JP3474807B2 - 木目調成形品、木目調成形品の製造方法及び木目調成形品の製造装置 - Google Patents

木目調成形品、木目調成形品の製造方法及び木目調成形品の製造装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木目調成形品、木
目調成形品の製造方法及び木目調成形品の製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製成形品の製造方法として、特
開平8−276464号公報に示すように、成形品表面
に木目模様を形成するものがある。このものによれば、
合成樹脂をもって、自然木に近い木質感を有する成形品
を量産できることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記成形方法
により得られる成形品の木目模様は、板目模様であり、
高級感を示す柾目模様を有する成形品まで得ることがで
きない。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、第1の技術的課題は、自然に近い柾目模様を有する
木目調成形品の製造方法を提供することにある。第2の
技術的課題は、自然に近い柾目模様を有する木目調成形
品の製造装置を提供することにある。第3の技術的課題
は、自然に近い柾目模様を有する木目調成形品を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の技術的課題を
達成するために本発明(請求項1の発明)にあっては、
第1材料と該第1材料に対して色彩が異なる第2材料と
が含まれる溶融樹脂をキャビティに供給して木目模様を
形成する木目調成形品の製造方法において、前記溶融樹
脂として、第1材料と第2材料とが不完全混合状態のも
のを用い、前記キャビティに前記溶融樹脂が入る前に、
該溶融樹脂を不完全混合の状態でキャビティ樹脂供給端
に沿うように供給し、その状態から、その溶融樹脂を前
記キャビティ樹脂供給端に向きつつ該キャビティ樹脂供
給端に沿う方向に並ぶ複数の分流に生起させ、その複数
の分流を該キャビティに入る前において合流させる構成
としてある。この請求項1の好ましい態様としては、請
求項2〜5の記載の通りとなる。
【0006】上記第2の技術的課題を達成するために本
発明(請求項6の発明)にあっては、キャビティ樹脂供
給端にゲートを介してランナーが連なり、該ランナー、
該ゲートを経て該キャビティ樹脂供給端からキャビティ
内に溶融樹脂が供給され、該溶融樹脂として、第1材料
と該第1材料に対して色彩が異なる第2材料とが不完全
混合状態とされたものが用いられている木目調成形品の
製造装置において、前記ランナーが、前記キャビティ樹
脂供給端に沿うように延ばされ、前記ゲートが、該ゲー
トの入口部において前記ランナーの延び方向に順次、複
数の分流生起通路を形成して前記溶融樹脂を並列状態の
複数の分流とする複数の仕切部と、該複数の仕切部から
該ゲートの出口部にかけて形成され前記複数の分流を前
記キャビティに入る前において合流させる合流空間部と
を有している構成としてある。この請求項6の好ましい
態様としては、請求項7〜11の記載の通りとなる。
【0007】上記第3の技術的課題を達成するために本
発明(請求項12の発明)にあっては、第1材料と該第
1材料に対して色彩が異なる第2材料とが不完全混合状
態で含まれる溶融樹脂が、ゲートを介してキャビティ内
に複数の分流の下で供給された後、凝固されて、前記キ
ャビティにおいて形成される製品部と前記ゲートにおい
て形成されるゲート対応樹脂部とが一体的に連なり、少
なくとも該製品部の表面に複数の分流跡が形成され、該
各分流跡が、該各分流跡の幅方向内方側において該各分
流跡の延び方向に延びるようにして前記第1材料が凝固
する第1材料凝固部と、該各分流跡の幅方向両側におい
て該各第1材料凝固部の延び方向に延びるようにして前
記第2材料が凝固する第2材料凝固部と、を有するよう
になっている木目調成形品であって、前記ゲート対応樹
脂部が、前記複数の分流の生起跡としての複数の分流生
起通路跡部と、該複数の分流生起通路跡部に連続し前記
製品部に連なるフィルム状部とを有している構成として
ある。この請求項12の好ましい態様としては、請求項
13の記載の通りとなる。
【0008】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、溶融樹脂とし
て、第1材料と第2材料とが不完全混合状態のものを用
い、キャビティに溶融樹脂が入る前に、該溶融樹脂を不
完全混合の状態でキャビティ樹脂供給端に沿うように供
給し、その状態から、その溶融樹脂をキャビティ樹脂供
給端に向きつつ該キャビティ樹脂供給端に沿う方向に並
ぶ複数の分流に生起させ、その複数の分流をキャビティ
に入る前において合流させることから、キャビティに入
る前であって複数の分流の合流点よりも下流側におい
て、複数の分流を安定化させて(各分流を隣り合わせつ
つ略一定幅をもって流れるようにすること)、以後、第
2材料による略一定幅の模様流れ(略一定幅の模様線)
を安定して形成できることになり(各分流が隣り合いつ
つ略一定幅をもって流れるに伴い、各分流中の第2材料
(先端部)も、下流側へ流動すると共に隣り合う分流に
規制されるまで幅方向に拡がり、第2材料が各分流の幅
方向両側において該分流の流れ方向に延ばされるこ
と)、その安定した状態の複数の分流流れをキャビティ
に供給できることになる。このため、安定した状態の複
数の分流流れをキャビティ内に供給できることに基づ
き、キャビティ内に形成される製品部において、自然に
近い柾目模様を確実に形成できることになる。しかもこ
の場合、キャビティに溶融樹脂が入る前に、複数の分流
に生起させ、その複数の分流をキャビティに溶融樹脂が
入る前において合流させることから、複数の分流を生起
させる通路跡としての複数の分流生起通路跡は勿論、複
数の分流の生起初期時(噴出直後)に隣り合う分流が離
れているために生じ易くなる渦等に起因する渦跡等が、
成形品のうちの製品部以外の部分(ゲート対応樹脂部)
に位置することになる。このため、成形品から製品部を
切り離すことにより、その製品部において、複数の分流
生起通路跡及び渦跡等を確実になくすことができ、より
木工加工製品に似せることができることになる。また、
分流の数に応じて模様が形成されることから(1つの分
流に対して2つの模様線が形成されること)、分流数の
調整によりキャビティ内において模様線の数を自由に増
減でき、種々の柾目模様を思いのままに形成できること
になる。 さらに、分流に基づいて柾目模様を形成する
ことから、種々の形状(例えばエルボ状、キャップ状
等)の成形品に対しても、成形に際して分流を設定する
だけで、柾目模様を全体(全周)に形成できることにな
る。さらにまた、分流に基づく規則的な方法により柾目
模様を形成することから、成形品の品質(柾目模様形成
状態)を均質にして、歩留まりを高めることができるこ
とになる。加えて、第1材料に対して第2材料を不完全
混合状態となるようにしつつ送り出し、その流れを利用
して、キャビティに溶融樹脂が入る前において第2材料
がキャビティ樹脂供給端に沿うような流れ状態とするこ
とから、成形機としては、溶融樹脂をキャビティ側に送
り出す機能を有するものであれば、どのようなものでも
よく(スクリュ式射出成形機、プランジャ式成形機、1
頭式射出成形機、多頭式射出成形機等の種類を問わ
ず)、汎用の成形機を用いることによって設備コストの
低減を図ることができることになる。
【0009】請求項2の発明によれば、複数の分流を生
起させるに際して、分流されない流れを、該複数の分流
と重ねつつ流すことから、キャビティに溶融樹脂が入る
前において、複数の分流をその合流によって安定化する
ことができるだけでなく、複数の分流の生起時から、そ
の複数の分流に、分流されない流れとの重なり合う関係
をもって流動抵抗を与えることができ、その抵抗をもっ
て、渦等の乱れた流れの生成を抑制することができると
共に、複数の分流を速やかにバランスのとれた流れ(各
分流毎に略一定幅の模様線(第2材料が形成)を形成す
る流れ)にすることができることになる。このため、キ
ャビティ内に形成される製品部において、自然に近い柾
目模様を、一層確実に形成できることになる。
【0010】請求項3の発明によれば、分流されない流
れが流れる側を木目調成形品の表面側として設定するこ
とから、その分流されない流れ層に複数の分流の流れが
伝達されることにより(複数の分流によって分流されな
い流れが引っ張られることにより)模様線が比較的ゆっ
くり形成されることになり、ぼやけた感じの極めて自然
に近い柾目模様を、キャビティ内に形成される製品部表
面において形成できることになる。
【0011】請求項4の発明によれば、複数の分流が流
れる側を木目調成形品の表面側として設定することか
ら、分流されない流れとの関係(重ねて流す関係)をも
ってバランスのとれた流れとすることにより自然に近い
柾目模様の形成を確保しつつ、その柾目模様を、複数の
分流に基づきキャビティ内に形成される製品部表面にお
いて鮮明に表すことができることになる。
【0012】請求項5の発明によれば、キャビティに溶
融樹脂が入る前に、キャビティに向けて供給される溶融
樹脂の全てを複数の分流に変えることから、合流によっ
てバランスがとられ且つ模様線(第2材料))が鮮明と
された複数の分流がキャビティに供給されることにな
り、キャビティ内に形成される製品部において、自然に
近い柾目模様を極めて鮮明に表すことができることにな
る。
【0013】請求項6の発明によれば、溶融樹脂は、第
1材料と第2材料とが不完全混合状態で送り出されるこ
とを生かして、ランナーにおいて、第2材料がキャビテ
ィ樹脂供給端に沿うような状態とすることができること
になり、その状態から、その溶融樹脂を、複数の仕切部
をもってキャビティ樹脂供給端に向きつつ該キャビティ
樹脂供給端に沿う方向に並ぶ複数の分流に生起させ、そ
の複数の分流を、キャビティに入る前である合流空間部
において合流させることができることになり、当該装置
をもって前記請求項1に係る製造方法を実施することが
できることになる。このため、キャビティ内に形成され
る製品部において、自然に近い柾目模様を確実に形成で
きる木目調成形品の製造装置を提供できることになる。
【0014】請求項7の発明によれば、ゲートに、複数
の仕切部の存在領域において、該複数の仕切部に重なり
つつ合流空間部に連続するようにして、入口空間部が備
えられていることから、複数の分流が生起されるに際し
て、分流されない流れが該複数の分流と重ねつつ流れる
ことになり、当該装置をもって前記請求項2に係る製造
方法を実施することができることになる。
【0015】請求項8の発明によれば、ゲートが、開閉
型により構成され、複数の仕切部が、開閉型のうち、木
目調成形品裏面側を構成する型に設けられていることか
ら、前記請求項7に係る装置を具体的に得ることができ
ばかりか、分流されない流れ層に複数の分流の流れが伝
達されることにより模様線が形成され、ぼやけた感じの
極めて自然に近い柾目模様を、キャビティ内に形成され
る製品部表面において形成できることになり、当該装置
をもって前記請求項3に係る製造方法を実施できること
になる。
【0016】請求項9の発明によれば、ゲートが、開閉
型により構成され、複数の仕切部が、開閉型のうち、木
目調成形品表面側を構成する型に設けられていることか
ら、安定した複数の分流に基づき、柾目模様を、キャビ
ティ内に形成される製品部表面において鮮明に表すこと
ができることになり、当該装置をもって、前記請求項4
に係る製造方法を実施できることになる。
【0017】請求項10の発明によれば、ゲートには、
該ゲートの入口部において、複数の仕切部のみが設けら
れていることから、複数の分流を生起させるに際して、
キャビティに向けて供給される溶融樹脂の全てが複数の
仕切部により複数の分流に変えられることになり、当該
装置をもって、前記請求項5に係る製造方法を実施する
ことができることになる。
【0018】請求項11の発明によれば、ランナーの延
び方向両端部が、キャビティ樹脂供給端を取り囲むよう
に配設され、ゲートの出口部が、キャビティ樹脂供給端
側において、キャビティの両側方においても臨んでいる
ことから、製品部(成形品)が側壁を有するような立体
的成形品でも、柾目模様線を形成する複数の分流を、そ
の側壁に相当する領域にも適切に供給できることにな
り、側壁を有するような立体的な成形品にも、自然に近
い柾目模様を形成できることになる。
【0019】請求項12の発明によれば、単に、製造段
階の複数の分流の作用等により自然に近い柾目模様を得
るようにすることができるだけでなく、当該成形品にお
いて、ゲート対応樹脂部が、複数の分流の生起通路跡と
しての複数の分流生起通路跡部と、該複数の分流生起通
路跡部に連続し製品部に連なるフィルム状部とを有して
いることにより、製造段階において、フィルム状部を流
れ調整空間として利用し、複数の分流を安定化させるこ
と(各分流毎に略一定幅の模様線(第2材料が形成)を
形成する流れ状態とすること)ができることになる。し
かも、複数の分流生起通路跡は勿論、複数の分流の生起
初期時(噴出直後)に隣り合う分流が離れているために
生じ易くなる渦等に起因する渦跡等が、成形品のうちの
製品部以外の部分(ゲート対応樹脂部)に位置すること
になり、成形品から製品部を切り離すことにより、その
製品部において、複数の分流生起通路跡及び渦跡等を確
実になくすことができることになる。このため、当該成
形品をもって、製品部を、極めて自然に近い柾目模様を
有する木工加工製品として得ることができることにな
る。また、当該木目調成形品においては、分流の数に応
じて模様が形成されることから(1つの分流に対して2
つの模様線が形成されること)、分流数の調整により模
様線の数を自由に増減でき、種々の柾目模様を思いのま
まに形成できることになる。さらに、分流跡に基づいて
柾目模様を形成することから、種々の形状(例えばエル
ボ状、キャップ状等)の成形品に対しても、成形に際し
て分流を設定するだけで、柾目模様を形成できることに
なる。このため、高価な木工加工製品と同等の成形品を
安価に提供できることになる。さらにまた、分流跡に基
づいて柾目模様を形成することから、成形時の分流の作
用に基づき、表面だけでなく内部にも厚さ方向において
第2材料による略一定幅の模様線が形成されることにな
り、当該木目調射出成形品においては、摩耗しても、柾
目模様が消えないようにすることができることになる。
このため、当該木目調成形品においては、柾目模様保持
に対する信頼性を高めることができるだけでなく、自然
木と同様、柾目模様を表しつつ、摩耗に基づく馴染み性
に対しても十分に対応できることになる。
【0020】請求項13の発明によれば、ゲート対応樹
脂部が、複数の分流生起通路跡部の存在領域において、
該複数の分流生起通路跡部に重なりつつフィルム状部に
連続するようにして、入口フィルム状部を備えているこ
とから、当該木目調成形品の製造段階において、フィル
ム状部の部分を流れ調整空間として利用できるだけでな
く、入口フィルム状部となる溶融樹脂(複数の分流を形
成しないもの)の流れをもって複数の分流をある程度規
制し(流動抵抗に基づく規制)、各分流の流れを安定且
つバランスのとれたものとする確実性を高めることがで
きることになる。このため、当該木目調成形品の製品部
が自然に近い柾目模様を有する確実性を、より高めるこ
とができることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。
【0022】図1〜図13は第1実施形態を示すもので
ある。この第1実施形態において、図1、図2中、符号
1は、成形直後の本実施形態に係る射出成形品であり、
この成形直後の成形品1は、溶融樹脂が凝固されて、長
尺な平板状の製品部2と、その製品部2に取り付いた状
態となるゲート対応樹脂部(ゲート内において樹脂が凝
固したもの)3と、そのゲート対応樹脂部に連なるラン
ナー対応樹脂部(ランナー内において樹脂が凝固したも
の)4と、そのランナー対応樹脂部に連なるスプルー対
応樹脂部(スプルー内において樹脂が凝固したもの)5
とを有することになっている。
【0023】上記成形品1に用いられる溶融樹脂として
は、第1材料中に第2材料が含有されたものが用いられ
ている。第1材料と第2材料とは色彩が異なったものと
なっており、成形の段階において、第1材料に対して第
2材料が完全混合する前の状態、すなわち不完全混合状
態が利用されることになっている。具体的には、第1材
料として、ABS系樹脂(ABS:アクリルニトリル−
ブタジエン−スチレン、又はABSのブタジエンに代え
てアクリルやエチレンを重合したAAS、AES等)、
TPE(熱可塑性エラストマー)樹脂(オレフィン系、
ナイロン系、ウレタン系等)等、種々の樹脂が単独又は
複合して使用され、第2材料として、PP(ポリプロピ
レン)樹脂、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹
脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂等、種
々の樹脂が単独又は複合して使用されることになってい
る。さらに、第1材料、第2材料には、各種樹脂の他
に、着色剤、顔料、木粉等が含められており、目的とす
る木目模様の種類応じて、適宜含有量が決定されること
になっている。この第2材料と第1材料との重量比率
は、第2材料/第1材料=5/100程度が好ましく、
木粉を添加する場合には、その木粉の添加割合は、第1
材料及び第2材料量に対して5〜50%の範囲(木質
感、成形性等の観点から、より好ましくは10%程度)
をもって添加することが好ましい。
【0024】上記長尺な平板状の製品部2は、成形品1
からゲート対応樹脂部3、ランナー対応樹脂部4、スプ
ルー対応樹脂部5が除去された後、パネル等として、各
種の用途に供されることになっており、その長尺の平板
状の製品部(成形品)2には、図1に示すように、溶融
樹脂の複数の分流に基づく複数の分流跡6が形成されて
いる。上記各分流跡6は、基本的に、略一定幅をもっ
て、製品部2の幅方向(図1中、上下方向)に順次、形
成されており、その各分流跡6は、製品部2の延び方向
(図1中、左右方向)に延ばされている。この各分流跡
6は、第1材料凝固部7と、第2材料凝固部8とにより
構成されており、その第1材料凝固部7及び第2材料凝
固部8は、製品部2の表面だけでなく内部にも形成され
ている。上記第1材料凝固部7は、各分流跡6の幅方向
(図1中、上下方向)内方側において、その分流跡6の
延び方向に延びるようにして凝固されており、その第1
材料凝固部7は、各分流跡6において、略全体を占めて
いる。上記第2材料凝固部8は、各分流跡6の幅方向両
側において、各第1材料凝固部7の延び方向に延びるよ
うにしてそれぞれ凝固されており、その第2材料凝固部
8は、上記第1材料凝固部7に比して細い線幅をもって
形成されている。この場合、第1材料に対する第2材料
の不完全混合状態が不安定な流動状態下にあることに起
因して、各分流跡6(第1、第2材料凝固部7、8)に
おける色彩、色彩の濃淡等が若干異なることになり、そ
のことが自然木らしさを醸し出すことがあるが、本実施
形態においては、その他に、ぼかした感じをもった模様
線(第2材料凝固部8)を積極的に形成し、それによっ
ても、積極的に自然木の柾目に似せることとしている。
【0025】上記ランナー対応樹脂部4は、製品部2の
延び方向一端側外方において、該製品部2に対して一定
間隔(例えば5mm〜10mm)をあけて配置されてお
り、そのランナー対応樹脂部4は、断面略半円状をもっ
て製品部2の幅方向(図1中、上下方向)全体に亘って
延びている。上記スプルー対応樹脂部5は、ランナー対
応樹脂部4を基準として製品部2とは反対側に設けら
れ、そのスプルー対応樹脂部5は、ランナー対応樹脂部
4の延び方向中央部に連なっている。
【0026】上記ゲート対応樹脂部3は、図1〜図6に
示すように、全体として、平らなフィルム状に形成さ
れ、そのゲート対応樹脂部3は、ランナー対応樹脂部4
及び製品部2に対する連結を該ランナー対応樹脂4の延
び方向(製品部2の幅方向)略全体に亘るようにしつ
つ、ランナー対応樹脂部4の下部と製品部2の下部とを
跨ぐように連結している。具体的には、ゲート対応樹脂
部3の入口部(図1中、右端部)においては、入口フィ
ルム状部3aと複数の分流生起通路跡部3bとが重ねた
状態として設けられ、その入口部よりも出口部(図1
中、左端部)側にかけては、主フィルム状部3cが入口
フィルム状部3a及び複数の分流生起通路跡部3bに対
して一体的に設けられている。入口フィルム状部3a
は、分流されない溶融樹脂の流れがゲート21入口部に
おいて凝固したものであり、この入口フィルム状部3a
は、主フィルム状部3cの略半分程度の厚みをもって平
らな状態にされ、その状態をもって、ランナー対応樹脂
部4の下部に連なるようにされている。複数の分流生起
通路跡部3bは、溶融樹脂から複数の分流を生起させる
通路の跡であってそこにおいて溶融樹脂が凝固したもの
であり、その複数の分流生起通路跡部3bは、製品部2
の幅方向に等間隔毎に配設されている。主フィルム状部
3cは、入口フィルム状部3a及び複数の分流生起通路
跡部3bより出口部側において溶融樹脂が凝固したもの
であり、この主フィルム状部3cは、入口フィルム状部
3a及び複数の分流生起通路跡部3bの厚みと同じ厚み
を維持しつつ、平らな形状をもって、入口フィルム状部
3a及び複数の分流生起通路跡部3bから製品部2下部
へと連なっている。
【0027】このゲート対応樹脂部3にも、図1に示す
ように、前記複数の分流跡6が及んでいる(形成されて
いる)。各分流跡6は、主フィルム状部3cにおいて、
前記製品部2の各分流跡6に連続するように形成されて
おり、その主フィルム状部3cにおける各分流跡6の幅
方向中央部に、前記分流生起通路跡部3bがそれぞれ位
置されている。
【0028】次に、上記成形品1(製品部2)を製造す
る製造方法及びその製造方法を実施する製造装置につい
て説明する。先ず、製造方法を説明する前に先立ち、そ
の製造方法を実施する製造装置について説明し、製造方
法については、製造装置の作用と共に説明する。
【0029】上記成形品1を製造する製造装置9は、図
7に示すように、成形機10と、金型11とを備える。
上記成形機10としては、本実施形態においては、汎用
のスクリュ式射出成形機が用いられている。この成形機
10は、内部に順次、供給される前記第1材料用の固形
ペレット12と前記第2材料用の固形ペレット13とを
シリンダ14内において溶融させて溶融樹脂15(図7
においては矢印をもって示す)を生成し、その溶融樹脂
15を金型11側に所定の圧力(プログラムされた射出
圧)をもって送り出す機能を有しており、その溶融樹脂
15の生成に際しては、シリンダ14内の温度調整等に
基づき、第1材料に対して第2材料が不完全混合状態と
なるように設定されることになっている。この場合、例
えば、射出条件として、シリンダ温度:235度C 最
大射出圧:1500Kg/cm2、射出成形機のスクリ
ュ径:46mm等が用いられる。
【0030】上記金型11は、図7、図8に示すよう
に、上型16と下型17とを有しており、その上、下型
16、17は、図示を略す型締め機構により型締め状態
にされたとき、その内部にキャビティ18と、スプルー
19と、ランナー20と、ゲート21とを形成すること
になっている。この場合、本実施形態においては、上型
16が前記成形品1の表面側を形成するように設定さ
れ、下型17が成形品1の裏面側を形成するように設定
されている。また、運転条件としては、例えば、金型温
度:60度C、型締め力:150t等が用いられる。上
記キャビティ18は、前記長尺の平板状の製品部2に対
応した空間を形成しており、該キャビティ18は、一定
幅の一定厚み空間を保持して、対向するキャビティ樹脂
供給端22とキャビティ樹脂到達端23とを形成するこ
とになっている。上記スプルー19は、前記成形機10
から溶融樹脂15を受け入れてその溶融樹脂15をラン
ナー20に導く導入湯道を構成しており、そのスプルー
19は、ランナー20に連なっている。この場合、スプ
ルー19に、溶融樹脂15の流動方向を変える屈曲部
(屈曲路)を形成してもよい。上記ランナー20は、ス
プルー19とゲート21とを結ぶ湯道を構成しており、
本実施形態においては、ランナー20は、断面略半円状
をもって、キャビティ樹脂供給端22に対向しつつ該キ
ャビティ樹脂供給端22に沿って延びている(図11参
照)。
【0031】上記ゲート21は、前記ゲート対応樹脂部
3を形成すべく、ランナー20とキャビティ18とを結
ぶ偏平状の湯道を構成している。このゲート21は、オ
ーバーラップ状態をもってキャビティ樹脂供給端22の
下部とランナー20の下部とを連通しており、ランナー
20下部に対するゲート21の連通部(接続部)は、該
ランナー20の延び方向略全体に亘って形成されてお
り、キャビティ18下部に対するゲート21の連通部
(接続部)はキャビティ樹脂供給端22略全体に亘って
形成されている。
【0032】このゲート21には、図8〜図10に示す
ように、入口部(図7、図8中、右端部)において、複
数の仕切部60と入口空間部61とが備えられ、その入
口部よりも出口部(図7、図8中、左端部)側におい
て、合流空間部62が備えられている。複数の仕切部6
0は、下型17に突設状態をもって設けられており、そ
の各仕切部60は、所定間隔をあけてランナー20の延
び方向に順次、配設されている。この隣り合う各仕切部
60の間が、溶融樹脂15から複数の分流を生起させる
ための複数の分流生起通路63を構成することになって
おり、その複数の分流生起通路63において凝固した溶
融樹脂によって、前記分流生起通路跡部3bが形成され
ることになる。入口空間部61は、複数の仕切部60の
上方に重なるようにして確保されており、その入口空間
部61の厚みは、ゲート21の入口部厚さの略半分(仕
切部60と略同じ厚さ)とされている。この入口空間部
61において凝固した溶融樹脂15によって、前記入口
フィルム状部3aが形成されることになる。合流空間部
62は、前記複数の仕切部60及び前記入口空間部61
より出口部側において、複数の仕切部60及び入口空間
部61の厚みと略同じ厚みとされており、該合流空間部
62は、その状態を維持しつつ、複数の仕切部60及び
入口空間部61からキャビティ18(ゲート21の出口
側)へと連続している。この合流空間部61において凝
固した溶融樹脂15によって、前記主フィルム状部3b
が形成されることになる。
【0033】次に、上記成形品1(製品部2)の製造方
法について、上記製造装置の作用と共に説明する。先
ず、成形機10において、第1材料用の固形ペレット1
2と第2材料用の固形用ペレット13が所定の各供給速
度に基づきシリンダ14内に供給されて、第1材料24
と第2材料25とからなる溶融樹脂15が生成される
と、その溶融樹脂15は、連続的に金型11側に送り出
される。これにより、溶融樹脂15のうちの第2材料2
5は溶融樹脂15の送り出し流れに乗り、該第2材料2
5はその溶融樹脂15の送り出し流れに沿った複数の線
状の流れとなる。この複数の線状の第2材料25の流れ
は、図11に示すように、さらに、溶融樹脂15の送り
出し流れに基づき、スプルー19を経てランナー20へ
と流れ、そのランナー20において、第2材料25の流
れは、該ランナー20(キャビティ樹脂供給端22)の
延び方向に延びるような流れ形状を示すことになる。こ
の場合、スプルー19等に屈曲部(屈曲路)があるとき
には、溶融樹脂15の脈動等が抑えられることになる。
【0034】ランナー20内に溶融樹脂15が満たされ
ると、図8に示すように、溶融樹脂15は、射出圧を受
けて、ゲート21に供給される。ゲート21において
は、溶融樹脂15は、入口空間部61と複数の分流生起
通路63(複数の仕切部60)とに基づき、分流されな
い流れ64と複数の分流26とに変えられることにな
り、その分流されない流れ64と複数の分流26とは、
上下に重なりつつ合流空間部62へと流れることにな
る。
【0035】上記各分流26について具体的に説明す
る。各分流26は、該各分流26が各分流生起通路63
により生起されると、図12に示すように、合流空間部
62内に放物線状をもって流入し、その後、各分流26
は、合流空間部62において、幅方向(図12中、上下
方向)に拡がりつつ流動することになる(図12中、仮
想線参照)。このため、隣り合う各分流26は、分流生
起通路63から所定の流動位置において合流(合流点を
図12中、点Pをもって示す)することになり、各分流
26は、隣り合いつつ略一定幅の流れをもって流れるこ
とになる。以後、各分流26は、その先端部が、幅方向
において、隣り合う分流26に規制されるまで拡がりつ
つゲート21の出口部に流動することになり、これに伴
い、各分流26中の第2材料25(先端部)も、図13
に示すように、ゲート21出口部側へ流動すると共に隣
り合う分流26に規制されるまで幅方向に拡がることに
なり、第2材料25は、各分流26の幅方向両側におい
て、該分流26の流れ方向に延ばされる。これにより、
各分流26には、上記合流点Pよりも下流側において、
第2材料25による略一定幅の模様流れ(略一定幅の模
様線)が安定して形成されることになる。一方、この各
分流26の速度は、該各分流26が分流生起通路63に
より絞られて形成されるために、分流されない流れ64
の速度よりも相対的に速くなっており、複数の分流26
は、分流されない流れ64を引っ張る形で流れることに
なっている。このため、複数の分流26と分流されない
流れ64との相対的速度差に基づき、上記複数の分流2
6の流れ模様が分流されない流れ64に比較的ゆっくり
と伝達されると共に、その間に第2材料25が効果的に
拡散することになり、分流されない流れ64において
は、上型の接触面側(成形品表面側)に近づくほど、ぼ
やけた感じの極めて自然木に近い柾目模様流れ(第2材
料25)が形成されることになる。
【0036】また、上記複数の分流26に重なって流れ
る上記分流されない流れ64は、該複数の分流26と該
分流されない流れ64との重なり面を介して該複数の分
流26に流動抵抗(せん断抵抗)を与えることになり、
複数の分流26は急激に変化することが抑制されること
になる。このため、射出成形開始時には、図12に示す
ように、各分流生起通路63を出たばかりの隣り合う分
流26間が未だ離れているため、渦流Sが形成されよう
とするけれども、分流されない流れ64は、各分流26
の流動速度を低下させると共に渦流Sの形成を抑制する
ことになり、各分流26の合流点Pは、分流生起通路6
3から比較的短い位置に位置すると共に、その合流点P
に至る過程(流跡)は滑らかになる。そして、各分流2
6が合流してからは、分流26の勢いの違い、外的因子
等により各分流26に乱そうとする力が作用しても、分
流されない流れ64は、複数の分流26との抵抗に基づ
きその作用を抑制することになる。これにより、各分流
26毎に略一定幅の模様流れ(略一定幅の模様線)を維
持する確実性が高められ(安定性が高められること)、
分流されない流れ64において、前述した柾目模様流れ
が確実に形成されることになる。しかも、本実施形態に
おいては、ゲート21入口部における分流されない流れ
64と複数の分流26との間の抵抗(せん断抵抗)に加
えて、ゲート21がオーバーラップゲートとされて、そ
のオーバーラップゲートによる流動抵抗が期待できるこ
とから、溶融樹脂の一部だけが早くゲート21内に供給
されることが抑制されることになり、溶融樹脂(分流さ
れない流れ64及び複数の分流26)は、略同じタイミ
ングをもってゲート21(合流空間部62)内に入り込
むことになる。
【0037】上記のような安定した溶融樹脂15流れ
は、合流空間部62を経て、ゲート21(合流空間部6
2)における流れ幅と略同一の状態を維持するキャビテ
ィ樹脂供給端23からキャビティ18内に流入される。
これにより、その溶融樹脂は、キャビティ18内におい
て、安定した状態をもってキャビティ樹脂到達端23に
至ることになり、キャビティ18内においても、溶融樹
脂中に、柾目模様流れが形成され、上型16に接触する
側に近づくほど、その柾目模様流れは、ぼやけた感じの
極めて自然木に近いものとなる。
【0038】そしてこの後、キャビティ18内に対して
溶融樹脂15を供給し終えると(充填されると)、その
溶融樹脂15の凝固を待って、上、下型16、17の型
開きが行われ、前述の成形品1が成形品として取り出さ
れる。
【0039】したがって、このような第1実施形態にお
いては、複数の分流26、合流空間部62、分流されな
い流れ64等を利用して、安定且つバランスのとれた複
数の分流26を形成すると共に、成形品1表面側の流れ
を分流されない流れ64とすることにより、少なくと
も、成形品1のうちの製品部2表面において、ぼやけた
感じの自然に近い柾目模様を有する成形品1を確実に得
ることができることになる。しかもこの場合、仮に、成
形品1に渦流Sに基づく渦跡が形成されたとしても、そ
の渦跡は、製品部2とは異なるゲート対応樹脂部3に形
成され、そのゲート対応樹脂部3を成形品1から取り除
くことによって、製品部2に渦跡が存在しないようにす
ることができることになる。このとき、分流生起通路跡
部3bもゲート対応樹脂部3に形成されていることか
ら、ゲート対応樹脂部3を成形品1から取り除くことに
よって、上記渦跡と共に分流生起通路跡部3bを除去す
ることができることになる。また、製品部2を得るにお
いて、分流26数の調整により第2材料25の模様流れ
の数を自由に増減でき(1つの分流26の幅方向両側に
2つの第2材料25の模様線が形成されること)、種々
の柾目模様を思いのままに形成できることになる。さら
に、溶融樹脂15を、第1材料24に対して第2材料2
5が不完全混合状態となるようにして、キャビティ樹脂
供給端22にまで送り出し、その流れを利用して、第2
材料25を、キャビティ樹脂供給端22手前において該
キャビティ樹脂供給端22に沿って延びるような流れ形
状とすることから、多頭式射出成形機等によって模様を
形成する必要がなく、汎用射出成形機を用いることがで
き、設備コストの低減を図ることができることになる。
【0040】図14、図15は第2実施形態、図16、
図17は第3実施形態、図18〜図22は第4実施形
態、図23〜図26は第5実施形態、図27〜図29は
第6実施形態を示すものである。この各実施形態におい
て、既に説明され或いは先に説明されることになる構成
要素と同一構成要素については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0041】図14、図15に示す第2実施形態におい
ては、複数の仕切部60が上型16に設けられ、上型1
6には、複数の仕切部60により複数の分流生起通路6
3が形成されている。一方、上記複数の仕切部60と下
型17との間には、型締め時において、入口空間部61
が確保されており、この第2実施形態においては、前記
第1実施形態の場合と逆の状態で、複数の分流生起通路
63(複数の仕切部60)と入口空間部61とが重なっ
ている。このため、この製造装置において、溶融樹脂1
5をゲート21内に供給すれば、ゲート21入口部にお
いて、複数の分流26と分流されない流れ64とが上下
関係をもって生成され、該両者26、64は、複数の分
流26が流れる側を上側(成形品1の表面側)としつ
つ、重なった状態をもって合流空間部62側へと流れる
ことになる。したがって、この第2実施形態において
は、前記第1実施形態同様、合流空間部62、分流され
ない流れ64を利用することにより、安定且つバランス
のとれた柾目模様を製品部2に形成できるだけでなく、
複数の分流の影響を製品部2表面に大きく及ぼし、少な
くとも製品部2表面に柾目模様を鮮明に表すことができ
ることになる。
【0042】図16、図17に示す第3実施形態におい
ては、複数の仕切部60が下型17に設けられ、上型1
6と下型17とが型締めされたときには、ゲート21の
入口部には、複数の分流生起通路63のみが形成されて
いる。このため、この製造装置において、溶融樹脂15
をゲート21内に供給すれば、ゲート21入口部におい
て、溶融樹脂15の全てが複数の分流26のみに変えら
れることになり、その複数の分流26が合流空間部62
側へと流れることになる。したがって、この第3実施形
態においては、複数の分流26の合流によってそれ以後
の安定性を確保しつつ、複数の分流26の流れの影響を
製品部2全体に及ぼすことができることになり、製品部
2表面に自然に近い柾目模様を鮮明に表すことができる
ことになる。
【0043】図18〜図22に示す第4実施形態におい
ては、図18、図19に示すように、成形品1のうちの
製品部2が、断面円弧の樋形状とされると共にその一端
側開口が丸めつつ閉塞されており、ゲート対応樹脂部
3、ランナー対応樹脂部4は、製品部2の一端側を取り
囲むように配設されている。この成形品1の製品部2に
おいては、複数の第2材料凝固部8が該製品部2の周回
り方向に所定間隔毎に形成され、その各第2材料凝固部
8は、製品部2の延び方向に延び、その一端側において
も連続して、その丸み形状に沿って延びることになって
いる。この製品部2は、図20に示すように、成形品1
からゲート対応樹脂部3、ランナー対応樹脂部4等の除
去後、手摺41の端部における支持部材のカバーとして
用いられることになる。
【0044】このような成形品1を成形するため、金型
11(上型16、下型17)内部には、図21に示すよ
うに、前記製品部2の形成空間(キャビティ18)が形
成されている一方、その丸みをもった一端側(図21
中、右端側(キャビティ樹脂供給端22))にランナー
20及びゲート21が、図22に示すように、キャビテ
ィ樹脂供給端22を取り囲むように配設され、ゲート2
1の出口部が、キャビティ18の両側方においても臨ん
でいる。これにより、製品部2が閉塞端部の他に周壁
(側壁)を有していても、柾目模様線を形成する複数の
分流26を、図22に示すように、その周壁に相当する
空間領域(キャビティ)にも適切且つ安定した状態をも
って供給できることになり、周壁を有するような樋状製
品部2にも、自然に近い柾目模様を形成できることにな
る。
【0045】図23〜図26に示す第5実施形態におい
ては、図23、図24に示すように、成形品1のうちの
製品部2が、長尺な箱状カバーとされており、ゲート対
応樹脂部3、ランナー対応樹脂部4は、製品部2の長手
方向一端側を取り囲むように配設されている。この成形
品1の製品部2においては、天壁65だけでなく側壁6
6にも、複数の第2材料凝固部8が製品部2の延び方向
に延びるようにして形成されており、この製品部2は、
図25に示すように、成形品1からゲート対応樹脂部
3、ランナー対応樹脂部4等の除去後、梯子67の上端
カバーとして用いられることになる。
【0046】このような成形品1を成形するため、金型
11(上型16、下型17)内部には、図26に示すよ
うに、前記製品部2の形成空間(キャビティ18)が形
成されている一方、その長手方向一端側(図26中、右
端側(キャビティ樹脂供給端22))にランナー20及
びゲート21が、キャビティ樹脂供給端22を取り囲む
ように配設され、ゲート21の出口部が、キャビティ1
8の両側方においても臨んでいる。これにより、製品部
2が側壁66を有するような箱状形状でも、柾目模様線
を形成する複数の分流26を、天壁65に相当する空間
領域(キャビティ)だけでなく側壁に相当する空間領域
(キャビティ)にも適切且つ安定した状態をもって供給
できることになり、側壁66を有するような箱状製品部
2にも、自然に近い柾目模様を形成できることになる。
【0047】図27〜図29に示す第6実施形態におい
ては、図27、図28に示すように、成形品1のうちの
製品部2が、比較的深い箱状カバーとされており、ゲー
ト対応樹脂部3、ランナー対応樹脂部4は、製品部2の
一端側を取り囲むように配設されている。この成形品1
の製品部2においても、天壁65だけでなく側壁66に
も、複数の第2材料凝固部8が製品部2の延び方向に延
びるようにして形成されており、この製品部2は、図2
9に示すように、成形品1からゲート対応樹脂部3、ラ
ンナー対応樹脂部4等の除去後、手摺41の支部材のカ
バーとして用いられることになる。
【0048】このような成形品1を成形する金型11
(上型16、下型17)は、前記第4、第5実施形態等
と基本的に同じ構造とされている。このため、この第6
実施形態においては、金型に関するこれ以上の説明を省
略する。
【0049】以上実施形態について説明したが本発明に
あっては、次のような態様を包含する。 1)各実施形態における上型16、下型17の型内容を
逆の内容とし、下型17側を、成形品1の表面側とする
こと。 2)金型は、上下型16、17に限られないこと。
【0050】尚、本発明の目的は、明記されたものに限
らず、実質的に好ましい或いは利点として記載されたも
のに対応したものを提供することをも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における成形直後の成形品を示す
平面図。
【図2】図1の拡大側面図。
【図3】図1のA−A線拡大断面図。
【図4】図1のB−B線拡大断面図。
【図5】図1のC−C線拡大断面図。
【図6】図1のD−D線拡大断面図。
【図7】第1実施形態に係る製造装置を説明する説明
図。
【図8】第1実施形態に係る金型を示す部分拡大断面
図。
【図9】図8のE−E線拡大断面図。
【図10】図9のF−F線拡大断面図。
【図11】金型内での溶融樹脂の流れを説明する説明
図。
【図12】ゲート内における溶融樹脂の流れを説明する
説明図。
【図13】複数の分流の合流後に、各分流毎に第2材料
による模様流れが生成されることを説明する説明図。
【図14】第2実施形態を説明する説明図。
【図15】図14のG−G線拡大断面図。
【図16】第3実施形態を説明する説明図。
【図17】図16のH−H線拡大断面図。
【図18】第4実施形態に係る成形品を表面側から示す
斜視図。
【図19】第4実施形態に係る成形品を裏面側から示す
斜視図。
【図20】第4実施形態に係る製品部(カバー)を用い
た手摺を示す斜視図。
【図21】第4実施形態に係る金型を示す斜視図。
【図22】第4実施形態に係る金型における溶融樹脂
(複数の分流)の流れを平面的に示す説明図。
【図23】第5実施形態に係る成形品を表面側から示す
斜視図。
【図24】第5実施形態に係る成形品を裏面側から示す
図。
【図25】第5実施形態に係る製品部(カバー)を用い
た梯子を示す部分斜視図。
【図26】第5実施形態に係る金型を示す斜視図。
【図27】第6実施形態に係る成形品を表面側から示す
斜視図。
【図28】第6実施形態に係る成形品を裏面側から示す
図。
【図29】第6実施形態に係る製品部(カバー)を用い
た手摺を示す斜視図。
【符号の説明】
1 成形品 2 製品部 3 ゲート対応樹脂部 3a 入口フィルム状部 3b 分流生起通路後部 3c 主フィルム状部 4 ランナー対応樹脂部 5 スプルー対応樹脂部 6 分流跡 7 第1材料凝固部 8 第2材料凝固部 9 製造装置 11 金型 15 溶融樹脂 16 上型 17 下型 18 キャビティ 21 ゲート 22 キャビティ樹脂供給端 26 分流 60 仕切部 61 入口空間部 62 合流空間部 63 分流生起通路 64 分流されない流れ

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1材料と該第1材料に対して色彩が異
    なる第2材料とが含まれる溶融樹脂をキャビティに供給
    して木目模様を形成する木目調成形品の製造方法におい
    て、 前記溶融樹脂として、第1材料と第2材料とが不完全混
    合状態のものを用い、 前記キャビティに前記溶融樹脂が入る前に、該溶融樹脂
    を不完全混合の状態でキャビティ樹脂供給端に沿うよう
    に供給し、その状態から、その溶融樹脂を前記キャビテ
    ィ樹脂供給端に向きつつ該キャビティ樹脂供給端に沿う
    方向に並ぶ複数の分流に生起させ、その複数の分流を
    キャビティに入る前において合流させる、 ことを特徴とする木目調成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記複数の分流を生起させるに際して、分流されない流
    れを、該複数の分流と重ねつつ流す、 ことを特徴とする木目調成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記分流されない流れが流れる側を、木目調成形品の表
    面側として設定する、 ことを特徴とする木目調成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記複数の分流が流れる側を、木目調成形品の表面側と
    して設定する、 ことを特徴とする木目調成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記複数の分流を生起させるに際して、前記キャビティ
    に向けて供給される溶融樹脂の全てを複数の分流に変え
    る、 ことを特徴とする木目調成形品の製造方法。
  6. 【請求項6】 キャビティ樹脂供給端にゲートを介して
    ランナーが連なり、該ランナー、該ゲートを経て該キャ
    ビティ樹脂供給端からキャビティ内に溶融樹脂が供給
    れ、該溶融樹脂として、第1材料と該第1材料に対して
    色彩が異なる第2材料とが不完全混合状態とされたもの
    が用いられている木目調成形品の製造装置において、 前記ランナーが、前記キャビティ樹脂供給端に沿うよう
    に延ばされ、 前記ゲートが、該ゲートの入口部において前記ランナー
    の延び方向に順次、複数の分流生起通路を形成して前記
    溶融樹脂を並列状態の複数の分流とする複数の仕切部
    と、該複数の仕切部から該ゲートの出口部にかけて形成
    され前記複数の分流を前記キャビティに入る前において
    合流させる合流空間部とを有している、 ことを特徴とする木目調成形品の製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記ゲートに、前記複数の仕切部の存在領域において、
    該複数の仕切部に重なりつつ前記合流空間部に連続する
    ようにして、入口空間部が備えられている、 ことを特徴とする木目調成形品の製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記ゲートが、開閉型により構成され、 前記複数の仕切部が、前記開閉型のうち、木目調成形品
    の裏面側を構成する型に設けられている、 ことを特徴とする木目調成形品の製造装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記ゲートが、開閉型により構成され、 前記複数の仕切部が、前記開閉型のうち、木目調成形品
    の表面側を構成する型に設けられている、 ことを特徴とする木目調成形品の製造装置。
  10. 【請求項10】 請求項6において、 前記ゲートには、該ゲートの入口部において、前記複数
    の仕切部のみが設けられている、 ことを特徴とする木目調成形品の製造装置。
  11. 【請求項11】 請求項6において、 前記ランナーの延び方向両端部が、前記キャビティ樹脂
    供給端を取り囲むように配設され、 前記ゲートの出口部が、前記キャビティ樹脂供給端側に
    おいて、前記キャビティの両側方においても臨んでい
    る、 ことを特徴とする木目調成形品の製造装置。
  12. 【請求項12】 第1材料と該第1材料に対して色彩が
    異なる第2材料とが不完全混合状態で含まれる溶融樹脂
    が、ゲートを介してキャビティ内に複数の分流の下で供
    給された後、凝固されて、前記キャビティにおいて形成
    される製品部と前記ゲートにおいて形成されるゲート対
    応樹脂部とが一体的に連なり、少なくとも該製品部の表
    面に複数の分流跡が形成され、該各分流跡が、該各分流
    跡の幅方向内方側において該各分流跡の延び方向に延び
    るようにして前記第1材料が凝固する第1材料凝固部
    と、該各分流跡の幅方向両側において該各第1材料凝固
    部の延び方向に延びるようにして前記第2材料が凝固す
    る第2材料凝固部と、を有するようになっている木目調
    成形品であって、 前記ゲート対応樹脂部が、前記複数の分流の生起通路跡
    としての複数の分流生起通路跡部と、該複数の分流生起
    通路跡部に連続し前記製品部に連なるフィルム状部とを
    有している、 ことを特徴とする木目調成形品。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記ゲート対応樹脂部が、前記複数の分流生起通路跡部
    の存在領域において、該複数の分流生起通路跡部に重な
    りつつ前記フィルム状部に連続するようにして、入口フ
    ィルム状部を備えている、 ことを特徴とする木目調成形品。
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