JP3039935B2 - 水平偏向回路及びディスプレイ - Google Patents

水平偏向回路及びディスプレイ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、陰極線管を用いたテレビジョン受信機やデ
ィスプレイなどの水平偏向回路又は水平偏向・高圧回路
に関する。
〔従来の技術〕
第2図は従来の水平偏向回路を示す回路図である。同
図において、1は水平ドライブパルス入力端子、2は水
平出力トランジスタ、3はダンパダイオード、4は共振
コンデンサ、6は水平偏向コイル、7は走査コンデン
サ、8はチョークコイル、9は電源入力端子、である。
かかる従来の水平偏向回路や水平偏向・高圧回路で
は、リンギングが発生したり、水平偏向電流に歪みが生
じるため、表示画面に明暗の縦縞が発生する。
水平偏向・高圧回路のフライバックトランスにおける
リンギングにより発生する縦縞を軽減する従来技術を記
載した文献としては特開昭57−53180号公報を挙げるこ
とができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、水平偏向回路においてリード線のリ
ードインダクタンスと共振コンデンサの容量との共振に
より発生するリンギングについて考慮されていなかっ
た。また、水平偏向コイルのQ値の周波数特性について
考慮されていなかった。そのため、上記リンギングが水
平偏向コイルのQ値が高い周波数帯域で発生した場合、
表示画面に激しい縦縞が発生する。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を除去し、表
示画面に発生する縦縞を低減することができる水平偏向
回路及び水平偏向・高圧回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための、本発明に係る水平偏向回
路は、水平出力トランジスタと、該水平出力トランジス
タの出力側に並列に接続されたダンパーダイオードと、
該ダンパーダイオードに並列に接続された共振コンデン
サと、該共振コンデンサに並列に接続された水平偏向コ
イルとを有する水平偏向回路において、前記共振コンデ
ンサに直列に接続されたコイルを設け、該コイルは、前
記ダンパーダイオードを流れるリンギングの周波数を、
前記水平偏向コイルのQ値の周波数特性が下に凸になる
周波数とするリアクタンス値を持つことを特徴とするも
のである。
〔作用〕
上記構成によれば、共振コンデンサとリード線のイン
ダクタンスとに起因して発生するリンギングの周波数に
対する水平偏向コイルのQ値を小さくなるできるので、
リンギングの影響を低減できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図を用いて説明する。なお、
各図中同じ働きをするものには同じ番号を付けて表わ
す。
第1図は本発明の第1の実施例を示す回路図である。
第1図中、1は水平ドライブパルス入力端子、2は水平
出力トランジスタ、3はダンパダイオード、4は共振コ
ンデンサ、5はコイル、6は水平偏向コイル、7は走査
コンデンサ、8はチョークコイル、9は電源入力端子を
示す。
第2図は従来の水平偏向回路を示す図であり、先に説
明した。以下、本発明を説明の都合上、第2図と比較し
て説明する。第1図と第2図は、コイル5を付加した点
が異なる。
第2図の従来の水平偏向回路の場合、走査期間の前半
にダンパダイオード3に電流を流すと、リード線のリー
ドインダクタンスと共振コンデンサ4の容量との共振に
より、一定周波数のリンギングが発生する。このリンギ
ングは水平偏向電流にも現われ、表示画面に縦縞が発生
し、画質を著しく劣化させる原因となる。
これに対し、第1図に示す本発明の水平偏向回路で
は、水平偏向コイル6のQ値の周波数特性を考慮し、共
振コンデンサ4と直列に接続したコイル5により、リン
ギングの周波数を低くし、縦縞を低減している。リンギ
ングの周波数は水平偏向コイル6のQ値が低くなる周波
数に設定する。第3図は水平偏向コイル6のQ値の周波
数特性を示す図である。第3図において、f1はコイル5
を接続しない時のリンギングの周波数、f2はコイル5を
接続した時のリンギングの周波数(水平偏向コイル6の
Q値が低くなる周波数)である。ここで、共振コンデン
サ4の容量をCとすると、コイル5のインダクタンスL
は式で得られる。
上記(1)式で得られるインダクタンスのコイル5を
接続することにより、縦縞を低減できるので、画質の向
上を図れる。
次に、本発明の第2の実施例を記載する。本実施例の
回路構成は第2図と同様であるが、水平偏向コイル6の
Q値が、リンギングの周波数で低くなるように水平偏向
コイル6を設定した点が異なる。Q値の周波数特性を変
化させるには、水平偏向コイル6の分布容量とインダク
タンスとによって決まる自己共振周波数を変えればよ
い。一般に、水平偏向コイル6の分布容量は線径を太く
したり、巻線間のピッチを大きくすることにより、小さ
くなる。
第4図は、水平偏向コイル6のQ値の周波数特性を変
化させた時の図である。第4図中、f4はリンギングの周
波数である。第4図より、改良前はリンギングの周波数
f4でQ値が高くなっているが、上記方法により改良する
ことでQ値が低くなっていることがわかる。これによ
り、第1の実施例と同様の効果が得られるので、縦縞を
低減でき画質の向上を図れる。
次に、第5図は本発明の第3の実施例を示す図であ
る。本発明では実装時に、共振コンデンサ4をダンパダ
イオード3に着付けしている。これにより、共振コンデ
ンサ4とダンパダイオード3との間のリード線を短くで
き、リードインダクタンスを小さくできる。よって、共
振コンデンサ4の容量とリード線のリードインダクタン
スとの共振により発生するリンギングの周波数を高くで
きる。第3図に示すように、上記方法により、リンギン
グの周波数を水平偏向コイル6のQ値が低い周波数f3
設定することにより、リンギングを抑制でき、画質の向
上を図れる。
次に、第6図は本発明の第4の実施例を示す回路図で
ある。第6図中、10はダイオードである。本発明の第3
の実施例と第4の実施例とを比較すると、共振コンデン
サ4にダンパダイオード3を着付けする点は同様だが、
水平出力トランジスタ2のエミッタ端子にダイオード10
を接続した点が異なる。ダイオード10は、走査期間の前
半にダンパダイオード3に流れる電流の一部が、水平出
力トランジスタ2(エミッタ端子→コレクタ端子)にも
流れようとした場合、この電流を阻止する働きをする。
これにより、水平出力トランジスタ2に電流が流れない
ので、水平出力トランジスタ2と共振コンデンサ4との
間のリード線のリードインダクタンスと、共振コンデン
サ4の容量との共振によるリンギングを除去できる。し
たがって、本発明の第3の実施例による効果に加え、よ
り一層縦縞を低減できるので、より良好な画像を得るこ
とができる。
次に、第7図は本発明の第5の実施例を示す回路図で
ある。第7図中、11はビーズコアである。第7図は第6
図と比較して、ダイオード10をビーズコア11に変えた点
が異なる。ビーズコア11は、ダイオード10と同様、走査
期間の前半に水平出力トランジスタ2に流れる逆方向電
流を阻止する働きをする。したがって、本発明の第4の
実施例と同様の効果が得られるので、画質の向上を図る
ことができる。
次に、第8図は本発明の第6の実施例を示す回路図で
ある。第8図中、12は変調ダイオード、13は第1の共振
コンデンサ、14は第2の共振コンデンサ、27は第1の走
査コンデンサ、15は変調コイル、16は第2の走査コンデ
ンサ、17はフライバックトランス、18はダイオード、21
は高圧出力、22は変調用チョークコイル、23はサイドピ
ン回路、25はフィルタ用抵抗、26はフィルタ用コイルを
示す。
以下、第8図を用いて回路の動作を説明する。
第8図において、水平偏向コイル6と第1の共振コン
デンサ13の共振周波数は、変調コイル15と第2の共振コ
ンデンサ14の共振周波数とほぼ等しくなるように設定さ
れ、上記2つの共振回路は直列に接続されている。以
下、この回路をダイオード変調回路と称する。ダイオー
ド変調回路で水平偏向コイル6に流れる電流のPeak to
Peak値(以下、P−P値と称する)を電流IDY,変調コイ
ル15に流れる電流のP−P値を電流Im,ダンパダイオー
ド3と変調ダイオード12の接続点から第1の走査コンデ
ンサ27と変調コイル15の接続点に流れる電流のP−P値
をImodとすると、電流IDYは電流Imと電流Imodの和で表
わされる。よって、電流Imを変化させると電流IDYを変
えることができるので、第2の走査コンデンサ16の両端
間電圧VCにより水平偏向電流IDY(水平サイズ)を制御
できる。サイドピン回路23は、サイドピン補正電圧を変
調チョークコイル22を介して、第2の走査コンデンサ16
の両端に印加して、サイドピン補正を実現している。
本発明のダイオード変調方式水平偏向・高圧回路は、
従来と比較し、フィルタ用抵抗25とフィルタ用コイル26
の並列回路を、第2の共振コンデンサ14と直列に接続し
た点が異なる。上記並列回路は、第2の共振コンデンサ
14の容量とリード線のリードインダクタンスとの共振に
より発生するリンギングの周波数に対して、インピーダ
ンスが高くなるように設定されている。よって、この並
列回路により、下側の共振回路において発生するリンギ
ングを抑制できるので、縦縞を低減でき、画質の向上を
図ることができる。
また、第9図はビーズコアを用いた場合の本発明の第
6の実施例を示す図である。第9図中、50はビーズコア
である。第9図に示すように、第2の共振コンデンサ14
にビーズコア50を装着することにより、下側の共振回路
で発生するリンギングを低減できる。よって、フィルタ
用抵抗25とフィルタ用コイル26との並列回路を接続した
場合と同様の効果が得られるので、高画質化が図れる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、水平偏向回路、又はダイオード変調
方式水平偏向高圧回路において、リード線のリードイン
ダクタンスと共振コンデンサの容量との共振により発生
するリンギングを低減できるので、表示画面の左端に生
じる明暗の縦縞を軽減でき、画質の向上が図れ、良好な
画像を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す回路図、第2図は
従来の水平偏向回路を示す回路図、第3図は水平偏向コ
イルのQ値の周波数特性を示す特性図、第4図は水平偏
向コイルのQ値の周波数特性を変化させた時の特性図、
第5図は本発明の第3の実施例を示す回路図、第6図は
本発明の第4の実施例を示す回路図、第7図は本発明の
第5の実施例を示す回路図、第8図は本発明の第6の実
施例を示す回路図、第9図はビーズコアを用いた場合の
本発明の第6の実施例を示す回路図である。 1……水平ドライブパルス入力端子, 2……水平出力トランジスタ, 3……ダンパダイオード, 4……共振コンデンサ, 5……コイル, 6……水平偏向コイル, 7……走査コンデンサ, 8……チョークコイル, 9……電源入力端子, 10……ダイオード, 11……ビーズコア, 12……変調ダイオード, 15……変調コイル, 22……変調用チョークコイル, 25……フィルタ用抵抗, 26……フィルタ用コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大沢 通孝 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−145771(JP,A) 特開 昭57−53180(JP,A) 実開 昭62−113520(JP,U) 実開 昭63−147072(JP,U) 実開 昭60−27562(JP,U) 実公 昭53−7609(JP,Y2) 実公 昭53−15255(JP,Y2) 実公 昭55−28071(JP,Y2) 発明協会公開技報85−8148号 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 3/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平出力トランジスタと、該水平出力トラ
    ンジスタの出力側に並列に接続されたダンパーダイオー
    ドと、該ダンパーダイオードに並列に接続された共振コ
    ンデンサと、該共振コンデンサに並列に接続された水平
    偏向コイルとを有する水平偏向回路において、 前記共振コンデンサに直列に接続されたコイルを備え、
    該コイルは、前記ダンパーダイオードを流れるリンギン
    グの周波数を、前記水平偏向コイルのQ値の周波数特性
    が下に凸になる周波数とするリアクタンス値を持つこと
    を特徴とする水平偏向回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の水平偏向回路を備えたこ
    とを特徴とするディスプレイ。
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