JPH10152249A - インクジェットプリンタにおける給紙方法 - Google Patents

インクジェットプリンタにおける給紙方法

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JPH10152249A
JPH10152249A JP32757796A JP32757796A JPH10152249A JP H10152249 A JPH10152249 A JP H10152249A JP 32757796 A JP32757796 A JP 32757796A JP 32757796 A JP32757796 A JP 32757796A JP H10152249 A JPH10152249 A JP H10152249A
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成弘 隠岐
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正樹 下村
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敦 西澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光沢フィルムにおける印字品質の低下を防止
するとともに、他の用紙については高速で給紙する。 【解決手段】 用紙Pが光沢フィルムである場合にの
み、給紙ローラ12により、正転している搬送ローラ対
13,13aに向けて用紙を給送し、用紙の先端Paが
搬送ローラ対の挟圧部Nを僅かに通過した後、給紙ロー
ラを一旦停止させるとともに搬送ローラ対を逆転させて
用紙先端を逆送することにより搬送ローラ対の挟圧部に
用紙の先端Paを沿わせて用紙先端を揃え、給紙ローラ
が初期位置に達するまで給紙ローラおよび搬送ローラ対
を正転させて用紙を搬送し、その後、用紙の先端が印字
ヘッド14に対して所定の位置に達するまで搬送ローラ
対を逆転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタにおける給紙方法に関する。より詳しくは、給送さ
れる用紙が斜行している場合には、これを矯正して供給
する給紙方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェットプリンタとして
は、例えば図2(a)に示すように、給紙トレイ1と、
給紙ローラ2と、搬送ローラ対3,3aと、印字ヘッド
(以下単にヘッドともいう)4とを備えたものが知られ
ている。
【0003】給紙トレイ1は、印字に供される複数枚の
用紙Pを積層状態で保持することが可能である。1aは
用紙Pの側縁を案内するエッジガイドである。
【0004】給紙ローラ2は、断面形状が直線部2aと
円弧部2bとからなるD形であり、回転することによ
り、その円弧部2bを、トレイ1に保持されている用紙
のうち最上位のものに接触させて、この用紙Pを給送す
る。
【0005】搬送ローラ対3,3aは、給紙ローラ2に
よる用紙Pに対する接触が解除される前に、この給紙ロ
ーラ2により給送されてきた用紙Pを挟圧して搬送す
る。3が駆動ローラであり、3aは駆動ローラ3に圧接
されて従動する従動ローラである。
【0006】印字ヘッド4は、搬送ローラ対3,3aよ
りも用紙搬送方向下流側に位置しており、搬送される用
紙にインク滴を吐出して画像(文字等を含む)を形成す
るようになっている。
【0007】このようなインクジェットプリンタにおけ
る従来の給紙方法としては、従来、次のような方法が知
られている。
【0008】(a) 待機状態においては、図2(a)
に示すように、給紙ローラ2は停止しており、その直線
部2aが給紙トレイ1上の用紙と対向した状態にある。
【0009】(b) プリンタのシーケンス回路により
給紙指令信号が出力されると、図2(b)に示すよう
に、給紙ローラ2が回転して用紙Pが搬送ローラ対3,
3aに向けて給送される。このとき搬送ローラ対3,3
aは停止している。
【0010】すなわち、停止している搬送ローラ対3,
3aに向けて用紙Pが給送されることとなる。
【0011】(c) 図2(c)に示すように、用紙P
の先端が、停止している搬送ローラ対3,3aに達する
と、用紙先端Paが搬送ローラ対3,3aの挟圧部Nに
突き当たってその通過が阻止されるので、用紙Pには弛
みPbが生じる。このときの用紙の復原力により、用紙
の先端Paが、搬送ローラ対3,3aの挟圧部Nに押圧
され、用紙が斜めに送られている場合にはこれが矯正さ
れる。すなわち、用紙のスキュー取りがなされる。
【0012】(d) 所定の弛みPbが形成された後、
図2(d)に示すように、給紙ローラ2が初期位置に戻
るまで(給紙ローラ2が丁度1回転して図(a)に示し
た状態となるまで)給紙ローラ2および搬送ローラ対
3,3aが回転する。
【0013】(e) 図2(e)に示すように、搬送ロ
ーラ対3,3aが回転(この場合逆転)して用紙の先端
Paが印字ヘッド4に対して所定の位置に達するまで用
紙Pが搬送される(いわゆる頭出しがなされる)。
【0014】その後、ヘッド4によって印字が開始さ
れ、一行分の印字がなされる毎に用紙Pが搬送ローラ対
で行間ピッチ分送られるという動作が繰り返されて用紙
P全体に画像が形成されることとなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】最近では、印字に供さ
れる用紙が多様化してきている。例えば、普通紙の他、
コート紙、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)用シ
ート、光沢紙、光沢フィルム等が用いられるようになっ
てきている。特に、鮮明なカラー画像を得ようとする場
合には、光沢フィルムが用いられるようになってきてい
る。
【0016】このような状況において、上述した従来の
給紙方法を用いた場合、次のような問題が生じることが
分かった。
【0017】上述した従来の給紙方法であると、図2
(c)に示した状態において、搬送ローラ対3,3aが
停止した状態のままで、給紙ローラ2のみが回転するこ
ととなるため、用紙が、比較的滑り易く、かつ比較的剛
性の高い用紙(例えば光沢フィルム)であると、弛みP
bが生じ難く、給紙ローラ2が用紙に対してスリップ
し、このスリップ部分において集中的に用紙が給紙ロー
ラ2によって摺擦されることとなる。
【0018】そして、その後、この用紙(例えば光沢フ
ィルム)に印字がなされると、上記スリップ部分でイン
クの乗りムラが発生し、結果としてスリップ痕が目立っ
て、画像の品質が低下するという問題が生じることが分
かった。
【0019】このような問題は、給紙ローラ2が用紙の
同一箇所に対して集中的にスリップしないようにする、
例えば、図2(b)に示した状態から、用紙の先端Pa
が搬送ローラ対3,3aの挟圧部を僅かに通過するまで
用紙を搬送し、ここで給紙ローラ2を一旦停止させると
ともに搬送ローラ対3,3aを逆転させて用紙先端Pa
を逆送することにより搬送ローラ対3,3aの挟圧部に
用紙の先端Paを沿わせて用紙先端Paを揃え、給紙ロ
ーラ2が丁度1回転するまで給紙ローラ2および搬送ロ
ーラ対3,3aを回転させ(通常、このような回転によ
って用紙の先端はヘッド4の位置を大きく通過すること
となるので)、その後、用紙の先端Paが印字ヘッド4
に対して所定の位置に来るように搬送ローラ対3,3a
を逆転させることによって解決することが可能である。
【0020】しかしながら、全ての用紙に対してこのよ
うな給紙方法をとると、本来必要でない用紙に対して
も、その逆送動作が入ることとなるため、給紙速度(給
紙ローラ2が回転を開始してから用紙の頭出しがなされ
るまでの速さ)が低下するという別の問題が生じること
となる。
【0021】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、給紙ローラによるスリップ痕の目立つ用紙(例えば
光沢フィルム)における印字品質の低下を防止すること
ができるとともに、他の用紙については高速で給紙する
ことのできる、インクジェットプリンタにおける給紙方
法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のインクジェットプリンタにおける給紙方法
は、給紙動作時に丁度1回転して用紙を給送する給紙ロ
ーラと、この給紙ローラにより給送された用紙を挟圧し
て搬送する搬送ローラ対と、この搬送ローラ対により搬
送される用紙にインク滴を吐出して印字する印字ヘッド
とを備えたインクジェットプリンタにおける給紙方法で
あって、先ず、給紙ローラにより、停止している搬送ロ
ーラ対に向けて用紙を給送して用紙の先端を搬送ローラ
対の挟圧部に当接させることによって用紙先端を揃え、
次いで、給紙ローラが初期位置に達するまで給紙ローラ
および搬送ローラ対を正転させて用紙を搬送し、その
後、用紙の先端が印字ヘッドに対して所定の位置に達す
るまで搬送ローラ対を回転させる、第1の給紙モード
と、先ず、給紙ローラにより、正転している搬送ローラ
対に向けて用紙を給送し、用紙の先端が搬送ローラ対の
挟圧部を僅かに通過した後、給紙ローラを一旦停止させ
るとともに搬送ローラ対を逆転させて用紙先端を逆送す
ることにより搬送ローラ対の挟圧部に用紙の先端を沿わ
せて用紙先端を揃え、次いで、給紙ローラが初期位置に
達するまで給紙ローラおよび搬送ローラ対を正転させて
用紙を搬送し、その後、用紙の先端が印字ヘッドに対し
て所定の位置に達するまで搬送ローラ対を回転させる、
第2の給紙モードとを有し、前記用紙が、給紙ローラに
よるスリップ痕の目立たない用紙である場合には上記第
1の給紙モードで用紙を給送し、前記用紙が、給紙ロー
ラによるスリップ痕の目立つ用紙である場合には上記第
2の給紙モードで用紙を給送することを特徴とする。
【0023】
【作用効果】本発明のインクジェットプリンタにおける
給紙方法によれば、用紙がスリップ痕の目立たない用紙
である場合には第1の給紙モードで用紙が給送され、前
記用紙がスリップ痕の目立つ用紙である場合には第2の
給紙モードで用紙が給送される。
【0024】第1の給紙モードは、先ず、給紙ローラに
より、停止している搬送ローラ対に向けて用紙を給送し
て用紙の先端を搬送ローラ対の挟圧部に当接させること
によって用紙先端を揃え、次いで、給紙ローラが初期位
置に達するまで給紙ローラおよび搬送ローラ対を正転さ
せて用紙を搬送し、その後、用紙の先端が印字ヘッドに
対して所定の位置に達するまで搬送ローラ対を回転させ
るモードであるから、本来不要である用紙先端揃え時の
逆送動作が入っていない。
【0025】したがって、比較的高速で用紙が給送され
ることとなる。
【0026】一方、第2の給紙モードは、先ず、給紙ロ
ーラにより、正転している搬送ローラ対に向けて用紙を
給送し、用紙の先端が搬送ローラ対の挟圧部を僅かに通
過した後、給紙ローラを一旦停止させるとともに搬送ロ
ーラ対を逆転させて用紙先端を逆送することにより搬送
ローラ対の挟圧部に用紙の先端を沿わせて用紙先端を揃
え、次いで、給紙ローラが初期位置に達するまで給紙ロ
ーラおよび搬送ローラ対を正転させて用紙を搬送し、そ
の後、用紙の先端が印字ヘッドに対して所定の位置に達
するまで搬送ローラ対を逆転させるモードであるから、
用紙先端揃え時には給紙ローラが停止していて、スリッ
プするとしても用紙が給紙ローラに対してスリップする
ので、用紙の一箇所に集中してスリップ痕が発生すると
いうことがない。
【0027】したがって、スリップ痕の目立ち易い用紙
における印字品質の低下が生じない。
【0028】すなわち、この発明の給紙方法によれば、
スリップ痕の目立ち易い用紙(例えば光沢フィルム)に
おける印字品質の低下を防止することができるととも
に、他の用紙については高速で給紙することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0030】図1(a)は本発明に係るインクジェット
プリンタにおける給紙方法の一実施の形態が適用される
プリンタの概略図である。
【0031】図1(a)に示すように、このプリンタ
は、給紙トレイ10と、給紙ローラ12と、搬送ローラ
対13,13aと、印字ヘッド14とを有している。
【0032】給紙トレイ10は、印字に供される複数枚
の用紙Pを傾斜状態で積層保持することが可能である。
11は用紙Pの側縁を案内するエッジガイドである。用
紙としては、普通紙の他、コート紙、OHP用シート、
光沢紙、光沢フィルム等が用いられる。
【0033】給紙ローラ12は、断面形状が直線部12
aと円弧部12bとからなるD形であり、回転すること
により、その円弧部12bを、トレイ10に保持されて
いる用紙のうち最上位のものに接触させて、この用紙P
を給送する。
【0034】搬送ローラ対13,13aは、給紙ローラ
12による用紙Pに対する接触が解除される前に、この
給紙ローラ12により給送されてきた用紙Pを挟圧して
搬送する。13が駆動ローラであり、13aは駆動ロー
ラ3に圧接されて従動する従動ローラである。
【0035】印字ヘッド14は、搬送ローラ対13,1
3aよりも用紙搬送方向下流側に位置しており、搬送さ
れる用紙に複数色(例えば、イエロー、シアン、マゼン
タ、ブラック)のインク滴を吐出して、用紙上にフルカ
ラー画像を形成することが可能である。
【0036】なお、15は用紙ガイドである。
【0037】このようなインクジェットプリンタは、そ
の作動を制御する図示しない制御部を有している。この
制御部は、プリンタが接続されている図示しないホスト
コンピュータ(例えばパソコン)からの指令信号によっ
て作動する。ホストコンピュータにおいては、印字に供
される用紙すなわち給送されるべき用紙がどのような種
類の用紙であるのか(例えば光沢フィルムであるのか普
通紙であるのかOHP用シートであるのか等)を選択す
ることができるようになっており、選択された用紙のデ
ータは、上記指令信号とともにプリンタの制御部に送出
されるようになっている。
【0038】制御部は、第1、第2の給紙モードを有し
ており、上記指令信号に含まれている用紙種のデータに
応じて、第1または第2の給紙モードで給紙動作を制御
する。
【0039】用紙種のデータが光沢フィルム以外のデー
タである場合には、第1の給紙モードによって給紙動作
がなされる。この給紙動作は、図2を参照して説明した
給紙動作と実質的に同様であるから、その詳細な説明は
割愛するが、要するに、第1の給紙モードによる給紙動
作は、先ず、給紙ローラ12により、停止している搬送
ローラ対13,13aに向けて用紙Pを給送して用紙の
先端Paを搬送ローラ対の挟圧部Nに当接させることに
よって用紙先端Paを揃え、次いで、給紙ローラ12が
初期位置に達するまで給紙ローラ12および搬送ローラ
対13,13aを正転させて用紙Pを搬送し、その後、
用紙の先端Paが印字ヘッド14に対して所定の位置に
達するまで搬送ローラ対13,13aを回転させる動作
である。
【0040】用紙種のデータが光沢フィルムのデータで
ある場合には、第2の給紙モードによって次のような給
紙動作がなされる。
【0041】(a) 待機状態においては、図1(a)
に示すように、給紙ローラ12は停止しており(初期位
置にあり)、その直線部12aがトレイ10上の用紙P
と対向した状態にある。
【0042】(b) プリンタの図示しない制御部によ
り上記指令信号が入力されると、図1(b)に示すよう
に、搬送ローラ対13,13aが紙送り方向に回転(正
転)するとともに、給紙ローラ12が回転して用紙Pが
搬送ローラ対13,13aの圧接部(用紙の挟圧部)N
に向けて給送される。
【0043】この給送は、用紙Pの先端Paが、搬送ロ
ーラ対13,13aの圧接部Nを僅かに通過するまでな
される。
【0044】(c) 図1(c)に示すように、給紙ロ
ーラ12が停止し、搬送ローラ対13,13aが逆転し
て用紙の先端Paが逆送される(押し戻される)。
【0045】ここで、仮に用紙Pが斜行した状態でその
先端Paが搬送ローラ対13,13aの挟圧部Nを通過
していたとしても、用紙先端が押し戻される際、給紙ロ
ーラ12が用紙Pとの接触部12cにおいて抵抗になる
ため、搬送ローラ対13,13aの圧接部Nに沿って用
紙の先端Paが揃うこととなる。すなわち、スキュー取
りがなされる。
【0046】(d) 図1(d)に示すように給紙ロー
ラ12が丁度1回転するまで、給紙ローラ12および搬
送ローラ対13,13aを正転させる。これによって、
用紙Pは余分に送られ、その先端Paはヘッド14の位
置を通過した状態となる。なお、給紙ローラ12の1回
転は、図示しない動力伝達機構中に設けられている1回
転クラッチによってなされる。
【0047】(e) 図1(e)に示すように、搬送ロ
ーラ対13,13aを逆転させることにより、用紙を逆
送し、その先端Paとヘッド14との位置決め(頭出
し)を行なった後、印字を開始する。なお、このような
給紙動作によれば、給紙ローラ12が丁度1回転するま
で、給紙ローラ12および搬送ローラ対13,13aが
回転して用紙Pが余分に送られ(図1(d)参照)、そ
の後、搬送ローラ対13,13aが逆転して用紙の先端
Paとヘッド14との位置決めが行なわれた後に、印字
が開始されるから、給紙ローラ12およびその駆動系の
製造誤差等によって生じる紙送り量のバラツキの影響を
受けず、したがって、高品質の印字状態が得られる。
【0048】以上のようなインクジェットプリンタにお
ける給紙方法によれば、用紙Pが光沢フィルム以外の用
紙でる場合には上記第1の給紙モードで用紙が給送さ
れ、用紙Pが光沢フィルムである場合には上記第2の給
紙モードで用紙が給送されるので、次のような作用効果
が得られる。
【0049】すなわち、第1の給紙モードは、先ず、給
紙ローラ12により、停止している搬送ローラ対13,
13aに向けて用紙Pを給送して用紙の先端Paを搬送
ローラ対の挟圧部Nに当接させることによって用紙先端
Paを揃え、次いで、給紙ローラ12が初期位置に達す
るまで給紙ローラ12および搬送ローラ対13,13a
を正転させて用紙Pを搬送し、その後、用紙の先端Pa
が印字ヘッド14に対して所定の位置に達するまで搬送
ローラ対13,13aを回転させるモードであるから、
本来不要である用紙Pの先端Pa揃え時の逆送動作が入
っていない。
【0050】したがって、比較的高速で用紙Pが給送さ
れることとなる。
【0051】一方、第2の給紙モードは、図1(a)〜
(e)に示したように、先ず、給紙ローラ12により、
正転している搬送ローラ対13,13aに向けて用紙P
を給送し、用紙の先端Paが搬送ローラ対13,13a
の挟圧部Nを僅かに通過した後、給紙ローラ12を一旦
停止させるとともに搬送ローラ対13,13aを逆転さ
せて用紙先端Paを逆送することにより搬送ローラ対1
3,13aの挟圧部Nに用紙の先端Paを沿わせて用紙
先端Paを揃え、次いで、給紙ローラ12が初期位置
(図(a)(d)および(e)参照)に達するまで給紙
ローラ12および搬送ローラ対13,13aを正転させ
て用紙Pを搬送し、その後、用紙の先端Paが印字ヘッ
ド14に対して所定の位置に達するまで搬送ローラ対1
3,13aを逆転させるモードであるから、用紙の先端
揃え時に、給紙ローラ12が用紙Pの同一箇所に対して
スリップするということがない。
【0052】したがって、光沢フィルムにおける印字品
質の低下が生じない。
【0053】すなわち、この実施の形態の給紙方法によ
れば、光沢フィルムにおける印字品質の低下を防止する
ことができるとともに、他の用紙については高速で給紙
することができる。
【0054】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可
能である。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、スリップ痕の目立ち易
い用紙における印字品質の低下を防止することができる
とともに、他の用紙については高速で給紙することがで
きる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明の一実施の形態にお
ける第2の給紙モードによる給紙動作の説明図。
【図2】(a)〜(e)は、従来の給紙動作(本発明の
一実施の形態における第1の給紙モードによる給紙動作
に相当する動作)の説明図。
【符号の説明】
P 用紙 Pa 先端 12 給紙ローラ 13,13a 搬送ローラ対 14 印字ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙動作時に丁度1回転して用紙を給送
    する給紙ローラと、この給紙ローラにより給送された用
    紙を挟圧して搬送する搬送ローラ対と、この搬送ローラ
    対により搬送される用紙にインク滴を吐出して印字する
    印字ヘッドとを備えたインクジェットプリンタにおける
    給紙方法であって、 先ず、給紙ローラにより、停止している搬送ローラ対に
    向けて用紙を給送して用紙の先端を搬送ローラ対の挟圧
    部に当接させることによって用紙先端を揃え、次いで、
    給紙ローラが初期位置に達するまで給紙ローラおよび搬
    送ローラ対を正転させて用紙を搬送し、その後、用紙の
    先端が印字ヘッドに対して所定の位置に達するまで搬送
    ローラ対を回転させる、第1の給紙モードと、 先ず、給紙ローラにより、正転している搬送ローラ対に
    向けて用紙を給送し、用紙の先端が搬送ローラ対の挟圧
    部を僅かに通過した後、給紙ローラを一旦停止させると
    ともに搬送ローラ対を逆転させて用紙先端を逆送するこ
    とにより搬送ローラ対の挟圧部に用紙の先端を沿わせて
    用紙先端を揃え、次いで、給紙ローラが初期位置に達す
    るまで給紙ローラおよび搬送ローラ対を正転させて用紙
    を搬送し、その後、用紙の先端が印字ヘッドに対して所
    定の位置に達するまで搬送ローラ対を回転させる、第2
    の給紙モードとを有し、 前記用紙が、給紙ローラによるスリップ痕の目立たない
    用紙である場合には上記第1の給紙モードで用紙を給送
    し、前記用紙が、給紙ローラによるスリップ痕の目立つ
    用紙である場合には上記第2の給紙モードで用紙を給送
    することを特徴とするインクジェットプリンタにおける
    給紙方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000351488A (ja) * 1999-04-06 2000-12-19 Canon Inc 記録装置
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