JP3475689B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3475689B2
JP3475689B2 JP00533697A JP533697A JP3475689B2 JP 3475689 B2 JP3475689 B2 JP 3475689B2 JP 00533697 A JP00533697 A JP 00533697A JP 533697 A JP533697 A JP 533697A JP 3475689 B2 JP3475689 B2 JP 3475689B2
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浩二 宇野
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置に関し、特に、像担持体表面に形成された静
電潜像を現像剤で顕像化するのと同時に、前回の転写後
も像担持体表面に残留する残留現像剤を回収するように
したクリーナレス型の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、転写材に転写されることなく
像担持体表面に残留した現像剤(残留現像剤)を、専用
のクリーニング部材によらずに回収するようにしたクリ
ーナレス型の画像形成装置が提供されている(特開平4
−20986号公報等参照)。図19に示すように、こ
の種の画像形成装置では、像担持体である筒状の感光体
1の回転方向に沿って帯電ブラシ2を含む帯電装置3、
レーザ装置4、現像清掃装置5及び転写チャージャ6が
順に配設されている。
【0003】上記帯電ブラシ2には、感光体1表面を均
一に帯電させるために、図20(A)に示すような直流
電圧をスイッチングした完全な矩形波形の振動電圧、図
20(B)に示すような直流電圧をスイッチングした立
ち上がり、立ち下がりがある矩形波形の振動電圧、ある
いは、図20(C)に示すような直流電圧に交流電圧を
重畳した振動電圧が印加される。
【0004】上記均一に帯電された感光体1の表面をレ
ーザ装置4が照射するレーザ光7により露光して静電潜
像を形成する。この静電潜像は現像清掃装置5により顕
像化され、それと同時に、残留現像剤が現像清掃装置5
に回収される。具体的には、露光により減衰している感
光体1表面の画像部の電位と、現像清掃装置5の現像剤
担持体7に印加される現像バイアスとの電位差により画
像部に現像剤を供給する。また、感光体1の露光されて
いない非画像部の電位と、上記現像バイアス電圧との電
位差により、非画像部に存在する残留現像剤を現像剤担
持体7に静電的に吸着させて回収する。
【0005】その後、転写チャージャ6から感光体1に
現像剤と逆極性の転写電流が供給され、上記現像剤によ
り顕像化された像が感光体1表面に搬送されてきた用紙
Pに転写される。
【0006】帯電ブラシ2には、上記のように感光体1
表面を帯電させるほか、残留現像剤を回収する機能及び
残留現像剤に電荷を注入する機能がある。すなわち、感
光体1の回転に従って帯電ブラシ2との接触部に到達す
る残留現像剤には、正規の帯電極性(感光体1と同極
性)と帯電したもののほか、正規の帯電極性と逆極性に
帯電したものがあり、この逆極性の残留現像剤は帯電ブ
ラシ2に静電的に吸着して回収された後、電荷が注入さ
れて正規の極性となって感光体1に放出される。また、
正規の極性に帯電している残留現像剤であっても、上記
逆極性の残留現像剤に静電的に吸着して逆極性の残留現
像剤と共に帯電ブラシ2に回収されたり、帯電ブラシ2
に機械的に掻き取られる場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の画
像形成装置において、はがき等の小面積の用紙Pを使用
すると、転写チャージャ6から供給される転写電流の大
部分は、相対的にインピーダンスが低い感光体1上の用
紙Pが配置されない部分(非通紙部)に流れるため、用
紙Pが配置されている部分(通紙部)に流れる転写電流
が減少する。よって、小面積の用紙Pを使用する場合に
は、感光体1表面の現像剤を用紙Pに転写する効率(転
写効率)が低下して残留現像剤が増加する。そのため、
帯電ブラシ2や現像清掃装置5により回収されなかった
残留現像剤が、感光体1の回転により再度転写チャージ
ャ6の配置位置まで到達し、新たに供給された用紙Pに
転写される現象(再転写)が発生する。
【0008】これに対し、上記図20(A),(B),
(C)に示した振動電圧の振幅Wを大きく設定すれば、
帯電ブラシ2による残留現像剤の回収効率が向上し、上
記再転写の発生を防止することができる。しかし、この
振幅Wが大きいと、上記逆極性に帯電された残留現像剤
に正規の極性の電荷を注入する効率が低下し、感光体1
上の逆極性に帯電した残留現像剤(かぶりトナー)が増
加する。そのため、上記振幅Wを大きく設定すると、間
欠印刷(画像形成時は振動電圧、非画像形成時は一定極
性の定電圧を印加し、定電圧印加時間を長く設定す
る。)の場合には問題はないが、連続印刷(画像形成時
は振動電圧、非画像形成時は一定極性の電圧を印加し、
定電圧印加時間を間欠印刷よりも短く設定する。)の場
合にいわゆる地肌かぶりが画像に発生する。
【0009】このように、クリーナレス型の画像形成装
置では、再転写防止のために帯電ブラシによる残留現像
剤の回収効率を高めようとすると逆極性の残留現像剤に
電荷を注入する効率が低下し、連続印刷時に地肌かぶり
が発生しやすくなる。一方、連続印刷時の地肌かぶり発
生防止のために逆極性の残留現像剤に電荷を注入する効
率を高めようとすると、帯電ブラシによる残留現像剤の
回収効率が低下して再転写が発生しやすくなる。
【0010】例えば、本発明者が表1の実験1で示す条
件でレターサイズの用紙に対して、白黒比5%の文字チ
ャートを間欠印字したところ、再転写及び地肌かぶりの
ない、良好な画像が得られたが、実験2で示すように、
他の条件を同一として用紙の寸法のみをはがきサイズ
(レターサイズの用紙の約1/2の面積)として間欠印
刷を行ったところ再転写が発生した。そこで、実験3に
示すように、現像剤の回収効率を高めるために帯電ブラ
シに供給する電圧の振幅Wを1000Vから1400V
に増加させて間欠印字を行ったところ、再転写が発生せ
ず良好な画像が得られた。しかし、この場合、連続印刷
を行うと、地肌かぶりが発生した。
【0011】
【表1】
【0012】また、用紙寸法の他にも、転写電圧、転写
電流、供給現像剤濃度、原稿の白黒比、現像スリーブ電
流、現像バイアス等の条件いかんによっても残留現像剤
が増加し、同様の問題を生じる。
【0013】本発明は、かかる従来のクリーナレス型画
像形成装置における問題を解決するためになれさたもの
であって、地肌かぶりと再転写の両方を確実に防止し、
良好な画像を得られるようにすることを課題としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様は、像担持体表面に形成された
静電潜像を現像剤で顕像化すると同時に、残留現像剤を
回収するクリーナレス型の画像形成装置において、上記
像担持体と接触した状態で回転する帯電ブラシと、該帯
電ブラシに対して、第1の電位と、該第1の電位よりも
低電位の第2の電位との間で振動する振動電圧を印加す
る振動電圧印加手段と、上記像担持体表面に存在する残
留現像剤量と相関する画像形成パラメータを検出する検
出手段と、上記検出手段の検出値から残留現像剤量が多
いと判断すると上記振動電圧の振幅を大きくする一方、
残留現像剤の量が少ないと判断すると上記振動電圧の振
幅を小さくする電圧波形調節手段とを備えることを特徴
とする。
【0015】
【0016】さらに具体的には、上記検出手段が検出す
る残留現像剤量と相関する画像形成パラメータは、用紙
寸法、転写電圧、転写電流、供給現像剤濃度、原稿の白
黒比、スリーブ電流、現像バイアスのうちの少なくとも
いずれか一つである。
【0017】上記検知手段が検出する上記用紙寸法等の
残留現像剤量と相関する画像形成パラメータに応じて、
帯電ブラシに印加する振動電圧の振幅を調節すれば、再
転写と地肌かぶりの両方を防止し、良好な画像を得るこ
とができる。
【0018】
【0019】振動電圧の振幅を大きくすると、帯電ブラ
シの残留現像剤の回収効率が高くなる一方、帯電ブラシ
が逆極性に帯電した残留現像剤に電荷を注入する効率は
低下する。これらとは逆に、振動電圧の振幅を小さくす
ると、残留現像剤の回収効率は低下するが、逆極性に帯
電した残留現像剤に電荷を注入する効率は高くなる。よ
って、上記のように振動電圧の振幅を調節すれば、残留
現像剤量が多い場合には帯電ブラシの回収力が高くなり
再転写が防止される一方、残留現像剤量が少ない場合に
は、上記逆極性の残留現像剤に電荷を注入する効率が高
くなり、地肌かぶりを防止できる。
【0020】本発明の第2の態様は、像担持体表面に形
成された静電潜像を現像剤で顕像化すると同時に、残留
現像剤を回収するクリーナレス型の画像形成装置におい
て、上記像担持体と接触した状態で回転する帯電ブラシ
と、該帯電ブラシに対して、第1の電位と、該第1の電
位よりも低電位の第2の電位との間で振動する振動電圧
を印加する振動電圧印加手段と、該振動電圧印加手段が
出力する振動電圧のデューティ比を調節する電圧波形調
節手段とを備えることを特徴とする。具体的には、上記
画像形成装置は、像担持体表面に存在する残留現像剤量
と相関する画像形成パラメータを検出する検出手段を備
え、上記電圧波形調節手段は該検出手段の検出値に応じ
て上記デューティ比を調節する。さらに具体的には、上
記検出手段が検出する残留現像剤量と相関する画像形成
パラメータは、用紙寸法、転写電圧、転写電流、供給現
像剤濃度、原稿の白黒比、スリーブ電流、現像バイアス
のうちの少なくともいずれか一つである。上記電圧波形
調節手段は、上記検出手段の検出値から残留現像剤量が
多いと判断すると上記第1の電位の電圧の印加時間を短
くして第2の電位の電圧の印加時間を長く設定する一
方、残留現像剤の量が少ないと判断すると上記第1の電
位の電圧の印加時間を長くして第2の電位の電圧の印加
時間を短く設定することが好ましい。
【0021】振動電圧の第2の電位の電圧を印加してい
る時間を長くすると、残留現像剤の回収力が向上する。
一方、第1の電位の電圧を印加している時間を長くする
と、逆極性に帯電している残留現像剤に電荷を注入する
効率が高くなる。よって、上記のように振動電圧のデュ
ーティ比を調節すれば、残留現像剤量が多い場合には帯
電ブラシの回収力が高くなり再転写が防止される。一
方、残留現像剤量が多い場合には、上記逆極性の残留現
像剤に電荷を注入する効率が高くなり、地肌かぶりを防
止できる。
【0022】さらに、電圧波形調節手段を、使用者が手
動調節可能とすることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。 (第1実施形態)図1及び図2は、本発明の実施形態に
係るクリーナレス型のレーザビームプリンタを示してい
る。なお、本実施形態では、トナーの正規の帯電極性は
負である。
【0024】レーザビームプリンタの本体11の略中央
部には、円筒体の外周面に有機光導電材料(OPC)の
薄膜層を形成してなる像担持体を構成する感光体12
が、回転自在に配設されている。この感光体12は、図
示しないモータにより図1において矢印Aで示す方向に
回転する。なお、この感光体12は、周速度が5mm/sec
であり、感光光量が18erg/cm2である。
【0025】感光体12の周囲には、その回転方向に沿
って、帯電装置13、レーザ装置14、現像清掃装置1
5及び転写チャージャ16が順に配設されている。ま
た、現像清掃装置15の下方には給紙カセット17が設
置され、この給紙カセット17に収容された用紙Pに給
紙ローラ18が当接している。また、給紙カセット17
から、ガイド19a,19bに沿って感光体12と転写
チャージャ16に挟まれた転写領域を通る通紙路が形成
されており、給紙カセット17内の用紙Pは定着ローラ
20を介して本体11に付設された排紙トレイ21上に
排出されるようになっている。
【0026】上記帯電装置13は、感光体12に向けて
開口するカバー23内に、感光体12に軸方向に沿って
配置された帯電ブラシ24を備えている。この帯電ブラ
シ24は、回転軸を構成する芯金24aに、直毛状の繊
維からなる接触子24bを密に植設して構成されてい
る。なお、本実施形態では、芯金24aの直径を6mm
としている。また、接触子24bは、抵抗が105〜1
7Ω/cmの導電性レーヨンからなり、パイル長が5
mmである。さらに、接触子24bのパイル密度が5
0,000本/平方インチである。さらにまた、接触子
24bが斜毛状態にあるときの帯電ブラシ24の外径は
14.2mmである。
【0027】また、帯電ブラシ24は、感光体12の表
面に接触しており、モータ(図示せず。)によって、図
1において矢印Bで示すように感光体12の移動方向
(矢印A方向)に対して順方向に回転するようになって
いる。本実施形態では、帯電ブラシ24の回転速度は、
180rpmである。
【0028】上記帯電ブラシ24には振動電圧印加手段
を構成する電源回路26が接続されており、この電源回
路26から印加される出力電圧VOUTにより感光体12
表面が帯電される。この電源回路26は、電圧波形調節
手段46から入力される駆動電圧Vdに比例する出力電
圧VOUTを出力するものであり、図3に示すように、定
電圧源27、制御回路28、トランジスタTr1、トラ
ンス29、ダイオードD1及びコンデンサC1を備えてい
る。また、電源26は、制御回路28に出力電圧VOUT
をフィードバックするための抵抗R1,R2を備えてい
る。なお、図3においてコンデンサC2及び抵抗R3は、
画像形成プロセス部(帯電ブラシ24及び感光体12)
の抵抗及び容量を示す等価回路である。図4は、上記電
源回路26の入出力特性を示しており、電源回路26か
らの出力電圧VOUTは電圧波形調節手段46の駆動電圧
dに比例する。
【0029】現像清掃装置15は、現像剤である摩擦帯
電性の非磁性一成分のトナーを収容するケーシング34
を備えている。感光体12に向かって開口するケーシン
グ34の開口部34aには、感光体12と同極性の電荷
を有するトナーを感光体12に搬送する現像スリーブ3
5が設けられている。この現像スリーブ35は、図示し
ないモータに駆動されて感光体12と面接触しながら回
転する。また、現像スリーブ35には、電源36から現
像バイアス(本実施形態では−240Vで一定であ
る。)が印加されている。さらに、現像スリーブ35の
回転方向上流側には、電源37よりブレードバイアスが
印加されているブレード38が接触している。さらにま
た、現像スリーブ35の回転方向下流側には、電源39
より除電バイアスが印加されている除電部材40が接触
している。なお、ケーシング34内には、上記現像スリ
ーブ35と反対方向に回転する撹拌羽根42が設けられ
ている。
【0030】転写チャージャ16は、感光体12の回転
と同期して給紙カセット17から転写領域に送り込まれ
る用紙Pに、その裏面からトナーの正規の帯電極性とは
逆極性の電流を供給してトナーを静電的に引き付け、感
光体12の表面のトナー画像を用紙Pに転写する。な
お、図2において21は転写チャージャ16の電源であ
る。本実施形態では、上記転写チャージャ16から感光
体12に流れ込む電流(感光体流れ込み電流IPC)を一
定(9μA)としている。
【0031】上記給紙カセット17と転写領域との間に
存在するガイド19a上には、用紙幅検知センサ44が
設けられている。この用紙幅検知センサ44は、公知の
構造の光学センサからなり、給紙カセット17から供給
される用紙Pの幅を検知して電圧波形調節手段46に出
力する。
【0032】電圧波形調節手段46は、画像形成時に、
図5(A)において実線で示すように高電圧Vhiと低電
圧Vlowを繰り返す矩形波形の駆動電圧Vdをメインスイ
ッチ27に出力する。この駆動電圧Vdは周波数が30
Hzである。また、駆動電圧Vdは、高電圧Vhiの印加
時間(図5(A)において時間t1〜t2)を20mse
c、低電圧Vlowの印加時間(図5(A)において時間
2〜t3)を13msecとしており、デューティ比が
20:13である。帯電ブラシ24に印加される電源回
路26の出力電圧VOUTは、上記したように電圧波形調
節手段46が出力する駆動電圧Vdに比例する。よっ
て、駆動電圧Vdの高電圧Vhiが4.3V、低電圧Vlow
が1Vであれば、出力電圧VOUTは、図5(B)に示す
ように、高電圧が−1300、低電圧が−300Vで振
幅が1000Vの立ち上がり、立ち下がりを有する矩形
波形の振動電圧となる。一方、駆動電圧Vdの高電圧V
hiが5V、低電圧Vlowが0.33Vであれば、出力電
圧VOUTは、図5(B)に示すように、高電圧が−15
00、低電圧が−100Vで振幅が1400Vの立ち上
がり、立ち下がりを有する矩形波形の振動電圧となる。
【0033】また、電圧波形調節手段46は、上記用紙
幅検知センサ44から入力される信号に基づいて給紙カ
セット17から供給される用紙Pの寸法を検知し、検知
された用紙寸法に応じて、上記電源回路26に出力する
駆動電圧Vdを切り換える。
【0034】まず、電圧波形調節手段46は、上記用紙
幅検知センサ44の出力から供給される信号に基づいて
用紙Pがレターサイズであると判断すると、高電圧Vhi
が4.3V、低電圧Vlowが1Vの駆動電圧Vdを出力す
る。この場合は、帯電ブラシ24に印加される出力電圧
OUTは、図3(B)に示すような波形の振動電圧であ
り、その振幅Wは1000Vである。
【0035】一方、電圧波形調節手段46は、用紙幅検
知センサ44の出力から供給される信号に基づいて用紙
Pがはがきサイズ(用紙の幅がレターサイズの1/2)
であると判断すると、高電圧Vhiが5V、低電圧Vlow
が0.33Vの駆動電圧Vdを出力する。この場合、帯
電ブラシ24に印加される出力電圧VOUTは、図3
(C)に示すような波動状の波形の振動電圧であり、そ
の振幅Wは1400Vである。
【0036】ここで、レターサイズ及びはがきサイズの
場合の振幅Wをそれぞれ1000V、1400Vとした
のは、上記した表1に示した実験1〜実験3の結果に基
づく。すなわち、上記実験1〜実験3より、用紙Pがレ
ターサイズの場合には、転写効率が高く残留トナー濃度
は低濃度である。よって、この場合は、逆極性のトナー
に対する電荷注入の効率を高めて地肌かぶりを防止する
ために出力電圧VOUTの振幅Wを1000Vと小さく設
定している。一方、用紙Pがはがきサイズの場合には、
転写効率が低く、残留トナー濃度が高濃度となる。よっ
て、この場合は、帯電ブラシ24によるトナーの回収効
率を高めて再転写を防止するために、出力電圧VOUT
振幅Wを1400Vとしてレターサイズの場合よりも大
きく設定する。
【0037】このように用紙寸法に応じて帯電ブラシ2
4に印加する電圧の振幅Wを切り換えて電圧を印加すれ
ば、レターサイズの場合もはがきサイズの場合も再転写
が起こらず、かつ、地肌かぶりのない良好な画像を得る
ことができる。
【0038】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について説明する。なお、第2実施形態から第7実
施形態の構成及び作用は特に説明しない限り、上記第1
実施形態と同様である。
【0039】図4は、上記第1実施形態のレーザプリン
タにおいて、レターサイズの用紙を使用した場合、はが
きサイズの用紙を使用した場合及び用紙を供給しなかっ
た場合における転写チャージャ16の電圧(転写電圧V
T)と、そのときの感光体流れ込み電流IPCとの関係を
示している。この図4に示すように、感光体流れ込み電
流IPCが9μAで一定となるように転写電圧VTを制御
すると、用紙がレターサイズの場合の転写電圧VT
4.30kV、はがきサイズの場合の転写電圧VT
4.15kVである。そして、図5に示すように、感光
体流れ込み電流IPcが一定(9μA)の場合には、転写
電圧VTと残留トナー濃度との間に相関関係がある。す
なわち、感光体流れ込み電流IPCが一定である場合、転
写電圧VTが高圧である程残留トナー濃度が低濃度とな
る。そこで、第2実施形態では、転写電圧VTに応じ
て、帯電ブラシ24に印加する出力電圧VOUTの振幅W
を調節している。
【0040】図6に示すように、電源21と転写チャー
ジャ16との間には、転写電圧VTを計測するため電圧
計48を介在させており、この電圧計48の出力信号が
電圧波形調節手段46に入力される。電圧波形調節手段
46は、上記電圧計48により計測される転写電圧VT
が4.15kVの場合、すなわち転写電圧VTが高圧の
場合には、高電圧Vhiが5V、低電圧Vlowが0.33
Vの駆動電圧Vdを出力する。そして、電源回路26
は、上記図3(C)に示すように振幅Wが1400V
(高電圧が−1500V、低電圧が−100V)の振動
電圧である出力電圧VOUTを帯電ブラシ24に印加す
る。
【0041】一方、電圧波形調節手段46は、電圧計4
8より計測される転写電圧VTが4.30kVの場合、
すなわち転写電圧VTが低圧の場合には、高電圧Vhi
4.3V、低電圧Vlowが1Vの駆動電圧Vdを出力す
る。そして、電源回路26は、上記図3(B)に示すよ
うな振幅Wが1000V(高電圧−1300V、低電圧
−300V)の振動電圧である出力電圧VOUTを帯電ブ
ラシ24に印加する。
【0042】このように、第2実施形態では、転写電圧
Tが高圧の場合(残留トナー濃度が低濃度の場合)に
は、地肌かぶり防止を重視して帯電ブラシ24に印加す
る出力電圧VOUTの振幅Wを小さくし、転写電圧VTが低
圧の場合(残留トナー濃度が高濃度の場合)には、残留
トナーの回収効率を重視して帯電ブラシ24に印加する
出力電圧VOUTの振幅Wを大きく設定している。よっ
て、転写電圧VTの値にかかわらず再転写や地肌かぶり
のない良好な画像を得ることができる。
【0043】(第3実施形態)上記第1実施形態のレー
ザプリンタにおいて、転写電圧VTを一定電圧(4.3
0kV)とした場合、図7に示すように、転写チャージ
ャ16から用紙P及び感光体12に供給される電流(転
写電流IT)と残留トナー濃度との間には相関関係があ
る。すなちわ、転写電流ITが大きい程残留トナー濃度
は低濃度となる。そこで、第3実施形態では、転写電流
Tに応じて、帯電ブラシ24に印加する出力電圧VOUT
の振幅Wを調節している。
【0044】図8に示すように、電源21と転写チャー
ジャ16の間に、転写電流ITを測定するための電流計
50を介在させており、この電流計50の出力信号は、
電圧波形調節手段46に入力されている。上記電流計5
0により計測される転写電流ITが25μAの場合、す
なわち、転写電流ITが小さい場合には、振幅Wが14
00Vの振動電圧である出力電圧VOUT(図3(C))
が帯電ブラシ24に印加されるように、電圧波形調節手
段46が駆動電圧Vdを切り換える。
【0045】一方、上記電圧計50により計測される転
写電流ITが40μAの場合、すなわち転写電流が大き
い場合には、振幅Wが1000Vの振動電圧である出力
電圧VOUT(図3(B))が帯電ブラシ24に印加され
るように、電圧波形調節手段46が駆動電圧Vdを切り
換える。
【0046】このように第3実施例では、転写電流IT
が大きい場合(残留トナー濃度が低濃度の場合)には、
地肌かぶり防止を重視して帯電ブラシ24に印加する出
力電圧VOUTの振幅Wを小さく設定し、転写電流ITが小
さい場合(残留トナー濃度が高濃度の場合)には、残留
トナーの回収効率を重視して帯電ブラシ24に印加する
出力電圧VOUTの振幅Wを大きく設定している。よっ
て、転写電流ITにかかわらず、再転写や地肌かぶりの
ない良好な画像を得ることができる。
【0047】(第4実施形態)図9に示すように、現像
スリーブ35から供給されるトナーの濃度(供給トナー
濃度)と残留トナー濃度との間に相関関係がある。すな
わち、供給トナー濃度が高濃度である程、残留トナー濃
度も高濃度である。そこで、第4実施形態では、供給ト
ナー濃度に応じて帯電ブラシ24に印加する出力電圧V
OUTの振幅Wを調節するようにしている。なお、上記供
給トナー濃度は、印刷する画像パターンに依存し、画像
パターン中に、図柄の存在する部分が多く余白部分が少
ないほど供給トナー濃度は高濃度となる。
【0048】図10に示すように、感光体12の周囲の
現像清掃装置15と転写チャージャ16との間の位置に
光センサ52が配置されている。この光センサ52が照
射した光線は感光体12表面のトナーにより反射されて
再び光センサ52に入射、反射光の輝度から感光体12
表面のトナーの濃度が検出される。
【0049】上記光センサ52により計測されたトナー
の濃度が1.50mg/cm2の場合、すなわち供給ト
ナー濃度が高濃度の場合には、振幅Wが1400Vの振
動電圧である出力電圧VOUT(図3(C))が帯電ブラ
シ24に印加されるように、電圧波形調節手段46が駆
動電圧Vdを切り換える。
【0050】一方、光センサ52により計測された現像
剤濃度が0.30mg/cm2の場合、すなわち供給ト
ナー濃度が低濃度の場合には、振幅Wが1000Vの振
動電圧である出力電圧VOUT(図3(B))が帯電ブラ
シ24に印加されるように、電圧波形調節手段46が、
駆動電圧Vdを切り換える。
【0051】このように第4実施形態では、供給トナー
濃度が高濃度の場合(残留トナー濃度が高濃度の場合)
には、残留トナーの回収効率を重視して帯電ブラシ24
に印加する出力電圧VOUTの振幅Wを大きく設定し、供
給トナー濃度が低濃度の場合(残留トナー濃度が低濃度
の場合)には、地肌かぶりの防止を重視して帯電ブラシ
24に印加する出力電圧VOUTの振幅Wを小さく設定し
ている。よって、印刷する画像パターンに拘わらず再転
写及び地肌かぶりのない良好な画像を得ることができ
る。
【0052】(第5実施形態)印刷する画像パターンに
おける図柄が存在する部分と余白部分の面積比である白
黒比(B/W比)と供給トナー濃度の間には、図11に
示すような相関関係がある。すなわち、B/W比が高い
(印刷する画像パターンに余白部分の面積が小さい)
程、供給トナー濃度が高濃度となる。また、上記第4実
施形態で説明したように、供給トナー濃度と残留トナー
濃度との間には図9で示すような相関関係がある。従っ
て、B/W比が高い程残留トナー濃度が高濃度となる。
そこで、第5実施形態では、印刷する画像パターンのB
/W比に応じて帯電ブラシ24に印加する出力電圧V
OUTの振幅Wを調節している。
【0053】図12に示すように、感光体12を露光す
るレーザ装置14は、レーザ光源54からポリゴンミラ
ー55で偏光させたレーザ光を照射するようにしてお
り、レーザ光源54は、外部からの入力データに基づい
てドライバ56により駆動される。第5実施形態では、
このドライバ56とレーザ光源54との間に、入力デー
タにより規定される画像パターンにおけるトナーを供給
する部分のドット数と余白とする部分のドット数とをカ
ウントするカウンタ57を設けている。
【0054】このカウンタ57は電圧波形調節手段46
に接続されており、電圧波形調節手段46は入力された
ドット数に基づいてB/W比を算出する。B/W比が2
5%の場合、すなわちB/W比が低い場合には、振幅W
が1000Vの出力電圧VOUT(図3(B))が帯電ブ
ラシ24に印加されるように、電圧波形調節手段46
が、駆動電圧Vdを切り換える。
【0055】一方、B/W比が100%の場合、すなわ
ちB/W比が高い場合には、振幅Wが1400Vの出力
電圧VOUT(図3(C))が帯電ブラシ24に印加され
るように、電圧波形調節手段46が、駆動電圧Vdを切
り換える。
【0056】このように第5実施形態では、印刷する画
像パターンのB/W比が高い場合(残留トナー濃度が高
濃度の場合)には、残留トナーの回収効率を重視して帯
電ブラシ24に印加する出力電圧VOUTの振幅Wを大き
く設定し、印刷する画像パターンのB/W比が低い場合
(残留トナー濃度が低濃度の場合)には、地肌かぶりの
防止を重視して帯電ブラシ24に印加する出力電圧V
OUTの振幅Wを小さく設定している。よって、よって印
刷する画像パターンにかかわらず再転写及び地肌かぶり
を防止して良好な画像を得ることができる。
【0057】(第6実施形態)図13に示すように、現
像スリーブ35に供給する電流(現像スリーブ電流
s)と、B/W比の間に相関関係がある。すなわち、
現像スリーブ電流Isが大きい程、入力データのB/W
比が低い。また、上記第5実施形態において説明したよ
うに、B/W比と残留トナー濃度との間には、図11に
示すような相関関係がある。従って、現像スリーブ電流
と残留トナー濃度の間にも相関関係がある。すなわち、
現像スリーブ電流が大きい程残留トナー濃度が低濃度と
なり、現像スリーブ電流が小さい程残留トナー濃度が高
濃度となる。そこで、第6実施形態では、現像スリーブ
電流Isに応じて帯電ブラシに印加する電圧の振幅Wを
調節している。
【0058】図14に示すように、電源36と現像スリ
ーブの間に、現像スリーブ電流Isを計測するための電
流計59を介在させており、この電流計59の出力信号
は、電圧波形調節手段46に入力されている。
【0059】上記電圧計59により計測される現像スリ
ーブ電流Isが0.30μAの場合、すなわち現像スリ
ーブ電流Isが小さい場合には、振幅Wが1400Vの
出力電圧VOUT(図3(C))が帯電ブラシ24に印加
されるように、電圧波形調節手段46が駆動電圧Vd
切り換える。
【0060】一方、電流計59により計測される現像ス
リーブ電流が0.45μAの場合、すなわち現像スリー
ブ電流が大きい場合には、振幅Wが1000Vの出力電
圧VoUT(図3(B))が帯電ブラシ24に印加される
ように、電圧波形調節手段46が駆動電圧Vdを切り換
える。
【0061】このように第6実施形態では、現像スリー
ブ電流Isが大きい場合(残留トナー濃度が低濃度の場
合)には、地肌かぶり防止を重視して帯電ブラシ24に
印加する出力電圧VOUTの振幅Wを小さく設定し、現像
スリーブ電流Isが小さい場合(残留トナー濃度が高濃
度の場合)には、残留トナーの回収効率を重視して帯電
ブラシ24に印加する出力電圧VOUTの振幅Wを小さく
設定している。よって印刷する画像パターンにかかわら
ず再転写及び地肌かぶりを防止して良好な画像を得るこ
とができる。
【0062】(第7実施形態)上記した第1実施形態か
ら第6実施形態では、上記帯電ブラシ24に印加する出
力電圧VOUTの振幅Wを調節しているが、第7実施例で
は出力電圧VOUTのデューティ比を調節するようにして
いる。図1の画像形成装置において、出力電圧VOUT
デューティ比を種々変化させて、1.0mg/cm2
トナーを感光体12表面に供給して帯電ブラシ24を通
過させたときの再転写されたトナーの濃度を測定したと
ころ、下記の表2に示す結果が得られた。この表2よ
り、高電位の電圧を印加している時間(図3(A)のt
1〜t2)に対する低電位の電圧を印加している時間(図
3(A)のt2〜t3)の比率が大きい程、再転写された
トナーの濃度が低濃度、すなわち残留トナー濃度が低濃
度となる。これは、低電位の電圧を印加する時間が長い
と、帯電ブラシ24の感光体12と接触する部分(帯電
ニップ)で正規の極性(−)に帯電したトナーを回収し
易くなるからである。
【0063】
【表2】
【0064】一方、図15は現像清掃装置15の現像ス
リーブ35に印加される電圧(現像バイアスVs)及び
デューティ比と再転写ランクの関係を示している。この
図15において“○”“△”“×”は再度転写ランクを
示し、この順で再転写されるトナーの濃度が高くなる。
デューティ比が20:13の場合に着目すると、現像バ
イアスVsと再転写されるトナーの濃度ひいては残留ト
ナー濃度の間に相関関係があり、現像バイアスVsが高
圧である程残留トナー濃度が高くなっている。そこで、
第7実施形態では、現像バイアスVに応じて帯電ブラ
シ24に印加する出力電圧VOUTのデューティ比を調節
している。
【0065】図16に示すように、電源36と現像スリ
ーブ35の間に、現像バイアスVsを計測するための電
圧計60を介在させており、この電圧計60の出力信号
は電圧波形調節手段46に入力されている。
【0066】上記電圧計60により計測される現像バイ
アスVsが−240Vの場合、すなわち現像バイアスVs
が低圧の場合には、電圧波形調節手段46は、図3
(A)において実線で示すように、の駆動電圧Vdのデ
ューティ比を20:13に切り換える。すなわち、この
場合、メインスイッチ27は高電圧を20msec、低
電圧を13msecの順で交互に切り換えられる。
【0067】上記電圧計60により計測される現像バイ
アスVsが−300Vの場合、すなわち現像バイアスVs
が高圧の場合には、電圧波形調節手段46は、図3
(A)において一点鎖線で示すように、駆動電圧Vd
デューティ比を15:18に切り換える。すなわち、こ
の場合、メインスイッチ27は高電圧を15msec、
低電圧を18msecの順で交互に切り換えられる。
【0068】このように第7実施形態では、現像バイア
スVsが高圧の場合(残留トナー濃度が高濃度の場合)
には、再転写防止を重視して帯電ブラシ24に印加する
出力電圧VOUTの低電位の電圧の印加時間が長くなるよ
うにデューティ比を設定し、現像バイアスVsが低圧の
場合(残留トナー濃度が高濃度の場合)には、地肌かぶ
り防止を重視して印加する出力電圧VOUTの低電位の電
圧の印加時間を短くなるようにデューティ比を設定して
いる。よって、印刷する画像パターンにかかわらず再転
写及び地肌かぶりを防止して良好な画像を得ることがで
きる。
【0069】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。上記第1実施形態
から第7実施形態では、センサ等の出力に応じて電圧波
形調節手段46が自動的に振幅Wやデューティ比を調節
する構成としているが、使用者がマニュアル操作で振幅
Wやデューティ比を微調整できるようにしてもよい。例
えば、図1に示すように、レーザプリンタ本体11の操
作パネル63に出力電圧VOUTの振幅Wを微調節するた
めのスイッチ64を設けてもよい。
【0070】また、上記実施形態では、帯電ブラシに印
加する電圧は直流電圧をスイッチングした出力電圧V
OUTであるが、図18(B)に示すような直流電圧に交
流電圧を重畳した電圧を帯電ブラシに印加し、白黒比、
転写電流、転写電圧、現像スリーブ電流、現像バイア
ス、トナー付着量センサ値、ペーパーサイズ等の画像パ
ラメータに応じて振幅Wを変更するようにしてもよい。
【0071】さらに、上記第1実施形態から第6実施形
態において、振幅に代えてデューティ比を調節してもよ
い。これとは逆に、第7実施形態においてデューティに
代えて振幅を調節してもよい。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る画像形成装置では、検知手段が検出した残留現像
剤量と相関する画像形成パラメータを検出し、電圧波形
調節手段が残留現像剤量が多いと判断した場合には、帯
電ブラシに印加する振動電圧の振幅又はデューティ比を
再転写防止を重視した設定、すなわち残留現像剤の回収
効率を重視した設定とする。一方、電圧波形調節手段
は、残留現像剤量が少ないと判断した場合には、上記振
動電圧の振幅又はデューティ比を地肌かぶりの防止を重
視した設定、すなわち逆極性の残留現像剤に対する電荷
注入効率を重視した設定とする。よって、本発明の画像
形成装置であれば、残留現像剤量の多少に拘わりなく再
転写や地肌かぶりのない良好な画像を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るレーザプリンタ
を示す概略図である。
【図2】 図1のレーザプリンタの要部概略図である。
【図3】 電源回路を示す回路図である。
【図4】 電源回路の入出力特性を示す線図である。
【図5】 (A)は電源に印加する駆動電圧の波形図、
(B)は帯電ブラシに印加される振幅が小の振動電圧を
示す波形図、(C)は帯電ブラシに印加される振幅が大
の振動電圧を示す波形図である。
【図6】 転写電圧と感光体流れ込み電流の関係を示す
グラフである。
【図7】 転写電圧と残留トナー濃度の関係を示すグラ
フである。
【図8】 本発明の第2実施形態を示す要部概略図であ
る。
【図9】 転写電流と残留トナー濃度の関係を示すグラ
フである。
【図10】 本発明の第3実施形態を示す要部概略図で
ある。
【図11】 供給トナー濃度と残留トナー濃度の関係を
示すグラフである。
【図12】 本発明の第4実施形態を示す要部概略図で
ある。
【図13】 入力データの白黒比と残留トナー濃度の関
係を示すグラフである。
【図14】 本発明の第5実施形態を示す要部概略図で
ある。
【図15】 現像スリーブ電流と入力データの白黒比の
関係を示すグラフである。
【図16】 本発明の第6実施形態を示す要部概略図で
ある。
【図17】 現像バイアス及びデューティ比と再転写ラ
ンクの関係を示すグラフである。
【図18】 本発明の第7実施形態を示す要部概略図で
ある。
【図19】 従来の画像形成装置を示す要部拡大図であ
る。
【図20】 (A),(B),(C)は帯電ブラシに印
加する振動電圧の波形を示すグラフである。
【符号の説明】
12 感光体 14 レーザ装置 24 帯電ブラシ 26 電源回路 21,36,37,39 電源 44 用紙幅検知センサ 46 電圧波形調節手段 48,60 電圧計 50,59 電流計 52 光センサ 54 レーザ光源 56 ドライバ 57 カウンタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 G03G 15/00 303

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体表面に形成された静電潜像を現
    像剤で顕像化すると同時に、残留現像剤を回収するクリ
    ーナレス型の画像形成装置において、 上記像担持体と接触した状態で回転する帯電ブラシと、 該帯電ブラシに対して、第1の電位と、該第1の電位よ
    りも低電位の第2の電位との間で振動する振動電圧を印
    加する振動電圧印加手段と、上記像担持体表面に存在する残留現像剤量と相関する画
    像形成パラメータを検出する検出手段と、 上記検出手段の検出値から残留現像剤量が多いと判断す
    ると上記振動電圧の振幅を大きくする一方、残留現像剤
    の量が少ないと判断すると上記振動電圧の振幅を小さく
    する 電圧波形調節手段とを備えることを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 上記検出手段が検出する残留現像剤量と
    相関する画像形成パラメータは、用紙寸法、転写電圧、
    転写電流、供給現像剤濃度、原稿の白黒比、現像スリー
    ブ電流、現像バイアスのうちの少なくともいずれか一つ
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 像担持体表面に形成された静電潜像を現
    像剤で顕像化すると同時に、残留現像剤を回収するクリ
    ーナレス型の画像形成装置において、 上記像担持体と接触した状態で回転する帯電ブラシと、 該帯電ブラシに対して、第1の電位と、該第1の電位よ
    りも低電位の第2の電位との間で振動する振動電圧を印
    加する振動電圧印加手段と、 該振動電圧印加手段が出力する振動電圧のデューティ比
    を調節する電圧波形調節手段とを備える ことを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体表面に存在する残留現像剤量と
    相関する画像形成パラメータを検出する検出手段を備
    え、上記電圧波形調節手段は該検出手段の検出値に応じ
    て上記振動電圧のデューティ比を調節することを特徴と
    する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記検出手段が検出する残留現像剤量と
    相関する画像形成パ ラメータは、用紙寸法、転写電圧、
    転写電流、供給現像剤濃度、原稿の白黒比、現像スリー
    ブ電流、現像バイアスのうちの少なくともいずれか一つ
    であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 上記電圧波形調節手段は、上記検出手段
    の検出値から残留現像剤量が多いと判断すると上記第1
    の電位の電圧の印加時間を短くして第2の電位の電圧の
    印加時間を長く設定する一方、残留現像剤の量が少ない
    と判断すると上記第1の電位の電圧の印加時間を長くし
    て第2の電位の電圧の印加時間を短く設定することを特
    徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記電圧波形調節手段は、使用者が手動
    調節可能であることを特徴とする請求項1から請求項6
    のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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