JP3477377B2 - クレーンの共吊り運転制御方法 - Google Patents

クレーンの共吊り運転制御方法

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JP3477377B2 JP26272998A JP26272998A JP3477377B2 JP 3477377 B2 JP3477377 B2 JP 3477377B2 JP 26272998 A JP26272998 A JP 26272998A JP 26272998 A JP26272998 A JP 26272998A JP 3477377 B2 JP3477377 B2 JP 3477377B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌等の長大な重
量物を2台のクレーンを用いて共吊り運転するクレーン
の共吊り運転制御方法に関し、特に、機械的に連結して
いない2台のクレーンを用いて、両クレーンの連動状態
を確認しながらクレーンを運転することにより、高い安
全性を確保することができるようにしたクレーンの共吊
り運転制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌等の長大な重量物を2台のクレーン
を用いて共吊り運転するクレーンの共吊り運転制御方法
として、従来、 2台のクレーンを機械的に連結する方法 反射距離計を用いたフィードバック制御方法 等が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このうち、の方法
は、2台のクレーンを機械的に連結するため、2台のク
レーンを高い精度で連動して走行させることができると
いう利点を有する反面、2台のクレーンを、作業形態に
応じて、その都度、連結、分離する作業が必要となり、
このクレーンの連結、分離作業に手数を要するという問
題があった。また、2台のクレーンを機械的に連結する
だけでは、2台のクレーンの横行やフックの昇降を連動
させることができず、このため、横行や昇降を連動させ
るために他の手段を併用する必要があり、装置の構成が
複雑になるという問題があった。
【0004】一方、の方法は、反射距離計を用いてフ
ィードバック制御を行うため、2台のクレーンを連動し
て走行及び横行させることができるという利点を有する
反面、この場合も、反射距離計を用いたフィードバック
制御だけでは、2台のクレーンのフックの昇降を連動さ
せることができず、このため、昇降を連動させるために
他の手段を併用する必要があり、装置の構成が複雑にな
るという問題があった。
【0005】ところで、本件出願人は、先に、2台のク
レーンのフックの昇降を連動させる方法として、クレー
ンのフックの位置を検出し、検出したフックの位置の差
に応じて昇降用モータの速度を加減速制御する方法を提
案した(特公平6−76187号公報参照)。この方法
と、上記の方法を組み合わせることにより、機械的に
連結していない2台のクレーンを連動して走行及び横行
並びに昇降させることができることとなるが、両者の制
御方式が異なること等から、上述のとおり、装置の構成
が複雑になり、また、取扱性の点でも問題があった。ま
た、上記の反射距離計を用いたフィードバック制御
は、応答速度の点で問題があるため、クレーンを高速で
運転することができず、このため、クレーンの作業効率
が低いという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来のクレーンの共吊り運
転制御方法の有する問題点に鑑み、車輌等の長大な重量
物を機械的に連結していない2台のクレーンを用いて共
吊り運転する場合において、簡易な統一的な方式で、か
つ、応答速度を高めて、2台のクレーンを連動して走行
及び横行並びに昇降させることにより、クレーンの作業
効率を向上することができるようにしたクレーンの共吊
り運転制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のクレーンの共吊り運転制御方法は、車輌等
の長大な重量物を2台のクレーンを用いて共吊り運転す
両クレーンに配設した無線受信機により受信した無線
操作器からの操作信号を、両クレーンに配設した多重伝
送手段により送受信し、該操作信号を操作信号不一致検
出手段により比較して、操作信号の不一致を検出したと
き、両クレーンに配設したシーケンサに対する操作信号
を遮断するようにするとともに、両クレーンに配設した
シーケンサと駆動源間の入出力信号を、両クレーンに配
設した多重伝送手段により送受信し、該入出力信号を入
出力信号不一致検出手段により比較して、入出力信号の
不一致を検出したとき、両クレーンに配設した駆動源に
対する指令信号を遮断するようにしたクレーンの共吊り
運転制御方法において、操作信号不一致検出手段による
操作信号の不一致の検出時間が、多重伝送手段の伝送遅
れ時間の3〜5倍程度の予め設定した所定時間継続した
とき、両クレーンに配設したシーケンサに対する操作信
号を遮断するようにするとともに、入出力信号不一致検
出手段による入出力信号の不一致の検出時間が、多重伝
送手段の伝送遅れ時間の3〜5倍程度の予め設定した所
定時間継続したとき、両クレーンに配設した駆動源に対
する指令信号を遮断するようにしたことを特徴とする。
【0008】このクレーンの共吊り運転制御方法は、2
台のクレーンに配設した無線受信機により受信した無線
操作器からのクレーンに対する操作信号を、多重伝送手
段により相互に送受信し、操作信号不一致検出手段によ
り比較して、操作信号の不一致を検出したとき、両クレ
ーンに配設したシーケンサに対する操作信号を遮断する
ことにより、2台のクレーンの運転を停止する。また、
2台のクレーンに配設したシーケンサと駆動源間の入出
力信号を、多重伝送手段により相互に送受信し、入出力
信号不一致検出手段により比較して、入出力信号の不一
致を検出したとき、両クレーンに配設した駆動源に対す
る操作信号を遮断することにより、2台のクレーンの運
転を停止する。また、操作信号不一致検出手段により操
作信号の不一致として検出される操作信号や入出力信号
不一致検出手段により入出力信号の不一致として検出さ
れる入出力信号に含まれるノイズや反射波との干渉等の
うち、2台のクレーンを連動して走行及び横行並びに昇
降させるために実質的に影響を及ぼさない要因を排除し
て、クレーンの運転を安定して行うことができる。
【0009】また、両クレーンに配設した速度検出用エ
ンコーダにより検出したクレーン運転速度と定格速度の
間に、予め設定した値以上の差が生じたとき、これを両
クレーンに配設した多重伝送手段により送受信し、両ク
レーンに配設した駆動源に対する指令信号を遮断するよ
うに構成することができる。
【0010】これにより、2台のクレーンの位置及びそ
のフックの位置の差を、両クレーンに配設した速度検出
用エンコーダにより検出したクレーン運転速度と定格速
度の間の差によって検出するようにし、この差が予め設
定した値以上となったとき、両クレーンに配設した駆動
源に対する指令信号を遮断することによって、2台のク
レーンを連動して走行及び横行並びに昇降させるために
実質的に影響を及ぼさない程度の2台のクレーンの位置
及びそのフックの位置の差を排除して、クレーンの運転
を安定して行うことができる。
【0011】また、両クレーンに配設したリミットスイ
ッチの少なくとも一方が動作したとき、これを両クレー
ンに配設した多重伝送手段により送受信し、両クレーン
に配設した駆動源に同じ指令信号を出力するように構成
することができる。
【0012】これにより、リミットスイッチの動作に応
じて、確実に、2台のクレーンを連動して走行及び横行
並びに昇降させることができる。
【0013】また、駆動源を、インバータ装置により構
成することができる。
【0014】これにより、クレーンの運転制御を、より
簡易に、かつ確実に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のクレーンの共吊り
運転制御方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明のクレーンの共吊り運転制御方法を実施
するためのクレーン装置の一例を示す。
【0016】このクレーン装置は、車輌等の長大な重量
物を、機械的に連結していない2台のクレーン1A,1
Bを用い、クレーン1A,1Bのフック(図示省略)に
共吊りするようにして、無線操作器2から発せられる操
作信号により、クレーン1A,1Bを走行及び横行並び
にクレーン1A,1Bのフックを昇降させる方向及びそ
の速度を設定して、2台のクレーン1A,1Bを連動さ
せながら運転するためのものである。
【0017】この場合、2台のクレーン1A,1Bに配
設した無線受信機11A,11Bによりそれぞれ受信し
た無線操作器2からの操作信号(例えば、クレーン1
A,1Bを走行及び横行並びにクレーン1A,1Bのフ
ックを昇降させる方向及びその速度の指令信号)のう
ち、クレーン1A,1Bを連動させる共通の操作信号
を、両クレーン1A,1Bに配設した多重伝送装置とし
ての双方向無線送受信機12A,12Bにより両クレー
ン1A,1B間において相互に送受信し、この操作信号
を操作信号不一致検出手段19A1,19B1により比較
して、操作信号の不一致を検出したとき、両クレーン1
A,1Bに配設したシーケンサ13A,13Bに対する
操作信号を遮断することにより、不一致の操作信号によ
って、2台のクレーン1A,1Bが誤動作する前の段階
で、クレーン1A,1Bの運転を停止するようにする。
この場合、無線操作器2からの操作信号のうち、クレー
ン1A,1B各々に対する単独の操作信号は、無線受信
機11A,11Bからクレーン1A,1Bに配設したシ
ーケンサ13A,13Bに直接入力するように構成す
る。
【0018】この場合において、操作信号不一致検出手
段19A1,19B1による操作信号の不一致の検出時間
が、予め設定した所定時間T1継続したとき、両クレー
ン1A,1Bに配設したシーケンサ13A,13Bに対
する操作信号を遮断するように構成することにより、操
作信号不一致検出手段19A1,19B1により操作信号
の不一致として検出される、操作信号に含まれるノイズ
や反射波との干渉等のうち、2台のクレーン1A,1B
を連動して走行及び横行並びに昇降させるために実質的
に影響を及ぼさない要因を排除することができる。上記
所定時間T1は、クレーン装置の運転状態によって、任
意に設定することができるが、通常、多重伝送手段の伝
送遅れ時間の3〜5倍程度(ただし、0.5秒以下)に
設定するようにする。
【0019】また、シーケンサ13A,13Bと、クレ
ーン1A,1Bを走行及び横行並びにクレーン1A,1
Bのフックを昇降させる電動機16A,16B(図1に
おいては、各1個ずつを表示)の駆動源としてのインバ
ータ装置14A,14B(図1においては、各1個ずつ
を表示)間の入出力信号(例えば、シーケンサ13A,
13Bからインバータ装置14A,14Bに対する運転
指令及び速度指令、インバータ装置14A,14Bから
シーケンサ13A,13Bに対する出力周波数信号)
を、多重伝送装置としての光空間伝送装置15A,15
Bにより両クレーン1A,1B間において相互に送受信
し、この入出力信号を入出力信号不一致検出手段19A
2,19B2により比較して、入出力信号の不一致を検出
したとき、両クレーン1A,1Bに配設したインバータ
装置14A,14Bに対する指令信号を遮断することに
より、不一致の入出力信号によって、2台のクレーン1
A,1Bが誤動作する前の段階で、クレーン1A,1B
の運転を停止するようにする。
【0020】この場合において、入出力信号不一致検出
手段19A2,19B2による入出力信号の不一致の検出
時間が、予め設定した所定時間T2継続したとき、両ク
レーン1A,1Bに配設したインバータ装置14A,1
4Bに対する指令信号を遮断するように構成することに
より、入出力信号不一致検出手段19A2,19B2によ
り入出力信号の不一致として検出される、入出力信号に
含まれるノイズや反射波との干渉等のうち、2台のクレ
ーン1A,1Bを連動して走行及び横行並びに昇降させ
るために実質的に影響を及ぼさない要因を排除して、ク
レーン1A,1Bの運転を安定して行うことができる。
上記所定時間T2は、クレーン装置の運転状態によっ
て、任意に設定することができるが、通常、多重伝送手
段の伝送遅れ時間の3〜5倍程度(ただし、0.5秒以
下)に設定するようにする。
【0021】また、両クレーン1A,1Bに配設した速
度検出用エンコーダ17A,17Bにより検出したクレ
ーン運転速度、具体的には、クレーン1A,1Bを走行
及び横行並びにクレーン1A,1Bのフックを昇降させ
る電動機16A,16Bの回転数と、定格速度、具体的
には、インバータ装置14A,14Bの出力周波数の間
に、予め設定した値以上の差が生じたとき、これを両ク
レーン1A,1Bに配設した多重伝送手段としての光空
間伝送装置15A,15Bにより両クレーン1A,1B
間において相互に送受信し、両クレーン1A,1Bに配
設したインバータ装置14A,14Bに対する指令信号
を遮断するように構成することにより、2台のクレーン
1A,1Bの位置及びそのフックの位置の差を、両クレ
ーン1A,1Bに配設した速度検出用エンコーダ17
A,17Bにより検出したクレーン運転速度と定格速度
の間の差によって検出するようにし、この差が予め設定
した値以上となったとき、両クレーン1A,1Bに配設
したインバータ装置14A,14Bに対する指令信号を
遮断することによって、2台のクレーン1A,1Bを連
動して走行及び横行並びに昇降させるために実質的に影
響を及ぼさない程度の2台のクレーン1A,1Bの位置
及びそのフックの位置の差を排除しながら、クレーン1
A,1Bの運転を停止するようにする。上記クレーン運
転速度と定格速度の間の差の設定値は、クレーン装置の
運転状態によって、任意に設定することができるが、通
常、定格速度の3〜10%、好ましくは、5%程度に設
定するようにする。
【0022】また、両クレーン1A,1Bに配設したリ
ミットスイッチ18A,18B、例えば、停止用リミッ
トスイッチ、減速用リミットスイッチ(図1において
は、各1個ずつを表示)の少なくとも一方が動作したと
き、これを両クレーン1A,1Bに配設した多重伝送手
段としての光空間伝送装置15A,15Bにより両クレ
ーン1A,1B間において相互に送受信し、両クレーン
1A,1Bに配設したインバータ装置14A,14Bに
同じ指令信号を出力するように構成することにより、リ
ミットスイッチ18A,18Bの動作に応じて、2台の
クレーン1A,1Bを連動して走行及び横行並びに昇降
させることができるようにする。
【0023】ところで、本例においては、多重伝送手段
としての双方向無線送受信機12A,12B及び光空間
伝送装置15A,15B並びに操作信号不一致検出手段
19A1,19B1及び入出力信号不一致検出手段19A
2,19B2は、これらの手段が取り扱う信号、すなわ
ち、操作信号、入出力信号(他の信号についても同様)
毎に、それぞれ独自の装置又は回路で以て構成すること
により、ノイズ等の影響を受けにくいようにしたが、こ
のほか、必要に応じて、その一部又は全部を共通の装置
又は回路で以て構成するができる。なお、多重伝送手段
は、本例において用いた双方向無線送受信機12A,1
2B及び光空間伝送装置15A,15Bに限定されるも
のではないが、伝送遅れ時間が0.1秒以下の伝送速度
の速いものを使用することが好ましい。また、無線受信
機11A,11B及び無線操作器2並びに多重伝送手段
としての双方向無線送受信機12A,12Bは、ノイズ
等の影響を受けにくい特定小電力タイプ又はそれと同等
以上の送信出力を有する機器を使用することが好まし
い。
【0024】
【発明の効果】本発明のクレーンの共吊り運転制御方法
によれば、2台のクレーンに配設した無線受信機により
受信した無線操作器からのクレーンに対する操作信号
を、多重伝送手段により相互に送受信し、操作信号不一
致検出手段により比較して、操作信号の不一致を検出し
たとき、両クレーンに配設したシーケンサに対する操作
信号を遮断することにより、不一致の操作信号によっ
て、2台のクレーンが誤動作する前の段階で、クレーン
の運転を停止することができ、重大な事故の発生を未然
に防止し、クレーンの運転の安全性を向上することがで
きる。また、2台のクレーンに配設したシーケンサと駆
動源間の入出力信号を、多重伝送手段により相互に送受
信し、入出力信号不一致検出手段により比較して、入出
力信号の不一致を検出したとき、両クレーンに配設した
駆動源に対する操作信号を遮断することにより、不一致
の入出力信号によって、2台のクレーンが誤動作する前
の段階で、クレーンの運転を停止することができ、、重
大な事故の発生を未然に防止し、クレーンの運転の安全
性を向上することができる。そして、特に、2台のクレ
ーンに配設した無線受信機により受信した無線操作器か
らのクレーンに対する操作信号を、多重伝送手段により
相互に送受信し、操作信号不一致検出手段により比較す
るとともに、2台のクレーンに配設したシーケンサと駆
動源間の入出力信号を、多重伝送手段により相互に送受
信し、入出力信号不一致検出手段により比較するように
しているため、応答速度が早く、必要に応じて、クレー
ンを高速で運転することができ、2台のクレーンを連動
して走行及び横行並びに昇降させるための制御方式が統
一的で、かつ簡易であり、取扱性が良好なことと相俟っ
て、クレーンの作業効率を向上することができる。
た、操作信号不一致検出手段により操作信号の不一致と
して検出される操作信号や入出力信号不一致検出手段に
より入出力信号の不一致として検出される入出力信号に
含まれるノイズや反射波との干渉等のうち、2台のクレ
ーンを連動して走行及び横行並びに昇降させるために実
質的に影響を及ぼさない要因を排除して、クレーンの運
転を安定して行うことができる。
【0025】また、両クレーンに配設した速度検出用エ
ンコーダにより検出したクレーン運転速度と定格速度の
間に、予め設定した値以上の差が生じたとき、これを両
クレーンに配設した多重伝送手段により送受信し、両ク
レーンに配設した駆動源に対する指令信号を遮断するよ
うに構成することにより、2台のクレーンの位置及びそ
のフックの位置の差を、両クレーンに配設した速度検出
用エンコーダにより検出したクレーン運転速度と定格速
度の間の差によって検出するようにし、この差が予め設
定した値以上となったとき、両クレーンに配設した駆動
源に対する指令信号を遮断することによって、2台のク
レーンを連動して走行及び横行並びに昇降させるために
実質的に影響を及ぼさない程度の2台のクレーンの位置
及びそのフックの位置の差を排除して、クレーンの運転
を安定して行うことができる。
【0026】また、両クレーンに配設したリミットスイ
ッチの少なくとも一方が動作したとき、これを両クレー
ンに配設した多重伝送手段により送受信し、両クレーン
に配設した駆動源に同じ指令信号を出力するように構成
することにより、リミットスイッチの動作に応じて、確
実に、2台のクレーンを連動して走行及び横行並びに昇
降させることができる。
【0027】また、駆動源を、インバータ装置により構
成することにより、クレーンの運転制御を、より簡易
に、かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のクレーンの共吊り運転制御方
法を実施するためのクレーン装置の一例を示す該略図で
ある。
【符号の説明】
1A,1B クレーン 11A,11B 無線受信機 12A,12B 多重伝送手段(双方向無線送受信機) 13A,13B シーケンサ 14A,14B 駆動源(インバータ装置) 15A,15B 多重伝送手段(光空間伝送装置) 16A,16B 電動機 17A,17B 速度検出用エンコーダ 18A,18B リミットスイッチ 19A1,19B1,19A2,19B2 不一致検出手段 2 無線操作機
フロントページの続き (72)発明者 山田 久男 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 本間 清忠 兵庫県尼崎市下坂部3丁目11番1号 日 立機電工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−25091(JP,A) 実開 平5−81180(JP,U) 実開 昭50−153665(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 13/22 B66C 23/00 B66D 1/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌等の長大な重量物を2台のクレーン
    を用いて共吊り運転する両クレーンに配設した無線受信
    機により受信した無線操作器からの操作信号を、両クレ
    ーンに配設した多重伝送手段により送受信し、該操作信
    号を操作信号不一致検出手段により比較して、操作信号
    の不一致を検出したとき、両クレーンに配設したシーケ
    ンサに対する操作信号を遮断するようにするとともに、
    両クレーンに配設したシーケンサと駆動源間の入出力信
    号を、両クレーンに配設した多重伝送手段により送受信
    し、該入出力信号を入出力信号不一致検出手段により比
    較して、入出力信号の不一致を検出したとき、両クレー
    ンに配設した駆動源に対する指令信号を遮断するように
    したクレーンの共吊り運転制御方法において、操作信号
    不一致検出手段による操作信号の不一致の検出時間が、
    多重伝送手段の伝送遅れ時間の3〜5倍程度の予め設定
    した所定時間継続したとき、両クレーンに配設したシー
    ケンサに対する操作信号を遮断するようにするととも
    に、入出力信号不一致検出手段による入出力信号の不一
    致の検出時間が、多重伝送手段の伝送遅れ時間の3〜5
    倍程度の予め設定した所定時間継続したとき、両クレー
    ンに配設した駆動源に対する指令信号を遮断するように
    したことを特徴とするクレーンの共吊り運転制御方法。
  2. 【請求項2】 両クレーンに配設した速度検出用エンコ
    ーダにより検出したクレーン運転速度と定格速度の間
    に、予め設定した値以上の差が生じたとき、これを両ク
    レーンに配設した多重伝送手段により送受信し、両クレ
    ーンに配設した駆動源に対する指令信号を遮断するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のクレーンの共吊
    り運転制御方法。
  3. 【請求項3】 両クレーンに配設したリミットスイッチ
    の少なくとも一方が動作したとき、これを両クレーンに
    配設した多重伝送手段により送受信し、両クレーンに配
    設した駆動源に同じ指令信号を出力するようにしたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載のクレーンの共吊り運
    転制御方法。
  4. 【請求項4】 駆動源を、インバータ装置により構成し
    たことを特徴とする請求項1、2又は3記載のクレーン
    の共吊り運転制御方法。
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