JP3400142B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP3400142B2 JP24361494A JP24361494A JP3400142B2 JP 3400142 B2 JP3400142 B2 JP 3400142B2 JP 24361494 A JP24361494 A JP 24361494A JP 24361494 A JP24361494 A JP 24361494A JP 3400142 B2 JP3400142 B2 JP 3400142B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄剤組成物に関し、更
に詳細には、洗浄力及び起泡性に優れ、しかも低刺激で
あり、またカチオン性殺菌剤を安定に配合することがで
き、高い殺菌効果を発揮するため、頭皮には十分な抗フ
ケ性、身体及び頭皮には痒み防止性、防臭・消臭効果を
付与できる洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄剤、特に毛髪用洗浄剤には、
洗浄力及び起泡力に優れることから、アニオン界面活性
剤を主基剤として用いているものが多い。しかしなが
ら、アニオン界面活性剤は刺激性が高いため、毛髪用洗
浄剤中に配合する際には低刺激性の活性剤と組合わせて
配合する場合が多く、より低刺激の毛髪洗浄剤が望まれ
ている。
【0003】また、殺菌効果を有する洗浄剤が多く検討
されており、殺菌剤としてカチオン性殺菌剤を用いたも
のが知られている。しかしながら、アニオン界面活性剤
を主基剤として含有する洗浄剤にかかるカチオン性殺菌
剤を配合した場合には、カチオン性殺菌剤とアニオン界
面活性剤との錯体が形成するため、配合が困難であり、
殺菌効果が十分に発現されないなどの問題があった。
【0004】このため、アニオン界面活性剤に比べて低
刺激であり、カチオン性殺菌剤の配合が容易なノニオン
界面活性剤を主基剤とする洗浄剤が検討されている。例
えば、ノニオン界面活性剤としてアルキルサッカライド
系のものを使用したものとして、アルキルサッカライド
系ノニオン界面活性剤と抗菌剤を含有する洗浄剤組成物
(特公平6−23087号公報)等が知られている。
【0005】しかしながら、アルキルサッカライド系ノ
ニオン界面活性剤は比較的高価であるため、これらに比
べ一般に安価なポリオキシエチレンアルキルエーテル型
ノニオン界面活性剤を洗浄剤に配合する試みもなされて
いる。しかし、ポリオキシエチレンアルキルエーテル型
ノニオン界面活性剤は一般に起泡性に乏しいため、毛髪
用洗浄剤にはほとんど用いられておらず、アミドアミン
型両性活性剤又はアルキロールアミド型ノニオン活性剤
を主活性剤とし、ポリオキシエチレン型活性剤を補助成
分として含有するシャンプー組成物(特開昭55−25
436号公報)等が知られているにすぎない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、洗浄性及び起泡性に優れ、しかも低刺激性で、更に
カチオン性殺菌剤を安定に配合でき、高い殺菌効果を得
ることができる洗浄剤組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定のポリオキシエ
チレンアルキルエーテル型ノニオン活性剤と、ベタイン
型界面活性剤及び特定のノニオン型界面活性剤とを特定
の比率で組合わせ、更にこれとカチオン性殺菌剤を組合
わせれば、高洗浄力、高起泡性でかつ低刺激性であり、
しかも十分な抗フケ性、痒み防止性、防臭・消臭効果を
付与できる洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発
明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、次の成分(A)、
(B)、(C)及び(D): (A)一般式(1);
【0009】
【化8】R1O-(CH2CH2O)n-H (1)
【0010】(式中、R1 は炭素数11〜15の直鎖又
は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、nは1
1〜30の数を示す)で表わされるポリオキシエチレン
アルキルエーテル型ノニオン界面活性剤5〜50重量
%、 (B)ベタイン型界面活性
1〜10重量%、 (C)一般式(2)〜(5);
【0011】
【化9】
【0012】(式中、R2 は炭素数8〜18の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す)
【0013】
【化10】R3-(OR4)s-Gt (3)
【0014】(式中、R3 は炭素数6〜18の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R4 は炭
素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは炭素数5又は6
の還元糖に由来する残基を示し、sは0〜10の整数、
tは1〜10の数を示す)
【0015】
【化11】
【0016】(式中、R5 、R6 及びR7 のいずれか一
つのみはO=CR8(R8 は炭素数6〜18の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す)を示し、残り
の二つは水素原子を示す)
【0017】
【化12】
【0018】(式中、R9 は炭素数8〜16の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、u及びv
はそれぞれ0〜10の整数を示し、u及びvの少なくと
も一方は1以上である)で表わされるノニオン型界面活
性剤から選ばれる1種又は2種以上 1〜10重量%、 (D)一般式(6)又は(7);
【化6】 (R 11 及びR 12 の少なくとも一方は炭素数6〜20の直
鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、残
余は水素原子、メチル基又はエチル基を示す)で表わさ
れるアルキルリン酸を示す〕 で表わされる カチオン性殺菌剤 0.01〜10重量% を含有し、(A)/〔(B)+(C)〕の重量比が1/
1〜10/1である毛髪洗浄剤組成物を提供するもので
ある。
【0019】また、本発明は、前記成分(A)〜(D)
に加え、更に、成分(D)のカチオン性殺菌剤の0.5
倍モル以上の金属キレート剤を含有する洗浄剤組成物を
提供するものである。
【0020】本発明で用いられる成分(A)のポリオキ
シエチレンアルキルエーテル型ノニオン界面活性剤は、
前記一般式(1)で表わされるものであり、式中、R1
で示される炭素数11〜15の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基又はアルケニル基としては、例えばウンデシル基、
ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデ
シル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル
基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基が挙げられ
る。成分(A)としては、このR1 の炭素数が11〜1
5でかつエチレンオキシドの付加モル数nが11〜30
であることが必要であり、この範囲外では十分な洗浄力
及び起泡性を得ることができない。これらのうち、特に
1 の炭素数が12〜14でかつnが15〜25のもの
が、より高い起泡性が得られるので好ましい。
【0021】成分(A)のポリオシキエチレンアルキル
エーテル型ノニオン界面活性剤は、本発明の洗浄剤組成
物の主基剤となるものであり、全組成中に5〜50重量
%(以下、単に%で示す)、好ましくは7〜30%、特
に好ましくは10〜20%配合される。5%未満では十
分な洗浄性能及び起泡性を得ることができず、50%を
超えると洗浄剤の粘度が高くなり、他成分の配合が困難
になるので好ましくない。
【0022】本発明で用いられる成分(B)のベタイン
型界面活性剤としては、カルボベタイン型、スルホベタ
イン型、イミダゾリニウムベタイン型等のいずれでもよ
く、これらのうち、一般式(8)
【0023】
【化13】
【0024】(式中、R13は炭素数8〜20の直鎖若し
くは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基又はR14C
ONH(CH2)z-(R14は炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖の
アルキル基又はアルケニル基を示し、zは1〜5の整数
を示す)で表わされる基を示し、Mは水素原子、アルカ
リ金属又はトリエタノールアミンを示し、yは1〜5の
整数を示す)で表わされるカルボベタイン型界面活性
剤、一般式(9)
【0025】
【化14】
【0026】(式中、R15は炭素数8〜20の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、M及びy
は前記と同じ意味を示す)で表わされるスルホベタイン
型界面活性剤が好ましい。更に、一般式(8)で表わさ
れるカルボベタイン型界面活性剤が好ましく、就中、一
般式(8)中、R13がR14CONH(CH2)3-である脂肪酸アミ
ドプロピルベタインが好ましい。
【0027】成分(B)のベタイン型界面活性剤は、全
組成中に1〜10%、好ましくは1〜5%、特に好まし
くは1〜3%配合される。1%未満では十分な洗浄性及
び起泡性が得られず、10%を超えると刺激性などの点
で好ましくない。
【0028】本発明で用いられる成分(C)のノニオン
型界面活性剤は、前記一般式(2)で表わされるアルキ
ルジメチルアミンオキシド、一般式(3)で表わされる
アルキルサッカライド、一般式(4)で表わされる脂肪
酸モノグリセリド及び一般式(5)で表わされるアルカ
ノールアミドから選ばれるものである。一般式(2)で
表わされるアルキルジメチルアミンオキシドとしては、
式中、R2 が炭素数10〜16のアルキル基であるのが
好ましく、特にデシル基、ラウリル基、ミリスチル基が
好ましい。一般式(3)で表わされるアルキルサッカラ
イドにおいては、式中、R3 としては炭素数10〜14
のアルキル基が好ましく、特にデシル基、ドデシル基、
テトラデシル基が好ましく、R4 としては、エチレン
基、プロピレン基が好ましい。Gは、原料として使用さ
れる単糖又は2糖以上の糖によってその構造が決定さ
れ、特にグルコース、ガラクトース、フラクトースが好
ましい。sは0〜2が好ましく、tは1〜2が好まし
い。アルキルサッカライド(3)としては、特にs=0
でGがグルコースに由来する残基であるアルキルポリグ
ルコシドが好ましい。また、一般式(4)で表わされる
脂肪酸モノグリセリドとしては、式中のR8が炭素数8
〜12であるのが好ましい。一般式(5)で表わされる
アルカノールアミドとしては、式中、R9 が炭素数10
〜14のものが好ましく、u及びvは0〜3が好まし
い。
【0029】これらのうち、一般式(2)で表わされる
アルキルジメチルアミンオキシド及び一般式(4)で表
わされる脂肪酸モノグリセリドが、起泡性をより高める
ことができるので好ましく、更に、一般式(4)で表わ
される脂肪酸モノグリセリドのうち、デカン酸モノグリ
セリド、ラウリン酸モノグリセリドが好ましい。
【0030】成分(C)のノニオン型界面活性剤は1種
又は2種以上を組合わせて用いることができ、特に2種
以上組合わせて用いると、より起泡性を高めることがで
きるので好ましい。成分(C)のノニオン型界面活性剤
は、全組成中に1〜10%、好ましくは1〜5%配合さ
れる。1%未満では十分な洗浄性及び起泡性が得られ
ず、10%を超えると洗浄性能を損ねる場合がある。
【0031】また、本発明の洗浄剤組成物においては、
成分(A)の配合量は、成分(B)及び(C)の配合量
の合計に対する重量比(A)/〔(B)+(C)〕で、
1/1〜10/1の範囲にあることが必要であり、この
範囲外では、洗浄性能、起泡性及び低刺激性を同時に発
揮することができない。この重量比は3/2〜3/1で
あるのが、より起泡性を高めるので好ましい。
【0032】本発明で用いられる成分(D)のカチオン
性殺菌剤としては、例えば次の一般式(6)又は(7)
で表わされるものが挙げられる。
【0033】
【化15】
【0034】(R11及びR12の少なくとも一方は炭素数
6〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル
基を示し、残余は水素原子、メチル基又はエチル基を示
す)で表わされるアルキルリン酸を示す〕
【0035】具体的には、塩化ベンザルコニウム、ベン
ザルコニウムモノアルキルリン酸塩、塩化ベンゼトニウ
ム、塩化セチルピリニジウム等が挙げられ、特に一般式
(6)で表わされるもの、例えば塩化ベンザルコニウ
ム、ベンザルコニウムモノアルキルリン酸塩、塩化ベン
ゼトニウムが好ましく、更に、一般式(6′)
【0036】
【化16】
【0037】で表わされるベンザルコニウム型殺菌剤、
例えば塩化ベンザルコニウム、ベンザルコニウムモノア
ルキルリン酸が好ましい。
【0038】成分(D)のカチオン性殺菌剤は1種又は
2種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に
0.01〜10%、好ましくは0.01〜5%、特に好
ましくは0.1〜5%配合される。0.01%未満では
十分な殺菌効果が得られず、10%を超えると刺激性な
どの点で好ましくない。
【0039】本発明の洗浄剤組成物には、更に金属キレ
ート剤を配合することができ、これにより、毛髪等や洗
浄剤中にアニオン性の物質が存在していても、カチオン
性殺菌剤の活性を低下させることなく、より十分な殺菌
効果を得ることができる。かかる金属キレート剤として
は、金属イオンをキレートする能力を有するものであれ
ば特に制限されないが、例えばエチレンジアミンテトラ
酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、ジ
エチレントリアミンペンタ酢酸、ニトリロトリ酢酸、ト
リエチレンテトラミンヘキサ酢酸、、ホスホン酸類、ト
リポリリン酸、エチレングリコールビス(2−アミノエ
チルエーテル)テトラ酢酸、クエン酸、マレイン酸、ポ
リアクリル酸、イソアミレン−マレイン酸共重合体、ケ
イ酸、グルコン酸、ヒドロキシベンジルイミノジ酢酸、
イミノジ酢酸及びこれらの塩が挙げられる。これらのう
ち、エチレンジアミンテトラ酢酸、ヒドロキシエチルエ
チレンジアミントリ酢酸、クエン酸、トリポリリン酸又
はこれらの塩が特に好ましい。
【0040】これらの金属キレート剤を配合する場合、
成分(D)のカチオン性殺菌剤の0.5倍モル以上、特
に0.5〜2倍モル、更に1〜2倍モル配合するのが好
ましい。金属キレート剤を成分(D)の0.5倍モル以
上配合すると、アニオン性物質が毛髪に存在していて
も、殺菌効果の低下を十分に抑えることができる。
【0041】また、本発明の洗浄剤組成物には、通常洗
浄剤に用いられるアニオン界面活性剤を、本発明の効果
を損なわない範囲で配合することができる。かかるアニ
オン界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、アルキルエ
ーテル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホコハク酸
エステル、α−スルホ脂肪酸エステル塩、α−オレフィ
ンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、リン酸モノ
エステル型界面活性剤、アシル化アミノ酸などが挙げら
れる。
【0042】また、本発明の洗浄剤組成物には、シリコ
ーン誘導体を、本発明の効果を損なわない範囲で配合す
ることができ、良好なすべり感やさらさら感を得ること
ができる。シリコーン誘導体としては、通常洗浄剤や化
粧料に配合されるものであれば何ら制限されず、例えば
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコ
ーン、アルコキシ変性シリコーン、アミノ変性シリコー
ン等が挙げられる。
【0043】更に、本発明の洗浄剤組成物には、前記成
分の他に、必要に応じて、通常化粧料、医薬品、食品等
に配合される成分、例えば抗フケ剤、殺菌剤、抗炎症
剤、薬効剤、防腐剤;プロピレングリコール、グリセリ
ン、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ソルビ
トール、パンテノール等の保湿剤;染料、顔料などの着
色剤;パーフルオロポリエーテルなどのコンディショニ
ング剤;パール化剤、ヒドロキシプロピルキトサン等の
キトサン誘導体;各種調合香料;その他エンサイクロペ
ディア・オブ・シャンプー・イングリーディエンツ〔E
NCYCLOPEDIA OF SHAMPOO IN
GREDIENTS(MICELLE PRESS 1
985年)〕に記載されている成分等を、本発明の効果
を損なわない範囲において適宜配合することができる。
【0044】本発明の洗浄剤組成物は、通常の方法に従
って製造することができ、ペースト状、ゲル状、液状等
の剤型とすることができる。また、毛髪用、身体用洗浄
剤として適しており、特に毛髪用洗浄剤などとして好適
なものである。
【0045】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、洗浄力及び起
泡性に優れ、しかも低刺激性であり、またカチオン性殺
菌剤を安定に配合することができ、高い殺菌効果を発揮
するため、頭皮には十分な抗フケ性、身体及び頭皮には
痒み防止性、防臭・消臭効果を付与できる。
【0046】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0047】実施例1 表1〜表4に示す組成のシャンプーを常法により製造
し、その洗浄性、起泡性及び抗フケ性を評価した。結果
を表1〜表4に示す。
【0048】(評価方法) 洗浄性:健康な日本人女性の毛髪20g(15cm)にシ
ャンプー液1gを塗布し、1分間洗浄し、すすいだ後の
感触を、専門パネラー20名により、以下の基準で評価
した。 ◎;極めて良好(90%以上の人が洗浄力良好と評
価)。 ○;良好(80〜90%未満の人が洗浄力良好と評
価)。 △;若干不良(70〜80%未満の人が洗浄力良好と評
価)。 ×;不良(70%未満の人が洗浄力良好と評価)。
【0049】起泡性:シャンプー液の20倍希釈水溶液
800ml(液温20℃)をシリンダーに注入し、水溶液
中に攪拌羽根を設置して5分間回転させた後、30秒間
静置し、泡立ちを以下の基準により評価した。なお、攪
拌羽根の回転数は1000rpm であり、5秒毎に反転さ
せた。 ◎;極めて良好な泡立ち。 ○;良好な泡立ち。 △;泡立つが、不足と感じる。 ×;殆ど泡立たない。
【0050】抗フケ性:専門パネラー10名により、毎
日1回、2週間、各シャンプーを使用したときの抗フケ
効果を、以下の基準で評価した。 ◎;9名以上がフケが減少したと感じた。 ○;8名がフケが減少したと感じた。 △;7名がフケが減少したと感じた。 ×;6名以下がフケが減少したと感じた。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】
【表4】
【0055】実施例2(シャンプー) 以下に示す組成のシャンプーを常法により製造した。得
られたシャンプーは、洗浄性及び起泡性に優れ、しかも
高い抗フケ効果が得られるものであった。
【0056】
【表5】 (成分) (%) ポリオキシエチレン(15)ラウリルエーテル 10.0 ラウリルヒドロキシスルホベタイン 1.0 アルキルグルコシド1) 4.0 デカン酸モノグリセリド 3.0 カチオン化セルロース2) 0.3 ヒドロキシエチルセルロース3) 0.1 塩化ベンザルコニウム4) 1.0 香料 適量水 バランス 100.0 1):一般式(3)において、R3=C10H21、s=0、G=グルコース残基、t=1.4 2):JR400(UCC社製) 3):HEC-SE850(信越化学工業社製) 4):サニゾールC(花王社製)
【0057】実施例3(シャンプー) 以下に示す組成のシャンプーを常法により製造した。得
られたシャンプーは、洗浄性能、起泡性に優れ、しかも
高い抗フケ効果をも有するものであった。
【0058】
【表6】 (成分) (%) ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル 10.0 ラウリルジメチルアミンオキサイド 1.0 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 3.0 ラウリン酸モノグリセリド 2.0 塩化ベンザルコニウム5) 1.0 シリコーンエマルジョン6) 2.0 香料 適量水 バランス 100.0 5):サニゾールC(花王社製) 6):BY22-029(東レ・ダウコーニング社製)
【0059】実施例4(ボディシャンプー) 以下に示す組成のボディシャンプーを常法により製造し
た。得られたボディシャンプーは、洗浄性能、起泡性能
に優れ、しかも痒み防止効果、防臭・消臭効果に優れる
ものであった。
【0060】
【表7】 (成分) (%) ポリオキシエチレン(20)ミリスチルエーテル 15.0 ラウロイルジエタノールアミド 3.0 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 2.0 デカン酸モノグリセリド 2.0 ジステアリン酸エチレングリコール 1.0 アルキルリン酸ベンザルコニウム7) 1.5 香料 適量水 バランス 100.0 7):サニゾールP(花王社製)
【0061】実施例5(シャンプー) 以下に示す組成のシャンプーを常法により製造した。得
られたシャンプーは、洗浄性能、起泡性に優れ、しかも
高い抗フケ効果をも有するものであった。
【0062】
【表8】 (成分) (%) ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル 8.0 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 2.0 アルキルグルコシド8) 2.0 ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテルサルフェート ・ナトリウム 4.0 カチオン化セルロース9) 0.2 塩化ベンザルコニウム 1.0 エチレンジアミン四酢酸二カリウム 1.0 香料 適量水 バランス 100.0 8):一般式(3)において、R3=C10H21、S=0、G=グルコース残基、t=1.4 9):JR400(UCC社製)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C11D 1/75 C11D 1/75 1/90 1/90 3/48 3/48 (56)参考文献 特開 平8−60188(JP,A) 特開 平7−188697(JP,A) 特開 平7−310099(JP,A) 特開 平3−251520(JP,A) 特開 昭53−43708(JP,A) 特開 昭61−89297(JP,A) 特開 昭50−706106(JP,A) 特開 昭50−72908(JP,A) 特開 昭62−10197(JP,A) 特開 平6−116123(JP,A) 特開 平5−25500(JP,A) 特開 平5−117138(JP,A) 特開 平1−283206(JP,A) 堀口 博,新界面活性剤,日本,三共 出版株式会社,1975年10月10日,初版, P.535−566 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/94 A61K 7/075 A61K 7/50 C11D 1/68 C11D 1/72 C11D 1/75 C11D 1/90 C11D 3/48

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)、(B)、(C)及び
    (D): (A)一般式(1); R1O-(CH2CH2O)n-H (1) (式中、R1 は炭素数11〜15の直鎖又は分岐鎖のア
    ルキル基又はアルケニル基を示し、nは11〜30の数
    を示す)で表わされるポリオキシエチレンアルキルエー
    テル型ノニオン界面活性剤 5〜50重量%、 (B)ベタイン型界面活性剤 1〜10重量%、 (C)一般式(2)〜(5); 【化1】 (式中、R2 は炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアル
    キル基又はアルケニル基を示す) R3-(OR4)s-Gt (3) (式中、R3 は炭素数6〜18の直鎖又は分岐鎖のアル
    キル基又はアルケニル基を示し、R4 は炭素数2〜4の
    アルキレン基を示し、Gは炭素数5又は6の還元糖に由
    来する残基を示し、sは0〜10の整数、tは1〜10
    の数を示す) 【化2】 (式中、R5 、R6 及びR7 のいずれか一つのみはO=CR
    8(R8 は炭素数6〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル
    基又はアルケニル基を示す)を示し、残りの二つは水素
    原子を示す) 【化3】 (式中、R9 は炭素数8〜16の直鎖又は分岐鎖のアル
    キル基又はアルケニル基を示し、u及びvはそれぞれ0
    〜10の整数を示し、u及びvの少なくとも一方は1以
    上である)で表わされるノニオン型界面活性剤から選ば
    れる1種又は2種以上 1〜10重量%、 (D)一般式(6)又は(7); 【化4】 (R 11 及びR 12 の少なくとも一方は炭素数6〜20の直
    鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、残
    余は水素原子、メチル基又はエチル基を示す)で表わさ
    れるアルキルリン酸を示す〕 で表わされる カチオン性殺菌剤
    0.01〜10重量% を含有し、(A)/〔(B)+(C)〕の重量比が1/
    1〜10/1である毛髪洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 一般式(1)において、R1 が炭素数1
    2〜14の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル
    基であり、nが15〜25の数である請求項1記載の洗
    浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 成分(B)が、カルボベタイン型両性界
    面活性剤である請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 成分(C)が、一般式(2)又は(4)
    で表わされるノニオン型界面活性剤である請求項1〜3
    のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 (A)/〔(B)+(C)〕の重量比が
    3/2〜3/1である請求項1〜4のいずれか1項記載
    の洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 成分(D)が、一般式(6′) 【化5】 で表わされるベンザルコニウム型殺菌剤である請求項1
    〜5のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  7. 【請求項7】 成分(D)を0.01〜5重量%含有す
    る請求項1〜のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  8. 【請求項8】 更に、成分(D)のカチオン性殺菌剤の
    0.5倍モル以上の金属キレート剤を含有する請求項1
    のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
  9. 【請求項9】 金属キレート剤が、エチレンジアミンテ
    トラ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢
    酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、ニトリロトリ酢
    酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、ホスホン酸
    類、トリポリリン酸、エチレングリコールビス(2−ア
    ミノエチルエーテル)テトラ酢酸、クエン酸、マレイン
    酸、ポリアクリル酸、イソアミレン−マレイン酸共重合
    体、ケイ酸、グルコン酸、ヒドロキシベンジルイミノジ
    酢酸、イミノジ酢酸及びこれらの塩から選ばれるもので
    ある請求項記載の洗浄剤組成物。
  10. 【請求項10】 金属キレート剤が、エチレンジアミン
    テトラ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢
    酸、トリポリリン酸、クエン酸及びこれらの塩から選ば
    れるものである請求項記載の洗浄剤組成物。
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