JP3479867B2 - 可変非対称加入者線伝送システム及びその局装置 - Google Patents

可変非対称加入者線伝送システム及びその局装置

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JP3479867B2
JP3479867B2 JP07002398A JP7002398A JP3479867B2 JP 3479867 B2 JP3479867 B2 JP 3479867B2 JP 07002398 A JP07002398 A JP 07002398A JP 7002398 A JP7002398 A JP 7002398A JP 3479867 B2 JP3479867 B2 JP 3479867B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変非対称加入者
線伝送システム及びその局装置に関し、特に、2線メタ
リック加入者線を介して、下り方向に高速且つ多量のデ
ータを送信することができる可変非対称加入者線伝送シ
ステム及びその局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、インターネットや文字放送等の電
話線を介したデータ通信サービスは、2線メタリック加
入者線を介して64kbit/s又は128kbit/
sの伝送速度で提供されているが、その伝送速度は、局
装置からユーザ装置への通信とユーザ装置から局装置へ
の通信とで同一の速度である。
【0003】図5は、従来の局装置−ユーザ装置間の時
分割多重伝送方式の説明図である。同図において、
(A)は局装置−ユーザ装置間の加入者線による接続形
態を示し、(B)は時分割多重伝送のフレーム構成を示
している。
【0004】5−10は局、5−11は局装置、5−2
0は2線メタリック加入者線、5−30はユーザ宅内、
5−31はユーザ装置である。ここで、局装置5−11
からユーザ装置5−31への通信方向を下り方向、ユー
ザ装置5−31から局装置5−11への通信方向を上り
方向とする。
【0005】局装置5−11とユーザ装置5−31との
間は、2線メタリック加入者線5−20を介して、上り
方向の通信と下り方向の通信とに伝送時間帯が時分割多
重により交互に割り当てられ、その伝送時間帯は上り方
向の通信と下り方向の通信とで同じであり、上り方向の
通信と下り方向の通信は同一の伝送速度となる。
【0006】上記伝送時間帯には、図の(B)に示すフ
レーム構成のデータ信号が上り方向又は下り方向に伝送
される。1フレームは、8ビットのフレームビット、8
ビットの監視ビット、18ビットの第1乃至第20のワ
ード及び1ビットの直波平衡ビットにより構成され、全
体で1178μs、377ビットのバースト信号として
送受信される。
【0007】18ビットのワードは、8ビットのB1チ
ャネルビット、8ビットのB2チャネルビット及び2ビ
ットのDチャネルビットから成り、主信号の送受信に使
用される。8ビットの監視ビットは、4マルチフレーム
を構成し、各種の指令(起動,停止,試験)ビット、C
RCチェックビット等に使用され、チャネルデータとも
称される。
【0008】図6は、従来の局装置−ユーザ装置間のバ
ースト信号を示す図である。同図の(A)は、局装置の
チャネル盤ユニット(OCU:Office Channel Unit )
におけるバースト信号の位相を示し、図の(B)は、ユ
ーザ装置の回線接続装置(DSU:Digital Service Un
it) におけるバースト信号の位相を示している。又、図
の(C)は、各バースト信号におけるデータの占有率を
示している。
【0009】下り方向の各バースト信号の時間幅T1
上り方向の各バースト信号の時間幅T2 とは等しく(T
1 =T2 )、且つ1 組の下り方向及び上り方向のバース
ト信号は、2.5 msの時間帯域内に重なり合うことなく
伝送しなければならない。
【0010】ユーザ装置の回線接続装置(DSU:Digi
tal Service Unit) は、約50.4μs以下の伝送遅延時間
Tdの後に下り方向のバースト信号を受信し、その後、
上り方向のバースト信号を送信する前に、約18.75 〜2
1.875μs 程度のガード時間Tgを設け、且つ上り方向
のバースト信号の送信の終了と、次の下り方向のバース
ト信号の送信開始との間に、約21.075〜125 μs程度の
ガード時間Tmが隙間として空くように、上り方向のバ
ースト信号の送信を終了しなければならない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述した上り方向と下
り方向の伝送速度(伝送容量)が対称的なネットワーク
は、インターネット等の通信のように、下り方向には情
報量が多い画像データ等のデータが送られ、上り方向に
は情報量が少ないテキストデータ等のデータが送られる
非対称の通信サービスには適していない。
【0012】即ち、非対称の通信の場合、図6の(C)
に示すように、下り方向のバースト信号は、その帯域の
全てがデータで埋め尽くされるが、上り方向のバースト
信号は、その帯域の一部がデータで埋まらず空いたまま
となってしまう。なお、同図の(C)において、データ
で占有されている部分は網掛けにより示した部分であ
る。
【0013】一般の加入者線において、通常、上り方向
の通信データの情報量と下り方向の通信データの情報量
とでは、下り方向の通信データの情報量が多い。そのた
め、上り方向のバースト信号の帯域は有効に活用され
ず、一方、下り方向のバースト信号の帯域に余裕が無
く、画像データ等のように情報量が多いデータの転送に
は長時間を要し、又、そのレスポンスが遅くなる等の問
題があった。
【0014】本発明は、上り方向の伝送帯域を下り方向
の伝送帯域に適応的に変更し、伝送速度(伝送容量)を
非対称として限られた伝送帯域を効率的に使用し、イン
ターネットや文字放送等の非対称の通信サービスにおい
て、データの転送時間やレスポンス時間を短縮し、通信
サービスの向上を図ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の可変非対称加入
者線伝送システムは、(1)局装置とユーザ装置との間
で双方向にバースト信号を時分割多重伝送する加入者線
伝送システムにおいて、ユーザ装置から局装置への上り
方向のバースト信号のデータに変化がないことを検出す
る上りデータ変化点検出部と、局装置からユーザ装置へ
下り方向のバースト信号のデータに変化がないことを
検出する下りデータ変化点検出部と、前記上り方向のバ
ースト信号のデータに変化がない場合に、伝送帯域の全
てを下り方向のバースト信号のみに割り当てて送信する
非対称伝送を行い、前記上り方向のバースト信号のデー
タに変化がある場合に、前記上り方向と下り方向とで同
一の時間幅のバースト信号を交互に送受信する対称伝送
を行うように、前記上り方向及び下り方向のバースト信
の時間幅の変更を指定する上りデータ変化指定ビット
を作成する上りデータ変化指定ビット作成部とを局装置
に備え、ユーザ装置は、局装置から前記上りデータ変化
指定ビットを受信する上りデータ変化指定ビット検出部
を備え、前記局装置及びユーザ装置は、前記上りデータ
変化指定ビットに従って、伝送帯域の全てを下り方向の
バースト信号のみに割り当てて送信する非対称伝送を行
うか、又は上り方向と下り方向とで同一の時間幅のバー
スト信号を交互に送受信する対称伝送を行う構成を有す
るものである。
【0016】又、(2)ユーザ装置から局装置への上り
方向のバースト信号のデータに変化がないことを検出す
る上りデータ変化点検出部と、局装置からユーザ装置へ
の下り方向のバースト信号のデータに変化がないことを
検出する下りデータ変化点検出部と、前記上り方向のバ
ースト信号のデータに変化がない場合に、前記上り方向
のバースト信号より時間幅の比率が長い下り方向のバー
スト信号を送信する非対称伝送を行い、前記上り方向の
バースト信号のデータに変化がある場合に、前記下り方
向と上り方向とで同一の時間幅のバースト信号を交互に
送受信する対称伝送を行うように、前記上り方向及び下
り方向のバースト信号の時間幅の変更を指定する上りデ
ータ変化指定ビットを作成する上りデータ変化指定ビッ
ト作成部とを局装置に備え、ユーザ装置は、局装置から
前記上りデータ変化指定ビットを受信する上りデータ変
化指定ビット検出部を備え、前記局装置及びユーザ装置
は、前記上りデータ変化指定ビットに従って、前記上り
方向のバースト信号より時間幅の比率が長い下り方向の
バースト信号を送信する非対称伝送を行うか、又は前記
下り方向と上り方向とで同一の時間幅のバースト信号を
交互に送受信する対称伝送を行う構成を有するものであ
る。
【0017】又、本発明の可変非対称加入者線伝送シス
テムの局装置は、(3)ユーザ装置と双方向にバースト
信号を時分割多重伝送する局装置において、ユーザ装置
から局装置への上り方向のバースト信号のデータに変化
がないことを検出する上りデータ変化点検出部と、局装
置からユーザ装置への下り方向のバースト信号のデータ
に変化がないことを検出する下りデータ変化点検出部と
を備え、前記上りデータ変化点検出部により、上り方向
のバースト信号のデータに変化がないことを検出する
と、伝送帯域の全てを下り方向のバースト信号のみに割
り当てて送信する非対称伝送を行い、上り方向のバース
ト信号のデータに変化が有る場合は、下り方向と上り方
向とで同一の時間幅のバースト信号を交互に送受信する
対称伝送を行い、前記下りデータ変化点検出部により、
下り方向のバースト信号のデータに変化がないことを検
出すると、下り方向と上り方向とで同一の時間幅のバー
スト信号を交互に送受信する対称伝送を行う構成を有す
るものである。
【0018】又、(4)ユーザ装置から局装置への上り
方向のバースト信号のデータに変化がないことを検出す
る上りデータ変化点検出部と、局装置からユーザ装置へ
の下り方向のバースト信号のデータに変化がないことを
検出する下りデータ変化点検出部とを備え、前記上りデ
ータ変化点検出部により、上り方向のバースト信号のデ
ータに変化がないことを検出すると、上り方向のバース
ト信号より時間幅の比率が長い下り方向のバースト信号
を送信する非対称伝送を行い、上り方向のバースト信号
のデータに変化が有る場合は、下り方向と上り方向とで
同一の時間幅のバースト信号を交互に送受信する対称伝
送を行い、前記下りデータ変化点検出部により、下り方
向のバースト信号のデータに変化がないことを検出する
と、下り方向と上り方向とで同一の時間幅のバースト信
号を交互に送受信する対称伝送を行う構成を有するもの
である。
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の局装
置の構成を示す図である。同図において、1−1は線路
インタフェース、1−2は伝送路終端部、1−3は上り
データフレーム検出部、1−4は主信号チャネルデータ
分離部、1−5は上り変化点検出部、1−6はチャネル
データフォーマット変換部、1−7は上り主信号フォー
マット変換部、1−8は上りデータ変化指定ビット作成
部、1−9は下りデータ変化点検出部、1−10は下り
主信号フォーマット変換部、1−11はチャネルデータ
生成部、1−12はフレーム生成部、1−13は下り主
信号/チャネルデータ多重部である。
【0022】局装置は、線路インタフェース1−1及び
伝送路終端部1−2を介して、2線メタリック加入者線
に接続されたユーザ装置と、上り方向及び下り方向のバ
ースト信号を送受する。
【0023】上りデータフレーム検出部1−3は、上り
方向のバースト信号データのフレームビットを検出し、
主信号/チャネルデータ分離部1−4は、主信号データ
とチャネルデータとを分離し、主信号データを上りデー
タ変化点検出部1−5に送出し、チャネルデータをチャ
ネルデータフォーマット変換部1−6に送出する。
【0024】ここで、主信号は、前述した図の(B)
の時分割多重伝送のフレームの第1乃至第20のワード
の信号であり、B1チャネルビット、B2チャネルビッ
ト及びDチャネルのデータである。又、チャネルデータ
は、前述した時分割多重伝送のフレームの監視ビットの
データである。
【0025】上りデータ変化点検出部1−5は、主信号
の上りデータの変化を検出すると、上りデータ変化指定
ビット作成部1−8に通知する。又、受信した主信号
を、上り主信号フォーマット変換部1−7に送出する。
【0026】チャネルデータフォーマット変換部1−6
及び上り主信号フォーマット変換部1−7は、それぞ
れ、チャネルデータ及び上り主信号をフォーマット変換
して後段の装置に送出する。
【0027】上りデータ変化指定ビット作成部1−8
は、前記上りデータ変化点検出部1−5及び下りデータ
変化点検出部1−9から、それぞれ、上りデータ及び下
りデータの変化が通知されると、それらの変化に応じ
て、上りデータ変化指定ビットを作成し、チャネルデー
タ生成部1−11に送出する。
【0028】又、該上りデータ変化指定ビットを、下り
主信号/チャネルデータ多重部1−13に送出し、下り
主信号/チャネルデータ多重部1−13は、上りデータ
変化指定ビットに応じて、下りバースト信号の時間幅を
制御し、下り主信号フォーマット変換部1−10、チャ
ネルデータ生成部1−11及びフレーム生成部1−12
からそれぞれ出力される下り主信号、チャネルデータ
(監視ビット)及びフレームビットを多重し、伝送路終
端部1−2、線路インタフェース1−1を介して2線メ
タリック加入者線に接続されたユーザ装置に下りバース
ト信号を送信する。
【0029】図2は本発明の実施の形態のユーザ装置の
構成を示す図である。同図において、2−1は線路イン
タフェース、2−2は伝送路終端部、2−3は下りデー
タフレーム検出部、2−4は主信号チャネルデータ分離
部、2−5は上りデータ変化指定ビット検出部、2−6
は下り主信号フォーマット変換部、2−7はチャネルデ
ータフォーマット変換部、2−8は上り主信号フォーマ
ット変換部、2−9はチャネルデータ、2−10はフレ
ーム作成部、2−11は主信号チャネルデータ多重部で
ある。
【0030】ユーザ装置は、線路インタフェース2−1
及び伝送路終端部2−2を介して、2線メタリック加入
者線を経由して局装置と上り方向及び下り方向のバース
ト信号を送受する。
【0031】下りデータフレーム検出部2−3は、下り
方向のバースト信号データのフレームビットを検出し、
主信号/チャネルデータ分離部2−4は、主信号データ
とチャネルデータとを分離し、チャネルデータ(監視ビ
ット)を上りデータ変化指定ビット検出部2−5に送出
し、主信号データを下り主信号フォーマット変換部2−
6に送出する。
【0032】上りデータ変化指定ビット検出部2−5
は、チャネルデータから上りデータ変化指定ビットを検
出し、上りのバースト信号の時間幅の変更をチャネルデ
ータ生成部2−9及び上り主信号/チャネルデータ多重
部2−11に通知する。又、上りデータ変化指定ビット
検出部2−5は、チャネルデータをチャネルデータフォ
ーマット変換部2−7に送出する。
【0033】下り主信号フォーマット変換部2−6及び
チャネルデータフォーマット変換部2−7は、それぞ
れ、下り主信号及びチャネルデータをフォーマット変換
して後段の装置に送出する。
【0034】上り主信号/チャネルデータ多重部2−1
1は、上りデータ変化指定ビットに応じて、上りバース
ト信号の時間幅を制御し、上り主信号フォーマット変換
部2−8、チャネルデータ生成部2−9及びフレーム生
成部2−10からそれぞれ出力される上り主信号、チャ
ネルデータ及びフレームビットを多重し、伝送路終端部
2−2、線路インタフェース2−1、2線メタリック加
入者線を経由して局装置に上りバースト信号を送信す
る。
【0035】上り及び下りのバースト信号の時間幅は、
従来の伝送システムでは同一の比率であり、伝送容量は
上りと下りとで対称であったが、本願発明は、前述した
上りデータ変化指定ビットにより、上り及び下りのバー
スト信号の時間幅の比率を適応的に変化させる可変式非
対称伝送としたものである。
【0036】上り及び下りのバースト信号の時間幅の比
率は、上り方向又は下り方向のデータ量により決定す
る。その具体的な実施の形態を図3及び図4を参照して
説明する。図3は本発明の第1の実施の形態の可変式非
対称伝送方式の説明図であり、図の(A)に示すよう
に、期間t1 において従来と同様に上り方向と下り方向
のバースト信号の時間幅の比率が同一の対称伝送を行う
一方、上り方向のデータ信号の変化がなくなった時点を
検出し、その時点で上り方向のデータはないと見做し
て、以後の期間t2 において伝送帯域の全てを下り方向
のバースト信号に割り当て、非対称伝送とする。そして
この下り方向のみに伝送している状態で、下り方向のデ
ータ信号の変化がなくなった時点を検出し、その時点で
もとの対称伝送方式に変更する。
【0037】上り方向のデータ信号の変化がなくなった
時点の検出は、前述した局装置の上りデータ変化点検出
部1−5により行われ、その検出結果により、上りデー
タ変化指定ビット作成部1−8は、上り方向のバースト
信号の時間幅の変化を指定するビットを、チャネルデー
タ生成部1−11と、下り主信号/チャネルデータ多重
部1−13とに送出する。
【0038】下り主信号/チャネルデータ多重部1−1
3は、上りデータ変化指定ビット作成部1−8からの出
力ビットにより、伝送帯域の全てを下り方向のバースト
信号に割り当て、下り方向の情報のみをを伝送すると共
に、チャネルデータ生成部1−11から出力されるチャ
ネルデータにより、非対称伝送とする旨の上りデータ変
化指定ビットがユーザ装置に送出され、ユーザ装置は、
そのビットを上りデータ変化指定ビット検出部2−5に
より検出し、その検出結果により上り主信号/チャネル
データ多重部2−11を制御し、非対称伝送と指定され
ている間は、上りバースト信号の送出を停止する。
【0039】この状態で、下り方向の情報を全て伝送し
終わると、局装置の下りデータ変化点検出部1−9は、
データ信号の変化がなくなったことを検出して、その旨
を上りデータ変化指定ビット作成部1−8に通知する。
上りデータ変化指定ビット作成部1−8は、その通知に
より下り主信号/チャネルデータ多重部1−13を制御
して、下りバースト信号の時間幅を対称伝送の時間幅に
戻すと共に、対称伝送とする旨の上りデータ変化指定ビ
ットを、チャネルデータ生成部1−11により生成し
て、ユーザ装置に送出する。
【0040】ユーザ装置は、対称伝送とする旨の上りデ
ータ変化指定ビットを、上りデータ変化指定ビット検出
部2−5により検出して、上り主信号/チャネルデータ
多重部2−11を制御し、上りバースト信号が送出され
る対称伝送に戻す。
【0041】このように、上り情報が送出されないとき
は、下り情報の伝送に伝送帯域を全て割り当て、下り情
報が送出されている間は、下り情報の伝送を優先させる
ことにより、多量の下り情報を高速に伝送することがか
可能になる。又、対称伝送の時の上り及び下りのバース
ト信号の時間幅をT1 ,T2 とし、その間のガード時間
をT3 とすると、非対称伝送の時の下りのバースト信号
の時間幅T4 は、時間幅T1 ,T2 とガード時間T3
を合わせた時間(T4 =T1 +T2 +T3 )とすること
ができ、ガード時間を含めた伝送帯域を有効に利用して
下り情報を伝送することができる。
【0042】図の(B)は、対称伝送の時に、下りバー
スト信号はデータで埋められているが、上り情報がない
ために、上りバースト信号に空きが生じていることを示
し、非対称伝送として伝送帯域を全て下りバースト信号
に割り当てることにより、下りバースト信号はデータで
埋められ、バースト信号が有効活用されることを示して
いる。なお、図の網掛けをした部分はデータで埋められ
ていること示し、空白の部分はデータが無いことを示し
ている。
【0043】次に、本発明の第2の実施の形態の可変式
非対称伝送方式について図4を参照して説明する。第2
の実施の形態は、従来と同様に上り方向と下り方向のバ
ースト信号の時間幅の比率が同一の対称伝送を行う一
方、上り方向のデータ信号の変化がなくなった時点を検
出し、その時点で次の上りバースト信号と下りバースト
信号の時間幅を非対称として伝送とするものである。
【0044】前述した第1の実施の形態と同様に、上り
信号のデータの変化がなくなったことを、上りデータ変
化点検出部1−5により検出し、その時点から、上り方
向と下り方向のバースト信号の時間幅の比率をワード単
位で変更する。
【0045】例えば、上り信号のデータの変化がなくな
った時点で、次の伝送帯域の上下合わせて40ワードの
うち、2ワードのみを上り信号のデータ領域に割り当
て、残りの38ワードを下り信号のデータ領域に割り当
てる。
【0046】そして、上り信号の2ワード中、18ビッ
ト連続でデータの変化がなかった場合、次の伝送帯域は
このままの比率で伝送する。18ビット中、データの変
化があれば、もとの対称伝送方式に変更するものであ
る。図の(A)は、非対称伝送時の下りバースト信号の
時間幅T5 と上りバースト信号の時間幅T6 とを示し、
上り信号の一部のワードを下り信号に割り当て、下りバ
ースト信号の時間幅T5を上りバースト信号の時間幅T
6 より、大とした非対称伝送方式を示している。又、図
の(B)は、上り信号の一部のワードを下り信号に割り
当てたために、上りと下りのバースト信号がデータで埋
められて空きが無く、双方のバースト信号が有効活用さ
れていることを示している。
【0047】前述の第1の実施の形態は、ガード下りと
上りのバースト信号の間のガード時間も含めて伝送帯域
を有効に利用して下り情報の伝送を行うが、下り情報を
全て送出し終わるまでは、上り情報を送出できないのに
対し、第2の実施の形態は、上り情報が発生した時点
で、元の対称伝送に戻すことができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インターネット・文字放送等のように伝送データ量が非
対称の通信サービスにおいて、上りデータの領域の全部
又は一部を下りデータの領域に変更し、上り方向と下り
方向とで伝送容量が非対称となる伝送を行うことによ
り、有効に伝送帯域を使用し、データの転送時間やレス
ポンス時間を短縮し、通信サービスを向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の局装置の構成を示す図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態のユーザ装置の構成を示す
図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の可変式非対称伝送
方式の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の可変式非対称伝送
方式の説明図である。
【図5】従来の局装置−ユーザ装置間の時分割多重伝送
方式の説明図である。
【図6】従来の局装置−ユーザ装置間のバースト信号を
示す図である。
【符号の説明】
1−1 線路インタフェース 1−2 伝送路終端部 1−3 上りデータフレーム検出部 1−4 主信号チャネルデータ分離部 1−5 上り変化点検出部 1−6 チャネルデータフォーマット変換部 1−7 上り主信号フォーマット変換部 1−8 上りデータ変化指定ビット作成部 1−9 下りデータ変化点検出部 1−10 下り主信号フォーマット変換部 1−11 チャネルデータ生成部 1−12 フレーム生成部 1−13 下り主信号/チャネルデータ多重部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局装置とユーザ装置との間で双方向にバ
    ースト信号を時分割多重伝送する加入者線伝送システム
    において、ユーザ装置から局装置への 上り方向のバースト信号のデ
    ータに変化がないことを検出する上りデータ変化点検出
    部と、局装置からユーザ装置への下り方向のバースト信
    号のデータに変化がないことを検出する下りデータ変化
    点検出部と、前記上り方向のバースト信号のデータに変
    化がない場合に、伝送帯域の全てを下り方向のバースト
    信号のみに割り当てて送信する非対称伝送を行い、前記
    上り方向のバースト信号のデータに変化がある場合に、
    前記上り方向と下り方向とで同一の時間幅のバースト信
    号を交互に送受信する対称伝送を行うように、前記上り
    方向及び下り方向のバースト信号の時間幅の変更を指定
    する上りデータ変化指定ビットを作成する上りデータ変
    化指定ビット作成部とを局装置に備え、ユーザ装置は、局装置から前記上りデータ変化指定ビッ
    トを受信する上りデータ変化指定ビット検出部を備え、 前記 局装置及びユーザ装置は、前記上りデータ変化指定
    ビットに従って、伝送帯域の全てを下り方向のバースト
    信号のみに割り当てて送信する非対称伝送を行うか、又
    は上り方向と下り方向とで同一の時間幅のバースト信号
    を交互に送受信する対称伝送を行う構成を有することを
    特徴とする可変非対称加入者線伝送システム。
  2. 【請求項2】 局装置とユーザ装置との間で双方向にバ
    ースト信号を時分割多重伝送する加入者線伝送システム
    において、ユーザ装置から局装置への 上り方向のバースト信号のデ
    ータに変化がないことを検出する上りデータ変化点検出
    部と、局装置からユーザ装置への下り方向のバースト信
    号のデータに変化がないことを検出する下りデータ変化
    点検出部と、前記上り方向のバースト信号のデータに変
    化がない場合に、前記上り方向のバースト信号より時間
    幅の比率が長い下り方向のバースト信号を送信する非対
    称伝送を行い、前記上り方向のバースト信号のデータに
    変化がある場合に、前記下り方向と上り方向とで同一の
    時間幅のバースト信号を交互に送受信する対称伝送を行
    うように、前記上り方向及び下り方向のバースト信号の
    時間幅の変更を指定する上りデータ変化指定ビットを作
    成する上りデータ変化指定ビット作成部とを局装置に備
    え、ユーザ装置は、局装置から前記上りデータ変化指定ビッ
    トを受信する上りデータ変化指定ビット検出部を備え、 前記 局装置及びユーザ装置は、前記上りデータ変化指定
    ビットに従って、前記上り方向のバースト信号より時間
    幅の比率が長い下り方向のバースト信号を送信する非対
    称伝送を行うか、又は前記下り方向と上り方向とで同一
    の時間幅のバースト信号を交互に送受信する対称伝送を
    行う構成を有することを特徴とする可変非対称加入者線
    伝送システム。
  3. 【請求項3】 ユーザ装置と双方向にバースト信号を
    分割多重伝送する局装置において、ユーザ装置から局装置への 上り方向のバースト信号のデ
    ータに変化がないことを検出する上りデータ変化点検出
    部と、局装置からユーザ装置への下り方向のバースト信
    号のデータに変化がないことを検出する下りデータ変化
    点検出部とを備え、 前記上りデータ変化点検出部により、上り方向のバース
    ト信号のデータに変化がないことを検出すると、伝送帯
    域の全てを下り方向のバースト信号のみに割り当てて送
    信する非対称伝送を行い、上り方向のバースト信号のデ
    ータに変化が有る場合は、下り方向と上り方向とで同一
    の時間幅のバースト信号を交互に送受信する対称伝送を
    行い、 前記下りデータ変化点検出部により、下り方向のバース
    ト信号のデータに変化がないことを検出すると、下り方
    向と上り方向とで同一の時間幅のバースト信号を交互に
    送受信する対称伝送を行う構成を有することを特徴とす
    る可変非対称加入者線伝送システムの局装置。
  4. 【請求項4】 ユーザ装置と双方向にバースト信号を
    分割多重伝送する局装置において、ユーザ装置から局装置への 上り方向のバースト信号のデ
    ータに変化がないことを検出する上りデータ変化点検出
    と、局装置からユーザ装置への下り方向のバースト信
    号のデータに変化がないことを検出する下りデータ変化
    点検出部とを備 え、 前記上りデータ変化点検出部により、上り方向のバース
    ト信号のデータに変化がないことを検出すると、上り方
    向のバースト信号より時間幅の比率が長い下り方向のバ
    ースト信号を送信する非対称伝送を行い、上り方向のバ
    ースト信号のデータに変化が有る場合は、下り方向と上
    り方向とで同一の時間幅のバースト信号を交互に送受信
    する対称伝送を行い、 前記下りデータ変化点検出部により、下り方向のバース
    ト信号のデータに変化がないことを検出すると、 下り方
    向と上り方向とで同一の時間幅のバースト信号を交互に
    送受信する対称伝送を行う構成を有することを特徴とす
    る可変非対称加入者線伝送システムの局装置。
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