JP3475246B2 - 多糖類の製造方法 - Google Patents

多糖類の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多糖類の製造法に関す
るものである。このような多糖類は、衛生用品、化粧
品、乾燥地農業などにおける吸水、保湿または保水剤も
しくはコンクリートに保形性、流動性または硬化性を付
与する添加剤などに利用できる。
【0002】
【従来の技術】多糖類の発酵生産においては、培養液中
に多糖類が蓄積するに伴い、培養液の粘性が著しく増大
し、培養液の通気、攪拌等の混合に支障をきたすことが
多い。また、高粘性を有する多糖類を高濃度に蓄積させ
た場合、発酵槽からの培養液の取り出し、輸送または生
産物の精製などの処理が困難である。高粘性培養が可能
な発酵槽の報告〔アプライド・ミクロバイオロジー・ア
ンド・バイオテクノロジー(Applied Microbiology and
Biotechnology),35,330,(1991)〕はあるが、この種の
発酵槽を大型化した実績はない。
【0003】キサンタンガムとして知られる多糖類で
は、培養液中に種々の油脂を添加して、培養液の粘性を
下げる方法(特開昭58ー60997、特開昭60ー6
6975、特開昭61ー167401)、あるいは培養
液中に溶媒を添加することで生産物を粒子化して培地の
粘性を低下させる方法(特開昭61ー173795)が
知られている。しかしながら、これらの方法は、特殊な
発酵槽を必要としたり、培養物の生産、回収、精製に必
ずしも好ましくない添加物を加えるなど、満足すべきも
のではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、微生
物による多糖類の製造に際し、多糖類を高濃度に蓄積
し、かつ培養液の取扱いおよび多糖類の回収を容易とす
るなどの優れた性質を有する微生物ならびに該微生物を
用いる多糖類の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、アルカ
リゲネス属に属し、多糖類を生成する能力を有し、かつ
該多糖類を菌体とともに液体培地中で塊状にさせるよう
な微生物を培地に培養し、培養物中に多糖類を生成蓄積
させ、該培養物より多糖類を採取することを特徴とする
多糖類の製造方法を提供することができる。以下に本発
明を詳細に説明する。本発明における多糖類とは、特開
平2−291292に記載の多糖類と同様の性質を有す
る多糖類であり、好ましくは、乾燥標品が自重の10倍
以上の重量の水を吸収保持できる吸水・保水性、標準保
湿能力測定法〔香粧会誌, 8,131,(1984)〕に記載されて
いる五酸化リンを含むデシケーター法を用いて測定した
場合に乾燥標品が20℃の温度条件で24時間後に10
%以上の保湿能力を有する保湿性、または乾燥標品を1
g/lになるように溶かした水溶液の粘度が50cp
(センチポアズ)以上である粘性を有する多糖類であ
る。
【0006】本発明において、塊状とは、その形状は球
状、フィルム状または粥状などの不定形であり、その大
きさは培地、培養条件または培養時間によって異なる
が、たとえば球状のものの場合は1〜2000L容ジャ
ーファーメンターを用いて培養した場合において直径が
0.1〜100mm、その大部分が1〜10mmである
ものを表す。本発明で用いられる微生物としては、アル
カリゲネス属に属し、多糖類を生成する能力を有し、か
つ該多糖類を菌体とともに液体培地中で塊状にさせるよ
うな微生物であればいずれも用いることができるが、生
成した多糖類の90%以上を菌体とともに塊状にさせる
ような微生物が好ましい。このような微生物は、アルカ
リゲネス属に属し、培地に培養したときに多糖類を生成
する能力を有する微生物を単集落分離(single colony
isolation )を行い、寒天平板培地上においてコロニー
の形態が平滑(flat)ではなく、25〜35℃で2〜1
4日間培養して生じるコロニーのうち、コロニーの直径
が2mmの場合に高さが1mm以上である凸レンズ状に
盛り上がったコロニー(convex)を釣菌分離することに
より得ることができる。
【0007】単集落分離に使用する培地としては、炭素
源、窒素源、無機物、その他使用菌株の必要とする栄養
素を程よく含有するものならば、合成培地または天然培
地のいずれも使用可能である。炭素源としては、フラク
トース、グルコース、シュークロース、マルトース、ラ
クトース、糖蜜、セルロース加水分解物、粗糖加水分解
物、澱粉加水分解物等の炭水化物、ピルビン酸、酢酸、
フマル酸、リンゴ酸、乳酸等の有機酸等の他に、ヘミセ
ルロース、澱粉、コーンスターチ等の天然高分子または
オリーブ等の油類などが用いられる。窒素源としては、
アンモニア、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、硫
酸アンモニウム等の各種無機塩類や尿素等の有機酸のア
ンモニウム塩、アミン、その他の窒素化合物、ペプト
ン、トリプトン、酵母エキス、肉エキス、麦芽エキス、
コーンスティープリカー、カゼイン加水分解物、大豆粕
加水分解物、各種発酵菌体またはその消化物等が用いら
れる。
【0008】無機物としては、リン酸第一カリウム、リ
ン酸第二カリウム、硫酸マグネシウム、リン酸マグネシ
ウム、塩化ナトリウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、硫
酸銅、炭酸カルシウムなどが用いられる。その他の栄養
素としては、必要に応じてアミノ酸、微量金属塩などが
用いられる。寒天平板培地上で凸レンズ状に盛り上がっ
たコロニーを選択、分離する際に、アルカリゲネス属に
属し、多糖類を生産する能力を有する微生物にN−メチ
ル−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニジン処理、紫外
線照射など、通常の変異手段によって変異させた後に単
集落分離を行うと、コロニーの形態の多様性が増し、目
的の菌株を見いだす頻度が向上する。
【0009】本発明で用いられる微生物の好適な例とし
てはアルカリゲネス・レータス(Alcaligenes latus)
P−1株があげられる。P−1株は、ブダペスト条約に
基づいて平成5年11月4日付で工業技術院生命工学工
業技術研究所にFERM BP−4459として寄託さ
れている。本発明の微生物による多糖類の生産は、通常
の微生物の培養法にて実施可能であるが、好ましくは、
特開平2−291292あるいは特開平4−20038
9に記載されている培養法が用いられる。
【0010】多糖類の生産に使用する培地としては、単
集落分離に使用する培地と同様の培地、すなわち、上記
記載の炭素源、窒素源、無機物、その他使用菌株の必要
とする栄養素を程よく含有するものならば、合成培地ま
たは天然培地のいずれも使用可能である。培養は、振盪
培養または通気攪拌培養などの好気的条件下にて行う。
培養温度は15〜40℃、培地のpHは4〜10の範囲
で行われる。通常1〜10日間の培養により多糖類が菌
体とともに塊状を形成して生成蓄積する。本発明で用い
られる微生物とその親株を同一の培養条件および培養期
間で培養した場合、本発明で用いられる微生物の培養液
の粘度が少なくとも5000cpになるまでは、本発明
で用いられる微生物は、親株の培養液の半分以下の粘度
で親株とほぼ同量の多糖類を生産することができる。
【0011】なお、本発明で用いられる微生物を培地で
培養した場合、培養液中に生産される菌体とともに塊状
を形成する多糖類の形状は、培養初期にはおもに球状ま
たはフィルム状を有するが、長期間培養を続けると、培
地中の水分を吸収して崩壊して粥状へと変化することも
ある。培養終了後、培養液から菌体とともに塊状を形成
した多糖類を培養液から遠心分離あるいは篩などで濾過
して分離し、該多糖類を加熱処理、すなわち、水に懸濁
して120℃で15分間加熱し、さらに60℃で2時間
程度攪拌する処理方法、あるいはアルカリ処理、すなわ
ち、終濃度0.01Nになるように水酸化ナトリウム溶
液に懸濁して80℃で15分間処理し、さらに60℃で
攪拌して溶解した後に塩酸で中和する処理方法などを用
いて溶解する。得られた溶解液にエタノール沈澱法な
ど、通常の多糖類の分離精製法を用いることにより多糖
類が回収できる。
【0012】このようにして得られる多糖類は、親株の
生産する多糖類と比べて構成糖の種類および構成比がほ
ぼ同じである。すなわち、本発明による微生物とその親
株とが生成蓄積する多糖類は培養液中での形状が異なる
だけであり、本発明による微生物が生産する菌体ととも
に塊状を形成する多糖類を加熱処理またはアルカリ処理
などにより溶解後、多糖類だけを回収することによっ
て、その親株が生産する多糖類とほぼ同一の吸水率、粘
性などの物理的性質および構成糖の組成などの化学的性
質を有する多糖類が得られる。
【0013】以下に本発明の実施例を示す。
【0014】
【実施例】
実施例1 ブイヨン寒天培地(粉末ブイヨン2%、寒天2%)(極
東製薬製)に生育したアルカリゲネス・レータスB−1
6株(以下、単にB−16株という。)を、グルコース
1%を含むブイヨン培地30mlを入れた300ml容
三角フラスコに植菌し、30℃、24時間振盪培養し
た。培養終了後、遠心分離によって菌体を集め、常法に
よりN−メチル−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニジ
ンによる変異処理(250mg/l、30℃、60分
間)を行った。この菌体を適宜希釈してブイヨン寒天培
地に塗布し、30℃で2〜5日間培養して生じたコロニ
ーのうち、直径が約2mmで高さが約1mm以上である
凸レンズ状に高く盛り上がったコロニーを選択し、釣菌
分離した。このようにして得た変異株をGY培地( グル
コース20g/l 、KH2 PO4 4.5g/l、K2 HPO4 1.5g
/l、NaCl 0.1g/l 、MgSO4 ・7H2 O 0.2g/l
、尿素1.0g/l、酵母エキス(シグマ社製)0.5g/l、p
H7.2 )50mlを入れた300ml容三角フラスコに
植え、30℃、3日間振盪培養し、多糖類を生産させ
た。多糖類が生成蓄積して培養液全体が粘凋になる株で
はなく、生成した多糖類が菌体とともに塊状を形成する
ような菌株を選択した。このようにして得られた変異株
のうちの1株をアルカリゲネス・レータスP−1株(以
下、単にP−1株という。)と命名した。
【0015】実施例2 B−16およびP−1株を、それぞれGY培地10ml
を入れた60ml容太型試験管(直径25mm×長さ2
00mm)に植え、30℃で24時間振盪培養した。こ
の培養液全量をFG培地( グルコース20g/l 、グリシン
0.6g/l、KH2PO4 4.5g/l、K2 HPO4 1.5g/l、N
aCl 0.1g/l 、MgSO4 ・7H2 O0.2g/l 、尿素
1.0g/l、FeSO4 10mg/l、pH7.2 )300mlを入
れた1L三角フラスコに移し、30℃で24時間振盪培
養した。次に、FG培地2.7Lを含む5L容ジャーフ
ァーメンター(ミツワバイオシステム社製)に、上記種
培養液300ml全量を植菌し、30℃、通気量3.0
L/分、攪拌500rpmの条件で培養した。FG培地
の代わりにグルコースをフルクトースに換えたFF培地
( フルクトース20g/l 、グリシン0.6g/l、KH2 PO4
4.5g/l、K2 HPO4 1.5g/l、NaCl 0.1g/l 、Mg
SO4 ・7H2 O 0.2g/l 、尿素1.0g/l、FeSO4 10
mg/l、pH7.2 )についても同様の条件で培養した。
【0016】培養120時間後、B−16株とP−1株
について、それぞれ多糖類の生産量および培養液の粘度
を測定した。なお、多糖類の生産量は培養液の全量を可
溶化後、硫酸カルバゾール法にて測定し、グルクロン酸
量として表した。また、培養液の粘度はB型粘度計を用
いて測定した。その結果は表1に示すとおり、グルコー
ス、フラクトースのいずれを炭素源とする培地を用いて
も、B−16株とP−1株とは同程度の多糖類の生産量
を示した。また、これら同程度に多糖類が蓄積した培養
液において、P−1株の方がB−16株より低い粘性を
示した。
【0017】 培養120時間後におけるB−16株とP−1株の培養
液を10メッシュの篩に通したところ、B−16株につ
いては多糖類を含む培養液の全量が通過したのに対し
て、P−1株については多糖類のうち95%以上が球状
などの形状を有し、かつ菌体とともに塊状を形成する多
糖類として回収された。B−16株については篩を通過
した培養液を、P−1株については回収された菌体とと
もに塊状を形成する多糖類を、それぞれ終濃度0.01
Nになるように調製した200mlの水酸化ナトリウム
溶液に懸濁した。懸濁液を80℃で15分間攪拌し、さ
らに60℃で約2時間攪拌し、多糖類を溶解させた。溶
解液を塩酸で中和した後、塩化ナトリウムを0.3Nに
なるように加えて溶解した。溶解液に、250mlのエ
タノールを加え、ゆっくり攪拌して沈澱物を形成させ、
4,000G×10分間の遠心分離により、沈澱物を回
収した。この沈澱物を、精製水200mlに同様に溶解
し、このような溶解および沈澱操作を2回繰り返した
後、常温で真空乾燥することにより乾燥標品として粗精
製多糖類を得た。
【0018】B−16株由来およびP−1株由来の粗精
製多糖類を、1g/lの濃度で精製水に溶解したときの
粘度、すなわち粘性はそれぞれ300cpおよび310
cpであった。さらに培養を200時間続けた場合、B
−16株およびP−1株の培養液はそれぞれ糊状および
粥状であった。培養200時間後、B−16株とP−1
株について、それぞれ多糖類の生産量および培養液の粘
度を測定した。その結果は表2に示すとおり、B−16
株の培養液は糊状で極めて高い粘度を示したのに対し
て、P−1株の培養液は粘度が低く維持されていた。
【0019】 実施例3 実施例2における培養120時間後のFF培地で培養し
たB−16株およびP−1株の培養液200mlに対
し、それぞれ1Lのエタノールを添加し、攪拌後、静置
して沈澱物を回収した。沈殿物に純水200mlを加
え、70℃に加温して沈澱をできるだけ溶解した。溶解
液に3倍容のエタノールを加え、沈澱物を回収した。こ
の沈殿物を0.025%水酸化ナトリウム溶液200m
lに懸濁し、121℃で15分間加熱し、さらに、80
℃で多糖類が溶解するまで攪拌を続けた。溶解液を4
0, 000G×40分間の遠心分離を行い、沈澱物を除
去した。溶解液を0.1N塩酸で中和した後、ロータリ
ーエバポレーターで濃縮した。濃縮物に純水を加え、2
00ml容とし70℃で再び溶解させた。そこに、60
0mlのエタノールを加えて攪拌することで、再び沈澱
を得た。このような溶解および沈澱操作を3回繰り返
し、最後に沈澱物を常温で真空乾燥し、乾燥標品として
精製多糖類を得た。精製多糖類の乾燥標品(以下、乾燥
多糖類という。)は、乳鉢で粉砕し、100メッシュ以
下の粉末として調製した。
【0020】このようにして得られた乾燥多糖類を用
い、物性(吸水率、粘性)および多糖類の構成糖につい
て分析した。吸水率は、特開平2−291292記載の
ティーバックテスト法で行なった。不織布で作った容器
に40mgの精製多糖類を入れ、2時間純水に浸した
後、静置1時間で水切りし、吸水後の重量を測定した。
その後、105℃で24時間乾燥し、水分を完全に除去
した後、乾燥重量を測定した。吸水後の重量と乾燥重量
との差を吸水量とし、吸水率は乾燥多糖類当りの吸水量
と乾燥重量との倍率として表した。
【0021】粘性は、乾燥多糖類を1g/lに溶かした
水溶液の粘度をB型粘度計での測定値として表した。糖
分析は、乾燥多糖類を2N硫酸により加水分解し、Ca
rboPac PA1カラムを装着したHPLCで糖を
分離し、パルスドアンペロメトリーで検出して定性・定
量を行い、精製多糖類を構成する糖のモル比として表し
た。吸水率および粘性の結果については表3に、糖分析
の結果については表4にそれぞれ示すとおりであり、B
−16株およびP−1株のいずれに由来する多糖類もほ
ぼ同一の吸水率、粘性および糖組成を有していた。
【0022】 実施例4 ブイヨン寒天培地に生育したP−1株のコロニー1個
を、グルコース1%を含むブイヨン培地60mlを入れ
た300ml容三角フラスコに植菌し、30℃、120
rpmで7日間回転振盪培養したところ、30cm2
広がり、2〜6mmの厚みおよびフィルム状の形状を有
し、かつ菌体とともに塊状を形成する多糖類が得られ
た。
【0023】
【本発明の効果】本発明により、微生物による多糖類の
製造に際し、多糖類が高濃度に蓄積し、かつ培養液の取
扱いおよび多糖類の回収が容易となるなどの優れた性質
を有する微生物ならびに該微生物を用いる多糖類の製造
方法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C12R 1:05) C12R 1:05 (C12P 19/04 C12P 19/04 C12R 1:05) (72)発明者 倉根 隆一郎 茨城県つくば市東一丁目1番3号 工業 技術院生命工学工業技術研究所内 (72)発明者 野畑 靖浩 三重県四日市市別名六丁目6番9号 伯 東株式会社四日市研究所内 (72)発明者 穴澤 秀治 東京都練馬区南大泉四丁目19番18号 (72)発明者 四ッ路 明 山口県防府市協和町2番2−203 (56)参考文献 特開 平2−291292(JP,A) 特開 平4−200389(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12P 19/00 - 41/00 C12N 1/20 JSTplus(JOIS) MEDLINE(STN) BIOSIS/WPI(DIALOG) PubMed

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多糖類を生成する能力を有し、かつ該多
    糖類を菌体とともに液体培地中で塊状にさせるような微
    生物であるアルカリゲネス・レータス(Alcalig
    eneslatus)P−1株(FERM BP−44
    59)を培地に培養し、培養物中に多糖類を生成蓄積さ
    せ、該培養物より多糖類を採取することを特徴とする多
    糖類の製造方法。
  2. 【請求項2】 寒天平板培地上で凸レンズ状のコロニー
    を形成することを特徴とする、多糖類を生成する能力を
    有し、かつ該多糖類を菌体とともに液体培地中で塊状に
    させるような微生物であるアルカリゲネス・レータス
    (Alcaligeneslatus)P−1株(FE
    RM BP−4459)
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