JPH0789668A - 紙葉類集積装置およびその制御方法 - Google Patents

紙葉類集積装置およびその制御方法

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JPH0789668A
JPH0789668A JP5236097A JP23609793A JPH0789668A JP H0789668 A JPH0789668 A JP H0789668A JP 5236097 A JP5236097 A JP 5236097A JP 23609793 A JP23609793 A JP 23609793A JP H0789668 A JPH0789668 A JP H0789668A
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JP5236097A
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Akira Ichijima
晃 市嶋
Hiromi Okamura
廣実 岡村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、セパレータを用いて排除券を一定量
ごとに区分して集積する排除券集積装置において、初期
化動作時に、セパレータ上に残る排除券の散乱を防止し
て作業性などを向上できるようにすることを最も主要な
特徴とする。 【構成】たとえば、排除券集積装置の初期化動作時、ま
ず、バックアッププレートを上端または下端の所定位置
に移動する。この状態で、残留券チェック用センサから
のセンサ情報により、収納カセット内に残留する排除券
の有無をチェックする。そして、残留券が検知されない
ときにのみ、セパレータを後退動作させた後、バックア
ッププレートを初期位置に移動させて初期化動作を終了
する。また、残留券が検知された場合には初期化動作を
中止して、収納カセットの内/外にセパレータ上に残留
する排除券が脱落するのを防止するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば印刷物を鑑
査結果にもとづいて区分して集積する紙葉類集積装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙葉類処理装置においては、印刷
物の良否などを鑑査した結果によって正券、損券、およ
び排除券に分け、それぞれ独立した集積部にて集積する
ようになっている。
【0003】さて、この種の紙葉類処理装置では、たと
えば排除券を集積する集積部に一定量の印刷物がたまる
とそれを施封装置に送り、小帯をかけて1つの把にまと
めた後、再度、鑑査処理に供するようになっている。こ
うして、2枚取りなどにより排除券と判別された印刷物
を、より正確に区分できるようにしている。
【0004】ところで、上記した紙葉類処理装置の場
合、集積部にたまった一定量の印刷物に対して小帯のか
けられた把をカウントすることで、排除券としての枚数
を管理するようになっている。
【0005】このため、集積部での集積の途中で印刷物
の搬送エラーなどが発生して処理が中断されると、エラ
ー解除処理とともに、集積部にたまった印刷物をオペレ
ータがすべて取り出して供給部にセットし直さなければ
ならない。
【0006】この集積部から供給部への再セットを怠る
と、運転開始スイッチの投入後の初期化動作において、
排除券が集積部の内/外に散乱することとなり、これを
取り除くための作業が非常に煩わしいという欠点があっ
た。
【0007】すなわち、一定量の印刷物を施封装置に送
るようになっている集積部で、特に、内部に集積された
排除券が一定量に達した際に、それ以上集積されないよ
うにするセパレータを有する集積部においては、排除券
が残留しているか否かにかかわらず、初期化動作時にセ
パレータが動作するようになっている(図7参照)。
【0008】このため、セパレータ上に排除券が残留し
ている場合には、この残留している排除券がセパレータ
上より脱落し、集積部の内/外に散乱する。集積部で
は、たとえば図7に示すように、残留券の有無をチェッ
クするようになってはいるが、集積した排除券を保持す
るためのバックアッププレートの位置によっては誤った
判定を下す可能性があり、これを防止するために、セパ
レータを集積部上より退避させ、バックアッププレート
を無条件に上昇させて初期位置(集積部の上端)に移動
させた状態で、残留券の有無をチェックするようになっ
ていた。
【0009】このように、従来装置においては、セパレ
ータ上に残量券がある場合、初期化動作時にその残留券
が集積部の内/外に脱落し、脱落の仕方や位置によって
はそれを回収するのが非常に困難で、作業性を著しく低
下させる原因にもなっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、処理が途中で中断された際の作業として、
集積部に残留する残留券を取り忘れると、それが集積部
の内/外に散乱することになるため、散乱した残留券を
回収するための作業が煩わしいなどの問題があった。
【0011】そこで、この発明は、取り忘れた残留券の
散乱を防止でき、作業性や稼動効率を向上することが可
能な紙葉類集積装置およびその制御方法を提供すること
を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の紙葉類集積装置にあっては、紙葉類を
集積するものであって、搬送されてくる紙葉類を受け取
って収納する収納手段と、この収納手段での前記紙葉類
の収納を阻止する阻止手段と、この阻止手段で阻止され
た紙葉類および前記収納手段に収納された紙葉類の有無
を検知する検知手段と、前記紙葉類の搬送に異常が発生
した際、前記検知手段の検知出力にしたがって前記阻止
手段の初期化動作を禁止する制御手段とから構成されて
いる。
【0013】また、この発明の紙葉類集積装置の制御方
法にあっては、紙葉類を集積する紙葉類集積装置の場合
であって、搬送されてくる紙葉類を受け取って収納する
収納手段と、この収納手段での前記紙葉類の収納を阻止
する阻止手段と、この阻止手段で阻止された紙葉類およ
び前記収納手段に収納された紙葉類の有無を検知する検
知手段と、前記紙葉類の搬送に異常が発生した際、前記
検知手段の検知出力にしたがって前記阻止手段の初期化
動作を禁止する制御手段とを具備し、前記制御手段が、
前記検知手段の検知出力より前記阻止手段および前記収
納手段での紙葉類の存在を確認したとき、前記阻止手段
の初期化動作を禁止し、この阻止手段で阻止された紙葉
類の前記収納手段内への脱落を防止するようになってい
る。
【0014】さらに、この発明の紙葉類集積装置にあっ
ては、集積すべき紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬
送手段で搬送されてくる紙葉類を受け取って収納する収
納手段と、この収納手段に収納された紙葉類の枚数に応
じて昇降動作する昇降手段と、この昇降手段上に所定枚
数分の紙葉類が集積されたとき、前記搬送手段と前記収
納手段との間に移動されて、前記収納手段での前記紙葉
類の収納を阻止する阻止手段と、この阻止手段で阻止さ
れた紙葉類および前記収納手段に収納された紙葉類の有
無を検知する検知手段と、前記搬送手段による紙葉類の
搬送に異常が発生した際、前記昇降手段を所定の位置に
移動させた後、前記検知手段の検知出力をチェックし、
この検知手段の検知出力より前記阻止手段および前記収
納手段での紙葉類の存在が確認されたとき、前記搬送手
段と前記収納手段との間からの前記阻止手段の退避動作
を禁止する制御手段とから構成されている。
【0015】
【作用】この発明は、上記した手段により、紙葉類の有
無に応じて阻止手段の初期化動作を制御できるようにな
るため、残留する紙葉類を取り忘れた場合でも、散乱し
た紙葉類を回収するといった煩わしい作業を不要とする
ことが可能となるものである。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、本発明にかかる紙葉類処理装
置としての鑑査分類機の構成を示すものである。
【0017】この鑑査分類機10は、受入搬送部11、
鑑査判別部12、排除券処理部13、および正/損券処
理部14から構成されている。受入搬送部11は、たと
えば紙葉類としての印刷物を1000枚(束)単位で受
け入れるとともに、これをばらして100枚(把)ごと
に鑑査判別部12に送るもので、束受入装置11a、大
帯切断・抜取装置11b、把切出装置11c、把排出装
置11d、および制御装置11eなどからなっている。
【0018】また、受入搬送部11の略中心部には、上
記束受入装置11a、大帯切断・抜取装置11b、把切
出装置11c、および把排出装置11dに沿って搬送路
11fが配設されている。
【0019】束受入装置11aは、処理すべき印刷物
を、100枚ごとに小帯のかけられた10個の把が大帯
によって括られた1つの束として受け入れるものであ
る。大帯切断・抜取装置11bは、束にかけられた大帯
を切断し、そのうちの1つの把を取り出して搬送路11
fに乗せるものである。
【0020】把切出装置11cは、上記搬送路11f上
を搬送されてくる把にかけられている小帯を切り取るも
のである。把排出装置11dは、小帯の切られた1つの
把に対する100枚の印刷物を鑑査判別部12に送り出
すものである。
【0021】制御装置11eは、この鑑査分類機10の
全体の制御を司るものである。鑑査判別部12は、受入
搬送部11の把排出装置11eより受け取った100枚
の印刷物を1枚ずつ取り出して給紙する取出装置12
a、この取出装置12aで取り出された印刷物を順に搬
送する搬送路12b、この搬送路12bを搬送されてく
る印刷物の良否などを鑑査する鑑査装置12cなどから
構成されている。
【0022】排除券処理部13は、鑑査判別部12の鑑
査装置12cで鑑査され、正券または損券と判別された
印刷物を正/損券処理部14に送る第1の搬送路13
a、鑑査装置12cでの鑑査により、正券または損券と
判別できずに排除券と判別された印刷物を搬送する第2
の搬送路13b、この第2の搬送路13bを搬送されて
きた排除券を集積する排除券集積装置13cなどによっ
て構成されている。
【0023】排除券集積装置13cは、第2の搬送路1
3bを搬送されてきた排除券を受け取り、100枚単位
で収納するための、回動自在に設けられたセパレータ
(回動手段)31を有する収納カセット(収納手段)3
2、および上記セパレータ31や収納カセット32の動
作をコントロールするコントロール装置33などからな
っている。
【0024】また、この排除券処理部13には、上記収
納カセット32内に収納された排除券を排除券集積装置
13cより受け取り、それに小帯をかけて1つの把にま
とめる施封装置(図示していない)が設けられている。
【0025】なお、排除券処理部13における排除券集
積装置13cの詳細については、後述する。正/損券処
理部14は、排除券処理部13の第1搬送路13a上を
搬送されてくる正券または損券と判別された印刷物のう
ち、正券だけを搬送する正券搬送路14a、この正券搬
送路14aを搬送されてくる正券を受け取る羽根車14
b、この羽根車14bを介して導かれる正券を回収する
正券回収庫14c、損券だけを搬送する損券搬送路14
d、この損券搬送路14dを搬送されてくる損券を受け
取る羽根車14e、この羽根車14eを介して導かれる
損券を裁断する裁断装置14fなどから構成されてい
る。
【0026】しかして、受入搬送部11の束受入装置1
1aに1つの束がセットされ、この状態において、図示
していないオペレータパネルの運転開始スイッチがオン
されたとする。
【0027】すると、この束は搬送路11f上を搬送さ
れ、大帯切断・抜取装置11bに送られる。そして、こ
こで束の大帯が切断された後、1つの把が搬送路11f
により把切出装置11cに送られる。
【0028】把切出装置11cに送られた把は、ここで
小帯が切り落とされることによって100枚単位のばら
の印刷物となり、搬送路11f上を搬送されて把排出装
置11dに導かれる。そして、この把排出装置11dに
よって鑑査判別部12の取出装置12aに送られる。
【0029】鑑査判別部12の取出装置12aに送られ
た印刷物は1枚ずつ取り出され、順に搬送路12bを搬
送されて鑑査装置12cに導かれる。そして、この鑑査
装置12cにおいて印刷物の良否などが鑑査される。
【0030】ここで、この鑑査の結果は制御装置11e
に送られ、この鑑査の結果によってその印刷物の正/損
券または排除券の判別が行われる。鑑査の結果、正/損
券と判別された印刷物は、排除券処理部13の第1の搬
送路13a上を搬送されて正/損券処理部14に送られ
る。
【0031】また、印刷物の2枚取りなどにより排除券
と判別された印刷物は、排除券処理部13の第2の搬送
路13b上を搬送されて排除券集積装置13cに導かれ
る。そして、ここで保管された後、再度、この鑑査分類
機10にかけられて同様な鑑査処理が施される。
【0032】正/損券処理部14に送られた印刷物のう
ち、正券と判別された印刷物は正券搬送路14aを搬送
され、羽根車14bによって正券回収庫14c内に集積
される。
【0033】また、正/損券処理部14に送られた印刷
物のうち、損券と判別された印刷物は損券搬送路14d
を搬送される。そして、羽根車14eによって裁断装置
14fに送られ、ここで裁断される。
【0034】こうして、1つの把に対する鑑査処理が終
了すると、次の把に対する処理が同様にして行われ、最
終的に10個の把、つまり1つの束について上記した処
理が繰り返される。
【0035】次に、上記した排除券集積装置13cにつ
いて説明する。図2ないし図4は、排除券集積装置13
cを取り出して示すものである。まず、排除券集積装置
13cに導かれた排除券Pは、順次、第2の搬送路13
bより排出されてセパレータ31の上面にて一時的に集
積される。
【0036】セパレータ31は、通常、第2の搬送路1
3bからの排除券Pを集積できる図示の位置にて待機
し、一時集積部41を形成するようになっている。この
一時集積部41には、たとえば最大で100枚までの排
除券Pを同時に集積できるようになっている。
【0037】また、このセパレータ31は、上記一時集
積部41に100枚の排除券Pが集積されると、後述す
るモータやマグネットの作用により、図示矢印f,g,
h,bの方向に回動動作するようになっている。
【0038】すなわち、制御装置11eにおいて、一時
集積部41にて集積すべき排除券Pの枚数が一定量、た
とえば100枚に達したことが判断されると、セパレー
タ31は後退(図示矢印f方向)、上昇(図示矢印g方
向)、前進(図示矢印h方向)、および下降(図示矢印
b方向)の順に移動し、この後退時に一時集積部41に
て集積した排除券Pの収納カセット32内への収納を行
うようになっている。
【0039】ここで、セパレータ31は、たとえば炭素
繊維を材料として筒状に形成された3本の支持体31
a,…を有して構成されており、耐静電気対策と軽量化
とが図られている。
【0040】すなわち、支持体31a,…は、金属材料
よりも導電性の良い炭素繊維で形成することにより、静
電気の発生しにくい構造とするとともに、筒状とするこ
とによって極めて軽量に構成される。
【0041】一方、セパレータ31には、静電気により
支持体31a,…にはりついた排除券Pを検知するため
のはりつき検知装置60が設けられている。このはりつ
き検知装置60は、支持体31aの1本(たとえば、中
央の支持体31a)の下面に埋設された反射板61と、
この反射板61に光を照射するとともに、その反射板6
1からの反射光を受光する光センサ62とから構成され
ている。
【0042】上記反射板61は、たとえば静電気の発生
しにくい炭素繊維と、鏡面仕上げが可能な金属材料とを
接着した構造となっている。こうした構造とすることに
より、反射面の角度や大きさの自由度を容易に確保し得
るとともに、使用環境下での融通性、たとえば光を正確
に反射できるようにしてセンサ感度を安定化させるな
ど、市販の反射板をそのまま使用する場合の各種の規制
を排除でき、使い勝手を向上させることが可能である。
【0043】しかして、このはりつき検知装置60によ
れば、たとえば図4に示すように、静電気による排除券
Pのはりつきが発生すると、そのはりついた排除券Pに
より光センサ62からの光が遮られる。これにより、光
センサ62の出力が「暗」となって、静電気による排除
券Pのはりつきが確実に検知されることになる。
【0044】なお、セパレータ31には、もし静電気が
発生した場合に、それをすみやかにアースすることがで
きるよう、装置13cの筐体に導電性のネジにより取り
付けられた炭素繊維製の除電ブラシ63が接触されるよ
うになっている。
【0045】このような静電気対策を施したセパレータ
31においては、静電気による排除券Pのはりつきを未
然に防ぐことができるとともに、万が一、はりつきが生
じた場合にもそれを確実に検知することができ、計数事
故の発生を防止できるなど、信頼性の向上が図れる。
【0046】収納カセット32は、内部に昇降動作可能
なバックアッププレート32aを有し、このバックアッ
ププレート32aの降下によって収納された排除券Pを
保持するようになっている。
【0047】すなわち、一時集積部41にて集積された
一定量の排除券Pは、セパレータ31の後退動作にとも
なって収納カセット32内へ収納されるとともに、この
収納カセット32内へ収納された一定量の排除券Pは、
セパレータ31の下降動作にともなう上記バックアップ
プレート32aの降下よって、収納カセット32内のバ
ックアッププレート32a上に保持される。
【0048】また、このバックアッププレート32a上
に保持された排除券Pは、収納カセット32内の下端部
(送り出し位置)より、一定量の排除券Pに対して小帯
をかけ、把ごとに区分するための施封装置(図示してい
ない)に送られるようになっている。
【0049】なお、このバックアッププレート32a
は、後述するモータの作用により、収納カセット32内
を自力で昇降動作が可能な構成となっている。そして、
この収納カセット32には、上記バックアッププレート
32aの昇降動作範囲の上限である、収納カセット32
内の上端部の初期化位置にあることを検知するためのバ
ックアップホームポジションセンサ51、および昇降動
作範囲の下限である、収納カセット32内の下端部の送
り出し位置にあることを検知するためのバックアップワ
ークポジションセンサ52がそれぞれ設けられている。
【0050】また、収納カセット32には、バックアッ
ププレート32aの初期化位置または送り出し位置にお
いて、上記セパレータ31およびバックアッププレート
32a上における、排除券Pの有無を検知する残留券チ
ェック用センサ53が設けられている。
【0051】図5は、上記した排除券集積装置13cの
制御回路の構成を示すものである。すなわち、コントロ
ール装置33は、全体の制御を司るCPU71に、バス
72を介して、ROM73、タイマ74,75、出力用
ポート(OUTPUT PORT)76、入力用ポート
(INPUT PORT)77がそれぞれに接続された
構成とされている。
【0052】ROM73は、制御プログラムや制御に必
要な各種のデータを記憶するものである。タイマ74
は、上記セパレータ31の後退(図示矢印f方向)およ
び前進(図示矢印h方向)時に必要な時間を発生するも
ので、このタイマ74からの時間データによりアップ/
ダウンカウンタ・デコーダ81を介してモータドライバ
82を制御することにより、セパレータモータ83の回
転方向ならびに回転数などが制御される。
【0053】タイマ75は、上記バックアッププレート
32aの昇降動作に必要な時間を発生するもので、この
タイマ75からの時間データによりアップ/ダウンカウ
ンタ・デコーダ84を介してモータドライバ85を制御
することにより、バックアップモータ86の回転方向な
らびに回転数などが制御される。
【0054】出力用ポート76は、上記セパレータ31
の上昇(図示矢印g方向)および下降(図示矢印b方
向)時に必要なデータを出力するもので、この出力用ポ
ート76からのデータによりドライバ78を制御するこ
とにより、セパレータマグネット79,80の駆動が制
御される。
【0055】入力用ポート77は、たとえば上記バック
アップホームポジションセンサ51、バックアップワー
クポジションセンサ52、残留券チェック用センサ5
3、およびはりつき検知装置60の光センサ62などか
らの、各種のセンサ情報を取り込むものである。
【0056】また、入力用ポート77は、鑑査分類機1
0の各部での印刷物の搬送エラーの発生などに応じて制
御装置11eより供給される搬送検知出力などをそれぞ
れに取り込み、上記CPU71によるメカ的動作の制御
に利用するようになっている。
【0057】ここで、鑑査分類機10の各部において印
刷物の搬送エラーなどが発生すると、コントロール装置
33は、制御装置11eからの搬送検知出力を入力用ポ
ート77を介して取り込み、CPU71の制御のもと、
排除券集積装置13cでの処理を中断するようになって
いる。
【0058】そして、この中断の最中においては、オペ
レータによる運転開始スイッチの投入に応じた制御装置
11eからの信号を入力用ポート77より受け入れ、C
PU71の制御のもと、所定の初期化動作を行った後に
処理を再開するようになっている。
【0059】次に、上記した排除券集積装置13cの初
期化時の動作について説明する。図6は、排除券集積装
置13cの初期化動作にかかる処理の流れを示すもので
ある。
【0060】たとえば、鑑査分類機10の各部におい
て、印刷物の搬送エラーなどが発生したとする。する
と、そのセンサ情報が制御装置11eに取り込まれるこ
とにより、制御装置11eからはエラーコマンド(搬送
検知出力)が出力される。
【0061】そして、このエラーコマンドが、入力用ポ
ート77を介してコントロール装置33内に取り込まれ
ることにより、CPU71の制御のもと、排除券集積装
置13cでの処理が中断される。
【0062】この中断に際しては、オペレータにより、
上記エラー発生の原因が除去されるとともに、排除券集
積装置13c内のすべての排除券Pが取り除かれる。ま
た、オペレータにより運転開始スイッチが投入されるこ
とにより、制御装置11eからは処理の再開を指示する
コマンドが出力される。
【0063】そして、このコマンドが、入力用ポート7
7を介してコントロール装置33内に取り込まれること
により、CPU71の制御のもと、所定の初期化動作が
実行される。
【0064】すなわち、CPU71より初期化動作の指
示が出されると、まず、入力用ポート77を介してバッ
クアップホームポジションセンサ51からのセンサ情報
が取り込まれる。そして、CPU71において、バック
アッププレート32aが昇降動作範囲の上限である、収
納カセット32の上端部の初期化位置にあるかがチェッ
クされる(ステップST1)。
【0065】バックアッププレート32aが初期化位置
にないと判断されるとき、CPU71の制御によりバッ
クアップモータ86が駆動され、バックアッププレート
32aが昇降動作範囲の下限である、収納カセット32
の下端部の送り出し位置まで下降される(ステップST
2)。
【0066】一方、バックアッププレート32aが初期
化位置にあると判断されるとき、および入力用ポート7
7を介して、バックアップワークポジションセンサ52
からのセンサ情報が取り込まれ、その送り出し位置にバ
ックアップフレート32aが移動したことが判断される
と、収納カセット32内における残留券の有無がチェッ
クされる(ステップST3)。
【0067】すなわち、バックアッププレート32aが
初期化位置または送り出し位置にある状態において、入
力用ポート77を介して、残留券チェック用センサ53
からのセンサ情報が取り込まれることにより、CPU7
1によって、セパレータ31およびバックアッププレー
ト32a上に残留する排除券Pの取り忘れがチェックさ
れる。
【0068】これにより、残留券がないにもかかわら
ず、バックアッププレート32aの位置によっては残留
券チェック用センサ53の出力が「暗」となって、残留
券ありと誤検知するのを防止できる。
【0069】たとえば、残留券チェック用センサ53か
らのセンサ情報が「暗」となって、排除券Pの取り忘れ
が検知されると、CPU71により初期化動作が中断さ
れ、排除券集積装置13cにおける処理の再開は延期さ
れる(エラー状態)。
【0070】また、たとえば残留券チェック用センサ5
3からのセンサ情報が「明」となって、排除券Pの取り
忘れなしが検知されると、CPU71の制御によりセパ
レータモータ83が駆動され、セパレータ31が図示矢
印f方向に移動されて収納カセット32の上部より後退
される(ステップST4)。
【0071】このように、排除券Pの取り忘れなしが検
知されると、はじめてセパレータ31を後退動作させる
ようにしているため、万が一、残留券の取り忘れがあっ
たとしても、セパレータ31上の排除券Pが脱落して収
納カセット32の内/外に散乱するのを防止できる。
【0072】この結果、収納カセット32とバックアッ
ププレート32aとの隙間や、排除券集積装置13cの
背面などに入り込んだ排除券Pを回収するといった、困
難な作業からの撤退が可能となる。
【0073】この後、バックアッププレート32aが初
期化位置にない場合、つまりバップアッププレート32
aを送り出し位置に移動させて残留券チェックを行った
場合には、CPU71の制御によりバックアップモータ
86が駆動され、バックアッププレート32aが昇降動
作範囲の上限である、収納カセット32の上端部の初期
化位置まで上昇される(ステップST5,ST6)。
【0074】そして、一連の初期化動作は終了されて、
排除券集積装置13cにおける処理が再開される(正常
終了)。上記したように、残留券の有無に応じてセパレ
ータの初期化動作を制御できるようにしている。
【0075】すなわち、残留券の有無をチェックし、取
り忘れがない場合にのみ、セパレータを後退動作させる
ようにしている。これにより、セパレータ上の残留券が
脱落するのを防止できるようになるため、残留券を取り
忘れた場合でも、散乱した残留券を回収するといった煩
わしい作業を不要とすることが可能となる。したがっ
て、残留券の回収にかかる作業性の悪さや、これにとも
なう稼動効率の低下を改善できるものである。
【0076】なお、上記実施例においては、排除券集積
装置を例に説明したが、これに限らず、たとえば種々の
紙葉類をセパレータを用いて区分収納するようにしてな
る、各種の集積装置に同様に適用可能である。
【0077】また、本実施例では、セパレータ上に一定
量の排除券を一時的に集積させた後、それを一括して収
納カセット内に収納するようにしたが、たとえば最初の
動作としては、収納カセット内に収納された排除券が一
定量に達した際にセパレータを下降させ、その上に集積
させるようにしても良い。その他、この発明の要旨を変
えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿論で
ある。
【0078】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、取り忘れた残留券の散乱を防止でき、作業性や稼動
効率を向上することが可能な紙葉類集積装置およびその
制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる鑑査分類機の構成
を概略的に示すブロック図。
【図2】同じく、排除券集積装置の概略を示す側面図。
【図3】同じく、排除券集積装置の概略を示す斜視図。
【図4】同じく、排除券集積装置の要部を示す側面図。
【図5】同じく、排除券集積装置のコントロール装置の
概略構成を示すブロック図。
【図6】同じく、排除券集積装置の初期化動作にかかる
処理の流れを説明するために示すフローチャート。
【図7】従来技術とその問題点を説明するために示す初
期化動作時のフローチャート。
【符号の説明】
13b…第2の搬送路(搬送手段)、13c…排除券集
積装置、31…セパレータ(阻止手段)、31a…支持
体、32…収納カセット(収納手段)、32a…バック
アッププレート(昇降手段)、33…コントロール装
置、41…一時集積部、51…バックアップホームポジ
ションセンサ、52…バックアップワークポジションセ
ンサ、53…残留券チェック用センサ(検知手段)、6
0…はりつき検知装置、71…CPU(制御手段)、8
3…セパレータモータ、86…バックアップモータ、7
9,80…セパレータマグネット、P…排除券。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を集積する紙葉類集積装置であっ
    て、 搬送されてくる紙葉類を受け取って収納する収納手段
    と、 この収納手段での前記紙葉類の収納を阻止する阻止手段
    と、 この阻止手段で阻止された紙葉類および前記収納手段に
    収納された紙葉類の有無を検知する検知手段と、 前記紙葉類の搬送に異常が発生した際、前記検知手段の
    検知出力にしたがって前記阻止手段の初期化動作を禁止
    する制御手段とを具備したことを特徴とする紙葉類集積
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記検知手段の検知出
    力より前記阻止手段および前記収納手段での紙葉類の存
    在が確認されたとき、前記阻止手段の初期化動作を禁止
    し、この阻止手段で阻止された紙葉類の前記収納手段内
    への脱落を防止するものであることを特徴とする請求項
    1に記載の紙葉類集積装置。
  3. 【請求項3】 紙葉類を集積する紙葉類集積装置の制御
    方法であって、 搬送されてくる紙葉類を受け取って収納する収納手段
    と、 この収納手段での前記紙葉類の収納を阻止する阻止手段
    と、 この阻止手段で阻止された紙葉類および前記収納手段に
    収納された紙葉類の有無を検知する検知手段と、 前記紙葉類の搬送に異常が発生した際、前記検知手段の
    検知出力にしたがって前記阻止手段の初期化動作を禁止
    する制御手段とを具備し、 前記制御手段が、前記検知手段の検知出力より前記阻止
    手段および前記収納手段での紙葉類の存在を確認したと
    き、前記阻止手段の初期化動作を禁止し、この阻止手段
    で阻止された紙葉類の前記収納手段内への脱落を防止す
    るようにしたことを特徴とする紙葉類集積装置の制御方
    法。
  4. 【請求項4】 集積すべき紙葉類を搬送する搬送手段
    と、 この搬送手段で搬送されてくる紙葉類を受け取って収納
    する収納手段と、 この収納手段に収納された紙葉類の枚数に応じて昇降動
    作する昇降手段と、 この昇降手段上に所定枚数分の紙葉類が集積されたと
    き、前記搬送手段と前記収納手段との間に移動されて、
    前記収納手段での前記紙葉類の収納を阻止する阻止手段
    と、 この阻止手段で阻止された紙葉類および前記収納手段に
    収納された紙葉類の有無を検知する検知手段と、 前記搬送手段による紙葉類の搬送に異常が発生した際、
    前記昇降手段を所定の位置に移動させた後、前記検知手
    段の検知出力をチェックし、この検知手段の検知出力よ
    り前記阻止手段および前記収納手段での紙葉類の存在が
    確認されたとき、前記搬送手段と前記収納手段との間か
    らの前記阻止手段の退避動作を禁止する制御手段とを具
    備したことを特徴とする紙葉類集積装置。
JP5236097A 1993-09-22 1993-09-22 紙葉類集積装置およびその制御方法 Pending JPH0789668A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016099811A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 沖電気工業株式会社 帯電防止機構及び媒体取引装置

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