JP3478725B2 - 文書情報管理システム - Google Patents

文書情報管理システム

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JP3478725B2
JP3478725B2 JP05252298A JP5252298A JP3478725B2 JP 3478725 B2 JP3478725 B2 JP 3478725B2 JP 05252298 A JP05252298 A JP 05252298A JP 5252298 A JP5252298 A JP 5252298A JP 3478725 B2 JP3478725 B2 JP 3478725B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/95Retrieval from the web
    • G06F16/955Retrieval from the web using information identifiers, e.g. uniform resource locators [URL]
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/93Document management systems

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  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,文書が記録された
紙(媒体用紙)を媒体として人間とコンピューター環境
との関わり合い(HCI:Human-Computer-Interactio
n)の向上を図った文書情報管理システム,および現実
世界の紙上での作法をコンピューター操作上(仮想世
界)に持ち込んで人間とコンピューター環境との関わり
合いの向上を図った文書情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は,特開平9−91301号公
報において,コンピューター等のデジタルの世界と紙の
文書との間に情報の連続性・関連性を構築して,紙の文
書をデジタルの世界の文書情報管理システム内に組み込
むと共に,紙の文書を媒体としてデジタルの世界に直接
アクセス可能とし,さらに紙の文書を用いたハイパーテ
キスト(紙ハイパーテキスト)を実現することを目的と
した文書情報管理システムおよび文書情報管理方法を提
案した。
【0003】すなわち,この文書情報管理システムは,
あらかじめ特定の単語,文章,シンボルまたはグラフィ
ックに関連する情報を関連情報ファイルとして記憶した
ファイル手段と,単語,文章,シンボル,グラフィック
の何れかからなる少なくとも一つの記載情報,記載情報
とファイル手段の関連情報ファイルとを連結させるため
の連結情報および記載情報の中から特定の記載情報を選
択するための選択情報が記録された媒体用紙と,選択情
報および連結情報を媒体用紙から読み取る読取手段と,
読取手段で読み取った選択情報および連結情報に基づい
て,ファイル手段から該当する関連情報ファイルを検索
する検索手段と,検索手段によって検索した関連情報フ
ァイルを出力する出力手段とから構成されており,読取
手段で媒体用紙から選択情報および連結情報を読み取
り,読み取った選択情報および連結情報に基づいて,フ
ァイル手段に記憶してある関連情報ファイルの中から該
当する関連情報ファイルを検索し,検索した関連情報フ
ァイルを記録紙またはディスプレイ画面等の出力手段に
出力するものである。
【0004】換言すれば,媒体用紙上の任意の位置に記
録した記載情報からファイル手段に記憶してある関連す
る情報(関連情報ファイル)を検索し,出力することが
できるようにしたものである。
【0005】ところで,近年,パーソナルコンピュータ
ーがこれほど普及したのは,オブジェクト指向のGUI
(Graphic User Interface)によって操作作法が簡単・
平易になったことによるところが大きい。GUIは,実
世界の紙と鉛筆とその作法をメタファとしてディスプレ
イの仮想世界に持ち込んだものである。これによって誰
もがプログラムを作成することなしに簡単にコンピュー
ターの操作を行えるようになってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記特
開平9−91301号公報によれば,媒体用紙上に記録
されている記載情報から,選択情報を用いて一つまたは
複数の記載情報を選択し,関連する関連情報ファイルを
検索して出力することができ,これによって,紙の文書
を媒体としてデジタルの世界に直接アクセスできるよう
にしたものの,紙の文書からデジタルの世界へアクセス
するためには,あらかじめリンク(連結情報)が作成さ
れている紙のハイパーテキスト(媒体用紙)を用いる必
要があるため,ハイパーテキスト化されていない紙の文
書からはデジタルの世界に直接アクセスできないという
制限や,また紙のハイパーテキストであってもボタン
(記載情報)以外の単語を用いてデジタルの世界にアク
セスすることはできないという制限があった。
【0007】また,上記従来の技術によれば,実世界の
紙と鉛筆とその作法をメタファとして仮想世界に持ち込
んだGUIの導入によってコンピューターの操作性が飛
躍的に高まっているものの,コンピューターの操作作法
として実世界の紙と鉛筆を使って直接コンピューターを
制御するようものは提供されていなかった。
【0008】また,従来の技術によれば,ハイパーテキ
スト上のボタンを操作する場合,ハイパーテキスト上の
一つのボタンを指定すると,直ぐに動作が実行されて,
リンク先の関連する情報が取り出されるため,複数のボ
タンを指定して一括で関連する情報の取り出しを行うこ
とはできず,操作性・利便性が悪いという問題点があっ
た。換言すれば,複数のボタンを指定してバッチ処理で
関連する情報を取り出す等の動作を行うことはできず,
ハイパーテキストの利用が限られた操作手順での利用に
制限されていた。
【0009】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,ハイパーテキスト化されていない紙の文書からデジ
タルの世界に直接アクセス可能とし,さらに利便性の向
上を図ることを目的とする。
【0010】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,紙のハイパーテキスト上のボタン(記載情
報)以外の単語を用いてデジタルの世界に直接アクセス
可能とし,さらに利便性の向上を図ることを目的とす
る。
【0011】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,コンピューターの操作作法として実世界の紙
と鉛筆を使って直接コンピューターを制御できる文書情
報管理システムを提供することを目的とする。
【0012】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,ハイパーテキストの利用方法として,複数の
ボタンを指定してバッチ処理を行える文書情報管理シス
テムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る文書情報管理システムは,あらか
じめ複数の文書ファイルを記憶したデータベース手段
と,少なくとも単語を含む文書情報を記録した文書情報
部および前記文書情報の内容に相当する電子情報をバー
コード情報に変換して記録したバーコード情報部を有す
る媒体用紙と,適当なマーキング手段によって前記媒体
用紙上の文書情報から所望の単語を選択して選択マーク
を付与した後の前記媒体用紙から,前記選択マークおよ
びバーコード情報を読み取る読取手段と,前記読取手段
で読み取った選択マークおよびバーコード情報に基づい
前記選択マークが付与された単語をキーワードとして
特定し,該キーワードを使って前記データベース手段か
ら該当する文書ファイルを検索する検索手段と,前記検
索手段によって検索した文書ファイルを関連情報として
出力する出力手段と,を備えたものである。
【0014】また,請求項2に係る文書情報管理システ
ムは,請求項1記載の文書情報管理システムにおいて,
前記電子情報が,HTML,PDF,XML等のハイパ
ーテキスト記述言語で記述されているものである。
【0015】また,請求項3に係る文書情報管理システ
ムは,あらかじめ複数の文書ファイルを記憶したデータ
ベース手段と,あらかじめ特定の単語,文章,シンボル
またはグラフィックに関連する情報を関連情報ファイル
として記憶したファイル手段と,単語,文章,シンボ
ル,グラフィックの何れかから成る記載情報および前記
記載情報以外の単語から成る単語情報を少なくとも記録
した文書情報部と,前記記載情報と前記ファイル手段の
関連情報ファイルとを連結させるための連結情報および
前記文書情報部の内容に相当する電子情報をバーコード
情報に変換して記録したバーコード情報部とを有する媒
体用紙と,前記媒体用紙上に記録されている記載情報お
よび単語情報中に,所望の記載情報または/および単語
情報を選択して少なくとも一つの選択マークが付与され
た後の前記媒体用紙から,前記選択マークおよびバーコ
ード情報を読み取る読取手段と,前記読取手段で読み取
った選択マークおよびバーコード情報に基づいて,前記
選択マークを付与された情報が記載情報であるか単語情
報であるかを判定する判定手段と,前記判定手段の判定
結果が記載情報である場合に,前記選択マークおよび前
記バーコード情報中の連結情報に基づいて,前記ファイ
ル手段から該当する関連情報ファイルを検索する第1の
検索手段と,前記判定手段の判定結果が単語情報である
場合に,前記選択マークおよび前記バーコード情報中の
電子情報に基づいて,前記選択マークが付与された単語
をキーワードとして特定し,該キーワードを使って前記
データベース手段から該当する文書ファイルを検索する
第2の検索手段と,前記第1の検索手段または/および
第2の検索手段によって検索した関連情報ファイルまた
は/および文書ファイルを出力する出力手段と,を備え
たものである。
【0016】また,請求項4に係る文書情報管理システ
ムは,請求項3記載の文書情報管理システムにおいて,
前記選択マークが,前記記載情報に付与する選択マーク
および前記単語情報に付与する選択マークとして,それ
ぞれ異なる特定の記載情報用マーキングパターンおよび
単語情報用マーキングパターンがあらかじめ用意されて
おり,前記判定手段が,前記選択マークが単語情報用マ
ーキングパターンである場合に,前記選択マークを付与
された情報を単語情報として判定し,前記選択マークが
記載情報用マーキングパターンである場合に,前記選択
マークを付与された情報と対応する連結情報が存在する
か否かに基づいて,記載情報であるか単語情報であるか
を判定するものである。
【0017】また,請求項5に係る文書情報管理システ
ムは,あらかじめ複数の文書ファイルを記憶したデータ
ベース手段と,あらかじめ特定の単語,文章,シンボル
またはグラフィックに関連する情報を関連情報ファイル
として記憶したファイル手段と,単語,文章,シンボ
ル,グラフィックの何れかから成る記載情報および前記
記載情報以外の単語から成る単語情報を少なくも記録
した文書情報部と,前記記載情報と前記ファイル手段の
関連情報ファイルとを連結させるための連結情報および
前記文書情報部の内容に相当する電子情報をバーコード
情報に変換して記録したバーコード情報部とを有する媒
体用紙と,あらかじめ定められたパターンから成る少な
くとも一つのマーキングコマンドが付与された後の前記
媒体用紙から,前記マーキングコマンドおよびバーコー
ド情報を読み取る読取手段と,前記読取手段で読み取っ
たマーキングコマンドおよびバーコード情報に基づい
て,前記マーキングコマンドの内容を解析するマーキン
グコマンド解析手段と,前記マーキングコマンド解析手
段の解析結果が記載情報の検索である場合に,前記バー
コード情報中の連結情報に基づいて,前記マーキングコ
マンドが付与された記載情報に対応する関連情報ファイ
ルを前記ファイル手段から検索する第1の検索手段と,
前記マーキングコマンド解析手段の解析結果が単語情報
の検索である場合に,前記バーコード情報中の電子情報
に基づいて,前記マーキングコマンドが付与された単語
情報をキーワードとして特定し,該キーワードを使って
前記データベース手段から該当する文書ファイルを検索
する第2の検索手段と,前記第1の検索手段または/お
よび第2の検索手段によって検索した関連情報ファイル
または/および文書ファイルを関連情報として出力する
出力手段と,を備えたものである。
【0018】また,請求項6に係る文書情報管理システ
ムは,請求項5記載の文書情報管理システムにおいて,
前記媒体用紙には,前記記載情報の検索を行うか単語情
報の検索を行うかを指定するための指定欄が設けられて
おり,前記マーキングコマンド解析手段が,前記指定欄
にマーキングコマンドが付与されているか否かに基づい
て,記載情報の検索であるか単語情報の検索であるかを
解析するものである。
【0019】また,請求項7に係る文書情報管理システ
ムは,請求項5記載の文書情報管理システムにおいて,
前記マーキングコマンドが,前記記載情報の検索を行う
ための第1の選択マーキングコマンドと,前記単語情報
の検索を行うための第2の選択マーキングコマンドとを
含み,前記マーキングコマンド解析手段が,前記マーキ
ングコマンドが第1の選択マーキングコマンドであるか
第2の選択マーキングコマンドであるかに基づいて,記
載情報の検索であるか単語情報の検索であるかを解析す
るものである。
【0020】また,請求項8に係る文書情報管理システ
ムは,請求項5記載の文書情報管理システムにおいて,
前記出力手段が,複数の出力装置から構成されており,
前記マーキングコマンドが,前記媒体用紙上に記録され
ている記載情報および単語情報の中から所望の記載情報
または/および単語情報を選択するための選択マーキン
グコマンドと,前記選択した記載情報または/および単
語情報の出力先の出力装置を指定するための出力先マー
キングコマンドとを含み,前記マーキングコマンド解析
手段が,前記選択マーキングコマンドに基づいて,記載
情報の検索であるか単語情報の検索であるかを判定し,
前記選択マーキングコマンドの近傍に付与された出力先
マーキングコマンドに基づいて,出力先の出力装置を特
定し,前記出力手段が,前記マーキングコマンド解析手
段の解析結果に基づいて,該当する出力先の出力装置に
前記関連情報を出力するものである。
【0021】また,請求項9に係る文書情報管理システ
ムは,請求項5〜8記載のいずれか一つの文書情報管理
システムにおいて,前記マーキングコマンドが,さらに
前記選択マーキングコマンドで選択した記載情報または
/および単語情報の出力順序を指定するための出力順マ
ーキングコマンドを含み,前記マーキングコマンド解析
手段が,前記出力順マーキングコマンドに基づいて,個
々の選択マーキングコマンドに対応して出力される関連
情報の出力順序を判定し,前記出力手段が,前記マーキ
ングコマンド解析手段の解析結果に基づいて,解析され
た出力順序で該当する関連情報を出力するものである。
【0022】また,請求項10に係る文書情報管理シス
テムは,請求項8または9記載の文書情報管理システム
において,前記マーキングコマンドが,さらに前記選択
マーキングコマンドを複数個連結させてアンド検索を指
定するためのアンド検索マーキングコマンドを含み,前
記マーキングコマンド解析手段が,前記アンド検索マー
キングコマンドが使用されている場合に,前記アンド検
索マーキングコマンドで連結された複数の選択マーキン
グコマンドのそれぞれで選択した記載情報または/およ
び単語情報をキーワードとしたアンド検索であると判定
し,前記第2の検索手段が,前記マーキングコマンド解
析手段の解析結果がアンド検索である場合に,前記バー
コード情報中の電子情報に基づいて,前記選択マーキン
グコマンドが付与された記載情報または/および単語情
報をキーワードとしたアンド検索によって前記データベ
ース手段から該当する文書ファイルを検索するものであ
る。
【0023】また,請求項11に係る文書情報管理シス
テムは,請求項8〜10記載のいずれか一つの文書情報
管理システムにおいて,前記マーキングコマンドが,さ
らに前記第2の検索手段で検索を行う際に使用する検索
のカテゴリーを検索条件として指定するための検索条件
マーキングコマンドを含み,前記マーキングコマンド解
析手段が,前記検索条件マーキングコマンドに基づい
て,個々の選択マーキングコマンドに対応して出力され
る関連情報の検索条件を解析し,前記第2の検索手段
が,前記マーキングコマンド解析手段で解析した検索条
件に基づいて,前記データベース手段から該当する文書
ファイルを検索するものである。
【0024】また,請求項12に係る文書情報管理シス
テムは,請求項8〜11記載のいずれか一つの文書情報
管理システムにおいて,前記マーキングコマンドが,さ
らに前記出力手段で出力する情報として,前記関連情報
を出力するか前記関連情報の書誌的事項を出力するかを
指定するための出力条件マーキングコマンドを含み,前
記マーキングコマンド解析手段が,前記出力条件マーキ
ングコマンドに基づいて,個々の選択マーキングコマン
ド毎に関連情報を出力するかまたは関連情報の書誌的事
項を出力するかを判定し,前記出力手段が,前記マーキ
ングコマンド解析手段の解析結果に基づいて,個々の選
択マーキングコマンド毎に関連情報の出力または関連情
報の書誌的事項の出力を行うものである。
【0025】また,請求項13に係る文書情報管理シス
テムは,請求項8〜12記載のいずれか一つの文書情報
管理システムにおいて,前記マーキングコマンドが,さ
らに前記媒体用紙上の任意の領域(ダイアログ)をコマ
ンド記述領域として設定するためのダイアログマーキン
グコマンド,前記選択マーキングコマンドを付与した記
載情報または/および単語情報を個別に識別するための
識別マーキングコマンドおよび前記ダイアログマーキン
グコマンドで設定したコマンド記述領域内に検索条件・
出力条件を記述するための検索・出力条件マーキングコ
マンドを含み,前記マーキングコマンド解析手段が,前
記ダイアログマーキングコマンドに基づいてコマンド記
述領域を特定し,前記コマンド記述領域内に記述されて
いる検索・出力条件マーキングコマンドに基づいて検索
条件・出力条件を解析し,前記識別マーキングコマンド
および選択マーキングコマンドに基づいて前記検索条件
・出力条件に記述された記載情報または/および単語情
報を特定し,前記第2の検索手段が,前記マーキングコ
マンド解析手段の解析結果に基づいて,該当する検索条
件で,該当する記載情報または/および単語情報をキー
ワードとして前記データベース手段から該当する文書フ
ァイルを検索し,前記出力手段が,前記マーキングコマ
ンド解析手段の解析結果に基づいて,該当する出力条件
で,前記第2の検索手段で検索した関連情報または関連
情報の書誌的事項を出力するものである。
【0026】また,請求項14に係る文書情報管理シス
テムは,請求項5記載の文書情報管理システムにおい
て,前記媒体用紙には,前記マーキングコマンドで指定
した記載情報または/および単語情報をキーワードとし
て検索を行うための検索条件および出力条件を記入する
ための検索シートの出力を指定するための検索シート指
定欄が設けられており,前記マーキングコマンド解析手
段が,前記検索シート指定欄にマーキングコマンドが付
与されているか否かに基づいて,前記検索シートの出力
が指定されているか否かを判定し,前記出力手段が,前
記マーキングコマンド解析手段の解析結果が検索シート
の出力である場合に,検索式,検索対象データベースの
指定,カテゴリーの指定等の検索条件や,関連情報また
は関連情報の書誌的事項の出力指定,出力先の指定,出
力順序の指定等の出力条件の記入が可能な検索シートを
出力するものである。
【0027】また,請求項15に係る文書情報管理シス
テムは,請求項14記載の文書情報管理システムにおい
て,さらに,前記検索シートに検索条件および出力条件
を記入した後,前記読取手段で読み取らせると,前記読
取手段が,前記検索シートから前記検索条件および出力
条件を読み取り,前記マーキングコマンド解析手段が,
前記読取手段で読み取った検索条件および出力条件に基
づいて,検索条件および出力条件を解析し,前記第2の
検索手段が,前記マーキングコマンド解析手段の解析結
果に基づいて,該当する検索条件で,該当する記載情報
または/および単語情報をキーワードとして前記データ
ベース手段から該当する文書ファイルを検索し,前記出
力手段が,前記マーキングコマンド解析手段の解析結果
に基づいて,該当する出力条件で,前記第2の検索手段
で検索した関連情報または関連情報の書誌的事項を出力
するものである。
【0028】また,請求項16に係る文書情報管理シス
テムは,請求項5記載の文書情報管理システムにおい
て,さらに,各種情報の表示および操作が可能な操作表
示手段を備え,前記媒体用紙には,前記マーキングコマ
ンドで指定した記載情報または/および単語情報をキー
ワードとして検索を行うための検索条件および出力条件
を記入するための検索ダイアログの表示を指定するため
の検索ダイアログ指定欄が設けられており,前記マーキ
ングコマンド解析手段が,前記検索ダイアログ指定欄に
マーキングコマンドが付与されているか否かに基づい
て,前記検索ダイアログの表示が指定されているか否か
を判定し,前記操作表示手段が,前記マーキングコマン
ド解析手段の解析結果が検索ダイアログの表示である場
合に,検索式,検索対象データベースの指定,カテゴリ
ーの指定等の検索条件や,関連情報または関連情報の書
誌的事項の出力指定,出力先の指定,出力順序の指定等
の出力条件の入力が可能な検索ダイアログを表示し,前
記マーキングコマンド解析手段が,前記操作表示手段を
介して前記検索ダイアログに検索条件および出力条件を
入力すると,前記入力された検索条件および出力条件に
基づいて,検索条件および出力条件を解析し,前記第2
の検索手段が,前記マーキングコマンド解析手段の解析
結果に基づいて,該当する検索条件で,該当する記載情
報または/および単語情報をキーワードとして前記デー
タベース手段から該当する文書ファイルを検索し,前記
出力手段が,前記マーキングコマンド解析手段の解析結
果に基づいて,該当する出力条件で,前記第2の検索手
段で検索した関連情報または関連情報の書誌的事項を出
力するものである。
【0029】また,請求項17に係る文書情報管理シス
テムは,請求項16記載の文書情報管理システムにおい
て,前記操作表示手段が,ポインテイングデバイスの一
つであるマーキングペンを有しており,前記マーキング
ペンを用いてデイスプレイ上の検索ダイアログに前記検
索条件および出力条件を直接入力するものである。
【0030】また,請求項18に係る文書情報管理シス
テムは,請求項16記載の文書情報管理システムにおい
て,前記操作表示手段が,ポインテイングデバイスの一
つであるマウスを有しており,さらに前記検索条件およ
び出力条件の入力は,前記検索ダイアログとして,検索
対象データベースの指定,カテゴリーの指定等の検索条
件や,関連情報または関連情報の書誌的事項の出力指
定,出力先の指定,出力順序の指定等の出力条件の選択
入力が可能な選択メニューおよび検索式を記入する検索
式記入欄を表示し,前記マウスを操作して前記選択メニ
ューから所望の選択項目を指定し,前記検索式記入欄に
検索式を直接入力するものである。
【0031】また,請求項19に係る文書情報管理シス
テムは,あらかじめ複数の文書ファイルを記憶したデー
タベース手段と,ハイパーテキスト文書およびハイパー
テキスト以外の非ハイパーテキスト文書を表示する表示
手段と,前記表示手段に表示されたハイパーテキスト文
書のボタン,ハイパーテキスト文書のボタン以外の単語
または非ハイパーテキスト文書の単語に,あらかじめ定
められたパターンから成る少なくとも一つのマーキング
コマンドの実行を指示する実行指示手段と,前記実行指
示手段で実行が指示されると,前記マーキングペン手段
で付与されたマーキングコマンドおよび前記マーキング
コマンドが付与された前記ボタン,ボタン以外の単語ま
たは単語に基づいて,前記マーキングコマンドの内容を
解析するマーキングコマンド解析手段と,前記マーキン
グコマンド解析手段によって前記マーキングコマンドが
前記ハイパーテキスト文書のボタンに付与されたと解析
された場合に,前記マーキングコマンドが付与されたボ
タンにリンクされている関連情報を前記データベース手
段から検索する第1の検索手段と,前記マーキングコマ
ンド解析手段によって前記マーキングコマンドが前記ハ
イパーテキスト文書のボタン以外の単語または前記非ハ
イパーテキストの単語に付与されたと解析された場合
に,前記マーキングコマンドが付与された単語をキーワ
ードとして特定し,該キーワードを使って前記データベ
ース手段から関連情報を検索する第2の検索手段と,前
記第1の検索手段または/および第2の検索手段によっ
て検索した関連情報を出力する出力手段と,を備えたも
のである。
【0032】また,請求項20に係る文書情報管理シス
テムは,請求項19記載の文書情報管理システムにおい
て,前記表示手段が,前記ハイパーテキスト文書を表示
する場合に,前記ハイパーテキスト文書のボタンのリン
ク機能を停止させて,前記ハイパーテキストを非ハイパ
ーテキスト文書として使用することを指定するための指
定項目を表示し,前記マーキングコマンド解析手段が,
前記マーキングペン手段を用いて前記指定項目にマーキ
ングコマンドが付与されている場合に,前記マーキング
コマンドが前記ハイパーテキスト文書のボタン以外の単
語または前記非ハイパーテキストの単語に付与されたと
判定し,前記指定項目にマーキングコマンドが付与され
ていない場合に,前記マーキングコマンドが前記ハイパ
ーテキスト文書のボタンに付与されたと解析するもので
ある。
【0033】また,請求項21に係る文書情報管理シス
テムは,請求項19記載の文書情報管理システムにおい
て,前記マーキングコマンドが,前記ボタンのリンク機
能を使用して前記第1の検索手段を用いた検索を行うた
めの第1の選択マーキングコマンドと,前記ボタン,ボ
タン以外の単語または単語をキーワードとして使用して
前記第2の検索手段を用いた検索を行うための第2の選
択マーキングコマンドとを含み,前記マーキングコマン
ド解析手段が,前記マーキングコマンドが第1の選択マ
ーキングコマンドである場合に,前記マーキングコマン
ドが前記ハイパーテキスト文書のボタンに付与されたと
判定し,前記マーキングコマンドが第2の選択マーキン
グコマンドである場合に,前記マーキングコマンドが前
記ハイパーテキスト文書のボタン以外の単語または前記
非ハイパーテキストの単語に付与されたと解析するもの
である。
【0034】また,請求項22に係る文書情報管理シス
テムは,請求項19〜21記載のいずれか一つの文書情
報管理システムにおいて,前記表示手段が,所望のマー
キングコマンドを表示画面上に直接記述して付与するテ
キストダイレクトモード,または表示画面上に表示され
た選択メニューから所望のマーキングコマンドを選択し
て付与するメニューモードを選択するためのモード選択
項目を表示し,前記マーキングペン手段を用いて前記モ
ード選択項目にマーキングコマンドを付与することによ
り,該当するモードを選択するものである。
【0035】また,請求項23に係る文書情報管理シス
テムは,請求項22記載の文書情報管理システムにおい
て,前記出力手段が,複数の出力装置から構成されてお
り,前記マーキングコマンドが,前記ボタンのリンク機
能を使用して前記第1の検索手段を用いた検索を行うた
めの第1の選択マーキングコマンドと,前記選択された
ボタンに対応した情報の出力先の出力装置を指定するた
めの出力先マーキングコマンドと,前記選択したボタン
に対応した情報として前記関連情報を出力するか前記関
連情報の書誌的事項を出力するかを指定するための出力
条件マーキングコマンドとを含み,前記マーキングコマ
ンド解析手段が,前記モード選択項目を介してテキスト
ダイレクトモードが選択されている場合に,前記第1の
選択マーキングコマンドに基づいて選択されたボタンを
特定し,前記第1の選択マーキングコマンドの近傍に付
与された出力先マーキングコマンドに基づいて出力先の
出力装置を特定し,前記第1の選択マーキングコマンド
の近傍に付与された出力条件マーキングコマンドに基づ
いて関連情報を出力するかまたは関連情報の書誌的事項
を出力するかを判定し,前記出力手段が,前記マーキン
グコマンド解析手段の解析結果に基づいて,該当する出
力先の出力装置に,関連情報の出力または関連情報の書
誌的事項の出力を行うものである。
【0036】また,請求項24に係る文書情報管理シス
テムは,請求項22または23記載の文書情報管理シス
テムにおいて,前記出力手段が,複数の出力装置から構
成されており,前記マーキングコマンドが,前記ボタン
のリンク機能を使用して前記第1の検索手段を用いた検
索を行うための第1の選択マーキングコマンドを含み,
前記表示手段が,前記モード選択項目を介してメニュー
モードが選択されている場合に,前記第1の選択マーキ
ングコマンドが付与されたボタンの近傍に,前記選択さ
れたボタンに対応した情報の出力先の出力装置を選択す
るための出力先選択項目および前記選択したボタンに対
応した情報として前記関連情報を出力するか前記関連情
報の書誌的事項を出力するかを選択するための出力条件
選択項目を有した選択メニューを表示し,前記マーキン
グコマンド解析手段が,前記マーキングペン手段を用い
て前記選択メニューから所望の出力先選択項目および出
力条件選択項目が選択されている場合,前記第1の選択
マーキングコマンドに基づいてボタンを特定し,前記選
択された出力先選択項目に基づいて出力先の出力装置を
特定し,前記選択された出力条件選択項目に基づいて関
連情報を出力するかまたは関連情報の書誌的事項を出力
するかを判定し,前記出力手段が,前記マーキングコマ
ンド解析手段の解析結果に基づいて,該当する出力先の
出力装置に,関連情報の出力または関連情報の書誌的事
項の出力を行うものである。
【0037】また,請求項25に係る文書情報管理シス
テムは,請求項24記載の文書情報管理システムにおい
て,前記表示手段が,前記出力条件選択項目として関連
情報の書誌的事項が選択されている場合に,前記第1の
選択マーキングコマンドが付与されたボタンの近傍に,
該当する複数の関連情報の書誌的事項から所望の関連情
報の出力を選択するための書誌的事項選択メニューを表
示し,前記マーキングコマンド解析手段が,前記マーキ
ングペン手段を用いて前記書誌的事項選択メニューから
所望の書誌的項目が選択されている場合,前記選択され
た書誌的項目に基づいて出力する関連情報を特定し,前
記出力手段が,前記マーキングコマンド解析手段の解析
結果に基づいて,該当する特定の関連情報を出力するも
のである。
【0038】また,請求項26に係る文書情報管理シス
テムは,請求項19〜21記載のいずれか一つの文書情
報管理システムにおいて,前記マーキングコマンドが,
前記ボタン,ボタン以外の単語または単語をキーワード
として使用して前記第2の検索手段を用いた検索を行う
ための第2の選択マーキングコマンドと,前記第2の選
択マーキングコマンドを複数個連結させてアンド検索を
指定するためのアンド検索マーキングコマンドとを含
み,前記マーキングコマンド解析手段が,前記アンド検
索マーキングコマンドが使用されている場合に,前記ア
ンド検索マーキングコマンドで連結された複数の第2の
選択マーキングコマンドのそれぞれで選択したボタン,
ボタン以外の単語または単語をキーワードとしたアンド
検索であると解析し,前記第2の検索手段が,前記マー
キングコマンド解析手段の解析結果がアンド検索である
場合に,前記第2の選択マーキングコマンドが付与され
たキーワードとしたアンド検索によって前記データベー
ス手段から該当する関連情報を検索するものである。
【0039】また,請求項27に係る文書情報管理シス
テムは,請求項22記載の文書情報管理システムにおい
て,前記出力手段が,複数の出力装置から構成されてお
り,前記マーキングコマンドが,前記ボタン,ボタン以
外の単語または単語をキーワードとして使用して前記第
2の検索手段を用いた検索を行うための第2の選択マー
キングコマンドと,前記選択されたボタン,ボタン以外
の単語または単語に対応した情報の出力先の出力装置を
指定するための出力先マーキングコマンドと,前記選択
したボタン,ボタン以外の単語または単語に対応した情
報として前記関連情報を出力するか前記関連情報の書誌
的事項を出力するかを指定するための出力条件マーキン
グコマンドと,前記第2の検索手段の検索の範囲を指定
するための検索範囲マーキングコマンドとを含み,前記
マーキングコマンド解析手段が,前記モード選択項目を
介してテキストダイレクトモードが選択されている場合
に,前記第2の選択マーキングコマンドに基づいてキー
ワードを特定し,前記第2の選択マーキングコマンドの
近傍に付与された出力先マーキングコマンドに基づいて
出力先の出力装置を特定し,前記第2の選択マーキング
コマンドの近傍に付与された出力条件マーキングコマン
ドに基づいて関連情報を出力するかまたは関連情報の書
誌的事項を出力するかを判定し,前記検索範囲マーキン
グコマンドに基づいて前記第2の検索手段で検索を行う
際の検索範囲を特定し,前記第2の検索手段が,前記マ
ーキングコマンド解析手段で解析した検索範囲に基づい
て,前記データベース手段から該当する関連情報を検索
し,前記出力手段が,前記マーキングコマンド解析手段
の解析結果に基づいて,該当する出力先の出力装置に,
関連情報の出力または関連情報の書誌的事項の出力を行
うものである。
【0040】また,請求項28に係る文書情報管理シス
テムは,請求項22または27記載の文書情報管理シス
テムにおいて,前記出力手段が,複数の出力装置から構
成されており,前記マーキングコマンドが,前記ボタ
ン,ボタン以外の単語または単語をキーワードとして使
用して前記第2の検索手段を用いた検索を行うための第
2の選択マーキングコマンドを含み,前記表示手段が,
前記モード選択項目を介してメニューモードが選択され
ている場合に,前記第2の選択マーキングコマンドが付
与されたボタンの近傍に,前記選択されたボタンに対応
した情報の出力先の出力装置を選択するための出力先選
択項目および前記選択したボタンに対応した情報として
前記関連情報を出力するか前記関連情報の書誌的事項を
出力するかを選択するための出力条件選択項目および検
索の範囲を選択するための検索範囲選択項目を有した選
択メニューを表示し,前記マーキングコマンド解析手段
が,前記マーキングペン手段を用いて前記選択メニュー
から所望の出力先選択項目・出力条件選択項目・検索範
囲選択項目が選択されている場合,前記第2の選択マー
キングコマンドに基づいてキーワードを特定し,前記選
択された出力先選択項目に基づいて出力先の出力装置を
特定し,前記選択された出力条件選択項目に基づいて関
連情報を出力するかまたは関連情報の書誌的事項を出力
するかを判定し,前記検索条件選択項目に基づいて前記
第2の検索手段で検索を行う際の検索範囲を特定し,前
記第2の検索手段が,前記マーキングコマンド解析手段
で解析した検索範囲に基づいて,前記データベース手段
から該当する関連情報を検索し,前記出力手段が,前記
マーキングコマンド解析手段の解析結果に基づいて,該
当する出力先の出力装置に,関連情報の出力または関連
情報の書誌的事項の出力を行うものである。
【0041】また,請求項29に係る文書情報管理シス
テムは,請求項28記載の文書情報管理システムにおい
て,前記表示手段が,前記出力条件選択項目として関連
情報の書誌的事項が選択されている場合に,前記第2の
選択マーキングコマンドが付与されたキーワードの近傍
に,該当する複数の関連情報の書誌的事項から所望の関
連情報の出力を選択するための書誌的事項選択メニュー
を表示し,前記マーキングコマンド解析手段が,前記マ
ーキングペン手段を用いて前記書誌的事項選択メニュー
から所望の書誌的項目が選択されている場合,前記選択
された書誌的項目に基づいて出力する関連情報を特定
し,前記出力手段が,前記マーキングコマンド解析手段
の解析結果に基づいて,該当する特定の関連情報を出力
するものである。
【0042】また,請求項30に係る文書情報管理シス
テムは,あらかじめ複数の文書ファイルを記憶したデー
タベース手段と,ハイパーテキスト文書およびハイパー
テキスト以外の非ハイパーテキスト文書を表示する表示
手段と,前記表示手段に表示されたハイパーテキスト文
書のボタン,ハイパーテキスト文書のボタン以外の単語
または非ハイパーテキスト文書の単語に,あらかじめ定
められたパターンから成る少なくとも一つのマーキング
コマンドを付与するためのマウスを有するマウス操作手
段と,前記マウス操作手段で付与したマーキングコマン
ドの実行が指示されると,前記マウス操作手段で付与さ
れたマーキングコマンドおよび前記マーキングコマンド
が付与された前記ボタン,ボタン以外の単語または単語
に基づいて,前記マーキングコマンドの内容を解析する
マーキングコマンド解析手段と,前記マーキングコマン
ド解析手段によって前記マーキングコマンドが前記ハイ
パーテキスト文書のボタンに付与されたと解析された場
合に,前記マーキングコマンドが付与されたボタンにリ
ンクされている関連情報を前記データベース手段から検
索する第1の検索手段と,前記マーキングコマンド解析
手段によって前記マーキングコマンドが前記ハイパーテ
キスト文書のボタン以外の単語または前記非ハイパーテ
キストの単語に付与されたと解析された場合に,前記マ
ーキングコマンドが付与された単語をキーワードとして
特定し,該キーワードを使って前記データベース手段か
ら関連情報を検索する第2の検索手段と,前記第1の検
索手段または/および第2の検索手段によって検索した
関連情報を出力する出力手段と,を備えたものである。
【0043】また,請求項31に係る文書情報管理シス
テムは,請求項30記載の文書情報管理システムにおい
て,前記マウス操作手段が,前記ボタンのリンク機能を
使用して前記第1の検索手段を用いた検索を行うための
第1の選択マーキングコマンドを付与する第1のマウス
操作と,前記ボタン,ボタン以外の単語または単語をキ
ーワードとして使用して前記第2の検索手段を用いた検
索を行うための第2の選択マーキングコマンドを付与す
る第2のマウス操作とを有し,前記マーキングコマンド
解析手段が,前記マーキングコマンドが第1の選択マー
キングコマンドである場合に,前記マーキングコマンド
が前記ハイパーテキスト文書のボタンに付与されたと判
定し,前記マーキングコマンドが第2の選択マーキング
コマンドである場合に,前記マーキングコマンドが前記
ハイパーテキスト文書のボタン以外の単語または前記非
ハイパーテキストの単語に付与されたと解析するもので
ある。
【0044】また,請求項32に係る文書情報管理シス
テムは,請求項31記載の文書情報管理システムにおい
て,前記表示手段が,前記第1の選択マーキングコマン
ドが付与されたボタンの近傍に選択メニューを表示し,
前記表示された選択メニュー中の所望の選択項目に,前
記マウス操作手段を操作してカーソルを合わせて指定操
作を行うことにより,該当する第1の選択マーキングコ
マンドが付与されたボタンに対する種々の指定を行うも
のである。
【0045】また,請求項33に係る文書情報管理シス
テムは,請求項32記載の文書情報管理システムにおい
て,前記出力手段が,複数の出力装置から構成されてお
り,前記表示手段が,前記第1の選択マーキングコマン
ドが付与されたボタンの近傍に,前記選択されたボタン
に対応した情報の出力先の出力装置を選択するための出
力先選択項目および前記選択したボタンに対応した情報
として前記関連情報を出力するか前記関連情報の書誌的
事項を出力するかを選択するための出力条件選択項目を
有した選択メニューを表示し,前記マーキングコマンド
解析手段が,前記マウス操作手段を用いて前記選択メニ
ューから所望の出力先選択項目および出力条件選択項目
が選択されている場合,前記第1の選択マーキングコマ
ンドに基づいてボタンを特定し,前記選択された出力先
選択項目に基づいて出力先の出力装置を特定し,前記選
択された出力条件選択項目に基づいて関連情報を出力す
るかまたは関連情報の書誌的事項を出力するかを判定
し,前記出力手段が,前記マーキングコマンド解析手段
の解析結果に基づいて,該当する出力先の出力装置に,
関連情報の出力または関連情報の書誌的事項の出力を行
うものである。
【0046】また,請求項34に係る文書情報管理シス
テムは,請求項33記載の文書情報管理システムにおい
て,前記表示手段が,前記出力条件選択項目として関連
情報の書誌的事項が選択されており,かつ,出力先選択
項目として表示手段が選択されている場合に,前記第1
の選択マーキングコマンドが付与されたボタンの近傍
に,該当する複数の関連情報の書誌的事項から所望の関
連情報の出力を選択するための書誌的事項選択メニュー
を表示し,前記マーキングコマンド解析手段が,前記マ
ウス操作手段を用いて前記書誌的事項選択メニューから
所望の書誌的項目が選択されている場合,前記選択され
た書誌的項目に基づいて出力する関連情報を特定するも
のである。
【0047】また,請求項35に係る文書情報管理シス
テムは,請求項31〜34記載のいずれか一つの文書情
報管理システムにおいて,前記マーキングコマンドが,
前記第2の選択マーキングコマンドを複数個連結させて
アンド検索を指定するためのアンド検索マーキングコマ
ンドを含み,前記マウス操作手段は,前記第2の選択マ
ーキングコマンドを付与した前記ボタン,ボタン以外の
単語または単語を,ドラッグ&ドロップ操作により複数
重ね合わせることにより,前記アンド検索マーキングコ
マンドを付与し,前記マーキングコマンド解析手段が,
前記アンド検索マーキングコマンドが使用されている場
合に,前記アンド検索マーキングコマンドで連結された
複数の第2の選択マーキングコマンドのそれぞれで選択
したボタン,ボタン以外の単語または単語をキーワード
としたアンド検索であると解析し,前記第2の検索手段
が,前記マーキングコマンド解析手段の解析結果がアン
ド検索である場合に,前記第2の選択マーキングコマン
ドが付与されたキーワードとしたアンド検索によって前
記データベース手段から該当する関連情報を検索するも
のである。
【0048】また,請求項36に係る文書情報管理シス
テムは,請求項30または31記載の文書情報管理シス
テムにおいて,前記出力手段が,複数の出力装置から構
成されており,前記マーキングコマンドが,前記ボタ
ン,ボタン以外の単語または単語をキーワードとして使
用して前記第2の検索手段を用いた検索を行うための第
2の選択マーキングコマンドを含み,前記表示手段が,
前記第2の選択マーキングコマンドが付与されたボタ
ン,ボタン以外の単語または単語の近傍に,前記選択さ
れたボタン,ボタン以外の単語または単語に対応した情
報の出力先の出力装置を選択するための出力先選択項目
および前記選択したボタン,ボタン以外の単語または単
語に対応した情報として前記関連情報を出力するか前記
関連情報の書誌的事項を出力するかを選択するための出
力条件選択項目および検索の範囲を選択するための検索
範囲選択項目を有した選択メニューを表示し,前記マー
キングコマンド解析手段が,前記マウス操作手段を用い
て前記選択メニューから所望の出力先選択項目・出力条
件選択項目・検索範囲選択項目が選択されている場合,
前記第2の選択マーキングコマンドに基づいてキーワー
ドを特定し,前記選択された出力先選択項目に基づいて
出力先の出力装置を特定し,前記選択された出力条件選
択項目に基づいて関連情報を出力するかまたは関連情報
の書誌的事項を出力するかを判定し,前記検索条件選択
項目に基づいて前記第2の検索手段で検索を行う際の検
索範囲を特定し,前記第2の検索手段が,前記マーキン
グコマンド解析手段で解析した検索範囲に基づいて,前
記データベース手段から該当する関連情報を検索し,前
記出力手段が,前記マーキングコマンド解析手段の解析
結果に基づいて,該当する出力先の出力装置に,関連情
報の出力または関連情報の書誌的事項の出力を行うもの
である。
【0049】また,請求項37に係る文書情報管理シス
テムは,請求項36記載の文書情報管理システムにおい
て,前記表示手段が,前記出力条件選択項目として関連
情報の書誌的事項が選択されており,かつ,出力先選択
項目として表示手段が選択されている場合に,前記第2
の選択マーキングコマンドが付与されたボタン,ボタン
以外の単語または単語の近傍に,該当する複数の関連情
報の書誌的事項から所望の関連情報の出力を選択するた
めの書誌的事項選択メニューを表示し,前記マーキング
コマンド解析手段が,前記マウス操作手段を用いて前記
書誌的事項選択メニューから所望の書誌的項目が選択さ
れている場合,前記選択された書誌的項目に基づいて出
力する関連情報を特定するものである。
【0050】さらに,請求項38に係る文書情報管理シ
ステムは,あらかじめ複数の文書ファイルを記憶したデ
ータベース手段と,ハイパーテキスト文書およびハイパ
ーテキスト以外の非ハイパーテキスト文書の表示および
種々の選択メニューの表示を行うための表示手段と,前
記表示手段に表示されたハイパーテキスト文書または非
ハイパーテキスト文書の単語の中から所望の単語を選択
すると共に,前記選択メニューの選択を行うためのマウ
スと,前記マウスで選択された単語をキーワードとして
特定し,該キーワードを使って前記データベース手段か
ら関連情報を検索する検索手段と,前記関連情報を出力
するための出力手段と,を備え,前記表示手段は,前記
検索手段の検索結果に基づいて,該当する複数の関連情
報のタイトルを選択メニューとして,前記マウスで選択
された単語の近傍に表示し,前記マウスを用いて前記選
択メニューから所望のタイトルを選択すると,前記出力
手段が該当する関連情報を出力するものである。
【0051】
【発明の実施の形態】以下,本発明の文書情報管理シス
テムについて,〔実施の形態1〕〜〔実施の形態11〕
の順で,添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0052】〔実施の形態1〕実施の形態1の文書情報
管理システムは,現実世界の紙の文書から所望の単語を
選択してペン等で選択マークを付与し,システムに読み
込ませるだけで,該単語をキーワードとして該当する文
書(関連情報)を検索できるようにしたものである。換
言すれば,ハイパーテキスト化されていない紙の文書か
らデジタルの世界に直接アクセス可能としたものであ
る。
【0053】図1は,実施の形態1の文書情報管理シス
テム(請求項1の文書情報管理システム)のクレーム対
応図を示し,あらかじめ複数の文書ファイルを記憶した
データベース手段101と,少なくとも単語を含む文書
情報を記録した文書情報部および文書情報の内容に相当
する電子情報をバーコード情報に変換して記録したバー
コード情報部を有する媒体用紙102と,媒体用紙10
2上の文書情報から所望の単語を選択して選択マークを
付与するためのマーキング手段103と,マーキング手
段103で選択マークを付与した後の媒体用紙102か
ら,選択マークおよびバーコード情報を読み取る読取手
段104と,読取手段104で読み取った選択マークお
よびバーコード情報に基づいて,選択マークが付与され
た単語をキーワードとしてデータベース手段101から
該当する文書ファイルを検索する検索手段105と,検
索手段105によって検索した文書ファイルを関連情報
として出力する出力手段106と,から構成される。な
お,ここで,電子情報は,HTML(ハイパーテキスト
記述言語)で記述されているものとする。ただし,ハイ
パーテキスト記述言語としては,HTMLの他に,例え
ば,PDF,XML等があり,特にHTMLのみに限定
するものではないのは勿論である。
【0054】図2は,実施の形態1の文書情報管理シス
テムの具体的なハード構成例を示し,データベース手段
101としてはイントラネット等のネットワークNet
に接続されたファイルサーバー101を用いることがで
きる。このファイルサーバー101は大容量のハードデ
ィスク装置を有しており,このハードディスク装置内に
システムで使用する文書ファイルが格納されている。
【0055】詳細は後述するが媒体用紙102は,通常
の記録紙に文書情報部およびバーコード情報部を記録し
たものである。
【0056】また,マーキング手段103は,媒体用紙
102に選択マークを付与できるものであれば良く,こ
こではペン103を使用するものとする。ただし,マー
キング手段103は特に限定するものではなく,例え
ば,専用のシール等を貼付して選択マークを付与しても
良く,媒体用紙102上の所望の単語の位置にパンチ穴
を開けて選択マークを付与しても良く,上記選択マーク
を付与できるものはマーキング手段103として利用可
能であるのは勿論である。すなわち,マーキング手段1
03は,この発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能で
あり,これらをこの発明の範囲から排除するものではな
い。
【0057】読取手段104としては既存のスキャナー
104を用いることができる。また,読取手段104と
してはデジタルコピア等を用いても良い。
【0058】検索手段105としては,ディスプレイ装
置と,キーボード・マウス等の操作入力部と,ハードデ
ィスク・フロッピーディスク等の記憶装置と,パソコン
本体(制御装置)とから構成された一般的なパソコン1
05を使用することができる。なお,実施の形態1で
は,パソコン(検索手段)105に,2次元バーコード
・デコーディングソフトウェア,HTMLソースコード
展開ソフトウェア(例えば,インターネット・イントラ
ネットのブラウザー等)等のソフトウェアを搭載してい
る。
【0059】また,出力手段106としては,一般的な
プリンター106を用いることができる。
【0060】次に,図3を参照して,実施の形態1の媒
体用紙102の構成について具体的に説明する。媒体用
紙102には,図示の如く,少なくとも単語を含む文書
情報を記録した文書情報部131と,文書情報の内容に
相当する電子情報をバーコード情報に変換して記録した
バーコード情報部132とが設けられている。
【0061】文書情報部131に記録されている文書情
報は,プリンター等で紙(記録紙)に出力する一般的な
情報であり,図示の如く,文章(テキスト)や,図
(絵)等が記録されている。
【0062】また,バーコード情報部132のバーコー
ド情報は,前記文書情報部131に記録されている情報
を特定するために使用するものである。したがって,文
書情報の内容に相当する電子情報がバーコード情報とし
て記録されている。
【0063】上記の説明から明らかなように,媒体用紙
102は,見かけ上において,記録紙に出力された通常
の文書と同一である。したがって,媒体用紙102を通
常の書類として利用できるのは勿論である。
【0064】図4は,ペン(マーキング手段)103を
用いて媒体用紙102上の単語を選択する方法を示す説
明図である。図示の如く,媒体用紙102の文書情報部
131に記録されている単語の中から所望の単語に,ペ
ン103を用いて選択マーク141を付与(加筆)する
ことにより,単語(後述するキーワード)の選択を行
う。ここで,選択マーク141の加筆(マーキング)
は,スキャナー(読取手段)104で光学的に読み取れ
るものであればどのような用具を使っても良く,特に限
定するものではない。ただし,一般的・日常的に使用し
ているペン103を使用可能とすることで,利便性が良
いのは勿論である。
【0065】以上の構成において,図5に示す実施の形
態1の媒体用紙102を用いた関連情報の検索・出力処
理の概略フローチャートを参照して,その動作を具体的
に説明する。
【0066】先ず,図4で示したように,あらかじめペ
ン(マーキング手段)103を用いて,媒体用紙102
上の所望の単語に選択マーク141を付与しておく。
【0067】次に,選択マーク141の付与された媒体
用紙102を,スキャナー(読取手段)104で読み取
らせる(S501)。このとき,スキャナー104は媒
体用紙102から,選択マーク141が付与された文書
情報部131およびバーコード情報部132をラスター
情報(画像情報)として読み取る。
【0068】パソコン(検索手段)105は,スキャナ
ー104で読み取った文書情報部131とバーコード情
報部132の画像情報を入力すると,2次元バーコード
・デコーディングソフトウェアを用いて,バーコード情
報部132の2次元バーコード(バーコード情報)をデ
コードして元のHTMLソースコード(電子情報)に変
換し,次に,HTMLソースコード展開ソフトウェアを
用いて,デコードされたHTMLソースコードをラスタ
ー情報に展開し,続いて,展開したラスター情報と読み
取った文書情報部131のラスター情報との差分を抽出
し,選択マーク141の画像とノイズ画像(2つのラス
ター情報のわずかなずれ)を求め,さらにフィルタリン
グを行ってノイズ画像を除去して,選択マーク141を
特定する。続いて,選択マーク141の座標値から選択
された単語をキーワードとして特定する(S502)。
【0069】次に,パソコン(検索手段)105は,特
定したキーワードを用いて,ファイル・サーバー(デー
タベース手段)101から該当する文書ファイルを検索
し,検索した文書ファイルをプリンター(出力手段)1
06へ転送する(S503,S504)。
【0070】プリンター106は,受信した文書ファイ
ルを関連情報151として記録紙に出力する(S50
5)。
【0071】前述したように実施の形態1の文書情報管
理システムによれば,現実世界の紙の文書から所望の単
語を選択してペン等で選択マークを付与し,システムに
読み込ませるだけで,該単語をキーワードとして該当す
る文書(関連情報)を検索できるため,ハイパーテキス
ト化されていない紙の文書からデジタルの世界に直接ア
クセス可能とし,さらに利便性の向上を図ることができ
る。
【0072】また,実施の形態1では,文書情報の内容
に相当する電子情報が,媒体用紙102のバーコード情
報部132にバーコード情報として記録されているた
め,付与された選択マーク141の特定(識別)を,前
述したようにスキャナー104で読み取った文書情報部
131のラスター情報と電子情報のラスター情報との差
分抽出によって簡単に行うことができる。また,差分抽
出によって選択マーク141を特定するので,選択マー
ク141を付与するためのペン(マーキング手段)10
3として,ペンの種類や,ペンの色等に特に制限を設け
る必要がなく,日常的に使用しているペンを用いて気軽
に選択マーク141を付与することができる。
【0073】媒体用紙102から文書情報の内容に相当
する電子情報を得ることができるので,選択マーク14
1の付与された単語を容易かつ正確に特定(抽出)する
ことができる。例えば,文書情報の電子情報がない場合
には,画像情報として読み取った文書情報からOCR処
理で該当する単語を取り出す方法が考えられるが,この
場合には,OCR処理の精度や,処理時間の問題,選択
マーク141が単語に重ならないように注意する必要が
ある等の不具合が発生する。
【0074】〔実施の形態2〕実施の形態2の文書情報
管理システムは,従来の紙のハイパーテキストを用いた
文書情報管理システム(特開平9−91301号公報の
文書情報管理システム)において,紙のハイパーテキス
ト上のボタン(記載情報)以外の単語を用いてデジタル
の世界に直接アクセス可能とし,さらに利便性の向上を
図るようにしたものである。
【0075】図6は,実施の形態2の文書情報管理シス
テム(請求項3の文書情報管理システム)のクレーム対
応図を示し,あらかじめ複数の文書ファイルを記憶した
データベース手段201と,あらかじめ特定の単語,文
章,シンボルまたはグラフィックに関連する情報を関連
情報ファイルとして記憶したファイル手段202と,単
語,文章,シンボル,グラフィックの何れかから成る記
載情報および記載情報以外の単語から成る単語情報を少
なくとも記録した文書情報部と,記載情報とファイル手
段202の関連情報ファイルとを連結させるための連結
情報および文書情報部の内容に相当する電子情報をバー
コード情報に変換して記録したバーコード情報部とを有
する媒体用紙203と,媒体用紙203上に記録されて
いる記載情報および単語情報の中から所望の記載情報ま
たは/および単語情報を選択して少なくとも一つの選択
マークを付与するためのマーキング手段204と,マー
キング手段204で選択マークを付与した後の媒体用紙
203から,選択マークおよびバーコード情報を読み取
る読取手段205と,読取手段205で読み取った選択
マークおよびバーコード情報に基づいて,選択マークを
付与された情報が記載情報であるか単語情報であるかを
判定する判定手段206と,判定手段206の判定結果
が記載情報である場合に,選択マークおよびバーコード
情報中の連結情報に基づいて,ファイル手段202から
該当する関連情報ファイルを検索する第1の検索手段2
07と,判定手段206の判定結果が単語情報である場
合に,選択マークおよびバーコード情報中の電子情報に
基づいて,選択マークを付与された情報をキーワードと
してデータベース手段201から該当する文書ファイル
を検索する第2の検索手段208と,第1の検索手段2
07または/および第2の検索手段208によって検索
した関連情報ファイルまたは/および文書ファイルを出
力する出力手段209と,から構成される。
【0076】図7は,実施の形態2の文書情報管理シス
テムの具体的なハード構成例を示し,データベース手段
201およびファイル手段202としてはイントラネッ
ト等のネットワークNetに接続されたファイルサーバ
ー210を用いることができる。このファイルサーバー
210は大容量のハードディスク装置を有しており,こ
のハードディスク装置内にシステムで使用する文書ファ
イル,関連情報ファイルが格納されている。
【0077】詳細は後述するが媒体用紙203は,紙の
ハイパーテキストであり,ハイパーテキストのボタンに
相当する記載情報および記載情報以外の単語情報を含む
文書情報部と,ハイパーテキストのリンク機能を実現す
るための連結情報および文書情報部の内容に相当する電
子情報を含むバーコード情報部とが設けられている。
【0078】マーキング手段204は媒体用紙203に
選択マークを記述できるものであれば良く,ここではペ
ン204を使用するものとする。
【0079】読取手段205としては既存のスキャナー
205を用いることができる。また,読取手段205と
してはデジタルコピア等を用いても良い。
【0080】判定手段206,第1の検索手段207お
よび第2の検索手段208としては,ディスプレイ装置
と,キーボード・マウス等の操作入力部と,ハードディ
スク・フロッピーディスク等の記憶装置と,パソコン本
体(制御装置)とから構成された一般的なパソコン21
1を使用することができる。なお,実施の形態2では,
パソコン211に,2次元バーコード・デコーディング
ソフトウェア,HTMLソースコード展開ソフトウェア
(例えば,インターネット・イントラネットのブラウザ
ー等)等のソフトウェアを搭載している。
【0081】また,出力手段209としては,一般的な
プリンター209を用いることができる。
【0082】次に,図8を参照して,実施の形態2の媒
体用紙203の構成について説明する。媒体用紙203
には,図示の如く,文書情報部221と,バーコード情
報部222とが設けられている。
【0083】文書情報部221には,ハイパーテキスト
のボタンに相当する記載情報(図中の下線付きの単語)
223および記載情報223以外の単語情報224が少
なくとも記録されている。なお,文書情報部221に記
録されているその他の情報としては,プリンター等で紙
(記録紙)に出力する一般的な情報の記録が可能であ
り,図示の如く,文章(テキスト)や,図(絵)等が記
録されている。
【0084】バーコード情報部222には,ハイパーテ
キストのリンク機能を実現するための連結情報および文
書情報部221の内容に相当する電子情報を含むバーコ
ード情報部とが設けられている。なお,バーコード情報
部222の電子情報は,前記文書情報部221に記録さ
れている情報を特定するために使用する。
【0085】上記の説明から明らかなように,媒体用紙
203は,見かけ上において,記録紙に出力された通常
の文書と同一である。したがって,媒体用紙203を通
常の書類として利用できるのは勿論である。
【0086】ここで,図9および図10を参照して,連
結情報について簡単に説明する。連結情報は,前述した
ようにバーコード情報部222に電子情報と共に2次元
バーコードとして記載されており,図9に示すように,
記載情報223とファイルサーバー210(ファイル手
段202)の関連情報ファイルとを連結させるための情
報である。
【0087】連結情報は,具体的には,例えば,媒体用
紙203上におけるそれぞれの記載情報223の記載位
置情報と,該記載位置情報と関連情報ファイルとを対応
させるためのアドレス情報とから構成することができ
る。ここで,記載位置情報としては,例えば,媒体用紙
203の文章中における記載情報223の出現順番を用
いることができる。図10は,この記載位置情報とアド
レス情報とで連結情報を構成した例を示す。該連結情報
から明らかなように,記載位置情報が特定されると,対
応する関連情報ファイルのアドレスが特定される。すな
わち,図9で示したように選択マーク等で特定の記載情
報223を選択すると,選択マークの座標位置から記載
位置情報が特定でき,関連情報を用いて該特定した記載
位置情報と対応する関連情報ファイルの検索が可能とす
る。したがって,連結情報で記載情報223と関連情報
ファイルの連結を行うことができる。
【0088】読取手段205で読み取った選択マークお
よびバーコード情報に基づいて,選択マークを付与され
た情報が記載情報であるか単語情報であるかを判定す
る。
【0089】以上の構成において,図11および図12
を参照して,その動作を具体的に説明する。なお,図1
1は媒体用紙203に選択マークを付与した例を示し,
図12は実施の形態2の媒体用紙203を用いた関連情
報の検索・出力処理の概略フローチャートを示す。
【0090】先ず,図11に示すように,媒体用紙20
3上の記載情報223(ここでは,下線の引かれた単
語)および記載情報223以外の単語(単語情報224
に相当する)の中から,関連する情報が欲しい記載情報
223または単語を選択し,ペン(マーキング手段)2
04を用いて,該当する所望の記載情報223または単
語に選択マーク231を付与する。ここでは,選択マー
ク231として,『マーキング』という記載情報223
に選択マーク231aを付与し,記載情報223でない
『リンク』という単語に選択マーク231bを付与した
例を示す。すなわち,選択マーク231を記載情報22
3と単語(単語情報224)の両方に同時に付与したも
のである。
【0091】次に,選択マーク231a,231bの付
与された媒体用紙203を,スキャナー(読取手段)2
05で読み取らせる(S1201)。このとき,スキャ
ナー205は媒体用紙203から,選択マーク231
a,231bが付与された文書情報部221およびバー
コード情報部222をラスター情報(画像情報)として
読み取る。
【0092】パソコン(判定手段206)211は,ス
キャナー205で読み取った文書情報部221とバーコ
ード情報部222の画像情報を入力すると,2次元バー
コード・デコーディングソフトウェアを用いて,バーコ
ード情報部222の2次元バーコード(バーコード情
報)をデコードして元のHTMLソースコード(電子情
報)に変換し,次に,HTMLソースコード展開ソフト
ウェアを用いて,デコードされたHTMLソースコード
をラスター情報に展開し,続いて,展開したラスター情
報と読み取った文書情報部221のラスター情報との差
分を抽出し,選択マーク231a,231bの画像とノ
イズ画像(2つのラスター情報のわずかなずれ)を求
め,さらにフィルタリングを行ってノイズ画像を除去し
て,選択マーク231a,231bを特定する。続い
て,選択マーク231a,231bのそれぞれの座標値
から選択マークを付与された情報(記載情報および単語
情報)を特定する(S1202)。
【0093】次に,パソコン(判定手段206)211
は,判定処理を行って,選択マークを付与された情報が
記載情報であるか単語情報であるかを判定する(S12
03)。この判定処理は,例えば,連結情報を参照し
て,選択マークを付与された情報に該当する記載位置情
報が存在するか否かで,存在する場合には記載情報であ
ると判定し,存在しない場合には単語情報であると判定
する。
【0094】続いて,ステップS1203の判定結果に
基づいて,記載情報であるか否かを判定し(S120
4),記載情報である場合には,パソコン(第1の検索
手段207)211は,図9および図10で示したよう
に,連結情報から関連情報ファイルのアドレスを特定し
(S1205),ファイル・サーバー(ファイル手段2
02)210から該当する関連情報ファイルを検索し,
検索した関連情報ファイルをプリンター(出力手段)2
09へ転送する(S1206,S1207)。プリンタ
ー209は,受信した関連情報ファイルを関連情報24
1として記録紙に出力する(S1208)。
【0095】一方,ステップS1204で記載情報でな
い場合,換言すれば,単語情報である場合には,パソコ
ン(第2の検索手段208)211は,選択マークを付
与された情報(単語情報)をキーワードとして特定し
(S1209),特定したキーワードを用いて,ファイ
ル・サーバー(データベース手段)210から該当する
文書ファイルを検索し,検索した文書ファイルをプリン
ター(出力手段)209へ転送する(S1210,S1
211)。プリンター209は,受信した関連情報ファ
イルを関連情報241として記録紙に出力する(S12
12)。
【0096】前述したように実施の形態2の文書情報管
理システムによれば,紙のハイパーテキスト上の記載情
報(ボタン)および記載情報以外の単語情報にペン等で
選択マークを付与し,システムに読み込ませるだけで,
該当する関連情報を検索できるため,さらに作業性・利
便性の向上を図ることができる。
【0097】また,実施の形態2では,文書情報の内容
に相当する電子情報が,媒体用紙のバーコード情報部に
バーコード情報として記録されているため,付与された
選択マークの特定(識別)を,前述したようにスキャナ
ーで読み取った文書情報部のラスター情報と電子情報の
ラスター情報との差分抽出によって簡単に行うことがで
きる。また,差分抽出によって選択マークを特定するの
で,選択マークを付与するためのペン(マーキング手
段)として,ペンの種類や,ペンの色等に特に制限を設
ける必要がなく,日常的に使用しているペンを用いて気
軽に選択マークを付与することができる。
【0098】媒体用紙から文書情報の内容に相当する電
子情報を得ることができるので,選択マークの付与され
た単語を容易かつ正確に特定(抽出)することができ
る。
【0099】なお,実施の形態2では,説明を簡単にす
るために記載情報として単語のみを示したが,特にこれ
に限定するものでは,従来技術(特開平9−91301
号公報の文書情報管理システム)と同様に,文章,シン
ボルまたはグラフィックを記載情報として利用可能であ
ることは勿論である。
【0100】〔実施の形態3〕実施の形態3の文書情報
管理システムは,実施の形態2の文書情報管理システム
と同様の構成において,記載情報に付与する選択マーク
および単語情報に付与する選択マークとして,それぞれ
異なる特定の記載情報用マーキングパターンおよび単語
情報用マーキングパターンからなる選択マークを用意し
たものである。なお,基本的な構成および動作は実施の
形態2と同様であるため,ここでは異なる部分のみを説
明する。
【0101】図13は,実施の形態3で使用する2種類
の選択マークのマーキングパターンを示し,選択マーク
301で示すように記載情報用マーキングパターン(図
中の○)で記録されたものと,選択マーク302,30
2で示すように単語情報用マーキングパターン(図中の
太い下線)で記録されたものとが存在する。
【0102】実施の形態2では,記載情報についてはハ
イパーテキストのボタンと同様にリンク(連結情報によ
るリンク)された関連情報の取り出しにしか利用できな
かったが,選択マーク302で示すように,記載情報
(例えば,図中の『DBテキスト』という単語)に単語
情報用マーキングパターン(図中の太い下線)を付与す
ることで,記載情報を単語情報として指定することがで
きる。これによって単語『DBテキスト』をキーワード
とした検索(第2の検索手段208による検索)を指定
することができる。
【0103】なお,記載情報用マーキングパターンは,
記載情報を選択できるものであればどのようなパターン
でも良いが,単語情報用マーキングパターンは単語情報
の文字例の長さ(すなわち,単語の長さ)を指定できる
ものが望ましい。
【0104】以上の構成において,パソコン(判定手段
206)211は,選択マーク301〜303が単語情
報用マーキングパターンである場合に,選択マーク(こ
こでは,選択マーク302,303)を付与された情報
を単語情報として判定し,選択マーク(ここでは,選択
マーク301)が記載情報用マーキングパターンである
場合に,選択マーク301を付与された情報と対応する
連結情報が存在するか否かに基づいて,記載情報である
か単語情報であるかを判定する。
【0105】このように判定処理によって,媒体用紙2
03上の記載情報に記載情報用マーキングパターンが付
与された場合に,連結情報を用いた検索(第1の検索手
段207による検索)が実行され,それ以外の場合に
は,選択された記載情報または単語情報をキーワードと
した検索(第2の検索手段208による検索)が実行さ
れる。
【0106】前述したように実施の形態3によれば,実
施の形態2の効果に加えて,さらに記載情報をキーワー
ドとした検索を行うことができ,さらに利便性の向上を
図ることができる。
【0107】〔実施の形態4〕実施の形態4の文書情報
管理システムは,従来の紙のハイパーテキストを用いた
文書情報管理システム(特開平9−91301号公報の
文書情報管理システム)において,紙のハイパーテキス
ト上のボタン(記載情報)以外の単語を用いてデジタル
の世界に直接アクセス可能とし,さらに利便性の向上を
図ると共に,コンピューターの操作作法として実世界の
紙と鉛筆を使って直接コンピューターを制御できるよう
にしたものである。
【0108】以下,実施の形態4の文書情報管理システ
ムについて, システムの概略構成 リンク機能を用いた検索におけるマーキングコマンド
の種類 キーワード検索におけるマーキングコマンドの種類 具体的な動作 の順で,詳細に説明する。
【0109】システムの概略構成 図14は,実施の形態4の文書情報管理システム(請求
項5の文書情報管理システム)のクレーム対応図を示
し,あらかじめ複数の文書ファイルを記憶したデータベ
ース手段401と,あらかじめ特定の単語,文章,シン
ボルまたはグラフィックに関連する情報を関連情報ファ
イルとして記憶したファイル手段402と,単語,文
章,シンボル,グラフィックの何れかから成る記載情報
および記載情報以外の単語から成る単語情報を少なくも
記録した文書情報部と,記載情報とファイル手段の関連
情報ファイルとを連結させるための連結情報および文書
情報部の内容に相当する電子情報をバーコード情報に変
換して記録したバーコード情報部とを有する媒体用紙4
03と,あらかじめ定められたパターンから成る少なく
とも一つのマーキングコマンドを媒体用紙403上の所
望の位置に付与するためのマーキング手段404と,マ
ーキング手段404でマーキングコマンドを付与した後
の媒体用紙403から,マーキングコマンドおよびバー
コード情報を読み取る読取手段405と,読取手段40
5で読み取ったマーキングコマンドおよびバーコード情
報に基づいて,マーキングコマンドの内容を解析するマ
ーキングコマンド解析手段406と,マーキングコマン
ド解析手段406の解析結果が記載情報の検索である場
合に,バーコード情報中の連結情報に基づいて,マーキ
ングコマンドが付与された記載情報に対応する関連情報
ファイルをファイル手段402から検索する第1の検索
手段407と,マーキングコマンド解析手段406の解
析結果が単語情報の検索である場合に,バーコード情報
中の電子情報に基づいて,マーキングコマンドが付与さ
れた単語情報をキーワードとしてデータベース手段40
1から該当する文書ファイルを検索する第2の検索手段
408と,第1の検索手段407または/および第2の
検索手段408によって検索した関連情報ファイルまた
は/および文書ファイルを関連情報として出力する出力
手段409と,から構成される。
【0110】図15は,実施の形態4の文書情報管理シ
ステムの具体的なハード構成例を示し,データベース手
段401およびファイル手段402としてはイントラネ
ット等のネットワークNetに接続されたファイルサー
バー410を用いることができる。このファイルサーバ
ー410は大容量のハードディスク装置を有しており,
このハードディスク装置内にシステムで使用する文書フ
ァイル,関連情報ファイルが格納されている。
【0111】マーキング手段404は媒体用紙403に
マーキングコマンドを記述できるものであれば良く,こ
こではペン404を使用するものとする。
【0112】読取手段405としては既存のスキャナー
405を用いることができる。また,読取手段405と
してはデジタルコピア等を用いても良い。
【0113】マーキングコマンド解析手段406,第1
の検索手段407および第2の検索手段408として
は,ディスプレイ装置と,キーボード・マウス等の操作
入力部と,ハードディスク・フロッピーディスク等の記
憶装置と,パソコン本体(制御装置)とから構成された
一般的なパソコン411を使用することができる。な
お,実施の形態4では,パソコン411に,2次元バー
コード・デコーディングソフトウェア,HTMLソース
コード展開ソフトウェア(例えば,インターネット・イ
ントラネットのブラウザー等)等のソフトウェアを搭載
している。
【0114】また,出力手段409としては,複数の出
力装置が配置されており,図示の如く,パソコン411
に接続された第1のプリンター412と,ネットワーク
Netに接続された第2のプリンター413と,さらに
パソコン411のディスプレイ装置411aと,から構
成される。
【0115】なお,媒体用紙403は,基本的に実施の
形態2で示した媒体用紙203と同様の構成であるた
め,ここでは異なる部分のみを説明する。実施の形態4
の媒体用紙403には,記載情報の検索を行うか単語情
報の検索を行うかを指定するための指定欄が設けられて
いる。
【0116】具体的には,例えば,図16に示すよう
に,媒体用紙403のヘッダー部分にチェックボックス
421を設けて,記載情報の検索を行う場合には『紙の
ハイパーテキスト』にチェック(レ印で示すマーキング
コマンドを付与)し,単語情報の検索を行う場合には
『紙のDBテキスト』にチェック(レ印で示すマーキン
グコマンドを付与)する。
【0117】または,他の方法として,図17(a),
(b)に示すように,記載情報の検索をデフォルトとし
て,チェックボックス422のように単語情報の検索
(オプション)を行うか否かをチェックするようにして
も良い。
【0118】したがって,マーキングコマンド解析手段
406では,前記指定欄(チェックボックス421また
は422)にマーキングコマンドが付与されているか否
かに基づいて,記載情報の検索であるか単語情報の検索
であるかを解析することできる。
【0119】リンク機能を用いた検索におけるマーキ
ングコマンドの種類 ここで,指定欄(チェックボックス421または42
2)を用いて媒体用紙403の記載情報の検索(リンク
機能を用いた検索)を行う場合に,使用可能なマーキン
グコマンドの種類について説明する。
【0120】マーキングコマンドとしては,表1に示す
ように,媒体用紙403上に記録されている記載情報の
中から所望の記載情報を選択するための選択マーキング
コマンドと,選択した記載情報の出力先の出力装置を指
定するための出力先マーキングコマンドと,選択した記
載情報の出力順序を指定するための出力順マーキングコ
マンドと,出力手段409(第1のプリンター412,
第2のプリンター413またはディスプレイ装置411
a)で出力する情報として,関連情報を出力するか,関
連情報の書誌的事項を出力するかを指定するための出力
条件マーキングコマンドと,から構成される。
【0121】なお,関連情報の書誌的事項としては,関
連情報のデイレクトリー情報(名称,作成者名,作成年
月日,分類等)や,関連情報のページ数,関連情報のア
ブストラクト等が必要に応じて含まれるものとする。
【0122】また,実施の形態4では,選択マーキング
コマンド以外は,全て選択マーキングコマンドとの組み
合わせによってマーキングコマンドとして機能するもの
とする。
【0123】
【表1】
【0124】ここで,図16および図17を参照して,
表1に示したリンク機能を用いた検索におけるマーキン
グコマンドの使用例について説明する。先ず,図16ま
たは図17(a)に示したように,あらかじめ指定欄
(チェックボックス421または422)を用いて媒体
用紙403の記載情報の検索(リンク機能を用いた検
索)が指定されているものとする。
【0125】次に,ユーザーがペン404を用いて,表
1のマーキングコマンドを使用して所望の記載情報に所
望のマーキングコマンドを付与する。例えば,図16ま
たは図17(a)に示すように,記載情報『マーキン
グ』と記載情報『DBテキスト』とを選択して選択マー
キングコマンドを付与する。
【0126】この状態で,記載情報『マーキング』と記
載情報『DBテキスト』との選択が指定され,同時に出
力先マーキングコマンドのデフォルトであるディスプレ
イ装置411aの指定,出力条件マーキングコマンドの
デフォルトである関連情報の出力が指定される。
【0127】次に,上記2つの記載情報の出力順番とし
て,1番目に記載情報『DBテキスト』を出力し,2番
目に記載情報『マーキング』を出力するために,表1に
示したように,それぞれの選択マーキングコマンドの左
上に番号(順番)を記録して出力順マーキングコマンド
を付与する。
【0128】また,出力先の出力装置を指定する場合に
は,表1に示したように,それぞれの選択マーキングコ
マンドの右上に出力先の指定文字(P1,P2等)を記
録して出力先マーキングコマンドを付与する。ここで
は,記載情報『DBテキスト』が指定文字P2で示す第
2のプリンター413に出力されるように指定されてい
る。
【0129】さらに,関連情報の書誌的事項を出力した
い場合には,記載情報『DBテキスト』に付与した出力
条件マーキングコマンドのように,選択マーキングコマ
ンドの内側にさらに○印を記入して,書誌的事項の出力
を指定する。
【0130】なお,図17(b)に示すように,指定欄
(チェックボックス422)を用いて媒体用紙403の
記載情報の検索(リンク機能を用いた検索)が指定され
ていないにも関わらず,表1に示したマーキングコマン
ドが使用された場合には,付与されたマーキングコマン
ドは,後述するキーワード検索におけるマーキングコマ
ンドの種類(表2参照)の中の対応するマーキングコマ
ンドとして処理されるか,あるいはマーキングコマンド
自体が無効となるものとする。
【0131】また,上記マーキングコマンドを付与する
順番は,特に限定するものではなく,ユーザーの所望の
時点で付与したり,追加することが可能であるのは勿論
である。
【0132】キーワード検索におけるマーキングコマ
ンドの種類 ここで,指定欄(チェックボックス421または42
2)を用いて媒体用紙403の単語情報の検索(キーワ
ード検索)を行う場合に,使用可能なマーキングコマン
ドの種類について説明する。
【0133】マーキングコマンドとしては,表2に示す
ように,媒体用紙403上に記録されている記載情報の
中から所望の記載情報を選択するための選択マーキング
コマンドと,選択した記載情報の出力先の出力装置を指
定するための出力先マーキングコマンドと,選択した記
載情報の出力順序を指定するための出力順マーキングコ
マンドと,出力手段409(第1のプリンター412,
第2のプリンター413またはディスプレイ装置411
a)で出力する情報として,関連情報を出力するか,関
連情報の書誌的事項を出力するかを指定するための出力
条件マーキングコマンドと,選択マーキングコマンドを
複数個連結させてアンド検索を指定するためのアンド検
索マーキングコマンドと,から構成される。
【0134】また,実施の形態4では,選択マーキング
コマンド以外は,全て選択マーキングコマンドとの組み
合わせによってマーキングコマンドとして機能するもの
とする。
【0135】
【表2】
【0136】ここで,図18を参照して,表2に示した
キーワード検索におけるマーキングコマンドの使用例に
ついて説明する。先ず,図18に示したように,あらか
じめ指定欄(チェックボックス421)を用いて媒体用
紙403の単語情報の検索(キーワード検索)が指定さ
れているものとする。
【0137】次に,ユーザーがペン404を用いて,表
2のマーキングコマンドを使用して所望の単語情報(ま
たは記載情報)に所望のマーキングコマンドを付与す
る。例えば,図18に示すように,記載情報『マーキン
グ』・単語情報『リンク』・記載情報『DBテキスト』
・単語情報『サーチエンジン』・単語情報『ドキュメン
ト』を選択して選択マーキングコマンドを付与する。
【0138】この状態で,記載情報『マーキング』・単
語情報『リンク』・記載情報『DBテキスト』・単語情
報『サーチエンジン』・単語情報『ドキュメント』の選
択が指定され,同時に出力先マーキングコマンドのデフ
ォルトであるディスプレイ装置411aの指定,出力条
件マーキングコマンドのデフォルトである関連情報の出
力,アンド検索マーキングコマンドのデフォルトである
オア検索(独立処理)が指定される。なお,ここで選択
した記載情報は,以降,単語情報として取り扱うものと
する。
【0139】続いて,選択マーキングコマンドを付与し
た単語情報の中に,アンド検索を行いたい組み合わせが
ある場合には,アンド検索マーキングコマンドを用いて
該当する単語情報を連結させる。例えば,『DBテキス
ト』と『サーチエンジン』とをアンドで検索したい場合
には,図示の如く,2つの単語情報を連結させる。この
ようにアンド検索マーキングコマンドを用いることによ
って,媒体用紙403上に検索式を直接書き込んだこと
になる。
【0140】また上記5つの単語情報の出力順番とし
て,1番目に『DBテキスト』と『サーチエンジン』と
のアンド検索の結果を出力し,2番目に『マーキング』
の検索結果を出力し,3番目に『リンク』の検索結果を
出力し,4番目に『ドキュメント』の検索結果を出力す
るために,表2に示したように,それぞれの選択マーキ
ングコマンドの左上に番号(順番)を記録して出力順マ
ーキングコマンドを付与する。
【0141】また,出力先の出力装置を指定する場合に
は,表2に示したように,それぞれの選択マーキングコ
マンドの右上に出力先の指定文字(P1,P2等)を記
録して出力先マーキングコマンドを付与する。ここで
は,単語情報『ドキュメント』が指定文字P1で示す第
1のプリンター412に出力されるように指定されてい
る。
【0142】さらに,関連情報の書誌的事項を出力した
い場合には,単語情報『ドキュメント』に付与した出力
条件マーキングコマンドのように,選択マーキングコマ
ンドの下側にさらに下線を記入して,書誌的事項の出力
を指定する。
【0143】なお,上記マーキングコマンドを付与する
順番は,特に限定するものではなく,ユーザーの所望の
時点で付与したり,追加することが可能であるのは勿論
である。
【0144】具体的な動作図19は、 実施の形態4の媒体用紙およびマーキングコ
マンドを用いた検索・出力処理の概略フローチャートで
ある。あらかじめ図16〜図18で示したように,媒体
用紙403上にマーキングコマンドを付与する。
【0145】次に,マーキングコマンドが付与された媒
体用紙403を,スキャナー(読取手段)405で読み
取らせる(S1901)。このとき,スキャナー405
は媒体用紙403から,マーキングコマンドが付与され
た文書情報部221およびバーコード情報部222をラ
スター情報(画像情報)として読み取る。
【0146】パソコン(マーキングコマンド解析手段4
06)411は,スキャナー405で読み取った文書情
報部221とバーコード情報部222の画像情報を入力
すると,2次元バーコード・デコーディングソフトウェ
アを用いて,バーコード情報部222の2次元バーコー
ド(バーコード情報)をデコードして元のHTMLソー
スコード(電子情報)に変換し,次に,HTMLソース
コード展開ソフトウェアを用いて,デコードされたHT
MLソースコードをラスター情報に展開し,続いて,展
開したラスター情報と読み取った文書情報部221のラ
スター情報との差分を抽出し,マーキングコマンドの画
像とノイズ画像(2つのラスター情報のわずかなずれ)
を求め,さらにフィルタリングを行ってノイズ画像を除
去して,マーキングコマンドを抽出する。続いて,マー
キングコマンドのそれぞれの座標値からマーキングコマ
ンドを付与された情報(記載情報および単語情報)を特
定する(S1902)。
【0147】次に,パソコン(マーキングコマンド解析
手段406)411は,マーキングコマンド解析処理を
行う(S1903)。このマーキングコマンド解析処理
は,前述した表1,表2のマーキングコマンドの種類に
基づいて,パータンマッチング等を用いて行うことがで
きる。
【0148】具体的には,先ず,指定欄にマーキングコ
マンドが付与されているか否かに基づいて,記載情報の
検索(リンク機能を用いた検索)であるか,単語情報の
検索(キーワード検索)であるかを判定する。次に,選
択マーキングコマンドの形状(マーキングパターン)に
基づいて記載情報の検索であるか単語情報の検索である
かを判定する。なお,この選択マーキングコマンドによ
る判定結果,指定欄による判定結果が不一致の場合には
単語情報の検索と判定する。
【0149】次に,アンド検索マーキングコマンドが使
用されている場合に,アンド検索マーキングコマンドで
連結された複数の選択マーキングコマンドのそれぞれで
選択した記載情報または/および単語情報をキーワード
としたアンド検索であると判定し,選択マーキングコマ
ンドの近傍に付与された出力先マーキングコマンドに基
づいて出力先の出力装置を特定し,出力順マーキングコ
マンドに基づいて個々の選択マーキングコマンドに対応
して出力される関連情報の出力順序を判定し,出力条件
マーキングコマンドに基づいて,個々の選択マーキング
コマンド毎に関連情報を出力するかまたは関連情報の書
誌的事項を出力するかを判定する。
【0150】続いて,ステップS1903の解析結果に
基づいて,キーワード検索であるか否かを判定する(S
1904)。
【0151】キーワード検索でない場合には,パソコン
(第1の検索手段407)411は,媒体用紙403の
連結情報から関連情報ファイルのアドレスを特定し,出
力順マーキングコマンドで指定された出力順序および出
力条件マーキングコマンドで指定された出力条件に基づ
いてファイル・サーバー(ファイル手段402)410
から該当する関連情報ファイルまたは書誌的事項を検索
し,出力先マーキングコマンドで指定された出力装置へ
検索した関連情報ファイルまたは書誌的事項を転送する
(S1905)。
【0152】関連情報ファイルを受信した出力装置(第
1のプリンター412,第2のプリンター413または
/およびディスプレイ装置411a)は,受信した関連
情報ファイルまたは書誌的事項関連情報として出力す
る(S1906)。
【0153】一方,ステップS1904でキーワード検
索である場合には,パソコン(第2の検索手段408)
411は,マーキングコマンドが付与された単語情報を
キーワードとして特定し,特定したキーワードおよびア
ンド検索マーキングコマンドに基づいて検索式を生成
し,出力順マーキングコマンドで指定された出力順序お
よび出力条件マーキングコマンドで指定された出力条件
に基づいてファイル・サーバー(データベース手段40
1)410から該当する関連情報ファイル(文書ファイ
ル)または書誌的事項をキーワード検索し,出力先マー
キングコマンドで指定された出力装置へ検索した関連情
報ファイルまたは書誌的事項を転送し(S1907),
ステップS1906へ進む。
【0154】前述したように実施の形態4の文書情報管
理システムによれば,コンピューターの操作作法として
実世界の紙(媒体用紙403)と鉛筆(ペン404)を
使って直接コンピューターを制御でき,操作性・利便性
の向上を図ることできる。
【0155】また,紙のハイパーテキスト上の記載情報
(ボタン)および記載情報以外の単語情報にペン等でマ
ーキングコマンドを付与し,システムに読み込ませるだ
けで,該当する関連情報または書誌的事項を検索できる
ため,さらに作業性・利便性の向上を図ることができ
る。
【0156】また,実施の形態4では,文書情報の内容
に相当する電子情報が,媒体用紙のバーコード情報部に
バーコード情報として記録されているため,付与された
マーキングコマンドの抽出を,前述したようにスキャナ
ーで読み取った文書情報部のラスター情報と電子情報の
ラスター情報との差分抽出によって簡単に行うことがで
きる。また,差分抽出によってマーキングコマンドを抽
出するので,マーキングコマンドを付与するためのペン
(マーキング手段)として,ペンの種類や,ペンの色等
に特に制限を設ける必要がなく,日常的に使用している
ペンを用いて気軽にマーキングコマンドを付与すること
ができる。
【0157】また,媒体用紙から文書情報の内容に相当
する電子情報を得ることができるので,マーキングコマ
ンドの付与された単語を容易かつ正確に特定(抽出)す
ることができる。
【0158】さらに,マーキングコマンドの種類は,上
記の表1および表2に限定するものでなく,例えば,キ
ーワード検索(第2の検索手段408での検索)を行う
際に使用する検索のカテゴリーを検索条件として指定す
るための検索条件マーキングコマンドを設けても良い。
具体的には,あらかじめ検索のカテゴリーと検索条件マ
ーキングコマンドの対応表として,例えば,技術報告書
のカテゴリー:A(選択マーキングコマンドの右上にA
と付与する),特許出願のカテゴリー:B(選択マーキ
ングコマンドの右上にBと付与する)のように対応表を
作成しておき,対応表の中から所望のカテゴリーを選択
して該当する検索条件マーキングコマンドを媒体用紙に
付与する。
【0159】このマーキングコマンド解析手段406
が,検索条件マーキングコマンドに基づいて,個々の選
択マーキングコマンドに対応して出力される関連情報の
検索条件を解析し,第2の検索手段408が,解析した
検索条件(カテゴリー)に基づいて,データベース手段
401から該当する文書ファイルを検索する。
【0160】また,マーキングコマンドは,表1および
表2で示したように,記載情報の検索を行うための選択
マーキングコマンド(第1の選択マーキングコマンド)
と,単語情報の検索を行うための選択マーキングコマン
ド(第2の選択マーキングコマンド)とがそれぞれ異な
るパターンで設けられているので,例えば,図16に示
した指定欄(チェックボックス421)を有する媒体用
紙403において,指定欄にマーキングコマンドが付与
されていない場合を混在モードとして定義し,実施の形
態3で示したように,リンク機能を用いた検索とキーワ
ード検索とを同じに行えるようにしても良い。この場
合,マーキングコマンド解析手段406は,マーキング
コマンドが第1の選択マーキングコマンドであるか第2
の選択マーキングコマンドであるかに基づいて,記載情
報の検索であるか単語情報の検索であるかを解析するも
のとする。
【0161】〔実施の形態5〕実施の形態5の文書情報
管理システムは,実施の形態4の文書情報管理システム
と同様の構成において,媒体用紙上に任意の領域(ダイ
アログ)を設定して,その領域内に検索条件や出力条件
を直接書き込むモード(以下,媒体用紙ダイアログモー
ドと記載する)を設けたものである。なお,基本的な構
成および動作は実施の形態4と同様であるため,ここで
は異なる部分のみを説明する。
【0162】実施の形態5では,マーキングコマンドと
して,表3に示すように,媒体用紙403上の任意の領
域(ダイアログ)をコマンド記述領域として設定するた
めのダイアログマーキングコマンドと,選択マーキング
コマンドを付与した記載情報または/および単語情報を
個別に識別するための識別マーキングコマンドと,ダイ
アログマーキングコマンドで設定したコマンド記述領域
内に検索条件・出力条件を記述するための検索・出力条
件マーキングコマンドと,を有している。
【0163】
【表3】
【0164】ここで,図20を参照して,表3に示した
マーキングコマンドの使用例について説明する。先ず,
ユーザーがペン404を用いて,所望の単語情報に選択
マーキングコマンドを付与する。例えば,『マーキン
グ』・『リンク』・『DBテキスト』・『サーチエンジ
ン』・『ドキュメント』を選択して選択マーキングコマ
ンドを付与する。
【0165】次に,媒体用紙403上の任意の場所にダ
イアログマーキングコマンドを用いてコマンド記述領域
を設定する。
【0166】続いて,選択マーキングコマンドを付与し
た単語情報(キーワード)を個別に識別するための識別
マーキングコマンドを付与する。具体的には,表3に示
したように,それぞれの選択マーキングコマンドの右上
に識別番号(識別文字でも良い)を付与する。
【0167】図20では,『マーキング』に識別番号と
して『1』,『リンク』に識別番号として『2』,『D
Bテキスト』に識別番号として『3』,『サーチエンジ
ン』に識別番号として『4』,『ドキュメント』に識別
番号として『5』,が付与されている。
【0168】その後,ダイアログマーキングコマンドで
設定したコマンド記述領域内に検索・出力条件マーキン
グコマンドを用いて,検索条件・出力条件を記述する。
図20では,コマンド記述領域内に検索条件・出力条件
として, 2.(1or2)and3 → DB1−A → P1 1. 4and5L→ DB1−A → P1 が記述されている。ただし,2.および1.の2および
1は出力順番を示し,検索条件中のLは関連情報の書誌
的事項の指定を示し,DB1はデータベースに種類を示
し,Aはカテゴリー指定,P1は出力装置(第1のプリ
ンター412)の指定を示す。
【0169】このようにダイアログマーキングコマン
ド,識別マーキングコマンドおよび検索・出力条件マー
キングコマンドが付与された媒体用紙403をスキャナ
ー405で読み取らせると,パソコン(マーキングコマ
ンド解析手段406)411は,ダイアログマーキング
コマンドに基づいてコマンド記述領域を特定し,コマン
ド記述領域内に記述されている検索・出力条件マーキン
グコマンドに基づいて検索条件・出力条件を解析し,識
別マーキングコマンドおよび選択マーキングコマンドに
基づいて検索条件・出力条件に記述された記載情報また
は/および単語情報を特定する。
【0170】続いて,パソコン(第2の検索手段40
8)411は,解析結果に基づいて,該当する検索条件
で,該当する記載情報または/および単語情報をキーワ
ードとしてファイル・サーバー(ファイル手段402)
410から該当する関連情報ファイル(文書ファイル)
を検索し,出力条件に基づいて該当する出力装置に転送
る。
【0171】関連情報ファイルを受信した出力装置(第
1のプリンター412,第2のプリンター413または
/およびディスプレイ装置411a)は,受信した関連
情報ファイルまたは書誌的事項関連情報として出力す
る。
【0172】前述したように実施の形態5によれば,実
施の形態4と同様の効果に加えて,さらに,より複雑な
検索条件,出力条件の指定を行うことができる。
【0173】〔実施の形態6〕実施の形態6の文書情報
管理システムは,実施の形態4の文書情報管理システム
と同様の構成において,媒体用紙上に検索シートの出力
を指定するための検索シート指定欄を設けて,検索シー
トの出力を可能とし,出力した検索シートに検索条件や
出力条件を書き込んで入力するモード(以下,検索シー
トモードと記載する)を設けたものである。なお,基本
的な構成および動作は実施の形態4と同様であるため,
ここでは異なる部分のみを説明する。
【0174】実施の形態6の媒体用紙403には,図2
1に示すように,キーワード検索に使用する検索条件お
よび出力条件を記入するための検索シートの出力を指定
するための検索シート指定欄(検索シートモードチェッ
クボックス)451が設けられている。
【0175】この検索シート指定欄451にマーキング
コマンド(レ点)を記入し,さらに選択マーキングコマ
ンドで検索する単語情報(キーワード)を選択し,スキ
ャナー405を介してパソコン(マーキングコマンド解
析手段406)411に入力すると,検索シート指定欄
451にマーキングコマンドが付与されているか否かに
基づいて,検索シートの出力が指定されているか否かを
判定し,指定されている場合に,第1のプリンター41
2を介して,図22に示すような検索シート452を出
力する。
【0176】検索シート452には,図示の如く,選択
マーキングコマンドが付与された単語情報に自動的に番
号を付したキーワード部453と,検索式,検索対象デ
ータベースの指定,カテゴリーの指定等の検索条件や,
関連情報または関連情報の書誌的事項の出力指定,出力
先の指定,出力順序の指定等の出力条件を記入するため
の記入領域454と,検索条件・出力条件の一覧表45
5とが出力される。
【0177】ユーザーが,検索シート452の記入領域
454に,ペン404を用いて検索条件・出力条件を記
入した後,スキャナー405で読み取らせると,パソコ
ン(マーキングコマンド解析手段406)411は,読
み取った検索条件および出力条件に基づいて,検索条件
および出力条件を解析し,パソコン(第2の検索手段4
08)411は,解析結果に基づいて,該当する検索条
件で,該当する記載情報または/および単語情報をキー
ワードとして,ファイル・サーバー(ファイル手段40
2)410から該当する関連情報ファイル(文書ファイ
ル)を検索し,出力条件に基づいて該当する出力装置に
転送る。
【0178】関連情報ファイルを受信した出力装置(第
1のプリンター412,第2のプリンター413または
/およびディスプレイ装置411a)は,受信した関連
情報ファイルまたは書誌的事項関連情報として出力す
る。
【0179】実施の形態6によれば,実施の形態4と同
様の効果に加えて,さらに,より複雑な検索条件,出力
条件の指定を行うことができる。また,検索シートに
は,キーワード部453および検索条件・出力条件の一
覧表455が出力されるので,略号を用いて検索条件
や,出力条件が記入でき,操作が容易である。
【0180】〔実施の形態7〕実施の形態7の文書情報
管理システムは,実施の形態4の文書情報管理システム
と同様の構成において,さらに各種情報の表示および操
作が可能な操作表示手段を備えたものであり,媒体用紙
上に操作表示手段を用いて検索条件や出力条件を指定す
るための検索ダイアログ指定欄を設けて,操作表示手段
を介して検索条件や出力条件を入力するモード(以下,
ディスプレイダイアログモードと記載する)を設けたも
のである。なお,基本的な構成および動作は実施の形態
4と同様であるため,ここでは異なる部分のみを説明す
る。
【0181】実施の形態7の操作表示手段としては,例
えば,図23に示すように,スキャナー701aを搭載
したディスプレイ装置701とポインテイングデバイス
の一つであるマーキングペン702とを用いることがで
きる。また,図24に示すように,LCDパネル704
を搭載したスキャナー703とマーキングペン702と
を用いることができる。ここで,ディスプレイ装置70
1およびLCDパネル704には,タッチパネルが配設
されており,タッチパネルは透明であることが望まれる
ので,例えば,抵抗被膜型や,表面弾性波(超音波)型
のタッチパネルを用いる。表面弾性波型においては先端
が超音波を減衰させる柔らかい材料でできた専用のマー
キングペンを用いるものとする。
【0182】なお,図15で示したスキャナー405お
よびパソコン411を操作表示手段として使用可能であ
るのは勿論であるが,パソコン411と離れたネットワ
ークNet上の任意の位置に操作表示手段を配置可能と
するために,上記図23および図24に示した装置構成
とすることが望ましい。
【0183】また,操作表示手段は,必要に応じて読取
手段405および出力手段409の役割を果たすものと
する。
【0184】実施の形態7の媒体用紙403には,図2
5に示すように,ディスプレイダイアログモードを指定
するための検索ダイアログ指定欄(ディスプレイダイア
ログチェックボックス)705が設けられている。
【0185】この検索ダイアログ指定欄705にマーキ
ングコマンド(レ点)を記入し,さらに選択マーキング
コマンドで検索する単語情報(キーワード)を選択し,
スキャナー703(またはスキャナー701a,スキャ
ナー405)を介してパソコン(マーキングコマンド解
析手段406)411に入力すると,検索ダイアログ指
定欄705にマーキングコマンドが付与されているか否
かに基づいて,ディスプレイダイアログモードであるか
否かを判定し,指定されている場合に,操作表示手段で
あるLCDパネル704(またはディスプレイ装置70
1,ディスプレイ装置411a)が,検索式,検索対象
データベースの指定,カテゴリーの指定等の検索条件
や,関連情報または関連情報の書誌的事項の出力指定,
出力先の指定,出力順序の指定等の出力条件の入力が可
能な検索ダイアログを表示する。
【0186】図26は,操作表示手段の検索ダイアログ
の表示例を示し,図示の如く,選択マーキングコマンド
が付与された単語情報に自動的に番号を付したキーワー
ド部711と,検索式,検索対象データベースの指定,
カテゴリーの指定等の検索条件や,関連情報または関連
情報の書誌的事項の出力指定,出力先の指定,出力順序
の指定等の出力条件を記入するための記入領域712
と,検索条件・出力条件の一覧表713とが表示され
る。
【0187】ユーザーが,記入領域712に,マーキン
グペン702を用いて検索条件・出力条件を記入した
後,スキャナー703(ここでは,読取手段405とし
ての役割を果たす)で読み取らせると,パソコン(マー
キングコマンド解析手段406)411は,読み取った
検索条件および出力条件に基づいて,検索条件および出
力条件を解析し,パソコン(第2の検索手段408)4
11は,解析結果に基づいて,該当する検索条件で,該
当する記載情報または/および単語情報をキーワードと
して,ファイル・サーバー(ファイル手段402)41
0から該当する関連情報ファイル(文書ファイル)を検
索し,出力条件に基づいて該当する出力装置に転送
る。
【0188】関連情報ファイルを受信した出力装置(第
1のプリンター412,第2のプリンター413,ディ
スプレイ装置411a,LCDパネル704またはディ
スプレイ装置701)は,受信した関連情報ファイルま
たは書誌的事項関連情報として出力する。
【0189】図27は,操作表示手段の検索ダイアログ
の他の表示例を示し,選択マーキングコマンドが付与さ
れた単語情報に自動的に生成したアイコン721と,検
索式,検索対象データベースの指定,カテゴリーの指定
等の検索条件や,関連情報または関連情報の書誌的事項
の出力指定,出力先の指定,出力順序の指定等の出力条
件を記入するための記入領域722と,検索条件・出力
条件を選択するためのメニューアイコン723と,検索
式を作成する際に使用する検索式パーツアイコン724
と,カーソル725と,が表示される。
【0190】なお,ここでは,操作表示手段のポインテ
イングデバイスとしてマウスを用いて,ドラック&ドロ
ップで各種操作を行うものとする。
【0191】先ず,上記の表示画面で,カーソル725
を所望の単語情報のアイコン721に合わせて,マウス
ボタンをONし,アイコン721を記入領域722の任
意の位置にドラッグして移動させ,マウスボタンをOF
F(ドロップ)することにより,検索式を構成するキー
ワードの指定(設定)を行う。同様に,ドラック&ドロ
ップで,検索式パーツアイコン724を移動させて,検
索式を完成させる。
【0192】次に,カーソル725をデフォルトと表示
されているメニューアイコン723に合わせて,マウス
ボタンをクリックするデフォルトの項目(図中のDB−
1,カテゴリーA,関連情報,プリンター1)が指定さ
れる。一方,カーソル725をデフォルトと表示されて
いるメニューアイコン723に合わせて,マウスボタン
をONするとメニューがプルダウンされる。このプルダ
ウンされたメニューの指定したい項目までカーソル72
5を移動させてマウスボタンをOFFすることにより,
該当する項目が指定される。
【0193】このようにして,図26と同様に検索条件
および出力条件を指定することができる。
【0194】実施の形態7によれば,実施の形態4と同
様の効果に加えて,さらに,より複雑な検索条件,出力
条件の指定を行うことができる。また,マーキングペン
やマスウ等を用いて,ドラック&ドロップ,ポップアッ
プメニュー等の多彩な操作環境を提供することができ
る。
【0195】特に,マーキングペンを用いた場合には,
媒体用紙上での操作作法とディスプレイ上の操作作法と
が統一されるので,作業性・操作性・利便性の向上を図
ることができる。
【0196】〔実施の形態8〕実施の形態8の文書情報
管理システムは,実施の形態7の文書情報管理システム
と同様の構成において,一つの媒体用紙上で,媒体用紙
ダイレクトモード,媒体用紙ダイアログモード,検索シ
ートモードおよびディスプレイダイアログモードを指定
可能としたものである。なお,基本的な構成および動作
は実施の形態4〜7と同様であるため,ここでは異なる
部分のみを説明する。
【0197】また,媒体用紙ダイレクトモードとは,実
施の形態4の文書情報管理システムで示したように媒体
用紙403上にマーキングコマンドを直接付与して,検
索条件・出力条件を指定するモードを示す。
【0198】媒体用紙ダイアログモードとは,実施の形
態5の文書情報管理システムで示したように媒体用紙4
03上に任意の領域(ダイアログ)を設定して,その領
域内に検索条件や出力条件を直接書き込むモードを示
す。
【0199】検索シートモードとは,実施の形態6の文
書情報管理システムで示したように媒体用紙403上に
検索シートの出力を指定するための検索シート指定欄を
設けて,検索シートの出力を可能とし,出力した検索シ
ートに検索条件や出力条件を書き込んで入力するモード
を示す。
【0200】さらに,ディスプレイダイアログモードと
は,実施の形態7の文書情報管理システムで示したよう
に操作表示手段を介して検索条件や出力条件を入力する
モードを示す。
【0201】図28(a),(b)は,実施の形態8の
媒体用紙403上に設けたモード指定欄の例を示し,同
図(a)に示すように,4つのチェックボックスを有す
るモード指定欄801から所望のモードを選択する構成
でも良く,または同図(b)に示すように,検索シート
モードとディスプレイダイアログモードとの2つのチェ
ックボックスを有するモード指定欄802から検索シー
トモードとディスプレイダイアログモードとの何れかを
選択可能とし,媒体用紙ダイレクトモードをデフォルト
として媒体用紙ダイアログモードはマーキングコマンド
を解析して判定する構成とすることもできる。
【0202】実施の形態8によれば,種々の操作モード
を選択して利用可能であるため,ユーザーの状況に応じ
て種々の操作が行え,さらに利便性・作業性の向上を図
ることができる。
【0203】なお,一つの媒体用紙上で,媒体用紙ダイ
レクトモード,媒体用紙ダイアログモード,検索シート
モードおよびディスプレイダイアログモードを指定する
他の方法としては,例えば,図29に示すように,マー
キングコマンドを解析してモードを判定する方法が考え
らえる。この場合,モード指定マーキングコマンドとし
て,検索シートモードを指定するマーキングパターン
(図中のS)と,ディスプレイダイアログモードを指定
するマーキングパターン(図中のD)とを新たに定義
し,これらを選択マーキングコマンドの近傍に付与する
ことで容易に判定できる。なお,媒体用紙ダイアログモ
ードの場合には,表3で示した識別マーキングコマンド
を利用して判定することができる。
【0204】したがって,モード指定マーキングコマン
ドまたは識別マーキングコマンドが付与されていない場
合に,媒体用紙ダイレクトモードであると判定する。
【0205】〔実施の形態9〕実施の形態9の文書情報
管理システムは,従来のハイパーテキストのリンク機能
を用いて文書の閲覧が可能な文書情報管理システムにお
いて,ハイパーテキスト上のボタン以外の単語を用いて
キーワード検索を行えるようにすると共に,ハイパーテ
キスト上の複数のボタンを指定してバッチ処理を行える
ようにしたものである。
【0206】以下,実施の形態9の文書情報管理システ
ムについて, システムの概略構成 ハイパーテキストのリンク機能の指定方法 テキストダイレクトモードおよびメニューモードの指
定 ボタン(リンク機能)を用いた検索における検索条件
・出力条件の指定 キーワード検索における検索条件・出力条件の指定 概略動作
【0207】システムの概略構成 図30は,実施の形態9の文書情報管理システム(請求
項14の文書情報管理システム)のクレーム対応図を示
し,あらかじめ複数の文書ファイルを記憶したデータベ
ース手段901と,ハイパーテキスト文書およびハイパ
ーテキスト以外の非ハイパーテキスト文書を表示する表
示手段902と,表示手段902に表示されたハイパー
テキスト文書のボタン,ハイパーテキスト文書のボタン
以外の単語または非ハイパーテキスト文書の単語に,あ
らかじめ定められたパターンから成る少なくとも一つの
マーキングコマンドを付与するためのマーキングペンを
有するマーキングペン手段903と,マーキングペン手
段903で付与したマーキングコマンドの実行を指示す
る実行指示手段904と,実行指示手段904で実行が
指示されると,マーキングペン手段903で付与された
マーキングコマンドおよびマーキングコマンドが付与さ
れたボタン,ボタン以外の単語または単語に基づいて,
マーキングコマンドの内容を解析するマーキングコマン
ド解析手段905と,マーキングコマンド解析手段90
5によってマーキングコマンドがハイパーテキスト文書
のボタンに付与されたと解析された場合に,マーキング
コマンドが付与されたボタンにリンクされている関連情
報をデータベース手段から検索する第1の検索手段90
6と,マーキングコマンド解析手段905によってマー
キングコマンドがハイパーテキスト文書のボタン以外の
単語または非ハイパーテキストの単語に付与されたと解
析された場合に,マーキングコマンドが付与された単語
をキーワードとしてデータベース手段から関連情報を検
索する第2の検索手段907と,第1の検索手段906
または/および第2の検索手段907によって検索した
関連情報を出力する出力手段908と,から構成され
る。
【0208】図31は,実施の形態9の文書情報管理シ
ステムの具体的なハード構成例を示し,データベース手
段901としてはイントラネット等のネットワークNe
tに接続されたファイルサーバー910を用いることが
できる。このファイルサーバー910は大容量のハード
ディスク装置を有しており,このハードディスク装置内
にシステムで使用するハイパーテキスト文書,非ハイパ
ーテキスト文書が格納されている。
【0209】表示手段902としては,一般的なパソコ
ン等のディスプレイ装置911を使用することができ
る。ただし,実施の形態9では,ディスプレイ装置91
1にはマーキングペン手段903でのペンオペレーショ
ンを行うためにタッチパネルが設けられているものとす
る。
【0210】マーキングペン手段903は表示手段90
2(ディスプレイ装置911)にマーキングコマンドを
記述するための専用のマーキングペン903を用いる。
【0211】実行指示手段904としては,ディスプレ
イ装置911上に後述する実行指定ボタンを表示して,
マーキングペン903を用いて指定するものとする。換
言すれば,実施の形態9では,ディスプレイ装置911
およびマーキングペン903が実行指示手段904の役
割を果たすものとする。
【0212】マーキングコマンド解析手段905,第1
の検索手段906および第2の検索手段907として
は,ディスプレイ装置911と,ハードディスク・フロ
ッピーディスク等の記憶装置と,パソコン本体(制御装
置)とから構成された一般的なパソコン912を使用す
ることができる。
【0213】また,出力手段908としては,複数の出
力装置が配置されており,図示の如く,パソコン912
に接続された第1のプリンター913と,ネットワーク
Netに接続された第2のプリンター914と,さらに
パソコン912のディスプレイ装置911と,から構成
される。
【0214】なお,上記の説明から明らかなように実施
の形態9では,ディスプレイ装置911を表示手段90
2,実行指示手段904,出力手段908として兼用す
るが,特にこれに限定するものではなく,それぞれ別々
にディスプレイ装置を配置しても良い。
【0215】ハイパーテキストのリンク機能の指定方
法 次に,図32および図33を参照して,ハイパーテキス
トのボタン(リンク機能)の使用有無の指定方法につい
て説明する。
【0216】図32はディスプレイ装置911に表示さ
れたハイパーテキストの表示例を示す。実施の形態9で
は,マーキングコマンドとして,ボタンのリンク機能を
使用して第1の検索手段906を用いた検索を行うため
の第1の選択マーキングコマンド921と,ボタン,ボ
タン以外の単語または単語をキーワードとして使用して
第2の検索手段907を用いた検索を行うための第2の
選択マーキングコマンド922とを有するものとする。
【0217】換言すれば,第1の選択マーキングコマン
ド921を付与されたボタン『マーキング』が,リンク
機能を使用した検索(閲覧)を指定されたことになり,
第2の選択マーキングコマンド922を付与されたボタ
ン『DBテキスト』および単語『リンク』がそれらをキ
ーワードとした検索を指定されたことになる。
【0218】マーキングペン903を用いて,このよう
にマーキングコマンドを付与した後,実行ボタン930
にタッチすると,それぞれのマーキングコマンドで指定
された検索が実行される。
【0219】なお,マーキングコマンド解析手段905
は,第1の選択マーキングコマンドが付与された場合
に,マーキングコマンドがハイパーテキスト文書のボタ
ンに付与されたと判定し,第2の選択マーキングコマン
ドが付与された場合にマーキングコマンドがハイパーテ
キスト文書のボタン以外の単語または非ハイパーテキス
トの単語に付与されたと解析する。すなわち,図32に
おいて,第2の選択マーキングコマンド922を付与さ
れたボタン『DBテキスト』は単語として処理されるこ
とになる。
【0220】また,図33に示すように,ハイパーテキ
スト文書のボタンのリンク機能を停止させて,ハイパー
テキストを非ハイパーテキスト文書として使用すること
を指定するための指定項目(リンク機能ON)931を
表示させて,この指定項目931にマーキングコマンド
を付与して,ボタンをボタンとして使用するか,単語と
して使用するかを設定するようにしても良い。
【0221】この場合に,マーキングコマンド解析手段
905は,マーキングペン903を用いて指定項目93
1にマーキングコマンドが付与されている場合に,マー
キングコマンドがハイパーテキスト文書のボタン以外の
単語または非ハイパーテキストの単語に付与されたと判
定し,指定項目931にマーキングコマンドが付与され
ていない場合に,マーキングコマンドがハイパーテキス
ト文書のボタンに付与されたと解析するものとする。
【0222】テキストダイレクトモードおよびメニュ
ーモードの指定 実施の形態9では,所望のマーキングコマンドを表示画
面上に直接記述して付与するテキストダイレクトモード
と,表示画面上に表示された選択メニューから所望のマ
ーキングコマンドを選択して付与するメニューモードと
の2つのモードを有しており,図34に示すように,デ
ィスプレイ装置911の表示画面上に,これらを選択す
るためのモード選択項目932,933を表示する。こ
こで,モード選択項目932にマーキングコマンドを付
与すると,テキストダイレクトモードが指定される。ま
た,モード選択項目933にマーキングコマンドを付与
すると,メニューモードが指定される。
【0223】または,テキストダイレクトモードをデフ
ォルトのモードとして設定しておき,メニューモードを
オプションとして,図35(a),(b)に示すよう
に,メニューモードの指定欄933のみを設けるように
しても良い。この場合,同図(a)がテキストダイレク
トモードの指定(デフォルト)で,同図(b)がメニュ
ーモードの指定(オプション)に相当する。
【0224】ボタン(リンク機能)を用いた検索にお
ける検索条件・出力条件の指定 次に,ボタン(リンク機能)を用いた検索における検索
条件・出力条件の指定について,−1 テキストダイ
レクトモード,−2 メニューモードの順で説明す
る。
【0225】−1 テキストダイレクトモード 図36は,テキストダイレクトモードで,ボタン(リン
ク機能)を用いた検索における検索条件・出力条件の指
定を示す説明図である。テキストダイレクトモードで
は,表4に示すマーキングコマンドを使用するものとす
る。
【0226】
【表4】
【0227】なお,基本的には実施の形態4の表1で示
したマーキングコマンドの種類と同様であるため詳細な
説明を省略するが,ここでは,表1の出力順マーキング
コマンドを使用しないものとする。これは,ディスプレ
イ装置911およびマーキングペン903を用いた選択
マーキングコマンドの付与操作において,リアルタイム
に指定順序を認識できるため,この指定順序を出力順番
(すなわち,出力順に指定された)とする。
【0228】同図(a)に示すように,マーキングペン
903を用いて所望のボタンにマーキングコマンドを付
与し,全てのマーキングコマンドの付与が完了した後,
同図(b)に示すように,マーキングペン903で実行
ボタン930にタッチすると,選択されたボタン(ここ
では,『マーキング』および『DBテキスト』の2つの
ボタン』)に基づく,検索が実行される。換言すれば,
複数のボタンの検索が同時にバッチ処理として開始され
る。
【0229】−2 メニューモード 図37は,メニューモードで,ボタン(リンク機能)を
用いた検索における検索条件・出力条件の指定を示す説
明図である。メニューモードでは,先ず,マーキングペ
ン903を用いて所望のボタンに選択マーキングコマン
ドを付与すると,選択マーキングコマンドを付与された
ボタンの近傍に選択メニューが表示される。
【0230】この選択メニューとしては,選択したボタ
ンに対応した情報として関連情報を出力するか関連情報
の書誌的事項を出力するかを選択するための出力条件選
択項目(デフォルトが関連情報)と,選択されたボタン
に対応した情報の出力先の出力装置を選択するための出
力先選択項目(デフォルトがディスプレイ装置911)
の2つの選択項目が表示される。
【0231】同図(a)に示すように,選択メニューの
選択項目のうち,変更したい選択項目にマーキングペン
903でタッチすると,ポップアップメニューが表示さ
れる。ここでは,出力先選択項目(デフォルトがディス
プレイ装置911)のポップアップメニューが表示され
ており,この状態で指定したい項目にマーキングペン9
03をタッチさせると,タッチした項目が選択される。
【0232】全ての選択が完了した後,同図(b)に示
すように,マーキングペン903で実行ボタン930に
タッチすると,選択されたボタン(ここでは,『マーキ
ング』および『DBテキスト』の2つのボタン)および
その近傍に表示されている選択メニューの選択項目に基
づく,検索が実行される。換言すれば,複数のボタンの
検索が同時にバッチ処理として開始される。
【0233】キーワード検索における検索条件・出力
条件の指定 次に,キーワード検索における検索条件・出力条件の指
定について,−1テキストダイレクトモード,−2
メニューモードの順で説明する。
【0234】−1 テキストダイレクトモード 図38は,テキストダイレクトモードで,キーワード検
索における検索条件・出力条件の指定を示す説明図であ
る。テキストダイレクトモードでは,表5に示すマーキ
ングコマンドを使用するものとする。
【0235】
【表5】
【0236】なお,基本的には実施の形態4の表2で示
したマーキングコマンドの種類と同様であるため詳細な
説明を省略するが,ディスプレイ装置911およびマー
キングペン903を用いた選択マーキングコマンドの付
与操作において,リアルタイムに指定順序を認識できる
ため,出力順マーキングコマンドを使用しないものとす
る。
【0237】図38に示すように,マーキングペン90
3を用いて所望の単語にマーキングコマンドを付与し,
全てのマーキングコマンドの付与が完了した後,マーキ
ングペン903で実行ボタン930にタッチすると,選
択された単語(ここでは,『マーキング』,『リン
ク』,『DBテキスト』,『サーチエンジン』,『ドキ
ュメント』の5つの単語が選択され,そのうち,『DB
テキスト』と『サーチエンジン』とがアンド検索)に基
づく,キーワード検索が実行される。
【0238】−2 メニューモード 図39〜図41は,メニューモードで,キーワード検索
における検索条件・出力条件の指定を示す説明図であ
る。メニューモードでは,先ず,マーキングペン903
を用いて所望の単語に選択マーキングコマンドを付与す
ると,選択マーキングコマンドを付与された単語の近傍
に選択メニューが表示される。
【0239】この選択メニューとしては,選択した単語
に対応した情報として関連情報を出力するか関連情報の
書誌的事項を出力するかを選択するための出力条件選択
項目(デフォルトが関連情報)と,検索の範囲を選択す
るための2つ検索範囲選択項目(デフォルトがDB1,
デフォルトがカテゴリーAの2つの選択項目)と,選択
された単語に対応した情報の出力先の出力装置を選択す
るための出力先選択項目(デフォルトがディスプレイ装
置911)と,からなる4つの選択項目が表示される。
ただし,DB1およびカテゴリーAは,あらかじめその
対象が何を示すか定義されているものとする。ここで
は,DB1は検索対象となるデータベースの種類を示
し,カテゴリーAはDB1内の検索対象となるカテゴリ
ーの種類を示している。
【0240】図39に示すように,選択メニューの選択
項目のうち,変更したい選択項目にマーキングペン90
3でタッチすると,ポップアップメニューが表示され
る。ここでは,出力先選択項目(デフォルトがディスプ
レイ装置911)のポップアップメニューが表示されて
おり,この状態で指定したい項目にマーキングペン90
3をタッチさせると,タッチした項目が選択される。
【0241】図40に示すように,全ての選択が完了し
た後,マーキングペン903で実行ボタン930にタッ
チすると,選択された単語(ここでは,『リンク』と,
『DBテキスト』および『サーチエンジン』のアンド検
索)およびその近傍に表示されている選択メニューの選
択項目に基づく,キーワード検索が実行される。
【0242】ところで,選択メニューの出力条件選択項
目で関連情報データ(関連情報の書誌的事項)が選択さ
れている場合に,関連情報データの出力先としてディス
プレイ装置911が指定されていれば,他の出力先(プ
リンター等)と異なった処理を実行することができる。
【0243】具体的には,図41に示すように,選択マ
ーキングコマンドが付与されたキーワードの近傍に,該
当する複数の関連情報データ(関連情報の書誌的事項)
から所望の関連情報の出力を選択するための書誌的事項
選択メニューを表示することができる。この処理は,マ
ーキングペン903で実行ボタン930を叩く(タッ
チ)する前に実行し,関連情報データ(タイトル,抄録
等)をポップアップメニューで表示する。
【0244】関連情報データは,関連情報の容量が巨大
な場合等に真に所望の情報かを予め確認するの役立つ。
また,一つのキーワードで検索される関連情報は複数存
在するので,所望の関連情報を選択するのに役立つ。
【0245】概略動作 図42の概略フローチャートを参照し,概略動作につい
て説明する。先ず,ディスプレイ装置(表示手段90
2)911に表示されているハイパーテキスト文書また
は非ハイパーテキスト文書に対して,テキストダイレク
トモードでマーキングコマンドを付与するか,メニュー
モードでマーキングコマンドを付与するかの指定を行
い,続いて,該当するモードでマーキングコマンドの付
与を行う(S4201)。
【0246】続いて,実行ボタン930がONされたか
否かを判定し(S4202),実行ボタン930がON
されていれば,ステップS4203へ進み,ONされて
いなければ,ステップS4201へ戻り,マーキングコ
マンドの入力を繰り返す。
【0247】ステップS4203において,パソコン
(マーキングコマンド解析手段905,第1の検索手段
906,第2の検索手段907)912は,マーキング
コマンド解析処理を実行し,付与されたマーキングコマ
ンドから,選択されたボンタまたはキーワードを特定
し,検索条件・出力条件を特定し,該当する検索処理
(リンク機能を用いた検索またはキーワード検索)を実
行する(S4203,S4204)。なお,マーキング
コマンドの解析は,実施の形態4〜実施の形態8で示し
た処理と略同様であるため説明を省略する。
【0248】続いて,出力処理を実行し,選択されたボ
タンまたはキーワード毎に,出力先として指定された出
力装置へ該当する関連情報または書誌的事項を転送し,
出力装置で出力する(S4205)。
【0249】前述したように実施の形態9によれば,ハ
イパーテキストの利用方法として,複数のボタンを指定
してバッチ処理を行える文書情報管理システムを提供す
ることができる。また,コンピューターの操作作法とし
て実世界の紙と鉛筆の操作作法と同様の操作を行えるの
で,作業性・利便性の向上を図ることができる。
【0250】また,ハイパーテキストの文書および非ハ
イパーテキストの文書の両方から簡単な操作で関連情報
または書誌的事項を取り出せるので,便利である。
【0251】また,表示手段及びマーキングペン手段を
用いて検索条件,出力条件の指定が行えるため,より複
雑な検索条件,出力条件の指定を行うことができる。ま
た,マーキングペンを用いてポップアップメニュー等の
多彩な操作環境を提供することができる。マーキングペ
ンを用いて画面上に直接マーキングコマンドを付与(記
入)する場合には,紙(媒体用紙)上での操作作法とデ
ィスプレイ上の操作作法とが統一されるので,作業性・
操作性・利便性の向上を図ることができる。
【0252】なお,実施の形態9の文書情報管理システ
ムと,前述した実施の形態1〜実施の形態8の文書情報
管理システムとを統合した文書情報管理システムを提供
できるのは明らかであり,このような構成とすることに
より,さらに幅広いサービスを提供できるのは勿論であ
る。
【0253】〔実施の形態10〕図43は,実施の形態
10の文書情報管理システム(請求項25の文書情報管
理システム)のクレーム対応図を示す。図示の如く,実
施の形態10の文書情報管理システムは,実施の形態9
の文書情報管理システムと同様の構成において,マーキ
ングペン手段903に代えて,表示手段902に表示さ
れたハイパーテキスト文書のボタン,ハイパーテキスト
文書のボタン以外の単語または非ハイパーテキスト文書
の単語に,あらかじめ定められたパターンから成る少な
くとも一つのマーキングコマンドを付与するためのマウ
スを有するマウス操作手段1001を配置したものであ
る。なお,その他の構成は実施の形態9と同様に付き説
明を省略する。
【0254】図44は,実施の形態10のディスプレイ
装置(表示手段902)911の表示画面例を示す。マ
ウス(マウス操作手段1001)を用いた場合でも,操
作のためにメニュー画面からダイアログを開くのではな
く,ディスプレイ画面のテキスト上で操作を行うことに
より,実施の形態9と同様のマーキングコマンドの操作
作法を継承させている。
【0255】ディスプレイ画面に表示されているハイパ
ーテキスト文書において,ボタンは通常青色またはアン
ダーライン(ここではアンダーライン)で表示される。
【0256】マウス操作手段1001のマウス操作で,
カーソルがボタン上にあるときにマウスのクリックが行
われたか,またはそれ以外の部分で行われたかを識別
し,前者の場合はボタン(リンク機能)を用いた検索,
後者の場合はキーワード検索として認識する。
【0257】ハイパーテキスト文書において,ボタンの
認識は容易(すなわち,既知)であるため,カーソルが
ボタン上にあるときにマウスがクリックされると,該当
するボタンを反転表示する(図中の1010参照)。
【0258】一方,カーソルがボタン以外の部分にある
ときにマウスがクリックされると,該当する位置の単語
を認識する必要がある。すなわち,何処から何処までが
単語であるかを認識する必要があり,この場合,以下の
2つの方法を適用することができる。一つはマーキング
の作法によるものであり,他方は単語認識技術を用いる
ものである。
【0259】マーキングの作法としては,例えば,カー
ソルを指定する単語の最初の文字に合わせてマウスボタ
ンをクリックし,次に単語の最後の文字に合わせてマウ
スボタンをクリックする。これによって単語の長さが指
定でき,単語を抽出することができる。この場合,該当
する単語にアンダラインを表示する(図中の1011参
照)。また,例えば,カーソルを指定する単語の最初の
文字に合わせてマウスボタンをONし,カーソルを単語
の最後の文字まで移動させてマウスボタンをOFFする
ことによっても同様に単語の長さを指定できる。
【0260】単語認識技術を用いる方法としては,カー
ソルで指定された文字とその近傍の文字から形態素解析
等の技術により最適な単語を特定する方法や,作成され
たテキストから,予め形態素解析等の技術により単語を
抽出し,検索のためのインデックスファイル(単語表)
を作成し,テキストファイルを付加しておき,カーソル
で指示された文字とその近傍の文字を単語表と参照する
ことにより,最適な単語を特定する方法がある。後者の
方法は,単語表を全文検索に使用できるという利点を有
している。
【0261】図45は,ハイパーテキスト文書のボタン
を単語(キーワード)として指定する操作を示す説明図
である。実施の形態10では,マウス操作手段1001
のマウス操作で,ハイパーテキスト文書のボタンを単語
として指定することが可能である。具体的には,クリッ
クの異なる特定の仕方によって指定する。例えば,ボタ
ンとして指定する場合には,クリックを行い,単語とし
て指定する場合には,シフトキー&クリック,ロングク
リック,ダブルクリックまたは2ndクリックを行う。
【0262】ハイパーテキストのボタン『DBテキス
ト』を単語として指定した場合には,図示の如く,単語
の指定を示すアンダーライン1011が表示される。
【0263】図46(a),(b)および図47は,マ
ウス操作におけるボタン(リンク機能)を用いた検索の
検索条件・出力条件の指定を示す説明図である。所望の
ボタンにカーソルを合わせて,マウスボタンをクリック
するとポップアップメニューが表示され,同時にボタン
が反転表示(マーキングコマンドを付与された表示)さ
れる。さらにポップアップメニューの指定したい項目を
クリックすることによって指定する。あるいは,所望の
ボタンにカーソルを合わせて,マウスボタンをONする
とポップアップメニューが表示され,同時にボタンが反
転表示(マーキングコマンドを付与された表示)され
る。続いてポップアップメニューの指定したい項目まで
カーソル1020を移動させて離すことによって指定す
る。
【0264】指定の修正等は,指定済みのメニューにカ
ーソル1020を合わせてマウスボタンをクリックする
と再度ポップアップメニューが表示され,修正を行うこ
とができる。
【0265】全ての指定(ボタンの選択および選択項目
の選択)が終了すると,実行ボタン930にカーソル1
020を合わせてクリックすると,ボタンのバッチ処理
が実行される。
【0266】ところで,関連情報データの出力先として
ディスプレイ装置911が指定されていれば,他の出力
先(プリンター等)と異なった処理を実行することがで
きる。具体的には,図47に示すように,該当する複数
の関連情報データ(関連情報の書誌的事項)から所望の
関連情報の出力を選択するための書誌的事項選択メニュ
ーを表示することができる。この処理は,マウスで実行
ボタン930をクリックする前に実行し,関連情報デー
タ(タイトル,抄録等)をポップアップメニューで表示
する。
【0267】関連情報データは,関連情報の容量が巨大
な場合等に真に所望の情報かを予め確認するの役立つ。
また,一つのキーワードで検索される関連情報は複数存
在するので,所望の関連情報を選択するのに役立つ。
【0268】ポップアップメニュー上で,所望の関連情
報データ(タイトル,抄録等)にカーソル1020を合
わせてマウスボタンをクリックすると,さらに出力先の
ポップアップメニューが表示され,出力先の項目にカー
ソル1020を合わせてマウスボタンをクリックするこ
とにより,所望の関連情報を所望の出力先(出力装置)
に出力することができる。
【0269】図48〜図52は,マウス操作におけるキ
ーワード検索の検索条件・出力条件の指定を示す説明図
である。基本的には,実施の形態9の図39〜図41で
示したメニューモードのキーワード検索における検索条
件・出力条件の指定と同様であるため,ここでは異なる
部分のみを説明する。
【0270】図48に示すように,アンド検索を行う場
合,選択された単語(第2の選択マーキングコマンドが
付与されたボタン,ボタン以外の単語または単語)を,
マウス操作で(ドラッグ&ドロップ操作)により複数重
ね合わせることにより,アンド検索マーキングコマンド
を付与することができる。その他の操作は,実施の形態
9でマーキングペン903を用いた操作と同様に,マス
スでカーソル1020を操作することにより行うことが
できる。
【0271】前述したように実施の形態10によれば,
実施の形態9と同様の効果を奏することができる。な
お,実施の形態10の文書情報管理システムと,前述し
た実施の形態1〜実施の形態8の文書情報管理システム
とを統合した文書情報管理システムを提供できるのは明
らかであり,このような構成とすることにより,さらに
幅広いサービスを提供できるのは勿論である。
【0272】〔実施の形態11〕実施の形態11は,実
施の形態10の文書情報管理システムを簡略化したもの
であり,データベース手段901と,表示手段902
と,表示されたハイパーテキスト文書または非ハイパー
テキスト文書の単語の中から所望の単語を選択すると共
に,選択メニューの選択を行うためのマウス(マウス操
作手段1001のマウスのみ)と,マウスで選択された
単語をキーワードとしてデータベース手段901から関
連情報を検索する検索手段(第2の検索手段907の一
部の機能)と,関連情報を出力するための出力手段90
8と,を備えたものである。
【0273】このように構成において,図53に示すよ
うに,マウスを操作して,単語を選択すると,検索手段
が選択された単語をキーワードとして関連情報を検索
し,ディスプレイ装置911が検索手段の検索結果に基
づいて該当する複数の関連情報データ(タイトル)をポ
ップアップメニュー(選択メニュー)として,前記マウ
スで選択された単語の近傍に表示する。
【0274】図54に示すように,このポップアップメ
ニューからマウスを用いて所望のタイトルを選択する
と,出力手段908が該当する関連情報を出力する。
【0275】前述した説明から明らかなように,インタ
ーネットで使用されている既存のブラウザーとサーチエ
ンジンとHTMLで記述された既存のハイパーテキスト
文書を使用する場合に適用できる簡単な構成である。ブ
ラウザーにはプラグイン・ソフトウェアによってサーチ
エンジン・インターフェース機能を付加する。また,キ
ーワードの指定方法によって,ハイパーテキスト文書に
単語表をインデックスファイルとして付加する。
【0276】このように実施の形態11によれば,簡単
な構成でハイパーテキスト文書を非ハイパーテキスト文
書として利用できる。換言すれば,ハイパーテキスト文
書および非ハイパーテキスト文書を用いて,簡単にキー
ワード検索処理を行うことができる。
【0277】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の文書情報
管理システム(請求項1,2)は,現実世界の紙の文書
(媒体用紙)から所望の単語を選択して選択マークを付
与し,システムに読み込ませるだけで,該単語をキーワ
ードとして該当する文書(関連情報)を検索できるた
め,ハイパーテキスト化されていない紙の文書からデジ
タルの世界に直接アクセス可能とし,さらに利便性の向
上を図ることができる。
【0278】また,媒体用紙中に文書情報の内容に相当
する電子情報を記録してあるため,付与された選択マー
クの特定(識別)を文書情報部のラスター情報と電子情
報のラスター情報との差分抽出によって簡単に行うこと
ができる。したがって,差分抽出によって選択マークを
特定するので,選択マークを付与するためのマーキング
手段として,例えば,ペンの種類や,ペンの色等に特に
制限を設ける必要がなく,作業性の向上を図ることがで
きる。さらに,媒体用紙から文書情報の内容に相当する
電子情報を得ることができるので,選択マークの付与さ
れた単語を容易かつ正確に特定(抽出)することができ
る。
【0279】また,本発明の文書情報管理システム(請
求項3)は,選択マークを付与された情報が記載情報で
あるか単語情報であるかを判定し,記載情報である場合
に,選択マークおよびバーコード情報中の連結情報に基
づいて該当する関連情報ファイルを検索し,単語情報で
ある場合に,選択マークおよびバーコード情報中の電子
情報に基づいて,選択マークを付与された情報をキーワ
ードとして該当する文書ファイルを検索するため,紙の
ハイパーテキスト上のボタン(記載情報)以外の単語を
用いてデジタルの世界に直接アクセス可能とし,さらに
利便性の向上を図ることできる。
【0280】また,媒体用紙中に文書情報の内容に相当
する電子情報を記録してあるため,付与された選択マー
クの特定(識別)を文書情報部のラスター情報と電子情
報のラスター情報との差分抽出によって簡単に行うこと
ができる。したがって,差分抽出によって選択マークを
特定するので,選択マークを付与するためのペン(マー
キング手段)として,ペンの種類や,ペンの色等に特に
制限を設ける必要がなく,作業性の向上を図ることがで
きる。さらに,媒体用紙から文書情報の内容に相当する
電子情報を得ることができるので,選択マークの付与さ
れた単語を容易かつ正確に特定(抽出)することができ
る。
【0281】また,本発明の文書情報管理システム(請
求項4)は,記載情報に付与する選択マークおよび単語
情報に付与する選択マークとして,それぞれ異なる特定
の記載情報用マーキングパターンおよび単語情報用マー
キングパターンからなる選択マークを用意したため,さ
らに記載情報をキーワードとした検索を行うことがで
き,さらに利便性の向上を図ることができる。
【0282】また,本発明の文書情報管理システム(請
求項5〜12)は,コンピューターの操作作法として実
世界の紙(媒体用紙)と鉛筆を使って直接コンピュータ
ーを制御でき,操作性・利便性の向上を図ることでき
る。また,紙のハイパーテキスト上の記載情報(ボタ
ン)および記載情報以外の単語情報にペン等でマーキン
グコマンドを付与し,システムに読み込ませるだけで,
該当する関連情報または書誌的事項を検索できるため,
さらに作業性・利便性の向上を図ることができる。
【0283】また,媒体用紙中に文書情報の内容に相当
する電子情報を記録してあるため,付与された選択マー
クの特定(識別)を文書情報部のラスター情報と電子情
報のラスター情報との差分抽出によって簡単に行うこと
ができる。また,差分抽出によってマーキングコマンド
を抽出するので,マーキングコマンドを付与するための
ンとして,ペンの種類や,ペンの色等に特に制限を設
ける必要がなく,日常的に使用しているペンを用いて気
軽にマーキングコマンドを付与することができる。
【0284】また,媒体用紙から文書情報の内容に相当
する電子情報を得ることができるので,マーキングコマ
ンドの付与された単語を容易かつ正確に特定(抽出)す
ることができる。
【0285】また,本発明の文書情報管理システム(請
求項13)は,ダイアログマーキングコマンド,識別マ
ーキングコマンドおよび検索・出力条件マーキングコマ
ンドを用いて,媒体用紙上に直接,検索条件や出力条件
を書き込めるため,より複雑な検索条件,出力条件の指
定を行うことができる。
【0286】また,本発明の文書情報管理システム(請
求項14〜15)は,キーワード部および検索条件・出
力条件の一覧表が記録された検索シートに,検索条件や
出力条件を書き込めるため,略号を用いて検索条件や,
出力条件が記入でき,操作が容易であると共に,複雑な
検索条件,出力条件の指定を行うことができる。
【0287】また,本発明の文書情報管理システム(請
求項16〜18)は,操作表示手段を用いて検索条件,
出力条件の指定が行えるため,より複雑な検索条件,出
力条件の指定を行うことができる。また,マーキングペ
ンやマスウ等を用いて,ドラック&ドロップ,ポップア
ップメニュー等の多彩な操作環境を提供することができ
る。特に,マーキングペンを用いた場合には,媒体用紙
上での操作作法とディスプレイ上の操作作法とが統一さ
れるので,作業性・操作性・利便性の向上を図ることが
できる。
【0288】また,本発明の文書情報管理システム(請
求項19〜29)は,表示手段とマーキングペンを用い
て,画面上にマーキングコマンドを付与できるので,ハ
イパーテキストの利用方法として,複数のボタンを指定
したバッチ処理を行うことができる。また,コンピュー
ターの操作作法として実世界の紙と鉛筆の操作作法と同
様の操作を行えるので,作業性・利便性の向上を図るこ
とができる。
【0289】また,ハイパーテキストの文書および非ハ
イパーテキストの文書の両方から簡単な操作で関連情報
または書誌的事項を取り出せるので便利である。さら
に,より複雑な検索条件,出力条件の指定を容易に行う
ことができ,マーキングペンを用いてポップアップメニ
ュー等の多彩な操作環境を提供することができる。ま
た,マーキングペンによって紙(媒体用紙)上での操作
作法とディスプレイ上の操作作法とが統一されるので,
作業性・操作性・利便性の向上を図ることができる。
【0290】また,本発明の文書情報管理システム(請
求項30〜37)は,表示手段とマウス操作手段を用い
て,画面上にマーキングコマンドを付与できるので,ハ
イパーテキストの利用方法として,複数のボタンを指定
したバッチ処理を行うことができる。また,コンピュー
ターの操作作法として実世界の紙と鉛筆の操作作法と同
様の操作を行えるので,作業性・利便性の向上を図るこ
とができる。
【0291】また,ハイパーテキストの文書および非ハ
イパーテキストの文書の両方から簡単な操作で関連情報
または書誌的事項を取り出せるので便利である。さら
に,より複雑な検索条件,出力条件の指定を容易に行う
ことができ,マウスを用いてポップアップメニュー等の
多彩な操作環境を提供することができる。
【0292】また,本発明の文書情報管理システム(請
求項38)は,簡単な構成でハイパーテキスト文書を非
ハイパーテキスト文書として利用できる。換言すれば,
ハイパーテキスト文書および非ハイパーテキスト文書を
用いて,簡単にキーワード検索処理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の文書情報管理システム(請求項
1の文書情報管理システム)のクレーム対応図である。
【図2】実施の形態1の文書情報管理システムの具体的
なハード構成例を示す説明図である。
【図3】実施の形態1の媒体用紙の構成を示す説明図で
ある。
【図4】実施の形態1におけるペン(マーキング手段)
を用いて媒体用紙上の単語を選択する方法を示す説明図
である。
【図5】実施の形態1の媒体用紙を用いた関連情報の検
索・出力処理の概略フローチャートである。
【図6】実施の形態2の文書情報管理システム(請求項
3の文書情報管理システム)のクレーム対応図である。
【図7】実施の形態2の文書情報管理システムの具体的
なハード構成例を示す説明図である。
【図8】実施の形態2の媒体用紙の構成を示す説明図で
ある。
【図9】実施の形態2の連結情報の役割を示す説明図で
ある。
【図10】実施の形態2の連結情報の構成例を示す説明
図である。
【図11】実施の形態2の媒体用紙に選択マークを付与
した例を示す説明図である。
【図12】実施の形態2の媒体用紙を用いた関連情報の
検索・出力処理の概略フローチャートである。
【図13】実施の形態3で使用する2種類の選択マーク
のマーキングパターンを示す説明図である。
【図14】実施の形態4の文書情報管理システム(請求
項5の文書情報管理システム)のクレーム対応図であ
る。
【図15】実施の形態4の文書情報管理システムの具体
的なハード構成例を示す説明図である。
【図16】実施の形態4の媒体用紙の指定欄およびマー
キングコマンドの使用例を示す説明図である。
【図17】実施の形態4の媒体用紙の指定欄およびマー
キングコマンドの使用例を示す説明図である。
【図18】実施の形態4のマーキングコマンドの使用例
を示す説明図である。
【図19】実施の形態4の媒体用紙およびマーキングコ
マンドを用いた検索・出力処理の概略フローチャートで
ある。
【図20】実施の形態5のマーキングコマンドの使用例
を示す説明図である。
【図21】実施の形態6の検索シート指定欄を示す説明
図である。
【図22】実施の形態6の検索シートの例を示す説明図
である。
【図23】実施の形態7の操作表示手段の例を示す説明
図である。
【図24】実施の形態7の操作表示手段の例を示す説明
図である。
【図25】実施の形態7の検索ダイアログ指定欄を示す
説明図である。
【図26】実施の形態7における操作表示手段の検索ダ
イアログの表示例を示す説明図である。
【図27】実施の形態7における操作表示手段の検索ダ
イアログの他の表示例を示す説明図である。
【図28】実施の形態8の媒体用紙上に設けたモード指
定欄の例を示説明図である。
【図29】実施の形態8におけるモード指定方法の他の
例を示す説明図である。
【図30】実施の形態9の文書情報管理システム(請求
項14の文書情報管理システム)のクレーム対応図であ
る。
【図31】実施の形態9の文書情報管理システムの具体
的なハード構成例を示す説明図である。
【図32】実施の形態9におけるハイパーテキストのボ
タン(リンク機能)の使用有無の指定方法を示す説明図
である。
【図33】実施の形態9におけるハイパーテキストのボ
タン(リンク機能)の使用有無の他の指定方法を示す説
明図である。
【図34】実施の形態9におけるモードの指定方法を示
す説明図である。
【図35】実施の形態9におけるモードの他の指定方法
を示す説明図である。
【図36】テキストダイレクトモードで,ボタン(リン
ク機能)を用いた検索における検索条件・出力条件の指
定を示す説明図である。
【図37】メニューモードで,ボタン(リンク機能)を
用いた検索における検索条件・出力条件の指定を示す説
明図である。
【図38】テキストダイレクトモードで,キーワード検
索における検索条件・出力条件の指定を示す説明図であ
る。
【図39】メニューモードで,キーワード検索における
検索条件・出力条件の指定を示す説明図である。
【図40】メニューモードで,キーワード検索における
検索条件・出力条件の指定を示す説明図である。
【図41】メニューモードで,キーワード検索における
検索条件・出力条件の指定を示す説明図である。
【図42】実施の形態9の概略動作を示すフローチャー
トである。
【図43】実施の形態10の文書情報管理システム(請
求項25の文書情報管理システム)のクレーム対応図で
ある。
【図44】実施の形態10のディスプレイ装置(表示手
段)の表示画面例を示す説明図である。
【図45】実施の形態10において,ハイパーテキスト
文書のボタンを単語(キーワード)として指定する操作
を示す説明図である。
【図46】実施の形態10において,ボタン(リンク機
能)を用いた検索における検索条件・出力条件の指定を
示す説明図である。
【図47】実施の形態10において,ボタン(リンク機
能)を用いた検索における検索条件・出力条件の指定を
示す説明図である。
【図48】マウス操作におけるキーワード検索の検索条
件・出力条件の指定を示す説明図である。
【図49】マウス操作におけるキーワード検索の検索条
件・出力条件の指定を示す説明図である。
【図50】マウス操作におけるキーワード検索の検索条
件・出力条件の指定を示す説明図である。
【図51】マウス操作におけるキーワード検索の検索条
件・出力条件の指定を示す説明図である。
【図52】マウス操作におけるキーワード検索の検索条
件・出力条件の指定を示す説明図である。
【図53】実施の形態11の動作を示す説明図である。
【図54】実施の形態11の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
101 データベース手段(ファイルサーバー) 102 媒体用紙 103 マーキング手段(ペン) 104 読取手段(スキャナー) 105 検索手段(パソコン) 106 出力手段(プリンター) 201 データベース手段 202 ファイル手段 203 媒体用紙 204 マーキング手段(ペン) 205 読取手段(スキャナー) 206 判定手段 207 第1の検索手段 208 第2の検索手段 209 出力手段(プリンター) 210 ファイルサーバー 401 データベース手段 402 ファイル手段 403 媒体用紙 404 マーキング手段(ペン) 405 読取手段(スキャナー) 406 マーキングコマンド解析手段 407 第1の検索手段 408 第2の検索手段 409 出力手段(プリンター) 901 データベース手段 902 表示手段 903 マーキングペン手段(マーキングペン) 904 実行指示手段 905 マーキングコマンド解析手段 906 第1の検索手段 907 第2の検索手段 908 出力手段 911 ディスプレイ装置 912 パソコン 1001 マウス操作手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−91301(JP,A) 特開 平9−163107(JP,A) 特開 平6−342426(JP,A) 特開 平7−107256(JP,A) 特開 平4−40562(JP,A) 特開 平4−330484(JP,A) 特開 平4−331313(JP,A) 特開 平5−73624(JP,A) 特開 平5−324737(JP,A) 特開 平6−44319(JP,A) 特開 平6−44320(JP,A) 特開 平6−215045(JP,A) 特開 平7−44572(JP,A) 特開 平7−58935(JP,A) 特開 平7−108786(JP,A) 特開 平7−200631(JP,A) 特開 平7−210577(JP,A) 特開 平9−44383(JP,A) 特開 平9−91301(JP,A) 特開 平9−146719(JP,A) 特開 平9−163107(JP,A) 特開 平9−223240(JP,A) 特開 平10−97522(JP,A) 特開 平7−146875(JP,A) 欧州特許出願公開775962(EP,A 1) 大村隆宏 外,WWW対応FAX情報 システムの開発,平成8年度電気関係学 会北陸支部連合大会講演論文集,1996年 10月 2日,第221頁 FAXでWWWの情報を検索/登録す るシステムを製品化,日経オープンシス テム,日経BP社,1996年 7月15日, 第40号,第188〜189頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30

Claims (38)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ複数の文書ファイルを記憶し
    たデータベース手段と, 少なくとも単語を含む文書情報を記録した文書情報部お
    よび前記文書情報の内容に相当する電子情報をバーコー
    ド情報に変換して記録したバーコード情報部を有する媒
    体用紙と, 適当なマーキング手段によって前記媒体用紙上の文書情
    報から所望の単語を選択して選択マークを付与した後の
    前記媒体用紙から,前記選択マークおよびバーコード情
    報を読み取る読取手段と, 前記読取手段で読み取った選択マークおよびバーコード
    情報に基づいて前記選択マークが付与された単語をキー
    ワードとして特定し,該キーワードを使って前記データ
    ベース手段から該当する文書ファイルを検索する検索手
    段と, 前記検索手段によって検索した文書ファイルを関連情報
    として出力する出力手段と, を備えたことを特徴とする文書情報管理システム。
  2. 【請求項2】 前記電子情報は,HTML,PDF,X
    ML等のハイパーテキスト記述言語で記述されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の文書情報管理システム。
  3. 【請求項3】 あらかじめ複数の文書ファイルを記憶し
    たデータベース手段と, あらかじめ特定の単語,文章,シンボルまたはグラフィ
    ックに関連する情報を関連情報ファイルとして記憶した
    ファイル手段と, 単語,文章,シンボル,グラフィックの何れかから成る
    記載情報および前記記載情報以外の単語から成る単語情
    報を少なくとも記録した文書情報部と,前記記載情報と
    前記ファイル手段の関連情報ファイルとを連結させるた
    めの連結情報および前記文書情報部の内容に相当する電
    子情報をバーコード情報に変換して記録したバーコード
    情報部とを有する媒体用紙と, 前記媒体用紙上に記録されている記載情報および単語情
    報中に,所望の記載情報または/および単語情報を選択
    して少なくとも一つの選択マークが付与された後の前記
    媒体用紙から,前記選択マークおよびバーコード情報を
    読み取る読取手段と, 前記読取手段で読み取った選択マークおよびバーコード
    情報に基づいて,前記選択マークを付与された情報が記
    載情報であるか単語情報であるかを判定する判定手段
    と, 前記判定手段の判定結果が記載情報である場合に,前記
    選択マークおよび前記バーコード情報中の連結情報に基
    づいて,前記ファイル手段から該当する関連情報ファイ
    ルを検索する第1の検索手段と, 前記判定手段の判定結果が単語情報である場合に,前記
    選択マークおよび前記バーコード情報中の電子情報に基
    づいて,前記選択マークが付与された単語をキーワード
    として特定し,該キーワードを使って前記データベース
    手段から該当する文書ファイルを検索する第2の検索手
    段と, 前記第1の検索手段または/および第2の検索手段によ
    って検索した関連情報ファイルまたは/および文書ファ
    イルを出力する出力手段と, を備えたことを特徴とする文書情報管理システム。
  4. 【請求項4】 前記選択マークは,前記記載情報に付与
    する選択マークおよび前記単語情報に付与する選択マー
    クとして,それぞれ異なる特定の記載情報用マーキング
    パターンおよび単語情報用マーキングパターンがあらか
    じめ用意されており,前記判定手段は,前記選択マーク
    が単語情報用マーキングパターンである場合に,前記選
    択マークを付与された情報を単語情報として判定し,前
    記選択マークが記載情報用マーキングパターンである場
    合に,前記選択マークを付与された情報と対応する連結
    情報が存在するか否かに基づいて,記載情報であるか単
    語情報であるかを判定することを特徴とする請求項3記
    載の文書情報管理システム。
  5. 【請求項5】 あらかじめ複数の文書ファイルを記憶し
    たデータベース手段と, あらかじめ特定の単語,文章,シンボルまたはグラフィ
    ックに関連する情報を関連情報ファイルとして記憶した
    ファイル手段と, 単語,文章,シンボル,グラフィックの何れかから成る
    記載情報および前記記載情報以外の単語から成る単語情
    報を少なくも記録した文書情報部と,前記記載情報と
    前記ファイル手段の関連情報ファイルとを連結させるた
    めの連結情報および前記文書情報部の内容に相当する電
    子情報をバーコード情報に変換して記録したバーコード
    情報部とを有する媒体用紙と, あらかじめ定められたパターンから成る少なくとも一つ
    マーキングコマンドが付与された後の前記媒体用紙か
    ら,前記マーキングコマンドおよびバーコード情報を読
    み取る読取手段と, 前記読取手段で読み取ったマーキングコマンドおよびバ
    ーコード情報に基づいて,前記マーキングコマンドの内
    容を解析するマーキングコマンド解析手段と, 前記マーキングコマンド解析手段の解析結果が記載情報
    の検索である場合に,前記バーコード情報中の連結情報
    に基づいて,前記マーキングコマンドが付与された記載
    情報に対応する関連情報ファイルを前記ファイル手段か
    ら検索する第1の検索手段と, 前記マーキングコマンド解析手段の解析結果が単語情報
    の検索である場合に,前記バーコード情報中の電子情報
    に基づいて,前記マーキングコマンドが付与された単語
    情報をキーワードとして特定し,該キーワードを使って
    前記データベース手段から該当する文書ファイルを検索
    する第2の検索手段と, 前記第1の検索手段または/および第2の検索手段によ
    って検索した関連情報ファイルまたは/および文書ファ
    イルを関連情報として出力する出力手段と, を備えたことを特徴とする文書情報管理システム。
  6. 【請求項6】 前記媒体用紙には,前記記載情報の検索
    を行うか単語情報の検索を行うかを指定するための指定
    欄が設けられており,前記マーキングコマンド解析手段
    は,前記指定欄にマーキングコマンドが付与されている
    か否かに基づいて,記載情報の検索であるか単語情報の
    検索であるかを解析することを特徴とする請求項5記載
    の文書情報管理システム。
  7. 【請求項7】 前記マーキングコマンドは,前記記載情
    報の検索を行うための第1の選択マーキングコマンド
    と,前記単語情報の検索を行うための第2の選択マーキ
    ングコマンドとを含み,前記マーキングコマンド解析手
    段は,前記マーキングコマンドが第1の選択マーキング
    コマンドであるか第2の選択マーキングコマンドである
    かに基づいて,記載情報の検索であるか単語情報の検索
    であるかを解析することを特徴とする請求項5記載の文
    書情報管理システム。
  8. 【請求項8】 前記出力手段は,複数の出力装置から構
    成されており,前記マーキングコマンドは,前記媒体用
    紙上に記録されている記載情報および単語情報の中から
    所望の記載情報または/および単語情報を選択するため
    の選択マーキングコマンドと,前記選択した記載情報ま
    たは/および単語情報の出力先の出力装置を指定するた
    めの出力先マーキングコマンドとを含み,前記マーキン
    グコマンド解析手段は,前記選択マーキングコマンドに
    基づいて,記載情報の検索であるか単語情報の検索であ
    るかを判定し,前記選択マーキングコマンドの近傍に付
    与された出力先マーキングコマンドに基づいて,出力先
    の出力装置を特定し,前記出力手段は,前記マーキング
    コマンド解析手段の解析結果に基づいて,該当する出力
    先の出力装置に前記関連情報を出力することを特徴とす
    る請求項5記載の文書情報管理システム。
  9. 【請求項9】 前記マーキングコマンドは,さらに前記
    選択マーキングコマンドで選択した記載情報または/お
    よび単語情報の出力順序を指定するための出力順マーキ
    ングコマンドを含み,前記マーキングコマンド解析手段
    は,前記出力順マーキングコマンドに基づいて,個々の
    選択マーキングコマンドに対応して出力される関連情報
    の出力順序を判定し,前記出力手段は,前記マーキング
    コマンド解析手段の解析結果に基づいて,解析された出
    力順序で該当する関連情報を出力することを特徴とする
    請求項5〜8記載のいずれか一つの文書情報管理システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記マーキングコマンドは,さらに前
    記選択マーキングコマンドを複数個連結させてアンド検
    索を指定するためのアンド検索マーキングコマンドを含
    み,前記マーキングコマンド解析手段は,前記アンド検
    索マーキングコマンドが使用されている場合に,前記ア
    ンド検索マーキングコマンドで連結された複数の選択マ
    ーキングコマンドのそれぞれで選択した記載情報または
    /および単語情報をキーワードとしたアンド検索である
    と判定し,前記第2の検索手段は,前記マーキングコマ
    ンド解析手段の解析結果がアンド検索である場合に,前
    記バーコード情報中の電子情報に基づいて,前記選択マ
    ーキングコマンドが付与された記載情報または/および
    単語情報をキーワードとしたアンド検索によって前記デ
    ータベース手段から該当する文書ファイルを検索するこ
    とを特徴とする請求項8または9記載の文書情報管理シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記マーキングコマンドは,さらに前
    記第2の検索手段で検索を行う際に使用する検索のカテ
    ゴリーを検索条件として指定するための検索条件マーキ
    ングコマンドを含み,前記マーキングコマンド解析手段
    は,前記検索条件マーキングコマンドに基づいて,個々
    の選択マーキングコマンドに対応して出力される関連情
    報の検索条件を解析し,前記第2の検索手段は,前記マ
    ーキングコマンド解析手段で解析した検索条件に基づい
    て,前記データベース手段から該当する文書ファイルを
    検索することを特徴とする請求項8〜10記載のいずれ
    か一つの文書情報管理システム。
  12. 【請求項12】 前記マーキングコマンドは,さらに前
    記出力手段で出力する情報として,前記関連情報を出力
    するか前記関連情報の書誌的事項を出力するかを指定す
    るための出力条件マーキングコマンドを含み,前記マー
    キングコマンド解析手段は,前記出力条件マーキングコ
    マンドに基づいて,個々の選択マーキングコマンド毎に
    関連情報を出力するかまたは関連情報の書誌的事項を出
    力するかを判定し,前記出力手段は,前記マーキングコ
    マンド解析手段の解析結果に基づいて,個々の選択マー
    キングコマンド毎に関連情報の出力または関連情報の書
    誌的事項の出力を行うことを特徴とする請求項8〜11
    記載のいずれか一つの文書情報管理システム。
  13. 【請求項13】 前記マーキングコマンドは,さらに前
    記媒体用紙上の任意の領域(ダイアログ)をコマンド記
    述領域として設定するためのダイアログマーキングコマ
    ンド,前記選択マーキングコマンドを付与した記載情報
    または/および単語情報を個別に識別するための識別マ
    ーキングコマンドおよび前記ダイアログマーキングコマ
    ンドで設定したコマンド記述領域内に検索条件・出力条
    件を記述するための検索・出力条件マーキングコマンド
    を含み,前記マーキングコマンド解析手段は,前記ダイ
    アログマーキングコマンドに基づいてコマンド記述領域
    を特定し,前記コマンド記述領域内に記述されている検
    索・出力条件マーキングコマンドに基づいて検索条件・
    出力条件を解析し,前記識別マーキングコマンドおよび
    選択マーキングコマンドに基づいて前記検索条件・出力
    条件に記述された記載情報または/および単語情報を特
    定し,前記第2の検索手段は,前記マーキングコマンド
    解析手段の解析結果に基づいて,該当する検索条件で,
    該当する記載情報または/および単語情報をキーワード
    として前記データベース手段から該当する文書ファイル
    を検索し,前記出力手段は,前記マーキングコマンド解
    析手段の解析結果に基づいて,該当する出力条件で,前
    記第2の検索手段で検索した関連情報または関連情報の
    書誌的事項を出力することを特徴とする請求項8〜12
    記載のいずれか一つの文書情報管理システム。
  14. 【請求項14】 前記媒体用紙には,前記マーキングコ
    マンドで指定した記載情報または/および単語情報をキ
    ーワードとして検索を行うための検索条件および出力条
    件を記入するための検索シートの出力を指定するための
    検索シート指定欄が設けられており,前記マーキングコ
    マンド解析手段は,前記検索シート指定欄にマーキング
    コマンドが付与されているか否かに基づいて,前記検索
    シートの出力が指定されているか否かを判定し,前記出
    力手段は,前記マーキングコマンド解析手段の解析結果
    が検索シートの出力である場合に,検索式,検索対象デ
    ータベースの指定,カテゴリーの指定等の検索条件や,
    関連情報または関連情報の書誌的事項の出力指定,出力
    先の指定,出力順序の指定等の出力条件の記入が可能な
    検索シートを出力することを特徴とする請求項5記載の
    文書情報管理システム。
  15. 【請求項15】 さらに,前記検索シートに検索条件お
    よび出力条件を記入した後,前記読取手段で読み取らせ
    ると,前記読取手段は,前記検索シートから前記検索条
    件および出力条件を読み取り,前記マーキングコマンド
    解析手段は,前記読取手段で読み取った検索条件および
    出力条件に基づいて,検索条件および出力条件を解析
    し,前記第2の検索手段は,前記マーキングコマンド解
    析手段の解析結果に基づいて,該当する検索条件で,該
    当する記載情報または/および単語情報をキーワードと
    して前記データベース手段から該当する文書ファイルを
    検索し,前記出力手段は,前記マーキングコマンド解析
    手段の解析結果に基づいて,該当する出力条件で,前記
    第2の検索手段で検索した関連情報または関連情報の書
    誌的事項を出力することを特徴とする請求項14記載の
    文書情報管理システム。
  16. 【請求項16】 さらに,各種情報の表示および操作が
    可能な操作表示手段を備え,前記媒体用紙には,前記マ
    ーキングコマンドで指定した記載情報または/および単
    語情報をキーワードとして検索を行うための検索条件お
    よび出力条件を記入するための検索ダイアログの表示を
    指定するための検索ダイアログ指定欄が設けられてお
    り,前記マーキングコマンド解析手段は,前記検索ダイ
    アログ指定欄にマーキングコマンドが付与されているか
    否かに基づいて,前記検索ダイアログの表示が指定され
    ているか否かを判定し,前記操作表示手段は,前記マー
    キングコマンド解析手段の解析結果が検索ダイアログの
    表示である場合に,検索式,検索対象データベースの指
    定,カテゴリーの指定等の検索条件や,関連情報または
    関連情報の書誌的事項の出力指定,出力先の指定,出力
    順序の指定等の出力条件の入力が可能な検索ダイアログ
    を表示し,前記マーキングコマンド解析手段は,前記操
    作表示手段を介して前記検索ダイアログに検索条件およ
    び出力条件を入力すると,前記入力された検索条件およ
    び出力条件に基づいて,検索条件および出力条件を解析
    し,前記第2の検索手段は,前記マーキングコマンド解
    析手段の解析結果に基づいて,該当する検索条件で,該
    当する記載情報または/および単語情報をキーワードと
    して前記データベース手段から該当する文書ファイルを
    検索し,前記出力手段は,前記マーキングコマンド解析
    手段の解析結果に基づいて,該当する出力条件で,前記
    第2の検索手段で検索した関連情報または関連情報の書
    誌的事項を出力することを特徴とする請求項5記載の文
    書情報管理システム。
  17. 【請求項17】 前記操作表示手段は,ポインテイング
    デバイスの一つであるマーキングペンを有しており,前
    記マーキングペンを用いてデイスプレイ上の検索ダイア
    ログに前記検索条件および出力条件を直接入力すること
    を特徴とする請求項16記載の文書情報管理システム。
  18. 【請求項18】 前記操作表示手段は,ポインテイング
    デバイスの一つであるマウスを有しており,さらに前記
    検索条件および出力条件の入力は,前記検索ダイアログ
    として,検索対象データベースの指定,カテゴリーの指
    定等の検索条件や,関連情報または関連情報の書誌的事
    項の出力指定,出力先の指定,出力順序の指定等の出力
    条件の選択入力が可能な選択メニューおよび検索式を記
    入する検索式記入欄を表示し,前記マウスを操作して前
    記選択メニューから所望の選択項目を指定し,前記検索
    式記入欄に検索式を直接入力することを特徴とする請求
    項16記載の文書情報管理システム。
  19. 【請求項19】 あらかじめ複数の文書ファイルを記憶
    したデータベース手段と, ハイパーテキスト文書およびハイパーテキスト以外の非
    ハイパーテキスト文書を表示する表示手段と, 前記表示手段に表示されたハイパーテキスト文書のボタ
    ン,ハイパーテキスト文書のボタン以外の単語または非
    ハイパーテキスト文書の単語に,あらかじめ定められた
    パターンから成る少なくとも一つのマーキングコマン
    実行を指示する実行指示手段と, 前記実行指示手段で実行が指示されると,前記マーキン
    グペン手段で付与されたマーキングコマンドおよび前記
    マーキングコマンドが付与された前記ボタン,ボタン以
    外の単語または単語に基づいて,前記マーキングコマン
    ドの内容を解析するマーキングコマンド解析手段と, 前記マーキングコマンド解析手段によって前記マーキン
    グコマンドが前記ハイパーテキスト文書のボタンに付与
    されたと解析された場合に,前記マーキングコマンドが
    付与されたボタンにリンクされている関連情報を前記デ
    ータベース手段から検索する第1の検索手段と, 前記マーキングコマンド解析手段によって前記マーキン
    グコマンドが前記ハイパーテキスト文書のボタン以外の
    単語または前記非ハイパーテキストの単語に付与された
    と解析された場合に,前記マーキングコマンドが付与さ
    れた単語をキーワードとして特定し,該キーワードを使
    って前記データベース手段から関連情報を検索する第2
    の検索手段と, 前記第1の検索手段または/および第2の検索手段によ
    って検索した関連情報を出力する出力手段と, を備えたことを特徴とする文書情報管理システム。
  20. 【請求項20】 前記表示手段は,前記ハイパーテキス
    ト文書を表示する場合に,前記ハイパーテキスト文書の
    ボタンのリンク機能を停止させて,前記ハイパーテキス
    トを非ハイパーテキスト文書として使用することを指定
    するための指定項目を表示し,前記マーキングコマンド
    解析手段は,前記マーキングペン手段を用いて前記指定
    項目にマーキングコマンドが付与されている場合に,前
    記マーキングコマンドが前記ハイパーテキスト文書のボ
    タン以外の単語または前記非ハイパーテキストの単語に
    付与されたと判定し,前記指定項目にマーキングコマン
    ドが付与されていない場合に,前記マーキングコマンド
    が前記ハイパーテキスト文書のボタンに付与されたと解
    析することを特徴とする請求項19記載の文書情報管理
    システム。
  21. 【請求項21】 前記マーキングコマンドは,前記ボタ
    ンのリンク機能を使用して前記第1の検索手段を用いた
    検索を行うための第1の選択マーキングコマンドと,前
    記ボタン,ボタン以外の単語または単語をキーワードと
    して使用して前記第2の検索手段を用いた検索を行うた
    めの第2の選択マーキングコマンドとを含み,前記マー
    キングコマンド解析手段は,前記マーキングコマンドが
    第1の選択マーキングコマンドである場合に,前記マー
    キングコマンドが前記ハイパーテキスト文書のボタンに
    付与されたと判定し,前記マーキングコマンドが第2の
    選択マーキングコマンドである場合に,前記マーキング
    コマンドが前記ハイパーテキスト文書のボタン以外の単
    語または前記非ハイパーテキストの単語に付与されたと
    解析することを特徴とする請求項19記載の文書情報管
    理システム。
  22. 【請求項22】 前記表示手段は,所望のマーキングコ
    マンドを表示画面上に直接記述して付与するテキストダ
    イレクトモード,または表示画面上に表示された選択メ
    ニューから所望のマーキングコマンドを選択して付与す
    るメニューモードを選択するためのモード選択項目を表
    示し,前記マーキングペン手段を用いて前記モード選択
    項目にマーキングコマンドを付与することにより,該当
    するモードを選択することを特徴とする請求項19〜2
    1記載のいずれか一つの文書情報管理システム。
  23. 【請求項23】 前記出力手段は,複数の出力装置から
    構成されており,前記マーキングコマンドは,前記ボタ
    ンのリンク機能を使用して前記第1の検索手段を用いた
    検索を行うための第1の選択マーキングコマンドと,前
    記選択されたボタンに対応した情報の出力先の出力装置
    を指定するための出力先マーキングコマンドと,前記選
    択したボタンに対応した情報として前記関連情報を出力
    するか前記関連情報の書誌的事項を出力するかを指定す
    るための出力条件マーキングコマンドとを含み,前記マ
    ーキングコマンド解析手段は,前記モード選択項目を介
    してテキストダイレクトモードが選択されている場合
    に,前記第1の選択マーキングコマンドに基づいて選択
    されたボタンを特定し,前記第1の選択マーキングコマ
    ンドの近傍に付与された出力先マーキングコマンドに基
    づいて出力先の出力装置を特定し,前記第1の選択マー
    キングコマンドの近傍に付与された出力条件マーキング
    コマンドに基づいて関連情報を出力するかまたは関連情
    報の書誌的事項を出力するかを判定し,前記出力手段
    は,前記マーキングコマンド解析手段の解析結果に基づ
    いて,該当する出力先の出力装置に,関連情報の出力ま
    たは関連情報の書誌的事項の出力を行うことを特徴とす
    る請求項22記載の文書情報管理システム。
  24. 【請求項24】 前記出力手段は,複数の出力装置から
    構成されており,前記マーキングコマンドは,前記ボタ
    ンのリンク機能を使用して前記第1の検索手段を用いた
    検索を行うための第1の選択マーキングコマンドを含
    み,前記表示手段は,前記モード選択項目を介してメニ
    ューモードが選択されている場合に,前記第1の選択マ
    ーキングコマンドが付与されたボタンの近傍に,前記選
    択されたボタンに対応した情報の出力先の出力装置を選
    択するための出力先選択項目および前記選択したボタン
    に対応した情報として前記関連情報を出力するか前記関
    連情報の書誌的事項を出力するかを選択するための出力
    条件選択項目を有した選択メニューを表示し,前記マー
    キングコマンド解析手段は,前記マーキングペン手段を
    用いて前記選択メニューから所望の出力先選択項目およ
    び出力条件選択項目が選択されている場合,前記第1の
    選択マーキングコマンドに基づいてボタンを特定し,前
    記選択された出力先選択項目に基づいて出力先の出力装
    置を特定し,前記選択された出力条件選択項目に基づい
    て関連情報を出力するかまたは関連情報の書誌的事項を
    出力するかを判定し,前記出力手段は,前記マーキング
    コマンド解析手段の解析結果に基づいて,該当する出力
    先の出力装置に,関連情報の出力または関連情報の書誌
    的事項の出力を行うことを特徴とする請求項22または
    23記載の文書情報管理システム。
  25. 【請求項25】 前記表示手段は,前記出力条件選択項
    目として関連情報の書誌的事項が選択されている場合
    に,前記第1の選択マーキングコマンドが付与されたボ
    タンの近傍に,該当する複数の関連情報の書誌的事項か
    ら所望の関連情報の出力を選択するための書誌的事項選
    択メニューを表示し,前記マーキングコマンド解析手段
    は,前記マーキングペン手段を用いて前記書誌的事項選
    択メニューから所望の書誌的項目が選択されている場
    合,前記選択された書誌的項目に基づいて出力する関連
    情報を特定し,前記出力手段は,前記マーキングコマン
    ド解析手段の解析結果に基づいて,該当する特定の関連
    情報を出力することを特徴とする請求項24記載の文書
    情報管理システム。
  26. 【請求項26】 前記マーキングコマンドは,前記ボタ
    ン,ボタン以外の単語または単語をキーワードとして使
    用して前記第2の検索手段を用いた検索を行うための第
    2の選択マーキングコマンドと,前記第2の選択マーキ
    ングコマンドを複数個連結させてアンド検索を指定する
    ためのアンド検索マーキングコマンドとを含み,前記マ
    ーキングコマンド解析手段は,前記アンド検索マーキン
    グコマンドが使用されている場合に,前記アンド検索マ
    ーキングコマンドで連結された複数の第2の選択マーキ
    ングコマンドのそれぞれで選択したボタン,ボタン以外
    の単語または単語をキーワードとしたアンド検索である
    と解析し,前記第2の検索手段は,前記マーキングコマ
    ンド解析手段の解析結果がアンド検索である場合に,前
    記第2の選択マーキングコマンドが付与されたキーワー
    ドとしたアンド検索によって前記データベース手段から
    該当する関連情報を検索することを特徴とする請求項1
    9〜21記載のいずれか一つの文書情報管理システム。
  27. 【請求項27】 前記出力手段は,複数の出力装置から
    構成されており,前記マーキングコマンドは,前記ボタ
    ン,ボタン以外の単語または単語をキーワードとして使
    用して前記第2の検索手段を用いた検索を行うための第
    2の選択マーキングコマンドと,前記選択されたボタ
    ン,ボタン以外の単語または単語に対応した情報の出力
    先の出力装置を指定するための出力先マーキングコマン
    ドと,前記選択したボタン,ボタン以外の単語または単
    語に対応した情報として前記関連情報を出力するか前記
    関連情報の書誌的事項を出力するかを指定するための出
    力条件マーキングコマンドと,前記第2の検索手段の検
    索の範囲を指定するための検索範囲マーキングコマンド
    とを含み,前記マーキングコマンド解析手段は,前記モ
    ード選択項目を介してテキストダイレクトモードが選択
    されている場合に,前記第2の選択マーキングコマンド
    に基づいてキーワードを特定し,前記第2の選択マーキ
    ングコマンドの近傍に付与された出力先マーキングコマ
    ンドに基づいて出力先の出力装置を特定し,前記第2の
    選択マーキングコマンドの近傍に付与された出力条件マ
    ーキングコマンドに基づいて関連情報を出力するかまた
    は関連情報の書誌的事項を出力するかを判定し,前記検
    索範囲マーキングコマンドに基づいて前記第2の検索手
    段で検索を行う際の検索範囲を特定し,前記第2の検索
    手段は,前記マーキングコマンド解析手段で解析した検
    索範囲に基づいて,前記データベース手段から該当する
    関連情報を検索し,前記出力手段は,前記マーキングコ
    マンド解析手段の解析結果に基づいて,該当する出力先
    の出力装置に,関連情報の出力または関連情報の書誌的
    事項の出力を行うことを特徴とする請求項22記載の文
    書情報管理システム。
  28. 【請求項28】 前記出力手段は,複数の出力装置から
    構成されており,前記マーキングコマンドは,前記ボタ
    ン,ボタン以外の単語または単語をキーワードとして使
    用して前記第2の検索手段を用いた検索を行うための第
    2の選択マーキングコマンドを含み,前記表示手段は,
    前記モード選択項目を介してメニューモードが選択され
    ている場合に,前記第2の選択マーキングコマンドが付
    与されたボタンの近傍に,前記選択されたボタンに対応
    した情報の出力先の出力装置を選択するための出力先選
    択項目および前記選択したボタンに対応した情報として
    前記関連情報を出力するか前記関連情報の書誌的事項を
    出力するかを選択するための出力条件選択項目および検
    索の範囲を選択するための検索範囲選択項目を有した選
    択メニューを表示し,前記マーキングコマンド解析手段
    は,前記マーキングペン手段を用いて前記選択メニュー
    から所望の出力先選択項目・出力条件選択項目・検索範
    囲選択項目が選択されている場合,前記第2の選択マー
    キングコマンドに基づいてキーワードを特定し,前記選
    択された出力先選択項目に基づいて出力先の出力装置を
    特定し,前記選択された出力条件選択項目に基づいて関
    連情報を出力するかまたは関連情報の書誌的事項を出力
    するかを判定し,前記検索条件選択項目に基づいて前記
    第2の検索手段で検索を行う際の検索範囲を特定し,前
    記第2の検索手段は,前記マーキングコマンド解析手段
    で解析した検索範囲に基づいて,前記データベース手段
    から該当する関連情報を検索し,前記出力手段は,前記
    マーキングコマンド解析手段の解析結果に基づいて,該
    当する出力先の出力装置に,関連情報の出力または関連
    情報の書誌的事項の出力を行うことを特徴とする請求項
    22または27記載の文書情報管理システム。
  29. 【請求項29】 前記表示手段は,前記出力条件選択項
    目として関連情報の書誌的事項が選択されている場合
    に,前記第2の選択マーキングコマンドが付与されたキ
    ーワードの近傍に,該当する複数の関連情報の書誌的事
    項から所望の関連情報の出力を選択するための書誌的事
    項選択メニューを表示し,前記マーキングコマンド解析
    手段は,前記マーキングペン手段を用いて前記書誌的事
    項選択メニューから所望の書誌的項目が選択されている
    場合,前記選択された書誌的項目に基づいて出力する関
    連情報を特定し,前記出力手段は,前記マーキングコマ
    ンド解析手段の解析結果に基づいて,該当する特定の関
    連情報を出力することを特徴とする請求項28記載の文
    書情報管理システム。
  30. 【請求項30】 あらかじめ複数の文書ファイルを記憶
    したデータベース手段と, ハイパーテキスト文書およびハイパーテキスト以外の非
    ハイパーテキスト文書を表示する表示手段と, 前記表示手段に表示されたハイパーテキスト文書のボタ
    ン,ハイパーテキスト文書のボタン以外の単語または非
    ハイパーテキスト文書の単語に,あらかじめ定められた
    パターンから成る少なくとも一つのマーキングコマンド
    を付与するためのマウスを有するマウス操作手段と, 前記マウス操作手段で付与したマーキングコマンドの
    行が指示されると,前記マウス操作手段で付与されたマ
    ーキングコマンドおよび前記マーキングコマンドが付与
    された前記ボタン,ボタン以外の単語または単語に基づ
    いて,前記マーキングコマンドの内容を解析するマーキ
    ングコマンド解析手段と, 前記マーキングコマンド解析手段によって前記マーキン
    グコマンドが前記ハイパーテキスト文書のボタンに付与
    されたと解析された場合に,前記マーキングコマンドが
    付与されたボタンにリンクされている関連情報を前記デ
    ータベース手段から検索する第1の検索手段と, 前記マーキングコマンド解析手段によって前記マーキン
    グコマンドが前記ハイパーテキスト文書のボタン以外の
    単語または前記非ハイパーテキストの単語に付与された
    と解析された場合に,前記マーキングコマンドが付与さ
    れた単語をキーワードとして特定し,該キーワードを使
    って前記データベース手段から関連情報を検索する第2
    の検索手段と, 前記第1の検索手段または/および第2の検索手段によ
    って検索した関連情報を出力する出力手段と, を備えたことを特徴とする文書情報管理システム。
  31. 【請求項31】 前記マウス操作手段は,前記ボタンの
    リンク機能を使用して前記第1の検索手段を用いた検索
    を行うための第1の選択マーキングコマンドを付与する
    第1のマウス操作と,前記ボタン,ボタン以外の単語ま
    たは単語をキーワードとして使用して前記第2の検索手
    段を用いた検索を行うための第2の選択マーキングコマ
    ンドを付与する第2のマウス操作とを有し,前記マーキ
    ングコマンド解析手段は,前記マーキングコマンドが第
    1の選択マーキングコマンドである場合に,前記マーキ
    ングコマンドが前記ハイパーテキスト文書のボタンに付
    与されたと判定し,前記マーキングコマンドが第2の選
    択マーキングコマンドである場合に,前記マーキングコ
    マンドが前記ハイパーテキスト文書のボタン以外の単語
    または前記非ハイパーテキストの単語に付与されたと解
    析することを特徴とする請求項30記載の文書情報管理
    システム。
  32. 【請求項32】 前記表示手段は,前記第1の選択マー
    キングコマンドが付与されたボタンの近傍に選択メニュ
    ーを表示し,前記表示された選択メニュー中の所望の選
    択項目に,前記マウス操作手段を操作してカーソルを合
    わせて指定操作を行うことにより,該当する第1の選択
    マーキングコマンドが付与されたボタンに対する種々の
    指定を行うことを特徴とする請求項31記載の文書情報
    管理システム。
  33. 【請求項33】 前記出力手段は,複数の出力装置から
    構成されており,前記表示手段は,前記第1の選択マー
    キングコマンドが付与されたボタンの近傍に,前記選択
    されたボタンに対応した情報の出力先の出力装置を選択
    するための出力先選択項目および前記選択したボタンに
    対応した情報として前記関連情報を出力するか前記関連
    情報の書誌的事項を出力するかを選択するための出力条
    件選択項目を有した選択メニューを表示し,前記マーキ
    ングコマンド解析手段は,前記マウス操作手段を用いて
    前記選択メニューから所望の出力先選択項目および出力
    条件選択項目が選択されている場合,前記第1の選択マ
    ーキングコマンドに基づいてボタンを特定し,前記選択
    された出力先選択項目に基づいて出力先の出力装置を特
    定し,前記選択された出力条件選択項目に基づいて関連
    情報を出力するかまたは関連情報の書誌的事項を出力す
    るかを判定し,前記出力手段は,前記マーキングコマン
    ド解析手段の解析結果に基づいて,該当する出力先の出
    力装置に,関連情報の出力または関連情報の書誌的事項
    の出力を行うことを特徴とする請求項32記載の文書情
    報管理システム。
  34. 【請求項34】 前記表示手段は,前記出力条件選択項
    目として関連情報の書誌的事項が選択されており,か
    つ,出力先選択項目として表示手段が選択されている場
    合に,前記第1の選択マーキングコマンドが付与された
    ボタンの近傍に,該当する複数の関連情報の書誌的事項
    から所望の関連情報の出力を選択するための書誌的事項
    選択メニューを表示し,前記マーキングコマンド解析手
    段は,前記マウス操作手段を用いて前記書誌的事項選択
    メニューから所望の書誌的項目が選択されている場合,
    前記選択された書誌的項目に基づいて出力する関連情報
    を特定することを特徴とする請求項33記載の文書情報
    管理システム。
  35. 【請求項35】 前記マーキングコマンドは,前記第2
    の選択マーキングコマンドを複数個連結させてアンド検
    索を指定するためのアンド検索マーキングコマンドを含
    み,前記マウス操作手段は,前記第2の選択マーキング
    コマンドを付与した前記ボタン,ボタン以外の単語また
    は単語を,ドラッグ&ドロップ操作により複数重ね合わ
    せることにより,前記アンド検索マーキングコマンドを
    付与し,前記マーキングコマンド解析手段は,前記アン
    ド検索マーキングコマンドが使用されている場合に,前
    記アンド検索マーキングコマンドで連結された複数の第
    2の選択マーキングコマンドのそれぞれで選択したボタ
    ン,ボタン以外の単語または単語をキーワードとしたア
    ンド検索であると解析し,前記第2の検索手段は,前記
    マーキングコマンド解析手段の解析結果がアンド検索で
    ある場合に,前記第2の選択マーキングコマンドが付与
    されたキーワードとしたアンド検索によって前記データ
    ベース手段から該当する関連情報を検索することを特徴
    とする請求項31〜34記載のいずれか一つの文書情報
    管理システム。
  36. 【請求項36】 前記出力手段は,複数の出力装置から
    構成されており,前記マーキングコマンドは,前記ボタ
    ン,ボタン以外の単語または単語をキーワードとして使
    用して前記第2の検索手段を用いた検索を行うための第
    2の選択マーキングコマンドを含み,前記表示手段は,
    前記第2の選択マーキングコマンドが付与されたボタ
    ン,ボタン以外の単語または単語の近傍に,前記選択さ
    れたボタン,ボタン以外の単語または単語に対応した情
    報の出力先の出力装置を選択するための出力先選択項目
    および前記選択したボタン,ボタン以外の単語または単
    語に対応した情報として前記関連情報を出力するか前記
    関連情報の書誌的事項を出力するかを選択するための出
    力条件選択項目および検索の範囲を選択するための検索
    範囲選択項目を有した選択メニューを表示し,前記マー
    キングコマンド解析手段は,前記マウス操作手段を用い
    て前記選択メニューから所望の出力先選択項目・出力条
    件選択項目・検索範囲選択項目が選択されている場合,
    前記第2の選択マーキングコマンドに基づいてキーワー
    ドを特定し,前記選択された出力先選択項目に基づいて
    出力先の出力装置を特定し,前記選択された出力条件選
    択項目に基づいて関連情報を出力するかまたは関連情報
    の書誌的事項を出力するかを判定し,前記検索条件選択
    項目に基づいて前記第2の検索手段で検索を行う際の検
    索範囲を特定し,前記第2の検索手段は,前記マーキン
    グコマンド解析手段で解析した検索範囲に基づいて,前
    記データベース手段から該当する関連情報を検索し,前
    記出力手段は,前記マーキングコマンド解析手段の解析
    結果に基づいて,該当する出力先の出力装置に,関連情
    報の出力または関連情報の書誌的事項の出力を行うこと
    を特徴とする請求項30または31記載の文書情報管理
    システム。
  37. 【請求項37】 前記表示手段は,前記出力条件選択項
    目として関連情報の書誌的事項が選択されており,か
    つ,出力先選択項目として表示手段が選択されている場
    合に,前記第2の選択マーキングコマンドが付与された
    ボタン,ボタン以外の単語または単語の近傍に,該当す
    る複数の関連情報の書誌的事項から所望の関連情報の出
    力を選択するための書誌的事項選択メニューを表示し,
    前記マーキングコマンド解析手段は,前記マウス操作手
    段を用いて前記書誌的事項選択メニューから所望の書誌
    的項目が選択されている場合,前記選択された書誌的項
    目に基づいて出力する関連情報を特定することを特徴と
    する請求項36記載の文書情報管理システム。
  38. 【請求項38】 あらかじめ複数の文書ファイルを記憶
    したデータベース手段と, ハイパーテキスト文書およびハイパーテキスト以外の非
    ハイパーテキスト文書の表示および種々の選択メニュー
    の表示を行うための表示手段と, 前記表示手段に表示されたハイパーテキスト文書または
    非ハイパーテキスト文書の単語の中から所望の単語を選
    択すると共に,前記選択メニューの選択を行うためのマ
    ウスと, 前記マウスで選択された単語をキーワードとして特定
    し,該キーワードを使って前記データベース手段から関
    連情報を検索する検索手段と, 前記関連情報を出力するための出力手段と,を備え, 前記表示手段は,前記検索手段の検索結果に基づいて,
    該当する複数の関連情報のタイトルを選択メニューとし
    て,前記マウスで選択された単語の近傍に表示し, 前記マウスを用いて前記選択メニューから所望のタイト
    ルを選択すると,前記出力手段が該当する関連情報を出
    力することを特徴とする文書情報管理システム。
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