JPH08186729A - 画像歪み補正装置 - Google Patents

画像歪み補正装置

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JPH08186729A
JPH08186729A JP33915494A JP33915494A JPH08186729A JP H08186729 A JPH08186729 A JP H08186729A JP 33915494 A JP33915494 A JP 33915494A JP 33915494 A JP33915494 A JP 33915494A JP H08186729 A JPH08186729 A JP H08186729A
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Junichi Minamimoto
淳一 南本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧変動の検出信号を波形処理して画像歪み
補正信号を得るにあたって、簡単な回路構成によりオー
バーシュート成分のような不要成分をほとんど生じるこ
とがなく、その不要成分による画像歪みをほとんど生じ
ることがないようにする。 【構成】 端子30からの高圧変動の検出信号EABL
を、抵抗R3とコンデンサC2からなる積分回路40で
積分する。積分回路40の出力側の端子71と、ピンク
ッション歪み補正用のコンパレータ20側の端子72と
の間に、微分回路50と抵抗R1の並列回路と、ダイオ
ードD3と抵抗R4からなる整流回路60とを、直列に
接続する。積分回路40からの信号は微分回路50で微
分される。微分後の信号中の画像歪みの補正に必要な成
分は、抵抗R4で減衰することなく、ダイオードD3を
通じて端子72に得られる。画像歪みの補正に不要なオ
ーバーシュート成分は、ダイオードD3を通じることな
く、抵抗R4で減衰して端子72に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、受像管(陰極線管)
を用いた、テレビ受像機などの表示装置の、受像管に印
加される高圧の変動による画像歪みを補正する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】受像管を用いたテレビ受像機で、水平偏
向回路を高圧出力回路と共用するコンベンショナル方式
のものにおいては、高圧負荷の変動による高圧の変動に
よって偏向感度が変化し、画像歪みを生じる。
【0003】例えば、図5の左側に示すように黒画像部
分1Bに囲まれた白画像部分1Wを有する画像が受像管
上に映出される場合、画面の垂直方向でみたとき受像管
のビーム電流Ibが白画像部分1Wで図示するように増
加し、画面の垂直方向でみたとき受像管に印加される高
圧Eaが図示するように変動するため、実際に映出され
る画像は図5の右側に示すように黒画像部分2Bに囲ま
れた白画像部分2Wが歪んだものとなる。
【0004】このような高圧変動による画像歪みを補正
する装置として、従来、図4に示すようなものが考えら
れ、用いられている。
【0005】これは、一般的な水平偏向回路であるダイ
オード変調回路のピンクッション歪み補正回路を利用し
たもので、すなわち、水平偏向回路10は、水平出力用
のスイッチングトランジスタQ1、フライバックトラン
スFBT、ダンパーダイオードD1,D2、共振用コン
デンサCc1,Cc2、水平偏向ヨークDY、S字補正
用コンデンサCs1,Cs2、ピン変調用コイルPM
C、スイッチングトランジスタQ2を有し、スイッチン
グトランジスタQ2のスイッチングによるパルス幅変調
によってピンクッション歪みが補正される。
【0006】そのため、コンパレータ20の反転入力端
子21に水平周期(図の「1H」は1水平周期を示す)
のノコギリ波信号Hsが供給され、コンパレータ20の
非反転入力端子22に垂直周期(図の「1V」は1垂直
周期を示す)のパラボラ波信号Vpが供給され、コンパ
レータ20の出力信号がスイッチングトランジスタQ2
に供給される。
【0007】さらに、このコンパレータ20の非反転入
力端子22に供給される垂直周期のパラボラ波信号Vp
に対して、高圧変動の検出信号が画像歪み補正信号とし
て合成されることによって、高圧変動による画像歪みが
補正される。
【0008】そのため、端子30に高圧変動の検出信号
として例えば自動ビーム電流制限用の検出信号EABL
が取り出される。ただし、検出信号EABLがそのまま
画像歪み補正信号とされると、ビーム電流の急激な変化
により検出信号EABLが図3Aに示すように急激に変
化したとき、水平偏向回路10のフライバックトランス
FBTが発振するおそれがある。そこで、端子30から
の検出信号EABLが抵抗R3とコンデンサC2からな
る積分回路40によって積分されて、積分回路40から
図3Bに示すようになだらかな信号波形とされた検出信
号Siが得られる。
【0009】しかし、この積分回路40からの検出信号
Siは端子30からの検出信号EABLに対して時間遅
れを生じる。そのため、積分回路40からの検出信号S
iがさらに抵抗R2とコンデンサC1からなる微分回路
50によって微分されて、微分回路50から図3Cに示
すように端子30からの検出信号EABLに対してほと
んど時間遅れのない検出信号Sdが得られる。そして、
この微分回路50からの検出信号Sdが、微分回路50
に対して並列に接続された抵抗R1により適切なレベル
に調整されて、画像歪みの補正信号としてコンパレータ
20の非反転入力端子22に供給される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像歪み補正装置においては、端子30からの
高圧変動の検出信号EABLの信号波形をなだらかにす
るために端子30からの検出信号EABLを積分回路4
0によって積分し、さらにその積分回路40からの検出
信号Siを検出信号EABLに対してほとんど時間遅れ
のないものとするために積分回路40からの検出信号S
iを微分回路50によって微分するため、微分回路50
からの検出信号Sd中に図3Cに示すようにオーバーシ
ュート成分dosを生じ、このオーバーシュート成分d
osのところでオーバーシュート成分dosによる画像
歪みを生じてしまう不都合がある。
【0011】このような不都合をなくすために、例え
ば、微分回路50からの図3Cに示すような検出信号S
d中の高圧変動が生じる前の値を別にサンプルホールド
回路によって保持しておき、検出信号Sd中のオーバー
シュート成分dosの期間では、そのオーバーシュート
成分dosに代えてサンプルホールド回路からの高圧変
動が生じる前の値の信号を画像歪み補正信号として取り
出すことも考えられる。
【0012】しかしながら、このようにするときは、サ
ンプルホールド回路や、オーバーシュート成分dosの
期間を検出して、その期間でオーバーシュート成分do
sに代えてサンプルホールド回路からの信号を取り出す
検出切換回路を必要とし、回路構成が著しく複雑になる
欠点がある。
【0013】そこで、この発明は、高圧変動の検出信号
を波形処理して画像歪み補正信号を得るにあたって、簡
単な回路構成によりオーバーシュート成分のような不要
成分をほとんど生じることがなく、その不要成分による
画像歪みをほとんど生じることがないようにしたもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明では、図1に示
して後述する実施例の参照符号を引用すると、受像管に
印加される高圧の変動を検出した検出信号EABLを波
形処理する波形処理回路40,50を有し、この波形処
理回路40,50からの信号を画像歪み補正信号として
水平偏向回路10のピンクッション歪み補正回路に印加
して、上記高圧の変動による画像歪みを補正する画像歪
み補正装置において、上記波形処理回路40,50と上
記ピンクッション歪み補正回路との間に、上記波形処理
回路40,50からの信号中の不要成分を減衰させる不
要成分減衰回路60を設ける。
【0015】
【作用】上記のように構成した、この発明の画像歪み補
正装置においては、高圧変動の検出信号EABLを波形
処理した後の画像歪み補正信号にはオーバーシュート成
分のような不要成分をほとんど生じることがなく、その
不要成分による画像歪みをほとんど生じることがない。
【0016】しかも、波形処理回路40,50からの信
号中の不要成分を減衰させる不要成分減衰回路60は、
例えば、波形処理回路40,50からの信号中の必要成
分のみを通す整流素子D3と、これに対して並列に接続
された、波形処理回路40,50からの信号中の不要成
分を減衰させる抵抗素子R4とから構成することがで
き、回路構成が著しく簡単となる。
【0017】
【実施例】図1は、この発明の画像歪み補正装置の一例
を示し、図4に示した従来の画像歪み補正装置と対応す
る部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0018】そして、この発明の、この例では、抵抗R
2とコンデンサC1からなる微分回路50と抵抗R1と
の並列回路のコンパレータ20側の一端と、コンパレー
タ20の非反転入力端子22との間に、不要成分減衰回
路として、コンパレータ20側から積分回路40側への
方向を順方向とするダイオードD3と抵抗R4との並列
回路からなる整流回路60が接続される。
【0019】この例の画像歪み補正装置の、微分回路5
0と抵抗R1の並列回路と、これに対して直列に接続さ
れた整流回路60との部分を、その積分回路40側の一
端を端子71とし、そのコンパレータ20側の他端を端
子72として、図2に示す。
【0020】図2から明らかなように、この例の画像歪
み補正装置においては、微分回路50と抵抗R1の並列
回路からの図3Cに示すような検出信号Sd中のDC=
0(V)以上の成分、すなわち上述したオーバーシュー
ト成分dosについては、ダイオードD3が逆方向とな
ることによって、端子71から微分回路50と抵抗R1
の並列回路を通じ、抵抗R4を通じて端子72に電流i
pが流れる。したがって、抵抗R4の値が十分大きく設
定されることによって、検出信号Sd中のDC=0
(V)以上の成分、すなわちオーバーシュート成分do
sは、図3Dに示す検出信号Sa中のオーバーシュート
成分aosとして示すように十分減衰して、端子72に
生じ、コンパレータ20の非反転入力端子22に供給さ
れる。
【0021】これに対して、検出信号Sd中のDC=0
(V)以下の成分、すなわち必要な補正信号成分につい
ては、抵抗R4とこれに流れる電流による起電力がダイ
オードD3をオンさせるに十分であれば、端子72から
ダイオードD3を通じ、微分回路50と抵抗R1の並列
回路を通じて端子71に電流imが流れて、検出信号S
d中のDC=0(V)以下の成分、すなわち必要な補正
信号成分は、抵抗R4によって減衰することなく、図3
Dに示す検出信号Sa中のDC=0(V)以下の成分と
して示すように補正に必要かつ十分なレベルで、端子7
2に得られ、コンパレータ20の非反転入力端子22に
供給される。
【0022】したがって、その必要な補正信号成分によ
って高圧変動による画像歪みを十分に補正することがで
きるとともに、その不要成分であるオーバーシュート成
分aosによって画像歪みを生じることがほとんどな
い。
【0023】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、高
圧変動の検出信号を波形処理して画像歪み補正信号を得
るにあたって、簡単な回路構成によりオーバーシュート
成分のような不要成分をほとんど生じることがなく、そ
の不要成分による画像歪みをほとんど生じることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像歪み補正装置の一例を示す接続
図である。
【図2】その要部を示す接続図である。
【図3】その動作の説明に供する波形図である。
【図4】従来の画像歪み補正装置の一例を示す接続図で
ある。
【図5】高圧変動による画像歪みの説明に供する図であ
る。
【符号の説明】
10 水平偏向回路 FBT フライバックトランス DY 水平偏向ヨーク PMC ピン変調用コイル 20 ピンクッション歪み補正用コンパレータ 30 高圧変動検出信号の入力端子 40 積分回路(波形処理回路) 50 微分回路(波形処理回路) 60 整流回路(不要成分減衰回路)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受像管に印加される高圧の変動を検出した
    検出信号を波形処理する波形処理回路を有し、この波形
    処理回路からの信号を画像歪み補正信号として水平偏向
    回路のピンクッション歪み補正回路に印加して、上記高
    圧の変動による画像歪みを補正する画像歪み補正装置に
    おいて、 上記波形処理回路と上記ピンクッション歪み補正回路と
    の間に、上記波形処理回路からの信号中の不要成分を減
    衰させる不要成分減衰回路を設けたことを特徴とする画
    像歪み補正装置。
  2. 【請求項2】上記不要成分減衰回路が、上記波形処理回
    路からの信号中の必要成分のみを通す整流素子と、これ
    に対して並列に接続された抵抗素子とからなる請求項1
    に記載の画像歪み補正装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114123754A (zh) * 2021-11-05 2022-03-01 海信(广东)空调有限公司 过流保护电路及方法和空调器

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