JP3477580B2 - ベルトコンベヤ - Google Patents
ベルトコンベヤInfo
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- JP3477580B2 JP3477580B2 JP14751493A JP14751493A JP3477580B2 JP 3477580 B2 JP3477580 B2 JP 3477580B2 JP 14751493 A JP14751493 A JP 14751493A JP 14751493 A JP14751493 A JP 14751493A JP 3477580 B2 JP3477580 B2 JP 3477580B2
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- Japan
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- shape
- belt
- roller
- maintaining
- rollers
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- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無端の帯状搬送ベルト
の一部をパイプ状に丸めて搬送するようにしたベルトコ
ンベヤに関する。
の一部をパイプ状に丸めて搬送するようにしたベルトコ
ンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は、従来のこの種のベルト
コンベヤの一例を示す。
コンベヤの一例を示す。
【0003】この従来のベルトコンベヤは、無端の帯状
搬送ベルト(1)を、前部ローラ(2)と後部ローラ(3)と
に掛け回し、前部ローラ(2)と後部ローラ(3)とのいず
れかをモータ等の駆動手段(図示略)により回転させるこ
とによって搬送ベルト(1)を循環させ、また両ローラ
(2)(3)間における搬送ベルト(1)の回走方向に沿って
適宜の間隔で多数の支持枠(4)を設置し、各支持枠(4)
の上部に、搬送ベルト(1)の往路側部分(1a)を偏平又は
浅い樋状に支持する複数の支持ローラ(5)を設けるとと
もに、支持枠(4)の下部に、複数の保形ローラ(6)を全
体として正面形がほぼ円形の配置をなすように設け、搬
送ベルト(1)の復路側部分(1b)を、この円形に配設した
複数の保形ローラ(6)間を通過させることにより、搬送
面を内方としてパイプ状に丸めて回走させるようになっ
ている。
搬送ベルト(1)を、前部ローラ(2)と後部ローラ(3)と
に掛け回し、前部ローラ(2)と後部ローラ(3)とのいず
れかをモータ等の駆動手段(図示略)により回転させるこ
とによって搬送ベルト(1)を循環させ、また両ローラ
(2)(3)間における搬送ベルト(1)の回走方向に沿って
適宜の間隔で多数の支持枠(4)を設置し、各支持枠(4)
の上部に、搬送ベルト(1)の往路側部分(1a)を偏平又は
浅い樋状に支持する複数の支持ローラ(5)を設けるとと
もに、支持枠(4)の下部に、複数の保形ローラ(6)を全
体として正面形がほぼ円形の配置をなすように設け、搬
送ベルト(1)の復路側部分(1b)を、この円形に配設した
複数の保形ローラ(6)間を通過させることにより、搬送
面を内方としてパイプ状に丸めて回走させるようになっ
ている。
【0004】供給ホッパ(7)から供給された被搬送物
(8)は、平ベルト状又は樋状となった搬送ベルト(1)の
往路側部分(1a)で受けられて、排出ホッパ(9)まで搬送
させられ、排出ホッパ(9)に投下させられる。
(8)は、平ベルト状又は樋状となった搬送ベルト(1)の
往路側部分(1a)で受けられて、排出ホッパ(9)まで搬送
させられ、排出ホッパ(9)に投下させられる。
【0005】搬送ベルト(1)の復路側部分(1b)を、円形
に配設した複数の保形ローラ(6)間を通過させることに
より、搬送面を内方としてパイプ状に丸めて回走させる
ようにしたのは、復路において搬送面に付着した被搬送
物(8)が妄りに落下しないようにするためである。
に配設した複数の保形ローラ(6)間を通過させることに
より、搬送面を内方としてパイプ状に丸めて回走させる
ようにしたのは、復路において搬送面に付着した被搬送
物(8)が妄りに落下しないようにするためである。
【0006】これと同様の構成は、例えば特開昭59-149
211号公報にも開示されている。
211号公報にも開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この種のベルトコンベ
ヤにおいては、搬送ベルト(1)は、パイプ状に丸められ
たとき、座屈することなく均一に撓曲して真円に近い形
をなすように、一般の平ベルトとは異なるベルト構造を
した価格の高い専用ベルトを使用していた。
ヤにおいては、搬送ベルト(1)は、パイプ状に丸められ
たとき、座屈することなく均一に撓曲して真円に近い形
をなすように、一般の平ベルトとは異なるベルト構造を
した価格の高い専用ベルトを使用していた。
【0008】このため、一般の平ベルト搬送ラインを改
造し、復路において搬送面に付着した被搬送物が妄りに
落下しないようパイプ状に丸めて搬送するようにする場
合、それまで使用していた平ベルトを上記のような専用
ベルトに取り替えなければならず、それに費用がかかり
不経済であった。また、上述のような従来のタイプのベ
ルトコンベヤは、保形ローラによって形成される内接円
の径を変化させることができなかったので、使用により
平ベルトが摩耗し、新品に比較してその撓曲性が変化し
たり、又は異なったサイズの平ベルトを使用したいとき
等に、それに対処することができなかった。すなわち、
従来のものでは、ベルトが円筒状に丸められたとき、ベ
ルトの撓曲性が均一でなく、局部的に変化していたり、
又はベルト端部同志の重合部の存在により、ベルトの円
周方向の撓曲性が不均一になっていると、ベルトと保形
ローラとの接触状態が不均一となり、ベルトやローラに
偏摩耗が発生増長され、製品寿命が著しく短くなる問題
が生じ、従来の平ベルトコンベヤを有効に利用できない
という問題点があった。
造し、復路において搬送面に付着した被搬送物が妄りに
落下しないようパイプ状に丸めて搬送するようにする場
合、それまで使用していた平ベルトを上記のような専用
ベルトに取り替えなければならず、それに費用がかかり
不経済であった。また、上述のような従来のタイプのベ
ルトコンベヤは、保形ローラによって形成される内接円
の径を変化させることができなかったので、使用により
平ベルトが摩耗し、新品に比較してその撓曲性が変化し
たり、又は異なったサイズの平ベルトを使用したいとき
等に、それに対処することができなかった。すなわち、
従来のものでは、ベルトが円筒状に丸められたとき、ベ
ルトの撓曲性が均一でなく、局部的に変化していたり、
又はベルト端部同志の重合部の存在により、ベルトの円
周方向の撓曲性が不均一になっていると、ベルトと保形
ローラとの接触状態が不均一となり、ベルトやローラに
偏摩耗が発生増長され、製品寿命が著しく短くなる問題
が生じ、従来の平ベルトコンベヤを有効に利用できない
という問題点があった。
【0009】また、専用ベルトを用いた場合でも、寒冷
地で用いるときと高温地域で用いるときとではベルトの
柔軟性が異なり、これを丸めるときに、最も望ましいベ
ルトの直径すなわち最適直径が変化する。さらに、被搬
送物の材質や量に応じて、幅の異なる複数種類のベルト
を使い分けたい場合もある。
地で用いるときと高温地域で用いるときとではベルトの
柔軟性が異なり、これを丸めるときに、最も望ましいベ
ルトの直径すなわち最適直径が変化する。さらに、被搬
送物の材質や量に応じて、幅の異なる複数種類のベルト
を使い分けたい場合もある。
【0010】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、搬送ベルトの一部をパイプ状に丸めた
ときのベルトの径を、使用条件やベルトの材質その他の
条件に応じて任意に調節しうるようにすることにより、
上記問題点を解決し、もって既存の平ベルトをそのまま
一部をパイプ状として回走させるタイプのものにも使用
できるようにしたベルトコンベヤを提供することを目的
としている。
な問題点に鑑み、搬送ベルトの一部をパイプ状に丸めた
ときのベルトの径を、使用条件やベルトの材質その他の
条件に応じて任意に調節しうるようにすることにより、
上記問題点を解決し、もって既存の平ベルトをそのまま
一部をパイプ状として回走させるタイプのものにも使用
できるようにしたベルトコンベヤを提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、循環する無端の帯状搬送ベルトの一部
を、全体としてほぼ円形の配置をなすように支持枠に支
持された複数の保形ローラ間を通過させることにより、
搬送ベルトの一部をパイプ状に丸めて回走させるように
したベルトコンベヤにおいて、前記複数の保形ローラの
うちの下部中央の保形ローラを、上部中央の保形ローラ
に対して上下位置調節可能として、前記支持枠に装着す
るとともに、下部中央の保形ローラの軸の両端に、左右
の保形ローラの軸の内端部を枢着し、かつ左右の保形ロ
ーラの軸の外端部に貫設したピンを、下部中央の保形ロ
ーラの上昇及び下降に連動して、内方及び外側方に移動
するようにした移動体に設けた上下方向に長い長孔に摺
動自在に嵌合したことを特徴としている。
め、本発明は、循環する無端の帯状搬送ベルトの一部
を、全体としてほぼ円形の配置をなすように支持枠に支
持された複数の保形ローラ間を通過させることにより、
搬送ベルトの一部をパイプ状に丸めて回走させるように
したベルトコンベヤにおいて、前記複数の保形ローラの
うちの下部中央の保形ローラを、上部中央の保形ローラ
に対して上下位置調節可能として、前記支持枠に装着す
るとともに、下部中央の保形ローラの軸の両端に、左右
の保形ローラの軸の内端部を枢着し、かつ左右の保形ロ
ーラの軸の外端部に貫設したピンを、下部中央の保形ロ
ーラの上昇及び下降に連動して、内方及び外側方に移動
するようにした移動体に設けた上下方向に長い長孔に摺
動自在に嵌合したことを特徴としている。
【0012】
【作用】下部中央の保形ローラを下降させると、それに
連動して、その左右の保形ローラが下部中央の保形ロー
ラに対してそれらの挾角が増加するように傾動し、それ
らの保形ローラにより形成される内接円が大となる。
連動して、その左右の保形ローラが下部中央の保形ロー
ラに対してそれらの挾角が増加するように傾動し、それ
らの保形ローラにより形成される内接円が大となる。
【0013】また逆に、下部中央の保形ローラを上昇さ
せると、上記と逆の作用により、上記保形ローラにより
形成される内接円が小となる。
せると、上記と逆の作用により、上記保形ローラにより
形成される内接円が小となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面を参照し
て説明する。図1〜図3は、本発明の一実施例を示す。
なお、図4及び図5に示す従来のベルトコンベヤと共通
する部材には同一の符号を付して図示し、それらについ
ての詳細な説明は省略する。
て説明する。図1〜図3は、本発明の一実施例を示す。
なお、図4及び図5に示す従来のベルトコンベヤと共通
する部材には同一の符号を付して図示し、それらについ
ての詳細な説明は省略する。
【0015】この実施例においては、支持枠(4)の下面
に、固定枠(31)を固着するとともに、可動枠(33)を、固
定枠(31)に上下方向に摺動自在に嵌合し、可動枠(33)
を、その両側部に穿設した上下方向に長い長孔(図示略)
と固定枠(31)の両側部に穿設した軸孔(図示略)とを挿通
するボルト(15)とナット(16)を締付けることにより固定
枠(11)に所望の上下位置で固着しうるようにしてある。
に、固定枠(31)を固着するとともに、可動枠(33)を、固
定枠(31)に上下方向に摺動自在に嵌合し、可動枠(33)
を、その両側部に穿設した上下方向に長い長孔(図示略)
と固定枠(31)の両側部に穿設した軸孔(図示略)とを挿通
するボルト(15)とナット(16)を締付けることにより固定
枠(11)に所望の上下位置で固着しうるようにしてある。
【0016】また、この実施例においては、保形ローラ
(6)を6個とし、その上部中央の保形ローラ(6-1)の軸
(6-1a)の両端を、固定枠(31)に前後方向を向く軸(32)を
もって固定し、それに隣接する左右の保形ローラ(6-2)
(6-3)の軸(6-2a)(6-3a)の内端部を上記軸(32)にそれぞ
れ枢着し、下部中央の保形ローラ(6-4)の軸(6-4a)の両
端を、可動枠(33)に前後方向を向く軸(34)をもって固定
し、さらに保形ローラ(6-4)に隣接する左右の保形ロー
ラ(6-5)(6-6)の軸(6-5a)(6-6a)の内端部を上記軸(34)に
枢着してある。
(6)を6個とし、その上部中央の保形ローラ(6-1)の軸
(6-1a)の両端を、固定枠(31)に前後方向を向く軸(32)を
もって固定し、それに隣接する左右の保形ローラ(6-2)
(6-3)の軸(6-2a)(6-3a)の内端部を上記軸(32)にそれぞ
れ枢着し、下部中央の保形ローラ(6-4)の軸(6-4a)の両
端を、可動枠(33)に前後方向を向く軸(34)をもって固定
し、さらに保形ローラ(6-4)に隣接する左右の保形ロー
ラ(6-5)(6-6)の軸(6-5a)(6-6a)の内端部を上記軸(34)に
枢着してある。
【0017】左方の保形ローラ(6-2)(6-5)の軸(6-2a)(6
-5a)の外端部に貫設した前後方向を向く上下1対のピン
(35)、及び右方の保形ローラ(6-3)(6-6)の軸(6-3a)(6-6
a)の外端部に貫設した前後方向を向く上下1対のピン(3
5)は、それぞれ左右1対の移動体(36)の内端部に設けた
上下方向に長い長孔(37)に摺動自在に嵌合され、この各
移動体(36)の外端部に突設したピン(38)を、固定枠(31)
と可動枠(33)との重合部にX字状に交差するように設け
た長孔(39)(40)に嵌合することにより、可動枠(33)を下
降させることにより、ピン(38)と移動体(36)とが外側方
に移動させられ、それによって左右の保形ローラ(6-2)
(6-3)(6-5)(6-6)の外端部が上下に拡がるように移動さ
せられるようになっている。
-5a)の外端部に貫設した前後方向を向く上下1対のピン
(35)、及び右方の保形ローラ(6-3)(6-6)の軸(6-3a)(6-6
a)の外端部に貫設した前後方向を向く上下1対のピン(3
5)は、それぞれ左右1対の移動体(36)の内端部に設けた
上下方向に長い長孔(37)に摺動自在に嵌合され、この各
移動体(36)の外端部に突設したピン(38)を、固定枠(31)
と可動枠(33)との重合部にX字状に交差するように設け
た長孔(39)(40)に嵌合することにより、可動枠(33)を下
降させることにより、ピン(38)と移動体(36)とが外側方
に移動させられ、それによって左右の保形ローラ(6-2)
(6-3)(6-5)(6-6)の外端部が上下に拡がるように移動さ
せられるようになっている。
【0018】したがって、図3に示すように、下部中央
の保形ローラ(6-4)を下降させると、それに連動して、
左右の保形ローラ(6-2)(6-3)(6-5)(6-6)が中央の保形ロ
ーラ(6-1)(6-4)に対してそれらの挾角が増加するように
傾動し、それら6個の保形ローラにより形成される内接
円が大となる。
の保形ローラ(6-4)を下降させると、それに連動して、
左右の保形ローラ(6-2)(6-3)(6-5)(6-6)が中央の保形ロ
ーラ(6-1)(6-4)に対してそれらの挾角が増加するように
傾動し、それら6個の保形ローラにより形成される内接
円が大となる。
【0019】また逆に、図2に示すように、下部中央の
保形ローラ(6-4)を上昇させると、上記と逆の作用によ
り、6個の保形ローラにより形成される内接円が小とな
る。
保形ローラ(6-4)を上昇させると、上記と逆の作用によ
り、6個の保形ローラにより形成される内接円が小とな
る。
【0020】したがって、この実施例においては、ボル
ト(15)とナット(16)とを緩めて、可動枠(33)を任意の高
さまで上下動し、その位置でボルト(15)とナット(16)と
を締付けて、可動枠(33)を固定枠(31)に固定することに
より、6本の保形ローラ(6)により形成される内接円の
直径を自由に変更することができ、それによって、6本
の保形ローラ(6)内を通過することによりパイプ状に丸
められる搬送ベルト(1)の復路側部分(1b)のパイプの径
を、図3に示すように大としたり、又は図1及び図2に
示すように小としたりするように、自由に変えることが
できる。
ト(15)とナット(16)とを緩めて、可動枠(33)を任意の高
さまで上下動し、その位置でボルト(15)とナット(16)と
を締付けて、可動枠(33)を固定枠(31)に固定することに
より、6本の保形ローラ(6)により形成される内接円の
直径を自由に変更することができ、それによって、6本
の保形ローラ(6)内を通過することによりパイプ状に丸
められる搬送ベルト(1)の復路側部分(1b)のパイプの径
を、図3に示すように大としたり、又は図1及び図2に
示すように小としたりするように、自由に変えることが
できる。
【0021】その結果、搬送ベルト(1)の材質や幅寸
法、使用条件、その他の条件等に基づいて、搬送ベルト
(1)のパイプ状に丸められる部分の径を、その時々の最
適な値に調節することができ、ひいては従来の既存の平
ベルトをそのままこのタイプの搬送ベルト(1)として使
用することも可能となる。
法、使用条件、その他の条件等に基づいて、搬送ベルト
(1)のパイプ状に丸められる部分の径を、その時々の最
適な値に調節することができ、ひいては従来の既存の平
ベルトをそのままこのタイプの搬送ベルト(1)として使
用することも可能となる。
【0022】なお、上記実施例は、本発明を搬送ベルト
(1)の復路側部分(1b)をパイプ状に丸めるタイプに適用
した場合のものであるが、本発明は、搬送ベルト(1)の
往路側部分(1a)をパイプ状に丸めるタイプのものや、そ
の往路側部分(1a)と復路側部分(1b)との両方をパイプ状
に丸めるタイプのものにも適用することができる。
(1)の復路側部分(1b)をパイプ状に丸めるタイプに適用
した場合のものであるが、本発明は、搬送ベルト(1)の
往路側部分(1a)をパイプ状に丸めるタイプのものや、そ
の往路側部分(1a)と復路側部分(1b)との両方をパイプ状
に丸めるタイプのものにも適用することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によると、支持枠に支持された複
数の保形ローラのうちの少なくともいずれかの取付け位
置を変化させることにより、それらの保形ローラによっ
て形成される内接円の径を自由に変えることができるの
で、搬送ベルトの材質や幅寸法、使用条件、その他の条
件等に基づいて、搬送ベルトのパイプ状に丸められる部
分の径を、その時々の最適な値に調節することができ、
装置を摩耗等の少ない最適な状態で作動させることがで
きるとともに、従来の既存の平ベルトをそのまま、一部
をパイプ状に丸めて回走させるタイプのものに使用する
こともでき、有意義である。
数の保形ローラのうちの少なくともいずれかの取付け位
置を変化させることにより、それらの保形ローラによっ
て形成される内接円の径を自由に変えることができるの
で、搬送ベルトの材質や幅寸法、使用条件、その他の条
件等に基づいて、搬送ベルトのパイプ状に丸められる部
分の径を、その時々の最適な値に調節することができ、
装置を摩耗等の少ない最適な状態で作動させることがで
きるとともに、従来の既存の平ベルトをそのまま、一部
をパイプ状に丸めて回走させるタイプのものに使用する
こともでき、有意義である。
【0024】しかも、本発明においては、下部中央の保
形ローラを下降させると、それに連動して、その左右の
保形ローラが下部中央の保形ローラに対してそれらの挾
角が増加するように傾動し、それらの保形ローラにより
形成される内接円が大となり、また逆に、下部中央の保
形ローラを上昇させると、上記と逆の作用により、保形
ローラにより形成される内接円が小となる。
形ローラを下降させると、それに連動して、その左右の
保形ローラが下部中央の保形ローラに対してそれらの挾
角が増加するように傾動し、それらの保形ローラにより
形成される内接円が大となり、また逆に、下部中央の保
形ローラを上昇させると、上記と逆の作用により、保形
ローラにより形成される内接円が小となる。
【図1】本発明の一実施例の縦断正面図である。
【図2】同じく、図1の要部の拡大縦断正面図である。
【図3】同じく、搬送ベルトの丸めた部分の径を大とし
たときの要部の縦断正面図である。
たときの要部の縦断正面図である。
【図4】従来のパイプコンベヤの一例を示す概略側面図
である。
である。
【図5】図4のB−B線に沿う拡大断面図である。
(1)搬送ベルト
(1a)往路ベルト
(1b)復路ベルト
(2)前部ローラ
(3)後部ローラ
(4)支持枠
(5)支持ローラ
(6)(6-1)(6-2)(6-3)(6-4)(6-5)(6-6)保形ローラ
(6a)(6-1a)(6-2a)(6-3a)(6-4a)(6-5a)(6-6a)軸
(7)供給ホッパ
(8)被搬送物
(9)排出ホッパ
(15)ボルト
(16)ナット
(31)固定枠
(32)軸
(33)可動枠
(34)軸
(35)ピン
(36)移動体
(37)長孔
(38)ピン
(39)(40)長孔
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65G 15/08
B65G 15/60
Claims (2)
- 【請求項1】 循環する無端の帯状搬送ベルトの一部
を、全体としてほぼ円形の配置をなすように支持枠に支
持された複数の保形ローラ間を通過させることにより、
搬送ベルトの一部をパイプ状に丸めて回走させるように
したベルトコンベヤにおいて、 前記複数の保形ローラのうちの下部中央の保形ローラ
を、上部中央の保形ローラに対して上下位置調節可能と
して、前記支持枠に装着するとともに、下部中央の保形
ローラの軸の両端に、左右の保形ローラの軸の内端部を
枢着し、かつ左右の保形ローラの軸の外端部に貫設した
ピンを、下部中央の保形ローラの上昇及び下降に連動し
て、内方及び外側方に移動するようにした移動体に設け
た上下方向に長い長孔に摺動自在に嵌合したことを特徴
とするベルトコンベヤ。 - 【請求項2】 支持枠に固定した固定枠と、該固定枠に
上下方向に位置調節可能として装着され、かつ下部中央
の保形ローラの軸が固定された可動枠との重合部に、長
孔を、互いにX字状に交差するように設け、前記両長孔
に、移動体の外端部に突設したピンを嵌合することによ
り、前記移動体が、下部中央の保形ローラの上昇及び下
降に連動して、内方及び外側方に移動するようにした請
求項1記載のベルトコンベヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14751493A JP3477580B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | ベルトコンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14751493A JP3477580B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | ベルトコンベヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072328A JPH072328A (ja) | 1995-01-06 |
JP3477580B2 true JP3477580B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=15432066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14751493A Expired - Fee Related JP3477580B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | ベルトコンベヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3477580B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE472497T1 (de) | 2004-10-22 | 2010-07-15 | Flsmidth Koch Gmbh | Gurtträger für schlauchförderer |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP14751493A patent/JP3477580B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH072328A (ja) | 1995-01-06 |
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