JP3474855B2 - 洗浄用化粧料 - Google Patents
洗浄用化粧料Info
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- JP3474855B2 JP3474855B2 JP2001029202A JP2001029202A JP3474855B2 JP 3474855 B2 JP3474855 B2 JP 3474855B2 JP 2001029202 A JP2001029202 A JP 2001029202A JP 2001029202 A JP2001029202 A JP 2001029202A JP 3474855 B2 JP3474855 B2 JP 3474855B2
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- amphoteric surfactant
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗浄用化粧料に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】化粧料には様々な種類の界面活性剤が目
的に応じて配合されている。この中で両性界面活性剤
は、陰イオン界面活性剤、または非イオン界面活性剤と
の組み合わせ、特に陰イオン界面活性剤との組み合わせ
でシャンプーなどの頭髪洗浄料、洗顔料などの洗浄用化
粧料に多く配合されている。しかし、洗浄用化粧料に両
性界面活性剤を配合するとき、それはべたつきの大きな
原因となり、実用上の問題があった。また、陰イオン界
面活性剤等を含有する洗浄用化粧料は、敏感肌などで若
干の刺激的な違和感を生じる場合があるなどが問題とな
っていた。
的に応じて配合されている。この中で両性界面活性剤
は、陰イオン界面活性剤、または非イオン界面活性剤と
の組み合わせ、特に陰イオン界面活性剤との組み合わせ
でシャンプーなどの頭髪洗浄料、洗顔料などの洗浄用化
粧料に多く配合されている。しかし、洗浄用化粧料に両
性界面活性剤を配合するとき、それはべたつきの大きな
原因となり、実用上の問題があった。また、陰イオン界
面活性剤等を含有する洗浄用化粧料は、敏感肌などで若
干の刺激的な違和感を生じる場合があるなどが問題とな
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、使用上のべたつきのない洗浄用化粧料を開
発することである。また、陰イオン界面活性剤等由来の
刺激的な違和感のない洗浄用化粧料を開発することであ
る。
する課題は、使用上のべたつきのない洗浄用化粧料を開
発することである。また、陰イオン界面活性剤等由来の
刺激的な違和感のない洗浄用化粧料を開発することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の事情
に鑑み鋭意研究した結果、後記特定の構造の両性界面活
性剤を含有する洗浄用化粧料はべたつきがなく、むしろ
非常にさっぱり感を与えることを見出し、本発明を完成
した。また、陰イオン界面活性剤を含有する洗浄用化粧
料に後記特定の構造の両性界面活性剤を配合するとき、
刺激的な違和感が顕著に緩和されることを見出し、本発
明を完成した。
に鑑み鋭意研究した結果、後記特定の構造の両性界面活
性剤を含有する洗浄用化粧料はべたつきがなく、むしろ
非常にさっぱり感を与えることを見出し、本発明を完成
した。また、陰イオン界面活性剤を含有する洗浄用化粧
料に後記特定の構造の両性界面活性剤を配合するとき、
刺激的な違和感が顕著に緩和されることを見出し、本発
明を完成した。
【0005】即ち、本発明の請求項1は、一般式(1)
【0006】
【化2】
(Rx、Ryは炭素原子数8〜20の炭化水素鎖である)
で表される両性界面活性剤を含有することを特徴とする
洗浄用化粧料である。
で表される両性界面活性剤を含有することを特徴とする
洗浄用化粧料である。
【0007】また本発明の請求項2は、陰イオン界面活
性剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の洗浄
用化粧料である。
性剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の洗浄
用化粧料である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。本発明にかかる両性界面活性剤は次の反応スキーム
によって容易に合成される。
る。本発明にかかる両性界面活性剤は次の反応スキーム
によって容易に合成される。
【0009】
【化3】
(Rx、Ryは炭素原子数8〜20の炭化水素鎖であり、T
EAはトリエチルアミン、THFはテトラヒドロフランであ
る)
EAはトリエチルアミン、THFはテトラヒドロフランであ
る)
【0010】本発明にかかる両性界面活性剤の長鎖炭化
水素鎖の炭素原子数は8から20が任意に選択される。
この両性界面活性剤は、本発明の洗浄用化粧料に0.0
01から30質量%配合される。本発明の洗浄用化粧料
に配合される陰イオン界面活性剤としては、例えば脂肪
酸セッケン、エーテルカルボン酸塩、N−アシルサルコ
シン塩、N−アシルグルタミン酸塩、αーオレフィンス
ルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸
塩、アルキルエーテルリン酸塩などが挙げられる。これ
らの陰イオン界面活性剤は本発明の化粧料用洗浄剤には
0.1から70質量%配合される。また陽イオン界面活
性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤も配合する
ことができる。尚、本発明の洗浄用化粧料は、皮膚・頭
髪に適用できるすべての洗浄を目的とする化粧料であ
る。以下、実施例にて本発明を説明する。配合量の数値
は質量%である。実施例に記載の官能試験方法は次の通
りである。
水素鎖の炭素原子数は8から20が任意に選択される。
この両性界面活性剤は、本発明の洗浄用化粧料に0.0
01から30質量%配合される。本発明の洗浄用化粧料
に配合される陰イオン界面活性剤としては、例えば脂肪
酸セッケン、エーテルカルボン酸塩、N−アシルサルコ
シン塩、N−アシルグルタミン酸塩、αーオレフィンス
ルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸
塩、アルキルエーテルリン酸塩などが挙げられる。これ
らの陰イオン界面活性剤は本発明の化粧料用洗浄剤には
0.1から70質量%配合される。また陽イオン界面活
性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤も配合する
ことができる。尚、本発明の洗浄用化粧料は、皮膚・頭
髪に適用できるすべての洗浄を目的とする化粧料であ
る。以下、実施例にて本発明を説明する。配合量の数値
は質量%である。実施例に記載の官能試験方法は次の通
りである。
【0011】官能試験方法
被験者20名が10日間連用した後の試料の特性を評価
した。評価は、官能試験のアンケート項目に対し、「べ
たつきがなく、むしろさっぱり感が感じられた」と回答
した人数で示した。また、陰イオン界面活性剤を含有す
る化粧料用洗浄剤の場合、刺激的な違和感の官能試験評
価項目として「ヒリヒリした刺激感」について評価し、
この刺激感がないと回答した人数を示した。
した。評価は、官能試験のアンケート項目に対し、「べ
たつきがなく、むしろさっぱり感が感じられた」と回答
した人数で示した。また、陰イオン界面活性剤を含有す
る化粧料用洗浄剤の場合、刺激的な違和感の官能試験評
価項目として「ヒリヒリした刺激感」について評価し、
この刺激感がないと回答した人数を示した。
【0012】
【実施例】実施例1 洗浄用化粧水
[組成]
上記一般式(1)で、Rx、Ryが 0.5
炭素原子数12の炭化水素鎖
である両性界面活性剤A
グリセリン 4.0
1,3−ブチレングリコール 4.0
エタノール 7.0
メチルパラベン 0.5
クエン酸 0.01
クエン酸ソーダ 0.1
香料 0.05
精製水 残量
【0013】上記成分を常法によって混合し、洗浄用化
粧水を得た。これを実施例1の試料とする。また、両性
界面活性剤Aの代わりにラウリル酢酸ベタインを配合す
る他は、同様の成分を用いて混合して得た洗浄用化粧水
を比較例1の試料とする。これらの試料の使用時の官能
特性を上記の評価試験(さっぱり感の評価)に従って比
べた結果、「べたつきがなく、むしろさっぱり感が感じ
られた」と回答した人数は、実施例1の試料で20名中
17名、比較例1の試料で20名中2名であった。
粧水を得た。これを実施例1の試料とする。また、両性
界面活性剤Aの代わりにラウリル酢酸ベタインを配合す
る他は、同様の成分を用いて混合して得た洗浄用化粧水
を比較例1の試料とする。これらの試料の使用時の官能
特性を上記の評価試験(さっぱり感の評価)に従って比
べた結果、「べたつきがなく、むしろさっぱり感が感じ
られた」と回答した人数は、実施例1の試料で20名中
17名、比較例1の試料で20名中2名であった。
【0014】実施例2 洗顔料
[組成]
上記一般式(1)で、Rx、Ryが 5.0
炭素原子数12の炭化水素鎖
である両性界面活性剤A
ラウリン酸カリウム 5.0
POE(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 5.0
POE(5)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 1.0
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
グリセリン 4.0
1,3−ブチレングリコール 4.0
メチルパラベン 0.5
香料 0.05
精製水 残量
【0015】上記成分を常法によって混合し、洗顔料を
得た。これを実施例2の試料とする。また、両性界面活
性剤Aの代わりにラウリル酢酸ベタインを配合する他
は、同様の成分を用いて混合して得た洗顔料を比較例2
の試料とする。これらの試料の使用時の官能特性を上記
の評価試験(ヒリヒリ感の評価)に従って比べた結果、
ヒリヒリした刺激感がない」と回答した人数は、実施例
2の試料で15名、比較例2の試料で2名であった。
尚、これらの試料の使用時の官能特性を上記の評価試験
(さっぱり感の評価)に従って比べた結果、「べたつき
がなく、むしろさっぱり感が感じられた」と回答した人
数は、実施例2の試料で20名中16名、比較例2の試
料で20名中2名であった。
得た。これを実施例2の試料とする。また、両性界面活
性剤Aの代わりにラウリル酢酸ベタインを配合する他
は、同様の成分を用いて混合して得た洗顔料を比較例2
の試料とする。これらの試料の使用時の官能特性を上記
の評価試験(ヒリヒリ感の評価)に従って比べた結果、
ヒリヒリした刺激感がない」と回答した人数は、実施例
2の試料で15名、比較例2の試料で2名であった。
尚、これらの試料の使用時の官能特性を上記の評価試験
(さっぱり感の評価)に従って比べた結果、「べたつき
がなく、むしろさっぱり感が感じられた」と回答した人
数は、実施例2の試料で20名中16名、比較例2の試
料で20名中2名であった。
【0016】
【発明の効果】以上の通り、本発明はべたつき感のな
い、さっぱりした官能特性を持つ洗浄用化粧料を提供す
ることができる。また、本発明はヒリヒリ感などの刺激
的な違和感のない両性界面活性剤含有の洗浄用化粧料を
提供することができる。
い、さっぱりした官能特性を持つ洗浄用化粧料を提供す
ることができる。また、本発明はヒリヒリ感などの刺激
的な違和感のない両性界面活性剤含有の洗浄用化粧料を
提供することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A61K 7/00,7/02,7/075,7/50
C11D 1/88 - 1/94
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (Rx、Ryは炭素原子数8〜20の炭化水素鎖である)
で表される両性界面活性剤を含有することを特徴とする
洗浄用化粧料。 - 【請求項2】 陰イオン界面活性剤を含有することを特
徴とする請求項1に記載の洗浄用化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001029202A JP3474855B2 (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | 洗浄用化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001029202A JP3474855B2 (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | 洗浄用化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002226360A JP2002226360A (ja) | 2002-08-14 |
JP3474855B2 true JP3474855B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=18893577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001029202A Expired - Fee Related JP3474855B2 (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | 洗浄用化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3474855B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1865012A4 (en) * | 2005-03-31 | 2009-09-02 | Toyo Gosei Co Ltd | LIGHT-SENSITIVE RESIN, LIGHT-SENSITIVE COMPOSITION AND LIGHT-NETWORKED ELEMENT |
JP5782847B2 (ja) * | 2011-06-13 | 2015-09-24 | 日油株式会社 | ホスホリルコリン類似構造を有する化合物および化粧料 |
JP5782846B2 (ja) * | 2011-06-13 | 2015-09-24 | 日油株式会社 | ホスホリルコリン類似構造を有する化合物および化粧料 |
CN117062593A (zh) * | 2021-03-30 | 2023-11-14 | 日油株式会社 | 由含磷酸胆碱类似基团的化合物构成的化妆品基剂和化妆品 |
-
2001
- 2001-02-06 JP JP2001029202A patent/JP3474855B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002226360A (ja) | 2002-08-14 |
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