JP3480755B2 - 有価証券処理装置 - Google Patents

有価証券処理装置

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JP3480755B2
JP3480755B2 JP00189395A JP189395A JP3480755B2 JP 3480755 B2 JP3480755 B2 JP 3480755B2 JP 00189395 A JP00189395 A JP 00189395A JP 189395 A JP189395 A JP 189395A JP 3480755 B2 JP3480755 B2 JP 3480755B2
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有価証券として認めら
れない有価証券を裁断する機能を有する有価証券処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、有価証券を1枚づつ供給して、破
棄すべき有価証券と再利用できる有価証券とに区分して
集積するとともに、必要に応じて破棄すべき有価証券と
して区分された有価証券を裁断装置に搬送して、有価証
券として認められない大きさ(失効サイズ)になるまで
裁断する有価証券処理装置が実用化されている。このよ
うな有価証券処理装置においては、裁断された有価証券
の枚数を計数するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように有価証券を
搬送路終端に設置された裁断装置により失効サイズまで
裁断し、失効とする本装置に供給される電源に異常が発
生し、電源が遮断されて、装置が停止した場合、停止前
迄の有価証券の失効枚数の保証、ならびに停止直前に失
効処理中の有価証券の失効の確定が出来ない問題があっ
た。
【0004】また、この問題を回避する為に、装置全体
に供給する電源を無停電電源装置により無停電化する事
が考えられるが、大容量の無停電電源装置が必要となる
ため、装置が高価となるというて問題があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は有価証券として認められない有価証券を
裁断する機能を有する有価証券処理装置において、装置
に対して停電が発生した場合でも裁断された有価証券の
枚数を正確に計数することができる有価証券処理装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる有価証
券処理装置は、有価証券を搬送路に沿って上流側から下
流側へと搬送し、少なくとも破棄すべき有価証券とそれ
以外の有価証券とに区分し、破棄すべき有価証券として
区分された有価証券は裁断手段で所定の大きさに裁断
し、その裁断手段で裁断された有価証券の枚数を計数手
段で計数している有価証券処理装置において、上記搬送
路を駆動する駆動モ−タと、上記搬送路の上流側に設け
られ、上記駆動モ−タからクラッチを介して駆動される
第1の搬送ベルトと、この第1の搬送ベルトの動作に制
動を加えるブレ−キと、上記駆動モ−タにより駆動さ
れ、この第1の搬送ベルトよりも下流側に設けられ、上
記第1の搬送ベルトと独立して動作する第2の搬送ベル
トと、上記第1の搬送ベルトを通過する有価証券を検出
する第1のセンサと、上記第2の搬送ベルトを通過する
有価証券を検出する第2のセンサと、停電時に上記第1
のセンサにより破棄すべき有価証券の前端が検出された
場合には、上記クラッチを遮断状態にすると共に上記ブ
レ−キを作動させて上記第1の搬送路に有価証券を停止
させ、上記第2のセンサにより破棄すべき有価証券の後
端が検出された場合には、破棄すべき有価証券を裁断手
段で裁断させ、上記計数手段をカウントアップする制御
部とを具備したことを特徴とする。
【0007】請求項2に係わる有価証券処理装置は、有
価証券を搬送路に沿って上流側から下流側へと搬送し、
少なくとも破棄すべき有価証券とそれ以外の有価証券と
に区分し、破棄すべき有価証券として区分された有価証
券は裁断手段で所定の大きさに裁断し、その裁断手段で
裁断された有価証券の枚数を計数手段で計数している有
価証券処理装置において、交流電源が入力され、停電後
に所定時間を電源を供給する無停電電源装置と、上記搬
送路を駆動する駆動モ−タと、上記搬送路の上流側に設
けられ、上記駆動モ−タからクラッチを介して駆動され
る第1の搬送ベルトと、この第1の搬送ベルトの動作に
制動を加えるブレ−キと、上記駆動モ−タにより駆動さ
れ、この第1の搬送ベルトよりも下流側に設けられ、上
記第1の搬送ベルトと独立して動作する第2の搬送ベル
トと、上記第1の搬送ベルトを通過する有価証券を検出
する第1のセンサと、上記第2の搬送ベルトを通過する
有価証券を検出する第2のセンサと、停電時に上記第1
のセンサにより破棄すべき有価証券の前端が検出された
場合には、上記クラッチを遮断状態にすると共に上記ブ
レ−キを作動させて上記第1の搬送路に有価証券を停止
させ、上記第2のセンサにより破棄すべき有価証券の後
端が検出された場合には、破棄すべき有価証券を裁断手
段で裁断させ、上記計数手段をカウントアップする制御
部とを具備し、上記第1及び第2のセンサ、上記制御部
に上記無停電電源装置からの電源を供給することを特徴
とする。
【0008】請求項3に係わる有価証券処理装置は、請
求項1あるいは請求項2の制御部は停電終了後に上記ブ
レ−キを非作動させ、上記クラッチを遮断状態にするこ
とを特徴とする。
【0009】請求項4に係わる有価証券処理装置は、請
求項1あるいは請求項2の駆動モ−タ及び上記裁断手段
を駆動するモ−タは、上記無停電電源装置の上流側にあ
る電源により駆動されていることを特徴とする。
【0010】請求項5に係わる有価証券処理装置は、有
価証券を搬送路に沿って上流側から下流側へと搬送し、
少なくとも破棄すべき有価証券とそれ以外の有価証券と
に区分し、破棄すべき有価証券として区分された有価証
券は裁断手段で所定の大きさに裁断し、その裁断手段で
裁断された有価証券の枚数を計数手段で計数している有
価証券処理装置において、交流電源が入力され、停電後
に所定時間を電源を供給する無停電電源装置と、上記無
停電電源装置の上流側にある電源が供給される上記搬送
路を駆動する駆動モ−タと、上記無停電電源装置の上流
側にある電源が供給される上記裁断手段を駆動するモ−
タと、上記搬送路の上流側に設けられ、上記駆動モ−タ
からクラッチを介して駆動される第1の搬送ベルトと、
この第1の搬送ベルトの動作に制動を加えるブレ−キ
と、上記駆動モ−タにより駆動され、この第1の搬送ベ
ルトよりも下流側に設けられ、上記第1の搬送ベルトと
独立して動作する第2の搬送ベルトと、上記第1の搬送
ベルトを通過する有価証券を検出する第1のセンサと、
上記第2の搬送ベルトを通過する有価証券を検出する第
2のセンサと、停電時に上記第1のセンサにより破棄す
べき有価証券の前端が検出された場合には、上記クラッ
チを遮断状態にすると共に上記ブレ−キを作動させて上
記第1の搬送路に有価証券を停止させ、上記第2のセン
サにより破棄すべき有価証券の後端が検出された場合に
は、破棄すべき有価証券を裁断手段で裁断させ、上記計
数手段をカウントアップし、停電終了後に上記ブレ−キ
を非作動させ、上記クラッチを遮断状態にする制御部と
を具備し、上記第1及び第2のセンサ、上記制御部に上
記無停電電源装置からの電源を供給することを特徴とす
る。
【0011】
【作用】破棄すべき有価証券を裁断装置まで搬送する第
1の搬送ベルト及び第2の搬送ベルトにそれぞれ有価証
券の通過を検出するための第1のセンサ及び第2のセン
サを設けておき、第1のセンサにより破棄すべき有価証
券の前端が検出された場合には、クラッチを遮断状態に
すると共にブレ−キを作動させて上記第1の搬送ベルト
に有価証券を停止させ、第2のセンサにより破棄すべき
有価証券の後端が検出された場合には、破棄すべき有価
証券を裁断手段で裁断させ、計数手段をカウントアップ
するようにしている。
【0012】つまり、停電が発生した時に有価証券がい
る位置により有価証券を第1の搬送ベルトで停止させる
か、第2の搬送ベルトを介して搬送させてその有価証券
を裁断手段により裁断させると共に計数手段をカウント
アップさせるようにしている。このことにより、停電が
発生しても裁断手段で実際に裁断した有価証券の枚数と
計数手段に計数されている裁断枚数とを確実に一致させ
ることができる。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例につい
て説明する。図1は有価証券処理装置の構成を示す図で
ある。図1において、装置本体の右側に、有価証券を供
給する有価証券供給装置N1,N2が設けられている。
この供給装置N1,N2にセットされた有価証券は取出
し装置2により、順次1枚ずつ取出されて搬送路3に送
り込まれる。
【0014】この搬送路3に送り込まれた有価証券は、
搬送路3上に配置された検知装置4により種々の検査が
行われ、その検査結果から有価証券は、使用可能な正券
(再流通可能な券)、使用不可として破棄すべき損券
(再流通不可能な券)、判別不可能な排除券(異物券)
に判別される。
【0015】このようにして正券または損券または排除
券のいずれかに判別された有価証券は、搬送路3の中途
部に配置されたゲート装置9−a,9−bにより、正
券、損券、及び排除券に区分される。
【0016】このゲ−ト装置9−a,9−bで区分され
た有価証券は、“正券集積装置5a、損券集積装置5
b、及び排除券集積装置10にそれぞれ集積される。正
券集積装置5a及び損券集積装置5bに集積された有価
証券は、所定枚数毎に区分されて、それぞれ正券施封装
置6a、損券施封装置6bにより、所定枚数毎に結束施
封され、正券把及び損券把となって、機内コンベア7に
よって、把集積装置11に搬送される。
【0017】裁断装置8を使用する場合、検知装置4に
て損券と判別された有価証券をゲート装置12により裁
断装置8に送り込まれる。そして、裁断装置8において
損券は失効サイズに裁断され裁断片となり“13”の裁
断片搬送装置により機外に排出される。
【0018】図2は裁断装置8の一部の詳細な構成を示
す図である。図2において、搬送路より搬送されてきた
有価証券はゲート装置12により正券と裁断券(損券)
とに区分される。裁断券は搬送路(第1の搬送ベルト)
21、次いで搬送路(第2の搬送ベルト)22に送り出
されて裁断装置8にて失効サイズになるまで裁断され
る。
【0019】第1の搬送ベルト21は駆動モ−タ23が
クラッチ25を介して駆動され、この第2の搬送ベルト
22は駆動モ−タ23により直接駆動されており、第1
の搬送ベルト21と第2の搬送ベルト22とは互いに独
立に動作する。また、第1の搬送ベルト21に搬送を停
止させるブレ−キ26が設けられている。
【0020】なお、24は裁断装置8内に設置された裁
断歯であり、この裁断歯24は上記駆動モ−タと同一の
電源が供給されている裁断モ−タ(図示しない)により
駆動される。
【0021】本発明はこの裁断装置8の停電対策のため
に用いられている。停電が発生した時、搬送モータ2
3、及び裁断歯24の電源供給は停止されるが、ゲート
装置12、クラッチ25、ブレーキ26及びシフトセン
サS1,S2には電源が供給される。停電後の搬送路に
搬送されようとしている有価証券はゲート装置12に
て、正/損集積装置方向へ区分搬送される。
【0022】また、ゲート装置12を通過した有価証券
もクラッチ25,ブレーキ26により、搬送路21にて
券を停止させる。逆に、搬送路22にさしかかった有価
証券は、停電後でも裁断歯23にて裁断する。これらの
有価証券の搬送状態はシフトセンサSo,S1,S2に
て終止監視さている。なお、ゲ−ト装置12の上流側に
有価証券の通過を検出するためのセンサSoが設けられ
ている。
【0023】次に、図3を参照して裁断装置8の制御系
統を示すブロック図について説明する。図3において、
商用交流電源100Vは無停電源装置30に入力され
る。この無停電源装置30にはオフディレイタイマ31
が接続されている。このオフディレイタイマ31は停電
が発生してから一定時間だけ電源を供給した後に電源の
供給を停止するようにしている。
【0024】この無停電源装置30から供給される電源
はDC電源32に供給される。このDC電源32から出
力される直流電源はコントロ−ラ33に供給される。さ
らに、無停電源装置30は停電を検出すると停電信号a
をコントロ−ラ33に出力する。このコントロ−ラ33
はマイクロコンピュ−タを中心に構成されている。
【0025】コントロ−ラ33にはドライバ34を介し
てゲ−ト装置35(ゲ−ト装置9−a,9−b,12を
いう)にゲ−トの開閉信号を出力する。さらに、コント
ロ−ラ33にはクラッチ25,ブレ−キ26,シフトセ
ンサS1,S2が接続されている。コントロ−ラ33は
クラッチ25,ブレ−キ26の駆動を制御すると共に、
シフトセンサSo,S1,S2から検知信号がコントロ
−ラ33に入力されている。このシフトセンサSo,S
1,S2からの信号は紙葉類がシフトセンサS1,S2
にかかると暗信号を出力し、紙葉類がシフトセンサS
o,S1,S2から外れると明信号を出力する。
【0026】さらに、コントロ−ラ33には裁断装置8
で裁断した有価証券の枚数を計数するカウンタ36と、
図5のフロ−チャ−トに示す制御プログラムの他、カウ
ンタ36の内容を保存するメモリ37が接続されてい
る。
【0027】なお、図2の駆動モ−タ23及び裁断歯2
4を駆動する裁断モ−タ(図示しない)は無停電電源装
置30に入力される商用交流電源100Vの上流に設け
られた変圧器の一次側より例えば200Vの電源が供給
されている。
【0028】次に、図4を参照して無停電源装置30の
詳細な構成について説明する。図4において、41は例
えば、100Vの交流電源が入力される交流電圧入力プ
ラグである。この入力プラグ41にはスイッチSW1を
介してCP、スル−出力コンセント42,リレ−RY1
を介してバックアップ出力コンセント43が接続され
る。
【0029】さらに、この入力プラグ41にはこのスイ
ッチSW1を介して入力プラグ41を介して入力された
サ−ジを吸収するサ−ジアブソ−バ44、整流器45、
DC−DCコンバ−タ46、チョッパインバ−タ47を
介して充電器48に接続されている。さらに、この充電
器48はスイッチSW2を介してバッテリ49に接続さ
れている。
【0030】チョッパ/インバ−タ47の出力はリレ−
RY1を介してバックアップ出力コンセント43に接続
される。このリレ−RY1は停電発生時に図の位置とは
反対側に位置に切り換えられる。
【0031】そして、停電が発生していないときには、
無停電電源装置30に電源が供給され、黒矢印で示す方
向に電流が流れ、バッテリ49が充電されると共に、ス
ル−出力コンセント42,リレ−RY1を介してバック
アップ出力コンセント43を介して出力される。
【0032】また、停電発生時にはリレ−RY1は停電
発生時に図の位置とは反対側に位置に切り換えられるた
め、バッテリ49に充電された電圧が白矢印で示すよう
にリレ−RY1,バックアップ出力コンセント43を介
して出力される。
【0033】次に、上記のように構成された本発明の一
実施例の動作について図5のフロ−チャ−トを参照しな
がら説明する。コントロ−ラ33は無停電電源装置30
から出力される停電信号aを監視し、停電が発生したか
を検出している(ステップS1)。
【0034】このステップS1の判定で、停電が発生し
たと判定されると、搬送モ−タ23及び裁断モ−タ(図
示しない)は無停電電源装置30の上流側から電源が供
給されているため、搬送モ−タ及び裁断モ−タ(図示し
ない)への電源の供給は遮断(オフ)される(ステップ
S2)。このように停電が発生してからオフディレイタ
イマ31により所定時間N′だけコントロ−ラ33に電
源が供給されるようになっている。また、この間にセン
サS2により有価証券の後端部が検出された場合には、
搬送モ−タ23及び裁断モ−タ(図示しない)の慣性力
により第2の搬送ベルト22及び裁断歯24が作動可能
とされる。
【0035】そして、センサSoから明信号が出力され
ているかが判定される(ステップS3)。このステップ
S3において、センサSoから明信号が出力されている
と判定されると、ゲ−ト装置12を正/損集積装置方向
に向ける。なお、ステップS3において、センサSoか
ら暗信号が出力されていると判定された場合には、ステ
ップS4の処理はスキップされる。
【0036】次に、センサS1の検知信号が明信号から
暗信号に変化したかが判定される(ステップS5)。こ
のように、センサS1の出力が明信号から暗信号に変化
することは、センサS1に紙葉類の前端部が差しかかっ
たタイミングであると判定された場合には、ブレ−キ2
6をオン(作動)させ、クラッチ25をオフ(遮断)さ
せる(ステップS6)。
【0037】このようにして、センサS1に有価証券の
前端部が差しかかった場合には、ブレ−キ26をかけて
搬送路21にて有価証券を停止させるようにしている。
ステップS5において『明信号から暗信号』への変化以
外であると判定された場合には、ステップS6の処理は
スキップされる。
【0038】ところで、センサS2が検知信号が暗信号
から明信号に変化したかが判定される(ステップS
7)。このステップS7の判定で『暗信号から明信号に
変化した』と判定された場合、つまり有価証券の後端部
が検出された場合には、カウンタ36の裁断枚数をアッ
プする処理が行われる(ステップS8)。
【0039】その後、停電時間がN′以上であるかを判
定し、「NO」と判定された場合には、ステップS2以
降の処理が繰り返し行われる。また、ステップS9にお
いて「停電時間>N′」であると判定された場合には、
ブレ−キをオフ(非作動)し、クラッチをオフ(遮断)
する(ステップS10)。
【0040】そして、裁断枚数を確定するために裁断枚
数をメモリ37に格納するようにしている(ステップS
11)。このように、センサS1により破棄すべき有価
証券の前端が検出された場合には、クラッチ25を遮断
状態にすると共にブレ−キ26を作動させて第1の搬送
ベルト21に有価証券を停止させ、センサS2により破
棄すべき有価証券の後端が検出された場合には、破棄す
べき有価証券を裁断装置8で裁断させ、カウンタ36を
カウントアップするようにしている。
【0041】つまり、停電が発生した時にいる有価証券
がいる位置により有価証券を第1の搬送ベルト21で停
止させるか、第2の搬送ベルト22を介して搬送させて
その有価証券を裁断手段により裁断させると共にカウン
タ36をカウントアップさせるようにしている。
【0042】このことにより、停電が発生しても裁断手
段で実際に裁断した有価証券の枚数と計数手段に計数さ
れている裁断枚数とを確実に一致させることができる。
また、裁断装置にて裁断される有価証券の枚数を計数す
るセンサ37と、カウンタ36、裁断装置8に導くため
の裁断区分ゲ−トの制御回路と駆動回路並びにクラッチ
25,ブレ−キ26、裁断装置8に導くためのゲ−ト装
置35のみに供給する電源を無停電化することにより、
停電時における停電前迄の有価証券の失効枚数の保証及
び停止直前に失効処理中、つまり第2の搬送ベルト22
に差し掛かっている有価証券は確実に裁断して、裁断枚
数をアップさせることにより、有価証券の失効の確定を
安価に行うことができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、有
価証券として認められない有価証券を裁断する機能を有
する有価証券処理装置において、装置に対して停電が発
生した場合でも裁断された有価証券の枚数を正確に計数
することができる有価証券処理装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる有価証券処理装置の
構成を示す図。
【図2】裁断装置8の一部の詳細な構成を示す図。
【図3】裁断装置8の制御系統を示すブロック図。
【図4】無停電源装置30の詳細な構成を示すブロック
図。
【図5】本発明の一実施例の動作を説明するためのフロ
−チャ−ト。
【符号の説明】
2…取出し装置、3…搬送路、4…検知装置、5a…正
券集積装置、5b…損券集積装置、5c…排除券集積装
置、6a…正券施封装置、6b…損券施封装置、11…
把集積装置、12…ゲ−ト装置、13…裁断片搬送装
置、21,22…搬送路、23…搬送モ−タ、24…裁
断歯、25…クラッチ、26…ブレ−キ、30…無停電
源装置、31…オフディレイタイマ、32…DC電源、
33…コントロ−ラ、34…ドライバ、35…ゲ−ト装
置、41…入力プラグ、42…スル−出力コンセント、
43…バックアップ出力コンセント、44…サ−ジアブ
ソ−バ、45…整流器、46…DC−DCコンバ−タ、
47…チョッパインバ−タ、48…充電器、49…バッ
テリ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−298363(JP,A) 特開 昭57−69377(JP,A) 特開 平1−156254(JP,A) 特開 平7−179264(JP,A) 実開 昭60−20678(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 18/00 G07D 9/00 G07D 7/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有価証券を搬送路に沿って上流側から下
    流側へと搬送し、少なくとも破棄すべき有価証券とそれ
    以外の有価証券とに区分し、破棄すべき有価証券として
    区分された有価証券は裁断手段で所定の大きさに裁断
    し、その裁断手段で裁断された有価証券の枚数を計数手
    段で計数している有価証券処理装置において、 上記搬送路を駆動する駆動モ−タと、 上記搬送路の上流側に設けられ、上記駆動モ−タからク
    ラッチを介して駆動される第1の搬送ベルトと、 この第1の搬送ベルトの動作に制動を加えるブレ−キ
    と、 上記駆動モ−タにより駆動され、この第1の搬送ベルト
    よりも下流側に設けられ、上記第1の搬送ベルトと独立
    して動作する第2の搬送ベルトと、 上記第1の搬送ベルトを通過する有価証券を検出する第
    1のセンサと、 上記第2の搬送ベルトを通過する有価証券を検出する第
    2のセンサと、 停電時に上記第1のセンサにより破棄すべき有価証券の
    前端が検出された場合には、上記クラッチを遮断状態に
    すると共に上記ブレ−キを作動させて上記第1の搬送路
    に有価証券を停止させ、上記第2のセンサにより破棄す
    べき有価証券の後端が検出された場合には、破棄すべき
    有価証券を裁断手段で裁断させ、上記計数手段をカウン
    トアップする制御部とを具備したことを特徴とする有価
    証券処理装置。
  2. 【請求項2】 有価証券を搬送路に沿って上流側から下
    流側へと搬送し、少なくとも破棄すべき有価証券とそれ
    以外の有価証券とに区分し、破棄すべき有価証券として
    区分された有価証券は裁断手段で所定の大きさに裁断
    し、その裁断手段で裁断された有価証券の枚数を計数手
    段で計数している有価証券処理装置において、 交流電源が入力され、停電後に所定時間を電源を供給す
    る無停電電源装置と、 上記搬送路を駆動する駆動モ−タと、 上記搬送路の上流側に設けられ、上記駆動モ−タからク
    ラッチを介して駆動される第1の搬送ベルトと、 この第1の搬送ベルトの動作に制動を加えるブレ−キ
    と、 上記駆動モ−タにより駆動され、この第1の搬送ベルト
    よりも下流側に設けられ、上記第1の搬送ベルトと独立
    して動作する第2の搬送ベルトと、 上記第1の搬送ベルトを通過する有価証券を検出する第
    1のセンサと、 上記第2の搬送ベルトを通過する有価証券を検出する第
    2のセンサと、 停電時に上記第1のセンサにより破棄すべき有価証券の
    前端が検出された場合には、上記クラッチを遮断状態に
    すると共に上記ブレ−キを作動させて上記第1の搬送路
    に有価証券を停止させ、上記第2のセンサにより破棄す
    べき有価証券の後端が検出された場合には、破棄すべき
    有価証券を裁断手段で裁断させ、上記計数手段をカウン
    トアップする制御部とを具備し、上記第1及び第2のセ
    ンサ、上記制御部に上記無停電電源装置からの電源を供
    給することを特徴とする有価証券処理装置。
  3. 【請求項3】 上記制御部は停電終了後に上記ブレ−キ
    を非作動させ、上記クラッチを遮断状態にすることを特
    徴とする請求項1あるいは請求項2記載の有価証券処理
    装置。
  4. 【請求項4】 上記駆動モ−タ及び上記裁断手段を駆動
    するモ−タは、上記無停電電源装置の上流側にある電源
    により駆動されていることを特徴とする請求項1あるい
    は請求項2記載の有価証券処理装置。
  5. 【請求項5】 有価証券を搬送路に沿って上流側から下
    流側へと搬送し、少なくとも破棄すべき有価証券とそれ
    以外の有価証券とに区分し、破棄すべき有価証券として
    区分された有価証券は裁断手段で所定の大きさに裁断
    し、その裁断手段で裁断された有価証券の枚数を計数手
    段で計数している有価証券処理装置において、 交流電源が入力され、停電後に所定時間を電源を供給す
    る無停電電源装置と、 上記無停電電源装置の上流側にある電源が供給される上
    記搬送路を駆動する駆動モ−タと、 上記無停電電源装置の上流側にある電源が供給される上
    記裁断手段を駆動するモ−タと、 上記搬送路の上流側に設けられ、上記駆動モ−タからク
    ラッチを介して駆動される第1の搬送ベルトと、 この第1の搬送ベルトの動作に制動を加えるブレ−キ
    と、 上記駆動モ−タにより駆動され、この第1の搬送ベルト
    よりも下流側に設けられ、上記第1の搬送ベルトと独立
    して動作する第2の搬送ベルトと、 上記第1の搬送ベルトを通過する有価証券を検出する第
    1のセンサと、 上記第2の搬送ベルトを通過する有価証券を検出する第
    2のセンサと、 停電時に上記第1のセンサにより破棄すべき有価証券の
    前端が検出された場合には、上記クラッチを遮断状態に
    すると共に上記ブレ−キを作動させて上記第1の搬送路
    に有価証券を停止させ、上記第2のセンサにより破棄す
    べき有価証券の後端が検出された場合には、破棄すべき
    有価証券を裁断手段で裁断させ、上記計数手段をカウン
    トアップし、停電終了後に上記ブレ−キを非作動させ、
    上記クラッチを遮断状態にする制御部とを具備し、上記
    第1及び第2のセンサ、上記制御部に上記無停電電源装
    置からの電源を供給することを特徴とする有価証券処理
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012146161A1 (zh) * 2011-04-29 2012-11-01 山东新北洋信息技术股份有限公司 纸币处理装置及纸币输送状态检测方法

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