JP3479126B2 - バグフィルタ自動洗浄装置およびバグフィルタの洗浄方法 - Google Patents
バグフィルタ自動洗浄装置およびバグフィルタの洗浄方法Info
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Description
層造粒・コーティング・乾燥装置に用いられたバグフィ
ルタの洗浄技術に関する。
グ装置、乾燥装置等(以下「流動層装置」という。)に
おいては、粉体を空気によって流動状態としつつ各種処
理を行うために、微粉体や突沸的に上昇する粉体を系外
に逸出させないようにバグフィルタが装着されている。
中にもシェーキングやパルスジェットなど適当な方法で
払い落とされているが、完全に払い落とすことはでき
ず、次第に蓄積されて空気の流通抵抗が増大することに
なる。また、前のバッチと異なる粉体やバインダを用い
る場合には、付着した異種の粉体の落下による汚染が生
じるので、バグフィルタを洗浄することが必要になる。
フィルタを流動層装置から外して手作業により行われて
いるが、これでは人手と時間を多く要する。このため、
自動的な洗浄装置が幾つか提案されている。たとえば、
実開昭60−176240号公報には、バグフィルタを
流動層装置内で下降させ、待機している下部の固定式洗
浄ノズルと下降する上部の洗浄ノズルとによってこれを
洗浄する装置が、特開平3−80908号公報には、洗
浄槽の上部と下部に排風口が形成された洗浄装置が、ま
た、特開平5−228353号公報には、前記実開昭6
0−176240号公報に記載された技術を改良し、洗
浄時には流動層装置の下部に専用の洗浄容器を装着し、
洗浄ノズルの数を増やして二次元的または三次元的に回
転する洗浄ノズルとした装置が開示されている。
3−80908号公報に記載の装置には、(1).バグフィ
ルタをそれが取り付けられている支持座から外さなけれ
ばならない、(2).バグフィルタの内面の洗浄が完全にで
きない、(3).特に内面から剥落した水に不溶性の粉体の
洗い流しが十分に行えない、等の欠点がある。
5−228353号公報に記載の装置では、バグフィル
タを支持座から取り外す必要はない。しかし、前記バグ
フィルタを取り外す方式では短時間で完了する流動層装
置本体の洗浄・乾燥の後、直ちに予備のバグフィルタを
装着することにより操業することができるのに対して、
これらの方式では、長時間を要するバグフィルタの洗浄
の間は操業できない欠点がある。特に、特開平5−22
8353号公報に記載の装置では、本体の洗浄終了後、
引き続いてバグフィルタの洗浄を行うので余計に時間が
かかることになる。
バグフィルタの洗浄が完全に行えないことにある。
報に記載の装置のノズルは上部も下部も固定であり、特
に下部ノズルは焼結金網ユニットの下に設置されている
ので、バグフィルタの内面の洗浄は不完全であり、また
上下部ノズルとも固定されているので、噴射液が直達し
ない部分が多くなる。特開平5−228353号公報に
記載の装置はこの点をかなり改善しているが、バグフィ
ルタの側面の洗浄は極めて不完全であり、また、上方か
らの噴射液も、ノズルとバグフィルタとの相対位置が固
定しているので、三次元回転ノズルを使用しても死角が
生じることは避けられない。さらに、これらの装置は、
いずれもシェーキング方式のバグフィルタにしか適用で
きない。そして、パルスジェット方式のように、バグフ
ィルタのバグ開口部が上向きに開口している形式では、
たとえ上方からの噴射液が内面全体に直達しても、通常
は水である洗浄液に不溶性の付着物はバグの底に溜まっ
て洗い流すことができない。
ルタ洗浄装置はいずれも問題点があり、特に製薬工業に
用いる場合に要求される厳格なバリデーションの基準を
満たすバグフィルタ洗浄装置は開発されていない。
付着物を確実に洗浄、除去することのできる技術を提供
することにある。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかにな
るであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、次の通
りである。
洗浄装置は、流動層造粒・コーティング・乾燥装置に用
いられるバグフィルタの自動洗浄装置であって、バグフ
ィルタが装着されている支持手段と、前記支持手段を保
持し、この支持手段を上下方向に反転させて前記バグフ
ィルタが前記支持手段の上側または下側に位置する状態
にする保持手段と、自動的に回転可能に設けられ、バグ
フィルタを洗浄する複数の洗浄ノズルとを有し、前記バ
グフィルタの洗浄を行う際には、前記バグフィルタを前
記支持手段から取り外すことなく、前記バグフィルタを
前記支持手段ごと前記流動層造粒・コーティング・乾燥
装置から取り外して、バグフィルタ自動洗浄装置内に運
搬し、前記支持手段を前記保持手段に保持させた状態で
前記バグフィルタの洗浄を行うものである。
をその面に垂直な軸の回りで回転させるモータなどの回
転駆動手段を備えるのが望ましい。また、保持手段およ
び洗浄ノズルは洗浄室内に収容して、外部からの塵埃の
侵入や周囲への水の飛散を防止するのが好ましい。さら
に、この洗浄室には乾燥用空気の送入口および排出口を
設け、洗浄終了後、上記送入口から加熱および/または
除湿した空気を送入してバグフィルタを乾燥させるよう
にしてもよい。
法は、バグフィルタを支持手段に装着してなる流動層造
粒・コーティング・乾燥装置に用いられるバグフィルタ
の洗浄方法であって、前記バグフィルタを前記支持手段
から取り外すことなく、前記バグフィルタを前記支持手
段ごと前記流動層造粒・コーティング・乾燥装置から取
り外して、バグフィルタ自動洗浄装置内に運搬し、前記
支持手段を保持手段に保持させた状態で、前記バグフィ
ルタの洗浄を行う方法であり、支持手段の下側に装着さ
れたバグフィルタに対して回転する複数の洗浄ノズルよ
り多方向から任意の順序で順次洗浄水を噴射してこれを
自動的に洗浄する第1の洗浄工程と、支持手段を上下方
向に反転し、前記バグフィルタが前記支持手段の上側に
位置する状態にして、前記第1の洗浄工程と同様にして
前記バグフィルタに前記洗浄ノズルより多方向から任意
の順序で順次洗浄水を噴射してこれを自動的に洗浄する
第2の洗浄工程とを有するもので、第1の洗浄工程また
は第2の洗浄工程の少なくともいずれか一方の洗浄工程
において支持手段をその面に垂直な軸の回りで回転させ
ながらバグフィルタを洗浄するものである。
て、バグフィルタを洗浄した後には、乾燥用空気によっ
てバグフィルタを自動的に乾燥するようにしてもよい。
れた支持手段を保持手段に保持させた状態でバグフィル
タを洗浄できるので、バグフィルタを支持手段から取り
外すことなく自動的に洗浄することが可能になる。
下側に位置させて多方向から洗浄水を噴射して洗浄し、
次に支持手段を反転させて同様に多方向から洗浄水を噴
射して洗浄することで、バグの内側にまで洗浄液が直達
して剥落した不水溶性の付着物は完全に洗い流される。
したがって、バグ開口部が上にあるパルスジェット式、
あるいはバグ開口部が下にあるシェーキング式のいずれ
の方式のバグフィルタにおいても不水溶性の付着物を確
実に洗い流すことが可能になる。
洗浄するようにすれば、バグフィルタへの付着物を一層
確実に洗い流すことができる。
ることによって、外部からの塵埃の侵入が防止されてバ
グフィルタをより清浄な状態に洗浄することが可能にな
るとともに、周囲への水の飛散も防止される。
らに自動的に乾燥することで、バグフィルタの洗浄処理
を一層効率よく行うことができる。
細に説明する。
タ自動洗浄装置を示す概略図、図2はそのバグフィルタ
自動洗浄装置に用いられ、支持手段を保持している保持
手段を示す斜視図、図3は図2の平面図、図4は図2の
側面図、図5は図1のバグフィルタ自動洗浄装置に取り
付けられた洗浄ノズルを示す断面図、図6〜図12はバ
グフィルタを洗浄する手順を示す説明図である。なお、
本実施例による下方の第3の洗浄ノズルは図5に示すよ
うに床面部に取り付けられているが、図1および図6〜
図12においては、簡略化のために側壁部の下方に表さ
れている。
流動層を利用した造粒装置、コーティング装置、乾燥装
置等の流動層装置(図示せず)に装着されたバグフィル
タ1を洗浄するもので、洗浄室2内にはバグフィルタ1
を支持している支持座(支持手段)3を保持する保持手
段4が設けられている。
上向きに開口したバグ開口部1aが支持座3に固定され
ており、流動操作中においてはパルスジェットにより付
着した粉体が払い落とされるようになっている。図示す
るように、保持手段4の一部をなす反転枠4aの側部に
は支持座3が水平方向から挿入される挿入口4a1 が設
けられ、挿入口4a1 の対向位置にはこの支持座3が当
接するストッパ5(図2、図3)が取り付けられてい
る。また、反転枠4aの下部には、支持座3を下方から
支持する載置部4a2 が設けられている。したがって、
バグ開口部1aを上向きにした状態で挿入口4a1 から
挿入されてストッパ5に当接した支持座3は載置部4a
2 によって保持手段4に保持される。
の両側は反転軸6の軸承6aにより洗浄室2の側壁部2
aに支持されている。また、一方の反転軸6には、反転
枠4aを180゜回転させて支持座3の向きを反転させ
るためのモータ(反転手段)7のシャフト7aが固定さ
れている。なお、図2に示すように、モータ7はストッ
パ5が下方に回り込む方向に回転するようになってお
り、反転動作時において支持座3がストッパ5に当接し
て落下が防止されている。
持手段4には前記した反転枠4aと一体になって回転す
る回転台4bが設けられている。つまり、図2におい
て、この回転台4bは載置部4a2 に載置された支持座
3の上方に所定の間隔をおいて位置しており、反転され
た支持座3は載置部4a2 を離れて回転台4bに支持さ
れる。反転枠4aと別体に形成された回転台4bの中央
部には、回転台4bを回転させて反転された支持座3を
その面に垂直な軸の回りで回転させるためのモータ(回
転駆動手段)8のシャフト8aが固定されている。
ため、本実施例のバグフィルタ自動洗浄装置には、たと
えば第1、第2および第3の洗浄ノズル9a,9b,9
cが設けられている。つまり、図5に示すように、洗浄
室2の天井部2bに第1の洗浄ノズル9aが、側壁部2
aに第2の洗浄ノズル9bが、そして床面部2cに第3
の洗浄ノズル9cがそれぞれバグフィルタの方向を向け
て取り付けられ、バグフィルタは上方、側方および下方
の3方向から洗浄されるようになっている。これらの洗
浄ノズル9a,9b,9cは固定式ではなくモータ(ノ
ズル回転手段)19によって二次元的に回転可能に設け
られており、付着した粉体を確実に洗い流すことができ
る高圧洗浄ノズルとなっている。
9b,9cはバグフィルタ1を上方、下方および側方の
3方向から洗浄可能なように設けるのが望ましいが、た
とえば上方と下方の2方向から洗浄する位置に設けても
よい。また、洗浄ノズル9a,9b,9cは3箇所に設
ける必要はなく、2箇所あるいは4箇所以上であっても
よい。さらに、たとえば3箇所に洗浄ノズル9a,9
b,9cを設けてバグフィルタ1を3方向から洗浄する
場合、これらを側壁部2aの上方、中程および下方に設
置することなども可能である。つまり、結果的にバグフ
ィルタ1を多方向から洗浄可能なようになっていればよ
く、洗浄ノズル9a,9b,9cの取り付け位置は自由
に決定することができる。なお、バグフィルタ1の洗浄
には前記のような高圧洗浄ノズルを用いることが好まし
いが、圧の高くない通常の洗浄ノズルを用いてもよい。
ル9a,9b,9cから噴出される温水、加熱された純
水および水道水といった洗浄水を供給するための温水貯
蔵タンク10、純水貯蔵タンク11および水道水貯蔵タ
ンク12が設けられ、管路13を通じて各洗浄ノズル9
a,9b,9cに接続されている(図6〜図12)。管
路13の所定位置には、後述する噴射順序に対応して自
動的に開閉するバルブ14が設けられており、各貯蔵タ
ンク10,11,12に貯蔵された温水などは規定の順
序に従って第1、第2および第3の洗浄ノズル9a,9
b,9cから噴出されるようになっている。なお、噴出
された温水などを室外に排出するため、端部が洗浄室2
の床面部2c(図5)に開口する管路15が形成されて
いる。
た乾燥用空気が送り込まれる送入口16a、およびこの
乾燥用空気が排出される排出口16bが設けられ、洗浄
後のバグフィルタ1が所定時間にわたって乾燥されるよ
うになっている(図6〜図12)。
るバグフィルタ1の洗浄手順を、図6〜図12に沿って
説明する。
バグフィルタ1を流動層装置から取り外し、図6に示す
ように、台車17などのような適当な運搬手段によって
洗浄室2内まで運搬する。そして、バグフィルタ1を下
側に位置させた状態で支持座3を保持手段4の反転枠4
aの載置部4a2 に載置してストッパ5(図3)に当接
するまで挿入する。なお、支持座3を保持手段4に保持
させた後は、図7に示すように、バグフィルタ1を運搬
した台車17は室外に出す。そして、所定のプログラム
に従った一連の自動洗浄を開始する。
などが飛散しないように、また外部からの塵埃の侵入を
防止するために洗浄室2の扉18を閉め、上方に位置す
る第1の洗浄ノズル9aを二次元的に回転させながら温
水を噴射して高圧洗浄により所定時間洗浄する。第1の
洗浄ノズル9aによる洗浄が終了した後、側方に位置す
る第2の洗浄ノズル9bにより、次いで下方に位置する
第3の洗浄ノズル9cにより、それぞれ温水を噴射して
同様に所定時間洗浄する(第1の洗浄工程)。ここで、
後述する場合も含めて、洗浄ノズル9a,9b,9cの
噴射順序は、必ずしもこのような順序による必要はな
い。つまり、第2の洗浄ノズル9bあるいは第3の洗浄
ノズル9cから最初に噴射するようにしてもよい。また
2つ以上の洗浄ノズル9a,9b,9cから同時に噴射
するようにしてもよい。
道水によりバグフィルタ1を予備洗浄してもよい。
浄が終了した後、図9に示すように、モータ7(図2〜
図4)を駆動して反転枠4aを反転軸6(図3、図4)
の回りに、たとえば図示する場合においては時計回りに
180゜回転させ、図10に示すようにバグフィルタ1
の支持座3を反転させる。この状態では、支持座3は載
置部4a2 (図2〜図4)を離れて回転台4bの上に載
り、また、バグフィルタ1は支持座3の上側に位置する
ようになる。
ながら、前記と同様に、先ず第1の洗浄ノズル9aか
ら、所定時間経過後に第2の洗浄ノズル9bから、さら
に所定時間経過後に第3の洗浄ノズル9cからそれぞれ
温水を噴射して洗浄する(第2の洗浄工程)。この洗浄
操作によって、バグフィルタ1はバグ開口部1a(図
2)を下にして回転されつつ洗浄液が噴射されるので、
バグの内側にまで洗浄液が直達し、剥落した不水溶性の
付着物は完全に洗い流される。温水洗浄が終了した後
は、支持座3を反転して回転させた状態のまま、上記と
同様の手順で第1の洗浄ノズル9a、第2の洗浄ノズル
9bそして第3の洗浄ノズル9cから順次加熱した純水
を噴出してバグフィルタ1の濯ぎを行う。
ると、ストッパ5が当初の位置に来たところでモータ8
の回転を止めて、図11に示すように、モータ7を逆回
転して反転枠4aを反時計回りに回して最初の状態に戻
す。そして、最初の洗浄工程と同様の手順で加熱した純
水により濯ぎを行う。この濯ぎが終了したら、各洗浄ノ
ズル9a,9b,9cから空気を噴出してバグフィルタ
1の表面および支持座の表面の水分を取り除く。
従って行われるが、本実施例においては、さらに、その
後の乾燥工程も同一プラグラムのもとで自動的に行われ
るようになっている。すなわち、図12に示すように、
洗浄工程が終了した後には、送入口16aから洗浄室2
内に加熱および/または除湿した乾燥用空気を送入して
所定時間乾燥を行う。なお、乾燥は、別に乾燥室を設
け、バグフィルタ1をそこへ移して行ってもよく、ま
た、流動層装置に装着して空気を送入して行ってもよ
い。
自動洗浄装置によれば、バグフィルタ1を支持座3ごと
流動層装置から取り外し、この支持座3を保持手段4に
保持させた状態とすることで、バグフィルタ1を支持座
3から取り外すことなく自動的に洗浄することが可能に
なる。
フィルタ1を支持座3の下側に位置させて多方向から温
水などを噴射して洗浄し、次にバグフィルタ1を支持座
3の上側に位置させてバグ開口部1aを下にし、これを
回転させながら同様に洗浄するようにしたので、バグの
内側にまで洗浄液が直達することになり、剥落した不水
溶性の付着物は完全に洗い流される。したがって、前の
バッチと異なる粉体やバインダを用いた場合にも汚染が
生じることがなく、最近の厳格な製薬上のバリデーショ
ンの基準にも対応できる。
によって自動的に行うことで、バグフィルタ1の洗浄処
理を一層効率よく行うことができる。
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることは言うまでもない。
ぎに加熱された純水が用いられているが、洗浄液として
冷水や洗浄剤を加えた水などを、濯ぎには冷純水などを
使用することもできる。
図4に示すように反転枠4aと回転台4bとからなる構
造のものであるが、これ以外の構造のものであっても、
支持座3を安定して載置し、かつ支障なくこれを上下反
転や回転できるものであればよいことは言うまでもな
い。したがって、必ずしも支持座3が保持手段4の一部
に固定されるようにして保持される構造である必要はな
い。なお、回転台4bとモータ8とからなる回転機構が
なくても、洗浄ノズル9a,9b,9cの設置個数を増
加したり、洗浄ノズル9a,9b,9cが移動できるよ
うにすることによって、バグフィルタ1の全体を洗浄す
ることも可能である。
二次元的に回転可能なものであるが、三次元的に回転可
能なものとしてもよい。
装置は、円筒形あるいは角板形のいずれのバグフィルタ
1にも適用することができ、支持座3は、本実施例では
流動層装置においてバグフィルタ1のバグ開口部1aが
固定されているパルスジェット式のリテーナであるが、
シェーキング方式によるバグフィルタ1を吊り下げる吊
りリングであってもよい。ここで、支持座3がリングの
場合には、バグフィルタ1はリングである枠体によって
形成される平面に対して垂直な軸の回りで回転される。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下の通りである。
の洗浄技術によれば、バグフィルタの装着された支持手
段を保持手段に保持させた状態でバグフィルタを洗浄で
きるので、バグフィルタを支持手段から取り外すことな
く自動的に洗浄することが可能になる。
側に位置させて多方向から洗浄水を噴射して洗浄し、次
に支持手段を反転させて同様に洗浄水を噴射して洗浄す
ることによって、バグの内側にまで洗浄液が直達して剥
落した不水溶性の付着物は完全に洗い流されるので、バ
グ開口部が上にあるパルスジェット式のものであって
も、バグ開口部が下にあるシェーキング式のものであっ
ても、いずれの方式のバグフィルタにおいても洗浄液が
バグの隅々にまで直達してこれを完全に洗浄でき、不水
溶性の付着物を確実に洗い流すことができる。
グフィルタを洗浄するようにすれば、バグフィルタへの
付着物を一層確実に洗い流すことが可能になる。
バッチと異なる粉体やバインダを用いた場合にも汚染が
生じることがなく、最近の厳格な製薬上のバリデーショ
ンの基準にも対応できる。
容することによって、外部からの塵埃の侵入が防止され
てバグフィルタをより清浄な状態に洗浄することが可能
になるとともに、周囲への水の飛散も防止される。
自動的に乾燥することで、バグフィルタの洗浄処理を一
層効率よく行うことができる。
装置を示す概略図である。
支持手段を保持している保持手段を示す斜視図である。
れた洗浄ノズルを示す断面図である。
ィルタを洗浄する手順の一部を示す説明図である。
ィルタを洗浄する手順の一部を示す説明図である。
ィルタを洗浄する手順の一部を示す説明図である。
ィルタを洗浄する手順の一部を示す説明図である。
フィルタを洗浄する手順の一部を示す説明図である。
フィルタを洗浄する手順の一部を示す説明図である。
フィルタを洗浄する手順の一部を示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 流動層造粒・コーティング・乾燥装置に
用いられるバグフィルタの自動洗浄装置であって、 バグフィルタが装着されている支持手段と、 前記 支持手段を保持し、前記支持手段を上下方向に反転
させて前記バグフィルタが前記支持手段の上側または下
側に位置する状態にする保持手段と、 自動的に回転可能に設けられ、前記バグフィルタを洗浄
する複数の洗浄ノズルとを有し、 前記保持手段には、前記支持手段をその面に垂直な軸の
回りで回転させる回転駆動手段が取り付けられており、 前記バグフィルタの洗浄を行う際には、前記バグフィル
タを前記支持手段から取り外すことなく、前記バグフィ
ルタを前記支持手段ごと前記流動層造粒・コーティング
・乾燥装置から取り外して、バグフィルタ自動洗浄装置
内に運搬し、前記支持手段を前記保持手段に保持させた
状態で前記バグフィルタの洗浄を行う ことを特徴とする
バグフィルタ自動洗浄装置。 - 【請求項2】 前記保持手段および前記洗浄ノズルは洗
浄室内に収納されていることを特徴とする請求項1記載
のバグフィルタ自動洗浄装置。 - 【請求項3】 前記洗浄室には、乾燥用空気の送入口お
よび排出口が設けられていることを特徴とする請求項2
記載のバグフィルタ自動洗浄装置。 - 【請求項4】 バグフィルタを支持手段に装着してなる
流動層造粒・コーティング・乾燥装置に用いられるバグ
フィルタの洗浄方法であって、 前記バグフィルタを前記支持手段から取り外すことな
く、前記バグフィルタを前記支持手段ごと前記流動層造
粒・コーティング・乾燥装置から取り外して、バグフィ
ルタ自動洗浄装置内に運搬し、前記支持手段を保持手段
に保持させた状態で、前記バグフィルタの洗浄を行う方
法であり、 前記 支持手段の下側に装着された前記バグフィルタに対
して回転する複数の洗浄ノズルより多方向から任意の順
序で順次洗浄水を噴射してこれを自動的に洗浄する第1
の洗浄工程と、 前記支持手段を上下方向に反転し、前記バグフィルタが
前記支持手段の上側に 位置する状態にして、前記第1の
洗浄工程と同様にして前記バグフィルタに前記洗浄ノズ
ルより多方向から任意の順序で順次洗浄水を噴射してこ
れを自動的に洗浄する第2の洗浄工程とを有し、 前記第1の洗浄工程または前記第2の洗浄工程の少なく
ともいずれか一方の洗浄工程において前記支持手段をそ
の面に垂直な軸の回りで回転させながら前記バグフィル
タを洗浄することを特徴とするバグフィルタの洗浄方
法。 - 【請求項5】 請求項4記載のバグフィルタの洗浄方法
において、前記バグフィルタを洗浄した後、乾燥用空気
によって前記バグフィルタを自動的に乾燥することを特
徴とするバグフィルタの洗浄方法。
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