JPH11133934A - 液晶駆動装置及び液晶駆動方法 - Google Patents

液晶駆動装置及び液晶駆動方法

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JPH11133934A
JPH11133934A JP5542498A JP5542498A JPH11133934A JP H11133934 A JPH11133934 A JP H11133934A JP 5542498 A JP5542498 A JP 5542498A JP 5542498 A JP5542498 A JP 5542498A JP H11133934 A JPH11133934 A JP H11133934A
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JP
Japan
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output
signal
liquid crystal
black
display
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Application number
JP5542498A
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English (en)
Inventor
Tomomi Kamio
知巳 神尾
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 横長のLCD表示パネルに、画面の左右比が
小さい映像を表示させる際、映像表示と黒帯表示のレジ
スタスキャン期間の重複によるコントロールの複雑化や
誤動作を回避でき、更には、左右の黒帯表示部と映像表
示部の境界制御をドット単位で可能にする、液晶駆動装
置及び液晶駆動方法を実現することを目的とする。 【解決手段】 液晶駆動回路の信号ライン側ドライバの
各出力ライン毎に黒表示位置メモリ83、及びマルチプ
レクサ84を設けることにより、シフトレジスタ85の
スタート入力が、ドライバ途中から可能となり、映像表
示期間中だけの短いスキャン期間でレジスタ動作が終了
し、また、左右の黒帯表示部の黒サンプリングがそのエ
リアのみのビットで可能となる。更には、黒データマル
チプレクサ90を黒表示位置メモリ83と黒表示制御回
路86の間に追加設置することで、外部からのライン情
報に基づいて、黒表示位置メモリのデータをライン毎に
左右にずらしての表示が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示画面を駆
動する液晶駆動装置及び液晶駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶ドライバ(信号側駆動回路)
は、図11(TFTサンプルホールド方式の例)に表示
されるように、シフトレジスタにより発生した順次パル
スを用いて映像信号を出力するような構造をしているの
で、表示画面サイズが16:9のディスプレイに4:3
の映像を表示させる場合、画面上の左右の余った表示エ
リアを黒く塗りつぶす必要がある。
【0003】しかし、図11のような従来のドライバを
用いた場合には、画面上の余った表示エリアを黒く塗り
つぶす為には、ドライバに入力する映像信号を黒データ
に置き換えるしか方法はなく、このとき、画面上の黒帯
部と映像部との境界コントロールがドット単位で不可能
なため、通常この方法は用いられない。
【0004】次に、図12は、左右の表示エリアに書き
込みを可能にした従来のドライバ(TFTサンプルホー
ルド方式)の構成例を記載したブロック図であり、通常
のドライバに黒表示制御部が追加されたものである。
【0005】この構成のドライバでは、外部から全ビッ
ト一括サンプリングパルス(BSP)が入力できるよう
になっており、このBSPタイミングに全ラインを黒色
にサンプリングする。又、シフトレジスタからの順次サ
ンプリングパルス(SP)は、外部からの映像サンプリ
ング許可信号(VEN)により出力制限される。即ち、
VENがアクティブの時に映像がサンプリングされ、図
13のような、16:9の画面上に4:3の表示を実現
していた。
【0006】また、LCD(Liqid Crystal Display)
がデルタ配列の時には、図14に記載のように、奇数ラ
インと偶数ラインでサンプリングタイミングをずらすサ
ンプリングタイミング制御(奇数ラインと偶数ラインの
ドットをずらす制御で、この場合1.5画素ずれてい
る)が従来から行われているが、LCDに左右黒帯表示
を行う場合、図15のような境界制御を必要とする(図
15において斜線部が黒色表示、空白部が映像表示を行
う部分)。この場合、1ドット単位で黒と映像との境界
をライン毎に切り換える必要があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図12に記載
のような黒表示制御部を追加した構成のドライバを用い
て、16:9の画面上に4:3の表示を行うとき、図1
3に見られるように、有効映像エリアに対するシフトレ
ジスタのスキャン期間は、黒表示期間も必要であるの
で、異常に長くなる(1H分以上)結果となり、レジス
タスキャン期間がライン間で重複してしまう。このと
き、スタート信号は映像サンプリング期間中に入力され
ることもあり、更に水平ブランキング中はライン切替時
の処理をする場合が多く(LCDがデルタ配列の際のド
ットずらし処理やクロック位相変更等)、コントロール
処理が大変複雑になる上に、誤動作を引き起こすことも
多い。更に、ドライバ中の全ビットを最初に一括サンプ
リングする必要があり、このサンプリング時にチャージ
する容量が大変大きく(全ヒ゛ット/単位ヒ゛ット倍)、電源変
動の発生やBSPパルス幅の期間が充分に必要になる
等、付随する問題点が多かった。
【0008】また、上記のような従来の黒表示ドライバ
では、外部からこのタイミングを気にした制御信号を入
力する必要があり、制御が複雑である上に、前記のよう
なシフトレジスタのライン間の動作重複がある場合に
は、やはり誤動作を引き起こすようなケースが多くあっ
た。
【0009】更には、LCD(Liqid Crystal Displa
y)がデルタ配列の時に、左右黒帯表示を行う場合、1
ドット単位で黒と映像との境界をライン毎に切り換える
必要があるが、この際、黒表示の境界を制御する外部の
コントロール回路が複雑になり、ライン切り替え時に誤
動作を引き起こす可能性があった。
【0010】そこで、本発明の課題は、横長のLCD表
示パネル(例えば、16:9のパネル)に、画面の左右
比が小さい(例えば、左右比4:3)映像を表示させる
際、レジスタスキャン期間の重複によるコントロールの
複雑化や誤動作を回避することができ、また、表示画面
上の左右の黒帯表示部の黒サンプリングを、そのエリア
のみのビットで可能として、電源変動が少なく安定した
動作を得るとともに、黒表示のための一括サンプリング
期間を短くでき、更には、LCDがデルタ配列の際に
は、外部からのライン情報に基づいて、左右の黒帯表示
部と映像表示部の境界制御をドット単位で可能にする、
液晶駆動装置及び液晶駆動方法を実現することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、複数の走査ラインと複数
の信号ラインの各交点に表示素子がマトリックス状に配
置されてなる液晶表示パネルを走査側駆動手段及び信号
側駆動手段により駆動して、映像信号の表示を行う液晶
駆動装置において、信号側駆動手段は、複数の信号ライ
ンに接続する出力ライン毎に1段ずつ設けられた複数の
シフトレジスタの所定段数毎に対応して所定の表示デー
タを記憶する複数の記憶手段と、この記憶手段間に配置
され、その前段及び後段の各記憶手段の記憶内容に基づ
いて、複数のシフトレジスタを連結してサンプリングパ
ルスを転送させるか、或いはシフトスタート信号を対応
するシフトレジスタに出力するかを決定する第1の選択
出力手段と、記憶手段の記憶内容に基づいて、シフトレ
ジスタから出力されるサンプリングパルスを出力する
か、或いは外部から供給される全段一括サンプリングパ
ルスを出力するかを決定する第2の選択出力手段と、こ
の第2の選択出力手段から出力されるサンプリングパル
スをタイミングパルスとして駆動信号を適宜生成して複
数の信号ラインを駆動する駆動手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0012】この請求項1記載の発明によれば、液晶駆
動装置の信号側駆動手段が、複数の信号ラインに接続す
る出力ライン毎に1段ずつ設けられた複数のシフトレジ
スタの所定段数毎に対応して所定の表示データを記憶
し、この記憶手段間に配置され、その前段及び後段の各
記憶手段の記憶内容に基づいて、複数のシフトレジスタ
を連結してサンプリングパルスを転送させるか或いはシ
フトスタート信号を対応するシフトレジスタに出力する
かを決定する第1の選択出力手段と、記憶手段の記憶内
容に基づいて、シフトレジスタから出力されるサンプリ
ングパルスを出力するか或いは外部から供給される全段
一括サンプリングパルスを出力するかを決定する第2の
選択出力手段と、この第2の選択出力手段から出力され
るサンプリングパルスをタイミングパルスとして駆動信
号を適宜生成して複数の信号ラインを駆動する駆動手段
と、を備えることにより、シフトレジスタのスタート入
力が、信号側ドライバの途中から入力可能となるため、
横長のLCD表示パネル(例えば、16:9のパネル)
に、画面の左右比が小さい(例えば、左右比4:3)映
像を表示させる際、映像表示期間中だけの短いスキャン
期間でレジスタ動作が終了し、スキャン期間の重複によ
るコントロールの複雑化や誤動作を回避することができ
る。また、左右の黒帯表示部の黒サンプリングを、その
エリアのみのビットで可能なため、それに伴う電源変動
が少なく安定した動作を得ることができるとともに、黒
表示のための一括サンプリング期間を短くできる。
【0013】請求項2記載の発明は、複数の走査ライン
と複数の信号ラインの各交点に表示素子が相互にデルタ
状に配置されてなる液晶表示パネルを走査側駆動手段及
び信号側駆動手段により駆動して、映像信号の表示を行
う液晶駆動装置において、信号側駆動手段は、複数の信
号ラインに接続する出力ライン毎に1段ずつ設けられた
複数のシフトレジスタの所定段数毎に対応して所定の表
示データを記憶する複数の記憶手段と、この記憶手段間
に設置され、その前段及び後段の各記憶手段の記憶内容
に基づいて、前記複数のシフトレジスタを連結してサン
プリングパルスを転送させるか、或いはシフトスタート
信号を対応するシフトレジスタに出力するかを決定する
第1の選択出力手段と、記憶手段の記憶内容に基づい
て、シフトレジスタから出力されるサンプリングパルス
を出力するか、或いは外部から供給される全段一括サン
プリングパルスを出力するかを決定する第2の選択出力
手段と、記憶手段と第2の選択出力手段との間に配置さ
れ、外部から入力されるライン情報に基づいて、当該記
憶手段の記憶内容と、当該記憶手段の前段或いは後段の
記憶手段の記憶内容と、を切り替えて第2の選択出力手
段に出力する第3の選択出力手段と、第2の選択出力手
段から出力されるサンプリングパルスにより設定される
サンプリングタイミングをタイミングパルスとして駆動
信号を適宜生成して前記複数の信号ラインを駆動する駆
動手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】この請求項2記載の発明によれば、液晶駆
動装置において、その信号側駆動手段が、複数の信号ラ
インに接続する出力ライン毎に1段ずつ設けられた複数
のシフトレジスタの所定段数毎に対応して所定の表示デ
ータを記憶する複数の記憶手段と、この記憶手段間に設
置され、その前段及び後段の各記憶手段の記憶内容に基
づいて、前記複数のシフトレジスタを連結してサンプリ
ングパルスを転送させるか、或いはシフトスタート信号
を対応するシフトレジスタに出力するかを決定する第1
の選択出力手段と、記憶手段の記憶内容に基づいて、シ
フトレジスタから出力されるサンプリングパルスを出力
するか、或いは外部から供給される全段一括サンプリン
グパルスを出力するかを決定する第2の選択出力手段
と、記憶手段と第2の選択出力手段との間に配置され、
外部から入力されるライン情報に基づいて、当該記憶手
段の記憶内容と、当該記憶手段の前段或いは後段の記憶
手段の記憶内容と、を切り替えて第2の選択出力手段に
出力する第3の選択出力手段と、第2の選択出力手段か
ら出力されるサンプリングパルスにより設定されるサン
プリングタイミングをタイミングパルスとして駆動信号
を適宜生成して前記複数の信号ラインを駆動する駆動手
段と、を備えることにより、シフトレジスタのスタート
入力が、ドライバ途中から入力可能となるため、横長の
LCD表示パネル(例えば、16:9のパネル)に、画
面の左右比が小さい(例えば、左右比4:3)映像を表
示させる際、映像表示期間中だけの短いスキャン期間で
レジスタ動作が終了するので、スキャン期間の重複によ
るコントロールの複雑化や誤動作を回避することがで
き、また、左右の黒帯表示部の黒サンプリングを、その
エリアのみのビットで可能なため、それに伴う電源変動
が少なく安定した動作を得ることができるとともに、黒
表示のための一括サンプリング期間を短くできる。更に
は、外部から入力されるライン情報に基づいて、ドライ
バが黒表示部と映像表示部との境界をライン毎にドット
単位で制御することができ、その結果、黒表示の境界を
制御する外部のコントロール回路の簡略化と設計の容易
化、及びライン切り替え時の誤動作の回避などが可能と
なる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の液晶駆動装置において、記憶手段に記憶される記憶
内容は、黒表示データ或いは映像表示データであること
を特徴とする。
【0016】この請求項3記載の発明によれば、記憶手
段に記憶される記憶内容は、黒表示データ或いは映像表
示データであることにより、横長のLCD表示パネル
(例えば、16:9のパネル)に、画面の左右比が小さ
い(例えば、左右比4:3)映像を表示させる際、その
左右の余った表示エリアに電源変動が少なく安定した黒
表示を行うことができるとともに、黒表示のための一括
サンプリング期間も短くできる。
【0017】請求項4記載の発明は、前記信号側駆動手
段は、前記液晶表示パネルの画像表示領域内の両端部分
に表示する黒帯表示領域に対応して、前記記憶手段内の
両端部分の記憶領域方向から前記黒表示データをそれぞ
れ記憶させる記憶制御手段を更に備えたことを特徴とす
る。
【0018】この請求項4記載の発明によれば、前記信
号側駆動手段は、前記液晶表示パネルの画像表示領域内
の両端部分に表示する黒帯表示領域に対応して、前記記
憶手段内の両端部分の記憶領域方向から前記黒表示デー
タをそれぞれ記憶させる記憶制御手段を更に備えたるこ
とにより、制御上のタイミングを考慮することなく、制
御回路を構成することができ、その結果、黒表示の境界
を制御する制御回路の簡略化と設計の容易化、及びライ
ン切り替え時の誤動作の回避などが可能となる。
【0019】請求項5記載の発明は、複数の走査ライン
と複数の信号ラインの各交点に表示素子がマトリックス
状に配置されてなる液晶表示パネルを走査側駆動手段及
び信号側駆動手段により駆動して、映像信号の表示を行
う液晶駆動方法において、その信号側駆動方法は、複数
の信号ラインに接続する出力ライン毎に1段ずつ設けら
れた複数のシフトレジスタの所定段数毎に対応して所定
の表示データを記憶手段により記憶し、記憶手段の前段
及び後段の各記憶手段の記憶内容に基づいて、複数のシ
フトレジスタを連結してサンプリングパルスを転送させ
るか、或いはシフトスタート信号を対応するシフトレジ
スタに出力するかを決定し、記憶手段の記憶内容に基づ
いて、シフトレジスタから出力されるサンプリングパル
スを出力するか、或いは外部から供給される全段一括サ
ンプリングパルスを出力するかを決定し、この決定によ
り出力されるサンプリングパルスをタイミングパルスと
して駆動信号を適宜生成して複数の信号ラインを駆動す
る、ことを特徴とする。
【0020】この請求項5記載の発明によれば、複数の
走査ラインと複数の信号ラインの各交点に表示素子がマ
トリックス状に配置されてなる液晶表示パネルを走査側
駆動手段及び信号側駆動手段により駆動して、映像信号
の表示を行う際の液晶駆動方法において、その信号側駆
動方法は、複数の信号ラインに接続する出力ライン毎に
1段ずつ設けられた複数のシフトレジスタの所定段数毎
に対応して所定の表示データを記憶手段により記憶し、
記憶手段の前段及び後段の各記憶手段の記憶内容に基づ
いて、複数のシフトレジスタを連結してサンプリングパ
ルスを転送させるか、或いはシフトスタート信号を対応
するシフトレジスタに出力するかを決定し、記憶手段の
記憶内容に基づいて、シフトレジスタから出力されるサ
ンプリングパルスを出力するか、或いは外部から供給さ
れる全段一括サンプリングパルスを出力するかを決定
し、この決定により出力されるサンプリングパルスをタ
イミングパルスとして駆動信号を適宜生成して複数の信
号ラインを駆動することにより、シフトレジスタのスタ
ート入力が、ドライバ途中から入力可能となり、横長の
LCD表示パネル(例えば、16:9のパネル)に、画
面の左右比が小さい(例えば、左右比4:3)映像を表
示させる際、短いスキャン期間でレジスタ動作が終了す
るので、スキャン期間の重複によるコントロールの複雑
化や誤動作を回避することができ、また、左右黒サンプ
リングを、そのエリアのみのビットで可能なため、電源
変動が少なく動作が安定するとともに、一括サンプリン
グ期間も短くできる液晶駆動方法が実現できる。
【0021】請求項6記載の発明は、複数の走査ライン
と複数の信号ラインの各交点に表示素子が相互にデルタ
状に配置されてなる液晶表示パネルを走査側駆動手段及
び信号側駆動手段により駆動して、映像信号の表示を行
う液晶駆動方法において、その信号側駆動方法は、複数
の信号ラインに接続する出力ライン毎に1段ずつ設けら
れた複数のシフトレジスタの所定段数毎に対応して所定
の表示データを記憶手段により記憶し、記憶手段間に設
置され、その前段及び後段の各記憶手段の記憶内容に基
づいて、前記複数のシフトレジスタを連結してサンプリ
ングパルスを転送させるか、或いはシフトスタート信号
を対応するシフトレジスタに出力するかを決定し、記憶
手段の記憶内容に基づいて、シフトレジスタから出力さ
れるサンプリングパルスを出力するか、或いは外部から
供給される全段一括サンプリングパルスを出力するかを
第2の選択出力手段により決定し、記憶手段と第2の選
択出力手段との間に配置され、外部から入力されるライ
ン情報に基づいて、当該記憶手段の記憶内容と、当該記
憶手段の前段或いは後段の記憶手段の記憶内容と、を切
り替えて第2の選択出力手段に出力し、第2の選択出力
手段から出力されるサンプリングパルスにより設定され
るサンプリングタイミングをタイミングパルスとして駆
動信号を適宜生成して複数の信号ラインを駆動する、こ
とを特徴とする。
【0022】この請求項6記載の発明によれば、複数の
走査ラインと複数の信号ラインの各交点に表示素子が相
互にデルタ状に配置されてなる液晶表示パネルを走査側
駆動手段及び信号側駆動手段により駆動して、映像信号
の表示を行う液晶駆動方法において、その信号側駆動方
法は、複数の信号ラインに接続する出力ライン毎に1段
ずつ設けられた複数のシフトレジスタの所定段数毎に対
応して所定の表示データを記憶手段により記憶し、記憶
手段間に設置され、その前段及び後段の各記憶手段の記
憶内容に基づいて、前記複数のシフトレジスタを連結し
てサンプリングパルスを転送させるか、或いはシフトス
タート信号を対応するシフトレジスタに出力するかを決
定し、記憶手段の記憶内容に基づいて、シフトレジスタ
から出力されるサンプリングパルスを出力するか、或い
は外部から供給される全段一括サンプリングパルスを出
力するかを第2の選択出力手段により決定し、記憶手段
と第2の選択出力手段との間に配置され、外部から入力
されるライン情報に基づいて、当該記憶手段の記憶内容
と、当該記憶手段の前段或いは後段の記憶手段の記憶内
容と、を切り替えて第2の選択出力手段に出力し、第2
の選択出力手段から出力されるサンプリングパルスによ
り設定されるサンプリングタイミングをタイミングパル
スとして駆動信号を適宜生成して複数の信号ラインを駆
動することにより、シフトレジスタのスタート入力が、
ドライバ途中から入力可能となり、横長のLCD表示パ
ネル(例えば、16:9のパネル)に、画面の左右比が
小さい(例えば、左右比4:3)映像を表示させる際、
短いスキャン期間でレジスタ動作が終了するので、スキ
ャン期間の重複によるコントロールの複雑化や誤動作を
回避することができ、また、左右黒サンプリングを、そ
のエリアのみのビットで可能なため、電源変動が少なく
動作が安定するとともに、一括サンプリング期間を短く
できる。更には、外部から入力されるライン情報に基づ
いて、ドライバが黒表示部と映像表示部との境界をライ
ン毎に制御することができ、その結果、黒表示の境界を
制御する外部のコントロール回路の簡略化と設計の容易
化、及びライン切り替え時の誤動作の回避などが可能と
なる液晶駆動方法が実現できる。
【0023】請求項7記載の発明は、前記記憶手段に記
憶される記憶内容は、黒表示データ或いは映像表示デー
タであることを特徴とする。
【0024】この請求項7記載の発明によれば、記憶手
段に記憶される記憶内容は、黒表示データ或いは映像表
示データであることにより、横長のLCD表示パネル
(例えば、16:9のパネル)に、画面の左右比が小さ
い(例えば、左右比4:3)映像を表示させる際、その
左右の余った表示エリアに電源変動が少なく安定した黒
表示を行うことができるとともに、黒表示のための一括
サンプリング期間も短くできる。
【0025】請求項8記載の発明は、前記液晶表示パネ
ルの画像表示領域内の両端部分に表示する黒帯表示領域
に対応して、前記記憶手段内の両端部分の記憶領域方向
から前記黒表示データをそれぞれ記憶させることを特徴
とする。
【0026】この請求項8記載の発明によれば、前記液
晶表示パネルの画像表示領域内の両端部分に表示する黒
帯表示領域に対応して、前記記憶手段内の両端部分の記
憶領域方向から前記黒表示データをそれぞれ記憶させる
ことにより、制御上のタイミングを考慮することなく、
制御回路を構成することを可能とする液晶駆動方法を提
供することができ、その結果、黒表示の境界を制御する
制御回路の簡略化と設計の容易化、及びライン切り替え
時の誤動作の回避などが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しつつ本発明の実
施の形態について説明する。 [第1の実施の形態]先ず、本第1の実施の形態におけ
る構成について説明する。図1は、本第1の実施の形態
に係わる液晶表示装置1の構成の概要を示したブロック
図である。図1記載のように、液晶表示装置1は、RG
Bデコーダ3、反転アンプ4、コントローラ5、アンプ
6、走査側駆動回路7、信号側駆動回路8、及びTFT
液晶表示パネル9、等から構成されている。
【0028】先ず、映像入力端子2から入力されるNT
SC(National Television SystemCommittee)方式の
コンポジット映像信号CsyはRGBデコーダ3に送られ
る。
【0029】RGBデコーダ3は、入力されたコンポジ
ット映像信号Csyに対して同期分離検出や、コントロー
ラ5から出力される水平タイミング信号(バーストゲー
トパルス)BGPに応じてバースト信号を抽出してクロ
マ処理、等を行なうことにより、R,G,Bの原色信
号、水平同期信号H、及び垂直同期信号Vをデコードし
て出力するものであり、原色信号R,G,Bを反転アン
プ4へ、各同期信号H,Vをコントローラ5へそれぞれ
出力する。
【0030】反転アンプ4は、RGBデコーダ3から供
給される原色信号R,G,Bをコントローラ5からのB
GP信号に応じてペデスタルクランプすると共に、この
原色信号R,G,Bをコントローラ5から入力される極
性反転信号FRPに応じて走査ライン単位及びフィール
ド単位で適宣極性を反転させて反転原色信号R’,
G’,B’を生成し、信号側駆動回路8へ出力する。
【0031】コントローラ5は、液晶表示装置1の各部
の動作制御を行う。具体的には、RGBデコーダ3から
供給される同期信号H,Vに基づいて、TFT液晶表示
パネル9の走査ラインを駆動する走査側駆動回路7に水
平制御信号を、また、TFT液晶表示パネル9の信号ラ
インを駆動する信号側駆動回路8に垂直制御信号をそれ
ぞれ出力する。
【0032】また、コントローラ5は、黒表示電圧VCL
Oa,VCLObを生成して信号側駆動回路8に出力するとと
もに、極性反転信号FRPを生成して反転アンプ4及び
アンプ6に、また、水平タイミング信号BGPを生成し
てRGBデコーダ3及び反転アンプ4にそれぞれ出力す
る。
【0033】アンプ6は、コントローラ5から入力され
る極性反転信号FRPを増幅して、走査ライン単位及び
フィールド単位で適宣極性を反転させた共通電圧Vcom
を生成してTFT液晶表示パネル9の共通電極に供給す
る。
【0034】走査側駆動回路7は、シフトレジスタ及び
ゲート回路等(図示せず)からなり、コントローラ5か
ら供給される水平制御信号に基づいてゲート電圧(走査
電圧)VG を生成して液晶表示パネル9の走査ラインX
nに順次印加し、走査ラインXnを順次水平走査する。
【0035】信号側駆動回路(信号側ドライバ)8は、
図2に示すように、制御回路81、スタート切替回路8
2、黒表示位置メモリ83、スタートマルチプレクサ8
4、シフトレジスタ85、黒表示制御回路86、レベル
シフトタ87、サンプルホールド回路88、及び出力ア
ンプ89、等により構成されている。
【0036】尚、信号側駆動回路8の詳細は図2におい
て説明する。TFT液晶表示パネル9は、アクティブマ
トリックス型が採用され、基板上(図示略)にそれぞれ
複数本の走査ライン(ゲートライン)Xnと信号ライン
(ドレインライン)Ymがマトリックス状に配置されて
構成されており、走査ラインXnと信号ラインYmの各
交点にはnチャンネルMOS型のTFT(Thin FilmTra
nsistor)素子からなるスイッチング素子と、そのスイ
ッチング素子のソース側に画素電極が接続されることに
より液晶容量が構成された画素を有している。各TFT
素子(図示せず)は、そのゲートがそれぞれ対応する走
査ライン(ゲートライン)Xnに接続されており、その
ドレインがそれぞれ対応する信号ライン(ドレインライ
ン)Ymに接続されている。また、各TFT素子は、そ
のソースに液晶容量がそれぞれ接続されており、液晶容
量を構成する他方の電極(共通電極)には、コモンライ
ン(図示せず)が接続されており、共通電圧Vcom が供
給される。
【0037】そして、液晶表示パネル9では、上述の走
査側駆動回路7及び信号側駆動回路8によって順次走査
ラインXn及び信号ラインYmが選択駆動されて、順次
選択された各画素毎の液晶容量等に映像信号に対応する
ドレイン電圧(信号電圧)VD が印加され、電荷が保持
されることにより映像(画像)が表示される。
【0038】図2は、信号側駆動回路(信号側ドライ
バ)8のブロック構成図である。図2記載の信号側駆動
回路8は、スタートショートカット入力可能な左右黒帯
表示ドライバで、従来のドライバ(図記載)に、黒表示
位置メモリ83、及びスタートマルチプレクサ84を追
加設置した構成になっている。
【0039】ここで、スタート信号STRは信号側ドラ
イバ8内のシフトレジスタ85のスタートパルスであ
り、CKはシフトレジスタ85及び黒表示位置メモリ8
3をシフトさせるための基本クロック信号であり、シフ
ト方向制御信号SDCはシフトレジスタ85及びスター
トマルチプレクサ84のシフト方向を制御する信号であ
り、クリア信号CLRは信号側ドライバ8内のシフトレ
ジスタ85のクリア及びドライバ出力のプリチャージ
(若しくはディスチャージ)のタイミング信号であり、
出力イネーブル信号OEは信号側ドライバ8内のサンプ
ルホールド回路88のS/H出力のアウトイネーブル信
号である。
【0040】制御回路81は、図1に示したコントロー
ラ5から入力される垂直制御信号に基づいて、切換制御
信号KC及びスタート信号STRをスタート切換回路8
2に、基本クロックCK及びシフト方向制御信号SDC
をシフトレジスタ85に、一括サンプリングパルスBS
Pを黒表示制御回路86に、ラッチスイッチ信号LSW
及びクリア信号CLRをサンプルホールド回路88に、
出力イネーブル信号OE、ラッチスイッチ信号LSW及
びクリア信号CLRを出力アンプ89にそれぞれ出力し
て各回路の動作制御を行う。
【0041】スタート切換回路82は、制御回路81か
ら入力される切換制御信号KCに基づいて、制御回路8
1から入力端子82aに入力されるスタート信号STR
の信号出力を出力端子82b側、或いは出力端子82c
側に切換えて、前記スタート信号STRを出力端子82
b,82cのいずれか一方からシフトレジスタ83に供
給する。
【0042】黒表示位置メモリ83は、本第1の実施の
形態では、1ビットのシフトレジスタに対して1ビット
用意され、各ビットが黒表示するのか或いは映像表示す
るのかを記憶するような構成になっている。また、黒表
示位置メモリ83には、垂直帰線期間中や電源投入時等
に、予めその各メモリに制御回路81から入力される表
示データを書き込んでおく。
【0043】尚、本第1の実施の形態では、1ビットの
シフトレジスタに対して各1ビットの黒表示位置メモリ
83が用意されているが、例えば、2ビットのシフトレ
ジスタに対して各1ビットの黒表示位置メモリを用意し
たり、或いは3ビット(RGB単位)のシフトレジスタ
に対して各1ビットの黒表示位置メモリを用意したりす
る構成にしてもよい。
【0044】スタートマルチプレクサ84は、黒表示位
置メモリ83の各ビットのメモリ内容とその前段のビッ
トのメモリ内容とを比較して、スタート信号STRをシ
ョートカット入力するのか、前段シフトレジスタの内容
をシフトするのか、或いはデータを切断するのかを決定
して切り換えるような構成になっており、その結果をシ
フトレジスタ85に入力する。
【0045】シフトレジスタ85は、TFT液晶表示パ
ネル9に配設された信号ラインYmの数だけ、すなわ
ち、m段のレジスタを備え、制御回路81から入力され
る基本クロックCK及びシフト方向制御信号SDCと、
スタートマルチプレクサ84から入力されるスタート信
号STR或いは前段シフトレジスタからの信号に基づい
て、順次、シフトパルス信号SPを生成して黒表示制御
回路86に出力する。
【0046】黒表示制御回路86は、m段のAND回路
を備え、黒表示位置メモリ83から入力されるデータに
基づいて(後述図3参照)、シフトレジスタ85から順
次入力されるシフトパルス信号SP、或いは制御回路8
1から入力される全ビット一括サンプリングパルス信号
BSPのどちらの信号を出力するかを決定し、サンプリ
ングパルス信号SMPとしてレベルシフタ87に出力す
る。
【0047】レベルシフタ87は、m段のレベルシフタ
を備え、黒表示制御回路86から順次入力されるサンプ
リングパルス信号SMPから所定レベルのサンプリング
パルスを生成してサンプルホールド回路88に出力す
る。サンプルホールド回路88は、レベルシフタ87か
ら出力される所定レベルのサンプリングパルスをサンプ
リングホールドし、そのサンプリングホールド出力(S
/H出力)を出力アンプ89に出力する。出力アンプ8
9は、サンプルホールド回路88よりのS/H出力をタ
イミングパルスとして順次駆動信号に変換してTFT液
晶表示パネル9の信号ラインに出力して各画素のソース
を駆動する。
【0048】図3は、図2記載の信号側ドライバ8のシ
フトレジスタ周辺のセル単位のブロック構成図である。
図2記載の信号側駆動回路8における、黒表示位置メモ
リ83とシフトレジスタ85周辺の1ビット単位での詳
細構成が示してある。但し、ここで、1ビット黒表示位
置メモリ83a及び1ビットシフトレジスタ85aは、
それぞれ黒表示位置メモリ83とシフトレジスタ85の
各段における1ビット単位のメモリを示している。
【0049】1ビットの黒表示位置メモリ83aには、
黒表示をするのか或いは映像表示をするのかに関する書
き込みデータが、予め(垂直帰線期間中などに)書き込
まれる。スタートマルチプレクサ84には、1ビット黒
表示位置メモリ83aのデータ内容と前段(或いは後
段)の1ビット黒表示位置メモリのデータ内容とが入力
され、そのメモリ内容を比較して、スタート信号(S
T)をショートカット入力するのか、前段(或いは後
段)のシフトレジスタの内容(SF)をシフトするの
か、或いはデータを切断するのかを決定し、その結果を
1ビットシフトレジスタ85aに入力する。
【0050】このとき、例えば、黒表示位置メモリ83
aのデータが「1(“Hi”)」のとき黒表示、「0
(“Lo”)」のとき映像表示であるとすると、スター
トマルチプレクサ84の出力は、1ビット黒表示位置メ
モリ83aのデータが「0」で、前段ビット黒表示位置
メモリのデータが「0」の時には、「SF」(前段シフ
トレジスタの内容をシフトして出力)になり、1ビット
黒表示位置メモリ83aのデータが「0」で、前段ビッ
ト黒表示位置メモリのデータが「1」の時には、「S
T」(スタート信号をショートカット入力する)にな
り、1ビット黒表示位置メモリ83aのデータが「1」
で、前段ビット黒表示位置メモリのデータが「0」の時
には、出力はどの出力でもよく、1ビット黒表示位置メ
モリ83aのデータが「1」で、前段ビット黒表示位置
メモリのデータが「1」の時には、「0」(映像信号を
出力)になる。
【0051】そして、1ビットシフトレジスタ85a
は、スタートマルチプレクサ84からの出力に基づいて
シフトパルス信号SPを生成して黒帯表示制御回路86
及び次段シフトレジスタに出力する。黒表示制御回路8
6には、1ビット黒表示位置メモリ83aのデータ、1
ビットシフトレジスタ85aから順次入力されるシフト
パルス信号SP、及び全ビット一括サンプリングパルス
信号BSPが入力され、1ビット黒表示位置メモリ83
aのデータに基づいて、サンプリングパルス信号を生成
してレベルシフタ87に出力する。
【0052】このとき、黒表示制御回路86の出力とし
て、1ビット黒表示位置メモリ83aのデータが「0」
の時には、シフトパルス信号SPが出力され、1ビット
黒表示位置メモリ83aのデータが「1」の時には、全
ビット一括サンプリングパルス信号BSPが出力され
る。即ち、1ビット黒表示位置メモリ83aへの書き込
みデータが、映像表示データの時にはシフトパルス信号
SPが出力されて映像表示され、黒表示データの時には
全ビット一括サンプリングパルス信号BSPが出力され
て黒表示される。
【0053】次に、本第1の実施の形態の作用について
説明する。図4は、本第1の実施の形態におけるドライ
バの制御例を記載した図である。図1記載の映像入力端
子2からコンポジット映像信号を入力した場合、信号側
駆動回路8には、反転アンプ4から反転RGB原色信号
(反転映像信号)が、またコントローラ5から垂直制御
信号が入力される。
【0054】このとき、図2、3記載の信号側駆動回路
8において、スタートマルチプレクサ84は、1ビット
黒表示位置メモリ83aのデータが映像である場合(即
ち、映像表示期間中)には、前段の1ビットシフトレジ
スタの内容を1ビットシフトレジスタ85aに入力して
シフトさせ黒表示制御回路86にサンプリングパルスと
して入力する。即ち、シフトレジスタ85は映像表示期
間中のビットのみ動作することになり、スキャン期間の
重複はなく、スキャン期間は通常の縦横比3:4のLC
Dの場合と同等となる。
【0055】このとき、左右の黒帯部は、従来からの表
示画面と同様に、BSP信号により一括サンプリングさ
れるが、中央の映像表示部は黒色サンプリングされず、
シフトレジスタ出力のみサンプリング有効となる。その
ため、従来表示に比べ一括サンプリングビットが大幅に
少ないために電源変動が少なくなり、電源等の安定動作
が得られるとともに、BSPパルス期間も短く設定でき
る。
【0056】以上のように本第1の実施の形態によれ
ば、液晶駆動回路の信号側駆動回路8の各出力ライン毎
に黒表示位置メモリ83、及びスタートマルチプレクサ
84を設けることにより、シフトレジスタ85のスター
ト入力が、信号側駆動回路8の途中から入力可能となる
ため、横長のLCD表示パネル(例えば、16:9のパ
ネル)に、画面の左右比が小さい(例えば、左右比4:
3)映像を表示させる際、映像表示期間中だけの短いス
キャン期間でレジスタ動作が終了するので、スキャン期
間の重複によるコントロールの複雑化や誤動作を回避す
ることができ、また、左右の黒帯表示部の黒サンプリン
グを、そのエリアのみのビットで可能となるため、電源
変動が少なく安定した動作を得ることができるととも
に、黒表示のための一括サンプリング期間を短くでき
る。
【0057】[第2の実施の形態]本第2の実施の形態
では、LCDがデルタ配列の際、黒帯表示部と映像表示
部の境界のドットずらし制御を行うために、第1の実施
の形態を発展させ、黒データマルチプレクサを、黒表示
位置メモリと黒表示制御回路の間に追加設置し、外部か
らのライン情報に基づきライン毎にドットをずらす動作
を行うようにした。尚、以下の説明において、第2の実
施の形態においては、第1の実施の形態による内容を適
用するものとし、第1の実施の形態と重複する部分につ
いての説明は省略する。
【0058】先ず、第2の実施の形態における構成につ
いて説明する。図5は、第2の実施の形態における液晶
表示ドライバの構成を示すブロック図である。図5記載
の液晶表示ドライバは、第1の実施の形態におけるドラ
イバ(前述図2記載)の黒表示位置メモリ83と黒表示
制御回路86の間に、黒データマルチプレクサ90を設
置した構成になっている。
【0059】黒データマルチプレクサ90には、制御回
路81からライン情報が入力され、そのライン情報に基
づき、黒表示位置メモリ83から入力されるデータ(黒
表示するか或いは映像表示するかのデータ)を黒表示制
御回路86に入力し、ラインによって所定画素数だけ左
右にずらして黒表示制御回路86に出力する。
【0060】図6は、図5記載の液晶表示ドライバのシ
フトレジスタ周辺のセル単位のブロック図である。図5
記載の液晶表示ドライバは、第1の実施の形態の信号側
駆動回路8のシフトレジスタ周辺のセル単位の構成(前
述図3記載)に黒データマルチプレクサ90を設置した
構成になっている。
【0061】黒データマルチプレクサ90には、1ビッ
ト黒表示位置メモリ83aから入力されるデータ、前段
の1ビット黒表示位置メモリ83aから入力されるデー
タ、及び外部(制御回路81)からライン情報が入力さ
れ、そのライン情報に基づき、ラインにより黒表示位置
メモリ83からのデータを左右にずらし制御して、ライ
ン毎にドット単位で黒表示位置をずらして出力する。
【0062】次に、本第2の実施の形態の作用について
説明する。黒データマルチプレクサ90を設けることに
より、外部(制御回路81)から入力されるライン情報
に基づき、1ビット黒表示位置メモリ83aから入力さ
れるデータ、或いは前段の1ビット黒表示位置メモリ8
3aから入力されるデータを、黒表示制御回路86へ選
択出力することにより、ライン毎にドット単位で黒表示
を行うか映像表示を行うかを決定することができ、LC
Dがデルタ配列の際、黒表示位置メモリ83からのデー
タを左右にずらし制御して、黒帯表示部と映像表示部の
境界制御を行うことができる。
【0063】以上のように、第2の実施の形態において
は、LCDがデルタ配列の際、黒帯表示部と映像表示部
の境界のドットずらし制御を行うために、黒データマル
チプレクサ90を黒表示位置メモリ83と黒表示制御回
路86の間に追加設置し、黒データマルチプレクサ90
が、外部(制御回路81)からのライン情報に基づき、
黒表示位置メモリ83のデータをライン毎に1ドット単
位で左右にずらして表示することにより、LCDがデル
タ配列の際、左右の黒帯表示部と映像表示部の境界制御
をドット単位で可能にした。
【0064】[第3の実施の形態]本第3の実施の形態
では、上記第1、第2の各実施の形態において設けられ
た黒表示位置メモリ83への黒表示データの書込みを容
易にするため、画像表示枠の左右に表示する黒表示デー
タを黒表示位置メモリ83内に2回に分けて書き込むこ
とを特徴としている。尚、以下の説明において、第3の
実施の形態においては、第1の実施の形態の内容を適用
するものとし、第1の実施の形態と重複する部分につい
ての説明は省略する。
【0065】先ず、第3の実施の形態における構成につ
いて説明する。図7は、第3の実施の形態における液晶
表示ドライバの要部構成を示すブロック図である。図7
記載の液晶表示ドライバは、第1の実施の形態における
液晶表示ドライバ(前述図2記載)のコントローラ5か
ら信号側駆動回路8に出力される制御信号の内容が異な
っており、信号側駆動回路8内のシフトレジス85及び
黒表示制御回路86のタスタート信号SRT、そのシフ
トレジス85及び黒表示制御回路86のシフト方向制御
信号MODE1、信号側駆動回路8内の黒表示位置メモ
リ83の書込イネーブル信号BLKWE、及び黒表示デ
ータ・黒帯サンプリングタイミング信号BLKCKとな
っている。
【0066】すなわち、コントローラ5は、水平走査期
間に同期して動作して、これらの制御信号を信号側駆動
回路8内のシフトレジスタ85と黒表示制御回路86に
出力する。また、黒表示データ・黒帯サンプリングタイ
ミング信号BLKCKは、書込イネーブル信号BLKW
Eにより書込みが許可されたとき、黒表示データBLK
CKとして信号側駆動回路8内の黒表示制御回路86に
出力され、書込イネーブル信号BLKWEにより書込み
が不可のとき、黒帯サンプリングタイミング信号BLK
CKとして信号側駆動回路8内の黒表示制御回路86に
出力される。
【0067】次に、本第3の実施の形態の作用について
説明する。本第3の実施の形態における液晶表示ドライ
バでは、図8に示すように、信号側駆動回路8内の黒表
示位置メモリ83内の左右両側から黒表示データを書き
込むように制御する。この黒表示データの書き込みに係
る図7のコントローラ5における制御動作について図9
に示す各部信号のタイミングチャートに基づいて説明す
る。
【0068】コントローラ5は、図8に示した信号側駆
動回路8内の黒表示位置メモリ83内への黒表示データ
の書き込みには、1水平走査期間を1Hとして4H期間
を必要とする。図9にで示す最初の1H期間では、図
9(c)に示すシフト方向制御信号MODE1を“L
o”としてデータシフト方向(左からシフト)を設定
し、図9(d)に示す書込イネーブル信号BLKWEを
“Hi”として出力してデータ書込みを可能として、図
9(e)に示す左側黒表示データ(“Hi”)(あるい
は右側黒表示データ)を黒表示位置メモリ83に書き込
む。図9(e)に示す左側黒表示データは、その黒帯境
界では映像データ(“Lo”)となる。
【0069】次いで、図9にで示す次の1H期間で
は、コントローラ5は、信号側駆動回路8内のシフトレ
ジスタ85のデータシフト位置が表示画面中央を越えた
タイミングで、図9(d)に示す書込イネーブル信号B
LKWEを“Lo”に切り替えてデータ書き込み不可と
することにより、そのシフトレジスタ85から左側黒表
示データを出力させる。さらに、図9にで示す次の1
H期間では、コントローラ5は、図9(c)に示すシフ
ト方向制御信号MODE1を“Hi”としてデータシフ
ト方向を逆転(右シフト)とし、図9(d)に示す書込
イネーブル信号BLKWEを“Hi”として出力してデ
ータ書込みを可能として、図9(e)に示す右側黒表示
データ(“Hi”)(あるいは左側黒表示データ)を黒
表示位置メモリ83に書き込む。図9(e)に示す右側
黒表示データは、その黒帯境界では映像データ(“L
o”)となる。
【0070】そしてさらに、図9にで示す次の1H期
間では、コントローラ5は、信号側駆動回路8内のシフ
トレジスタ85のデータシフト位置が表示画面中央を越
えたタイミングで、図9(d)に示す書込イネーブル信
号BLKWEを“Lo”に切り替えてデータ書き込み不
可とすることにより、そのシフトレジスタ85から左側
黒表示データを出力させる。
【0071】この図9に示した制御方法の場合、書き込
む黒表示データBLACKは、との各1H期間で見
ると全く同じ動作タイミングとなり、シフト方向制御信
号MODE1によるシフト方向切り替えタイミングと、
書込イネーブル信号BLKWEによる書き込み許可も同
様に1H期間で見ると同じ動作タイミングとなる。ま
た、LCDがデルタ配列時の位相についても、同位相で
の書き込みとなるため、その制御上のタイミングを考慮
することなく、コントローラ5を構成することができ、
その結果、黒表示の境界を制御する制御回路の簡略化と
設計の容易化、及びライン切り替え時の誤動作の回避な
どが可能となる。
【0072】なお、以上の黒表示データの書き込み制御
は、垂直帰線中に行うことが可能であるため、その書き
込み期間である4H分は十分に確保可能である。
【0073】また、上記第1の実施の形態では、図4に
示したように、TFT液晶表示パネル9に表示する黒表
示部の一括サンプリングは、水平帰線期間中に1ライン
毎に行うようにした。この水平帰線期間は、NTSCや
PAL等の映像信号を表示させる場合、映像データの表
示範囲に左右されるが、時間にして10数μs(マイク
ロ秒)程度である。上記第1の実施の形態では、この1
0数μs程度の水平帰線期間内に黒表示部に表示する黒
表示データのサンプリングを行うが、サンプリング以外
の他の処理(極性反転やラッチラインの切り替え等)を
行う時間を考慮すると、黒表示データのサンプリング処
理に使用可能な水平帰線期間内の時間は、数μs(3〜
5μs)程度しか取れないことになる。さらに、TFT
液晶表示パネル9を解像度が高密度あるいは画角が大型
なものに使用する場合、その黒表示データを一括サンプ
リング処理する出力ライン数が多くなるため、サンプリ
ングホールド時間を十分に取れなくなる可能性がある。
【0074】このような黒表示データのサンプリングホ
ールド時間の短縮化を回避するための表示制御方法とし
ては、例えば、図10に示すタイミングチャートのよう
な方法が考えられる。図10(a)に示すように、図1
のRGBデコーダ3に入力されるコンポジットビデオ信
号により設定される垂直帰線期間TH中に黒表示すべき
出力、すなわち、図2の黒表示位置メモリ83に記憶さ
れたデータが「1(“Hi”)」の部分に対応してサン
プルホールド回路88で黒表示データをサンプルホール
ドさせるようにタイミングを制御する。
【0075】図2の信号側駆動回路8では、TFT液晶
表示パネル9の画像表示枠の左右に黒帯表示部を形成す
るように、サンプリングホールド回路88は黒表示デー
タを2回に分けてサンプリングする必要があるため、図
10(d)に示すように、黒サンプリングパルスBSP
は黒表示制御回路86に2H期間入力する必要がある。
また、TFT液晶表示パネル9は、ライン反転駆動され
ており、1画面(フィールド)中は1H毎に映像データ
の書き込み極性が反転されるため、1ライン毎に極性反
転させた映像データをサンプリングさせる必要がある。
しかし、黒帯表示部では、1画面(フィールド)内で同
じ電位レベルのサンプリングでよいため、垂直帰線期間
TH中は1回の黒表示データのサンプリングですますこ
とができる。また、TFT液晶表示パネル9は、フィー
ルド反転駆動も行われるため、黒表示データのサンプリ
ングはフィールド毎に1回行えばよい。
【0076】以上の図10に示した制御方法のように、
TFT液晶表示パネル9の画像表示枠の左右に黒帯表示
部を形成する際に、垂直帰線期間TH中に黒表示データ
をサンプリングさせることにより、その黒表示データの
サンプリング期間は、図10(d)に示すように、40
〜50μs程度確保できるようになり、通常の映像デー
タのサンプリング中は黒表示データのサンプリングによ
り制約をまったく受けないようにすることができる。
【0077】したがって、垂直帰線期間TH中に黒表示
データをサンプリングさせることにより、黒表示データ
のサンプリング期間を10倍程度に拡大することがで
き、高精細かつ大型のLCDに対しても今回の黒表示制
御方法を適用することが可能となる。さらに、水平帰線
期間は、黒表示データのサンプリングの制約を受けない
ため、水平走査の制御が容易になる。
【0078】以上、本発明を上記各実施の形態に基づい
て具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適
宜に変更可能であることは勿論である。
【0079】例えば、上記実施の形態例においては、T
FTアクティブマトリックス駆動方式を用いているが、
これは前記駆動方式に限定されるものではなく、例えば
MIM(Metal Insulator Metal)ダイオードを用いた
アクティブマトリックス駆動方式等であってもよい。
【0080】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、シフトレ
ジスタのスタート入力が、ドライバ途中から入力可能と
なるため、横長のLCD表示パネル(例えば、16:9
のパネル)に、画面の左右比が小さい(例えば、左右比
4:3)映像を表示させる際、映像表示期間中だけの短
いスキャン期間でレジスタ動作が終了するので、スキャ
ン期間の重複によるコントロールの複雑化や誤動作を回
避することができ、また、左右の黒帯表示部の黒サンプ
リングを、そのエリアのみのビットで可能なため、それ
に伴う電源変動が少なく安定した動作を得ることができ
るとともに、黒表示のための一括サンプリング期間を短
くできる。
【0081】請求項2記載の発明によれば、シフトレジ
スタのスタート入力が、ドライバ途中から入力可能とな
るため、横長のLCD表示パネル(例えば、16:9の
パネル)に、画面の左右比が小さい(例えば、左右比
4:3)映像を表示させる際、映像表示期間中だけの短
いスキャン期間でレジスタ動作が終了するので、スキャ
ン期間の重複によるコントロールの複雑化や誤動作を回
避することができ、また、左右の黒帯表示部の黒サンプ
リングを、そのエリアのみのビットで可能なため、それ
に伴う電源変動が少なく安定した動作を得ることができ
るとともに、黒表示のための一括サンプリング期間を短
くできる。更には、外部から入力されるライン情報に基
づいて、ドライバが黒表示部と映像表示部との境界をラ
イン毎に制御することができ、その結果、黒表示の境界
を制御する外部のコントロール回路の簡略化と設計の容
易化、及びライン切り替え時の誤動作の回避などが可能
となる。
【0082】請求項3記載の発明によれば、横長のLC
D表示パネル(例えば、16:9のパネル)に、画面の
左右比が小さい(例えば、左右比4:3)映像を表示さ
せる際、その左右の余った表示エリアに電源変動が少な
く安定した黒表示を行うことができるとともに、黒表示
のための一括サンプリング期間も短くできる。
【0083】請求項4記載の発明によれば、前記信号側
駆動手段は、前記液晶表示パネルの画像表示領域内の両
端部分に表示する黒帯表示領域に対応して、前記記憶手
段内の両端部分の記憶領域方向から前記黒表示データを
それぞれ記憶させる記憶制御手段を更に備えたることに
より、制御上のタイミングを考慮することなく、制御回
路を構成することができ、その結果、黒表示の境界を制
御する制御回路の簡略化と設計の容易化、及びライン切
り替え時の誤動作の回避などが可能となる。
【0084】請求項5記載の発明によれば、シフトレジ
スタのスタート入力が、ドライバ途中から入力可能とな
り、横長のLCD表示パネル(例えば、16:9のパネ
ル)に、画面の左右比が小さい(例えば、左右比4:
3)映像を表示させる際、短いスキャン期間でレジスタ
動作が終了するので、スキャン期間の重複によるコント
ロールの複雑化や誤動作を回避することができ、また、
左右黒サンプリングを、そのエリアのみのビットで可能
なため、電源変動が少なく動作が安定するとともに、一
括サンプリング期間も短くできる液晶駆動方法が実現で
きる。
【0085】請求項6記載の発明によれば、シフトレジ
スタのスタート入力が、ドライバ途中から入力可能とな
り、横長のLCD表示パネル(例えば、16:9のパネ
ル)に、画面の左右比が小さい(例えば、左右比4:
3)映像を表示させる際、短いスキャン期間でレジスタ
動作が終了するので、スキャン期間の重複によるコント
ロールの複雑化や誤動作を回避することができ、また、
左右黒サンプリングを、そのエリアのみのビットで可能
なため、電源変動が少なく動作が安定するとともに、一
括サンプリング期間を短くできる。更には、外部から入
力されるライン情報に基づいて、ドライバが黒表示部と
映像表示部との境界をライン毎に制御することができ、
その結果、黒表示の境界を制御する外部のコントロール
回路の簡略化と設計の容易化、及びライン切り替え時の
誤動作の回避などが可能となる液晶駆動方法が実現でき
る。
【0086】請求項7記載の発明によれば、横長のLC
D表示パネル(例えば、16:9のパネル)に、画面の
左右比が小さい(例えば、左右比4:3)映像を表示さ
せる際、その左右の余った表示エリアに黒表示を行うこ
とができる。
【0087】請求項8記載の発明によれば、前記液晶表
示パネルの画像表示領域内の両端部分に表示する黒帯表
示領域に対応して、前記記憶手段内の両端部分の記憶領
域方向から前記黒表示データをそれぞれ記憶させること
により、制御上のタイミングを考慮することなく、制御
回路を構成することを可能とする液晶駆動方法を提供す
ることができ、その結果、黒表示の境界を制御する制御
回路の簡略化と設計の容易化、及びライン切り替え時の
誤動作の回避などが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1の実施の形態に係わる液晶表示装置1の
構成の概要を示したブロック図である。
【図2】図1の信号側駆動回路8のブロック構成を示す
図である。
【図3】図2記載のドライバのシフトレジスタ周辺のセ
ル単位のブロック構成を示す図である。
【図4】本第1の実施の形態におけるドライバの制御例
を記載した図である。
【図5】第2の実施の形態における液晶表示ドライバの
構成のブロック図である。
【図6】図5のドライバのシフトレジスタ周辺の1セル
の構成の詳細を記載した図である。
【図7】第3の実施の形態における液晶表示ドライバの
要部構成のブロック図である。
【図8】本第3の実施の形態における黒表示位置メモリ
への黒表示データの書き込み方法を示す図である。
【図9】図8の黒表示データの書き込みに係る図7のコ
ントローラ5における制御動作を示す各部信号のタイミ
ングチャートである。
【図10】図4の黒表示データの書き込みに係る図2の
信号側駆動回路8におけるその他の制御動作を示す各部
信号のタイミングチャートである。
【図11】従来のドライバ(TFTサンプルホールド方
式)の構成例のブロック図である。
【図12】従来の左右黒帯表示を可能にするドライバの
構成例のブロック図である。
【図13】16:9画面上に3:4表示を行う場合の、
従来ドライバの制御例を記載した図である。
【図14】LCDがデルタ配列時に1.5画素ずれサン
プリングタイミング制御を行った際のタイミングチャー
トである。
【図15】LCDに左右黒帯表示を行う場合の境界制御
例を記載した図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 映像入力端子 3 RGBデコーダ 4 反転アンプ 5 コントローラ 6 アンプ 7 走査側駆動回路 8 信号側駆動回路 9 TFT液晶表示パネル 81 制御回路 82 スタート切換回路 83 黒表示位置メモリ 83a 1ビット黒表示位置メモリ 84 スタートマルチプレクサ 85 シフトレジスタ 85a 1ビットシフトレジスタ 86 黒帯表示制御回路 87 レベルシフト回路 88 サンプルホールド回路 89 出力アンプ 90 黒データマルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/66 102 H04N 5/66 102B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の走査ラインと複数の信号ラインの各
    交点に表示素子がマトリックス状に配置されてなる液晶
    表示パネルを走査側駆動手段及び信号側駆動手段により
    駆動して、映像信号の表示を行う液晶駆動装置におい
    て、 前記信号側駆動手段は、 前記複数の信号ラインに接続する出力ライン毎に1段ず
    つ設けられた複数のシフトレジスタの所定段数毎に対応
    して所定の表示データを記憶する複数の記憶手段と、 この記憶手段間に配置され、その前段及び後段の各記憶
    手段の記憶内容に基づいて、前記複数のシフトレジスタ
    を連結してサンプリングパルスを転送させるか、或いは
    シフトスタート信号を対応するシフトレジスタに出力す
    るかを決定する第1の選択出力手段と、 前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記シフトレジス
    タから出力されるサンプリングパルスを出力するか、或
    いは外部から供給される全段一括サンプリングパルスを
    出力するかを決定する第2の選択出力手段と、 この第2の選択出力手段から出力されるサンプリングパ
    ルスをタイミングパルスとして駆動信号を適宜生成して
    前記複数の信号ラインを駆動する駆動手段と、を備えた
    ことを特徴とする液晶駆動装置。
  2. 【請求項2】複数の走査ラインと複数の信号ラインの各
    交点に表示素子が相互にデルタ状に配置されてなる液晶
    表示パネルを走査側駆動手段及び信号側駆動手段により
    駆動して、映像信号の表示を行う液晶駆動装置におい
    て、 前記信号側駆動手段は、 前記複数の信号ラインに接続する出力ライン毎に1段ず
    つ設けられた複数のシフトレジスタの所定段数毎に対応
    して所定の表示データを記憶する複数の記憶手段と、 この記憶手段間に設置され、その前段及び後段の各記憶
    手段の記憶内容に基づいて、前記複数のシフトレジスタ
    を連結してサンプリングパルスを転送させるか、或いは
    シフトスタート信号を対応するシフトレジスタに出力す
    るかを決定する第1の選択出力手段と、 前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記シフトレジス
    タから出力されるサンプリングパルスを出力するか、或
    いは外部から供給される全段一括サンプリングパルスを
    出力するかを決定する第2の選択出力手段と、 前記記憶手段と前記第2の選択出力手段との間に配置さ
    れ、外部から入力されるライン情報に基づいて、当該記
    憶手段の記憶内容と、当該記憶手段の前段或いは後段の
    記憶手段の記憶内容と、を切り替えて前記第2の選択出
    力手段に出力する第3の選択出力手段と、 前記第2の選択出力手段から出力されるサンプリングパ
    ルスにより設定されるサンプリングタイミングをタイミ
    ングパルスとして駆動信号を適宜生成して前記複数の信
    号ラインを駆動する駆動手段と、 を備えることを特徴とする液晶駆動装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段に記憶される記憶内容は、黒
    表示データ或いは映像表示データであることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の液晶駆動装置。
  4. 【請求項4】前記信号側駆動手段は、 前記液晶表示パネルの画像表示領域内の両端部分に表示
    する黒帯表示領域に対応して、前記記憶手段内の両端部
    分の記憶領域方向から前記黒表示データをそれぞれ記憶
    させる記憶制御手段を更に備えたことを特徴とする請求
    項1、2又は3記載の液晶駆動装置。
  5. 【請求項5】複数の走査ラインと複数の信号ラインの各
    交点に表示素子がマトリックス状に配置されてなる液晶
    表示パネルを走査側駆動手段及び信号側駆動手段により
    駆動して、映像信号の表示を行う液晶駆動方法におい
    て、 その信号側駆動方法は、 前記複数の信号ラインに接続する出力ライン毎に1段ず
    つ設けられた複数のシフトレジスタの所定段数毎に対応
    して所定の表示データを記憶手段により記憶し、 前記記憶手段の前段及び後段の各記憶手段の記憶内容に
    基づいて、前記複数のシフトレジスタを連結してサンプ
    リングパルスを転送させるか、或いはシフトスタート信
    号を対応するシフトレジスタに出力するかを決定し、 前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記シフトレジス
    タから出力されるサンプリングパルスを出力するか、或
    いは外部から供給される全段一括サンプリングパルスを
    出力するかを決定し、 この決定により出力されるサンプリングパルスをタイミ
    ングパルスとして駆動信号を適宜生成して前記複数の信
    号ラインを駆動する、 ことを特徴とする液晶駆動方法。
  6. 【請求項6】複数の走査ラインと複数の信号ラインの各
    交点に表示素子が相互にデルタ状に配置されてなる液晶
    表示パネルを走査側駆動手段及び信号側駆動手段により
    駆動して、映像信号の表示を行う液晶駆動方法におい
    て、 その信号側駆動方法は、 前記複数の信号ラインに接続する出力ライン毎に1段ず
    つ設けられた複数のシフトレジスタの所定段数毎に対応
    して所定の表示データを記憶手段により記憶し、 前記記憶手段間に設置され、その前段及び後段の各記憶
    手段の記憶内容に基づいて、前記複数のシフトレジスタ
    を連結してサンプリングパルスを転送させるか、或いは
    シフトスタート信号を対応するシフトレジスタに出力す
    るかを決定し、 前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記シフトレジス
    タから出力されるサンプリングパルスを出力するか、或
    いは外部から供給される全段一括サンプリングパルスを
    出力するかを第2の選択出力手段により決定し、 前記記憶手段と前記第2の選択出力手段との間に配置さ
    れ、外部から入力されるライン情報に基づいて、当該記
    憶手段の記憶内容と、当該記憶手段の前段或いは後段の
    記憶手段の記憶内容と、を切り替えて前記第2の選択出
    力手段に出力し、 前記第2の選択出力手段から出力されるサンプリングパ
    ルスにより設定されるサンプリングタイミングをタイミ
    ングパルスとして駆動信号を適宜生成して前記複数の信
    号ラインを駆動する、 ことを特徴とする液晶駆動方法。
  7. 【請求項7】前記記憶手段に記憶される記憶内容は、黒
    表示データ或いは映像表示データであることを特徴とす
    る請求項5又は6記載の液晶駆動方法。
  8. 【請求項8】前記液晶表示パネルの画像表示領域内の両
    端部分に表示する黒帯表示領域に対応して、前記記憶手
    段内の両端部分の記憶領域方向から前記黒表示データを
    それぞれ記憶させることを特徴とする請求項5、6又は
    7記載の液晶駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100608401B1 (ko) 2003-07-14 2006-08-02 세이코 엡슨 가부시키가이샤 전기 광학 장치와 그 구동 방법, 투사형 표시 장치, 및전자기기
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