JP3478197B2 - 自動販売機の商品収納払出装置 - Google Patents

自動販売機の商品収納払出装置

Info

Publication number
JP3478197B2
JP3478197B2 JP24592599A JP24592599A JP3478197B2 JP 3478197 B2 JP3478197 B2 JP 3478197B2 JP 24592599 A JP24592599 A JP 24592599A JP 24592599 A JP24592599 A JP 24592599A JP 3478197 B2 JP3478197 B2 JP 3478197B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
product passage
setting
vending machine
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24592599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001076236A (ja
Inventor
敬 木原
拓也 左▲高▼
幸雄 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Holdings Ltd filed Critical Fuji Electric Holdings Ltd
Priority to JP24592599A priority Critical patent/JP3478197B2/ja
Publication of JP2001076236A publication Critical patent/JP2001076236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3478197B2 publication Critical patent/JP3478197B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向に延びる
商品通路内に複数の商品を積み重ねた状態で収納すると
ともに、販売時に最下位の販売商品を払い出す自動販売
機の商品収納払出装置に関し、特に商品通路の左右方向
の幅を設定変更可能な商品収納払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、缶商品やびん商品などを販売す
る飲料用自動販売機の商品収納払出装置は、上下方向に
延びる複数の商品収納コラムを備えており、各商品収納
コラムに、サーペンタイン式の商品通路が形成されてい
る。この商品通路は、左右の側板と、両側板間に設けら
れ、上下方向に多数、並設された前後の円弧状のガイド
板とで構成されている。このように構成された商品通路
内に、横倒しされた商品が積み重なった状態で収納され
る。また、商品通路の下端部には、商品通路に出没可能
な上下のゲートを有する払出機構が設けられている。販
売待機時には、下ゲートが突出し、最下位の販売商品を
係止することで、収納した複数の商品が保持されるとと
もに、販売時に、上ゲートが突出することで、下から2
番目の次販商品を保持した後、下ゲートが退避すること
で、販売商品が払い出される。
【0003】また、この種の自動販売機には、最近の消
費傾向を反映して、500mlのペットボトル商品を、
缶商品などの他の商品と併せて販売できるようにしたも
のもある。そのような自動販売機では、一部の商品収納
収納コラムがペットボトル商品専用とし構成されてお
り、すなわち、その商品通路が、上述したのと同じ構成
で、かつ他の商品用の商品収納コラムよりも大きな幅
(左右サイズ)および奥行(前後サイズ)を有するよう
にあらかじめ形成されていて、それにより、ペットボト
ル商品を収納し、払い出せるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の商品収
納払出装置では、ペットボトル商品用の商品収納コラム
が、他の商品用の商品収納コラムよりも大きなサイズを
有する専用のものとしてあらかじめ構成されているの
で、季節に応じて、あるいは消費傾向の変化に応じて、
ペットボトル商品の販売品目数を増やしたいという要望
があっても、これに容易に対応できないという問題があ
る。逆に、ペットボトル商品を減らし、他の商品の販売
品目数を増やしたい場合には、大サイズの前者用の商品
収納コラムに収納することは可能である。しかし、その
場合には、商品通路内にデッドスペースが生じること
で、収納効率および販売効率が低下するとともに、商品
通路内で商品が遊びやすいことで、収納・払出を確実に
行えないおそれがある。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、販売品目の変更に容易に対応で
き、収納効率の低下を最小限に抑制しながら、ペットボ
トル商品を含む様々なサイズの商品を収納できるととも
に、1個ずつ確実に払い出すことができる自動販売機の
商品収納払出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、上下方向に延びる商品通路内に複数の商
品を積み重ねた状態で収納するとともに、販売時に、収
納された複数の商品のうちの最下位の販売商品を払い出
す自動販売機の商品収納払出装置であって、所定の間隔
を隔てて互いに対向する左右の側板と、これらの左右の
側板間に前後方向に対向して設けられ、これらの側板と
ともに商品通路を画成する前後のガイド材と、商品通路
内に着脱自在または左右方向に移動自在に設けられ、商
品通路を、複数の商品をそれぞれ収納可能な左右方向に
並んだ複数の商品通路部に区画する区画板と、ガイド材
の下側に左右方向に並設され、複数の商品通路部に収納
された複数の商品をそれぞれ保持するとともに、販売時
に販売商品を払い出すための複数の払出機構と、複数の
払出機構の作動を制御する制御手段と、を備え、複数の
払出機構に前後方向に対向し、前後方向に移動自在に設
けられ、複数の払出機構との間に商品通路の下端部を画
成するとともに、その奥行を設定する奥行設定板をさら
に備え、この奥行設定板は、商品通路の左右方向の全体
にわたる奥行を設定する全体設定板と、複数の商品通路
部の奥行を互いに独立してそれぞれ設定する、左右方向
に並設された複数の部分設定板と、によって構成されて
いることを特徴とする。
【0007】この自動販売機の商品収納払出装置によれ
ば、区画板を使用しない状態、すなわち区画板を取り外
しまたは商品通路内の左右方向の端に寄せた状態では、
側板およびガイド材により画成された商品通路の幅(左
右方向の長さ)全体に、幅の大きな商品を商品通路に収
納することができる。一方、区画板を使用した状態、す
なわち区画板を商品通路の左右方向に区画するように取
り付けた状態では、区画された複数の商品通路部のそれ
ぞれに幅のより小さな商品を収納することができる。収
納された商品は、区画板を使用しない場合および使用し
た場合のいずれにおいても、ガイド材の下側に左右方向
に並設され、制御手段で制御される複数の払出機構によ
って、保持されるとともに、販売時に最下位の販売商品
が払い出される。
【0008】以上のように、本発明の商品収納払出装置
では、区画板の使用の有無に応じ、商品通路を、その全
体に大きな幅の商品を収納する全体設定と、区画された
複数の商品通路部のそれぞれにより小さな幅の商品を収
納する分割設定と、に切り替えることができる。したが
って、販売品目の変更に容易に対応できるとともに、収
納効率の低下を抑制しながら、様々なサイズの商品を収
納し、払い出すことができる。この場合、商品通路の全
体幅、すなわち側板間の間隔を、販売が予定される最大
幅の商品、例えばペットボトル商品を収納できるような
長さに設定することが好ましい。また、商品通路が分割
設定の場合には、複数の部分設定板を前後方向に互いに
独立して移動させることによって、複数の商品通路部の
下端部の奥行(前後方向の長さ)を、収納される商品の
奥行に応じて、それぞれ適切に設定することができる。
したがって、複数の商品通路部に収納される商品の奥行
が互いに異なる場合であっても、各商品通路部において
商品の収納・払出を適切かつ確実に行うことができる。
また、商品通路が全体設定の場合には、部分設定板を操
作することなく、全体設定板のみを移動させることによ
って、商品通路の下端部の幅方向の全体にわたる奥行
を、容易にかつ適切に設定することができる。
【0009】この場合、制御手段は、商品通路が区画板
で区画されているときに、複数の払出機構を互いに独立
して駆動し、商品通路が区画板で区画されていないとき
に、複数の払出機構を同時に駆動するように構成されて
いることが好ましい。
【0010】この構成によれば、商品通路が区画板を使
用しない全体設定のときには、販売時に複数の払出機構
が同時に作動することによって、大きな幅の商品を左右
バランス良く、確実に払い出すことができる。また、商
品通路が区画板を使用した分割設定のときには、販売時
に、販売を行うべき商品を収納する商品通路部に対応す
る払出機構のみが作動することによって、その商品のみ
を払い出すことができる。したがって、区画された複数
の商品通路部に、互いに異なる品目の商品を収納して販
売でき、それにより、販売品目数を増やすことができ
る。
【0011】これらの場合、区画板を、商品通路内の左
右方向の複数の位置のうちの1つに選択的に固定するた
めの固定手段をさらに備えていることが好ましい。
【0012】この構成では、区画板の取付位置を左右方
向に変更することにより、複数の商品通路部のそれぞれ
の幅を変更することができる。したがって、複数の商品
通路部に収納される商品の幅が互いに異なる場合でも、
それに応じた区画板の取付位置を選択することによっ
て、商品を各商品通路部にバランス良く収納することが
できる。
【0013】さらに、これらの場合、区画板が複数の区
画板で構成されていることが好ましい。
【0014】この構成では、各商品通路部に収納される
商品の幅が比較的小さい場合でも、複数の区画板によ
り、各商品通路部を商品の幅に近い幅に調整できる。そ
の結果、各商品通路部において商品を左右方向に遊びの
少ない状態で収納できるので、商品を安定した姿勢に保
ちながら、その収納・払出を適切かつ確実に行うことが
できる。また、この構成では、中途半端な幅の商品の収
納・払出も確実に行える。ここで、中途半端な幅の商品
とは、全体設定の商品通路に収納した場合には左右方向
に大きなギャップが生じるとともに、分割設定した一方
の商品通路部に収納すると、他方の商品通路部には商品
を収納できなくなるような幅を有する商品をいう。この
ような商品の場合には、複数の区画板によって商品を商
品通路の中央部に遊びなく位置決めし、複数の払出機構
に左右バランス良くまたがるようにすることで、その収
納・払出を適切かつ確実に行うことができる。
【0015】
【0016】
【0017】以上の場合、複数の部分設定板が、全体設
定板に取り付けられていることが好ましい。
【0018】この構成では、複数の部分設定板が全体設
定板に取り付けられていることにより、省略スペース化
を図ることができる。また、奥行設定板を、全体設定板
と部分設定板のアセンブリとして、あらかじめ組み立て
ることが可能になり、それにより、組立コストの削減を
図ることもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態を詳細に説明する。図1〜図3は、本発明
を適用した自動販売機の商品収納払出装置を示してい
る。この自動販売機は、缶商品やびん商品さらには50
0mlのペットボトル商品などの、断面がほぼ円形の商
品S(図1および図3参照)を、商品収納払出装置1に
収納し、販売するものである。なお、図1〜図3は一部
の商品収納払出装置1を示しており、実際の自動販売機
では、図示した商品収納払出装置1が複数、左右方向
(図面の奥行方向)に並んで配置されている。
【0020】商品収納払出装置1は、左右の側板2、2
と、側板2、2間に設けられ、側板2、2とともに商品
通路3を画成する多数の前後のガイド板4、4(ガイド
材)と、商品通路3内に左右方向に移動自在に設けられ
た区画板5と、前後のガイド板4、4の下端にそれぞれ
連なり、互いに対向するように配置された左右の払出機
構6、6および奥行設定板7などを備えている。なお、
各図に示すように、上記の構成要素のうち、側板2以外
のものは、前後に2列で設けられ、ほぼ前後対称に配置
されているので、以下では、前側のものを代表して説明
するものとする。
【0021】左右の側板2、2は、500mlのペット
ボトル商品(高さ210mm)を収納可能な所定の間隔
G(例えば235mm)を隔てて、互いに平行に上下方
向に延びている。側板2、2の互いに同じ複数の所定位
置には、前後のガイド板4を取り付けるための複数の取
付孔(図示せず)が形成され、上下方向に千鳥状に配列
されている。
【0022】各ガイド板4は、例えば鋼板をプレス加工
したものであり、外側に凸の円弧状を有している。ガイ
ド板4は、その上端部に一体に形成したカール部4aの
両端部を、側板2、2の取付孔にそれぞれ係合させるこ
とによって、側板2、2に回動自在に取り付けられてい
る。また、ガイド板4の下端部は、内方に向かって凸の
円弧状に形成され、すぐ下側のガイド板4のカール部4
aに内側から当接している。以上の構成により、側板
2、2および前後のガイド板4、4によって、上下方向
に蛇行しながら延びる、いわゆるサーペンタイン式の商
品通路3が画成されている。また、商品通路3の上端
は、前面に開口する商品投入口3aに連通しており、商
品Sは、この商品投入口3bから横倒し姿勢で投入さ
れ、、商品通路3内に積み重なった状態で収納される。
【0023】区画板5は、収納した横倒し姿勢の商品S
の幅、すなわち商品Sの高さが小さいときに、商品通路
3を左右2つの商品通路部3a、3aに区画するための
ものである。この区画板5は、鋼板などで構成され、商
品通路3をなぞるような蛇行形状を有し、前後のガイド
板4、4間に配置され、商品投入口3bから払出機構6
と奥行設定板7との間にわたり、上下方向に延びるよう
に設けられている。具体的には、区画板5は、その上端
部の前部に形成した係合凹部5a、および後部に固定し
た取付板5bの逆U字状の係合凹部5cが、側板2、2
間に水平に渡した前後のシャフト8、8に係合すること
によって、シャフト8、8に沿って左右方向に移動自在
に取り付けられている。また、区画板5の下端部は、そ
の付近に左右方向に並設された図示しない複数のスリッ
ト(固定手段)の1つに差し込まれることによって、移
動した位置に固定されるようになっている。これによ
り、区画板5によって、商品通路3を、任意の幅の組合
せの2つの商品通路部3a、3aに区画することができ
る。なお、この区画板5の位置決め・固定は、ねじ止め
などで行うことも可能である。
【0024】払出機構6、6は、後ガイド板4の下側に
左右に並んで配置されており、対向する奥行設定板7と
の間に商品通路3の下端部を構成するとともに、販売時
に最下位の販売商品Sを払い出すものである。両払出機
構6、6は、互いに同じ構成および寸法を有している。
各払出機構6は、後ガイド板4の下端に連なり、上下方
向に延びる鋼板などから成る機構本体9と、機構本体9
に回動自在に取り付けられ、商品通路3内に出没可能な
上下のゲート10、11と、ゲート10、11を駆動す
るソレノイド12などを備えている。
【0025】両払出機構6、6の上ゲート10、10、
および下ゲート11、11は、互いに所定の間隔、隔て
て配置されている。また、両払出機構6、6のソレノイ
ド12、12はそれぞれ、マイクロコンピュータで構成
された図示しない制御装置(制御手段)に接続されてい
て、それらの作動が、制御装置により互いに独立して制
御される。そして、販売待機時には、下ゲート11が突
出し、最下位の販売商品Sを係止することで、収納した
商品Sを保持するとともに、販売時には、ソレノイド1
2が制御装置の制御により作動し、上ゲート10が突出
することで、下から2番目の次販商品Sを係止し、次販
商品Sを含む商品Sを保持した後、下ゲート11が退避
することで、販売商品Sのみを払い出すようになってい
る。
【0026】奥行設定板7は、払出機構6との間の間
隔、すなわち商品通路3の下端部の奥行(前後方向の長
さ)を設定するためのものであり、図4に示すように、
全体設定板13と、これに取り付けた左右2つの部分設
定板14、14で構成されている。
【0027】全体設定板13は、前ガイド板4の下端に
連なり、上下方向に延びる設定板本体15を備えてい
る。設定板本体15は、鋼板などから矩形に形成され、
商品通路3のほぼ全体にわたる幅を有しており、左右2
つの矩形の開口15a、15aが左右対称に形成されて
いる。また、設定板本体15には、上下のシャフト1
6、17が水平に取り付けられており、これらのシャフ
ト16、17の両端部が、側板2、2に形成された上下
のガイド溝2b、2cにそれぞれ係合している。上ガイ
ド溝2bは「く」字状に、下ガイド溝2cは斜め逆
「U」字状に、それぞれ形成されている(図5参照)。
【0028】以上の構成により、上下のシャフト16、
17は、上下のガイド溝2b、2cに沿って案内される
とともに、下シャフト17が下ガイド溝2cの下縁およ
び上縁にそれぞれ係止されることにより、選択的に位置
決めされる。そして、全体設定板13は、下シャフト1
7が下ガイド溝2cの下縁に係止された状態では、設定
板本体15が後方に位置し、払出機構6との間隔を狭め
た小奥行設定(図1の状態)に設定される一方、上縁に
係止された状態では、設定板本体15が前方に位置し、
払出機構6との間隔を拡げた状態の大奥行設定(図2の
状態)に設定される。このように、全体設定板13によ
って、商品通路3の幅方向の全体にわたる奥行が2段階
に切り替えられる。
【0029】一方、部分設定板14、14は、互いに同
じ構成および寸法を有し、所定の間隔を隔てて配置され
ている。各部分設定板14は、設定板本体18と、設定
板本体18に水平に取り付けられた上下のシャフト1
9、20を備えている。設定板本体18は、鋼板などを
折り曲げることにより、横断面が逆「U」字状に形成さ
れており、全体設定板13の各開口15aに臨んでい
る。また、上下のシャフト19、20は、設定板本体1
8の両側部を貫通するように取り付けられ、それらの両
端部が、全体設定板13の設定板本体15に形成された
上下のガイド溝15b、15cにそれぞれ係合してい
る。これらのガイド溝15b、15cの形状は、上述し
た側板2の上下のガイド溝2b、2cとまったく同じで
ある。したがって、部分設定板14、14は、設定板本
体18が後方に位置し、商品通路3に突出した小奥行設
定(図5(a)の状態)と、設定板本体18が前方に位
置し、商品通路3から退避した大奥行設定(図5(b)
の状態)とに、互いに独立して切替設定される。
【0030】次に、以上のように構成された商品収納払
出装置1の動作について説明する。図2および図3は、
商品通路3に500mlのペットボトル商品(高さ21
0mm)を収納するときの状況を示している。この場合
にはまず、図2に示すように、商品Sを投入する前に、
区画板5を商品通路3の左右方向の端に寄せ、商品通路
3全体を開放するとともに、奥行設定板7の全体設定板
13を操作して、これを大奥行設定とする。また、両払
出機構6、6の下ゲート11、11は、商品通路3に突
出した状態になっている。
【0031】この状態で、商品投入口3bから商品Sを
横倒し姿勢で次々に投入すると、商品Sは、商品通路3
内を落下し、払出機構6、6の突出した下ゲート11、
11に最下位の販売商品Sが係止されることによって、
商品通路3内に積み重なった状態で保持・収納される
(図3の状態)。この状態が販売待機状態である。そし
て、販売時には、制御装置の制御により、両払出機構
6、6が同時に、前述したように作動することによっ
て、販売商品Sが払い出される。
【0032】これに対して、図1は、商品通路3に、ペ
ットボトル商品の約1/2以下の同じ高さの商品S(例
えば高さ88mmの160ml缶)を2列で収納したと
きの状況を示している。すなわち、この場合には、商品
Sの投入前に、区画板5を商品通路3の中心に位置させ
ることによって、商品通路3を同じ幅の2つの商品通路
部3a、3aに区画する。また、奥行設定板7の全体設
定板13を小奥行設定とする。
【0033】その後、商品通路部3a、3aに商品Sを
投入すると、商品Sは、各商品通路部3aにおいて、対
応する払出機構6の下ゲート11により、積み重なった
状態で保持・収納される。そして、販売時には、消費者
により選択された商品Sを収納する商品通路部3aの払
出機構6のみが、制御装置の制御により作動することに
よって、その商品Sが払い出される。
【0034】なお、上述した例は、2つの商品通路部3
a、3aにそれぞれ160ml缶を収納した例である
が、各商品収納部3aに収納可能な他の高さの商品S、
例えば190mm缶(高さ104mm)を収納すること
も、もちろん可能である。また、前述したように、区画
板5が左右方向の複数の位置に移動設置可能であるこ
と、および、両払出機構6、6の上ゲート10、10
間、下ゲート11、11間が互いに所定の間隔で隔たっ
ていることから、ある程度の範囲であれば、左右の商品
通路部3a、3aを互いに異なる幅とし、それぞれに異
なる高さの商品S、Sを収納することができる。さら
に、奥行設定板7の2つの部分設定板14、14が、互
いに独立して小奥行設定と大奥行設定に切替可能である
ことから、2つの商品通路部3a、3aに異なる径の商
品S、Sを収納することもできる。
【0035】以上のように、本実施形態の商品収納装置
1によれば、区画板5の使用の有無に応じ、商品通路3
を、その全体にペットボトル商品のような、大きな高さ
の商品Sを収納する全体設定と、区画された左右の商品
通路部3a、3aのそれぞれに、缶商品のような、より
小さな高さの商品Sを収納する分割設定と、に切り替え
ることができる。また、区画板5は、左右方向の複数の
位置に移動設置可能である。したがって、販売品目の変
更に容易に対応できるとともに、収納効率の低下を抑制
しながら、様々な高さの商品Sを収納し、払い出すこと
ができる。
【0036】また、区画板5を使用しないときには、販
売時に両払出機構6、6が同時に作動することによっ
て、大きな高さの商品を左右バランス良く、確実に払い
出すことができる。さらに、区画板5を使用したときに
は、販売時に、販売を行うべき商品Sを収納する商品通
路部3aに対応する払出機構6のみが作動することによ
って、その商品Sのみを払い出すことができる。したが
って、左右の商品通路部3a、3aに、互いに異なる品
目の商品S、Sを収納して販売でき、それにより、販売
品目数を増やすことができる。
【0037】これに加えて、商品通路3が分割設定の場
合には、左右の部分設定板14、14を互いに独立して
移動させることによって、左右の商品通路部3a、3a
の下端部の奥行を、収納される商品Sの径に応じて、そ
れぞれ適切に設定することができる。したがって、商品
通路部3a、3aに収納される商品S、Sの径が互いに
異なる場合であっても、各商品通路部3aにおいて商品
Sの収納・払出を適切かつ確実に行うことができる。ま
た、商品通路3が全体設定の場合には、部分設定板14
を操作することなく、全体設定板13のみを移動させる
ことによって、商品通路3の下端部の幅全体にわたる奥
行を、容易にかつ適切に設定することができる。さら
に、部分設定板14、14が全体設定板13に取り付け
られているので、省略スペース化を図れるとともに、奥
行設定板7を、全体設定板13と部分設定板14のアセ
ンブリとして、あらかじめ組み立てることが可能にな
り、それにより、組立コストの削減を図ることもでき
る。
【0038】図6は、本発明の第2実施形態を概略的に
示したものである。すなわち、この実施形態は、2枚の
区画板5、5を商品通路3内に、第1実施形態の区画板
5と同じ構成で、すなわち左右方向に移動自在にかつ複
数の位置で固定できるように、設けたものである。した
がって、本実施形態では、同図(a)に示すように、各
商品通路部3aに収納される商品Sの高さが比較的小さ
い場合でも、2枚の区画板5、5により、各商品通路部
3aを商品Sの高さに近い幅に調整できる。その結果、
各商品通路部3aにおいて商品Sを左右方向に遊びの少
ない状態で収納できるので、商品Sを安定した姿勢に保
ちながら、その収納・払出を適切かつ確実に行うことが
できる。
【0039】また、同図(b)に示すように、商品Sが
中途半端な高さを有する場合には、2枚の区画板5、5
によって商品Sを商品通路3の中央部に遊びなく位置決
めし、両払出機構6、6に左右バランス良くまたがるよ
うにすることで、その収納・払出を適切かつ確実に行う
ことができる。
【0040】なお、本発明は、説明した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、実施形態では、区画板5が商品通路3内に移動
自在に設けられているが、これを着脱自在としてもよ
い。また、実施形態では、商品通路3が区画板5により
2つの商品通路部3aに区画され、これに対応して払出
機構6が2個、設けられているが、適当であれば、商品
通路3の区画数および払出機構6の個数を、3以上とし
てもよい。また、実施形態は、本発明をサーペンタイン
式の商品通路を有する商品収納払出装置に適用した例で
あるが、本発明は、積上げ式に商品を収納する商品収納
払出装置に適用することも可能である。その他、細部の
構成を適宜、変更することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の自動販売機の商
品収納払出装置によれば、販売品目の変更に容易に対応
でき、収納効率の低下を最小限に抑制しながら、ペット
ボトル商品を含む様々なサイズの商品を収納できるとと
もに、1個ずつ確実に払い出すことができるなどの効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動販売機の商品収
納払出装置の、高さの小さい商品を収納した状態の
(a)正面図および(b)側断面図である。
【図2】図1の商品収納払出装置の、高さの大きい商品
を投入する前の状態の(a)正面図および(b)側断面
図である。
【図3】図2の商品収納払出装置の、商品を収納した状
態の(a)正面図および(b)側断面図である。
【図4】奥行設定板の(a)平面図および(b)正面図
である。
【図5】図4の奥行設定板の全体設定板に対する部分設
定板の設定状況を示す側面図である。
【図6】本発明の第2実施形態による動作を概略的に説
明する図である。
【符号の説明】
1 商品収納払出装置 2 側板 3 商品通路 3a 商品通路部 4 ガイド板(ガイド材) 5 区画板 6 払出機構 7 奥行設定板 13 全体設定板 14 部分設定板 S 商品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−157090(JP,A) 特開 平7−29059(JP,A) 特開 平4−188390(JP,A) 特開 平4−7797(JP,A) 実開 平2−9973(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 11/00 - 11/72

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延びる商品通路内に複数の商
    品を積み重ねた状態で収納するとともに、販売時に、収
    納された複数の商品のうちの最下位の販売商品を払い出
    す自動販売機の商品収納払出装置であって、 所定の間隔を隔てて互いに対向する左右の側板と、 これらの左右の側板間に前後方向に対向して設けられ、
    これらの側板とともに前記商品通路を画成する前後のガ
    イド材と、 前記商品通路内に着脱自在または左右方向に移動自在に
    設けられ、当該商品通路を、複数の商品をそれぞれ収納
    可能な左右方向に並んだ複数の商品通路部に区画する区
    画板と、 前記ガイド材の下側に左右方向に並設され、前記複数の
    商品通路部に収納された複数の商品をそれぞれ保持する
    とともに、販売時に前記販売商品を払い出すための複数
    の払出機構と、 前記複数の払出機構の作動を制御する制御手段と、 を備え 前記複数の払出機構に前後方向に対向し、前後方向に移
    動自在に設けられ、前記複数の払出機構との間に前記商
    品通路の下端部を画成するとともに、その奥行を設定す
    る奥行設定板をさらに備え、 この奥行設定板は、前記商品通路の左右方向の全体にわ
    たる奥行を設定する全体設定板と、前記複数の商品通路
    部の奥行を互いに独立してそれぞれ設定する、左右方向
    に並設された複数の部分設定板と、によって構成されて
    いる ことを特徴とする自動販売機の商品収納払出装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記商品通路が前記区
    画板で区画されているときに、前記複数の払出機構を互
    いに独立して駆動し、前記商品通路が前記区画板で区画
    されていないときに、前記複数の払出機構を同時に駆動
    するように構成されていることを特徴とする、請求項1
    に記載の自動販売機の商品収納払出装置。
  3. 【請求項3】 前記区画板を、前記商品通路内の左右方
    向の複数の位置のうちの1つに選択的に固定するための
    固定手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項
    1または2に記載の自動販売機の商品収納払出装置。
  4. 【請求項4】 前記区画板が複数の区画板で構成されて
    いることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに
    記載の自動販売機の商品収納払出装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の部分設定板が、前記全体設定
    板に取り付けられていることを特徴とする、請求項1な
    いし4のいずれかに記載の自動販売機の商品収納払出装
    置。
JP24592599A 1999-08-31 1999-08-31 自動販売機の商品収納払出装置 Expired - Fee Related JP3478197B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24592599A JP3478197B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 自動販売機の商品収納払出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24592599A JP3478197B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 自動販売機の商品収納払出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001076236A JP2001076236A (ja) 2001-03-23
JP3478197B2 true JP3478197B2 (ja) 2003-12-15

Family

ID=17140898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24592599A Expired - Fee Related JP3478197B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 自動販売機の商品収納払出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3478197B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001076236A (ja) 2001-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107195099B (zh) 自动售货机的商品送出装置
WO2001016903A1 (fr) Dispositif de distribution pour distributeur automatique
JP3478197B2 (ja) 自動販売機の商品収納払出装置
JP2006252026A (ja) 商品収納ラック
JPH0581537A (ja) 自動販売機
JPH0855273A (ja) 自動販売機のサーペンタイン式商品ラック
JP3185570B2 (ja) サーペンタイン式商品ラックの商品通路幅調節装置
JP3255888B2 (ja) 自動販売機の商品収納棚
US4625893A (en) Stamp booklet dispenser mechanism
JP3526901B2 (ja) 自動販売機の商品収納装置
JP3115675B2 (ja) 自動販売機の商品収納装置
JP2005044141A (ja) 自動販売機
JP2005018106A (ja) 自動販売機の直積式商品収納ラック
JPS592623Y2 (ja) 自動販売機のサ−ペンタイン式商品棚
JP2543559Y2 (ja) 自動販売機
JP3548056B2 (ja) 自動販売機の商品払い出し装置のプッシャアダプタ
JPH09330466A (ja) 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック
KR200183889Y1 (ko) 스파이럴형과 슬라이드형을 겸비한 복합형 자동판매기
JPH05303683A (ja) 自動販売機
JP2022177513A (ja) 商品収納ラック及び商品収納装置
JP2005141664A (ja) 商品搬出装置
JP2003099848A (ja) 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック
JP4337650B2 (ja) 商品収納装置
JPH10247269A (ja) 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック
JP2906359B2 (ja) 直積み式自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030902

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees