてしごくことができ、カールを修正することができ
る。
【００１４】また通常、ロール紙１が大径から小径へと
変化すると、ロール紙１のカール量は大きくなる。した
がって、カールを修正するしごき強さを変化させること
により、ロール紙１の径に対応したカール量に応じて修
正量を変化させる必要がある。
変化すると、ロール紙１のカール量は大きくなる。した
がって、カールを修正するしごき強さを変化させること
により、ロール紙１の径に対応したカール量に応じて修
正量を変化させる必要がある。
【００１５】そこで本実施形態においては、図示しない
ロール紙径検出センサによりロール紙１の径を検出し、
検出した値に応じて、制御機構により、カール修正装置
の前後の搬送系に速度差を設け、ロール紙１に与える負
荷を増やし、しごき強さを増大する。ここで、前記制御
機構と２つの搬送系によって、張力調整機構が構成され
ている。これにより、様々なロール紙径に対応したカー
ル修正量を得ることができる。そして、本実施形態にお
いては、モータ１２とモータ２１に速度差を設けること
により前述した張力調整を行うようになっており、モー
タ１２の速度＞モータ２１の速度となるように設定する
ことによって行っている。
ロール紙径検出センサによりロール紙１の径を検出し、
検出した値に応じて、制御機構により、カール修正装置
の前後の搬送系に速度差を設け、ロール紙１に与える負
荷を増やし、しごき強さを増大する。ここで、前記制御
機構と２つの搬送系によって、張力調整機構が構成され
ている。これにより、様々なロール紙径に対応したカー
ル修正量を得ることができる。そして、本実施形態にお
いては、モータ１２とモータ２１に速度差を設けること
により前述した張力調整を行うようになっており、モー
タ１２の速度＞モータ２１の速度となるように設定する
ことによって行っている。
【００１６】なお、前述した実施形態において示した各
構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等
に基づき種々変更可能である。
構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等
に基づき種々変更可能である。
【００１７】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、カール修正装置の動作前後にて、ロール紙の搬送長
をほぼ同等とすることができるため、ロール紙に無理な
負荷が加わることを防止して、ロール紙にキズ、折れや
破れ等を発生させることなくカール修正を実施すること
ができる。また、ロール紙に高負荷が加わった場合に
は、負荷を低減する方向にサポートシャフトを動作させ
るスプリングを介在させているため、カール修正におけ
るロール紙の破損に対する保護機能が得られる。さら
に、ロール紙径に対応してロール紙の張力を調整するこ
とにより、様々なロール紙径に対応したカール修正量を
得ることができる。
で、カール修正装置の動作前後にて、ロール紙の搬送長
をほぼ同等とすることができるため、ロール紙に無理な
負荷が加わることを防止して、ロール紙にキズ、折れや
破れ等を発生させることなくカール修正を実施すること
ができる。また、ロール紙に高負荷が加わった場合に
は、負荷を低減する方向にサポートシャフトを動作させ
るスプリングを介在させているため、カール修正におけ
るロール紙の破損に対する保護機能が得られる。さら
に、ロール紙径に対応してロール紙の張力を調整するこ
とにより、様々なロール紙径に対応したカール修正量を
得ることができる。
【図１】本発明の一実施形態を示す側面図である。
【図２】本発明の一実施形態を示すもので、要部の拡大
側面図である。
側面図である。
【図３】本発明の一実施形態を示すもので、要部の拡大
側面図である。
側面図である。
【図４】本発明の一実施形態を示すもので、要部の拡大
平面図である。
平面図である。
【図５】本発明の一実施形態を示すもので、要部の拡大
側面図である。
側面図である。
【符号の説明】
１ ロール紙
２ ロール紙ホルダ
３ フィードシャフト
４ フィードシャフト
５ フィードシャフト
６ フィードシャフト
７ 搬送ガイド
８ 搬送ガイド
９ プラテン
１０ サーマルヘッド
１１ カッタ
１２ モータ
１３ カール修正ガイド
１４ ゲート
１５ サポートシャフト
１６ スプリング
１７ ソレノイド
１８ リンク
１９ リンク
２０ リンク
２１ モータ
２２ スプリング
２３ 搬送ベルト
２４ 搬送ベルト
２５ 搬送ガイド
２６ 搬送ガイド
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平10−203701（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−192943（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−327452（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−309491（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−92525（ＪＰ，Ａ)
実開 昭61−28754（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65H 23/34
B41J 15/16
Claims (6)
- 【請求項１】 ロール紙の搬送経路の途中に設けられ
て、前記ロール紙のカールを除去するようにしたカール
修正装置であって、前記搬送経路の、前記ロール紙のカ
ール方向と逆の位置に設けられ、前記ロール紙のカール
を修正するようにしごくカール修正ガイドと、このカー
ル修正ガイドに対向配置されて、カール修正時に、前記
ロール紙を前記カール修正ガイドに押し付けるサポート
シャフトと、前記カール修正ガイドよりも前記搬送経路
の上流側に設けられて、通常時は、前記ロール紙を前記
カール修正ガイドから離間させるような搬送経路を形成
し、カール修正時には、前記サポートシャフトの動きに
連動して揺動させられて、前記ロール紙を前記カール修
正ガイドに接触させるような搬送経路を形成するゲート
とを備え、前記ゲートは、通常時は、前記搬送経路内に
突出する位置へ揺動させられ、カール修正時は、前記搬
送経路から待避された位置に揺動させられるとともに、
装着されたロール紙を搬送して前記搬送経路にセットす
る時、前記サポートシャフトが前記搬送経路に突出しな
いよう移動させられる動きに連動して前記ゲートが前記
搬送経路内に突出する位置へ揺動させられ前記ロール紙
を前記カール修正ガイドから離間させるような搬送経路
を形成することを特徴とするロール紙のカール修正装
置。 - 【請求項２】 前記ゲートによって形成される２種類の
搬送経路の長さがほぼ等しく設定されていることを特徴
とする請求項１に記載のロール紙のカール修正装置。 - 【請求項３】 前記サポートシャフトには、カール修正
時において、前記サポートシャフトを前記カール修正ガ
イドへ向けて弾性的に押圧する緩衝部材が設けられてい
ることを特徴とする請求項１または請求項２に記載のロ
ール紙のカール修正装置。 - 【請求項４】 前記搬送経路に、前記ロール紙の、前記
カール修正ガイドおよびゲートに対向させられる部位に
おける張力を調整する張力調整機構が設けられているこ
とを特徴とする請求項１ないし請求項３の何れかに記載
のロール紙のカール修正装置。 - 【請求項５】 前記張力調整機構が、前記カール修正ガ
イドおよびゲートの上流側と下流側のそれぞれに設けら
れて、前記ロール紙を搬送する一対の搬送機構と、これ
らの搬送機構の搬送量を調整することにより、前記ロー
ル紙の張力を調整する制御機構とによって構成されてい
ることを特徴とする請求項４に記載のロール紙のカール
修正装置。 - 【請求項６】 前記ロール紙の巻き径を検出するロール
紙径検出センサが設けられ、このロール径検出センサか
らの検出結果に基づき、前記張力調整機構が制御される
ようになされていることを特徴とする請求項４または請
求項５に記載のロール紙のカール修正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16508099A JP3481507B2 (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | ロール紙のカール修正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16508099A JP3481507B2 (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | ロール紙のカール修正装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000351508A JP2000351508A (ja) | 2000-12-19 |
| JP3481507B2 true JP3481507B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=15805502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16508099A Expired - Lifetime JP3481507B2 (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | ロール紙のカール修正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3481507B2 (ja) |
-
1999
- 1999-06-11 JP JP16508099A patent/JP3481507B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000351508A (ja) | 2000-12-19 |
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