JP3475975B2 - 画像歪み補正装置 - Google Patents

画像歪み補正装置

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JP3475975B2 JP33915494A JP33915494A JP3475975B2 JP 3475975 B2 JP3475975 B2 JP 3475975B2 JP 33915494 A JP33915494 A JP 33915494A JP 33915494 A JP33915494 A JP 33915494A JP 3475975 B2 JP3475975 B2 JP 3475975B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、受像管(陰極線管)
を用いた、テレビ受像機などの表示装置の、受像管に印
加される高圧の変動による画像歪みを補正する装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】受像管を用いたテレビ受像機で、水平偏
向回路を高圧出力回路と共用するコンベンショナル方式
のものにおいては、高圧負荷の変動による高圧の変動に
よって偏向感度が変化し、画像歪みを生じる。 【0003】例えば、図5の左側に示すように黒画像部
分1Bに囲まれた白画像部分1Wを有する画像が受像管
上に映出される場合、画面の垂直方向でみたとき受像管
のビーム電流Ibが白画像部分1Wで図示するように増
加し、画面の垂直方向でみたとき受像管に印加される高
圧Eaが図示するように変動するため、実際に映出され
る画像は図5の右側に示すように黒画像部分2Bに囲ま
れた白画像部分2Wが歪んだものとなる。 【0004】このような高圧変動による画像歪みを補正
する装置として、従来、図4に示すようなものが考えら
れ、用いられている。 【0005】これは、一般的な水平偏向回路であるダイ
オード変調回路のピンクッション歪み補正回路を利用し
たもので、すなわち、水平偏向回路10は、水平出力用
のスイッチングトランジスタQ1、フライバックトラン
スFBT、ダンパーダイオードD1,D2、共振用コン
デンサCc1,Cc2、水平偏向ヨークDY、S字補正
用コンデンサCs1,Cs2、ピン変調用コイルPM
C、スイッチングトランジスタQ2を有し、スイッチン
グトランジスタQ2のスイッチングによるパルス幅変調
によってピンクッション歪みが補正される。 【0006】そのため、コンパレータ20の反転入力端
子21に水平周期(図の「1H」は1水平周期を示す)
のノコギリ波信号Hsが供給され、コンパレータ20の
非反転入力端子22に垂直周期(図の「1V」は1垂直
周期を示す)のパラボラ波信号Vpが供給され、コンパ
レータ20の出力信号がスイッチングトランジスタQ2
に供給される。 【0007】さらに、このコンパレータ20の非反転入
力端子22に供給される垂直周期のパラボラ波信号Vp
に対して、高圧変動の検出信号が画像歪み補正信号とし
て合成されることによって、高圧変動による画像歪みが
補正される。 【0008】そのため、端子30に高圧変動の検出信号
として例えば自動ビーム電流制限用の検出信号EABL
が取り出される。ただし、検出信号EABLがそのまま
画像歪み補正信号とされると、ビーム電流の急激な変化
により検出信号EABLが図3Aに示すように急激に変
化したとき、水平偏向回路10のフライバックトランス
FBTが発振するおそれがある。そこで、端子30から
の検出信号EABLが抵抗R3とコンデンサC2からな
る積分回路40によって積分されて、積分回路40から
図3Bに示すようになだらかな信号波形とされた検出信
号Siが得られる。 【0009】しかし、この積分回路40からの検出信号
Siは端子30からの検出信号EABLに対して時間遅
れを生じる。そのため、積分回路40からの検出信号S
iがさらに抵抗R2とコンデンサC1からなる微分回路
50によって微分されて、微分回路50から図3Cに示
すように端子30からの検出信号EABLに対してほと
んど時間遅れのない検出信号Sdが得られる。そして、
この微分回路50からの検出信号Sdが、微分回路50
に対して並列に接続された抵抗R1により適切なレベル
に調整されて、画像歪みの補正信号としてコンパレータ
20の非反転入力端子22に供給される。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像歪み補正装置においては、端子30からの
高圧変動の検出信号EABLの信号波形をなだらかにす
るために端子30からの検出信号EABLを積分回路4
0によって積分し、さらにその積分回路40からの検出
信号Siを検出信号EABLに対してほとんど時間遅れ
のないものとするために積分回路40からの検出信号S
iを微分回路50によって微分するため、微分回路50
からの検出信号Sd中に図3Cに示すようにオーバーシ
ュート成分dosを生じ、このオーバーシュート成分d
osのところでオーバーシュート成分dosによる画像
歪みを生じてしまう不都合がある。 【0011】このような不都合をなくすために、例え
ば、微分回路50からの図3Cに示すような検出信号S
d中の高圧変動が生じる前の値を別にサンプルホールド
回路によって保持しておき、検出信号Sd中のオーバー
シュート成分dosの期間では、そのオーバーシュート
成分dosに代えてサンプルホールド回路からの高圧変
動が生じる前の値の信号を画像歪み補正信号として取り
出すことも考えられる。 【0012】しかしながら、このようにするときは、サ
ンプルホールド回路や、オーバーシュート成分dosの
期間を検出して、その期間でオーバーシュート成分do
sに代えてサンプルホールド回路からの信号を取り出す
検出切換回路を必要とし、回路構成が著しく複雑になる
欠点がある。 【0013】そこで、この発明は、簡単な回路構成によ
って、急激な変化を抑えるように積分し、さらに時間遅
れを生じないように微分した高圧変動検出信号中に発生
するオーバーシュート成分を減衰させることができ、オ
ーバーシュート成分による画像歪みをほとんど生じない
ようにしたものである。 【0014】 【課題を解決するための手段】この発明の画像歪み補正
装置は、受像管に印加される高圧を発生するフライバッ
クトランスと、偏向電流により水平走査を行う水平偏向
コイルと、上記フライバックトランスおよび上記水平偏
向コイルを駆動するスイッチング素子と、上記偏向電流
を垂直パラボラ波信号で変調してピンクッション歪みを
補正するピンクッション歪み補正回路とを備える水平偏
向回路に、上記垂直パラボラ波信号に合成される、受像
管のビーム電流を検出した補正電圧を供給して、高圧の
変動による画像歪みを補正する画像歪み補正装置におい
て、直列接続された2つの抵抗の接続点に得られる電圧
により受像管のビーム電流を検出し、その検出電圧を上
記2つの抵抗の一方に並列に接続されたコンデンサによ
り積分して出力する波形処理回路と、上記2つの抵抗の
接続点に接続された、上記積分された検出電圧を微分す
る微分回路と、この微分回路に直列に接続された抵抗素
子、およびこの抵抗素子に上記微分回路に向かう方向を
順方向として並列に接続された整流素子を有し、上記微
分回路により発生するオーバーシュート成分を減衰させ
て上記微分回路の出力の検出電圧を上記補正電圧として
上記水平偏向回路に供給する補正電圧出力回路と、を備
えることを特徴とする。 【0015】 【作用】上記のように構成した、この発明の画像歪み補
正装置では、抵抗素子と整流素子が並列接続された補正
電圧出力回路によって微分回路により発生するオーバー
シュート成分が減衰して、水平偏向回路にはオーバーシ
ュート成分がほとんど供給されないので、オーバーシュ
ート成分による画像歪みをほとんど生じない。 【0016】しかも、微分回路の出力側に抵抗素子と整
流素子の並列回路を接続するだけであるので、回路構成
が著しく簡単となる。 【0017】 【実施例】図1は、この発明の画像歪み補正装置の一例
を示し、図4に示した従来の画像歪み補正装置と対応す
る部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。 【0018】そして、この発明の、この例では、抵抗R
2とコンデンサC1からなる微分回路50と抵抗R1と
の並列回路のコンパレータ20側の一端と、コンパレー
タ20の非反転入力端子22との間に、不要成分減衰回
路として、コンパレータ20側から積分回路40側への
方向を順方向とするダイオードD3と抵抗R4との並列
回路からなる整流回路60が接続される。 【0019】この例の画像歪み補正装置の、微分回路5
0と抵抗R1の並列回路と、これに対して直列に接続さ
れた整流回路60との部分を、その積分回路40側の一
端を端子71とし、そのコンパレータ20側の他端を端
子72として、図2に示す。 【0020】図2から明らかなように、この例の画像歪
み補正装置においては、微分回路50と抵抗R1の並列
回路からの図3Cに示すような検出信号Sd中のDC=
0(V)以上の成分、すなわち上述したオーバーシュー
ト成分dosについては、ダイオードD3が逆方向とな
ることによって、端子71から微分回路50と抵抗R1
の並列回路を通じ、抵抗R4を通じて端子72に電流i
pが流れる。したがって、抵抗R4の値が十分大きく設
定されることによって、検出信号Sd中のDC=0
(V)以上の成分、すなわちオーバーシュート成分do
sは、図3Dに示す検出信号Sa中のオーバーシュート
成分aosとして示すように十分減衰して、端子72に
生じ、コンパレータ20の非反転入力端子22に供給さ
れる。 【0021】これに対して、検出信号Sd中のDC=0
(V)以下の成分、すなわち必要な補正信号成分につい
ては、抵抗R4とこれに流れる電流による起電力がダイ
オードD3をオンさせるに十分であれば、端子72から
ダイオードD3を通じ、微分回路50と抵抗R1の並列
回路を通じて端子71に電流imが流れて、検出信号S
d中のDC=0(V)以下の成分、すなわち必要な補正
信号成分は、抵抗R4によって減衰することなく、図3
Dに示す検出信号Sa中のDC=0(V)以下の成分と
して示すように補正に必要かつ十分なレベルで、端子7
2に得られ、コンパレータ20の非反転入力端子22に
供給される。 【0022】したがって、その必要な補正信号成分によ
って高圧変動による画像歪みを十分に補正することがで
きるとともに、その不要成分であるオーバーシュート成
分aosによって画像歪みを生じることがほとんどな
い。 【0023】 【発明の効果】上述したように、この発明によれば、簡
単な回路構成によって、急激な変化を抑えるように積分
し、さらに時間遅れを生じないように微分した高圧変動
検出信号中に発生するオーバーシュート成分を減衰させ
ることができ、オーバーシュート成分による画像歪みを
ほとんど生じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の画像歪み補正装置の一例を示す接続
図である。 【図2】その要部を示す接続図である。 【図3】その動作の説明に供する波形図である。 【図4】従来の画像歪み補正装置の一例を示す接続図で
ある。 【図5】高圧変動による画像歪みの説明に供する図であ
る。 【符号の説明】 10 水平偏向回路 FBT フライバックトランス DY 水平偏向ヨーク PMC ピン変調用コイル 20 ピンクッション歪み補正用コンパレータ 30 高圧変動検出信号の入力端子 40 積分回路(波形処理回路) 50 微分回路(波形処理回路) 60 整流回路(不要成分減衰回路)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−178142(JP,A) 特開 平4−120977(JP,A) 特開 昭64−41378(JP,A) 特開 平5−308533(JP,A) 特開 昭54−152912(JP,A) 特開 昭60−12866(JP,A) 特開 昭62−90083(JP,A) 実開 平4−114260(JP,U) 実開 昭60−124165(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 3/23 H04N 3/185

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】受像管に印加される高圧を発生するフライ
    バックトランスと、偏向電流により水平走査を行う水平
    偏向コイルと、上記フライバックトランスおよび上記水
    平偏向コイルを駆動するスイッチング素子と、上記偏向
    電流を垂直パラボラ波信号で変調してピンクッション歪
    みを補正するピンクッション歪み補正回路とを備える水
    平偏向回路に、上記垂直パラボラ波信号に合成される、
    受像管のビーム電流を検出した補正電圧を供給して、高
    圧の変動による画像歪みを補正する画像歪み補正装置に
    おいて、 直列接続された2つの抵抗の接続点に得られる電圧によ
    り受像管のビーム電流を検出し、その検出電圧を上記2
    つの抵抗の一方に並列に接続されたコンデンサにより積
    分して出力する波形処理回路と、 上記2つの抵抗の接続点に接続された、上記積分された
    検出電圧を微分する微分回路と、 この微分回路に直列に接続された抵抗素子、およびこの
    抵抗素子に上記微分回路に向かう方向を順方向として並
    列に接続された整流素子を有し、上記微分回路により発
    生するオーバーシュート成分を減衰させて上記微分回路
    の出力の検出電圧を上記補正電圧として上記水平偏向回
    路に供給する補正電圧出力回路と、 を備えることを特徴とする画像歪み補正装置。
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