JP3475161B2 - カウンタウエイト - Google Patents

カウンタウエイト

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JP3475161B2
JP3475161B2 JP2000263904A JP2000263904A JP3475161B2 JP 3475161 B2 JP3475161 B2 JP 3475161B2 JP 2000263904 A JP2000263904 A JP 2000263904A JP 2000263904 A JP2000263904 A JP 2000263904A JP 3475161 B2 JP3475161 B2 JP 3475161B2
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紀夫 中島
隆弘 後藤
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新キャタピラー三菱株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機体のバランスを
維持するためのカウンタウエイトに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示されるように、油圧ショベル
は、下部走行体11に旋回軸部12を介して上部旋回体
13が旋回可能に設けられ、上部旋回体13上にキャブ
14、エンジンルーム15などが設けられ、また、上部
旋回体13の前側部に、ブーム16、アーム17および
バケット18からなるフロント作業機19が設けられ、
一方、上部旋回体13の後側部にカウンタウエイト20
が設けられ、旋回軸部12を中心とする上部旋回体13
のバランスが保たれている。
【0003】図5および図6に示されるように、従来の
カウンタウエイト20は、ウエイト本体21の上面に1
対の機体丸吊り用のアイプレート22を突設し、これら
のアイプレート22に図示しないシャックルなどを介し
て吊上げ用のワイヤロープを掛け、油圧ショベルの機体
を丸吊りするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のカ
ウンタウエイト20は、機体丸吊り用のアイプレート2
2がウエイト本体21の上面に突出しているため、ウエ
イト本体21の厚みが上方へいくにしたがって狭まる上
窄まり形状とした場合は、アイプレート22が外板部2
6に食込み、外観上問題である。
【0005】また、エンジンルーム15の上面をフラッ
ト化した場合は、アイプレート22のみが突出して、デ
ザイン上好ましくないとともに、エンジンルーム15な
どの上で作業する作業者にとっても作業上好ましくな
い。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、カウンタウエイトの外観上、デザイン上および作
業上の問題を解決することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】求項に記載された発
明は、機体に装着されるウエイト本体と、ウエイト本体
の上面に設けられた凹部と、凹部内に設けられウエイト
本体を吊上げる部材と係合する吊上げ用係合部とを具備
し、吊上げ用係合部が、ウエイト本体と共に機体を丸吊
りするための機体丸吊り用係合部と、ウエイト本体のみ
をバランスのとれた状態で単体吊りできる位置に埋設さ
れ機体丸吊り用係合部とは別個に設けられた単体吊り用
係合部とを有するカウンタウエイトである。そして、ウ
エイト本体の上部に厚みの余裕がない場合でも、機体丸
吊り用係合部および単体吊り用係合部は、共に凹部内に
埋込まれた状態でウエイト本体の上面に突出しない。
体丸吊り用係合部をウエイト本体の上面に突出させない
から、外観上、デザイン上、優れており、ウエイト本体
の上面に機体丸吊り用係合部が突出しないから、機体上
で作業する作業者にとっても作業し易く、凹部により機
体丸吊り用係合部を従来のものより下方へ移動するだけ
で良いから、複雑な応力計算は必要なく、信頼性が高
い。単体吊り用係合部を介しウエイト本体のみをバラン
ス良く単体吊りして、単体吊り時のカウンタウエイト角
度を改善する。
【0008】請求項に記載された発明は、請求項1記
載のカウンタウエイトにおいて、凹部が、吊上げ用係合
部と係合されるシャックルを収納するものである。そし
て、シャックルを凹部内に挿入して吊上げ用係合部と係
合すると、シャックルの一部は凹部から突出するので、
その突出したシャックル部分をクレーンなどで吊上げ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図3を参照しながら説明する。
【0010】図1および図2は、建設機械としての油圧
ショベルに装着されるカウンタウエイトを示し、油圧シ
ョベルの機体すなわち上部旋回体に装着されるウエイト
本体31は、垂直平面の取付面部32に対し、外板部3
3が上側から見て円弧形状にかつ側面から見て上方へい
くほど狭まる上窄まり形状に形成されている。
【0011】このウエイト本体31のアッパカバー34
の左右部に2つの凹部35が沈込むように設けられ、こ
れらの凹部35内に、機体を丸吊りする部材としてのシ
ャックルと係合する吊上げ用係合部としての機体丸吊り
用係合部(以下、この機体丸吊り用係合部を「アイプレ
ート」という)36が、アッパカバー34の上面より下
側で各凹部35内を2分する位置に溶接付けによりそれ
ぞれ設けられている。これらのアイプレート36にはシ
ャックル挿通用の穴37が穿設されている。
【0012】これらのアイプレート36の後部であっ
て、ウエイト本体31をバランスのとれた垂直姿勢状態
で単体吊りできる位置に、吊上げ用係合部としての単体
吊り用係合部(以下、この単体吊り用係合部を「アイボ
ルト螺合用ボス」という)38がそれぞれ溶接付けされ
ている。
【0013】これらのアイボルト螺合用ボス38は、図
3に示されるようにウエイト本体31の上面より下側に
形成された円弧状の凹部39に埋設されている。
【0014】図3に示されるように、このアイボルト螺
合用ボス38は、アイプレート36の後部に溶接付けさ
れた円筒体41の内周面に、アイボルトを螺合するため
の雌ねじ42が形成されたものである。
【0015】さらに、図3に示されるように、前記凹部
35は、機体丸吊り時にアイプレート36と係合される
シャックル43の取付スペースを確保するためのもので
あり、アイプレート36により分割された右側の凹部3
5aには、シャックル43のU形部44の一端に一体化
されたボス部45と、このボス部45に嵌入されるピン
46とが挿入され、アイプレート36により分割された
左側の凹部35bには、U形部44の他端に一体化され
たボス部47が挿入される。
【0016】このボス部47には、ピン46の先端部に
形成されたねじ部48と螺合する雌ねじ49が形成され
ている。
【0017】また、図1に示されるように、ウエイト本
体31を機体に取付ける取付面部32には、各々の凹部
35内から水を排出するためのドレーン孔53が開口さ
れている。
【0018】次に、図示された実施の形態の作用を説明
する。
【0019】図3に示されるように、シャックル43の
U形部44をアイプレート36を跨ぐように嵌合すると
ともに、1対のボス部45,47を各凹部35a,35
b内に挿入し、さらに一方の凹部35aに横向きに挿入
したピン46を一方のボス部45およびアイプレート3
6の穴37を通して他方のボス部47の雌ねじ49に螺
合することによりピン46の抜けを防止する。
【0020】このようにして、機体丸吊り用のアイプレ
ート36に係着されたシャックル43のU形部44は凹
部35から突出するので、その突出したU形部44にワ
イヤロープなどを介して、または直接、アイフックなど
を引掛けてクレーンで吊上げることにより、機体を丸吊
りする。
【0021】また、機体からカウンタウエイトを取外し
たり、機体にカウンタウエイトを取付けたりする際は、
カウンタウエイトのみを垂直に単体吊りする必要がある
ので、そのような場合は、単体吊り用のアイボルト螺合
用ボス38に図示しないアイボルトを螺合して、このア
イボルトにワイヤロープなどを通してクレーンで吊上げ
ることにより、ウエイト本体31を垂直姿勢に保ったま
ま、バランス良く単体吊りする。
【0022】このカウンタウエイトは、ウエイト本体3
1の上部に厚みの余裕がない場合でも、アイプレート3
6は凹部35内に埋込まれた状態でウエイト本体31の
アッパカバー34の上面に突出しないから、上部への突
出が許されない外観、デザインに適用でき、外観上、デ
ザイン上、優れている。
【0023】例えば、エンジンルームの上面が全面にわ
たって平坦に形成された場合は、カウンタウエイトにお
いても、従来のような突出型のアイプレート22を、上
記のような埋設型のアイプレート36とすることで、外
観上、デザイン上の統一感が得られる。
【0024】また、ウエイト本体31の上面にアイプレ
ート36が突出しないから、機体上、例えばエンジンル
ーム上で作業する作業者にとっても作業し易い。
【0025】さらに、凹部35によってアイプレート3
6が従来のものより下方へ移動するだけであるから、複
雑な応力計算は必要なく、高い信頼性が得られる。
【0026】なお、図示された実施の形態では、吊上げ
用係合部として、ウエイト本体31と共に機体を丸吊り
するための機体丸吊り用のアイプレート36と、ウエイ
ト本体31のみをバランスのとれた状態で単体吊りでき
る位置に埋設された単体吊り用のアイボルト螺合用ボス
38とが、それぞれ別個に設けられているが、アイプレ
ート36の穴37が、ウエイト本体31のみをバランス
のとれた状態で単体吊りできる位置に設けられている場
合は、この穴37を持つ1つのアイプレート36によ
り、機体丸吊り用係合部と単体吊り用係合部とを兼ねる
ことができる。この場合、アイボルト螺合用ボス38は
不要となる。
【0027】
【発明の効果】求項記載の発明によれば、ウエイト
本体の上部に厚みの余裕がない場合でも、機体丸吊り用
係合部および単体吊り用係合部を、共に凹部内に埋込ま
れた状態にして、これらのウエイト本体の上面への突出
を防止できる。機体丸吊り用係合部をウエイト本体の上
面に突出させないから、外観上、デザイン上、優れてお
り、ウエイト本体の上面に機体丸吊り用係合部が突出し
ないから、機体上で作業する作業者にとっても作業し易
く、作業性を向上でき、凹部により機体丸吊り用係合部
を従来のものより下方へ移動するだけで良いから、複雑
な応力計算が必要ないとともに、高い信頼性が得られ
る。単体吊り用係合部を介しウエイト本体のみをバラン
ス良く単体吊りして、単体吊り時のカウンタウエイト角
度を改善できる。
【0028】請求項記載の発明によれば、シャックル
を凹部内に挿入して吊上げ用係合部と係合すると、シャ
ックルの一部は凹部から突出するので、その突出したシ
ャックル部分をクレーンなどで容易に吊上げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカウンタウエイトの一実施の形態
を示す前側から見た斜視図である。
【図2】同上カウンタウエイトを後側から見た斜視図で
ある。
【図3】同上カウンタウエイトの要部を拡大した斜視図
である。
【図4】油圧ショベルの側面図である。
【図5】従来のカウンタウエイトを前側から見た斜視図
である。
【図6】従来のカウンタウエイトを後側から見た斜視図
である。
【符号の説明】
31 ウエイト本体 35,39 凹部 36 吊上げ用係合部としての機体丸吊り用係合部
(アイプレート) 38 吊上げ用係合部としての単体吊り用係合部(ア
イボルト螺合用ボス) 43 シャックル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/18 B66C 23/74

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に装着されるウエイト本体と、 ウエイト本体の上面に設けられた凹部と、 凹部内に設けられウエイト本体を吊上げる部材と係合す
    る吊上げ用係合部とを具備し、 吊上げ用係合部は、 ウエイト本体と共に機体を丸吊りするための機体丸吊り
    用係合部と、 ウエイト本体のみをバランスのとれた状態で単体吊りで
    きる位置に埋設され機体丸吊り用係合部とは別個に設け
    られた単体吊り用係合部とを有することを特徴とするカ
    ウンタウエイト。
  2. 【請求項2】 凹部は、吊上げ用係合部と係合されるシ
    ャックルを収納することを特徴とする請求項1記載のカ
    ウンタウエイト。
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KR101313277B1 (ko) * 2010-10-04 2013-09-30 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 인양 구조물이 구비된 건설장비용 카운터웨이트

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