JP3479847B2 - 入力装置、出力装置、及び入出力装置 - Google Patents

入力装置、出力装置、及び入出力装置

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JP3479847B2
JP3479847B2 JP23475493A JP23475493A JP3479847B2 JP 3479847 B2 JP3479847 B2 JP 3479847B2 JP 23475493 A JP23475493 A JP 23475493A JP 23475493 A JP23475493 A JP 23475493A JP 3479847 B2 JP3479847 B2 JP 3479847B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロセッサに接続される
入力装置、出力装置、及び入出力装置において、特に高
速かつリアルタイムにデータをプロセッサにアクセスさ
せる入力装置、出力装置、及び入出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プロセッサにデータを外部から入
力、またはプロセッサからデータを外部へ出力する時、
入出力装置のアクセスサイクルがプロセッサの基本I/
Oアクセスサイクルより長い場合は、プロセッサのI/
Oアクセスサイクルにウエイトサイクルを挿入して対処
していた。しかし、このウエイトサイクルにより、プロ
セッサの性能が低下させられるという問題があった。
【0003】この問題に対して、例えば特開平4−36
9063号公報に開示されているように、アドレスとデ
ータとI/Oライトコマンドをラッチ回路によって入出
力デバイスに供給することにより、ウエイトサイクルを
挿入することなくI/Oアクセスサイクルを稼ぐ方法が
ある。
【0004】もしくは、一般に広く行われている対策と
して、プロセッサの負担を軽減するためにプロセッサと
は別にI/Oプロセッサを設け、前記プロセッサの性能
低下を防ぐという方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平4−36
9063号公報の技術による入出力デバイスへのアクセ
スを行う場合、入出力デバイスに対するコマンドをプロ
セッサが直接発行して入出力デバイスの変換を開始し、
さらに、入力データが変換されてデータバスに出力され
るまで入出力デバイスをプロセッサが監視する必要があ
るなど、プロセッサが直接コントロールしなければなら
ない部分が多く、データ処理において、高速でリアルタ
イム性を必要とする場合は、前記のような入出力デバイ
スを使うための前処理、後処理によって、プロセッサ自
身の負担が増加するという問題がある。
【0006】また、上記の一般に広く行われている技術
であるI/Oプロセッサを用いて入出力装置へのアクセ
スを行う場合、プロセッサはオペレーティングシステム
のドライバでデータをハンドリングし、I/Oプロセッ
サを介して主記憶上で間接的にデータを扱うため、デー
タ転送経路での遅れ時間が大きくなり、データのリアル
タイム性を著しく損なってしまう。さらに、入出力装置
へのアクセスのためにプロセッサが待たされてしまうた
め、プロセッサの処理能力そのものもI/Oアクセスに
よって低下してしまうという問題がある。
【0007】本発明の目的は、プロセッサによる処理と
データ転送経路とを合わせたアクセスのトータルの系に
おいても遅れ時間を最小化できる入出力装置とすること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、プロセッサ
に接続され、外部から入力されるデータを前記プロセッ
サがアクセス可能なデータとする入力デバイスを含んで
なる入力装置において、入力されたデータをラッチする
入力データレジスタと、前記入力デバイスのデータを
記入力データレジスタにラッチするタイミングを制御す
るシーケンサと、前記プロセッサのアクセスタイミング
を規定するクロック信号と前記入力デバイスがデータを
受け取ったことを示すアクノリッジ信号とを同期してタ
イミング信号を生成して前記シーケンサに出力するクロ
ック同期機構とを備え、前記シーケンサは入力される前
記タイミング信号に同期して前記入力デバイスにリクエ
スト信号を出力すると共に、前記入力データレジスタに
入力データをラッチするラッチ信号を出力する構成によ
達成される。
【0009】上記課題は、さらに、プロセッサに接続さ
れ、前記プロセッサからアクセスされたデータを外部に
出力する出力デバイスを含んでなる出力装置において、
前記出力デバイスへのデータをラッチする出力データレ
ジスタと、該出力データレジスタのデータを前記出力デ
バイスにラッチするタイミングを制御するシーケンサ
と、前記プロセッサのアクセスタイミングを規定するク
ロック信号と前記出力デバイスのデータが送出されたこ
とを示すアクノリッジ信号とを同期してタイミング信号
を生成して前記シーケンサに出力するクロック同期機構
とを備え、前記シーケンサは入力される前記タイミング
信号に同期して前記出力データレジスタのデータを前記
出力デバイスにラッチするリクエスト信号を出力する構
成により達成される。
【0010】上記課題は、さらに、プロセッサに接続さ
れ、外部から入力されるデータを前記プロセッサがアク
セス可能なデータとする入力デバイスと前記プロセッサ
からアクセスされたデータを外部に出力する出力デバイ
スとを含んでなる入出力装置において、前記入力デバイ
スのデータをラッチする入力データレジスタと、前記出
力デバイスへラッチするデータが保持される出力データ
レジスタと、前記入力デバイスのデータを前記入力デー
タレジスタにラッチするタイミングと前記出力データレ
ジスタのデータを前記出力デバイスにラッチするタイミ
ングを制御するシーケンサと、前記プロセッサのアクセ
スタイミングを規定するクロック信号と前記入力デバイ
スがデータを受け取ったことを示す第1のアクノリッジ
信号とを同期して第1のタイミング信号を生成して前記
シーケンサに出力すると共に、前記クロック信号と前記
出力デバイスのデータが送出されたことを示す第2のア
クノリッジ信号とを同期して第2のタイミング信号を生
成して前記シーケンサに出力するクロック同期機構とを
備え、前記シーケンサは入力される前記第1のタイミン
グ信号に同期して前記入力デバイスにリクエスト信号を
出力すると共に前記入力データレジスタに入力データを
ラッチするラッチ信号を出力し、入力される前記タ第2
のイミング信号に同期して前記出力データレジスタのデ
ータを前記出力デバイスにラッチするリクエスト信号を
出力する構成により達成される。
【0011】
【作用】外部から入力デバイスに入力されたデータは、
プロセッサがアクセスするときにデータが不確定になら
ないようにクロック同期機構により同期されたラッチタ
イミングをシーケンサによって制御された入力データレ
ジスタに、プロセッサがアクセス可能な形のデータとし
てラッチされ、さらに、シーケンサによって刻々と更新
されていく。すなわち、プロセッサが外部からのデータ
を得る場合、入力データレジスタを通常のメモリと同じ
様にアクセスするだけで、プロセッサはその時刻の入力
デバイスの最新のデータが待ち時間無しに得られる。
【0012】また外部へデータを出力する場合、クロッ
ク同期機構によってプロセッサのアクセスタイミングと
出力デバイスの動作タイミングが同期化されたタイミン
グで、プロセッサによって出力データレジスタにアクセ
スされたデータは、シーケンサにより出力デバイスに渡
される。プロセッサによってアクセスされた出力データ
レジスタの内容は、シーケンサによって常に出力デバイ
スに渡され出力に反映されているので、プロセッサの待
ち時間を挿入せず出力が出来る。
【0013】
【実施例】本発明の第1の実施例である入力装置を図1
に示す。該入力装置はI/Oバス2を介してプロセッサ
1に接続されている。前記入力装置は、外部から入力さ
れるデータ11を前記プロセッサ1がアクセス可能なデ
ータとする入力デバイス7Aと、前記I/Oバス2にデ
ータバス2Aを介して接続され入力されたデータをラッ
チする入力データレジスタ3Aと、前記入力デバイス7
Aと前記入力データレジスタ3Aとを接続するデータバ
ス2Cと、前記入力デバイス7Aに対するリクエスト信
号14と前記入力データレジスタ3Aに対するラッチ信
号16とを出力するシーケンサ6と、前記プロセッサ1
が前記I/Oバス2を介してデータをアクセスするタイ
ミングを規定するクロック信号12と前記入力デバイス
7Aからのアクノリッジ信号13とを同期してタイミン
グ信号15を生成し該タイミング信号15を前記シーケ
ンサ6に送るクロック同期機構8とを含んで構成され、
前記入力データレジスタ3Aは,前記I/Oバス2にア
ドレスバス2Bを介して接続されたアドレスデコーダ5
のアドレス空間に割り付けられている。
【0014】上記構成により、データ11が入力デバイ
ス7Aに入力されると、シーケンサ6は入力デバイス7
Aに対しデータ入力を要求するリクエスト信号14を発
する。つまり、クロック同期機構8はクロック信号1
2と入力デバイス7Aから出力されるデータを受け取っ
たことを示すアクノリッジ信号13とを同期してタイミ
ング信号15を生成する。前記シーケンサ6は前記タイ
ミング信号15に同期してプロセッサ1のアクセス前に
データが確定するタイミングで入力デバイス7Aのデー
タを入力データレジスタ3Aにラッチする一方、入力デ
バイス7Aに対しリクエスト信号14を発行して次のデ
ータ入力の要求を繰り返す。
【0015】前記クロック同期機構8による同期方法と
して、例えば図10のタイミングチャートに示すよう
に、プロセッサ1の動作クロック、もしくはそのn倍周
期のクロックから入力装置のタイミング信号15を生成
し、プロセッサ1のアクセス時にデータを確定しておく
方法や、図11のタイミングチャートに示すように、プ
ロセッサ1のアクセス信号を用い、アクセス時には入力
装置のタイミング信号15をホールドしてしまうこと
で、プロセッサ1のアクセス時にデータを確定しておく
方法などがある。
【0016】外部からデータ11を入力デバイス7Aが
得た後、該入力デバイス7Aが出力したデータは、プロ
セッサ1がアクセスする時にはデータが確定しているよ
うにシーケンサ6によってタイミングを制御された入力
データレジスタ3Aにラッチされている。従ってプロセ
ッサ1は、単にメモリへアクセスする場合と同等の遅れ
時間で入力デバイス7Aからのデータを入力データレジ
スタ3Aから得ることができ、データ転送経路における
遅れ時間を最小化できる。
【0017】次に、本発明の第2の実施例である出力装
置を図2に示す。該出力装置はI/Oバス2を介してプ
ロセッサ1に接続されている。前記出力装置は外部へデ
ータが出力される出力デバイス7Bと、前記I/Oバス
2にデータバス2Bを介して接続された出力データレジ
スタ3Bと、出力されたデータをラッチする前記出力デ
バイス7Bと、該出力デバイス7Bに対するリクエスト
信号14を出力するシーケンサ6と、前記出力デバイス
7Bと前記出力データレジスタ3Bを接続するデータバ
ス2Dと、前記プロセッサ1が前記I/Oバス2を介し
てデータをアクセスするタイミングを規定するクロック
信号12と前記出力デバイス7Bからのアクノリッジ信
号13とを同期してタイミング信号15を生成し該タイ
ミング信号15を前記シーケンサ6に送るクロック同期
機構8とを含んで構成され、前記出力データレジスタ3
Bは,前記I/Oバス2にアドレスバス2Bを介して接
続されたアドレスデコーダ5のアドレス空間に割り付け
られている。
【0018】上記構成により、シーケンサ6はクロック
同期機構8からのタイミング信号15に同期して、プロ
セッサ1のアクセスによってデータが不確定にならない
タイミングで出力データレジスタ3Bのデータを出力デ
バイス7Bにラッチし、出力デバイス7Bに対しリクエ
スト信号14を発行することを繰り返す。
【0019】外部へデータを出力する場合、プロセッサ
1によって出力データレジスタ3Bにアクセスされたデ
ータは、シーケンサ6によってプロセッサ1のアクセス
したデータが確定するタイミングに自動的に同期化さ
れ、出力デバイス7Bに渡される。従ってプロセッサ1
は、単にメモリへアクセスする動作だけで出力デバイス
7Bにデータを渡すことができ、すなわちプロセッサ1
の内の処理系を待たすこと無くデータを送ることができ
る。また、これとは別に、シーケンサ6は非同期で常時
出力データレジスタ3Bにアクセスされているデータを
出力デバイス7Bに渡すため、出力の系においても遅れ
時間を最小にできる。
【0020】また、本発明の第3の実施例である入出力
装置を図3に示す。該入出力装置は、前記第1の実施例
である入力装置と前記第2の実施例である出力装置を組
み合わせ、その内の制御回路を形成する前記シーケンサ
6と前記クロック同期機構8を前記入力装置と出力装置
のどちらにも制御できるように共通化して構成されてい
る。前記入力データレジスタ3Aと前記出力データレジ
スタ3Bは、前記I/Oバス2にアドレスバス2Bを介
して接続されたアドレスデコーダ5のアドレス空間に割
り付けられている。
【0021】上記構成により、外部からデータを入力ま
た外部へデータを出力する動作が同時に発生しても、い
ずれの動作も同時にアクセスができ、入力の系及び出力
の系いずれにおいても遅れ時間をさらに小さくできる。
【0022】次に、本発明の第4の実施例である入力装
置を図4に示す。該入力装置は、前記第1の実施例であ
る入力装置の構成に入力デバイス7Aと入力データレジ
スタ3Aをそれぞれ複数個追設し、制御回路を形成する
前記シーケンサ6と前記クロック同期機構8を前記入力
デバイス7Aと前記入力データレジスタ3Aのいずれを
も制御できるように共通化して構成されている。さら
に、前記入力データレジスタ3Aは前記I/Oバス2に
アドレスバス2Bを介して接続されたアドレスデコーダ
5のアドレス空間に割り付けられている。
【0023】上記構成により、シーケンサ6は複数の入
力デバイス7Aに対するリクエスト信号14と、複数の
入力データレジスタ3Aに対するラッチ信号16を出力
する。シーケンサ6はそれぞれの入力デバイス7Aに対
しリクエスト信号14を発行し、クロック同期機構8か
らのタイミング信号15に同期してプロセッサ1のアク
セス前にデータが確定するタイミングでそれぞれの入力
デバイス7Aのデータを対応する入力データレジスタ3
Aにラッチすることを繰り返す。
【0024】外部からのデータを得る場合、アクセスし
たい入力デバイス7Aに対応する入力データレジスタ3
Aが割り付けられたアドレスに対しアクセスを行う。従
ってプロセッサ1は、単にメモリへアクセスする場合と
同等の遅れ時間で任意の入力デバイス7Aからのデータ
を得ることができる。
【0025】この第4の実施例の構成のうち前記入力デ
バイス7Aを出力デバイス7Bと、また前記入力データ
レジスタ3Aを出力データレジスタ3Bにそれぞれ置換
すれば、複数のデータ11の出力装置に使用できる。た
だし、この場合は、前記シーケンサ6から前記出力デー
タレジスタ3Bへのラッチ信号16は、アドレスデコー
ダ5により供給されるため不要である。
【0026】また、本発明の第5の実施例である入力装
置を図5に示す。該入力装置は、前記第4の実施例の構
成のなかの複数個の入力デバイス7Aを単数個の入力デ
バイス7Aとし、該入力デバイス7Aに接続され並列で
入力される複数のデータを順番に直列で出力するマルチ
プレクサ9と、該マルチプレクサ9に入力された複数の
データ11を順次切り換える前記シーケンサ6からの切
り換え信号17とを含んで構成されている。なお、複数
のデータ11と複数の入力データレジスタ3Aはそれぞ
れ対応させて配置されている。
【0027】複数のデータ11には前記マルチプレクサ
9が接続され、選択された出力は入力デバイス7Aに入
力される。シーケンサ6はマルチプレクサ9の切り換え
信号17と、入力デバイス7Aに対するリクエスト信号
14と、複数の入力データレジスタ3Aに対するラッチ
信号16を出力する。シーケンサ6はマルチプレクサ9
を切り換えて複数の入力データ11の中から1つを選択
し、入力デバイス7Aに対しリクエスト信号14を発行
し、選択された入力データ11のデータを対応する入力
データレジスタ3Aにラッチすることを繰り返す。
【0028】外部からのデータを得る場合、アクセスし
たい入力データ11に対応する入力データレジスタ3A
が割り付けられたアドレスに対しアクセスを行う。従っ
てプロセッサ1は、単にメモリへアクセスする場合と同
等の遅れ時間で任意の入力デバイス7Aからのデータを
得ることが出来る。またプロセッサ1はマルチプレクサ
9の切り替え操作やデータの分別といった操作を意識す
る必要なく、プロセッサ1から見ると複数の入力データ
11は単にメモリ上のデータの配列のように見え、複雑
な処理を必要としないという利点もある。
【0029】本実施例の複数の入力データレジスタ3A
を複数の出力データレジスタ3Bに、さらに、単数個の
入力デバイス7Aを単数個の出力デバイス7Bにそれぞ
れ置換して、複数の出力データ11を制御する出力装置
に採用してもよい。この場合、前記シーケンサ6からの
ラッチ信号16は不要である。
【0030】次に、本発明の第6の実施例である入力装
置を図6に示す。該入力装置は、前記第1の実施例の構
成に前記プロセッサ1がプログラム中ですぐに利用しや
すいデータに変換されるデータ変換機10を前記入力デ
バイス7Aと入力データレジスタ3Aの間に設けて構成
されている。
【0031】外部からのデータを得る場合、入力デバイ
ス7Aから入力されたデータは、データ変換機構10に
よってプロセッサ1がプログラム中ですぐに利用しやす
いデータの型に変換され、入力データレジスタ3Aにラ
ッチされる。データ変換機構10によるデータの変換
は、例えば浮動小数点の内部表現に従ったデータ、ビッ
トの反転、下位ビットの切り捨てなど、入力データの内
容に適した、プログラム中で利用しやすい型に変換す
る。従ってプロセッサ1は、単にメモリへアクセスする
場合と同等の操作で、入力デバイス7Aからの最新のデ
ータをプログラム中ですぐに利用できる型で得ることが
でき、データが直接プロセッサ1の演算シーケンス中で
扱えるため、プロセッサ1における処理も含めたトータ
ルの系においても遅れ時間を最小化できる。
【0032】また、本発明の第7の実施例である出力装
置を図7に示す。該出力装置は、前記第2の実施例の構
成に前記プロセッサ1からのデータが外部ですぐに利用
しやすいデータに変換されるデータ変換機10を前記出
力デバイス7Bと出力データレジスタ3Bの間に設けて
構成されている。データを出力する場合、出力データレ
ジスタ3Bに入力されたデータは、データ変換機構10
によって出力デバイス7Bに適したデータの型に変換さ
れ、出力デバイス7Bにラッチされる。データ変換機構
10によるデータの変換は、プロセッサ1がプログラム
中で利用していた型から出力デバイス7Bの要求する型
に変換する。従ってプロセッサ1は、プログラム中で参
照したデータを、型変換なしに単にメモリへアクセスす
る場合と同等の操作で出力デバイス7Bに出力すること
ができ、プロセッサにおける処理も含めたトータルの系
においても遅れ時間を最小化できる。
【0033】次に、本発明の第8の実施例である入出力
装置を図8に示す。本実施例の入出力装置は、前述した
第3の実施例の構成のなかの入力デバイス7A及び出力
デバイス7BにそれぞれA/D変換器7C及びD/A変
換器7Dを採用した例である。さらに、本実施例の入出
力装置は、アドレスデコーダ5のアドレス空間に割り付
けられシーケンサ6に内蔵されデータの変換指示を出す
コマンドレジスタ4と、前記A/D変換器7CにOpア
ンプ18を介して接続され前記シーケンサ6からの切り
換え信号17と複数個のコネクタ19からのデータを受
けるマルチプレクサ9と、前記D/A変換器7DにOp
アンプ18を介して接続されたコネクタ20を含んで構
成されている。
【0034】シーケンサ6はタイミング信号15とコマ
ンドレジスタ4の内容をもとにA/D変換器7C及びD
/A変換器7Dに対し変換開始リクエスト信号14を順
次発行すると共に、それに同期してシーケンサ6はコマ
ンドレジスタ4の内容に従い、マルチプレクサ9に対し
入力切り替え信号17を出力する。
【0035】本実施例によるA/D・D/A入出力タイ
ミングチャートを図9に示す。マルチプレクサ9及びA
/D変換器7Cは、コマンドレジスタ4の内容に従って
シーケンサ6に制御され、入力切り換えとA/D変換7
Cとデータのラッチが並列に行われるパイプラインモー
ドで常時作動させられている。図9の中の記号aの時点
での入力データ上のアナログデータが記号dでプロセッ
サにハンドリングされるまでには、シーケンサ6により
制御されたマルチプレクサ9及びOPアンプ18でイン
ターフェイスされ、記号bでA/D変換器7Cに入力さ
れてディジタルデータに変換される。このデータは記号
cで入力データ毎の入力データレジスタ3Aにラッチさ
れ、記号dでプロセッサ1にハンドリングされる。この
間、プロセッサは特にA/D変換器7Cを意識すること
無く、あたかもメモリに対するアクセスと同様に対応す
るアドレスをアクセスするだけでデータをハンドリング
できる。また、プロセッサ1はI/Oバス2に対するア
クセス要求のみでD/A変換器7Dにデータを送ること
ができ、記号eの時点でアクセスされたデータは記号f
でアナログ出力に反映される。上記のタイミングチャー
トのように、本実施例による入出力装置を採用すれば、
次から次へとデータがハンドリングされ、プロセッサ1
のリアルタイムを必要とする系における遅れ時間が極小
化できる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、プロセッサによる処理
とデータ転送経路とを合わせたアクセスのトータルの系
においても遅れ時間を最小化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の入力装置のブロック図
である。
【図2】本発明の第2の実施例の出力装置のブロック図
である。
【図3】本発明の第3の実施例の入出力装置のブロック
図である。
【図4】本発明の第4の実施例の入力装置のブロック図
である。
【図5】本発明の第5の実施例の入力装置のブロック図
である。
【図6】本発明の第6の実施例のデータ変換機構を配置
した入力装置のブロック図である。
【図7】本発明の第7の実施例のデータ変換機構を配置
した出力装置のブロック図である。
【図8】本発明の第8の実施例のA/D・D/A変換器
を配置した入出力装置のブロック図である。
【図9】本発明の第8の実施例のA/D・D/A変換器
を配置した入出力装置のA/D・D/A入出力のタイミ
ングチャート図である。
【図10】本発明の第1の実施例の入力装置のクロック
同期機構の動作タイミングチャート図である。
【図11】本発明の第1の実施例の入力装置のクロック
同期機構の動作タイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 I/Oバス 2A データバス 2B アドレスバ
ス 2C データバス 2D データバス 3A 入力データレジスタ 3B 出力データ
レジスタ 4 コマンドレジスタ 5 アドレスデコ
ーダ 6 シーケンサ 7A 入力デバイ
ス 7B 出力デバイス 7C A/D変換
器 7D D/A変換器 8 クロック同期
機構 9 マルチプレクサ 10 データ変換
機構 11 データ 12 クロック信
号 13 アクノリッジ信号 14 リクエスト
信号 15 タイミング信号 16 ラッチ信号 17 切り換え信号 18 Opアンプ 19 入力コネクタ 20 出力コネク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−15648(JP,A) 特開 昭57−111720(JP,A) 特開 昭51−96251(JP,A) 特開 昭61−180357(JP,A) 特開 平5−197676(JP,A) 特開 平4−369063(JP,A) 特開 昭62−95655(JP,A) 特開 昭57−182837(JP,A) 特開 昭57−127228(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/10

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサに接続され、外部から入力さ
    れるデータを前記プロセッサがアクセス可能なデータと
    する入力デバイスを含んでなる入力装置において、入力
    されたデータをラッチする入力データレジスタと、前記
    入力デバイスのデータを前記入力データレジスタにラッ
    チするタイミングを制御するシーケンサと、前記プロセ
    ッサのアクセスタイミングを規定するクロック信号と
    記入力デバイスがデータを受け取ったことを示すアクノ
    リッジ信号とを同期してタイミング信号を生成して前記
    シーケンサに出力するクロック同期機構とを備え、前記
    シーケンサは入力される前記タイミング信号に同期して
    前記入力デバイスにリクエスト信号を出力すると共に、
    前記入力データレジスタに入力データをラッチするラッ
    チ信号を出力することを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 プロセッサに接続され、前記プロセッサ
    からアクセスされたデータを外部に出力する出力デバイ
    スを含んでなる出力装置において、前記出力デバイスへ
    のデータをラッチする出力データレジスタと、該出力デ
    ータレジスタのデータを前記出力デバイスにラッチする
    タイミングを制御するシーケンサと、前記プロセッサ
    アクセスタイミングを規定するクロック信号と前記出力
    デバイスのデータが送出されたことを示すアクノリッジ
    信号とを同期してタイミング信号を生成して前記シーケ
    ンサに出力するクロック同期機構とを備え、前記シーケ
    ンサは入力される前記タイミング信号に同期して前記出
    力データレジスタのデータを前記出力デバイスにラッチ
    するリクエスト信号を出力することを特徴とする出力装
    置。
  3. 【請求項3】プロセッサに接続され、外部から入力され
    るデータを前記プロセッサがアクセス可能なデータとす
    る入力デバイスと前記プロセッサからアクセスされたデ
    ータを外部に出力する出力デバイスとを含んでなる入出
    力装置において、前記入力デバイスのデータをラッチす
    る入力データレジスタと、前記出力デバイスへラッチす
    るデータが保持される出力データレジスタと、前記入力
    デバイスのデータを前記入力データレジスタにラッチす
    るタイミングと前記出力データレジスタのデータを前記
    出力デバイスにラッチするタイミングを制御するシーケ
    ンサと、前記プロセッサのアクセスタイミングを規定す
    るクロック信号と前記入力デバイスがデータを受け取っ
    たことを示す第1のアクノリッジ信号とを同期して第1
    のタイミング信号を生成して前記シーケンサに出力する
    と共に、前記クロック信号と前記出力デバイスのデータ
    が送出されたことを示す第2のアクノリッジ信号とを同
    期して第2のタイミング信号を生成して前記シーケンサ
    に出力するクロック同期機構とを備え、前記シーケンサ
    は入力される前記第1のタイミング信号に同期して前記
    入力デバイスにリクエスト信号を出力すると共に前記入
    力データレジスタに入力データをラッチするラッチ信号
    を出力し、入力される前記第2のタイミング信号に同期
    して前記出力データレジスタのデータを前記出力デバイ
    スにラッチするリクエスト信号を出力することを特徴と
    する入出力装置。
  4. 【請求項4】 前記入力デバイスと前記入力データレジ
    スタとを対応させて複数組み設けられてなることを特徴
    とする請求項1に記載の入力装置。
  5. 【請求項5】 前記出力デバイスと前記出力データレジ
    スタとを対応させて複数組み設けられてなることを特徴
    とする請求項2に記載の出力装置。
  6. 【請求項6】 複数の入力データに対応させて前記入力
    データレジスタを複数個設けると共に、前記複数の入力
    データの1つの入力データを選択して前記入力デバイス
    に入力させるマルチプレクサを設け、前記シーケンサは
    前記入力デバイスのデータを前記入力データレジスタに
    ラッチするタイミングと同期して前記マルチプレクサを
    切り替え前記入力デバイスのデータを前記選択された
    入力データに対応する前記入力データレジスタにラッチ
    することを特徴とする請求項1または4に記載入力装
    置。
  7. 【請求項7】 複数の出力データに対応させて前記出力
    データレジスタを複数個設けると共に、前記複数の出力
    データレジスタから1つの出力データを選択し出力させ
    るマルチプレクサを設け、前記シーケンサは前記出力デ
    バイスにラッチするタイミングと同期して前記マルチプ
    レクサを切り替えて前記出力データレジスタからのデー
    タを前記選択された出力データに対応する前記出力デバ
    イスにラッチすることを特徴とする請求項2または5に
    記載出力装置。
  8. 【請求項8】 前記入力デバイスからのデータを前記プ
    ロセッサの演算処理可能なデータの形態に変換するデー
    タ変換機構を前記入力デバイスと前記入力データレジス
    タの間に配置したことを特徴とする請求項1、4及び6
    に記載のうち、いずれか1項に記載の入力装置。
  9. 【請求項9】 前記プロセッサによって前記出力データ
    レジスタにアクセスされたデータを前記出力デバイスが
    要求するデータの形態に変換するデータ変換機構を前記
    出力デバイスと前記出力データレジスタの間に配置した
    ことを特徴とする請求項2、5及び7に記載のうち、い
    ずれか1項に記載の出力装置。
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