JP3478662B2 - 液晶表示装置の駆動回路 - Google Patents

液晶表示装置の駆動回路

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JP3478662B2
JP3478662B2 JP09735596A JP9735596A JP3478662B2 JP 3478662 B2 JP3478662 B2 JP 3478662B2 JP 09735596 A JP09735596 A JP 09735596A JP 9735596 A JP9735596 A JP 9735596A JP 3478662 B2 JP3478662 B2 JP 3478662B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、インターレース信
号及びノンインターレース信号のいずれの映像信号も表
示可能な液晶表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に用いられている映像信号には、N
TSCやPALといったインターレース信号と、VG
A、SVGAといったノンインターレース信号がある。 【0003】図2にインターレース信号の走査線の模式
図を示す。図中On は奇数行のn番目の行を示し、En
は偶数行のn番目の行を示す。インターレース走査にお
いては、奇数フィールドにおいて奇数行のみを飛び越し
走査した後、飛び越された偶数行を偶数フィールドで走
査し、30Hz(NTSC)もしくは25Hz(PA
L)で1枚の映像(1フレーム)を完成させる。このた
め、1水平走査期間は63.5μs(NTSC)もしく
は64μs(PAL)となる。 【0004】図3にノンインターレース信号の走査線の
模式図を示す。図中Fn はn番目の行を示す。ノンイン
ターレース走査においては、各フィールドにおいて全て
の行を上から下へ線順次に走査し1枚の映像を完成させ
る。フレーム周波数は約50〜60Hzである。このた
め、1水平走査期間はインターレース信号の半分の30
μs程度となる。 【0005】従来、同一の液晶パネル上に、NTSCや
PALといったインターレース信号と、VGAなどのノ
ンインターレース信号の両者を表示可能とした液晶表示
装置として、フレームメモリを用いたものがあった。図
4にこの構成のブロック図を示す。図中、1aは第一の
映像信号の入力端子であり、インターレース信号である
NTSCのTV信号を入力する。2は第一の映像信号の
信号処理部としてコンポジット信号をRGB色信号に変
換するデコーダ部である。1b−1〜1b−3は第二の
映像信号であり、ノンインターレース信号であるVGA
信号の入力端子(R、G、B)である。53はA/D変
換部であり、54はフレームメモリ部、55はD/A変
換部である。56は第二の映像信号の位相調整部であ
り、アナログディレイやサンプルホールド回路で構成さ
れる。57は液晶の画素の色配列に合わせて信号線に送
る色を切り換える色切り換え回路である。58は第一の
映像信号と第二の映像信号のいずれかを選択する選択回
路である。4は信号を所定の期間毎に順次正転・反転に
切り換え液晶駆動用信号とする反転制御・信号増幅部、
5はメモリ制御と反転制御、及び液晶パネル駆動用のパ
ルスを形成するロジック部である。6は液晶パネルを示
し、該液晶パネル内において7は水平方向の走査手段で
ある水平シフトレジスタ(HSR)、8は垂直方向の走
査手段である垂直シフトレジスタ(VSR)、9は画素
部である上記構成において、インターレース信号の入力
時には、1入力端子1aに入力された信号がデコーダ部
2でカラーデコードされた後、フレームメモリ部54に
より線順次走査信号に変換され、液晶パネル6が1フィ
ールド毎に書き換えられる。 【0006】また、ノンインターレース信号の入力時に
は、入力端子1b−1〜1b〜3に入力された信号が、
色切り換え回路57、選択回路58を経て、線順次走査
信号のまま液晶パネル6を1フィールド毎に書き換え
る。 【0007】即ち、インターレース信号は、一旦フレー
ムメモリ部54に書き込み、偶数フィールドと奇数フィ
ールドの飛び越し走査信号を交互に読み出して線順次走
査信号に変換した後、ノンインターレース信号と同じ信
号処理系を通して液晶を駆動し、ノンインターレース信
号は、上記フレームメモリ部54を介さずに信号処理系
を通して液晶を駆動するのである。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上記の通り、フレーム
メモリを用いることにより、同じ液晶表示装置において
インターレース信号とノンインターレース信号のいずれ
の映像信号でも表示を行なうことができる。しかしなが
ら、フレームメモリ自体が高価であること、また、デジ
タル化された映像信号を扱うためのA/D変換部やD/
A変換部などによりシステムが大規模化し、高コストで
消費電力も大きく、小型化しにくいという問題があっ
た。これらの問題は、特にHMD(ヘッドマウントディ
スプレイ)などの超小型、電池駆動の応用製品への搭載
において顕著な問題となる。 【0009】さらに、ノンインターレース信号の処理系
においては、メモリを介さないために、メモリを介した
系と後段の信号処理系を共有化するためにはいくつかの
回路が必要となる。例えば、従来の装置では液晶パネル
の水平走査シフトレジスタの転送時間を1/3にするた
めに、水平方向のR、G、Bの3画素を同時に選択して
いるが、この時水平の表示位置を合わせて解像度を得る
ために、各信号の位相を調整する回路(遅延素子やサン
プルホールド回路、図4における位相調整部)が必要と
なる。一方、メモリを介するインターレース信号処理系
では、メモリ書き込みもしくは読み出しタイミングによ
り位相調整を行なうため、当該回路は不要である。 【0010】また、同一の信号線に1行毎に異なる色の
画素が配列された液晶パネルの場合、1画素行走査する
毎に、映像信号線に供給される色を切り換える回路(図
4における色切り換え回路)が必要とされるが、この場
合も、インターレース信号処理系では、読み出すメモリ
列を切り換えることで供給される色が切り換えられるた
め、不要である。 【0011】さらに、メモリを介するインターレース信
号処理系では、走査シフトレジスタの走査方向や走査周
波数の変換、走査開始タイミングの調整などで容易に表
示画面の左右反転表示、拡大、縮小、水平表示位置の調
整を行なうことができるのに対して、メモリを介さない
ノンインターレース信号処理系では、同一の特殊表示機
能を実現できないという問題があった。 【0012】本発明はこれらの問題点を解決し、小型で
低消費電力であり、映像信号の種類に関わらず特殊表示
が可能な液晶表示装置を提供することにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は、第一及び第二
のメモリ手段と、入力された映像信号をサンプリングし
て該第一のメモリ手段へ書き込む第一の書き込み手段
と、前記入力された映像信号をサンプリングして該第二
のメモリ手段へ書き込む第二の書き込み手段と、を有す
る液晶表示装置の駆動回路において、前記第一の書き込
み手段による書き込みと前記第二の書き込み手段による
書き込みが、前記入力された映像信号がインターレース
信号の場合には、該インターレース信号の同一の水平走
査期間に行われ、前記入力された映像信号がノンインタ
ーレース信号の場合には、該ノンインターレース信号の
一水平走査期間毎に交互に行われるように、前記第一の
書き込み手段と第二の書き込み手段の動作を切り換える
切り換え手段と、前記第一及び第二のメモリ手段に書き
込まれた信号を前記液晶表示装置に出力するために、該
第一及び第二のメモリ手段から交互に読み出す読み出し
手段と、を有し、 前記入力された映像信号がインターレ
ース信号の場合には、前記読み出し手段より読み出され
た線順次走査信号を、液晶パネルの各画素行に順次出力
して線順次によるフィールド走査を行い、続くフィール
ド走査では、出力する液晶パネルの画素行を一行ずらし
てフィールド走査を行い、 前記入力された映像信号がノ
ンインターレース信号の場合には、前記読み出し手段よ
り読み出された線順次走査信号を、液晶パネルの各画素
行に順次出力して線順次によるフィールド走査を行う
とを特徴とする。 【0014】 【0015】本発明は、上記構成を採ることにより、垂
直走査方法の異なるインターレース信号とノンインター
レース信号に対応してメモリ動作を行ない、同一の液晶
パネルを駆動し得るようにした液晶表示装置及びその駆
動方法である。これにより、インターレース信号とノン
インターレース信号共にメモリが介在するため、位相調
整回路や色切り換え回路などのメモリ以降の回路が共通
化され、回路規模が縮小される。さらに、両者ともにメ
モリ動作させるため、ノンインターレース信号であって
も前記のような特殊表示が可能となった。 【0016】 【発明の実施の形態】 [実施形態1]図5に本発明第一の実施形態の液晶表示
装置の液晶パネルの画素配列を、図6に当該液晶パネル
の表示部の回路構成を示す。画素配置はモザイク型デル
タ配列であり、よって、図6の信号線15には異なる色
の画素が接続されている。また、偶数行と奇数行とで同
色の画素の水平方向の位置を半周期(1.5画素)ずら
して配置しているため、各色の信号に対するタイミング
は偶数行と奇数行で変えてサンプリングを行なう。 【0017】図6において、7は水平シフトレジスタ
(HSR)、8は垂直シフトレジスタ(VSR)、9は
画素部を示す。10は薄膜トランジスタ(TFT)、1
1は液晶、12は保持容量、13は対向電極、14は映
像信号線、15は信号線、16は走査線、17はサンプ
リングスイッチを示す。71はHSRのスタートパルス
(HST)、72−1、72−2はHSRの二相クロッ
クパルス(H1、H2)、81はVSRのスタートパル
ス(VST)、82−1、82−2はVSRの二相クロ
ックパルス(V1、V2)である。 【0018】図1に、シリアルイン−シリアルアウト型
のラインメモリを用いた本実施形態のシステム構成図を
示す。図中、1aは第一の映像信号の入力端子であり、
ここではインターレース信号であるNTSCのTV信号
を入力する。2aは第一の映像信号の信号処理部とし
て、コンポジット信号をRGB色信号に変換するデコー
ダ部である。1b−1〜1b−3は第二の映像信号であ
り、ノンインターレース信号であるVGA信号の入力端
子(R、G、B)である。3はアナログラインメモリ
部、4は信号を所定の期間毎に順次正転・反転に切り換
え液晶駆動用の信号とする反転制御:信号増幅部、5は
メモリ制御と反転制御、及び液晶パネル駆動用のパルス
を形成するロジック部である。6は液晶パネルを示し、
7〜9は図6と同じである。 【0019】当該構成において、インターレース信号の
入力時には、入力端子1aに入力された信号がデコーダ
部2でカラーデコードされた後、ラインメモリ部3によ
り線順次走査信号に変換され、液晶パネル6が60Hz
で書き換えられる。 【0020】また、ノンインターレース信号の入力時に
は、入力端子1bに入力された信号が、ラインメモリ部
3に一旦記憶された後、垂直走査周波数を変えずに出力
され、線順次走査信号のまま6の液晶パネルをフィール
ド毎に書き換える。ラインメモリ部3において、RGB
各色毎にメモリを書き込むサンプリングのタイミングを
ずらせることにより位相調整を行ない、液晶パネル上の
画素の空間的配置にあわせた信号情報を得ている。 【0021】図7に図6に示したアナログラインメモリ
部3のブロック図を示す。図中、18はメモリ部の入力
段、19−1は第一の書き込み手段としての第一の書き
込みシフトレジスタ(WSR1)、19−2は第二の書
き込み手段としての第二の書き込みシフトレジスタ(W
SR2)、20−1はWSR1用のスタートパルス(W
ST1)、20−2はWSR2用のスタートパルス、2
1−1はWSR1用の転送クロック(WCLK1)、2
1−2はWSR2用の転送クロック(WCLK2)、2
2はメモリ読み出しシフトレジスタ(RSR)、23は
RSR用のスタートパルス(RST)、24はRSR用
の転送クロック(RCLK)である。 【0022】25は液晶パネルの色配列に合わせて液晶
パネルの信号線に送る信号を切り換えるための切り換え
制御部、33はサンプルホールド回路、34はサンプル
ホールドパルスの入力端子、26はメモリの出力段、2
7R、27G、27BはそれぞれRGB信号の入力端
子、28A、28B、28CはそれぞれRとG、Gと
B、BとRを液晶画面の偶数行と奇数行で切り換え制御
部25のスイッチで切り換えて出力する出力端子であ
り、29が切り換え制御信号の入力端子である。30a
〜30fはRGB各色2本ずつのメモリ列であり、二つ
の書き込みシフトレジスタWSR1、WSR2の動作を
切り換えて、各色2本のメモリの使い方を変えることに
より、異なる2種類の信号(インターレース信号、ノン
インターレース信号)の表示を実現する。 【0023】上記WSR1、WSR2及びメモリ列30
a〜30f周辺の具体的な構成例を図8に示す。図中、
43A〜43Cは図7における切り換え制御部25とサ
ンプルホールド回路33との間のメモリの出力線を示
す。また、30a〜30fの1〜nはそれぞれメモリ列
の1〜nビット目までを表わす。信号を読み出す時は入
力端子29からの切り換え信号により、第一のメモリ3
0a、30c、30eか、第二のメモリ30b、30
d、30fを選択する。 【0024】以下、メモリの書き込み手段の切り換えに
よるインターレース信号とノンインターレース信号の表
示動作について説明する。 【0025】図9に、インターレース信号を表示する場
合の、水平走査期間における液晶及びメモリ駆動のタイ
ミングを示す。SG1Rは赤色の映像信号、SG1Gは
緑色の映像信号、SG1Bは青色の映像信号、SG2は
WST1、SG3はWST2、SG4はWCLK1、S
G5はWCLK2、SG6はRST、SG7はRCL
K、SG8は色選択切り換え信号、SG9A〜SG9C
はメモリ部から出力される線順次走査信号に変換された
信号、SG10はHST、SG11はH1、SG12は
H2である。 【0026】メモリ部に入力された各色の信号は、第一
及び第二の書き込みシフトレジスタを同時に同一期間駆
動することにより、液晶パネルの偶数行用と奇数行用の
二つのメモリ列に記憶される。この時、偶数行と奇数行
で同色の画素の水平方向の位置を半周期(1.5画素)
ずらせて配置しているため、WST1とWST2を半周
期(1.5画素)ずらせて書き込みシフトレジスタ19
−1,19−2を駆動する。このようにして、倍密度で
サンプリングされた信号は、読み出し時には色切り換え
信号SG8により一つおきに取り出され、読み出しシフ
トレジスタ22により1水平走査期間に2回連続して走
査され、液晶画面の画素配置に合うよう順番を並び変え
た偶数行、奇数行の二つのシリアル信号に直される。こ
うして、1水平走査期間に1行分の情報を持つインター
レース信号を倍速化して2行分の情報を擬似的に作り出
し、線順次走査信号への変換が行なわれる。 【0027】表1にインターレース信号を表示する場合
の、液晶パネル上にフィールド毎に各行(2n〜2n+
4)へ書き込まれる信号を示す。ここで、On (m)及
びOn'(m)は、mフレーム目のインターレース信号の
奇数行のn番目の信号をパネルの偶数行と奇数行の画素
配列に合わせてそれぞれ異なるタイミングでサンプリン
グしたデータである。 【0028】 【表1】 【0029】画面の偶数行、奇数行とも共に1フィール
ド(60Hz)毎に書き換えられることにより、動解像
度、フリッカの問題とも解決される。また、1フィール
ドで見ると垂直の解像度は原信号の半分になってしまう
が、次に1フィールドで1行ずらして表示することによ
り擬似的に垂直解像度を上げている。 【0030】図10にノンインターレース信号を表示す
る場合の、水平走査期間における液晶及びメモリ駆動の
タイミングを示す。図中SG1〜SG12は図9と同じ
である。 【0031】メモリ部に入力する信号の周波数はインタ
ーレース信号を表示する時の倍の速度のため、書き込み
シフトレジスタ19−1,19−2を1本ずつ異なる期
間に動かし、これにより液晶パネルの偶数行と奇数行用
の二つのメモリに順番に記憶する。読み出し時には、液
晶画面の画素配置に合うよう位相調整された偶数行、奇
数行の二つのシリアル信号として、読み出しシフトレジ
スタ22により順番に読み出される。こうして、1水平
走査期間に2行分の情報を持つノンインターレース信号
はメモリを介して位相などのタイミングを調整された
後、2行分の情報を順番に読み出した線順次走査信号に
復元される。 【0032】表2にノンインターレース信号を表示する
場合の液晶パネル上にフィールド毎に各行(n〜n+
4)へ書き込まれる信号を示す。ここで、Fn (m)及
びFn'(m)はmフィールド目のノンインターレース信
号のn番目の信号をパネルの偶数行と奇数行の画素配列
に合わせてそれぞれ異なるタイミングでサンプリングし
たデータである。 【0033】 【表2】 【0034】ノンインターレース信号においては、垂直
解像度を落とすことなく、1フィールド毎に画面の書き
換えを行なうことができる。 【0035】[実施形態2]図11に本発明の第二の実
施形態におけるアナログラインメモリ部のブロック図を
示す。図中、19は書き込みシフトレジスタ(WS
R)、20はWSR用のスタートパルス(WST)、2
1はWSR用の転送クロック(WCLK)、51、52
はWSRの出力制御端子(G1、G2)である。 【0036】メモリ列30a〜30fはシフトレジスタ
WSRの出力をG1、G2により切り換えて、各色2本
のメモリの使い方を変えることにより、異なる2種類の
信号(インターレース信号、ノンインターレース信号)
の表示を実現する。 【0037】上記WSR1、WSR2及びメモリ列30
a〜30f周辺の具体的な構成例を図12に示す。図
中、43A〜43Cは図11における切り換え制御部2
5とサンプルホールド回路33との間のメモリの出力線
を示す。また、30a〜30fの1〜nはそれぞれメモ
リ列の1〜nビット目までを表わす。信号を読み出す時
は入力端子29からの切り換え信号により、第一のメモ
リ30a、30c、30eか、第二のメモリ30b、3
0d、30fを選択する。 【0038】以下、メモリの書き込み手段の切り換えに
よるインターレース信号とノンインターレース信号の表
示動作について説明する。 【0039】図13にインターレース信号を表示する場
合の水平走査期間における液晶及びメモリ駆動のタイミ
ングを示す。図中、SG1Rは赤色の映像信号、SG1
Gは緑色の映像信号、SG1Bは青色の映像信号、SG
2はWST、SG4はWCLK、SG6はRST、SG
7はRCLK、SG8は色選択切り換え信号、SG9A
〜SG9Cはメモリ部から出力される線順次走査信号に
変換された信号、SG10はHST、SG11はH1、
SG12はH2である。SG13、SG14はWSR出
力の制御パルスG1、G2である。 【0040】G1、G2とも1水平走査期間中オンとす
ることにより、書き込みシフトレジスタ19の出力を2
本のメモリに同一期間供給する。これにより、メモリ部
に入力した各色の信号は、液晶パネルの偶数行と奇数行
用の二つのメモリに同時に記憶される。このとき、偶数
行と奇数行で同色の画素の水平方向の位置を半周期
(1.5画素)ずらせて配置しているため、半周期
(1.5画素)ずらせて書き込みシフトレジスタ19の
出力を2本のメモリに与える。このようにして、倍密度
でサンプリングされた信号は、読み出し時には色切り換
え信号SG8により一つおきに取り出され、読み出しシ
フトレジスタ22により1水平走査期間に2回連続して
走査され、液晶画面の画素配置に合うよう順番を並び変
えた偶数行、奇数行の二つのシリアル信号に直される。
こうして、1水平走査期間に1行分の情報を持つインタ
ーレース信号を倍速化して2行分の情報を擬似的に作り
出し、線順次走査信号への変換が行なわれる。 【0041】図14にノンインターレース信号を表示す
る場合の水平走査期間における液晶及びメモリ駆動のタ
イミングを示す。図中SG1〜SG14は図13と同じ
である。 【0042】メモリ部に入力する信号の周波数はインタ
ーレース信号を表示する時の倍の速度のため、書き込み
シフトレジスタ19のクロックもインターレース時の倍
の周波数で与える。液晶パネルの偶数行と奇数行用の二
つのメモリに順番に記憶するため、制御パルスG1、G
2を異なる1/2水平走査期間に与え、またスタートパ
ルスWSTも1/2水平走査期間毎に与える。読み出し
時には、液晶画面の画素配置に合うよう位相調整された
偶数行、奇数行の二つのシリアル信号として、読み出し
シフトレジスタ22により順番に読み出される。こうし
て、1水平走査期間に2行分の情報を持つノンインター
レース信号はメモリを介して位相などのタイミングを調
整された後、2行分の情報を順番に読み出した線順次走
査信号に復元される。 【0043】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
インターレース信号とノンインターレース信号を装置の
規模を大幅に拡大することなく低消費電力で同一の液晶
パネルに表示することが可能であり、またノンインター
レース信号においてもインターレース信号と同様の特殊
表示が可能となった。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態の液晶表示装置のシステム
構成図である。 【図2】インターレース信号の走査線の模式図である。 【図3】ノンインターレース信号の走査線の模式図であ
る。 【図4】従来の液晶表示装置のシステム構成図である。 【図5】本発明の一実施形態の液晶パネルの画素配列例
である。 【図6】本発明の一実施形態の液晶パネルの表示部の回
路構成図である。 【図7】図1に示した回路構成におけるアナログライン
メモリ部のブロック図である。 【図8】図7のアナログラインメモリ部周辺の回路構成
例である。 【図9】本発明の一実施形態においてインターレース信
号を表示する場合の、水平走査期間における液晶及びメ
モリ駆動のタイミングを示す。 【図10】本発明の一実施形態においてノンインターレ
ース信号を表示する場合の、水平走査期間における液晶
及びメモリ駆動のタイミングを示す。 【図11】図1に示した回路構成における他のアナログ
ラインメモリ部のブロック図である。 【図12】図11のアナログラインメモリ部周辺の回路
構成例である。 【図13】本発明の第二の実施形態においてインターレ
ース信号を表示する場合の、水平走査期間における液晶
及びメモリ駆動のタイミングを示す。 【図14】本発明の第二の実施形態においてノンインタ
ーレース信号を表示する場合の、水平走査期間における
液晶及びメモリ駆動のタイミングを示す。 【符号の説明】 1a 第一の映像信号入力端子 1b−1〜1b−3 第二の映像信号入力端子 2 デコーダ部 3 アナログラインメモリ部 4 反転制御・信号増幅部 5 ロジック部 6 液晶パネル 7 水平シフトレジスタ(HSR) 8 垂直シフトレジスタ(VSR) 9 画素部 10 薄膜トランジスタ(TFT) 11 液晶 12 保持容量 13 対向電極 14 映像信号線 15 信号線 16 走査線 17 サンプリングスイッチ 18 メモリ部の入力段 19 メモリ書き込みシフトレジスタ(WSR) 19−1 第一のメモリ書き込みシフトレジスタ(WS
R1) 19−2 第二のメモリ書き込みシフトレジスタ(WS
R2) 20 WSR用スタートパルス(WST) 20−1 WSR1用スタートパルス(WST1) 20−2 WSR2用スタートパルス(WST2) 21 WSR用クロックパルス(WCLK) 21−1 WSR1用クロックパルス(WCLK1) 21−2 WSR2用クロックパルス(WCLK2) 22 メモリ読み出しシフトレジスタ(RSR) 23 RSR用スタートパルス(RST) 24 RSR用転送クロックパルス(RCLK) 25 切り換え制御部 26 メモリ出力段 27R、27G、27B RGB信号入力端子 28A〜28C 出力端子 29 切り換え制御信号入力端子 30a〜30f メモリ列 33 サンプルホールド回路 34 サンプルホールドパルスの入力端子 43A〜43C メモリ出力線 51、52 出力制御端子 53 A/D変換部 54 フレームメモリ部 55 D/A変換部 56 位相調整部 57 色切り換え回路 58 選択回路 71 HSR用スタートパルス(HST) 72−1 HSR用二相クロックパルス(H1) 72−2 HSR用二相クロックパルス(H2) 81 VSR用スタートパルス(VST) 82−1 VSR用二相クロックパルス(V1) 82−2 VSR用二相クロックパルス(V2)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−54861(JP,A) 特開 平5−61444(JP,A) 特開 平3−18894(JP,A) 特開 昭64−81996(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 G02F 1/133 H04N 5/66 - 5/74

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 第一及び第二のメモリ手段と、入力され
    た映像信号をサンプリングして該第一のメモリ手段へ書
    き込む第一の書き込み手段と、前記入力された映像信号
    をサンプリングして該第二のメモリ手段へ書き込む第二
    の書き込み手段と、を有する液晶表示装置の駆動回路に
    おいて、 前記第一の書き込み手段による書き込みと前記第二の書
    き込み手段による書き込みが、前記入力された映像信号
    がインターレース信号の場合には、該インターレース信
    号の同一の水平走査期間に行われ、前記入力された映像
    信号がノンインターレース信号の場合には、該ノンイン
    ターレース信号の一水平走査期間毎に交互に行われるよ
    うに、前記第一の書き込み手段と第二の書き込み手段の
    動作を切り換える切り換え手段と、 前記第一及び第二のメモリ手段に書き込まれた信号を前
    記液晶表示装置に出力するために、該第一及び第二のメ
    モリ手段から交互に読み出す読み出し手段と、を有し、 前記入力された映像信号がインターレース信号の場合に
    は、前記読み出し手段より読み出された線順次走査信号
    を、液晶パネルの各画素行に順次出力して線順次による
    フィールド走査を行い、続くフィールド走査では、出力
    する液晶パネルの画素行を一行ずらしてフィールド走査
    を行い、 前記入力された映像信号がノンインターレース信号の場
    合には、前記読み出し手段より読み出された線順次走査
    信号を、液晶パネルの各画素行に順次出力して線順次に
    よるフィールド走査を行う ことを特徴とする液晶表示装
    置の駆動回路。
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